JP2018155181A - エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】上カバーの取付け部を頑丈に構成し、且つ、位置決め精度を高めて、燃料タンクに対する上カバーの位置ずれを抑制する。
【解決手段】エンジン本体の上部に燃料タンク20が配設され、燃料タンク20の前部側にはヘッドライト30が配設され、燃料タンク20の前部とヘッドライト30との間を覆う上カバー40が配設されているエンジンであって、上カバー40が燃料タンク20の接合フランジの前部に直接締結されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、エンジン本体の上部に燃料タンクが配設され、前記燃料タンクの前部側にはヘッドライトが配設され、前記燃料タンクの前部と前記ヘッドライトとの間を覆う上カバーが配設されているエンジンに関する。
上述のエンジンにおける燃料タンク、ヘッドライト等の取付け構造として、例えば、特許文献1には、エンジン本体のシリンダブロックの上面の前端部に前部支持体が固定され、この前部支持体の上部には、燃料タンクのシーム溶接された接合フランジの前部が固定されている。前部支持体の上下中央部には、ヘッドライトが前後方向に貫通する状態で固定された取付け構造が開示されている。
この特許文献1の取付け構造には、上カバー及び燃料タンクの左右両側に配置されるサイドカバーは存在しない。
また、特許文献2には、エンジン本体のシリンダブロックにおける上面の前端部に前部支持体が固定され、この前部支持体の上下中央部には、ヘッドライトのライトハウジングにおける左右の側部に突設した取付け片がビス等で固定されている。前部支持体の上部には、燃料タンクのシーム溶接された接合フランジの前部がボルト等で固定されている取付け構造が開示されている。
さらに、特許文献2の取付け構造においては、ヘッドライトのライトハウジングの上部から上方に延出された左右方向に沿う板状突片には、上カバーの内面から下方に延出した取付け片がビス等で締結され、ライトハウジングの下部には、燃料タンクの前部とヘッドライトとの間の下部側を覆う下カバーがビス等で締結されている。
また、燃料タンクの左右両側に配置されるサイドカバーの周縁には、エンジンの左右方向の中央側に向かってフランジが折り曲げ形成され、両サイドカバーのフランジのうち、ヘッドライトのレンズ部における左右の側面部に対応するフランジ部には、ヘッドライトの両側面部が入り込むライト装着凹部が切り欠き形成されている。
実公平2−5065号公報 特許第5049923号公報
特許文献2の取付け構造では、燃料タンクの前部とヘッドライトとの間の上部側を覆う上カバーが配設されているため、特許文献1の取付け構造に比較して、燃料タンクのシーム溶接された接合フランジの前部を覆い隠すことができる。
しかし、特許文献2の取付け構造では、上カバーが締結される板状突片は、ヘッドライトのライトハウジングの上部から上方に延出された薄い一枚の板金であり、且つ、前後方向に撓み変形し易い形状でもあるため、燃料タンクに対する上カバーの位置決め精度が低くなり、上カバーが位置ずれし易い不都合がある。
また、特許文献2の取付け構造では、ライトハウジングの下部には、燃料タンクの前部下端とヘッドライトの下端との間の下部側を覆う下カバーが締結され、ヘッドライトが、上カバーと左右のサイドカバーと下カバーとで囲まれた空間に配置される構成となるため、ヘッドライトの大きさが制限され、ヘッドライトの形状、大きさを自由に設計することが困難であった。
さらに、特許文献2の取付け構造においては、両サイドカバーのフランジのうち、ヘッドライトのレンズ部における左右の側面部に対応するフランジ部に切り欠き形成されているライト装着凹部に、ヘッドライトの両側面部が入り込み配置されているため、ヘッドライトのレンズ部における両側面部が両サイドカバーの外面側に近接することになり、ヘッドライトのレンズ部における両側面部が他物と接触する可能性が高くなる不都合がある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、上カバーの取付け部を頑丈に構成し、且つ、位置決め精度を高めて、燃料タンクに対する上カバーの位置ずれを抑制することのできるエンジンを提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、エンジン本体の上部に燃料タンクが配設され、前記燃料タンクの前部側にはヘッドライトが配設され、前記燃料タンクの前部と前記ヘッドライトとの間を覆う上カバーが配設されているエンジンであって、
前記上カバーが前記燃料タンクの接合フランジの前部に直接締結されている点にある。
上記構成によれば、燃料タンクは、エンジン本体の上部に強固に固定された状態で配設され、且つ、燃料タンクの接合フランジは、例えば、上側のタンクカバーのフランジと下側のタンク本体のフランジとがシーム溶接で溶着されているように、複数のフランジが重合状態で接合された剛性の高い状態にある。この剛性の高い燃料タンクの接合フランジの前部に、燃料タンクの前部とヘッドライトとの間を覆う上カバーを直接締結することにより、上カバーの取付け部を頑丈に構成することができるとともに、燃料タンクに対する上カバーの位置決め精度を向上することができる。これにより、燃料タンクに対する上カバーの位置ずれを抑制して外観意匠の改善を図ることができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記ヘッドライトは、前記上カバーと前記燃料タンクの左右両側に配置されるサイドカバーの前部とで囲まれた下方開口の部位に配設されている点にある。
上記構成によれば、上カバーと両サイドカバーの前部とで囲まれたライト配設空間は下方に開口しているので、ヘッドライトの下部のデザイン上の制約がなくなり、ヘッドライトをそれの下方側に張り出した大形ランプ形状とすることも可能となる。
本発明による第3の特徴構成は、前記燃料タンクの前記接合フランジの前部は、前記エンジン本体のシリンダブロックに固定された前部支持体に固定され、前記前部支持体のタンク取付け部位側には、前記上カバーの取付け片が係合する凹部が形成されている点にある。
上記構成によれば、エンジン本体のシリンダブロックに強固に取付けられている前部支持体に燃料タンクの接合フランジの前部が固定さ、この固定された強固で頑丈な接合フランジの前部に上カバーを直接締結するので、燃料タンクに対する上カバーの位置決め精度を一層向上することができる。しかも、前部支持体のタンク取付け部位側には、上カバーの取付け片が係合する凹部が形成されているので、この凹部が、燃料タンクの接合フランジの前部に対する上カバーの水平方向での移動を規制する位置決め部として機能する。これにより、燃料タンクに対する上カバーの位置決め精度の向上を図ることができるとともに、上カバーの位置ずれを解消することができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記上カバーの下端縁は、前記燃料タンクの前記接合フランジの前部よりも下方に配置されている点にある。
上記構成によれば、上カバーの下端縁の位置を上述の如く工夫するだけの簡単な改造をもって、燃料タンクの接合フランジの前部におけるシーム溶接部位を体裁良く覆い隠すことができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記両サイドカバーの左右方向の幅うち、前記ヘッドライトのレンズ部の左右の側面に対応する領域の幅が、少なくとも前端側において広幅に構成されている点にある。
上記構成によれば、両サイドカバーの左右方向の幅が、ヘッドライトのレンズ部における左右の側面に対応する領域において、少なくとも前端側において広幅に構成されている分だけ、レンズ部の左右の側面がサイドカバーの外面から離間することになる。これにより、ヘッドライトのレンズ部への物理的な接触を低減することができ、ヘッドライトの保護を図ることができる。しかも、広幅に構成されている領域でのサイドカバーの剛性が向上することになるので、両サイドカバーの強度も改善することができ、剛性が高いサイドカバー領域によりヘッドライトの左右側面に外力が伝わることを低減することができる。
横形エンジンの斜視図 横形エンジンの右側面図 横形エンジンの左側面図 横形エンジンの要部の縦断面図 横形エンジンの要部の斜視図 前部支持体の斜視図 取付け関係を示す分解斜視図 燃料タンクの前部取付け構造の断面図 上カバーの取付け部の縦断面図 上カバーの取付け部の下方側からの斜視図 燃料タンクの後部取付け構造の斜視図
〔第1実施形態〕
図1〜図3に示すエンジン1は、単気筒の水冷式の横形ディーゼルエンジン(以下、横形エンジンと呼称する)である。この横形エンジン1の全体構成の説明にあたっては、図1の矢印Xで示すエンジン長手方向を前後方向とし、同図の矢印Zで示すエンジン幅方向を左右方向とし、同図の矢印Yで示すエンジン高さ方向を上下方向とする。図2は横形エンジン1の右側面視の側面形態を示し、紙面の右側を前方側とし、同紙面の左側を後方側とする。図3は横形エンジン1の左側面視の側面形態を示す。
横形エンジン1は、図1〜図3に示すように、シリンダブロック2の後側面にシリンダヘッド3を横設してエンジン本体4が構成されている。シリンダブロック2の前半上部には、横形エンジン1の燃料が貯溜される燃料タンク20が配設され、シリンダブロック2の後半上部には、図4に示すように、エンジン冷却水を冷却するラジエータ(冷却水タンクを含む)5が配設されている。
燃料タンク20の前部側にはヘッドライト30が配設され、燃料タンク20の左右両側には前部サイドカバー7が配設されている。
また、図1、図8に示すように、燃料タンク20のタンクカバー21の前端とヘッドライト30の上端との間には、後述する燃料タンク20の前部側の取付け構造を覆い隠す上カバー(トップカバー)40が配設されている。この上カバー40は、ヘッドライト30のレンズ部31の曲面と燃料タンク20のタンクカバー21の曲面とを連続させる後方上がりの傾斜曲面に形成されている。
ヘッドライト30は、前方視において略門の字状に配置されている上カバー40と左右の前部サイドカバー7の前部とで囲まれた下方開口のライト配設空間部に入り込み状態で配設されている。
そのため、ヘッドライト30の下部のデザイン上の制約がなくなり、ヘッドライト30をそれの下方側に張り出した大形ランプ形状とすることも可能となる。
ラジエータ5は、図1〜図4に示すように、燃料タンク20のタンクカバー21の後端に略連続する状態で配設される後部上面カバー8と、左右の前部サイドカバー7の後端に略連続する状態で配設される左右の後部サイドカバー9とで覆い隠されている。
燃料タンク20の上面中央部には燃料キャップ10が設けられている。後部上面カバー8の左右方向中央部には、ラジエータ5のラジエータキャップ11と、横形エンジン1を重心位置で吊り上げるための吊りボルト12の構成部材であるアイボルト12Aが突設されている。左右の後部サイドカバー9の各々には、メッシュを備えた冷却用通気口13が形成されている。
エンジン本体4のシリンダヘッド3の上方側には、エアクリーナ15及びマフラー16が左右方向に並べて配設されている。また、シリンダブロック2の右側面にはギヤケース17が配設され、このギヤケース17の内部には、図示は省略するが、クランクギヤ、カムギヤ及び潤滑油ポンプ駆動ギヤ等が収容されている。
シリンダブロック2には、図3に示すように、クランク軸18が左右方向に沿う姿勢で回転自在に支承され、このクランク軸18の左側の軸端部にフライホイール19が取付けられている。横形エンジン1の始動時にフライホイール19を回転させることにより、回転エネルギーを蓄えて始動を容易とし、始動後はクランク軸18の回転を安定化する。
次に、燃料タンク20の前部、ヘッドライト30、上カバー40、両前部サイドカバー7の前部の取付け構造の基礎となる前部支持体50について説明する。
図4、図5に示すように、エンジン本体4のシリンダブロック2の前部側における上面2a及び前側面(シリンダブロック2の側面の一例)2bに亘ってアルミダイキャスト製の前部支持体50が取付けられている。この前部支持体50が取付けられるシリンダブロック2の上面2aは、図4に示すように、加工精度の高い水平面に形成され、また、シリンダブロック2の前側面2bは加工精度の高い鉛直面に形成されている。そのため、シリンダブロック2の前端上側角部は、水平面に沿う上面2aと鉛直面に沿う前側面2bとが交差する直角角部に構成されている。
前部支持体50には、図4〜図6に示すように、ヘッドライト30を構成するランプハウジング32の反射面構成部32Aが前方側から入り込み配置可能なランプ装着用開口51を備えた略横長矩形状の環状枠部52が備えられている。この環状枠部52の下横枠部分52Aの背面側(後面側)には、図4、図6に示すように、シリンダブロック2の前部側における上面2aに上方から当接する水平な水平取付け面53aを有する水平取付け板部53と、シリンダブロック2の前側面2bに前方から当接する鉛直な左右一対の鉛直取付け面54aを有する鉛直取付け板部54とが一体形成されている。
水平取付け板部53の水平取付け面53aには、図4〜図6に示すように、シリンダブロック2の上面2aに形成されている第1ネジ孔55(図4参照)に鉛直方向から第1ボルト56で締結する左右一対の円形の第1ボルト挿通孔57が形成されている。鉛直取付け板部54の両鉛直取付け面54aには、シリンダブロック2の前側面2bに形成されている第2ネジ孔58(図4参照)に水平方向から第2ボルト59で締結する第2ボルト挿通孔60が形成されている。両第2ボルト挿通孔60の各々は、上下方向に沿う長孔に形成されている。
水平取付け板部53の水平取付け面53aは、図6に示すように、これに連続する水平取付け板部53の他の水平下側面53bよりも下方に隆起形成されている。また、鉛直取付け板部54の鉛直取付け面54aも、これに連続する鉛直取付け板部54の他の鉛直後側面54bよりも後方側に隆起形成されている。
上述の構成により、図4、図6に示すように、前部支持体50の水平取付け板部53と鉛直取付け板部54とで形成される入隅部が弧状に形成されていても、前部支持体50をシリンダブロック2に取付けたとき、シリンダブロック2の前端上側の直角角部と前部支持体50の弧状入隅とが接触して干渉することがなく、前部支持体50をシリンダブロック2に確実、容易に固定することができる。
特に、前部支持体50は、強靭で耐久性に優れたシリンダブロック2の上面2aと前側面2bとの二面に亘って取付けられるため、前部支持体50を振動の少ない状態で強固に固定することが可能となり、前部支持体50に発生する応力を低減して耐久性の改善を図ることができる。しかも、シリンダブロック2の上面2aと前側面2bは加工精度が高いため、前部支持体50に取付けられる燃料タンク20の前部、ヘッドライト30、上カバー40、両前部サイドカバー7の前部の各々におけるシリンダブロック2に対する位置決め精度も向上することができる。
次に、燃料タンク20の構造について説明する。
燃料タンク20は、図4、図5、図7、図9に示すように、下方に開口する上側の板金製のタンクカバー21と上方に開口する下側の板金製のタンク本体22とを有する。タンクカバー21の下側開口周縁から外方に一体的に突出形成されている環状のフランジと、タンク本体22の上側開口周縁から外方に一体的に突出形成されているフランジとは、重ね合わされた状態でシーム溶接にて密封状態に溶着されている。
このシーム溶接で一体化されたタンクカバー21のフランジとタンク本体22のフランジとをもって接合フランジ23が構成されている。
燃料タンク20のシーム溶接部の全周に形成される接合フランジ23のうち、前方側に突出する前フランジ部23Aの幅(図5、図7参照)及び後方側に突出する後フランジ部23Bの幅(図7、図11参照)は、左右方向の外方側に突出する両横フランジ部23Cの幅(図5、図7参照)よりも大に構成されている。
タンクカバー21は、図5に示すように、平面視において前部の左右両側が少し先窄まりとなる変形六角形の輪郭形状に構成され、このタンクカバー21の略垂直な前端壁部21Aとこれの左右方向両端部から後方外方側に「ハ」の字状に拡がる左右の略垂直な傾斜壁部21Bとに亘る外面側には、図1に示すように、上カバー40が配置される。
タンク本体22の前壁部22Aには、図4、図7に示すように、ヘッドライト30のランプハウジング32における反射面構成部32Aが前方側から入り込むランプ用凹部24が形成され、タンク本体22の後壁部22Bの上下中間部位は、図4に示すように、下方ほど前方側に位置する傾斜後壁部分22bが形成されている。
また、タンク本体22の左右の側壁部22Cには、図5に示すように、上カバー40の両後端部を第1ネジ部材45(図7参照)で取付けるための第1ブラケット25と、前部サイドカバー7の前後中間部を第6ボルト87で取付けるための第2ブラケット26とが固着されている。
次に、燃料タンク20の前部の取付け構造について説明する。
図7、図8に示すように、前部支持体50における環状枠部52の上横枠部分52Bには、燃料タンク20の前フランジ部23Aを載置支持する水平な載置支持面52bが形成されている。この載置支持面52bを備えた上横枠部分52Bの左右方向中間部の二箇所には、図6、図7、図10に示すように、上カバー40に対する取付けスペースを形成するための平面視略扁平U字状の凹部61が切欠き形成されている。
そのため、図5〜図7に示すように、環状枠部52の上横枠部分52Bのうち、両凹部61で区画された左右方向両側部位と左右方向中央部位の各々が、燃料タンク20の前フランジ部23Aに対するタンク取付け部62に構成されている。各タンク取付け部62は、環状枠部52の上横枠部分52Bの他の部位よりも厚肉に構成され、各タンク取付け部62には、燃料タンク20の前フランジ部23Aを螺合固定するための第3ボルト69に対する第3ネジ孔63が形成されている。
図7〜図10に示すように、前部支持体50の載置支持面52bと燃料タンク20の前フランジ部23Aの下面との間には、載置支持面52bの輪郭形状に近い輪郭形状に形成されている下側防振ゴム65が介装されている。この下側防振ゴム65には、上横枠部分52Bの各第3ネジ孔63に対応する第3ボルト挿通孔65aと、上横枠部分52Bの各凹部61に対応する同一形状の第1凹部65bが形成されている。
燃料タンク20の前フランジ部23Aの上面には、図5、図7〜図9に示すように、載置支持面52bの輪郭形状に近い輪郭形状にそれぞれ形成されている上側防振ゴム66と、金属製の押え板67が配設されている。上側防振ゴム66には、上横枠部分52Bの各第3ネジ孔63に対応する第4ボルト挿通孔66aと、上横枠部分52Bの各凹部61に対応する同一形状の第2凹部66bが形成されている。押え板67にも、上横枠部分52Bの各第3ネジ孔63に対応する第5ボルト挿通孔67aと、上横枠部分52Bの各凹部61に対応する同一形状の第3凹部67bが形成されている。
また、燃料タンク20の前フランジ部23Aには、図7、図8に示すように、上横枠部分52Bの各第3ネジ孔63に対応する第6ボルト挿通孔68が形成されている。
図7、図8に示すように、燃料タンク20の前フランジ部23Aにおける各第6ボルト挿通孔68の内面と各第3ボルト69の外面との間で、且つ、前部支持体50の上横枠部分52Bの上面と押え板67の下面との間には、金属製の筒状の位置決め用のカラー73が嵌合装着されている。各カラー73の外周面は8角形(8角形以外の多角形又は円形に形成してもよい)に形成され、カラー73と接触又は近接する上側防振ゴム66の各第4ボルト挿通孔66a、前フランジ部23Aの各第6ボルト挿通孔68、下側防振ゴム65の各第3ボルト挿通孔65aも8角形に形成されている。
また、前部支持体50の上横枠部分52Bに形成されている第3ネジ孔63のうち、左右両外側端に位置する第3ネジ孔63の上部には、カラー73の下端部が嵌合する8角形の嵌合孔63aが形成されている。
そして、燃料タンク20の前部を取付ける場合、先ず、図5、図7〜図9に示すように、シリンダブロック2に固定されている前部支持体50の載置支持面52bに、下側防振ゴム65を介して燃料タンク20の前フランジ部23Aを載置し、燃料タンク20の前フランジ部23Aの上面に上側防振ゴム66を介して押え板67を当て付ける。この重合載置状態においては、燃料タンク20の前フランジ部23Aにおける各第6ボルト挿通孔68の内面と各第3ボルト69の外面との間で、且つ、前部支持体50の上横枠部分52Bの上面と押え板67の下面との間には、金属製の筒状の位置決め用のカラー73が嵌合装着されている。
また、図8に示すように、左右両外側端に位置するカラー73の下端部は、第3ネジ孔63の上部に形成されている嵌合孔63aに嵌合し、左右中央に位置するカラー73の下端は、上横枠部分52Bの載置支持面52bに当接している。
上述の重合載置状態において、図7、図8に示すように、押え板67の各第5ボルト挿通孔67aに挿通された第3ボルト69を、上側防振ゴム66の各第4ボルト挿通孔66a、燃料タンク20の前フランジ部23Aの各第6ボルト挿通孔68、下側防振ゴム65の第3ボルト挿通孔65aを貫通して前部支持体50の上横枠部分52Bの第3ネジ孔63に螺合固定する。
上述のように、シリンダブロック2の上面2aと前側面2bとの二面に亘って強固に取付けられている前部支持体50の上横枠部分52Bに、燃料タンク20の前フランジ部23Aを載置し、且つ、燃料タンク20の前フランジ部23Aの上下両側に防振ゴム65,66を介在させた状態で締結するため、燃料タンク20の前部を振動の少ない状態で取付けることができる。
しかも、燃料タンク20の前フランジ部23Aの各第6ボルト挿通孔68の内面と各第3ボルト69の外面との間で、且つ、前部支持体50の上横枠部分52Bの上面と押え板67の下面との間には、金属製の筒状の位置決め用のカラー73が嵌合装着されているので、燃料タンク20の前部を頑丈に取付けることができる。
さらに、左右両外側端に位置するカラー73は、燃料タンク20の前フランジ部23Aの第6ボルト挿通孔68に嵌合し、且つ、前部支持体50の上横枠部分52Bにおける第3ネジ孔63の上部に形成されている嵌合孔63aに嵌合しているため、燃料タンク20の前部における左右方向及び前後方向での取付け精度の向上を図ることができる。これにより、燃料タンク20の前部に近接配置される状態で同じく前部支持体50に取付けられる上カバー40、両前部サイドカバー7の前部との各隣接間における隙間を極力小さくして外観意匠の向上を図ることができる。
次に、上カバー40の取付け構造について説明する。
上カバー40は、図4、図5、図7〜図10に示すように、燃料タンク20のタンクカバー21の前端壁部21Aに対面する中央カバー部40Aと、当該中央カバー部40Aの左右方向両側に連続する状態でタンクカバー21の左右の傾斜壁部21Bに対面する両傾斜カバー部40Bとからなる。中央カバー部40Aの下端縁には、図7、図10に示すように、前部支持体50の上横枠部分52Bに形成されている両凹部61及び下側防振ゴム65の両第1凹部65bに対して前方側から係合可能な左右一対の取付け片40Cが折り曲げ形成されている。
上カバー40の両取付け片40Cは、図7、図9、図10に示すように、上横枠部分52Bの各凹部61及び下側防振ゴム65の各第1凹部65bに臨む燃料タンク20の前フランジ部23Aの下面に当接可能に構成され、各取付け片40Cには、下方から挿入操作される第4ボルト41に対する第7ボルト挿通孔42が形成されている。
各取付け片40Cの外縁輪郭形状は、図7、図10に示すように、上横枠部分52Bの凹部61及び下側防振ゴム65の両第1凹部65b各内縁輪郭形状と同一又は僅かに小なる略相似形の平面視略扁平U字状の輪郭形状に形成されている。そのため、上カバー40が燃料タンク20の前フランジ部23Aに取付けられた状態では、上カバー40の各取付け片40Cの外縁が下側防振ゴム65の両第1凹部65bの各内面に当接又は近接して、燃料タンク20の前フランジ部23Aに対する上カバー40の左右方向での移動を規制する位置決め部として機能する。これにより、位置決め精度の向上を図ることができるとともに、上カバー40の位置ずれを解消することができる。
さらに、図7、図10に示すように、前部支持体50の上横枠部分52Bの両凹部61と下側防振ゴム65の両第1凹部65bとが同一形状に形成されているため、上横枠部分52Bの両凹部61の各内面と下側防振ゴム65の両第1凹部65bの各内面とが、前方側から係合操作される上カバー40の各取付け片40Cを所定係合位置に案内する係合案内面として機能する。しかも、この係合案内面は、上横枠部分52Bの厚みと下側防振ゴム65の厚みを合わせた上下方向に長い面となるので、上カバー40の組付け作業の容易化を図ることができる。
また、図5、図7、図9に示すように、燃料タンク20の前フランジ部23Aには、上カバー40の両取付け片40Cの第7ボルト挿通孔42に対応する部位に第8ボルト挿通孔43が形成され、前フランジ部23Aの上面には、第8ボルト挿通孔43に対して下方から挿入された第4ボルト41が螺合するナット44が固着されている。
上カバー40の両傾斜カバー部40Bの後端部分には、図7に示すように、タンク本体22の側壁部22Cに固着されている第1ブラケット25(図5参照)に螺合固定される第1ネジ部材45に対するネジ挿通孔46が形成されている。
そして、上カバー40を取付ける場合、先ず、図7、図9、図10に示すように、中央カバー部40Aの下端縁の取付け片40Cを、前部支持体50の上横枠部分52Bに形成されている両凹部61及び下側防振ゴム65の両第1凹部65bに対して前方側から係入させる。このとき、図9、図10に示すように、上カバー40の各取付け片40Cの外縁は、上横枠部分52Bの凹部61の各内面及び下側防振ゴム65の両第1凹部65bの各内面に当接又は近接し、燃料タンク20の前フランジ部23Aに対する上カバー40の左右方向での位置ずれが防止される。
次に、上カバー40の両取付け片40Cを、図9,図10に示すように、上横枠部分52Bの各凹部61及び下側防振ゴム65の各第1凹部65bに臨む燃料タンク20の前フランジ部23Aの下面に当接させる。この状態において、図7、図9、図10に示すように、上カバー40の各取付け片40Cの第7ボルト挿通孔42に対して第4ボルト41を下方から挿入し、燃料タンク20の前フランジ部23Aの第8ボルト挿通孔43を通過して前フランジ部23Aの上面に固着されているナット44に螺合固定する。
また、図5、図7に示すように、上カバー40の両傾斜カバー部40Bの後端部分に形成されているネジ挿通孔46に第1ネジ部材45に挿通し、タンク本体22の側壁部22Cの第1ブラケット25に螺合固定する。
上述のように、上カバー40の各取付け片40Cは、前フランジ部23Aの下面に当接するように構成されているため、上カバー40の下端縁は、燃料タンク20の前フランジ部23Aよりも下方に配置される。これにより、上カバー40が燃料タンク20の前フランジ部23Aに固定された状態では、燃料タンク20の溶接シーム部を上カバー40で体裁良く覆い隠すことができるとともに、シーム溶接部分の劣化を抑制することができる。
次に、ヘッドライト30の取付け構造について説明する。
ヘッドライト30は、図1〜図4、図7に示すように、レンズ部31の周縁部分と光源29を備えたランプハウジング32の周縁部分とを水密状態に嵌合接合して構成されている。レンズ部31は、側面視において略「く」字状に屈曲する前面レンズ部分31Aと、当該前面レンズ部分31Aの左右方向両側から後方外方側に向けて延出される側面レンズ部分31Bとから構成されている。
ランプハウジング32は、光源29を収納する椀状の反射面構成部32Aと、当該反射面構成部32Aの左右方向両側からレンズ部31の両側面レンズ部分31Bに沿って後方外方側に延出される側面カバー部32Bとから構成されている。
そして、図7に示すように、ヘッドライト30のランプハウジング32の背面で、且つ、レンズ部31とランプハウジング32との嵌合外周縁部よりも内方側に偏位した下部側の左右方向の両側部には、後方側に水平に突出する位置決めピン33が設けられている。ランプハウジング32の背面で、且つ、レンズ部31とランプハウジング32との嵌合外周縁部よりも内方側に偏位した上部側の左右方向の両側部には、前部支持体50の三つのタンク取付け部62のうち、左右方向の両側部に位置するタンク取付け部62の下面に当て付け可能な取付け部材34が後方に水平に延出されている。
また、図4〜図7に示すように、前部支持体50の環状枠部52のうち、下横枠部分52Aと左右の縦枠部分52Cとで形成される両角部の各々には、左右方向の外方下方に向かって延出されるアーム部70が一体形成されている。両アーム部70の中間部には、図6、図7に示すように、ランプハウジング32の両位置決めピン33が前後方向から係合する位置決め係合孔71が形成されている。
前部支持体50における左右両側部のタンク取付け部62には、図7に示すように、下方からネジ込み操作される第2ネジ部材35に対する第4ネジ孔72が形成されている。ランプハウジング32の両取付け部材34の先端部には、前部支持体50の両タンク取付け部62の第4ネジ孔72に螺合された第2ネジ部材35に対して前方から係合可能な後方開口のネジ挿通用切欠き34aが形成されている。
そして、図7に示すように、ランプハウジング32の両位置決めピン33と、両位置決めピン33が前後方向から係合する状態で前部支持体50の両アーム部70に形成された位置決め係合孔71とをもって、前部支持体50とヘッドライト30との位置決め部36が構成されている。
また、図7に示すように、ランプハウジング32の両取付け部材34と、前部支持体50の両タンク取付け部62に形成された第4ネジ孔72と、各取付け部材34のネジ挿通用切欠き34aを通過してタンク取付け部62の第4ネジ孔72に螺合固定される第2ネジ部材35とをもって、前部支持体50とヘッドライト30との締結部37が構成されている。
このヘッドライト30用の位置決め部36及び締結部37は、ヘッドライト30のランプハウジング32の背面側にのみ設けられている。
そのため、ヘッドライト30用の位置決め部36及び締結部37が、例えば、ランプハウジング32の背面と、レンズ部31とランプハウジング32との嵌合外周縁部よりも外方側の側面とに分散して設けられている場合のように、ヘッドライト30の側面の形態が位置決め部36及び締結部37で制限されることがない。それ故に、ヘッドライト30の側面形態のデザイン上の制約が無くなり、ヘッドライト30をそれの側方に張り出した大形ランプ形状とすることも可能となる。
ヘッドライト30を前部支持体50に取付ける場合、第2ネジ部材35を先付けする第1の取付け方法と、第2ネジ部材35を後付けする第2の取付け方法が存在する。
第1の取付け方法では、両タンク取付け部62の第4ネジ孔72に第2ネジ部材35を先付けし、ランプハウジング32の両位置決めピン33及び両取付け部材34のネジ挿通用切欠き34aを、前部支持体50の位置決め係合孔71及び第2ネジ部材35に対してそれぞれ前方側から係合させた後、第2ネジ部材35を本締めして固定する。
第2の取付け方法では、ランプハウジング32の両位置決めピン33を、前部支持体50の位置決め係合孔71に対して前方側から係合させた後、第2ネジ部材35を、下方から両取付け部材34のネジ挿通用切欠き34aを通過して両タンク取付け部62の第4ネジ孔72に締め付け固定する。
ヘッドライト30の取付け作業は、前部支持体50の取付け作業→燃料タンク20の取付け作業→上カバー40の取付け作業の後に実行されるが、ヘッドライト30の最上端位置であるレンズ部31の上端縁の高さ位置は、図9に示すように、上カバー40の各取付け片40Cの下面よりも下方位置に設定されているため、仕組でヘッドライト30を組付ける際に上カバー40と接触することはない。
また、図1〜図3に示すように、ヘッドライト30のレンズ部31の上端縁及び上カバー40の下端縁は共に水平方向に沿う一直線状に形成されている。これにより、ヘッドライト30のレンズ部31の上端縁と上カバー40の下端縁との間の隙間を見かけ上小さく見せることができる。
次に、両前部サイドカバー7の取付け構造について説明する。
各前部サイドカバー7の全周縁には、図1〜図3、図10、図11に示すように、横形エンジン1の左右方向中央側である内方側に向かってフランジ80が折り曲げ形成されている。このカバーフランジ80は、上側フランジ部80Aと、当該上側フランジ部80Aの前端に連続する状態でレンズ部31の側面レンズ部分31Bの「く」の字状外縁に沿う屈曲フランジ部80Bと、当該屈曲フランジ部80Bの前端から前方下方に延びる前端フランジ部80Cと、前端フランジ部80Cの下端から後方に延びる下側フランジ部80Dと、上側フランジ部80Aの後端と下側フランジ部80Dの後端とを繋ぐ後側フランジ部80Eとから構成されている。そのうち、後側フランジ部80Eには、後部サイドカバー9の前端部と重合状態で共締め固定される連結カバー部81が一体形成されている。
両前部サイドカバー7のフランジ80のうち、レンズ部31の両側面レンズ部分31Bに対応する前部側領域のフランジ部の左右方向の幅(以下、フランジ幅と呼称する)、換言すれば、屈曲フランジ部80Bの前半側の緩傾斜フランジ部分80Baから前端フランジ部80Cに至る前部側領域のフランジ幅は、屈曲フランジ部80Bの後半側の急傾斜フランジ部分80Bbのフランジ幅よりも大で、且つ、前端側ほどフランジ幅が広くなるテーパー状に形成されている。
上述のように、両サイドカバー7のフランジ80のうち、ヘッドライト30のレンズ部31における左右の側面に対応する前部側領域のフランジ幅を、他の部位のフランジ幅よりも広幅に構成することにより、この広幅の分だけ、レンズ部31の左右の側面がサイドカバー7の外面から離間することになる。これにより、ヘッドライト30のレンズ部31への物理的な接触を低減することができ、ヘッドライト30の保護を図ることができる。しかも、広幅に構成されている領域でのサイドカバー7の剛性が向上することになるので、両サイドカバー7の強度も改善することができ、剛性が高いサイドカバー7の領域によりヘッドライト30の左右側面に外力が伝わることを低減することができる。
特に、屈曲フランジ部80Bの前半側の緩傾斜フランジ部分80Ba及び前端フランジ部80Cを、前端側ほどフランジ幅が広くなるテーパー状に形成することにより、ヘッドライト30のレンズ部31をより効果的に保護することができる。
また、前部支持体50の両アーム部70の先端部は、図4、図5に示すように、両前部サイドカバー7の前部に対する取付け部82に構成されている。両取付け部82の各々には、図5〜図7に示すように、前部サイドカバー7の前端部に形成された第9ボルト挿通孔(図示省略)から挿入される第5ボルト84に対する第5ネジ孔85が形成されている。
さらに、図1〜図3、図5に示すように、各前部サイドカバー7の前後中間部に形成された第10ボルト挿通孔(図示省略)から挿入された第6ボルト87は、タンク本体22の各側壁部22Cに固着されている第2ブラケット26に螺合固定されている。
次に、燃料タンク20の後部及びカバー関係の取付け構造について説明する。
図4、図11に示すように、エンジン本体4のシリンダブロック2の上面2aで、且つ、燃料タンク20とラジエータ5との間には、左右方向に沿ってアルミダイキャスト製の後部支持体90が取付けられている。この後部支持体90は、シリンダブロック2の上面2aに複数の第7ボルト91で固定される板状基部92と、当該板状基部92から上方に延出される板状脚部93と、当該板状脚部93の上端位置において燃料タンク20の後フランジ部23Bを載置支持する水平な載置支持面を備えたタンク取付け板部94と、板状脚部93の右側面から横外方に延出される板状のカバー取付け板部95とを一体形成して構成されている。
タンク取付け板部94の左右方向両側部には、図11に示すように、燃料タンク20の後フランジ部23Bを固定する厚肉の第1取付け部96が形成され、横形エンジン1の幅方向の略中心位置に相当するタンク取付け板部94の左右方向中央部には、吊りボルト12を構成する連結ボルト12Bが取付けられる厚肉の第2取付け部97が形成されている。
この第2取付け部97に螺合固定される連結ボルト12Bは、第2取付け部97の上面から後部上面カバー8の上面までの長さを有し、この連結ボルト12Bの上端部にアイボルト12Aが螺合固定されている。
タンク取付け板部94の載置支持面には、図11に示すように、第1防振ゴム100を介して燃料タンク20の後フランジ部23Bが載置され、さらに、燃料タンク20の後フランジ部23Bの上面には、後部上面カバー8を取付けるための第3ブラケット110が第2防振ゴム101を介して載置されている。この載置状態において、タンク取付け板部94の両第1取付け部96に対して上方から螺合固定される第8ボルト102により、燃料タンク20の後フランジ部23Bと第3ブラケット110とが、シリンダブロック2の上面2aに固定されている後部支持体90のタンク取付け板部94に共締め固定される。
図示は省略するが、燃料タンク20の前部の取付け構造と同様に、燃料タンク20の後フランジ部23Bのボルト挿通孔(図示省略)の内面と第8ボルト102の外面との間で、かつ、後部支持体90の第1取付け部96の上面と第3ブラケット110の下面との間には、金属製の筒状の位置決め用のカラーが嵌合装着されている。各カラーの外周面は8角形(8角形以外の多角形又は円形に形成してもよい)に形成され、カラーと接触又は近接する第1防振ゴム100のボルト挿通孔(図示省略)、後フランジ部23Bのボルト挿通孔、第2防振ゴム101のボルト挿通孔(図示省略)も8角形に形成されている。
また、後部支持体90の第1取付け部96に形成されるネジ孔(図示省略)の上部には、カラーの下端部が嵌合する8角形の嵌合孔(図示省略)が形成されている。
上述のように、シリンダブロック2の上面2aに強固に取付けられている後部支持体90の第1取付け部96に燃料タンク20の後フランジ部23Bを載置し、且つ、燃料タンク20の後フランジ部23Bの上下両側に防振ゴム100,101を介在させた状態で第3ブラケット110を締結するため、燃料タンク20の後部を振動の少ない状態で取付けることができる。
しかも、燃料タンク20の後フランジ部23Bの各ボルト挿通孔の内面と各第8ボルト102の外面との間で、且つ、後部支持体90の第1取付け部96の上面と第3ブラケット110の下面との間には、金属製の筒状の位置決め用のカラー(図示省略)が嵌合装着されているので、燃料タンク20の後部を頑丈に取付けることができる。
さらに、両カラーは、燃料タンク20の後フランジ部23Bの各ボルト挿通孔(図示省略)に嵌合し、且つ、後部支持体90の第1取付け部96におけるネジ孔(図示省略)の上部に形成されている嵌合孔(図示省略)に嵌合しているため、燃料タンク20の後部における左右方向及び前後方向での取付け精度の向上を図ることができる。
これにより、燃料タンク20の後部に近接配置される後部上面カバー8、両前部サイドカバー7の後部、両後部サイドカバー9の前部との各隣接間における隙間を極力小さくして外観意匠の向上を図ることができる。
尚、後部上面カバー8の後部は、図1〜図3に示すように、ラジエータ5側に固定される取付け機材(図示せず)に第9ボルト113で固定されている。
前記第3ブラケット110は、図11に示すように、前後方向視において逆向きの門の字状に折り曲げ形成されたブラケット本体111を備え、当該ブラケット本体111の両上端部には、後部上面カバー8の前部を第9ボルト113で固定するための取付け片112が左右方向の内方側に折り曲げ形成されている。
後部支持体90のカバー取付け板部95の右端側の上下両側部には、図10に示すように、厚肉の取付け部98が形成され、両取付け部98には、前部サイドカバー7の連結カバー部81を取付けるための第4ブラケット120が第10ボルト123で固定されている。
第4ブラケット120は、図11に示すように、前後方向視において横向きの門の字状に折り曲げ形成されたブラケット本体121を備え、当該ブラケット本体121の両先端部には、前部サイドカバー7の連結カバー部81の上下両端部を第11ボルト131で固定するための取付け片122が上方側に折り曲げ形成されている。
また、図3、図11に示すように、右側に位置する前部サイドカバー7の連結カバー部81と同じく右側に位置する後部サイドカバー9の前部とが重ね合わされた状態で配置され、これら両者の重合部分がノブ付きボルト132で固定されている。
後部支持体90の板状脚部93は、図4に示すように、燃料タンク20のタンク本体22における後壁部22Bの傾斜後壁部分22bに沿う傾斜姿勢に構成され、板状脚部93の下半部側が後壁部22Bの傾斜後壁部分22bの直下位置に入り込み配置されている。
上述のように、板状脚部93の下半部側を、燃料タンク20の後部下方に入り込み配置することにより、燃料タンク20とそれの後方に配置されるラジエータ5との間の空間、詳しくは、後部支持体90の板状脚部93とラジエータ5との対向面間に形成される空間が拡大形成される。そのため、この拡大された空間を、図4の仮想線で示すように、ラジエータ5に接続されるサブタンク140が配置可能な取付け空間141に形成してある。
サブタンク140は、ラジエータ5と配管で接続され、ラジエータ5内の冷却水のオーバーフロー分を貯留するように構成されている。ラジエータ5内の冷却水が熱膨張により増加すると、ラジエータ5内の冷却水がサブタンク140内に流入する。逆に、ラジエータ5内の冷却水が減少すると、サブタンク140内の冷却水がラジエータ5に戻される。これにより、ラジエータ5内の冷却水が所定量に維持される。
上述の構成により、ラジエータ5に接続されるサブタンク140を配置する必要が生じたとき、燃料タンク20とラジエータ5との間に予め確保されている取付け空間141を使用して容易に取付けることができる。
なお、後部支持体90の板状脚部93に、サブタンク140の一部が入り込み配置可能な凹部又は開口が形成されている場合には、サブタンク140を一層容易に取付けことができる。
また、サブタンク140を後部支持体90に取付けてもよい。
さらに、左側に位置する前部サイドカバー7の連結カバー部81は、図1、図2、図11に示すように、同じ左側に位置する後部サイドカバー9の前部に重ね合わされた状態で配置され、これら両者の重合部分がラジエータ5側又はシリンダブロック2側に固定される取付け機材(図示せず)に第12ボルト150で固定されている。左側に位置する後部サイドカバー9の後部も、ラジエータ5側又はシリンダブロック2側に固定される取付け機材(図示せず)に第13ボルト151で固定されている。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の実施形態では、両前部サイドカバー7のフランジ80のうち、屈曲フランジ部80Bの前半側の緩傾斜フランジ部分80Baから前端フランジ部80Cに至る前部側領域のフランジ幅を、他の部位のフランジ幅よりも広幅で、且つ、前端側ほどフランジ幅が広くなるテーパー状に形成したが、この構成に限定されない。例えば、屈曲フランジ部80Bの後端から前端フランジ部80Cに至る前半側領域のフランジ幅を、他の部位のフランジ幅よりも広幅に構成してもよい。さらに、前端側に位置する前端フランジ部80Cのフランジ幅のみを、他の部位のフランジ幅よりも広幅に構成してもよい。
また、他の部位よりも広幅に構成される領域のフランジ幅を平行に構成してもよい。
(2)上述の実施形態では、シリンダブロック2の上面2aと前側面2bとの二面に亘って前部支持体50を固定したが、この前部支持体50を、シリンダブロック2の上面2aと左側面又は右側面との二面に亘って固定してもよい。
また、前部支持体50を、シリンダブロック2の上面2aと二つの側面との三面に亘って固定してもよい。さらに、前部支持体50を、シリンダブロック2の上面2aと三つの側面との四面に亘って固定してもよい。
(3)上述の実施形態では、シリンダブロック2の上面2aに後部支持体90を固定したが、この後部支持体90をシリンダブロック2の上面2aと側面との少なくとも二面に亘って固定してもよい。
2 シリンダブロック
4 エンジン本体
7 サイドカバー(前部サイドカバー)
20 燃料タンク
30 ヘッドライト
40 上カバー
50 前部支持体
65b 凹部(第1凹部)
90 後部支持体
98 取付け部
140 サブタンク
141 取付け空間

Claims (5)

  1. エンジン本体の上部に燃料タンクが配設され、前記燃料タンクの前部側にはヘッドライトが配設され、前記燃料タンクの前部と前記ヘッドライトとの間を覆う上カバーが配設されているエンジンであって、
    前記上カバーが前記燃料タンクの接合フランジの前部に直接締結されているエンジン。
  2. 前記ヘッドライトは、前記上カバーと前記燃料タンクの左右両側に配置されるサイドカバーの前部とで囲まれた下方開口の部位に配設されている請求項1記載のエンジン。
  3. 前記燃料タンクの前記接合フランジの前部は、前記エンジン本体のシリンダブロックに固定された前部支持体に固定され、前記前部支持体のタンク取付け部位側には、前記上カバーの取付け片が係合する凹部が形成されている請求項1又は2記載のエンジン。
  4. 前記上カバーの下端縁は、前記燃料タンクの前記接合フランジの前部よりも下方に配置されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジン。
  5. 前記両サイドカバーの左右方向の幅うち、前記ヘッドライトのレンズ部の左右の側面に対応する領域の幅が、少なくとも前端側において広幅に構成されている請求項2記載のエンジン。

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