JP2013151177A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントカウリングの剛性が低下すること防ぎながら、ヘッドライトの形状の自由度が高くなる自動二輪車を提供する。
【解決手段】フロントカウリング2と、LEDヘッドライト(ヘッドライトユニット5)とを備える、フロントカウリング2は、下部カウリング6と上部カウリング7とに分割可能に形成されている。LEDヘッドライトは、光源となるLEDと、このLEDに連結されてLEDの発する熱を放熱するヒートシンク8とを備えている。ヒートシンク8は、下部カウリング6と上部カウリング7との境界に沿って車両の前後方向に延びるように形成されている。下部カウリング6と上部カウリング7とは、ヒートシンク8を介して互いに連結されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、LEDヘッドライトとフロントカウリングとを備えた自動二輪車に関するものである。
従来、自動二輪車のフロントカウリングは、例えば特許文献1に開示されているように、ヘッドライトの形状に合わせて形成されている。ヘッドライトは、レンズ面がフロントカウリングの開口から露出するようにフロントカウリングの内側に収容されている。一般に、ヘッドライトのレンズ面は、車両の左右方向の中央側から側方に向かうにしたがって、次第に車両の後方に延びるように形成されている。このため、フロントカウリングの前記開口は、車両の側方から見ると車両の前方に向けて開く凹形状に形成されている。
特許文献1に記載されているフロントカウリングの前端部には、前記開口が形成され、このフロントカウリングの後端部には、前記開口の後方で上下方向に延びる縦壁が形成されている。
特開2010−228533号公報
上述した従来のフロントカウリングは、ヘッドライトの形状に制約を与えるものであった。この理由は、上下方向に長いフロントカウリングの剛性を得るために、フロントカウリング後端部に下端から上端まで途切れることなく延びる縦壁が必要だからである。このため、従来のカウリングでは、例えばヘッドライトをフロントカウリングの前端部から後端部まで延びるような形状に形成することはできなかった。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、フロントカウリングの剛性が低下すること防ぎながら、ヘッドライトの形状の自由度が高くなる自動二輪車を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る自動二輪車は、車両前部を囲むフロントカウリングと、前記フロントカウリングの前端部に露出するLEDヘッドライトとを備え、前記フロントカウリングは、下部カウリングと上部カウリングとに分割可能に形成され、前記LEDヘッドライトは、光源となるLEDと、このLEDに連結されてLEDの発する熱を放熱するヒートシンクとを備え、前記ヒートシンクは、前記下部カウリングと上部カウリングとの境界に沿って車両の前後方向に延びるように形成され、前記下部カウリングと前記上部カウリングとは、前記ヒートシンクを介して互いに連結されているものである。
本発明は、上記発明において、前記ヒートシンクは、前記境界に沿って車両の前後方向に延びる帯状の主板部と、この主板部が凹溝の底を構成するように前記主板部の両側部から上方に延びる一対の板状ステイとを備え、前記下部カウリングは、前記一対の板状ステイのうち一方の板状ステイに取付けられ、前記上部カウリングは、前記一対の板状ステイのうち他方の板状ステイに取付けられ、前記一対の板状ステイには、複数の凹凸が設けられていることを特徴とする。
本発明は、上記発明において、前記下部カウリングと上部カウリングとの間には、走行風をカウリング内に導く隙間が形成され、前記板状ステイの複数の凹凸は、断面波状に形成された板状ステイによって構成され、この板状ステイの凸部および凹部は、車両の前後方向を含む方向に延びるように形成されていることを特徴とする。
本発明は、上記発明において、前記主板部と一対の板状ステイとによって形成された凹溝には、フラッシャー用LEDを支持するフラッシャーライトボディが設けられていることを特徴とする。
本発明は、上記発明において、前記ヒートシンクには、このヒートシンクに取付けられる部材のねじ止め用ボスが嵌合する穴が形成され、前記ヒートシンクは、前記穴を貫通する取付用ボルトによって前記ボスに固定されていることを特徴とする。
本発明は、上記発明において、前記ヒートシンクは、熱伝導率が高い金属からなる板に曲げ加工を施すことによって所定の形状に形成されているものであることを特徴とする。
本発明においては、上部カウリングと下部カウリングとの分割部分がLEDヘッドライトの車両の前後方向に延びるヒートシンクによって補強される。このため、LEDヘッドライトの形状に制約を与える前記縦壁が不要になり、LEDヘッドライトをフロントカウリングの後端部まで延びる形状に形成することも可能になる。
したがって、本発明によれば、フロントカウリングの剛性が低下することを防ぎながら、LEDヘッドライトの形状の自由度が高くなり、しかもLEDが発する熱も効率よく放熱できる自動二輪車を提供することができる。
本発明に係る自動二輪車の正面図である。 フロントカウリングの正面図である。 フロントカウリングの側面図で、同図中にはヒートシンクの一部を描いてある。 フロントカウリングの斜視図である。 フロントカウリングの分解斜視図である。 ヘッドライトユニットの分解斜視図である。 フロントカウリングとフラッシャー用レンズの一部を拡大して示す断面図である。同図の破断位置は、図3中にVII−VII線によって示してある。 フロントカウリングとヘッドライトユニットの一部を拡大して示す断面図である。同図は、ヒートシンクを省略した状態で描いてある。 ヘッドライトユニットをカウリングに取付けた状態を示す斜視図である。 ヘッドライトユニットおよびカウリングの一部を拡大して示す断面図である。同図は、図9中に示す仮想線Xを通りヒートシンクの主板部と直交する仮想平面でヘッドライトユニットおよびカウリングを破断した状態で描いてある。 ヒートシンクの一部を拡大して示す斜視図である。 ヒートシンクとカウリングとの結合部分を拡大して示す断面図である。
以下、本発明に係る自動二輪車の一実施の形態を図1〜図11によって詳細に説明する。
図1に示すスクータ型自動二輪車1は、車体の前部を覆うフロントカウリング2を備えている。図1において、符号3は操向ハンドル、4は前輪を示す。
前記フロントカウリング2は、図1〜図5に示すように、上下方向の中間部にヘッドライトユニット5が露出するように形成されている。なお、図2、図4および図5には、フロントカウリング2の外面の形状を理解し易くするために、補助線が描いてある。
ヘッドライトユニット5は、フロントカウリング2の前端部から左右方向の両側の後端部まで延びるように、上方から見て車両の後方に向けて開くU字状に形成されている(図5参照)。このため、フロントカウリング2は、ヘッドライトユニット5より下に位置する下部カウリング6と、ヘッドライトユニット5より上に位置する上部カウリング7とに分割可能に形成されている。この実施の形態においては、前記ヘッドライトユニット5によって、本発明でいう「LEDヘッドライト」が構成されている。
下部カウリング6と上部カウリング7とは、詳細は後述するが、ヘッドライトユニット5のヒートシンク8(図6参照)とによって互いに連結されているとともに、図示していないブラケットを介して車体フレーム(図示せず)に支持されている。
前記ヘッドライトユニット5は、図1〜図6に示すように、フロントカウリング2の前端部に位置するヘッドライト部11と、このヘッドライト部11の左右方向の両端部から車両の後方に延びるフラッシャーライト部12と、これら両部に車両後下方から重ねられたヒートシンク8とによって構成されている。前記ヘッドライト部11とフラッシャーライト部12とは、図6に示すように、一つのライトボディ13を使用して組立てられている。
前記ライトボディ13は、前端部に位置するヘッドライト用筐体14と、この筐体14の左右方向の両端部から車両の後斜め上方に延びるフラッシャー用リフレクター15とから構成されている。
前記ヘッドライト用筐体14は、車両の前方に向けて開放される箱状に形成されている。この筐体14の底部には、穴14aが形成されている。この穴14aには、LED16,17が後述するヒートシンク8に取付けられた状態で後方から挿入される。LED16,17は、基板18にそれぞれ実装されており、この基板18を介してヒートシンク8に取付けられている。ヒートシンク8は、LED16,17の発する熱を放熱するためのものである。
前記筐体14の開口部分には、ヘッドライト用リフレクター19とヘッドライト用レンズ20とが取付けられている。
前記フラッシャー用リフレクター15は、車両の前後方向に並ぶ複数の反射部21を備えている。これらの反射部21には、車両の前方に向けて開放される凹曲面からなる反射面が形成されている。この反射面の頂部(後端部)には、フラッシャー用LED22が挿入される穴21bが形成されている。フラッシャー用LED22は、基板23に実装されている。基板23は、フラッシャー用LED22が前記穴21bに後方から挿入された状態で反射部21の裏面(後面)に取付けられている。
このフラッシャー用リフレクター15の前面には、フラッシャー用レンズ24が取付けられている。フラッシャー用レンズ24の両側部(車両の左右方向の両側部)には、図6に示すように、複数の取付片25が設けられている。一方、フラッシャー用リフレクター15の両側部には、複数の取付片26が設けられている。レンズ24の取付片25は、図8に示すように、リフレクター15の取付片26と重ねられ、この取付片26を貫通した取付用ボルト27によって前記取付片26に固定されている。
前記フラッシャー用レンズ24と前記ヘッドライト用レンズ20とにおける下部カウリング6と上部カウリング7との間に露出するレンズ面20a,24aは、下部カウリング6の表面と上部カウリング7の表面とを接続するとともに、これらの表面の曲率と同等の曲率を有する曲面として形成されている。
この実施の形態によるフラッシャー用レンズ24と下部カウリング6との間には、図7に示すように、微小な隙間S1が形成されている。また、フラッシャー用レンズ24と上部カウリング7との間には、図7に示すように、微小な隙間S2が形成されている。これらの隙間S1,S2は、走行風がこの隙間からフロントカウリング2内に入ることができるように形成されている。
前記ヒートシンク8は、図6に示すように、前記ライトボディ13に沿うような形状であって、前記下部カウリング6と上部カウリング7との境界に沿って車両の前後方向に延びるように形成されている。この実施の形態によるヒートシンク8は、所定の形状に形成された金属板に曲げ加工を施すことによって形成されている。ヒートシンク8を形成する金属材料としては、熱伝導率が高くなるようにアルミニウム合金を用いることが望ましい。
このヒートシンク8は、前記境界に沿って車両の前後方向に延びる帯状の主板部31と、この主板部31の両側部から対をなして上方に延びる一対の板状ステイ32,33とを備えている。これらの主板部31と板状ステイ32,33とは、車両の斜め前上方に向けて開放される凹溝34を構成するように形成されている。この凹溝34の底は、主板部31によって形成され、両側壁は、板状ステイ32,33によって形成されている。この凹溝34には、図9に示すように、前記ライトボディ13のフラッシャー用リフレクター15が収容される。この実施の形態においては、前記フラッシャー用リフレクター15によって、請求項4記載の発明でいう「フラッシャーライトボディ」が構成されている。なお、図9に示すように、下部カウリング6と上部カウリング7の裏面には、多数の補強用リブ6a,7aが形成されている。
前記主板部31の前端部分31aは、前記ヘッドライト用筐体14の後面に重ねて取付けることができるように平板状に形成されている。また、この前端部分31aには、前記ヘッドライト用LED16,17の基板18が取付けられる二つの支持片31b,31cが設けられている。これらの支持片31b,31cは、前記ヘッドライト用筐体14の穴14aに後方から挿入されるものである。
前記主板部31は、図9に示すように、前記凹溝34内に挿入された前記ライトボディ13に後下方から重ねられ、このライトボディ13に複数の取付用ボルト35よって取付けられている。
前記一対の板状ステイ32,33のうち、主板部31に対して車幅方向の外側に位置する外側板状ステイ32は、図10に示すように、前記主板部31から下部カウリング6に向けて延びている。図10は、図9中に示す仮想線Xを通る仮想平面でヘッドライトユニット5と下部カウリング6および上部カウリング7を破断した状態で描いてある。前記仮想平面は、ヒートシンク8の前記主板部31とは直交し、板状ステイ32,33の後述する凹部42に沿って延びている。
また、一対の板状ステイ32,33のうち、主板部31に対して車幅方向の中央側に位置する内側板状ステイ33は、前記主板部31から上部カウリング7に向けて延びている。外側板状ステイ32の先端部には、ヒートシンク8を下部カウリング6に固定するための外側取付板36が設けられている。
内側板状ステイ33の先端部には、図10に示すように、ヒートシンク8を上部カウリング7に固定するための内側取付板37が設けられている。これらの取付板36,37は、それぞれ下部カウリング6や上部カウリング7に設けられたねじ止め用ボス38,39と対向するように形成されている。また、これらの取付板36,37には、図11に示すように、固定用ボルト40を通すための円形孔36a,37aが形成されている。
下部カウリング6の前記ねじ止め用ボス38は、下部カウリング6の上端部の近傍に設けられている。上部カウリング7の前記ねじ止め用ボス39は、上部カウリング7の下端部の近傍に設けられている。この実施の形態においては、下部カウリング6の前記ねじ止め用ボス38と、上部カウリング7の前記ねじ止め用ボス39とによって、請求項5記載の発明でいう「このヒートシンクに取付けられる部材のねじ止め用ボス」が構成されている。
これらのボス38,39は、図12に示すように、下部カウリング6または上部カウリング7に突設された大径部38a,39aと、この大径部38a,39aの先端に突設された円筒からなる小径部38b,39bと、これら両部の軸心部に形成されたねじ孔38c,39cとによって構成されている。一方、前記下側取付板36の円形孔36aと、上側取付板37と円形孔37aは、前記小径部38b,39bが嵌合する形状に形成されている。前記小径部38b,39bの軸方向の長さは、下側取付板36および上側取付板37の厚みより短く形成されている。
ヒートシンク8は、前記下側取付板36の円形孔36aおよび上側取付板37の円形孔37aに前記ボス38,39の小径部38b,39bを嵌合させ、固定用ボルト40を前記ボス38,39のねじ孔38c,39cにカウリング内側からねじ込むことによって、下部カウリング6と上部カウリング7とに固定されている。すなわち、前記下部カウリング6と前記上部カウリング7とは、前記ヒートシンク8を介して互いに連結されている。
この実施の形態による前記外側板状ステイ32および内側板状ステイ33には、図11に示すように、複数の凸部41および凹部42からなる凹凸が設けられている。これらの凸部41と凹部42は、断面波状に形成された板状ステイ32,33によって構成されている。すなわち、この実施の形態による外側板状ステイ32と内側板状ステイ33は、加圧成形によって断面波状に形成されている。
このように外側板状ステイ32と内側板状ステイ33に複数の凹凸を設けた理由は、以下のように二つある。第1の理由は、表面積を増大させるためである。外側板状ステイ32と内側板状ステイ33の表面積が大きくなることによって、ヒートシンク8の熱がカウリング内に放散し易くなり、ヘッドライト用LED16,17をより一層効率よく冷却することが可能になる。
第2の理由は、これら両ステイ32,33の剛性を向上させるためである。外側板状ステイ32と内側板状ステイ33は、下部カウリング6と上部カウリング7とを連結する部材の一部である。このため、これら両ステイ32,33の剛性が高くなることにより下部カウリング6と上部カウリング7とをより一層強固に連結できる。
前記凸部41および前記凹部42は、図3に示すように、車両の側方から見て前記主板部31から車両の斜め前上方に延びるように形成されている。言い換えれば、前記凸部41および凹部42は、車両の前後方向を含む方向に延びるように形成されている。外側板状ステイ32の先端部は、図10に示すように、下部カウリング6とフラッシャー用レンズ24との間の隙間S1の近傍に位置付けられている。
内側板状ステイ33の先端部は、図10に示すように、上部カウリング7とフラッシャー用レンズ24との間の隙間S2の近傍に位置付けられている。すなわち、走行時に前記隙間S1,S2からカウリング内に流入した走行風が外側板状ステイ32と内側板状ステイ33とに当たる。前記凸部41と凹部42は、上述したように、車両の前後方向を含む方向に延びている。このため、前記走行風は、図10中に矢印で示すように、これらの凸部41と凹部42とに沿って後方に流れ、外側板状ステイ32と内側板状ステイ33とを冷却する。
上述したように構成された自動二輪車は、下部カウリング6と上部カウリング7とに分割形成されたフロントカウリング2と、下部カウリング6と上部カウリング7との間を車両の前後方向に延びるヘッドライトユニット5(LEDヘッドライト)とを備えている。下部カウリング6と上部カウリング7とは、これら両カウリング6,7の境界に沿って延びるヒートシンク8によって互いに連結されている。
上部カウリング7と下部カウリング6との分割部分は、車両の前後方向に延びるヒートシンク8によって補強される。このため、この実施の形態によれば、フロントカウリングの後端部で上下方向に延びてヘッドライトの形状に制約を与える縦壁が不要になったから、ヘッドライトユニット5をフロントカウリング2の後端部まで延びる形状に形成することができた。
したがって、この実施の形態によれば、フロントカウリングの剛性が低下すること防ぎながら、LEDヘッドライトの形状の自由度が高くなり、しかもLED16,17が発する熱も効率よく放熱できる自動二輪車を提供することができる。
この実施の形態による前記ヒートシンク8は、下部カウリング6と上部カウリング7との境界に沿って車両の前後方向に延びる帯状の主板部31を備えている。また、このヒートシンク8は、前記主板部31が凹溝34の底を構成するように前記主板部31の両側部から上方に延びる一対の外側板状ステイ32と内側板状ステイ33とを備えている。
前記下部カウリング6は、前記一対の板状ステイ32,33のうち一方の外側板状ステイ32に取付けられている。
前記上部カウリング7は、前記一対の板状ステイ32,33のうち他方の内側板状ステイ33に取付けられている。前記一対の板状ステイ32,33には、複数の凸部41と凹部42(凹凸)とが設けられている。
この実施の形態においては、外側板状ステイ32と内側板状ステイ33の剛性が複数の凹凸によって高くなる。
このため、上部カウリング7と下部カウリング6とがヒートシンク8によってより一層強固に連結される。したがって、この実施の形態によれば、上部カウリングと下部カウリングとに分割されているにもかかわらず強固なフロントカウリングを得ることができる。
この実施の形態による前記下部カウリング6と上部カウリング7との間には、走行風をカウリング内に導く隙間S1,S2が形成されている。前記板状ステイ32,33の複数の凹凸は、断面波状に形成された外側板状ステイ32と内側板状ステイ33によって構成されている。これらの板状ステイ32,33の凸部41および凹部42は、車両の前後方向を含む方向に延びるように形成されている。
このため、板状ステイ32,33の表面積は、前記凸部41および凹部42によって増大する。また、前記隙間S1,S2からカウリング内に流入した走行風は、前記板状ステイ32,33の凸部41と凹部42に沿って後方に流れる。
したがって、この実施の形態によれば、ヒートシンク8が走行風によって効率よく冷却されるから、LEDヘッドライトの発光効率および耐久性がより一層高くなる。
この実施の形態においては、前記主板部31と一対の板状ステイ32,33とによって形成された凹溝34には、フラッシャー用LED22を支持するフラッシャー用リフレクター15(フラッシャーライトボディ13)が設けられている。
このため、フラッシャー用リフレクター15は、ヒートシンク8内に形成されているデッドスペースに収納される。したがって、この実施の形態によれば、上部カウリング7と下部カウリング6との境界部分を車両の前後方向に延びる大型のヘッドライトユニット5を備えているにもかかわらず、フロントカウリング2をコンパクトに形成することができる。
この実施の形態による前記ヒートシンク8には、ねじ止め用ボス38,39の小径部38b,39bが嵌合する穴36a,37aが形成されている。ヒートシンク8は、前記穴36a,37を貫通して両ボス38,39のねじ孔38a,39aにねじ込まれる取付用ボルト40によって前記ボス38,39に固定されている。
このため、この実施の形態によれば、下部カウリング6および上部カウリング7にヒートシンク8を取付けるときに位置決めと固定とを同時に行うことができるから、フロントカウリング2の組立てを簡単に行うことができる。
この実施の形態による前記ヒートシンク8は、熱伝導率が高い金属からなる板に折り曲げ加工を施すことによって所定の形状に形成されている。
このため、この実施形態によれば、ヘッドライト用LED16,17の熱を効率よく放散させることが可能なヒートシンク8を低いコストで製造することができる。
1…スクータ型自動二輪車、2…フロントカウリング、5…ヘッドライトユニット、6…下部カウリング、7…上部カウリング、8…ヒートシンク、15…フラッシャー用リフレクター、16,17…ヘッドライト用LED、22…フラッシャー用LED、31…主板部、32…外側板状ステイ、33…内側板状ステイ、34…凹溝、36a,37a…穴、38,39…ねじ止め用ボス、40…取付用ボルト、41…凸部、42…凹部、S1,S2…隙間。

Claims (6)

  1. 車両前部を囲むフロントカウリングと、
    前記フロントカウリングの前端部に露出するLEDヘッドライトとを備え、
    前記フロントカウリングは、下部カウリングと上部カウリングとに分割可能に形成され、
    前記LEDヘッドライトは、光源となるLEDと、このLEDに連結されてLEDの発する熱を放熱するヒートシンクとを備え、
    前記ヒートシンクは、前記下部カウリングと上部カウリングとの境界に沿って車両の前後方向に延びるように形成され、
    前記下部カウリングと前記上部カウリングとは、前記ヒートシンクを介して互いに連結されていることを特徴とする自動二輪車。
  2. 請求項1または請求項2記載の自動二輪車において、
    前記ヒートシンクは、前記境界に沿って車両の前後方向に延びる帯状の主板部と、この主板部が凹溝の底を構成するように前記主板部の両側部から上方に延びる一対の板状ステイとを備え、
    前記下部カウリングは、前記一対の板状ステイのうち一方の板状ステイに取付けられ、
    前記上部カウリングは、前記一対の板状ステイのうち他方の板状ステイに取付けられ、
    前記一対の板状ステイには、複数の凹凸が設けられていることを特徴とする自動二輪車。
  3. 請求項2記載の自動二輪車において、
    前記下部カウリングと上部カウリングとの間には、走行風をカウリング内に導く隙間が形成され、
    前記板状ステイの複数の凹凸は、断面波状に形成された板状ステイによって構成され、 この板状ステイの凸部および凹部は、車両の前後方向を含む方向に延びるように形成されていることを特徴とする自動二輪車。
  4. 請求項2または請求項3記載の自動二輪車において、前記主板部と一対の板状ステイとによって形成された凹溝には、フラッシャー用LEDを支持するフラッシャーライトボディが設けられていることを特徴とする自動二輪車。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちいずれか一つに記載の自動二輪車において、前記ヒートシンクには、このヒートシンクに取付けられる部材のねじ止め用ボスが嵌合する穴が形成され、
    前記ヒートシンクは、前記穴を貫通する取付用ボルトによって前記ボスに固定されていることを特徴とする自動二輪車。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちいずれか一つに記載の自動二輪車において、前記ヒートシンクは、熱伝導率が高い金属からなる板に曲げ加工を施すことによって所定の形状に形成されているものであることを特徴とする自動二輪車。
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