JP5184315B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリングヘッドパイプの前方に発光ダイオードを光源とするヘッドライトユニットを備える自動二輪車に関する。
近年、自動二輪車においても、発光ダイオード(LED)を光源とするヘッドライトユニットが提案されている。このようなLEDを光源とするヘッドライトユニットでは、LEDの温度が上昇すると、発光効率が低下する特性を有しているため、ヘッドライトユニットから効率的に放熱する必要がある。
そこで、ヘッドライトユニットの左右側方に複数の放熱フィンを有するヒートシンクを設ける方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−257951号公報(第5頁、第3図)
しかしながら、上述した従来の自動二輪車には、次のような問題があった。すなわち、ヘッドライトユニットからの効率的な放熱には、一定のサイズ以上のヒートシンクを設けなければならず、ヘッドライトユニットの小型化が難しい問題があった。
そこで、本発明は、LEDを光源とするヘッドライトユニットを備える場合において、ヘッドライトユニットの小型化を可能としつつ、ヘッドライトユニットからの効率的な放熱を実現できる自動二輪車を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。すなわち、ステアリングシャフト(ステアリングシャフト21)を回動可能に支持するステアリングヘッドパイプ(ステアリングヘッドパイプ82)を含む車体フレーム(車体フレーム80)と、前記ステアリングヘッドパイプの前方に発光ダイオード(LED130)を光源とするヘッドライトユニット(ヘッドライトユニット100)を備え、前記ヘッドライトユニットは、前記発光ダイオードが取り付けられるLED取付部(台座部115)と、少なくとも前記発光ダイオードの前方に位置する部分において前記発光ダイオードの光を透過する透過カバー部(ライトカバー120)とを含むヘッドライトハウジング(ヘッドライトハウジング110)を有し、前記ヘッドライトハウジング内の熱を前記ヘッドライトハウジング外に伝達する第1熱伝達部(金属ボルト151)と、前記第1熱伝達部と前記車体フレームとに連結され、前記第1熱伝達部に伝達された熱を前記車体フレームに伝達する第2熱伝達部(ヒートシンク190)とを備える自動二輪車(自動二輪車10)であることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、LEDを光源とするヘッドライトユニットを備える場合において、ヘッドライトユニットの小型化を可能としつつ、ヘッドライトユニットからの効率的な放熱を実現できる自動二輪車を提供することができる。
次に、本発明に係る自動二輪車の実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)自動二輪車の全体概略構成、(2)自動二輪車前部の構成、(3)ヘッドライトユニットの構成、(4)変更例、(5)作用・効果、及び(6)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)自動二輪車の全体概略構成
図1は、自動二輪車10の一部左側面図である。図2は、自動二輪車10の正面図である。
自動二輪車10は、前輪20と後輪(不図示)とを備え、ユニットスイング式エンジン70によって後輪を駆動する。自動二輪車10は、ライダーの足が載置されるフートボード61が設けられたスクータ型である。
前輪20の上方には、フロントフェンダー30が設けられる。フロントフェンダー30は、前輪20の外径に沿って配設される。すなわち、フロントフェンダー30の外形は、自動二輪車10の側面視において円弧状の形状を有する。フロントフェンダー30は、前輪20の上方であって、フロントカウル40の下方に配設される。
フロントカウル40は、フロントフェンダー30よりも上方に設けられる。フロントカウル40は、自動二輪車10の車体前部を覆う。フロントカウル40は、自動二輪車10の上下方向において、フロントフェンダー30の上端と略同じ位置からハンドル22の位置付近まで設けられる。
フロントカウル40には、自動二輪車10の前方を照射するヘッドライトユニット100が取り付けられる。ヘッドライトユニット100は、発光ダイオード(LED)を光源として用いる。
また、フロントカウル40には、ライダーに直接当たる走行風W(図3参照)を軽減するウインドスクリーン50が取り付けられる。ウインドスクリーン50は、フロントカウル40の上方に設けられる。ウインドスクリーン50は、フロントカウル40よりも透明度が高く、前方の視認性に優れる材料(例えば、ポリカーボネイト系の樹脂)によって形成される。
フロントカウル40の下方には、アンダーカウル60が設けられる。アンダーカウル60は、フートボード61の前方に設けられ、自動二輪車10の車体前部及び車体下部を覆う。
自動二輪車10は、走行風W(図3参照)をヘッドライトユニット100に設けられたヒートシンク190(図3参照)に向けて案内する走行風ガイドを備える。
具体的には、自動二輪車10は、フロントフェンダー30とフロントカウル40との間に流れ込んだ走行風Wをヘッドライトユニット100(ヒートシンク190)に向けて案内する走行風ガイド31及び走行風ガイド41を備える。
走行風ガイド31及び走行風ガイド41によって案内された走行風Wは、フロントカウル40の底面40btに形成された開口部42を通じて、フロントカウル40の内側空間に流れ込む。フロントカウル40の内側空間に流れ込んだ走行風Wの一部は、フロントカウル40に形成された開口部43から排出される。
(2)自動二輪車前部の構成
図3は、自動二輪車10前部の左側面図である。図3では、フロントカウル40及びヘッドライトユニット100の車両前後方向に沿った断面が示されている。
図3に示すように、車体フレーム80は、フレーム部81とステー90とを備える。フレーム部81は、ステアリングシャフト21を回動可能に支持するステアリングヘッドパイプ82と、ステアリングヘッドパイプ82に接続され、斜め下方に延びるダウンフレーム83とを有する。
ステー90は、フレーム部81に着脱可能に取り付けられる。具体的には、ステー90は、フレーム部81にボルト及びナット(不図示)を用いて着脱可能に連結される。ステー90は、フレーム部81よりも細い。つまり、ステー90の外周の長さは、フレーム部81の外周の長さよりも短い。
車体フレーム80は、金属材料、具体的には、スチールのパイプ材を用いて形成される。
フロントカウル40は、ステアリングヘッドパイプ82よりも前方に配設される。フロントカウル40では、ステアリングヘッドパイプ82よりも前方の部分で覆われたフロントカウル40の内側空間である空間S(所定空間)にヘッドライトユニット100が配置される。
走行風ガイド31は、フロントフェンダー30とフロントカウル40との間に流れ込んだ走行風Wをヒートシンク190に向けて案内する。走行風ガイド31は、フロントフェンダー30に設けられ、開口部42の下方に位置する。
走行風ガイド41は、走行風ガイド31と同様に、フロントフェンダー30とフロントカウル40との間に流れ込んだ走行風Wをヒートシンク190に向けて案内する。ヒートシンク190は、フロントカウル40内の空間Sに配設される。走行風ガイド41は、フロントカウル40の底面40btに設けられる。
走行風ガイド41は、フロントカウル40の底面40btから下方に向けて延びる一対のガイド板41L及びガイド板41Rによって構成される。フロントカウル40の上部40aには、開口部43が形成される。
フロントフェンダー30とフロントカウル40との間に流れ込んだ走行風Wは、走行風ガイド31及び走行風ガイド41によって、フロントカウル40内の空間Sに流れ込む。
さらに、本実施形態では、フロントカウル40の上部40aには、開口部43が形成される。フロントカウル40内の空間Sに流れ込んだ走行風Wは、ヒートシンク190の周囲及びステー90の周囲を通過する。つまり、走行風Wは、ヒートシンク190及びステー90に向けて案内される。
走行風Wの一部は、開口部43から排出される。フロントカウル40とウインドスクリーン50との間には、僅かな空隙(不図示)が形成されている。このため、フロントカウル40内の空間Sに流れ込んだ走行風Wの一部は、フロントカウル40とウインドスクリーン50との間の空隙に流れ込んだ走行風Wによって、いわゆるジェットポンプと同様の原理によってフロントカウル40の外部に吸い出される。
(3)ヘッドライトユニットの構成
図4は、ヘッドライトユニット100の正面図である。図5は、図4のF5−F5線に沿ったヘッドライトユニット100の断面図である。図6は、ヘッドライトユニット100の分解斜視図である。
図4〜図6に示すように、ヘッドライトユニット100は、フレーム部81に連結されるステー90に取り付けられる。ヘッドライトユニット100は、光源として用いられるLED130が備えられるヘッドライトハウジング110を有する。
ヘッドライトハウジング110内には、LED130、リフレクタ135及びレンズ140が設けられる。また、ヘッドライトハウジング110の後方には、ヒートシンク190が設けられる。
ヘッドライトハウジング110は、台座部115とライトカバー120とを有する。台座部115には、LED130が取り付けられる。具体的には、台座部115は、基台部分115aと、基台部分115aから前方に向かって突出し、LED130が固定される棚部分115bとを有する。台座部115及びヒートシンク190は、金属製である。本実施形態において、台座部115は、LED取付部を構成する。
ライトカバー120は、LED130の光を透過する透明な樹脂によって形成される。つまり、ライトカバー120は、少なくともLED130の前方に位置する部分においてLED130の光を透過する。本実施形態において、ライトカバー120は、透過カバー部を構成する。
LED130は、ヘッドライトユニット100の光源として用いられる白色のLEDである。リフレクタ135は、LED130が発した光を前方に反射する。レンズ140は、リフレクタ135が反射した光を所望の方向に配光する。
ヘッドライトユニット100は、金属ボルト151とナット152とを用いてステー90に取り付けられる。金属ボルト151は、ステー90、ヒートシンク190及びヘッドライトハウジング110にそれぞれ形成されたボルト孔(不図示)に挿通される。
また、金属ボルト151は、円環状のゴムブッシュ161にも挿通される。ゴムブッシュ161は、ヘッドライトハウジング110とヒートシンク190との間に設けられる。本実施形態において、ゴムブッシュ161は、弾性部材を構成する。
ヘッドライトユニット100の左右側方において、当該ボルト孔及びゴムブッシュ161に挿通された金属ボルト151は、ナット152と螺合し、ヘッドライトハウジング110とヒートシンク190とをステー90に固定する。すなわち、ヘッドライトハウジング110とステー90とは、ゴムブッシュ161を介して連結される。
金属ボルト151は、ヘッドライトハウジング110内の熱をヘッドライトハウジング110外に伝達する。本実施形態では、金属ボルト151は、第1熱伝達部を構成する。ヘッドライトハウジング110内は、LED130の発光に伴って、ヘッドライトハウジング110外よりも高温となる。特に、LED130が取り付けられる台座部115は、LED130の熱によって高温となる。金属ボルト151は、台座部115に形成されたボルト孔の周囲と接触することによって台座部115の熱をヒートシンク190に伝達する。
ヒートシンク190は、所定の距離を隔てて設けられる複数の放熱フィン190aを有する。ヒートシンク190は、金属ボルト151を用いてステー90と連結されている。つまり、ヒートシンク190は、金属ボルト151とステー90とに接触する。
ヒートシンク190は、ヘッドライトハウジング110から伝達された熱を放出するとともに、ヘッドライトハウジング110から金属ボルト151に伝達した熱をステー90に伝達する。ヒートシンク190は、本実施形態において、第2熱伝達部を構成する。
第1熱伝達部を構成する金属ボルト151、及び第2熱伝達部を構成するヒートシンク190は、フロントカウル40によって形成された空間Sに配設される。また、ステー90も空間Sに配設される。
(4)変更例
次に、上述した実施形態の変更例について説明する。具体的には、ヘッドライトユニットの熱を放出するヒートシンクの変更例について説明する。
(4.1)変更例1
図7は、変更例1に係るヘッドライトユニット100Aの左側面の断面図である。ヘッドライトユニット100では、ヘッドライトハウジング110の後方にヒートシンク190が設けられていたが、ヒートシンク190に代えて、ヘッドライトユニット100Aは、ヒートシンク付き台座191を有する。また、ヘッドライトユニット100Aは、背面カバー170を有する。
ヘッドライトユニット100Aでは、ライトカバー120と背面カバー170とによってヘッドライトハウジング110Aが構成される。つまり、ヒートシンク付き台座191は、ヘッドライトハウジング110A内に設けられる。本変更例において、ヒートシンク付き台座191は、第1熱伝達部を構成する。
ヒートシンク付き台座191は、前方に向かって突出し、LED130が固定される棚部分191a、及びヒートシンク部191bを有する。
ヒートシンク部191bは、ヒートシンク190と同様に、所定の距離を隔てて設けられる複数のフィン(不図示)を有する。
ヘッドライトユニット100Aは、金属ボルト151及びナット152によって、ステー90Aに固定される。ステー90Aと背面カバー170との間には、ゴムブッシュ161が設けられる。本変更例において、金属ボルト151は、第2熱伝達部を構成する。
なお、ステー90Aは、ステー90と比較すると、金属ボルト151が挿通されるボルト孔(不図示)の位置が異なる。具体的には、ステー90では、ヘッドライトユニット100の左右側方にボルト孔が形成されていたが、ステー90Aでは、ヘッドライトユニット100Aの上方及び下方にボルト孔が形成されている。
(4.2)変更例2
図8は、変更例2に係るヘッドライトユニット100Bの左側面の断面図である。ヘッドライトユニット100Bでは、ヘッドライトユニット100Aと比較すると、背面カバーの形状が異なる。
ヘッドライトユニット100Bは、背面カバー171を有する。背面カバー171には、ヒートシンク部191bが、ライトカバー120と背面カバー171とによって構成されるヘッドライトハウジング110Bの外部に露出されるように開口部(不図示)が形成されている。つまり、ヒートシンク部191bを構成する複数のフィンは、ヘッドライトハウジング110Bの外に配設される。
(5)作用・効果
自動二輪車10によれば、金属ボルト151(第1熱伝達部)及びヒートシンク190(第2熱伝達部)を介して、ヘッドライトハウジング110内の熱がヘッドライトハウジング110、具体的には、ステー90及びフレーム部81に伝達される。このため、ステー90及びフレーム部81などの車体フレーム80を利用して効率的なヘッドライトユニット100からの放熱を実現できる。
すなわち、このようなヘッドライトユニット100周辺の構造によれば、車体フレーム80がヘッドライトユニット100からの放熱に積極的に利用されるため、ヒートシンク190の小型化、或いはヒートシンク190の省略に貢献する。具体的には、ヘッドライトハウジング110内の熱のうち、車体フレーム80(ステー90を含む)が奪った熱の分量だけ、ヒートシンク190を用いて放熱しなければならない熱の分量(ヒートシンク190の熱負荷)が軽減する。また、車体フレーム80が奪った熱を大気中に放出できれば、ヒートシンク190の小型化にさらに貢献する。
したがって、温度が上昇すると発光効率が低下するLED130を光源とするヘッドライトユニットをフロントカウル40内の空間Sに備える場合でも、ヘッドライトユニット100の小型化を可能としつつ、ヘッドライトユニット100からの効率的な放熱が実現され、LED130の温度上昇を大きく抑制できる。
本実施形態では、金属ボルト151は、LED130が取り付けられる台座部115と接触する。このため、ヘッドライトユニット100内の主な熱源となるLED130が発生した熱を効率的に車体フレーム80に伝達できる。すなわち、ヘッドライトユニット100を効率的に冷却できる。
本実施形態では、ヒートシンク190は、複数の放熱フィン190aを有するため、LED130が発生した熱を効率的に車体フレーム80に伝達しつつ、ヒートシンク190からも放熱される。このため、LED130の温度上昇をさらに抑制できる。
本実施形態では、ヘッドライトハウジング110とステー90とは、ゴムブッシュ161を介して連結される。このため、金属ボルト151及びヒートシンク190を介してヘッドライトハウジング110の熱を効率的に伝達させつつ、LED130への振動伝達を抑制できる。
本実施形態では、ヒートシンク190は、フレーム部81ではなく、フレーム部81よりも細いステー90に連結される。このため、フロントカウル40内におけるヘッドライトユニット100のレイアウトの自由度を確保するとともに、フレーム部81よりも細いステー90に連結することによって、フレーム部81に連結する場合よりも放熱性が向上する。また、フレーム部81に対して着脱可能に取り付けられるステー90が用いられるため、ヘッドライトハウジング110内の熱を伝達しつつ、ヘッドライトユニット100への振動の伝達を抑制できる。さらに、ステー90は、フレーム部81に対して着脱可能であるため、フレーム部81の取り付け前に、ステー90とヘッドライトユニット100とを予め組み付けておくこと(サブ組み)ができる。
本実施形態では、ヘッドライトハウジング110とヒートシンク190とをステー90に連結する金属ボルト151(第1熱伝達部)、及びヒートシンク190(第2熱伝達部)は、フロントカウル40内の空間Sに配設され、空間Sに走行風Wが案内される。このため、フロントカウル40に覆われ、LED130の熱が空間Sにこもりやすい場合でも、確実にヘッドライトユニット100を冷却できる。
変更例1及び変更例2では、ヒートシンク付き台座191のヒートシンク部191b(第1熱伝達部)は、ヘッドライトハウジング110A(110B)に設けられる。このため、ヘッドライトハウジング110A内の熱を効率的に金属ボルト151(第2熱伝達部)に伝達できる。
また、変更例2では、ヒートシンク部191bを構成する複数のフィンは、ヘッドライトハウジング110Bの外に配設される。このため、ヘッドライトハウジング110Bから外部に効率的に放熱され、ヘッドライトユニット100Bを確実に冷却できる。
(6)その他の実施形態
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、台座部115、金属ボルト151及びヒートシンク190は金属製であったが、金属と同等の熱伝導率を有する材料であれば、必ずしも金属製でなくてもよい。また、車体フレーム80(ステー90を含む)は、スチールのパイプ材を用いて形成されていたが、アルミニウム合金のパイプ材を用いてもよい。
上述した実施形態では、ヘッドライトユニット100をステー90に固定するため、金属ボルト151及びナット152が用いられていたが、金属ボルト151及びナット152に代えて、リベットなどを用いてヘッドライトユニット100をステー90に固定してもよい。
上述した実施形態では、ヘッドライトハウジング110の左右側方において金属ボルト151及びナット152を用いてヘッドライトユニット100がステー90に固定されていたが、ヘッドライトハウジング110に切欠きを形成し、ヘッドライトハウジング110内から外部に延出する部材を第1熱伝達部として機能させてもよい。或いは、金属ボルト151を用いず、ヘッドライトハウジング110自体を第1熱伝達部として機能させ、ヒートシンク190(第2熱伝達部)と接触させるようにしてもよい。
また、台座部115とヒートシンク190との隙間に、ヒートパイプや金属薄膜などの熱伝達部材を介在させてもよい。さらに、ヘッドライトユニット100の熱をさらに効率的に伝達させるため、ゴムブッシュ161の両側方(台座部115側、ヒートシンク190側)に、金属製のワッシャー(またはカラー)を介在させてもよい。
また、上述した実施形態では、ヒートシンク190は、フレーム部81ではなく、フレーム部81よりも細いステー90に連結されていたが、ヒートシンク190は、ヘッドライトユニット100のレイアウト上問題なければ、フレーム部81に連結してもよい。また、ヘッドライトユニット100は、フレーム部81とは別体であるステー90に取付けられていたがフレーム部81とステー90とは溶接で一体的に構成されていてもよい。
さらに、上述した実施形態では、自動二輪車10には、フロントカウル40が備えられていたが、必ずしもフロントカウル40は、備えられていなくても構わない。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る自動二輪車10の一部左側面図である 本発明の実施形態に係る自動二輪車10の正面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車10前部の左側面図である。 本発明の実施形態に係るヘッドライトユニット100の正面図である。 図4のF5−F5線に沿ったヘッドライトユニット100の断面図である。 本発明の実施形態に係るヘッドライトユニット100の分解斜視図である。 本発明の変更例1に係るヘッドライトユニット100Aの左側面の断面図である。 本発明の変更例2に係るヘッドライトユニット100Bの左側面の断面図である。
符号の説明
10…自動二輪車、20…前輪、21…ステアリングシャフト、22…ハンドル、30…フロントフェンダー、31…走行風ガイド、40…フロントカウル、40a…上部、40bt…底面、41…走行風ガイド、41L,41R…ガイド板、42,43…開口部、50…ウインドスクリーン、60…アンダーカウル、61…フートボード、70…ユニットスイング式エンジン、80…車体フレーム、81…フレーム部、82…ステアリングヘッドパイプ、83…ダウンフレーム、
90,90A…ステー、100,100A,100B…ヘッドライトユニット、110,110A,110B…ヘッドライトハウジング、115…台座部、115a…基台部分、115b…棚部分、120…ライトカバー、130…LED、135…リフレクタ、140…レンズ、151…金属ボルト、152…ナット、161…ゴムブッシュ、170,171…背面カバー、190…ヒートシンク、190a…放熱フィン、191…ヒートシンク付き台座、191a…棚部分、191b…ヒートシンク部、S…空間、W…走行風

Claims (13)

  1. ステアリングシャフトを回動可能に支持するステアリングヘッドパイプを含む車体フレームと、
    前記ステアリングヘッドパイプの前方に発光ダイオードを光源とするヘッドライトユニットと、
    前記ステアリングヘッドパイプよりも前方の部分で覆われた所定空間に前記ヘッドライトユニットが配置されるフロントカウルと
    を備え、
    前記ヘッドライトユニットは、前記発光ダイオードが取り付けられるLED取付部と、少なくとも前記発光ダイオードの前方に位置する部分において前記発光ダイオードの光を透過する透過カバー部とを含むヘッドライトハウジングを有し、
    前記ヘッドライトハウジング内の熱を前記ヘッドライトハウジング外に伝達する第1熱伝達部と、
    前記第1熱伝達部と前記車体フレームとに接触し、前記第1熱伝達部に伝達された熱を前記車体フレームに伝達する第2熱伝達部と
    を備え
    前記第1熱伝達部及び前記第2熱伝達部は、前記フロントカウルによって形成された前記フロントカウル内側の空間に配設され、
    前記フロントカウルは、前記フロントカウルの内側の空間に走行風が流れ込む第1開口部を有する自動二輪車。
  2. 前輪の上方にはフロントフェンダーが設けられ、
    前記フロントフェンダーと前記フロントカウルの間に流れ込んだ走行風を前記第1開口部に向けて案内する第1走行風ガイドを備え、
    前記第1走行風ガイドは、前記フロントフェンダーに設けられ、
    前記第1開口部は、前記フロントカウルの底面に形成される請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記フロントフェンダーと前記フロントカウルの間に流れ込んだ走行風を前記第1開口部に向けて案内する第2走行風ガイドを備え、
    前記第2走行風ガイドは、前記フロントカウルの底面に設けられる請求項2に記載の自動二輪車。
  4. 前記フロントカウルは、前記フロントカウルの内側の空間に流れ込んだ走行風が排出される第2開口部を有し、
    前記第2開口部は、前記フロントカウルの上部に形成される請求項1に記載の自動二輪車。
  5. 前記フロントカウルの内側の空間に流れ込んだ走行風は、少なくとも前記第2熱伝達部に向けて案内される請求項1に記載の自動二輪車。
  6. 前記第1熱伝達部は、前記ヘッドライトハウジングに設けられる請求項1乃至5の何れか一項に記載の自動二輪車。
  7. 前記第1熱伝達部は、前記LED取付部と接触する請求項1乃至5に何れか一項に記載の自動二輪車。
  8. 前記第1熱伝達部は、所定の距離を隔てて設けられる複数のフィンを有する請求項1乃至5の何れか一項に記載の自動二輪車。
  9. 前記複数のフィンは、前記ヘッドライトハウジングの外に配設される請求項に記載の自動二輪車。
  10. 前記第2熱伝達部は、所定の距離を隔てて設けられる複数のフィンを有する請求項1乃至5の何れか一項に記載の自動二輪車。
  11. 前記ヘッドライトハウジングと前記車体フレームとは、弾性部材を介して連結される請求項1乃至5の何れか一項に記載の自動二輪車。
  12. 前記車体フレームは、
    前記ステアリングヘッドパイプと、前記ステアリングヘッドパイプに接続され、斜め下方に延びるダウンフレームとを有するフレーム部と、
    前記フレーム部に着脱可能に取り付けられるステー部と
    を有し、
    前記第2熱伝達部は、前記ステー部に連結される請求項1乃至5の何れか一項に記載の自動二輪車。
  13. 前記車体フレームは、金属材料を用いて形成される請求項1乃至5の何れか一項に記載の自動二輪車。
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