JP2012230767A - スパークプラグ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スパークプラグは、主接地電極と3つの補助接地電極とを備える。第1の補助接地電極の主体金具に接合されている位置は、中心電極を挟んで主接地電極の前記主体金具に接合されている位置に対向する位置である。また、第2と第3の補助接地電極の主体金具に接合されている位置は、中心電極を挟んで対向する位置である。第1の補助接地電極の幅をWとし、第2の補助接地電極と第3の補助接地電極との間の最短距離をTとし、最短距離Tの第1の補助接地電極に垂直な方向成分の距離をTpとしたとき、W≧Tpに設定されている。
【選択図】図2
Description
軸線方向に延在する中心電極と、
前記軸線方向に延在する軸孔を有し、前記軸孔に前記中心電極が挿設される絶縁体と、
前記絶縁体の外周に配置される主体金具と、
一端部が前記主体金具の先端部に接合され、他端部が前記中心電極の先端部との間で前記軸線方向にギャップG1を形成する主接地電極と、
一端部が前記主体金具の先端部に接合され、他端部が前記中心電極の側面との間でギャップを形成する3つの補助接地電極と、を備え、
前記中心電極との間でギャップを形成する前記3つの補助接地電極の他端部の対向面は、前記絶縁体の先端より前記軸線方向先端側に位置し、
前記3つの補助接地電極のうちの第1の補助接地電極の前記主体金具に接合されている位置は、前記中心電極を挟んで前記主接地電極の前記主体金具に接合されている位置に対向しており、
前記3つの補助接地電極のうちの第2と第3の補助接地電極の前記主体金具に接合されている位置は、前記中心電極を挟んで対向しているスパークプラグであって、
前記第1の補助接地電極の幅をWとし、前記第2の補助接地電極と前記第3の補助接地電極との間の最短距離をTとし、前記最短距離Tの前記第1の補助接地電極に垂直な方向成分の距離をTpとしたとき、W≧Tpであることを特徴とするスパークプラグ。
この構成によれば、主接地電極の他に3つの補助接地電極を備えており、このうちの第1の補助接地電極が、中心電極を挟んで主接地電極と対向する位置に設けられているので、この方向からのガスの流れを遮蔽することができ、放電ギャップ近傍のガスの流れに起因して発生する多重放電を低減することができる。なお、第2及び第3の補助接地電極との間の最短距離をTとしたとき、この最短距離Tの第1の補助接地電極に垂直な方向成分の距離Tpは、第1の補助接地電極が伸びる方向に沿って外部から放電ギャップに流れ込むガスの流路の大きさを示す指標と考えることができる。従って、この距離Tpと第1の補助接地電極の幅Wとの関係を、W≧Tpを満たすようにスパークプラグを構成することにより、第1の補助接地電極が伸びる方向からのガスの流れをより効果的に遮蔽することができ、ガスの流れに起因する多重放電を十分に低減することが可能となる。
適用例1に記載のスパークプラグであって、
前記第1の補助接地電極の前記中心電極側の先端部と、前記第2及び第3の補助接地電極の先端部側面との距離をS2、S3としたとき、S2≦0.7mm、S3≦0.7mmを満たすことを特徴とするスパークプラグ。
これらの距離S2,S3は、第2及び第3の補助接地電極の先端部側面に沿って、放電ギャップ近傍に流れ込むガスの流路の大きさを示す指標と考えることができる。従って、これらの距離S2,S3を0.7mm以下に設定することにより、この方向に沿ったガス流れの遮蔽効果を高めることができ、ガスの流れに起因する多重放電をさらに低減することが可能となる。
適用例2に記載のスパークプラグであって、
前記ギャップG1と、前記中心電極と前記第2及び第3の補助接地電極との間のギャップG2、G3が、|G2−G1|≦0.2mm、|G3−G1|≦0.2mmの関係にあることを特徴とするスパークプラグ。
この構成によれば、中心電極と主接地電極との間のギャップG1と、中心電極と第2及び第3の補助接地電極との間のギャップG2、G3との差が十分に小さいので、これらのギャップG1,G2,G3をいずれも放電ギャップとして活用することができる。この結果、放電開始の要求電圧を低減することが可能である。
適用例3に記載のスパークプラグであって、
前記ギャップG1は、0.2mm≦G1≦1.0mmを満たすことを特徴とするスパークプラグ。
この構成では、中心電極と主接地電極との間の放電ギャップG1の値が小さく、放電ギャップ近傍におけるガス流れに起因して多重放電が発生しやすい傾向にあるため、上述したガス流れの遮蔽による多重放電の低減効果も顕著である。
適用例1〜4のいずれか1項に記載のスパークプラグであって、
前記主接地電極の幅Lと前記距離Tpが、L≧Tpの関係にあることを特徴とするスパークプラグ。
この構成によれば、主接地電極の幅Lが、距離Tp(放電ギャップに流れ込むガスの流路の大きさを示す)以上に設定されているため、主接地電極の方向から放電ギャップに流れ込むガスを効率的に遮蔽することができ、多重放電を更に低減することが可能である。
適用例5に記載のスパークプラグであって、
L≧W≧Tpであることを特徴とするスパークプラグ。
この構成によれば、主接地電極の方向、及び、第1の補助接地電極の方向から放電ギャップに流れ込むガスを効率的に遮蔽することができ、多重放電を十分に低減することが可能である。
適用例1〜6のいずれか一項に記載のスパークプラグであって、
ガスエンジン用であることを特徴とするスパークプラグ。
特に、ガスエンジン用のスパークプラグでは、ガソリンエンジンやアルコールエンジンスパークプラグに比べて、放電ギャップ近傍のガスの流れに起因して多重放電が発生しやすい傾向がある。従って、ガスエンジン用のスパークプラグでは、ガス流れの遮蔽による多重放電の低減効果も顕著である。
適用例1〜7のいずれか一項に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記主体金具に前記第1〜第3の補助接地電極を接合する工程と、
前記接合後に前記第1〜第3の補助接地電極を曲げ加工する工程と、
前記曲げ加工後に、前記主体金具の内側に前記絶縁体と前記中心電極とが組み付けられた組立体を構成する組み付け工程と、
を備え、
断面略円形の打ち抜き工具を用いて、少なくとも前記第2及び第3の補助接地電極の先端部の間の中央部に打ち抜き部が形成されるように前記第2及び第3の補助接地電極の先端部を打ち抜く打ち抜き工程を備え、
前記第2と第3の補助接地電極を結ぶ方向と前記軸線方向との両方に垂直な方向に沿って測った前記第2及び第3の補助接地電極の幅をVとし、前記第2と第3の補助接地電極の間に形成される前記打ち抜き部の径をDとしたとき、W2≧D2−V2を満たすように打ち抜かれることを特徴とする製造方法。
この構成によれば、打ち抜き工具を用いて第2及び第3の補助接地電極の先端部の間の中央部に打ち抜き部を形成するので、第2及び第3の補助接地電極と中心電極との間に小さなギャップを形成するように、打ち抜き部を容易に形成することが可能である。ここで、パラメータ(D2−V2)は、第2と第3の補助接地電極の間から打ち抜き部に流れるガスの流路の大きさを示す指標であると考えることができる。一方、パラメータWは、第1の補助接地電極の幅である。従って、打ち抜き部を、W2≧D2−V2を満たすように打ち抜くことにより、第1の補助接地電極によってガス流れを効果的に遮蔽することができ、多重放電を低減することが可能である。
適用例8に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記第1〜第3の補助接地電極の前記曲げ加工前の長さは、前記第1〜第3の補助接地電極の前記曲げ加工を同時に行った際に、前記第2及び第3の補助接地電極の前記第1の補助接地電極側の側面と前記第1の補助接地電極の前記第2及び第3の補助接地電極側の先端との間の最短距離Mが、M≧0となる長さに形成されていることを特徴とする製造方法。
この構成によれば、曲げ加工において第1〜第3の補助接地電極が互いに干渉することを防止できる。
適用例9に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記曲げ加工前の前記第1〜第3の補助接地電極の先端部にはそれぞれテーパ部が設けられており、
前記第1〜第3の補助接地電極の前記曲げ加工を同時に行った際に、前記第1の補助接地電極の前記第2及び第3の補助接地電極側の先端が、前記第2及び第3の補助接地電極の前記第1の補助接地電極側の側面よりも前記中心電極側に位置することを特徴とする製造方法。
この構成によれば、第1〜第3の補助接地電極の先端同士をより近づけることができるので、この後に先端を打ち抜くことによって形成される打ち抜き部をより小さくすることができる。この結果、打ち抜き部へのガス流れを効果的に遮蔽することができ、多重放電を低減することが可能である。
(A1)3つの補助接地電極310,320,330と主接地電極300は、中心電極20の周囲に等角度間隔で(すなわち90度間隔で)配置されている。
(A2)第1の補助接地電極310は、中心電極20を挟んで主接地電極300と対向する位置にある。
(A3)第2と第3の補助接地電極320,330は、中心電極20を挟んで互いに対向する位置にある。
(A4)第1の補助接地電極310及び中心電極20の中心同士を結ぶ方向と、第2と第3の補助接地電極320,330の中心同士を結ぶ方向は、直交する。
(A5)第1の補助接地電極310の先端面は平坦である。
(A6)第2と第3の補助接地電極320,330の先端面は、それぞれ略円筒面状(断面略円弧状)に形成されている。
(A7)第2と第3の補助接地電極320,330の先端面の間には、断面略円形の空間PS(「打ち抜き部PS」と呼ぶ)が形成されている。
なお、これらの配置的な特徴点は好ましいものの一例であり、スパークプラグの用途等に応じてこれらの特徴点の一部を適宜省略又は変更してもよい。例えば、第1の補助接地電極310の先端面を、略円筒面状(断面略円弧状)に形成してもよい。また、打ち抜き部PSの断面形状として、略円形以外の他の形状を採用してもよい。
<パラメータの定義>
・D:第2と第3の補助接地電極320,330の間の打ち抜き部PSの直径
・G1:主接地電極300と中心電極20との間のギャップ(「主放電ギャップ」とも呼ぶ)
・G2:第2の補助接地電極320と中心電極20との間のギャップ(「補助放電ギャップ」とも呼ぶ)
・G3:第3の補助接地電極330と中心電極20との間のギャップ(「補助放電ギャップ」とも呼ぶ)
・L:主接地電極300の幅
・S2:中心電極20の中心から第1の補助接地電極310に向かう方向に沿って測定したときの、第2の補助接地電極320の先端部側面から第1の補助接地電極310の先端までの距離(「補助電極オフセットS2」とも呼ぶ)
・S3:中心電極20の中心から第1の補助接地電極310に向かう方向に沿って測定したときの、第3の補助接地電極330の先端部側面から第1の補助接地電極310の先端までの距離(「補助電極オフセットS3」とも呼ぶ)
・T:第2と第3の補助接地電極320,330の間の最短距離
・Tp:第2と第3の補助接地電極320,330の間の最短距離TのY方向成分(後述する)
・V2:第2の補助接地電極330の幅
・V3:第3の補助接地電極330の幅
・W:第1の補助接地電極310の幅
(B1)第2と第3の補助接地電極320,330は同一の形状を有しており、それぞれに関する2つのパラメータの値(例えばG2とG3、S2とS3、V2とV3)は互いに等しい。
(B2)第1の補助接地電極310の幅Wと、第2及び第3の補助接地電極320,330の幅V2,V3は、等しい。補助接地電極310,320,330の幅W,V2,V3の値は、例えば約2〜3mmの範囲が好ましい。
(B3)補助接地電極310,320,330の幅W,V2,V3は、主接地電極300の幅Lよりも小さい。なお、主接地電極300の幅Lの値は、例えば約3〜4mmの範囲が好ましい。
(B4)第2と第3の補助接地電極320,330の間の最短距離Tと、そのY方向成分Tpは等しい。
(B5)第1の補助接地電極310の幅Wは、第2と第3の補助接地電極320,330の間の最短距離TのY方向成分Tp以上である。なお、最短距離T及びそのY方向成分Tpの値は、約2〜4mmの範囲が好ましい。
(B6)第2及び第3の補助接地電極320,330の先端部側面から第1の補助接地電極310の先端までの距離S2,S3(補助電極オフセット)は、ゼロより大きく0.7mm以下である。
(B7)主接地電極300と中心電極20との間のギャップG1と、第2及び第3の補助接地電極320,330と中心電極20との間のギャップG2,G3とには、|G2−G1|≦0.2mm、|G3−G1|≦0.2mmの関係がある。
(B8)主接地電極300のギャップG1は、0.2mm≦G1≦1.0mmを満たす。
(B9)主接地電極300の幅Lと、第1の補助接地電極310の幅Wと、第2と第3の補助接地電極320,330の間の最短距離TのY方向成分Tpは、Tp≦W≦Lの関係にある。
なお、これらのパラメータ関係は好ましい関係の一例であり、スパークプラグの用途等に応じてこれらの関係の一部を適宜省略又は変更してもよい。
D2=T2+V2 …(1)
T2=D2−V2 …(2)
Tp≦T≦W …(3)
W2≧D2−V2 …(4)
この(4)式が成立すれば、打ち抜き部PSのX方向の開口を、第1の補助接地電極310sで十分に遮蔽することができ、多重放電を低減又は抑制することが可能である。
4…シール体
5…ガスケット
6,7…リング部材
8…板パッキン
9…タルク
10…絶縁碍子
12…軸孔
13…脚長部
15…段部
17…先端側胴部
18…後端側胴部
19…鍔部
20…中心電極
21…電極母材
25…芯材
30…接地電極
40…端子金具
50…主体金具
51…工具係合部
52…取付ネジ部
53…加締部
54…シール部
55…座面
56…段部
58…座屈部
59…ネジ首
100…スパークプラグ
200…エンジンヘッド
201…取付ネジ孔
205…開口周縁部
300…主接地電極
302…凸部
310〜330…補助接地電極
311b…先端面
312b,312c,322c,332c…テーパ部
314c…先端
326c…側面
400…打ち抜き工具
Claims (10)
- 軸線方向に延在する中心電極と、
前記軸線方向に延在する軸孔を有し、前記軸孔に前記中心電極が挿設される絶縁体と、
前記絶縁体の外周に配置される主体金具と、
一端部が前記主体金具の先端部に接合され、他端部が前記中心電極の先端部との間で前記軸線方向にギャップG1を形成する主接地電極と、
一端部が前記主体金具の先端部に接合され、他端部が前記中心電極の側面との間でギャップを形成する3つの補助接地電極と、を備え、
前記中心電極との間でギャップを形成する前記3つの補助接地電極の他端部の対向面は、前記絶縁体の先端より前記軸線方向先端側に位置し、
前記3つの補助接地電極のうちの第1の補助接地電極の前記主体金具に接合されている位置は、前記中心電極を挟んで前記主接地電極の前記主体金具に接合されている位置に対向しており、
前記3つの補助接地電極のうちの第2と第3の補助接地電極の前記主体金具に接合されている位置は、前記中心電極を挟んで対向しているスパークプラグであって、
前記第1の補助接地電極の幅をWとし、前記第2の補助接地電極と前記第3の補助接地電極との間の最短距離をTとし、前記最短距離Tの前記第1の補助接地電極に垂直な方向成分の距離をTpとしたとき、W≧Tpであることを特徴とするスパークプラグ。 - 請求項1に記載のスパークプラグであって、
前記第1の補助接地電極の前記中心電極側の先端部と、前記第2及び第3の補助接地電極の先端部側面との距離をS2、S3としたとき、S2≦0.7mm、S3≦0.7mmを満たすことを特徴とするスパークプラグ。 - 請求項2に記載のスパークプラグであって、
前記ギャップG1と、前記中心電極と前記第2及び第3の補助接地電極との間のギャップG2、G3が、|G2−G1|≦0.2mm、|G3−G1|≦0.2mmの関係にあることを特徴とするスパークプラグ。 - 請求項3に記載のスパークプラグであって、
前記ギャップG1は、0.2mm≦G1≦1.0mmを満たすことを特徴とするスパークプラグ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のスパークプラグであって、
前記主接地電極の幅Lと前記距離Tpが、L≧Tpの関係にあることを特徴とするスパークプラグ。 - 請求項5に記載のスパークプラグであって、
L≧W≧Tpであることを特徴とするスパークプラグ。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載のスパークプラグであって、
ガスエンジン用であることを特徴とするスパークプラグ。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記主体金具に前記第1〜第3の補助接地電極を接合する工程と、
前記接合後に前記第1〜第3の補助接地電極を曲げ加工する工程と、
前記曲げ加工後に、前記主体金具の内側に前記絶縁体と前記中心電極とが組み付けられた組立体を構成する組み付け工程と、
を備え、
断面略円形の打ち抜き工具を用いて、少なくとも前記第2及び第3の補助接地電極の先端部の間の中央部に打ち抜き部が形成されるように前記第2及び第3の補助接地電極の先端部を打ち抜く打ち抜き工程を備え、
前記第2と第3の補助接地電極を結ぶ方向と前記軸線方向との両方に垂直な方向に沿って測った前記第2及び第3の補助接地電極の幅をVとし、前記第2と第3の補助接地電極の間に形成される前記打ち抜き部の径をDとしたとき、W2≧D2−V2を満たすように打ち抜かれることを特徴とする製造方法。 - 請求項8に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記第1〜第3の補助接地電極の前記曲げ加工前の長さは、前記第1〜第3の補助接地電極の前記曲げ加工を同時に行った際に、前記第2及び第3の補助接地電極の前記第1の補助接地電極側の側面と前記第1の補助接地電極の前記第2及び第3の補助接地電極側の先端との間の最短距離Mが、M≧0となる長さに形成されていることを特徴とする製造方法。 - 請求項9に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記曲げ加工前の前記第1〜第3の補助接地電極の先端部にはそれぞれテーパ部が設けられており、
前記第1〜第3の補助接地電極の前記曲げ加工を同時に行った際に、前記第1の補助接地電極の前記第2及び第3の補助接地電極側の先端が、前記第2及び第3の補助接地電極の前記第1の補助接地電極側の側面よりも前記中心電極側に位置することを特徴とする製造方法。
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