JP6510703B1 - 点火プラグ - Google Patents

点火プラグ Download PDF

Info

Publication number
JP6510703B1
JP6510703B1 JP2018075858A JP2018075858A JP6510703B1 JP 6510703 B1 JP6510703 B1 JP 6510703B1 JP 2018075858 A JP2018075858 A JP 2018075858A JP 2018075858 A JP2018075858 A JP 2018075858A JP 6510703 B1 JP6510703 B1 JP 6510703B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
discharge gap
tip
discharge
insulator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018075858A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019186050A (ja
Inventor
馨 ▲高▼橋
馨 ▲高▼橋
大輔 笠原
大輔 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2018075858A priority Critical patent/JP6510703B1/ja
Priority to PCT/JP2019/001450 priority patent/WO2019198295A1/ja
Priority to US16/763,601 priority patent/US11128109B2/en
Priority to CN201980006511.5A priority patent/CN111492547B/zh
Priority to DE112019001880.9T priority patent/DE112019001880T5/de
Application granted granted Critical
Publication of JP6510703B1 publication Critical patent/JP6510703B1/ja
Publication of JP2019186050A publication Critical patent/JP2019186050A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/46Sparking plugs having two or more spark gaps
    • H01T13/467Sparking plugs having two or more spark gaps in parallel connection
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/46Sparking plugs having two or more spark gaps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P13/00Sparking plugs structurally combined with other parts of internal-combustion engines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/50Sparking plugs having means for ionisation of gap
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/20Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
    • H01T13/32Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation characterised by features of the earthed electrode

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】初期火炎を形成させ易くし、さらに火炎を成長させ易くできる点火プラグを提供すること。【解決手段】点火プラグは、先端側から後端側へと軸線に沿って延びる中心電極と、少なくとも中心電極の先端の周囲を取り囲む有底筒状の先端部を有する絶縁体と、先端部が自身の先端部から先端側に突出する状態で絶縁体を保持する筒状の主体金具と、を備える。他端部が主体金具の先端部に接続され、一端部が絶縁体の先端部と放電ギャップを形成する複数の接地電極を備え、複数の接地電極は放電ギャップの大きさの異なるものを含む。【選択図】図1

Description

本発明は点火プラグに関し、特にバリア放電を利用する点火プラグに関する。
バリア放電を利用する点火プラグとして、特許文献1には、中心電極の周囲を取り囲む有底筒状の先端部を有する絶縁体の径方向の外側に、先端側の筒状の部分(金具筒部)が電極として機能する筒状の主体金具を、金具筒部が先端部と間隔をあけて対向するように配置する技術が開示されている。特許文献1の技術では、絶縁体の先端部の中心軸と金具筒部の中心軸とを平行にずらして配置し、先端部と金具筒部との間の電界強度を周方向に不均一にする。これにより、電界強度が強い部分でプラズマを活発にし、初期火炎を生じ易くする。
特開2017−152143号公報
しかしながら上記従来の技術では、主体金具のうち、筒状の金具筒部が絶縁体の先端部の全周を取り囲むので、金具筒部と先端部との間に生じた初期火炎のエネルギーを金具筒部が奪う消炎作用によって初期火炎が消滅したり、火炎の成長が金具筒部に妨げられたりするおそれがある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、初期火炎を形成させ易くし、さらに火炎を成長させ易くできる点火プラグを提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明の点火プラグは、先端側から後端側へと軸線に沿って延びる中心電極と、少なくとも中心電極の先端の周囲を取り囲む有底筒状の先端部を有する絶縁体と、先端部が自身の先端部から先端側に突出する状態で絶縁体を保持する筒状の主体金具と、を備える。他端部が主体金具の先端部に接続され、一端部が絶縁体の先端部と放電ギャップを形成する複数の接地電極を備え、複数の接地電極は、放電ギャップの大きさの異なるものを含む。
請求項1記載の点火プラグによれば、複数の接地電極は、接地電極の各々の他端部が、主体金具の先端部に接続され、接地電極の各々の一端部が、絶縁体の先端部と放電ギャップを形成する。隣り合う接地電極の間に隙間ができるので、接地電極による消炎作用を抑制して初期火炎を形成させ易くし、さらに火炎を成長させ易くできる。
また、複数の接地電極が形成する放電ギャップは大きさの異なるものを含む。そのため、例えば燃焼室の圧力が高く放電が生じ難いときには、小さな放電ギャップで放電を生じさせることができ、初期火炎をより形成させ易くできる。一方で、燃焼室の圧力が低く放電が生じ易いときには、大きな放電ギャップで放電を生じさせることができ、火炎をより成長させ易くできる。このように燃焼室の圧力状態に応じた放電ギャップを備えるので、安定した初期火炎の形成と点火性の向上とを両立できる。
請求項2記載の点火プラグによれば、複数の接地電極は放電ギャップの大きさが全て異なる。これにより、燃焼室の圧力に関わらず、いずれかの放電ギャップに放電を生じさせ易くできるので、点火性能を向上できる。これに対し、放電ギャップの大きさが同じものが存在すると、点火性能の向上に寄与しないばかりか、逆に火炎のエネルギーが接地電極に奪われ、損失が生じ易くなる。よって、請求項1の効果に加え、点火性能を向上させつつ接地電極によるエネルギー損失を抑制できる。
請求項3記載の点火プラグによれば、複数の接地電極のうち、放電ギャップの大きさが異なるものは、接地電極の一端部の軸線方向の位置が異なる。ここで、軸線方向の位置が同じところに接地電極の一端部が複数存在し、その一端部と先端部との間の放電ギャップの大きさが異なる場合には、より小さな放電ギャップに放電が生じ易くなる傾向がみられる。これを避けるため、放電ギャップの大きさが異なるものは、接地電極の一端部の軸線方向の位置を異ならせることにより、小さな放電ギャップだけでなく、大きな放電ギャップにも放電を生じさせ易くできる。その結果、請求項1又は2の効果に加え、大きな放電ギャップに生じる放電によって、火炎をより成長させ易くできる。
請求項4記載の点火プラグによれば、後端側の放電ギャップよりも先端側の放電ギャップの方が大きいので、後端側の放電ギャップよりも燃焼室の中心に近い先端側の放電ギャップに生じる火炎をより成長させ易くできる。これにより、請求項3の効果に加え、成長した火炎によって燃焼室の混合気を燃焼させ易くできる。
請求項5記載の点火プラグによれば、後端側の放電ギャップよりも先端側の放電ギャップの方が小さいので、後端側の放電ギャップよりも燃焼室の中心に近い先端側の放電ギャップに初期火炎を生じさせ易くできる。これにより、請求項3の効果に加え、生じ易くした初期火炎によって燃焼室の混合気に点火させ易くできる。
請求項6記載の点火プラグによれば、複数の接地電極のうち、放電ギャップの大きさが異なるものは、接地電極の一端部が、軸線を中心として互いに80°以上離れた位置に存在する。これにより、小さい放電ギャップだけでなく、大きな放電ギャップにも放電を生じさせ易くできる。その結果、請求項1から5のいずれかの効果に加え、大きな放電ギャップに生じる放電によって、火炎をより成長させ易くできる。
請求項7記載の点火プラグによれば、接地電極は2つなので、請求項1から6のいずれかの効果に加え、点火性能を向上させつつ接地電極によるエネルギー損失を最大限に抑制できる。
第1実施の形態における点火プラグの片側断面図である。 (a)は軸線の方向における接地電極の距離と放電の回数との関係を示す図であり、(b)は軸線を中心とする接地電極の角度と放電の回数との関係を示す図である。 (a)は第2実施の形態における点火プラグの側面図であり、(b)は図3(a)の矢印IIIb方向から見た点火プラグの側面図である。 (a)は第3実施の形態における点火プラグの側面図であり、(b)は図4(a)の矢印IVb方向から見た点火プラグの側面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は第1実施の形態における点火プラグ10の軸線Oを境にした片側断面図である。図1では、紙面下側を点火プラグ10の先端側、紙面上側を点火プラグ10の後端側という(図3(a)から図4(b)においても同じ)。図1に示すように点火プラグ10は、絶縁体11、中心電極20、主体金具30及び接地電極40を備えている。
絶縁体11は、高温下の絶縁性や機械的特性に優れるアルミナ等により形成された有底円筒状の部材である。絶縁体11は、自身の後端に開口し先端が閉じた穴12が、軸線Oに沿って形成されている。穴12は断面が円形である。穴12の先端側の内周面に全周に亘って形成された絶縁体11の後端向き面13に、中心電極20の後端側の部分が係止されている。
中心電極20は、導電性を有する金属材料(例えばニッケル基合金等)によって形成された円柱状の電極であり、軸線Oに沿って穴12の中に配置されている。端子金具22は、交流電圧やパルス電圧が入力される棒状の部材であり、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成されている。端子金具22は絶縁体11の後端に固定されている。端子金具22は先端側が穴12の中に配置され、導電性ガラス等の接続部23を介して中心電極20に電気的に接続されている。
絶縁体11は、中心電極20の先端21の周囲を取り囲む有底筒状の先端部14と、先端部14の後端側に隣接する筒状の小径部15と、小径部15の後端側に隣接する筒状の大径部16と、大径部16の後端側に隣接する筒状の後端部17と、を備えている。絶縁体11は、大径部16と後端部17との間に、大径部16及び後端部17の外周面から全周に亘って径方向の外側へ張り出す張出部18が形成されている。
先端部14は、中心電極20の先端側の部分を取り囲む部位であり、先端14aが閉じ、本実施形態では軸線O方向の全長に亘って外径が同一の円筒状に形成されている。小径部15は、中心電極20の中央付近を取り囲む部位であり、本実施形態では軸線O方向の全長に亘って外径が同一の円筒状に形成されている。小径部15の外径は先端部14の外径よりも大きい。大径部16は、中心電極20の後端側の部分を取り囲む部位であり、本実施形態では軸線O方向の全長に亘って外径が同一の円筒状に形成されている。大径部16の外径は小径部15の外径よりも大きい。
主体金具30は、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成された略円筒状の部材である。主体金具30は、絶縁体11の小径部15から大径部16の一部までを取り囲む先端部31と、先端部31の後端側に隣接する座部32と、座部32の後端側に隣接する連結部33と、連結部33の後端側に隣接する工具係合部34と、工具係合部34の後端側に隣接する後端部35と、を備えている。
先端部31は、エンジン(図示せず)のねじ穴に螺合するおねじ36が外周に形成されている。先端部31は、先端部31の内周面に全周に亘って後端向き面37が形成されている。先端部31の後端向き面37は絶縁体11の大径部16よりも先端側に位置する。座部32は、エンジン(図示せず)のねじ穴とおねじ36との隙間を塞ぐための部位であり、先端部31よりも外径が大きく形成されている。連結部33は、主体金具30を絶縁体11に組み付けるときに湾曲状に塑性変形した部位である。工具係合部34は、エンジンのねじ穴におねじ36を締め付けるときに、レンチ等の工具を係合させる部位である。後端部35は径方向の内側へ向けて屈曲した部位であり、絶縁体11の張出部18よりも後端側に位置する。
絶縁体11の後端部17の外周の全周に亘って、張出部18と後端部35との間に、タルク等の粉末が充填されたシール部38が設けられている。主体金具30の後端向き面37から後端部35までの部分は、絶縁体11の大径部16から張出部18までの部分に、シール部38を介して軸線O方向の圧縮荷重を加える。その結果、主体金具30は絶縁体11を保持する。主体金具30の内周の後端向き面37が絶縁体11の大径部16を先端側から係止した状態で、絶縁体11の小径部15の一部および先端部14は、主体金具30の先端部31から先端側に突出する。
接地電極40は、主体金具30の先端部31に接合された複数の棒状の金属製(例えばニッケル基合金製)の部材である。本実施形態では、接地電極40は断面が矩形状の第1電極41及び第2電極42からなる。第1電極41及び第2電極42は軸線Oに沿って配置されている。
第1電極41の一端部43は第1電極41の他端部44よりも先端側に位置し、他端部44が主体金具30に接続されている。本実施形態では一端部43を除き、第1電極41は軸線Oに平行に配置されている。一端部43は絶縁体11の先端部14へ向かって屈曲しているので、第1電極41の中で一端部43は先端部14との距離が最も短い。第1電極41の一端部43は絶縁体11の先端部14との間に放電ギャップ45を形成する。
第2電極42の一端部46は第2電極42の他端部47よりも先端側に位置し、他端部47が主体金具30に接続されている。本実施形態では一端部46を除き、第2電極42は軸線Oに平行に配置されている。一端部46は絶縁体11の先端部14へ向かって屈曲しているので、第2電極42の中で一端部46は先端部14との距離が最も短い。第2電極42の一端部46は絶縁体11の先端部14との間に放電ギャップ48を形成する。
第2電極42の一端部46及び第1電極41の一端部43は、軸線Oを中心にして互いに180°離れた位置に存在する。また、第2電極42の一端部46は第1電極41の一端部43よりも先端側に位置し、第2電極42が形成する放電ギャップ48の大きさは、第1電極41が形成する放電ギャップ45よりも大きい。なお、放電ギャップ45,48の大きさとは、各一端部43,46と先端部14との最短距離をいう。
エンジン(図示せず)に取り付けられた点火プラグ10の端子金具22と主体金具30との間に交流電圧やパルス電圧が入力されると、絶縁体11の先端部14と接地電極40との間に非平衡プラズマ(ストリーマ放電)が生じる。非平衡プラズマは熱エネルギーへの変換が少ないので、燃焼室(図示せず)内の可燃混合気の温度はあまり上がらないが、高いエネルギーをもつ電子が生成される。この高いエネルギーをもつ電子の衝突によりO,N,OH等のラジカルが大量に生成され、発熱反応による温度上昇およびラジカルによる連鎖反応が進行し点火に至り、放電ギャップ45,48を含む一定の体積を有する反応領域に初期火炎が形成される。初期火炎が成長して可燃混合気が燃焼する。
接地電極40の第1電極41及び第2電極42が形成する放電ギャップ45,48は大きさの異なるものを含むので、例えば燃焼室の圧力が高く放電が生じ難いときには、隙間が小さい放電ギャップ45で放電を生じさせることができる。一方で、燃焼室の圧力が低く放電が生じ易いときには、大きな放電ギャップ48で放電を生じさせることができる。小さな放電ギャップ45は放電が生じ易いので、燃焼室の圧力が増加しても初期火炎を安定して形成できる。大きな放電ギャップ48は反応領域を広げられるので火炎がより成長し易く、点火性を向上できる。よって、安定した初期火炎の形成と点火性の向上とを両立できる。
接地電極40は主体金具30の周方向に間隔をあけて接続された第1電極41及び第2電極42からなるので、第1電極41と第2電極42との間に周方向の隙間ができる。第1電極41及び第2電極42は、その周囲に、放電ギャップ45,48を含む一定の空間(反応領域になり得る空間)をそれぞれ確保できるので、接地電極40による消炎作用を抑制して初期火炎を形成させ易くし、さらに火炎を成長させ易くできる。
第1電極41及び第2電極42からなる接地電極40は放電ギャップ45,48の大きさが異なるので、燃焼室の圧力に関わらず、いずれかの放電ギャップ45,48に放電を生じさせ易くできる。接地電極40は放電ギャップの大きさが同じものが存在しないので、点火性能の向上に寄与しないで火炎のエネルギーを奪う接地電極が存在しないようにできる。よって、点火性能を向上させつつ接地電極40によるエネルギー損失を抑制できる。特に、接地電極40は第1電極41及び第2電極42の2つなので、点火性能を向上させつつ接地電極40によるエネルギー損失を最大限に抑制できる。
第1電極41の一端部43及び第2電極42の一端部46は、それぞれ絶縁体11の先端部14へ向かって屈曲しているので、一端部43,46に電界を集中させ易くできる。よって、一端部43,46と先端部14との間に放電を生じさせ易くできる。
図2(a)を参照して、第2電極42の一端部46の位置に対する第1電極41の一端部43の位置が、第2電極42による放電ギャップ48の放電に与える影響について説明する。図2(a)は、点火プラグ10の軸線Oの方向における接地電極40の一端部43,46間の距離D(図1参照)と放電ギャップ48に生じた放電の回数との関係を示す図である。
図2(a)は、第2電極42の一端部46の位置を固定し、第1電極41の一端部43の位置を一端部46に対して後端側へ1mmずつ移動させ、一端部46と一端部43との軸線方向の距離Dが0mm〜7mmの8種のサンプル(点火プラグ10)を作成して行った実験結果である。各サンプルの第2電極42の一端部46及び第1電極41の一端部43は、軸線Oを中心にして互いに180°離れた位置に存在する。サンプルは、第2電極42による放電ギャップ48の大きさ(径方向の最短距離)を2mm、第1電極41による放電ギャップ45の大きさを0.5mmとした。サンプルは、距離D以外の寸法や形状、材質等は一定にした。
観察窓が設けられたチャンバ(図示せず)に各サンプルを取り付け、チャンバに試験ガス(本実施例では空気)を充填した。チャンバの内部の圧力を0.4MPaに保った状態で端子金具22と主体金具30との間にパルス電圧を印加した。パルス電圧の繰り返し周波数は40kHz、電圧は20kVとした。放電の様子を高速度カメラで撮影し、放電ギャップ45,48に生じた合計100回の放電のうち放電ギャップ48に生じた放電の回数を測定した。図2(a)の横軸は第2電極42の一端部46と第1電極41の一端部43との間の軸線方向の距離D(mm)であり、縦軸は第2電極42による放電ギャップ48に生じた放電の回数(≦100回)である。
図2(a)に示すとおり、距離Dが長くなるにつれて放電ギャップ48に放電が生じる回数が増加する。距離Dが1mm以上あると、放電ギャップ45,48に生じる放電のうち10%が放電ギャップ48に生じることがわかった。
従って、大きさが異なる放電ギャップ45,48を第1電極41及び第2電極42の一端部43,46と先端部14との間に形成し、一端部43,46の軸線方向の位置を異ならせることにより(距離D≠0)、図2(a)に示すように、放電が生じ易い小さな放電ギャップ45だけでなく、大きな放電ギャップ48にも放電を生じさせ易くできる。その結果、放電ギャップ45に初期火炎を安定して形成できると共に、大きな放電ギャップ48に生じる放電によって、火炎をより成長させ易くできる。
さらに、点火プラグ10は後端側の放電ギャップ45よりも先端側の放電ギャップ48の方が大きいので、放電ギャップ48を含む反応領域を、放電ギャップ45を含む反応領域よりも広くできる。その結果、後端側の放電ギャップ45よりも燃焼室(図示せず)の中心に近い先端側の放電ギャップ48に生じる火炎をより成長させ易くできる。これにより、成長した火炎によって燃焼室の混合気を燃焼させ易くできる。
次に図2(b)を参照して、第1電極41及び第2電極42の一端部43,46の軸線Oを中心とする角度θが、第2電極42による放電ギャップ48の放電に与える影響について説明する。図4(b)は、点火プラグ10の軸線Oを中心とする接地電極40の一端部43,46の角度θ(鋭角側)と放電ギャップ48に生じた放電の回数との関係を示す図である。
図2(b)は、第1電極41及び第2電極42の一端部43,46の軸線Oを中心とする角度θの異なる5種のサンプル(点火プラグ10)を作成して行った実験結果である。5種のサンプルの角度θ(鋭角側)は40°,80°,120°,160°,180°とした。サンプルは、第2電極42による放電ギャップ48の大きさ(径方向の最短距離)を2mm、第1電極41による放電ギャップ45の大きさを0.5mmとした。サンプルは第2電極42の一端部46よりも第1電極41の一端部43が後端側に位置し、第2電極42の一端部46と第1電極41の一端部43との軸線方向の距離Dを6mmとした。サンプルは、角度θ以外の寸法や形状、材質等は一定にした。
観察窓が設けられたチャンバ(図示せず)に各サンプルを取り付け、試験ガス(空気)を充填したチャンバの内部の圧力を0.4MPaに保った状態で端子金具22と主体金具30との間にパルス電圧を印加した。パルス電圧の繰り返し周波数は40kHz、電圧は20kVとした。放電の様子を高速度カメラで撮影し、放電ギャップ45,48に生じた合計100回の放電のうち放電ギャップ48に生じた放電の回数を測定した。図2(b)の横軸は軸線Oを中心とする接地電極40の一端部43,46の角度θ(°)であり、縦軸は第2電極42による放電ギャップ48に生じた放電の回数(≦100回)である。
図2(b)から明らかなように、角度θが大きくなるにつれて放電ギャップ48に放電が生じる回数が増加する。角度θが80°以上あると、放電ギャップ45,48に生じる放電のうち10%以上が放電ギャップ48に生じることがわかった。
従って、放電ギャップ45,48の大きさが異なる第1電極41及び第2電極42の一端部43,46を、軸線Oを中心として互いに180°離れた位置に存在させることにより(角度θ≧80°)、図2(b)に示すように、放電が生じ易い小さい放電ギャップ45だけでなく、大きな放電ギャップ48にも放電を生じさせ易くできる。その結果、放電ギャップ45に初期火炎を安定して形成できると共に、大きな放電ギャップ48に生じる放電によって、火炎をより成長させ易くできる。
図3を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施形態では、接地電極40が2つの場合について説明した。これに対し第2実施形態では、接地電極60が4つの場合について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図3(a)は第2実施の形態における点火プラグ50の側面図であり、図3(b)は図3(a)の矢印IIIb方向から見た点火プラグ50の側面図である。なお、図3(a)及び図3(b)では、点火プラグ50の後端側の図示が省略されている(図4(a)及び図4(b)においても同じ)。
図3(a)及び図3(b)に示すように、点火プラグ50は、複数の棒状の金属製(例えばニッケル基合金製)の部材である接地電極60が、主体金具30(図1参照)の先端部31に接続されている。接地電極60は、軸線Oに沿って配置された断面が矩形状の第1電極61、第2電極62、第3電極63及び第4電極64からなる。
第1電極61の一端部65は第1電極61の他端部66よりも先端側に位置し、他端部66が主体金具30に接続されている。第1電極61は軸線方向の中央付近が先端部14側に屈曲し、一端部65及びその近傍は軸線Oに平行に配置されている。第1電極61の中で一端部65近傍は先端部14との距離が最も短いので、一端部65付近は絶縁体11の先端部14との間に放電ギャップ67を形成する。第1電極61の一端部65付近が軸線Oと平行に配置されるので、放電ギャップ67の中で放電が生じる部位を分散できる。よって、初期火炎が生じる反応領域を広くできる。
第2電極62の一端部68は第2電極62の他端部69よりも先端側に位置し、他端部69が主体金具30に接続されている。第2電極62は、一端部68を除き、軸線Oに平行に配置されている。一端部68は絶縁体11の先端部14へ向かって屈曲しているので、第2電極62の中で一端部68は先端部14との距離が最も短い。第2電極62の一端部68は絶縁体11の先端部14との間に放電ギャップ70を形成する。
第3電極63の一端部71は第3電極63の他端部72よりも先端側に位置し、他端部72が主体金具30に接続されている。第3電極63は、一端部71を除き、軸線Oに平行に配置されている。一端部71は絶縁体11の先端部14へ向かって屈曲しているので、第3電極63の中で一端部71は先端部14との距離が最も短い。第3電極63の一端部71は絶縁体11の先端部14との間に放電ギャップ73を形成する。
第4電極64の一端部74は第4電極64の他端部75よりも先端側に位置し、他端部75が主体金具30に接続されている。第4電極64は軸線Oに平行に配置されている。第4電極64は一端部74に電界が集中するので、一端部74と先端部14との間に放電が生じ易い。よって、第4電極64の一端部74は絶縁体11の先端部14との間に放電ギャップ76を形成する。第4電極64の一端部74は、先端部14の先端14aよりも先端側に位置する。
第1電極61の一端部65、第2電極62の一端部68、第3電極63の一端部71及び第4電極64の一端部74は、軸線Oを中心にして互いに90°離れた位置に存在する。また、点火プラグ50の後端側から先端側へ順に、第1電極61の一端部65、第2電極62の一端部68、第3電極63の一端部71及び第4電極64の一端部74が存在し、その順に放電ギャップ67,70,73,76は大きくなる。なお、放電ギャップ76の大きさとは、一端部74近傍と先端部14との最短距離をいう。
点火プラグ50は、放電ギャップ67,70,73,76の大きさが異なる第1電極61、第2電極62、第3電極63及び第4電極64の一端部65,68,71,74が、軸線Oを中心として互いに90°離れた位置に存在する(角度θ≧80°)。これにより、放電が生じ易い小さい放電ギャップ67だけでなく、それよりも大きな放電ギャップ70,73,76に放電を生じさせ易くできる。その結果、放電ギャップ70,73,76に生じる放電によって、火炎をより成長させ易くできる。
さらに、点火プラグ50は後端側の放電ギャップ67よりも先端側の放電ギャップ76の方が大きいので、後端側の放電ギャップ67よりも燃焼室(図示せず)の中心に近い先端側の放電ギャップ76に生じる火炎をより成長させ易くできる。これにより、成長した火炎によって燃焼室の混合気を燃焼させ易くできる。
図4を参照して第3実施の形態について説明する。第1実施形態および第2実施形態では、後端側の放電ギャップよりも先端側の放電ギャップの方が大きい場合について説明した。これに対し第3実施形態では、後端側の放電ギャップよりも先端側の放電ギャップの方が小さい場合について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図4(a)は第3実施の形態における点火プラグ80の側面図であり、図4(b)は図4(a)の矢印IVb方向から見た点火プラグ80の側面図である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、点火プラグ80は、複数の棒状の金属製(例えばニッケル基合金製)の部材である接地電極90が、主体金具30(図1参照)の先端部31に接続されている。接地電極90は、軸線Oに沿って配置された断面が矩形状の第1電極91、第2電極92、第3電極93及び第4電極94からなる。
第1電極91の一端部95は第1電極91の他端部96よりも先端側に位置し、他端部96が主体金具30に接続されている。第1電極91は軸線Oに平行に配置されている。第1電極91は一端部95に電界が集中するので、一端部95と先端部14との間に放電が生じ易い。よって、第1電極91の一端部95は絶縁体11の先端部14との間に放電ギャップ97を形成する。
第2電極92の一端部98は第2電極92の他端部99よりも先端側に位置し、他端部99が主体金具30に接続されている。第2電極92は軸線方向の中央付近が先端部14側に屈曲し、一端部98及びその近傍は軸線Oに平行に配置されている。第2電極92の中で一端部98近傍は先端部14との距離が最も短いので、一端部98付近は絶縁体11の先端部14との間に放電ギャップ100を形成する。第2電極92の一端部98付近は軸線Oと平行に配置されるので、放電ギャップ100に放電が生じる部位を分散できる。よって、初期火炎が生じる反応領域を広くできる。
第3電極93の一端部101は第3電極93の他端部102よりも先端側に位置し、他端部102が主体金具30に接続されている。第3電極93は、一端部101を除き、軸線Oに平行に配置されている。一端部101は絶縁体11の先端部14へ向かって屈曲しているので、第3電極93の中で一端部101は先端部14との距離が最も短い。第3電極93の一端部101は絶縁体11の先端部14との間に放電ギャップ103を形成する。
第4電極94の一端部104は第4電極94の他端部105よりも先端側に位置し、他端部105が主体金具30に接続されている。第4電極94は、一端部104を除き、軸線Oに平行に配置されている。一端部104は絶縁体11の先端部14へ向かって屈曲しているので、第4電極94の中で一端部104は先端部14との距離が最も短い。第4電極94の一端部104は絶縁体11の先端部14との間に放電ギャップ106を形成する。
第1電極91の一端部95、第2電極92の一端部98、第3電極93の一端部101及び第4電極94の一端部104は、軸線Oを中心にして互いに90°離れた位置に存在する。また、後端側から先端側へ順に、第1電極91の一端部95、第2電極92の一端部98、第3電極93の一端部101及び第4電極94の一端部104が存在し、その順に放電ギャップ97,100,103,106は小さくなる。なお、放電ギャップ97の大きさとは、一端部95近傍と先端部14との最短距離をいい、放電ギャップ100の大きさとは、一端部98近傍と先端部14との最短距離をいう。
点火プラグ80は、後端側の放電ギャップ97よりも先端側の放電ギャップ106の方が小さいので、後端側の放電ギャップ97よりも燃焼室(図示せず)の中心に近い先端側の放電ギャップ106に初期火炎を生じさせ易くできる。これにより、生じ易くした初期火炎によって燃焼室の混合気に点火させ易くできる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
実施形態では、接地電極の数が2つ又は4つの場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。接地電極の数は適宜設定できるので、接地電極の数を3つ、5つ又はそれ以上にすることは当然可能である。
実施形態では、絶縁体11の先端部14と接地電極40,60,90との間の放電ギャップの大きさが全て異なる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。放電ギャップは大きさが同じものを含んでいても構わない。接地電極に放電ギャップの大きさの異なるものがあれば、燃焼室の圧力に関わらず、大きさが異なるいずれかの放電ギャップに放電を生じさせ易くできるからである。
実施形態では、絶縁体11の先端部14の外径が軸線方向の全長に亘って同一の場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、先端部14の先端側の外径が後端側の外径よりも小さくなるように先端部14の外周面を先端側へ向けて縮径させたり、先端部14の先端側の外径が後端側の外径よりも大きくなるように先端部14の外周面を先端側へ向けて拡径させたりすることは当然可能である。また、先端部14の軸線方向の中央付近の外径が先端側の外径や後端側の外径よりも大きくなるように先端部14の外周面を中央が膨らんだ円筒状にすることは当然可能である。絶縁体11の先端部14の外周面の形状を適宜変更することより、絶縁体11の先端部14の径方向の厚さ等との関係で、中心電極と接地電極との間の電界強度を適宜設定できる。
実施形態では、絶縁体11の先端部14の先端14aが平面状に形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、絶縁体11の先端部14の先端14aを球冠状にすることは当然可能である。
実施形態では、接地電極40,60,90の各電極が直線状に形成され、さらに各電極の他端部側の部位が軸線Oと平行に配置される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。軸線Oを含む平面に接地電極40,60,90の各電極が含まれるように各電極の端部側の部位を傾け、各電極の一端部と先端部14との間に放電ギャップを形成することは当然可能である。また、軸線Oを含む平面に含まれるように接地電極40,60,90の各電極を配置するものに限られるものではなく、軸線Oに対してねじれの位置に各電極を配置することは当然可能である。
実施形態では、接地電極40,60,90の各電極が直線状に形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。接地電極40,60,90の各電極を曲線状にすることは当然可能である。各電極を曲線状にすることにより、各電極の配置の自由度を高くできる。
第2実施形態では、点火プラグ50の後端側から先端側へ順に、放電ギャップ67,70,73,76が大きくなる場合について説明した。第3実施形態では、点火プラグ80の後端側から先端側へ順に、放電ギャップ97,100,103,106が小さくなる場合について説明した。しかし、必ずしもこれに限られるものではない。軸線方向に沿って放電ギャップを大きさの順に並べることは必ずしも必要ない。例えば、後端側の放電ギャップよりも先端側に、後端側の放電ギャップよりも大きな放電ギャップが少なくとも1つ存在すれば、燃焼室の中心に近い先端側の放電ギャップに生じる火炎をより成長させ易くできる。また、後端側の放電ギャップよりも先端側に、後端側の放電ギャップよりも小さな放電ギャップが少なくとも1つ存在すれば、燃焼室の中心に近い先端側の放電ギャップに初期火炎を生じさせ易くできる。
第2実施形態および第3実施形態では、接地電極60,90の4つの各電極が周方向に等間隔に配置される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。接地電極の各電極の周方向の間隔は適宜設定できる。
10,50,80 点火プラグ
11 絶縁体
14 先端部
20 中心電極
30 主体金具
31 先端部
40,60,90 接地電極
43,46,65,68,71,74,95,98,101,104 一端部
44,47,66,69,72,75,96,99,102,105 他端部
45,48,67,70,73,76,97,100,103,106 放電ギャップ
O 軸線

Claims (7)

  1. 先端側から後端側へと軸線に沿って延びる中心電極と、
    少なくとも前記中心電極の先端の周囲を取り囲む有底筒状の先端部を有する絶縁体と、
    前記先端部が自身の先端部から先端側に突出する状態で前記絶縁体を保持する筒状の主体金具と、を備える点火プラグであって、
    他端部が前記主体金具の前記先端部に接続され、一端部が前記絶縁体の前記先端部と放電ギャップを形成する複数の接地電極を備え、
    前記複数の接地電極は、前記放電ギャップの大きさの異なるものを含む点火プラグ。
  2. 前記複数の接地電極は、前記放電ギャップの大きさが全て異なる請求項1記載の点火プラグ。
  3. 前記複数の接地電極のうち、前記放電ギャップの大きさが異なるものは、前記一端部の軸線方向の位置が異なる請求項1又は2に記載の点火プラグ。
  4. 後端側の前記放電ギャップよりも先端側の前記放電ギャップの方が大きい請求項3記載の点火プラグ。
  5. 後端側の前記放電ギャップよりも先端側の前記放電ギャップの方が小さい請求項3記載の点火プラグ。
  6. 前記複数の接地電極のうち、前記放電ギャップの大きさが異なるものは、前記一端部が、前記軸線を中心として互いに80°以上離れた位置に存在する請求項1から5のいずれかに記載の点火プラグ。
  7. 前記複数の接地電極は2つである請求項1から6のいずれかに記載の点火プラグ。
JP2018075858A 2018-04-11 2018-04-11 点火プラグ Active JP6510703B1 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018075858A JP6510703B1 (ja) 2018-04-11 2018-04-11 点火プラグ
PCT/JP2019/001450 WO2019198295A1 (ja) 2018-04-11 2019-01-18 点火プラグ
US16/763,601 US11128109B2 (en) 2018-04-11 2019-01-18 Spark plug having a plurality of ground electrodes
CN201980006511.5A CN111492547B (zh) 2018-04-11 2019-01-18 火花塞
DE112019001880.9T DE112019001880T5 (de) 2018-04-11 2019-01-18 Zündkerze

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018075858A JP6510703B1 (ja) 2018-04-11 2018-04-11 点火プラグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6510703B1 true JP6510703B1 (ja) 2019-05-08
JP2019186050A JP2019186050A (ja) 2019-10-24

Family

ID=66429952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018075858A Active JP6510703B1 (ja) 2018-04-11 2018-04-11 点火プラグ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11128109B2 (ja)
JP (1) JP6510703B1 (ja)
CN (1) CN111492547B (ja)
DE (1) DE112019001880T5 (ja)
WO (1) WO2019198295A1 (ja)

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5210458A (en) * 1989-03-06 1993-05-11 Mcdougal John A Spark plug
EP1544970B1 (en) * 2003-12-19 2007-05-16 Ngk Spark Plug Co., Ltd Spark plug
US8278808B2 (en) * 2006-02-13 2012-10-02 Federal-Mogul Worldwide, Inc. Metallic insulator coating for high capacity spark plug
JP2008287917A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Nippon Soken Inc 内燃機関用のスパークプラグ
JP2010037949A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関用バリア放電装置
DE102009046092B4 (de) 2009-10-28 2017-06-14 Ford Global Technologies, Llc Zündkerze mit mindestens drei höhenversetzten Masseelektroden
JP5031915B1 (ja) 2011-04-25 2012-09-26 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ及びその製造方法
JP5719419B2 (ja) * 2013-01-31 2015-05-20 日本特殊陶業株式会社 点火プラグ及びその製造方法
CN204407690U (zh) * 2015-01-23 2015-06-17 刘伟民 一种贵金属火花塞
JP6114780B2 (ja) * 2015-06-19 2017-04-12 日本特殊陶業株式会社 点火プラグおよび点火装置
JP6444833B2 (ja) * 2015-08-27 2018-12-26 本田技研工業株式会社 点火プラグ及びこれを備えた内燃機関の点火装置
CN108370134B (zh) * 2015-12-24 2020-07-24 三菱电机株式会社 火花塞以及具备该火花塞的点火系统
JP6566890B2 (ja) 2016-02-23 2019-08-28 日本特殊陶業株式会社 点火プラグ、および、点火装置
CN205992661U (zh) * 2016-06-28 2017-03-01 上海极燃汽车科技有限公司 一种多电极火花塞
JP6348546B2 (ja) * 2016-08-03 2018-06-27 日本特殊陶業株式会社 点火プラグ及び点火装置

Also Published As

Publication number Publication date
US11128109B2 (en) 2021-09-21
CN111492547B (zh) 2021-08-24
US20200287359A1 (en) 2020-09-10
CN111492547A (zh) 2020-08-04
DE112019001880T5 (de) 2020-12-31
JP2019186050A (ja) 2019-10-24
WO2019198295A1 (ja) 2019-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2343362T3 (es) Bujia de plasma de radiofrecuencia.
JP5963775B2 (ja) コロナ形成の位置が制御されたコロナ点火器
JP2011034953A (ja) プラズマイグナイター及び内燃機関の点火装置
JP5934635B2 (ja) 点火装置
JP6238895B2 (ja) 温度制御機能を有するコロナ点火器
US10944244B2 (en) Spark plug
JP6382043B2 (ja) 内燃機関用の点火プラグ
JP6510703B1 (ja) 点火プラグ
JP2014120309A (ja) 点火プラグ
JP5922087B2 (ja) スパークプラグ
JP7112992B2 (ja) 点火プラグ
JP6667463B2 (ja) 点火プラグ
JP6114352B2 (ja) 非熱平衡プラズマ点火プラグ、及び、非熱平衡プラズマ点火装置
JP2010182536A (ja) プラズマ点火装置
JP6359575B2 (ja) スパークプラグ
JP6719420B2 (ja) 点火プラグ
JP7373295B2 (ja) 点火プラグ
CN113273044B (zh) 火花塞
US10714907B2 (en) Corona igniter firing end electrode tip with dual metal rivets and method of manufacture
JP2014056653A (ja) スパークプラグ
US10333281B2 (en) Spark plug
JP2021174665A (ja) 点火プラグ
JP2018120682A (ja) スパークプラグ
JP2013191559A (ja) 点火プラグ、点火装置及びエンジン
JP2012195282A (ja) プラズマジェット点火プラグ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6510703

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250