JP2014056653A - スパークプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】スパークプラグにおいて絶縁体と主体金具との間の熱膨張差に起因する絶縁体の損傷を防止する。
【解決手段】スパークプラグは、軸線を中心に延びた筒状の絶縁体と、絶縁体の外周面にカシメ固定された筒状の主体金具とを備える。絶縁体の外周面と主体金具の内周面との間には、密閉用の粉末が充填されている。主体金具と絶縁体との間に粉末が充填された充填領域における絶縁体の最小外径dと、充填領域における主体金具の最大内径Dとの関係は、1.12≦D/d≦1.16を満たす。
【選択図】図4

Description

本発明は、スパークプラグに関する。
スパークプラグには、絶縁体を介して中心電極を主体金具に組み付ける際に、絶縁体の外周面と主体金具の内周面との間に、環状のリング部材を配置し、密閉用の粉末(例えば、粉末の滑石(タルク))を充填したものが知られている(例えば、特許文献1,2を参照)。絶縁体と主体金具との間に設けられたリング部材および粉末は、絶縁体と主体金具との間を密閉すると共に、主体金具に対する絶縁体の保持力を向上させる。その結果、スパークプラグに加わる外力(例えば、ノッキング等の異常燃焼による振動)に伴う絶縁体の揺さ振りを抑制し、絶縁体の損傷を防止することができる。
特開2000−215964号公報 特開2006−66385号公報
特許文献1,2では、相互に異なる材質である絶縁体(例えば、アルミナセラミック)と主体金具(例えば、炭素鋼)との間の熱膨張差に起因して、絶縁体の外周面と主体金具の内周面との間隔が拡大し、リング部材や粉末による絶縁体の保持力が低下してしまうことについて十分な検討がなされていなかった。このようなリング部材や粉末による絶縁体の保持力低下は、揺さ振りによる絶縁体の損傷を招く場合があった。特に、比較的に高温状態になりやすい内燃機関(例えば、高過給エンジン、高圧縮エンジン)に用いられるスパークプラグや、比較的に絶縁体を細くする必要がある小型化したスパークプラグでは、絶縁体と主体金具との間の熱膨張差に起因する絶縁体の損傷が発生しやすいという課題があった。そのほか、スパークプラグにおいては、その小型化や、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上、耐久性の向上などが望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、スパークプラグが提供される。このスパークプラグは、軸線を中心に延びた筒状の絶縁体と;前記絶縁体の外周面にカシメ固定された筒状の主体金具であって、前記絶縁体の前記外周面と前記主体金具の内周面との間に密閉用の粉末が充填された主体金具とを備える。このスパークプラグでは、前記主体金具と前記絶縁体との間に前記粉末が充填された充填領域における前記絶縁体の最小外径dと、前記充填領域における前記主体金具の最大内径Dとの関係は、1.12≦D/d≦1.16を満たす。この形態のスパークプラグによれば、絶縁体と主体金具との間の熱膨張差を抑制することによって、粉末による絶縁体の保持力が低下することを抑制することができる。その結果、絶縁体と主体金具との間の熱膨張差に起因する絶縁体の損傷を防止することができる。
(2)上記形態のスパークプラグにおいて、前記主体金具は、外周方向へ多角形状に張り出した工具係合部と;前記工具係合部に繋がる前記主体金具の端部をカシメによって前記絶縁体の前記外周面に向けて屈曲してなり、前記絶縁体との間に前記粉末が充填されたカシメ蓋とを有し、前記スパークプラグは、更に、前記主体金具の前記カシメ蓋における前記内周面、および前記絶縁体の前記外周面に接触する環状のリング部材を備え、前記軸線を通る平面における前記工具係合部から前記絶縁体に向けた前記カシメ蓋の形状に沿った長さLと、前記カシメ蓋の中間部における厚さtとの関係は、2.50≦L/t≦3.10を満たすとしてもよい。この形態のスパークプラグによれば、粉末に対するカシメ蓋によるリング部材の押圧力を向上させることによって、粉末による絶縁体の保持力を向上させることができる。その結果、絶縁体と主体金具との間の熱膨張差に起因する絶縁体の損傷を一層防止することができる。
(3)上記形態のスパークプラグにおいて、前記主体金具に形成されたネジ部の呼び径がM12以下であるとしてもよい。この形態のスパークプラグによれば、呼び径がM12以下のスパークプラグにおいて、絶縁体と主体金具との間の熱膨張差に起因する絶縁体の損傷を防止することができる。
本発明は、スパークプラグ以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、スパークプラグの絶縁体、スパークプラグの主体金具、スパークプラグを備える内燃機関、スパークプラグの製造方法、スパークプラグを用いた着火方法、その着火方法を実現するコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体などの形態で実現することができる。
スパークプラグの部分断面を示す説明図である。 スパークプラグの部分断面を拡大して示す説明図である。 カシメ蓋の部分断面を拡大して示す説明図である。 絶縁体の最小外径と主体金具の最大内径との関係に関する第1評価試験の結果を示すグラフである。 絶縁体の最小外径と主体金具の最大内径との関係に関する第1評価試験の結果を示すグラフである。 カシメ蓋の長さとカシメ蓋の厚さとの関係に関する第2評価試験の結果を示すグラフである。 カシメ蓋の長さとカシメ蓋の厚さとの関係に関する第2評価試験の結果を示すグラフである。
A.実施形態:
A−1.スパークプラグの構成:
図1は、スパークプラグ10の部分断面を示す説明図である。図1には、スパークプラグ10の軸心である軸線CA1を境界として、紙面右側にスパークプラグ10の外観形状を図示し、紙面左側にスパークプラグ10の断面形状を図示した。本実施形態の説明では、スパークプラグ10における図1の紙面下側を「先端側」といい、図1の紙面上側を「後端側」という。
スパークプラグ10は、中心電極100と、絶縁体200と、主体金具300と、接地電極400とを備える。本実施形態では、スパークプラグ10の軸線CA1は、中心電極100、絶縁体200および主体金具300の各部材における軸心でもある。
スパークプラグ10は、中心電極100と接地電極400との間に形成された間隙SGを先端側に有する。スパークプラグ10の間隙SGは、火花ギャップとも呼ばれる。スパークプラグ10は、間隙SGが形成されている先端側を燃焼室920の内壁910から突出させた状態で内燃機関90に取り付け可能に構成されている。スパークプラグ10を内燃機関90に取り付けた状態で、2万〜3万ボルトの高電圧を中心電極100に印加すると、間隙SGに火花放電が発生する。この間隙SGに発生させた火花放電によって、燃焼室920内の混合気に着火することが可能である。
図1には、相互に直交するXYZ軸を図示した。図1のXYZ軸は、後述する他の図におけるXYZ軸に対応する。
図1のXYZ軸のうち、軸線CA1に沿った軸をZ軸とする。Z軸に沿ったZ軸方向(軸線方向)に関し、スパークプラグ10の後端側から先端側に向かって+Z軸方向とし、その逆を−Z軸方向とする。+Z軸方向は、中心電極100が絶縁体200と共に軸線CA1に沿って主体金具300の先端側から突出する方向である。
図1のXYZ軸のうち、接地電極400が軸線CA1に向けて屈曲する方向に沿った軸をY軸とする。Y軸に沿ったY軸方向に関し、接地電極400が軸線CA1に向けて屈曲する方向を−Y軸方向とし、その逆を+Y軸方向とする。
図1のXYZ軸のうち、Y軸およびZ軸に直交する軸をX軸とする。X軸に沿ったX軸方向に関し、図1の紙面奥から紙面手前に向かって+X軸方向とし、その逆を−X軸方向とする。
スパークプラグ10の中心電極100は、導電性を有する電極体である。中心電極100は、軸線CA1を中心に延びた棒状をなす。本実施形態では、中心電極100は、ニッケル(Ni)を主成分とするニッケル合金(例えば、インコネル(登録商標))からなる。中心電極100の外側面は、絶縁体200によって外部から電気的に絶縁されている。中心電極100の先端側は、絶縁体200の先端側から突出している。中心電極100の後端側は、絶縁体200の後端側へと電気的に接続されている。本実施形態では、中心電極100の後端側は、シール体160、セラミック抵抗170、シール体180、端子金具190を介して絶縁体200の後端側へと電気的に接続されている。
スパークプラグ10の接地電極400は、導電性を有する電極体である。接地電極400は、主体金具300から軸線CA1に対して平行に一旦延びた後に軸線CA1に向けて屈曲した形状をなす。接地電極400の基端部は、主体金具300に接合されている。接地電極400の先端部は、中心電極100との間に間隙SGを形成する。本実施形態では、接地電極400は、ニッケル(Ni)を主成分とするニッケル合金(例えば、インコネル(登録商標))からなる。
スパークプラグ10の絶縁体200は、電気絶縁性を有する碍子である。絶縁体200の熱膨張率は、主体金具300よりも小さい。絶縁体200は、軸線CA1を中心に延びた筒状をなす。本実施形態では、絶縁体200は、絶縁性セラミックス材料(例えば、アルミナ)を焼成してなる。
絶縁体200は、軸線CA1を中心に延びた貫通孔である軸孔290を有する。絶縁体200の軸孔290には、絶縁体200の先端側(+Z軸方向側)から突出させた状態で中心電極100が軸線CA1上に保持されている。絶縁体200の外側には、先端側から後端側に向けて順に、第1筒状部210と、第2筒状部220と、第3筒状部250と、第4筒状部270とが形成されている。
絶縁体200の第1筒状部210は、先端側に向けて先細りになった円筒状の部位であり、第1筒状部210の先端側は、主体金具300の先端側から突出している。絶縁体200の第2筒状部220は、第1筒状部210よりも大きな径を有する円筒状の部位である。絶縁体200の第3筒状部250は、第2筒状部220および第4筒状部270よりも外周方向に張り出した円筒状の部位である。絶縁体200の第4筒状部270は、第3筒状部250から後端側をなす円筒状の部位であり、第4筒状部270の後端側は、主体金具300の後端側から突出している。
スパークプラグ10の主体金具300は、導電性を有する金属体である。主体金具300の熱膨張率は、絶縁体200よりも大きい。主体金具300は、軸線CA1を中心に延びた筒状をなす。本実施形態では、主体金具300は、筒状に成形した低炭素鋼にニッケルメッキを施した金属体である。他の実施形態では、主体金具300は、亜鉛メッキを施した金属体であっても良いし、メッキを施していない金属体(無メッキ)であっても良い。
主体金具300の内側には、主体金具300の先端側(+Z軸方向側)から中心電極100と共に突出させた状態で絶縁体200が保持されている。主体金具300の内側には、先端側から後端側に向けて順に、金具内周面392と、環状凸部394と、金具内周面396とが形成されている。
主体金具300の金具内周面392は、主体金具300の内周面のうち環状凸部394よりも先端側に位置する部位ある。主体金具300の環状凸部394は、主体金具300の内周面である金具内周面392および金具内周面396から内側に向けて隆起した環状の部位である。主体金具300の金具内周面396は、主体金具300の内周面のうち環状凸部394よりも後端側に位置する部位ある。
金具内周面392と絶縁体200との隙間は、環状凸部394と絶縁体200との隙間や、金具内周面396と絶縁体200との隙間よりも大きい。絶縁体200を主体金具300の後端側から挿入して主体金具300に組み付ける際、環状凸部394および金具内周面396は、主体金具300に対する絶縁体200の位置決めに利用される。
主体金具300は、中心電極100から電気的に絶縁された状態で絶縁体200の外側面にカシメ固定されている。主体金具300の外側には、先端側から後端側に向けて順に、先端部310と、ネジ部320と、胴部340と、溝部350と、工具係合部360と、カシメ蓋380とが形成されている。
主体金具300の先端部310は、主体金具300の先端側(+Z軸方向側)を構成する円筒状の部位である。先端部310には、接地電極400が接合されている。先端部310の中央からは、中心電極100と共に絶縁体200が+Z軸方向に向けて突出している。
主体金具300のネジ部320は、ネジ山が外側面に形成されている円筒状の部位である。本実施形態では、主体金具300のネジ部320を内燃機関90のネジ孔930に螺合させることによって、スパークプラグ10を内燃機関90に取り付けることが可能である。本実施形態では、ネジ部320の呼び径は、M10である。他の実施形態では、ネジ部320の呼び径は、M10より小さくても良いし(例えば、M8,M9)、M10より大きくても良い(例えば、M12、M14)。
主体金具300の胴部340は、溝部350よりも外周方向に張り出した鍔状の部位である。スパークプラグ10を内燃機関90に取り付けた状態で、胴部340と内燃機関90との間にはガスケット500が圧縮される。
主体金具300の溝部350は、胴部340と工具係合部360との間に設けられ、主体金具300を絶縁体200にカシメ固定する際に外周方向に膨出した円筒状の部位である。
主体金具300の工具係合部360は、溝部350よりも外周方向へ多角形状に張り出した鍔状の部位であり、スパークプラグ10を内燃機関90に取り付けるための工具(図示しない)に係合する形状をなす。本実施形態では、工具係合部360の外形は、六角形状である。
主体金具300のカシメ蓋380は、主体金具300を絶縁体200にカシメ固定する際に、主体金具300の後端側を絶縁体200に向けて屈曲して成形した部位である。
絶縁体200の第3筒状部250および第4筒状部270における外側と、主体金具300の工具係合部360およびカシメ蓋380における内側との間には、リング部材610が後端側に、リング部材620が先端側にそれぞれ配置され、リング部材610とリング部材620との間に粉末650が充填されている。リング部材610,620は、金属製(例えば、鉄(Fe))の環状の部材である。粉末650は、密閉(シール)用の粉末(例えば、粉末の滑石(タルク))である。リング部材610,620および粉末650は、絶縁体200と主体金具300との間を密閉すると共に、主体金具300に対する絶縁体200の保持力を向上させる。
図2は、スパークプラグ10の部分断面を拡大して示す説明図である。図2には、スパークプラグ10における工具係合部360周辺の部分断面を、図1よりも拡大して図示した。
図2に示すように、主体金具300のカシメ蓋380は、工具係合部360に繋がる主体金具300の端部388をカシメによって絶縁体200の外周面208に向けて屈曲してなり、リング部材610,620および粉末650を封止する。密閉用の粉末650は、絶縁体200における第3筒状部250から第4筒状部270に至る外周面208と、主体金具300における工具係合部360からカシメ蓋380に至る内周面398との間に充填されている。
リング部材610は、主体金具300のカシメ蓋380によって絶縁体200の外周面208に押し付けられ、絶縁体200の第4筒状部270における外周面208、および主体金具300のカシメ蓋380における内周面398に接触している。リング部材620は、リング部材610よりも先端側に配置され、絶縁体200の第3筒状部250における外周面208、および主体金具300の工具係合部360における内周面398に接触している。
リング部材610,620が配置された領域を除き、軸線CA1に沿って絶縁体200と主体金具300との間に粉末650が充填された領域を充填領域FAとする。充填領域FAにおける絶縁体200の外径のうち最小の外径を最小外径dとする。充填領域FAにおける主体金具300の内径のうち最大の内径を最大内径Dとする。
絶縁体200と主体金具300との間の熱膨張差に起因する絶縁体200の損傷を防止する観点から、充填領域FAにおける絶縁体200の最小外径dと、充填領域FAにおける主体金具300の最大内径Dとの関係は、1.12≦D/d≦1.16を満たすことが好ましい。値(D/d)についての評価結果については後述する。
図2に示す例では、主体金具300の最大内径Dは、充填領域FAにおける+Z軸方向側の端に位置するが、この位置に限るものではなく、充填領域FAの中間であってもよいし、充填領域FAにおける−Z軸方向側の端であってもよい。
図2に示す例では、絶縁体200の最小外径dは、充填領域FAにおける−Z軸方向側の端に位置するが、この位置に限るものではなく、充填領域FAの中間であってもよいし、充填領域FAにおける+Z軸方向側の端であってもよい。
図2に示すように、工具係合部360は、工具係合部360における後端側の端部である端面368を有する。この端面368を通りX軸およびY軸に平行な平面を平面PLbとし、この平面PLbと主体金具300の外側面とが交わる点を点Paとする。この点PAよりも−Z軸方向側に、カシメ蓋380が形成されている。
図3は、カシメ蓋380の部分断面を拡大して示す説明図である。図3には、軸線CA1を通りY軸およびZ軸に平行なYZ平面で切断したカシメ蓋380の断面を、図2よりも拡大して図示した。
YZ平面において、カシメ蓋380の外側の輪郭382、カシメ蓋380の内側の輪郭384、および平面PLbに、それぞれ接する仮想円を円C0とする。この円C0と平面PLbとの接点を点Psとする。
YZ平面において、カシメ蓋380の輪郭382、輪郭384および端部388にそれぞれ接する仮想円を円Ceとする。この円Ceと端部388との接点を点Peとする。
YZ平面において、円C0と輪郭382との接点を点Pd0とする。点Pd0から輪郭382上を端部388に向けて0.20mm(ミリメートル)進んだ点を点Pd1とする。この点Pd1を通り輪郭384に接する仮想円のうち径が最小となる仮想円を円C1とする。更に、点Pd1から輪郭382上を端部388に向けて0.20mm進んだ点を点Pd2とし、この点Pd2を通り輪郭384に接する仮想円のうち径が最小となる仮想円を円C2とする。このように、円Ceと輪郭382との接点を越えない範囲で、点Pd(k−1)から輪郭382上を端部388に向けて0.20mm進んだ点を、点Pdkとし、この点Pdkを通り輪郭384に接する仮想円のうち径が最小となる仮想円を円Ckとする(k=2,3,4,5…(n−1),n、nは自然数)。
YZ平面において、点Psから、円C1の中心、円C2の中心、…、円C(n−1)の中心、円Cnの中心を経て、点Peに至る曲線Ps−Peの長さを長さLとする。長さLは、軸線CA1を通る平面における工具係合部360から絶縁体200に向けたカシメ蓋380の形状に沿った長さである。
YZ平面において、点Psから曲線Ps−Pe上を長さ(L/2)進んだ点を点Pmとする。点Pmは、カシメ蓋380の中間部である。この点Pmを中心に輪郭382および輪郭384に内接する仮想円のうち径が最小となる仮想円を円Cmとする。この円Cmの直径を、カシメ蓋380の中間部における厚さtとする。
絶縁体200と主体金具300との間の熱膨張差に起因する絶縁体200の損傷を防止する観点から、カシメ蓋380の長さLと、カシメ蓋380の厚さtとの関係は、2.50≦L/t≦3.10を満たすことが好ましい。値(L/t)についての評価結果については後述する。
A−2.第1評価試験:
図4および図5は、絶縁体200の最小外径dと主体金具300の最大内径Dとの関係に関する第1評価試験の結果を示すグラフである。第1評価試験では、絶縁体200の最小外径dおよび主体金具300の最大内径Dが異なる複数のスパークプラグ10を試料として用意し、これらの試料に対して「JIS B8031」に準拠する耐衝撃性試験を実施した。具体的には、スパークプラグ10における間隙SGの周囲をバーナで加熱して中心電極100の温度を800℃に維持しながら、試料を耐衝撃性試験装置に取り付け、毎分400回の割合で10分間衝撃を加えた後、絶縁体200の割れの有無を確認した。第1評価試験では、同形状の試料を10個ずつ用意し、同形状の試料毎に、絶縁体200の割れの発生個数を調べた。図4および図5には、横軸に値(D/d)をとり、縦軸に絶縁体200の割れの発生個数をとって、第1評価試験の結果を示した。
図4に評価結果を示す試料は、主体金具300におけるネジ部320の呼び径がM10、M12、M14の各スパークプラグ10について、絶縁体200の最小外径dを10.50mmに固定し、主体金具300の最大内径Dを変化させて、値(D/d)を「1.09」、「1.12」、「1.16」、「1.20」、「1.23」、「1.25」の各値としたものである。
図5に評価結果を示す試料は、主体金具300におけるネジ部320の呼び径がM10、M12、M14の各スパークプラグ10について、絶縁体200の最小外径dを7.50mmに固定し、主体金具300の最大内径Dを変化させて、値(D/d)を「1.09」、「1.12」、「1.16」、「1.20」、「1.23」、「1.25」の各値としたものである。
図4および図5に示すように、ネジ部320の呼び径がM14の試料では、絶縁体200の割れが発生せず、ネジ部320の呼び径がM12、M10へと小さくなる程、絶縁体200の割れ発生率が高くなる傾向にあることが分かる。これは、ネジ部320の呼び径が小さくなる程、構造上、絶縁体200における第1筒状部210や第2筒状部220を細くする必要があり、絶縁体200の強度が低下するためであると考えられる。なお、絶縁体200の割れは、絶縁体200において比較的に径が小さい第1筒状部210で発生していた。
また、ネジ部320の呼び径の大きさにかかわらず、1.12≦D/d≦1.16を満たす場合には、絶縁体200の割れが発生しないことが分かる。これは、絶縁体200と主体金具300との間の熱膨張差が抑制されることによって、粉末650による絶縁体200の保持力が低下することが抑制されるためであると考えられる。
また、値(D/d)が1.16よりも大きくなる程、絶縁体200の割れ発生率が高くなる傾向にあることが分かる。これは、絶縁体200よりも熱膨張率が高い主体金具300の最大内径Dが、絶縁体200の最小外径dに対して大きくなる程、充填領域FAにおける絶縁体200と主体金具300との径方向の熱膨張差が大きくなり、粉末650による絶縁体200の保持力が低下するためであると考えられる。
また、値(D/d)が1.12よりも小さくなると、絶縁体200の割れが発生する場合があることが分かる。これは、充填領域FAにおける絶縁体200と主体金具300との径方向の幅が狭く、粉末650の充填密度を十分に確保することができず、粉末650による絶縁体200の保持力が不足するためであると考えられる。
図4と図5との比較から、絶縁体200の最小外径dが小さい方が、絶縁体200の割れ発生率が低いことが分かる。これは、最小外径dが小さいと絶縁体200の質量が軽くなり、絶縁体200に加わる衝撃力が小さくなるためであると考えられる。
第1評価試験の結果によれば、絶縁体200と主体金具300との間の熱膨張差に起因する絶縁体200の損傷を防止する観点から、値(D/d)は、1.12以上であって、1.23以下であることが好ましく、1.20以下であることが更に好ましく、1.16以下であることが一層好ましい。
A−3.第2評価試験:
図6および図7は、カシメ蓋380の長さLとカシメ蓋380の厚さtとの関係に関する第2評価試験の結果を示すグラフである。第2評価試験では、値(L/t)が異なる複数のスパークプラグ10を試料として用意し、これらの試料に対して「JIS B8031」に準拠する耐衝撃性試験を実施した。具体的には、スパークプラグ10における間隙SGの周囲をバーナで加熱して中心電極100の温度を800℃に維持しながら、試料を耐衝撃性試験装置に取り付け、毎分400回の割合で衝撃を加え、10分毎に絶縁体200の損傷の有無を確認した。第2評価試験では、同形状の試料を10個ずつ用意し、同形状の試料毎に、絶縁体200の割れの発生個数および発生時間を調べた。図6および図7には、横軸に評価時間をとり、縦軸に絶縁体200の割れの発生個数をとって、第2評価試験の結果を示した。
図6に評価結果を示す試料は、主体金具300におけるネジ部320の呼び径がM12のスパークプラグ10について、絶縁体200の最小外径dを10.50mmに、値(D/d)を「1.15」に、カシメ蓋380の長さLを2.05mmにそれぞれ固定し、カシメ蓋380の外側径を変化させて、値(L/t)を「2.50」、「2.80」、「3.10」、「3.40」、「3,70」の各値としたものである。
図7に評価結果を示す試料は、主体金具300におけるネジ部320の呼び径がM12のスパークプラグ10について、絶縁体200の最小外径dを7.50mmに、値(D/d)を「1.15」に、カシメ蓋380の長さLを2.05mmにそれぞれ固定し、カシメ蓋380の外側径を変化させて、値(L/t)を「2.50」、「2.80」、「3.10」、「3.40」、「3,70」の各値としたものである。
なお、値(L/t)を「2.30」とした場合、スパークプラグ10の組立時に、リング部材610が接触する部位で絶縁体200の割れが発生することがあった。これは、絶縁体200に対するカシメ蓋380によるリング部材610の押圧力が強くなり過ぎたためであると考えられる。
<組立時の絶縁体200の割れ発生率>
・L/t=2.30、d=7.50mm:20個のうち5個に割れ発生
・L/t=2.50、d=7.50mm:20個のうち割れ無し
・L/t=2.30、d=10.50mm:20個のうち3個に割れ発生
・L/t=2.50、d=10.50mm:20個のうち割れ無し
図6および図7に示すように、値(L/t)が「2.50」、「2.80」、「3.10」の場合、60分の耐衝撃性試験において絶縁体200の割れが発生せず、値(L/t)が「3.40」、「3,70」へと大きくなる程、絶縁体200の割れ発生率が高くなる傾向にあることが分かる。これは、値(L/t)が大きくなる程、粉末650に対するカシメ蓋380によるリング部材610の押圧力が小さくなることによって、粉末650による絶縁体200の保持力が小さくなるためであると考えられる。
図6と図7との比較から、絶縁体200の最小外径dが小さい方が、絶縁体200の割れ発生率が低いことが分かる。これは、最小外径dが小さいと絶縁体200の質量が軽くなり、絶縁体200に加わる衝撃力が小さくなるためであると考えられる。
第2評価試験の結果によれば、絶縁体200と主体金具300との間の熱膨張差に起因する絶縁体200の損傷を防止する観点から、値(L/t)は、2.50以上であって、3.40以下であることが好ましく、3.10以下であることが更に好ましい。
A−4.効果:
以上説明した実施形態によれば、1.12≦D/d≦1.16を満たす場合、絶縁体200と主体金具300との間の熱膨張差を抑制することによって、粉末650による絶縁体200の保持力が低下することを抑制することができる。その結果、絶縁体200と主体金具300との間の熱膨張差に起因する絶縁体200の損傷を防止することができる。
また、2.50≦L/t≦3.10を満たす場合、粉末650に対するカシメ蓋380によるリング部材610の押圧力を向上させることによって、粉末650による絶縁体200の保持力を向上させることができる。その結果、絶縁体200と主体金具300との間の熱膨張差に起因する絶縁体200の損傷を一層防止することができる。
B.他の実施形態:
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…スパークプラグ
90…内燃機関
100…中心電極
160…シール体
170…セラミック抵抗
180…シール体
190…端子金具
200…絶縁体
208…外周面
210…第1筒状部
220…第2筒状部
250…第3筒状部
270…第4筒状部
290…軸孔
300…主体金具
310…先端部
320…ネジ部
340…胴部
350…溝部
360…工具係合部
368…端面
380…カシメ蓋
382…輪郭
384…輪郭
388…端部
392…金具内周面
394…環状凸部
396…金具内周面
398…内周面
400…接地電極
500…ガスケット
610…リング部材
620…リング部材
650…粉末
910…内壁
920…燃焼室
930…ネジ孔
d…最小外径
D…最大内径
FA…充填領域
SG…間隙
CA1…軸線

Claims (3)

  1. 軸線を中心に延びた筒状の絶縁体と、
    前記絶縁体の外周面にカシメ固定された筒状の主体金具であって、前記絶縁体の前記外周面と前記主体金具の内周面との間に密閉用の粉末が充填された主体金具と
    を備えるスパークプラグであって、
    前記主体金具と前記絶縁体との間に前記粉末が充填された充填領域における前記絶縁体の最小外径dと、前記充填領域における前記主体金具の最大内径Dとの関係は、1.12≦D/d≦1.16を満たすことを特徴とするスパークプラグ。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグであって、
    前記主体金具は、
    外周方向へ多角形状に張り出した工具係合部と、
    前記工具係合部に繋がる前記主体金具の端部をカシメによって前記絶縁体の前記外周面に向けて屈曲してなり、前記絶縁体との間に前記粉末が充填されたカシメ蓋と
    を有し、
    前記スパークプラグは、更に、前記主体金具の前記カシメ蓋における前記内周面、および前記絶縁体の前記外周面に接触する環状のリング部材を備え、
    前記軸線を通る平面における前記工具係合部から前記絶縁体に向けた前記カシメ蓋の形状に沿った長さLと、前記カシメ蓋の中間部における厚さtとの関係は、2.50≦L/t≦3.10を満たすことを特徴とするスパークプラグ。
  3. 前記主体金具に形成されたネジ部の呼び径がM12以下である請求項1または請求項2に記載のスパークプラグ。
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