JP5271420B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関等に使用されるスパークプラグに関する。
スパークプラグは、内燃機関(エンジン)等の燃焼装置に取付けられ、燃焼室内の混合気への着火のために用いられるものである。一般的にスパークプラグは、軸孔を有する絶縁体と、当該軸孔に挿通される中心電極と、絶縁体の外周に設けられる主体金具と、主体金具の先端部に設けられ、中心電極との間で火花放電間隙を形成する接地電極とを備える。また、一般に主体金具と絶縁体とは、主体金具の内周面において軸線側に向けて突出する環状突部と、絶縁体の外周面に設けられる段部とが、直接又は間接的に係止された状態で固定される(例えば、特許文献1等参照)。
ところで、絶縁体の先端温度が所定温度(例えば、1100℃)以上に過熱されてしまうと、過熱された絶縁体の先端が着火源となってしまうおそれがある。すなわち、スパークプラグの点火前であるにも関わらず、混合気へと着火してしまう現象(いわゆる、プレイグニッション)が生じてしまうおそれがある。
そこで、耐プレイグニッション性の向上を図るべく、中心電極の外径と絶縁体の内径との径差をより小さくすることで、絶縁体先端部の熱を中心電極に対してスムーズに伝導可能とし、ひいては絶縁体先端部の過熱、及び、これに起因するプレイグニッションの発生を防止する手法が提案されている。
特開2008−123989号公報
ところが、上記手法を採用した場合には、中心電極の熱膨張に伴って、絶縁体が押し割られてしまうおそれがある。絶縁体が割れてしまうと、中心電極及び主体金具間において電流のリークが生じてしまい、正常な火花放電ができなくなってしまうおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、中心電極と絶縁体との径差を変更することなく、優れた耐プレイグニッション性を実現することができるスパークプラグを提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各構成につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する構成に特有の作用効果を付記する。
構成1.本構成のスパークプラグは、 軸線方向に延びる棒状の中心電極と、
前記中心電極の外周に設けられた絶縁体と、
前記絶縁体の外周に設けられた筒状の主体金具と、
前記主体金具の先端部から延びる接地電極とを備えたスパークプラグであって、
前記主体金具は、自身の内周部分に前記軸線側に向けて突出する環状突部を有し、
前記絶縁体は、
前記環状突部に対して直接又は間接的に係止される段部と、
前記段部の先端から先端側に向けて延びる脚長部とを備え、
前記主体金具の先端位置における、前記主体金具の内径をA(mm)とし、前記絶縁体の外径をB(mm)とし、
前記軸線に沿って前記主体金具の先端から4mm後端側の位置における、前記主体金具の内径をC(mm)とし、前記絶縁体の外径をD(mm)とし、
前記軸線に沿って前記主体金具の先端から4mmを超えて後端側の位置における、前記脚長部の外径をY(mm)としたとき、次の式(1)〜(4)を満たし、かつ、
前記中心電極は、その外径が2.1mm以上であり、
前記中心電極は、自身の後端側に径方向外側に膨出し、前記絶縁体の内周面に係止される鍔部を有し、
前記鍔部の先端よりも前記軸線方向先端側において、前記中心電極の外径と前記絶縁体の内径との径差が0.06mm以上とされることを特徴とするスパークプラグ。
0.472≦B/A≦0.540…(1)
0.472≦D/C≦0.660…(2)
B<Y…(3)
A≦8.7…(4)
尚、主体金具の先端面と内周面との間がテーパ状や湾曲面状に形成されている場合、「主体金具の内径A」とあるのは、主体金具の内周面を軸線方向先端側に延長した仮想面と、主体金具の先端面を軸線側に延長した仮想面とが交わってなる円の内径をいう。
上記構成1によれば、主体金具の先端位置における主体金具の内径A、及び、絶縁体の外径B(mm)について、B/A≦0.540を満たすとともに、軸線CL1に沿って主体金具の先端から4mm後端側の位置における、主体金具の内径C、及び、絶縁体の外径D(mm)について、D/C≦0.660を満たすように構成されている。すなわち、絶縁体先端部の熱は、自身の段部等から環状突部等を介して主体金具側へと引かれるところ、上記構成1によれば、特に加熱されやすい絶縁体先端部(絶縁体のうち、その先端と当該先端より4mm後端側の位置との間の部位)の受熱量を、主体金具の内径の大きさ(つまり、主体金具による絶縁体の熱を引く性能)に応じた分に抑制することができる。
また、絶縁体先端部の熱が脚長部を介して主体金具側へと伝導されることを鑑みて、上記構成1によれば、軸線に沿って主体金具の先端から4mmを超えて後端側の位置における脚長部の外径Yについて、B<Yを満たすように構成されている。すなわち、脚長部のうち絶縁体先端部の熱を引く経路に相当する部分が十分に大きな断面積を有するように構成されている。従って、絶縁体先端部の熱を主体金具側へと効果的に伝導することができる。
さらに、主体金具の先端における内径Aについては、A≦8.7を満たすように比較的小径とされている一方で、B/A≦0.540を満たすことで主体金具と絶縁体との間に形成される空間の開口がある程度の大きさを有するように構成されている。このため、燃焼サイクルにおいては、前記空間(いわゆる、ガスボリューム)に対して高温の燃焼ガスと低温の新気とが交互に侵入するところ、燃焼ガス及び新気によって絶縁体がバランスよく加熱・冷却されることとなる。その結果、絶縁体の過熱をより確実に防止することができる。
以上のように、上記構成1によれば、A≦8.7等を満たすことで絶縁体先端部の過熱を防止しつつ、B/A≦0.540及びD/C≦0.660を満たすことで絶縁体先端部の受熱量を主体金具の熱引き性能に応じた分に抑制することができ、さらに、B<Yを満たすことで絶縁体先端部の熱を主体金具側へと効果的に引くことができる。その結果、耐プレイグニッション性を飛躍的に向上させることができる。
また、上記構成1によれば、中心電極と絶縁体との間の径差を変更することなく、主体金具と絶縁体との径差等を変更することで、耐プレイグニッション性を向上させることができる。従って、中心電極の熱膨張による絶縁体の押し割れといった事態をより確実に防止できる。
尚、絶縁体において十分な耐電圧性能を実現するためには、絶縁体の肉厚をある程度確保する必要がある。従って、0.472≦B/A、及び、0.472≦D/Cを満たすように絶縁体を構成することが望ましい。
また、上記構成1によれば、中心電極の外径と絶縁体の内径との径差が0.06mm以上と十分に大きく確保されている。従って、中心電極が熱膨張した場合であっても、中心電極と絶縁体との隙間を十分に維持することができる。その結果、中心電極の熱膨張に伴う絶縁体の破損をより確実に防止することができる。
構成.本構成のスパークプラグは、上記構成1において、前記軸線に沿った前記主体金具の先端から前記中心電極の先端までの距離をE(mm)としたとき、
2.0≦E≦5.0
を満たすことを特徴とする。
着火性の向上を図るという面では、発火位置がより燃焼室の中心に近づくように中心電極の先端部を軸線方向先端側へと突き出して配置することが効果的である。ところが、中心電極の先端部を突き出して配置すれば、主体金具と同様に絶縁体の熱を引く機能を有する中心電極がより加熱されてしまい、ひいては絶縁体先端部の熱が引かれにくくなってしまう。さらに、中心電極の突き出しに伴い絶縁体も軸線方向先端側へと突き出して配置され得るため、絶縁体先端部が一層加熱されることとなってしまう。すなわち、中心電極の先端部を軸線方向先端側へと突き出して配置した場合には、耐プレイグニッション性の低下を招いてしまうおそれがある。
この点、上記構成によれば、軸線に沿った主体金具の先端から中心電極の先端までの距離E(mm)について、2.0≦Eとされている。従って、着火性の向上を期待できる一方で、耐プレイグニッション性の低下が懸念されるが、上記構成1を採用することで、耐プレイグニッション性をより効果的に向上させることができる。換言すれば、上記構成1による作用効果は、中心電極が突き出して配置され、耐プレイグニッション性の低下がより懸念される場合において、特に効果的に奏されるのである。
尚、中心電極を過度に突き出して配置してしまうと、中心電極の耐久性が低下してしまう。また、中心電極が極端に加熱されてしまうため、中心電極を介した絶縁体の熱引きが悪化してしまい、上記構成1を採用することで耐プレイグニッション性の向上を図ることができるものの、その効果がやや小さくなってしまうおそれがある。従って、中心電極における耐久性低下を防止しつつ、上記構成1等による作用効果をより顕著に発揮させるためには、E≦5.0を満たすように中心電極等を構成することが好ましい。
構成.本構成のスパークプラグは、上記構成1又は2において、前記軸線を含む断面において、
前記脚長部のうち前記環状突部に対向する部位の外形線は、前記軸線に沿って延び、
前記軸線と直交する方向に沿った前記脚長部と前記環状突部との間の最短距離をF(mm)としたとき、
F≦0.5
を満たすことを特徴とする。
上記構成によれば、脚長部の基端部と環状突部とが十分に接近するとともに、脚長部の基端部のうち、環状突部に対して接近する部位の表面積を増大させることができる。このため、脚長部から主体金具へとよりスムーズに熱が伝導されることとなり、その結果、耐プレイグニッション性の一層の向上を図ることができる。
ところで、例えば、脚長部のうち環状突部に対向する部位を軸線方向先端側に向けて先細るテーパ状とした場合において、脚長部の基端部のうち環状突部に接近する部位の表面積を増大させようとすると、絶縁体のうち段部と脚長部との境界部分又はその近傍部分が主体金具に対して接触してしまうことがある。当該境界部分等が主体金具に接触してしまうと、境界部分を起点とした割れが絶縁体に生じてしまうおそれがある。
この点、上記構成によれば、脚長部のうち環状突部に対向する部位が軸線に沿って延びる形状とされているため、脚長部の基端部のうち環状突部に接近する部位の表面積を増大させつつ、主体金具に対する前記境界部分等の接触をより確実に防止することができる。すなわち、上記構成を採用することで、絶縁体の損傷を防止しつつ、耐プレイグニッション性の更なる向上を図ることができる。
構成.本構成のスパークプラグは、上記構成1乃至のいずれかにおいて、前記主体金具は、
燃焼装置の取付孔に螺合するためのねじ部と、
前記ねじ部の後端側に設けられ、前記ねじ部のねじ径よりも大径に形成された座部とを備え、
前記軸線に沿った前記主体金具の先端から前記座部までの距離が17.5mm以上とされることを特徴とする。
上記構成によれば、軸線に沿った主体金具の先端から座部までの距離(いわゆる、ねじリーチ)が17.5mm以上とされており、燃焼装置に対する主体金具の接触面積を十分に確保することができる。従って、主体金具の熱を燃焼装置側へとよりスムーズに伝えることができ、ひいては絶縁体の熱をより効果的に引くことができる。その結果、耐プレイグニッション性を一層向上させることができる。
構成.本構成のスパークプラグは、上記構成1乃至のいずれかにおいて、前記軸線に沿った前記絶縁体の先端に対する前記中心電極の先端の突出長が1.8mm以下とされることを特徴とする。
上記構成によれば、突出長が1.8mm以下とされているため、中心電極の受熱量を低減させることができ、絶縁体における熱引き性能の低下を効果的に抑制することができる。その結果、耐プレイグニッション性をより一層向上させることができる。
スパークプラグの構成を示す一部破断正面図である。 スパークプラグの先端部の構成を示す部分拡大断面図である。 絶縁碍子の別例を説明するための部分拡大断面図である。 中心電極等の別例を説明するための部分拡大断面図である。 中心電極の外径と絶縁碍子の内径との径差等を示す部分拡大断面図である。 B/Aを種々変更したサンプルにおける、プレイグニッション試験の結果を示すグラフである。 B/Aを種々変更したサンプルにおける、プレイグニッション試験の結果を示すグラフである。 D/Cを種々変更したサンプルにおける、プレイグニッション試験の結果を示すグラフである。 D/Cを種々変更したサンプルにおける、プレイグニッション試験の結果を示すグラフである。 主体金具の先端の内径Aを種々変更したサンプルにおける、プレイグニッション試験の結果を示すグラフである。 ストレート部を備えるサンプルの構成を示す部分拡大断面図である。 耐電圧試験で用いた試験装置を説明するための断面模式図である。 距離Eを種々変更したサンプルにおける、従来品サンプルに対する進角向上値を示すグラフである。 最短距離Fを種々変更したサンプルにおける、進角変動値を示すグラフである。 突出長PLを種々変更したサンプルにおける、絶縁碍子先端部の温度を示すグラフである。 径差DSを種々変更したサンプルにおける、絶縁碍子に発生した応力を示すグラフである。 (a),(b)は、別の実施形態におけるスパークプラグの構成を示す一部破断拡大正面図である。 (a),(b)は、別の実施形態におけるスパークプラグの構成を示す一部破断拡大正面図である。 (a),(b)は、別の実施形態におけるスパークプラグの構成を示す一部破断拡大正面図である。 (a),(b)は、別の実施形態における主体金具等の構成を示す一部破断拡大正面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、スパークプラグ1を示す一部破断正面図である。尚、図1では、スパークプラグ1の軸線CL1方向を図面における上下方向とし、下側をスパークプラグ1の先端側、上側を後端側として説明する。
スパークプラグ1は、筒状をなす絶縁体としての絶縁碍子2、これを保持する筒状の主体金具3などから構成されるものである。
絶縁碍子2は、周知のようにアルミナ等を焼成して形成されており、その外形部において、後端側に形成された後端側胴部10と、当該後端側胴部10よりも先端側において径方向外向きに突出形成された大径部11と、当該大径部11よりも先端側においてこれよりも細径に形成された中胴部12と、当該中胴部12よりも先端側においてこれよりも細径に形成された脚長部13とを備えている。加えて、絶縁碍子2のうち、大径部11、中胴部12、及び、大部分の脚長部13は、主体金具3の内部に収容されている。また、中胴部12と脚長部13との連接部には段部14が形成されており、当該段部14にて絶縁碍子2が主体金具3に係止されている。
さらに、絶縁碍子2には、軸線CL1に沿って軸孔4が貫通形成されており、当該軸孔4の先端側には中心電極5が挿入、固定されている。当該中心電極5は、銅又は銅合金からなる内層5Aと、ニッケル(Ni)を主成分とするNi合金からなる外層5Bとにより構成されている。また、中心電極5は、全体として棒状(円柱状)をなし、その先端面が平坦に形成されるとともに、絶縁碍子2の先端から突出している。
加えて、中心電極5は、自身の先端部に、貴金属合金(例えば、白金合金やイリジウム合金等)からなる貴金属チップ31を備えている。さらに、中心電極5の先端部は、自身の後端側部位と比較して若干小径に形成されており、軸孔4の先端側と中心電極5との間には、環状の空間であるサーモポケット部30が形成されている。当該サーモポケット部30により、中心電極5から主体金具3までの絶縁碍子2の表面に沿った距離や、中心電極5と絶縁碍子2の先端との間の距離を比較的大きくすることができる。このため、いわゆる横飛火等、絶縁碍子2の表面を這った異常な火花放電をより確実に防止できるようになっている。尚、前記サーモポケット部30を設けない中心電極5の構成としてもよい。また、貴金属チップ31を設けることなく、中心電極5を構成することとしてもよい。
加えて、図2に示すように、中心電極5は、自身の後端側において径方向外側に膨出形成された鍔部5Fと、当該鍔部5Fの先端から軸線CL1に沿って延びる略同一外径の本体部5Mとを備えている。本実施形態において、本体部5Mの最後端部の外径DCは比較的小径(例えば、2.6mm以下)とされている。
図1に戻り、軸孔4の後端側には、絶縁碍子2の後端から突出した状態で、端子電極6が挿入、固定されている。
さらに、軸孔4の中心電極5と端子電極6との間には、円柱状の抵抗体7が配設されている。当該抵抗体7の両端部は、導電性のガラスシール層8,9を介して、中心電極5と端子電極6とにそれぞれ電気的に接続されている。
加えて、前記主体金具3は、低炭素鋼等の金属により筒状に形成されており、その外周面にはスパークプラグ1を内燃機関や燃料電池改質器等の燃焼装置に取付けるためのねじ部(雄ねじ部)15が形成されている。また、ねじ部15の後端側の外周面には、前記ねじ部15より大径の座部16が形成され、ねじ部15後端のねじ首17にはリング状のガスケット18が嵌め込まれている。スパークプラグ1を前記燃焼装置に取付けた際には、ガスケット18を介して前記座部16が燃焼装置に対して圧接されるようになっている。加えて、主体金具3の後端側には、スパークプラグ1を燃焼装置に取付ける際にレンチ等の工具を係合させるための断面六角形状の工具係合部19が設けられるとともに、後端部において絶縁碍子2を保持するための加締め部20が設けられている。
尚、本実施形態では、スパークプラグ1を燃焼装置に取付けた際に、当該燃焼装置とスパークプラグ1との接触面積を十分に確保すべく、軸線CL1方向に沿った、主体金具3の先端から座部16までの距離MLが17.5mm以上とされている。
また、主体金具3の内周面には、軸線CL1側に向けて突出し、軸線CL1を中心として環状をなす環状突部21が形成されている。そして、絶縁碍子2は、主体金具3の後端側から先端側に向かって挿入され、自身の段部14が主体金具3の環状突部21に係止された状態で、主体金具3の後端側の開口部を径方向内側に加締めること、つまり上記加締め部20を形成することによって固定されている。尚、絶縁碍子2の段部14と主体金具3の環状突部21との間には、円環状の板パッキン22が介在されている。これにより、燃焼室内の気密性を保持し、燃焼室内に晒される絶縁碍子2の脚長部13と主体金具3の内周面との隙間に入り込む燃料ガスが外部に漏れないようになっている。
さらに、加締めによる密閉をより完全なものとするため、主体金具3の後端側においては、主体金具3と絶縁碍子2との間に環状のリング部材23,24が介在され、リング部材23,24間にはタルク(滑石)25の粉末が充填されている。すなわち、主体金具3は、板パッキン22、リング部材23,24及びタルク25を介して絶縁碍子2を保持している。
また、主体金具3の先端部26には、自身の略中間が曲げ返されて、その側面が中心電極5の先端部と対向する接地電極27が接合されている。中心電極5に接合された貴金属チップ31、及び、接地電極27の先端部の間には火花放電間隙33が形成されており、当該火花放電間隙33において軸線CL1にほぼ沿った方向で気中にて火花放電が行われるようになっている。
加えて、図2に示すように、軸線CL1方向に沿った主体金具3の先端位置における、主体金具3の内径をA(mm)としたとき、8.0≦A≦8.7とされている。
さらに、軸線CL1方向に沿った主体金具3の先端位置における絶縁碍子2(脚長部13)の外径は、主体金具3の内径に対応して設定されており、本実施形態では、主体金具3の先端位置における絶縁碍子2の外径をB(mm)としたとき、0.472≦B/A≦0.570(より好ましくは、0.472≦B/A≦0.540)を満たすように構成されている。
さらに、主体金具3のうち前記環状突部21よりも先端側に位置する先端側孔部28は、略同一の内径とされている一方で、前記脚長部13は、軸線CL1方向後端側に向けて徐々に拡径するテーパ状をなしている。但し、本実施形態では、主体金具3の先端から軸線CL1に沿って所定位置後端側において、主体金具3の内径に対する脚長部13の外径の割合が過度に大きくならないように脚長部13が形成されている。すなわち、軸線CL1に沿って主体金具3の先端から4mm後端側の位置における、主体金具3の内径をC(mm)とし、絶縁碍子2(脚長部13)の外径をD(mm)としたとき、0.472≦D/C≦0.660を満たすように脚長部13が形成されている。また、軸線CL1に沿って主体金具3の先端から4mmを超えて後端側の位置においては、当該位置における脚長部13の外径をY(mm)としたとき、B<Yとされている。尚、主体金具3の内径Cは、8.0mm以上8.7mm以下とされている。
さらに、本実施形態においては、耐汚損性の向上を図るべく、軸線CL1方向に沿った脚長部13の長さKLが比較的大きく(例えば、15mm以上と)されている。
加えて、中心電極5の先端部は、主体金具3の先端から軸線CL1方向先端側へと突き出して配置されており、軸線CL1に沿った主体金具3の先端から中心電極5(貴金属チップ31)の先端までの距離をE(mm)としたとき、2.0≦E≦5.0を満たすものとされている。
また、前記脚長部13の後端部には、略同一の外径を有する円柱状の等径部13Aが形成されており、当該等径部13Aの外周面が、環状突部21の内周面のうち軸線CL1に沿って延びる面に対して対向している。すなわち、軸線CL1を含む断面において、脚長部13(等径部13A)のうち環状突部21に対向する部位の外形線が、軸線CL1に沿って延びるものとされている。
さらに、前記等径部13Aは、環状突部21に対して比較的接近するようにして構成されており、軸線CL1と直交する方向に沿った等径部13Aと環状突部21との間の最短距離をF(mm)としたとき、F≦0.5とされている。
併せて、前記軸線CL1に沿った、絶縁碍子2の先端に対する中心電極5(貴金属チップ31)の先端の突出長PLが1.8mm以下とされている。
尚、図3に示すように、等径部13Aを設けることなく、脚長部53を構成し、脚長部53の基端部をテーパ状に形成することとしてもよい。
また、図4に示すように、中心電極5の本体部5Mの外周面と絶縁碍子2の内周面との間に、環状の隙間を設けることとしてもよい。この場合には、図5に示すように、中心電極5(本体部5M)の外径と絶縁碍子2の内径との径差DSを0.06mm以上(DS/2を0.03mm以上)とすることが好ましい。
以上詳述したように、本実施形態によれば、主体金具3の先端位置における主体金具3の内径A、及び、絶縁碍子2の外径B(mm)について、B/A≦0.570を満たすとともに、軸線CL1に沿って主体金具3の先端から4mm後端側の位置における、主体金具3の内径C、及び、絶縁碍子2の外径D(mm)について、D/C≦0.660を満たすように構成されている。このため、特に加熱されやすい絶縁碍子2の先端部の受熱量を、主体金具3の内径の大きさ(つまり、主体金具3による絶縁碍子2の熱を引く性能)に応じた分に抑制することができる。
また、軸線CL1に沿って主体金具3の先端から4mmを超えて後端側の位置における脚長部13の外径Yについて、B<Yを満たすように構成されている。すなわち、脚長部13のうち絶縁碍子2の先端部の熱を引く経路に相当する部分が十分に大きな断面積を有するように構成されている。従って、絶縁碍子2の先端部の熱を主体金具3側へと効果的に伝導することができる。
さらに、主体金具3の先端における内径Aについては、A≦8.7を満たすように比較的小径とされている一方で、B/A≦0.570を満たすことで主体金具3と絶縁碍子2(脚長部13)との間に形成される空間の開口がある程度の大きさを有するように構成されている。このため、燃焼サイクルにおいては、前記空間(いわゆる、ガスボリューム)に対して高温の燃焼ガスと低温の新気とが交互に侵入するところ、燃焼ガス及び新気によって絶縁碍子2がバランスよく加熱・冷却されることとなる。その結果、絶縁碍子2の過熱をより確実に防止することができる。
以上のように、本実施形態によれば、A≦8.7等を満たすことで絶縁碍子2の先端部の過熱を防止しつつ、B/A≦0.570及びD/C≦0.660を満たすことで絶縁碍子2の先端部の受熱量を主体金具3の熱引き性能に応じた分に抑制することができ、さらに、B<Yを満たすことで絶縁碍子2の先端部の熱を主体金具3側へと効果的に引くことができる。その結果、耐プレイグニッション性を飛躍的に向上させることができる。
また、本実施形態によれば、中心電極5と絶縁碍子2との間の径差を変更することなく、主体金具3と絶縁碍子2との径差等を変更することで、耐プレイグニッション性を向上させることができる。従って、中心電極5の熱膨張による絶縁碍子2の押し割れといった事態をより確実に防止できる。
さらに、0.472≦B/A、及び、0.472≦D/Cを満たすように絶縁碍子2が構成されているため、絶縁碍子2において十分な耐電圧性能を確保することができる。
加えて、軸線CL1に沿った主体金具3の先端から中心電極5の先端までの距離E(mm)について、2.0≦E≦5.0とされている。そのため、着火性の向上が図られるとともに、上述した耐プレイグニッション性の向上効果が顕著に発揮されることとなる。
併せて、脚長部13と環状突部21との間の最短距離Fが0.5mm以下とされているため、絶縁碍子2(脚長部13)から主体金具3へとより効率よく熱を伝導することができる。その結果、耐プレイグニッション性をより一層向上させることができる。
また、脚長部13の基端部には等径部13Aが設けられており、脚長部13のうち環状突部21に対して接近する部位の表面積を増大させることができる。このため、脚長部13から主体金具3へとよりスムーズに熱を伝導することができる。さらに、等径部13Aを設けることで、絶縁碍子2のうち段部14と脚長部13との境界部分又はその近傍部分が主体金具3に対して接触してしまうことを防止しつつ、前記最短距離Fをより小さなものとすることが可能となり、耐プレイグニッション性の更なる向上を図ることができる。
加えて、突出長PLが1.8mm以下とされているため、中心電極5の受熱量を低減させることができ、絶縁碍子2における熱引き性能の低下を効果的に抑制することができる。その結果、耐プレイグニッション性をより一層向上させることができる。
また、中心電極5(本体部5M)の外径と絶縁碍子2の内径との径差DSを0.06mm以上と十分に大きく確保する場合には、中心電極5が熱膨張した場合であっても、中心電極5と絶縁碍子2との隙間を十分に維持することができる。そのため、中心電極5の熱膨張に伴う絶縁碍子2の破損をより確実に防止することができる。
尚、前記サーモポケット部30を設けることで、異常放電の抑制を図ることができるものの、絶縁碍子2の先端部と中心電極5とが離間してしまうため、中心電極5を介した絶縁碍子2の熱引きが悪化してしまうことが懸念される。この点、本実施形態によれば、絶縁碍子2の先端部の受熱量が、主体金具3による絶縁碍子2の熱を引く性能に応じた分に抑制されており、中心電極5を介した熱引きが悪化してしまったとしても、絶縁碍子2の先端部における過熱をより確実に防止することができる。すなわち、絶縁碍子2及び主体金具3について、B/A≦0.570やD/C≦0.660等を満たすことは、サーモポケット部30を備えるプラグにおいて特に有効である。
次に、上記実施形態によって奏される作用効果を確認すべく、軸線に沿った脚長部の長さKLを11mm又は15mmとするとともに、中心電極先端部の外径DCを2.1mm又は2.6mmとした上で、主体金具の先端位置における、主体金具の内径A(mm)に対する絶縁碍子の外径B(mm)の割合(B/A)を種々変更したスパークプラグのサンプルを作製し、各サンプルについて、JIS D1606に基づくプレイグニッション試験を行った。プレイグニッション試験の概要は次の通りである。すなわち、各サンプルを排気量1.6L、4気筒DOHCエンジンに取付けた上で、点火時期を正規の点火時期から所定角度ずつ進角させた状態で、各点火時期ごとに2分間運転を継続させた。そして、サンプルに印加される電流の波形に基づいて、プレイグニッションが発生した点火時期(プレイグニッション発生進角)を特定した。尚、プレイグニッション発生進角が大きいほど、プレイグニッションが発生しにくい、すなわち耐プレイグニッション性に優れることを意味する。
図6に、脚長部の長さKLを11mm、中心電極先端部の外径DCを2.6mmとしたサンプルにおけるプレイグニッション試験の試験結果を示す。また、図7に、脚長部の長さKLを15mmとし、前記外径DCを2.6mmとしたサンプルの試験結果を三角で示し、脚長部の長さKLを15mmとし、前記外径DCを2.1mmとしたサンプルの試験結果を四角で示す。尚、脚長部が長かったり、中心電極先端部の外径が小さかったりするほど、絶縁碍子先端部の熱を引きにくくなるため、耐プレイグニッション性の面で不利になりやすい。また、各サンプルともに主体金具の内径Aを8.4mmとし、絶縁碍子の外径Bを変更することで、B/Aの値を変更した。さらに、軸線に沿って主体金具の先端から4mm後端側の位置における、主体金具の内径C(mm)に対する絶縁碍子の外径D(mm)の割合(D/C)を66%以下とした。加えて、以下の試験においては、各サンプルともに、中心電極と軸孔の先端部との間にサーモポケット部を設けた。また、外径DCを2.6mmとしたサンプルにおいては、中心電極のうちサーモポケット部に対応する部位の外径を2.5mmとし、外径DCを2.1mmとしたサンプルにおいては、中心電極のうちサーモポケット部に対応する部位の外径を2.0mmとした。
さらに、前記D/Cを種々変更したサンプルを作製し、各サンプルについて上述のプレイグニッション試験を行った。図8に、脚長部の長さKLを11mm、中心電極先端部の外径DCを2.6mmとしたサンプルにおける試験結果を示す。また、図9に、脚長部の長さKLを15mmとし、中心電極先端部の外径DCを2.6mmとしたサンプルの試験結果を三角で示し、脚長部の長さKLを15mmとし、中心電極先端部の外径DCを2.1mmとしたサンプルの試験結果を四角で示す。尚、当該試験においては、各サンプルともに、主体金具の内径Aを8.4mmとし、B/Aを53.3%とした。
併せて、B/Aを57.0%、D/Cを66.0%、又は、B/Aを53.3%、D/Cを63.8%としつつ、主体金具の先端部の内径Aを種々変更したスパークプラグのサンプルを作製し、各サンプルについて上述のプレイグニッション試験を行った。図10に、B/Aを57.0%、D/Cを66.0%としたサンプルの試験結果を丸印で示し、B/Aを53.3%、D/Cを63.8%としたサンプルの試験結果を三角で示す。尚、各サンプルともに脚長部の長さKLを15mmとし、中心電極先端部の外形DCを2.6mmとした。
図6〜10に示すように、B/Aを57.0%以下、D/Cを66.0%以下としつつ、主体金具の先端部の内径Aを8.7mm以下としたサンプルは、プレイグニッション発生進角が比較的大きなものとなり、優れた耐プレイグニッション性を有することが分かった。これは、内径Aを8.7mm以下等としたことで、主体金具と脚長部との間の空間に侵入する燃焼ガスと新気とにより絶縁碍子がバランスよく加熱・冷却され、絶縁碍子先端部の過熱が抑制されたこと、及び、B/Aを57.0%以下、D/Cを66.0%以下としたことで、絶縁碍子先端部における受熱量が主体金具による熱引き性能に応じた分に抑制されたことに起因すると考えられる。
また、図6及び図7に示すように、B/Aを54.0%以下とすることで、より一層優れた耐プレイグニッション性を実現できることが確認された。
次いで、図11に示すように、絶縁碍子の先端部に、先端から後端側に向けて延びる一定外径のストレート部を設けるとともに、当該ストレート部の軸線方向に沿った長さ(ストレート長)SLを種々変更したスパークプラグのサンプルを作製し、各サンプルについて上述のプレイグニッション試験を行った。ここで、絶縁碍子の先端部にストレート部を設けなかった(テーパ状に形成した)サンプルにおけるプレイグニッション試験の試験結果を基準として、当該基準と同等以上の試験結果が得られたサンプルは「○」の評価を下すこととした。一方で、前記基準よりも耐プレイグニッション性に劣っていたサンプルは「×」の評価を下すこととした。表1に、当該試験の試験結果を示す。尚、各サンプルともに、軸線に沿った主体金具の先端に対する絶縁碍子の先端の突き出し量を1.5mmとし、主体金具の先端部の内径Aを8.4mmとした。さらに、絶縁碍子のうちストレート部より後端側の部位を後端側に向けて徐々に拡径するテーパ状とした。また、基準となるサンプルにおいては、B/Aを53.3%、D/Cを63.8%とし、他のサンプルについては、B/A≦57.0%、及び、D/C≦66.0%を満たすように構成した。
Figure 0005271420
表1に示すように、ストレート長SLを5.5mm超としたサンプル、換言すれば、ストレート部の長さを主体金具の先端から後端側に向けて4mm超としたサンプルは、B/AやD/Cを上記所定の数値範囲としたことによる効果が十分に得られないことが明らかとなった。これは、脚長部の基端側部位のボリュームが減少したため、脚長部を介して絶縁碍子の先端部の熱を主体金具側へと伝導することが難しくなってしまったためであると考えられる。
これに対して、ストレート長SLを5.5mm以下としたサンプル、換言すれば、絶縁碍子のうち主体金具の先端から後端側に向けて4mmを超えた部位が、主体金具の先端位置における絶縁碍子の外径B(mm)よりも拡径されたサンプルは、B/AやD/C等を上記所定の数値範囲としたことによる効果が十分に発揮されることが分かった。
以上の試験結果を総合的に勘案して、主体金具の先端位置における、主体金具の内径をA(mm)とし、絶縁碍子の外径をB(mm)とし、軸線に沿って主体金具の先端から4mm後端側の位置における、主体金具の内径をC(mm)とし、絶縁碍子の外径をD(mm)とし、軸線に沿って主体金具の先端から4mmを超えて後端側の位置における、絶縁碍子(脚長部)の外径をY(mm)としたとき、B/A≦0.570(57.0%)、D/C≦0.660(66.0%)、B<Y、及び、A≦8.7を満たすことで、非常に優れた耐プレイグニッション性を実現できるといえる。
また、耐プレイグニッション性のより一層の向上を図るという観点からは、B/A≦0.540を満たすように構成することがより好ましいといえる。
次に、脚長部の長さKLを11mm又は15mmとした上で、B/Aの値を種々変更した絶縁碍子のサンプルを作製し、各サンプルについて耐電圧試験を行った。耐電圧試験の概要は次の通りである。すなわち、図12に示すように、所定のケースCAに絶縁油IOを満たすとともに、アースに接続されたリングRGを前記絶縁油IO中に配置した。そして、高電圧印加用の電極棒ESをサンプルの軸孔に挿通した上で、サンプルのうち主体金具の先端に対応する部位の外周とリングRGの内周とが対向するようにしてサンプルを配置した。その上で、前記電極棒ESに対して20kVの高電圧を印加し、サンプルに放電による貫通が発生するか否かを確認した。ここで、貫通が発生しなかったサンプルは、耐電圧性能に優れるとして「○」の評価を下し、一方で、貫通が発生したサンプルは、耐電圧性能に劣るとして「×」の評価を下すこととした。表2に、脚長部の長さKLを11mmとしたサンプルの試験結果を示し、表3に、脚長部の長さKLを15mmとしたサンプルの試験結果を示す。尚、各サンプルともに、先端部の外径DCを2.6mmとした中心電極をほぼ隙間なく挿設可能な軸孔を有するとともに、内径Aを8.4mmとした主体金具に対して挿通可能な外形形状とした。
Figure 0005271420
Figure 0005271420
表2及び表3に示すように、脚長部の長さに関わらず、B/Aを47.2%以上としたサンプルは、貫通が発生することなく、優れた耐電圧性能を有することが明らかとなった。これは、B/Aを47.2%以上としたことで、絶縁体の肉厚を十分に確保できたことによると考えられる。
以上の試験結果より、耐電圧性能の向上を図るべく、0.472≦B/Aを満たすように構成することが好ましいといえる。また、上記試験結果より、主体金具の内径C、及び、絶縁碍子の外径Dについても、0.472≦D/Cを満たすことが好ましいといえる。
次に、B/Aを57.0%、53.3%、又は、51.3%とした上で、軸線に沿った主体金具の先端から中心電極の先端までの距離Eを種々変更したスパークプラグのサンプル(発明品サンプル)と、B/Aを60.7%とした上で、前記距離Eを種々変更したスパークプラグのサンプル(従来品サンプル)とについて、上述のプレイグニッション試験を行った。そして、発明品サンプルにおけるプレイグニッション発生進角から従来品サンプルにおけるプレイグニッション発生進角を減算した値(進角向上値)を、各距離Eごとに算出した。図13に、当該試験の試験結果を示す。尚、図13においては、B/Aを57.0%としたサンプルにおける進角向上値を丸印で示し、B/Aを53.3%としたサンプルにおける進角向上値を三角で示し、B/Aを51.3%としたサンプルにおける進角向上値を四角で示す。また、各サンプルともに、主体金具の先端の内径Aを8.4mmとし、絶縁碍子の先端に対する中心電極の先端の突き出し量を1.5mmとした。加えて、少なくとも発明品サンプルについては、D/C≦0.660を満たすものとした。
図13に示すように、各発明品サンプルともに、従来品サンプルに比べて優れた耐プレイグニッション性を有していたものの、距離Eを2.0mm未満としたり、5.0mm超としたサンプルは、B/Aを57.0%以下としたこと等による耐プレイグニッション性の向上効果が比較的小さいことが分かった。これは、距離Eを2.0mm未満とした場合には、絶縁碍子の先端部がさほど加熱されないことから、従来品サンプルであってもある程度の耐プレイグニッション性を有していたこと、また、距離Eが5.0mmよりも大きい場合には、中心電極が極端に加熱されたため、中心電極による絶縁碍子の熱引きが悪化してしまったことによると考えられる。
これに対して、距離Eを2.0mm以上5.0mm以下としたサンプルは、B/A≦0.570やD/C≦0.660等を満たすことによる耐プレイグニッション性の向上効果がより顕著に発揮されることが明らかとなった。
以上の試験結果より、2.0mm≦E≦5.0mmを満たすスパークプラグにおいて、B/A≦0.570やD/C≦0.660等を満たすことが、耐プレイグニッション性の向上を図るという面で特に効果的であるといえる。
次いで、脚長部の基端部に等径部を設け、脚長部のうち前記環状突部に対向する部位の外形線を軸線に沿って延びるように構成したスパークプラグのサンプル(ストレート状サンプル)と、脚長部の基端部に等径部を設けることなく、後端側に向けて拡径するテーパ状に構成したスパークプラグのサンプル(テーパ状サンプル)とについて、軸線と直交する方向に沿った脚長部と環状突部との間の最短距離F(mm)を種々変更したものを作製し、各サンプルについて上述のプレイグニッション試験を行った。そして、各サンプルにおけるプレイグニッション発生進角から、最短距離Fを0.45mmとしたテーパ状サンプルにおけるプレイグニッション発生進角を減算した値(進角変動値)を、各サンプルごとに算出した。図14に、当該試験の試験結果を示す。尚、図14においては、ストレート状サンプルの試験結果を丸印で示し、テーパ状サンプルの試験結果を三角で示す。また、各サンプルともに、主体金具の先端の内径Aを8.4mmとし、中心電極の先端部の外径DCを2.6mmとした。さらに、B/Aを53.3%とし、D/Cを63.8%とした。
図14に示すように、最短距離Fを小さくするにつれて、耐プレイグニッション性のより一層の向上が図られ、特に最短距離Fを0.5mm以下とすることで、耐プレイグニッション性の向上効果が顕著に発揮されることが明らかとなった。
また、テーパ状サンプルに比べて、ストレート状サンプルは、一層優れた耐プレイグニッション性を実現可能であることが確認された。これは、脚長部の基端部表面において、環状突部に接近する部分が増加したため、絶縁碍子の熱が主体金具側へとよりスムーズに伝導されたためであると考えられる。
以上の試験結果より、耐プレイグニッション性のより一層の向上を図るべく、脚長部の基端部に等径部を設けるとともに、前記最短距離Fを0.5mm以下とすることが好ましいといえる。
次に、軸線に沿った主体金具の先端から火花放電間隙の中心までの距離(発火位置距離)を3mm、又は、5mmとした上で、軸線に沿った絶縁碍子の先端に対する中心電極の先端の突出長PLを種々変更したスパークプラグのサンプルを作製した。そして、突出長PLを1.0mmとしたときに中心電極の先端が900℃となる条件でサンプルの先端部を加熱した際における、絶縁碍子の先端部の温度をFEM(有限要素法)により解析した。図15に、突出長PLと絶縁碍子の先端部の温度との関係を表すグラフを示す。尚、図15においては、発火位置距離を3mmとしたサンプルの結果を丸印で示し、発火位置距離を5mmとしたサンプルの結果を三角で示す。また、各サンプルともに、ねじ部のねじ径をM14とした。
図15に示すように、突出長PLを1.8mmよりも大きくしたサンプルは、絶縁碍子の先端部の温度が急激に増大してしまい、耐プレイグニッション性に比較的劣ることが確認された。
これに対して、突出長PLを1.8mm以下としたサンプルは、絶縁碍子の温度上昇が抑制され、耐プレイグニッション性に優れることが明らかとなった。これは、突出長PLを1.8mm以下としたことで、中心電極の受熱量が低減され、ひいては絶縁碍子における熱引き性能の低下が抑制されたことに起因すると考えられる。
上記試験の結果より、耐プレイグニッション性の更なる向上を図るという観点から、突出長PLを1.8mm以下とすることが好ましいといえる。
次いで、B/Aを0.472、又は、0.570とした上で、中心電極(本体部)の外径と絶縁碍子の内径との径差DSを種々変更したスパークプラグのサンプルを作製した。そして、中心電極の先端が1000℃となる条件で(すなわち、中心電極が著しく過熱される条件で)各サンプルの先端部を加熱した際における、絶縁碍子に発生する応力をFEMにより解析した。図16に、径差DSと絶縁碍子に発生する応力との関係を表すグラフを示す。尚、図16においては、B/Aを0.472としたサンプルの結果を丸印で示し、B/Aを0.570としたサンプルの結果を四角で示す。また、各サンプルともに、ねじ部のねじ径をM14とし、絶縁碍子の外周形状を同一とした。
図16に示すように、径差DSを0.06mm以上としたサンプルは、中心電極を極めて高温に加熱した場合であっても、絶縁碍子に応力が発生しない、つまり、中心電極と絶縁碍子とが接触しないことが明らかとなった。
上記試験の結果より、中心電極の熱膨張に伴う絶縁碍子の破損をより確実に防止するためには、径差DSを0.06mm以上とすることが好ましいといえる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、貴金属チップ31と接地電極27の先端部との間に火花放電間隙33が形成されているが、図17(a)に示すように、貴金属チップ31を設けることなく、中心電極5の先端部と接地電極27との間に火花放電間隙33を形成することとしてもよい。また、図17(b)に示すように、中心電極5に貴金属チップ31を設けるとともに、接地電極27に貴金属チップ32を設け、両貴金属チップ31,32間に火花放電間隙33を形成することとしてもよい。
さらに、図18(a)に示すように、接地電極27の最先端部に貴金属チップ32を設けることとしてもよい。この場合には、接地電極27による火炎の成長阻害が抑制され、火炎伝播性の向上を図ることができる。また、図18(b)に示すように、貴金属チップ32と接地電極27との間の線膨張係数を有する台座35を介して、貴金属チップ32を接地電極27に対して接合することとしてもよい。台座35を設けた場合には、当該台座35により接地電極27と貴金属チップ32との間の熱膨張の差を吸収することができるため、貴金属チップ32の接合強度を向上させることができる。加えて、接地電極27の先端部を、自身の先端側に向けて幅の狭くなる形状としてもよい。この場合には、火炎伝播性の向上を図ることができる。
また、図19(a)に示すように、中心電極5(貴金属チップ31)及び絶縁碍子2を軸線CL1方向先端側へとより突き出して配置するとともに、接地電極27の先端面及び側面の双方から突出するようにして貴金属チップ42を設け、当該貴金属チップ42と中心電極5(貴金属チップ31)との間で軸線CL1と直交する方向にほぼ沿って火花放電が行われるように構成することしてもよい。また、図19(b)に示すように、中心電極5(貴金属チップ31)や絶縁碍子2を軸線CL1方向先端側へとより突き出して配置するとともに、接地電極27の先端面及び側面の双方から突出するようにして設けられた貴金属チップ42と中心電極5(貴金属チップ31)との間で軸線CL1にほぼ沿って火花放電が行われるように構成することとしてもよい。本発明によれば耐プレイグニッション性の向上を図ることができるため、このように中心電極5や絶縁碍子2を軸線CL1方向先端側へとより突き出すことができ、また、中心電極5を突き出すことで着火性の向上を図ることができる。さらに、図19(b)に示すように、接地電極27の側面同士の間に面取り部63を設けることとしてもよい。面取り部63を設けた場合には、接地電極27を回りこんだ形で火花放電間隙33に対して混合気が流入しやすくなり、着火性の更なる向上を図ることができる。
尚、中心電極5を軸線CL1方向先端側へと突き出した際には、接地電極27を軸線CL1方向先端側へとより突き出す必要が生じ得る。ところが、接地電極27を突き出して配置した際には、接地電極27がより加熱されることとなり、ひいては接地電極27に接合された貴金属チップ42における耐消耗性が低下してしまうおそれがある。そこで、接地電極27を軸線CL1方向先端側へと突き出して配置した際には、接地電極27の内部に熱伝導性に優れる金属材料からなる内層を設けることとしてもよい。この場合には、内層を介して貴金属チップ42の熱を主体金具3側へと効率よく伝導させることができ、貴金属チップ42における耐消耗性の低下を効果的に抑制することができる。
(b)上記実施形態では特に言及していないが、図20(a)に示すように、主体金具3の先端面と内周面との間にテーパ部61を設けることとしてもよい。また、図20(b)に示すように、テーパ部61に代えて、主体金具3の先端面と内周面との間に軸線CL1側に向けて凸な湾曲面部62を設けることとしてもよい。この場合には、主体金具3の外径Aが8.7mm以下と比較的小径とされ、主体金具3の先端と中心電極5との間における絶縁碍子2の表面を沿った異常放電(いわゆる横飛火)の発生がより懸念される構成であっても、異常放電の発生をより確実に防止することができる。尚、テーパ部61や湾曲面部62を設けた場合において、「主体金具3の内径A」とあるのは、主体金具3の内周面を軸線CL1方向先端側に延長した仮想面V1と、主体金具3の先端面を軸線CL1側に延長した仮想面V2とが交わってなる円の内径をいう。
(c)上記実施形態では、主体金具3の先端部26に、接地電極27が接合される場合について具体化しているが、主体金具の一部(又は、主体金具に予め溶接してある先端金具の一部)を削り出すようにして接地電極を形成する場合についても適用可能である(例えば、特開2006−236906号公報等)。
(d)上記実施形態では、工具係合部19は断面六角形状とされているが、工具係合部19の形状に関しては、このような形状に限定されるものではない。例えば、Bi−HEX(変形12角)形状〔ISO22977:2005(E)〕等とされていてもよい。
1…スパークプラグ
2…絶縁碍子(絶縁体)
3…主体金具
5…中心電極
5F…鍔部
13…脚長部
14…段部
15…ねじ部
16…座部
21…環状突部
27…接地電極
CL1…軸線

Claims (5)

  1. 軸線方向に延びる棒状の中心電極と、
    前記中心電極の外周に設けられた絶縁体と、
    前記絶縁体の外周に設けられた筒状の主体金具と、
    前記主体金具の先端部から延びる接地電極とを備えたスパークプラグであって、
    前記主体金具は、自身の内周部分に前記軸線側に向けて突出する環状突部を有し、
    前記絶縁体は、
    前記環状突部に対して直接又は間接的に係止される段部と、
    前記段部の先端から先端側に向けて延びる脚長部とを備え、
    前記主体金具の先端位置における、前記主体金具の内径をA(mm)とし、前記絶縁体の外径をB(mm)とし、
    前記軸線に沿って前記主体金具の先端から4mm後端側の位置における、前記主体金具の内径をC(mm)とし、前記絶縁体の外径をD(mm)とし、
    前記軸線に沿って前記主体金具の先端から4mmを超えて後端側の位置における、前記脚長部の外径をY(mm)としたとき、次の式(1)〜(4)を満たし、かつ、
    前記中心電極は、その外径が2.1mm以上であり、
    前記中心電極は、自身の後端側に径方向外側に膨出し、前記絶縁体の内周面に係止される鍔部を有し、
    前記鍔部の先端よりも前記軸線方向先端側において、前記中心電極の外径と前記絶縁体の内径との径差が0.06mm以上とされることを特徴とするスパークプラグ。
    0.472≦B/A≦0.540…(1)
    0.472≦D/C≦0.660…(2)
    B<Y…(3)
    A≦8.7…(4)
  2. 前記軸線に沿った前記主体金具の先端から前記中心電極の先端までの距離をE(mm)としたとき、
    2.0≦E≦5.0
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 前記軸線を含む断面において、
    前記脚長部のうち前記環状突部に対向する部位の外形線は、前記軸線に沿って延び、
    前記軸線と直交する方向に沿った前記脚長部と前記環状突部との間の最短距離をF(mm)としたとき、
    F≦0.5
    を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
  4. 前記主体金具は、
    燃焼装置の取付孔に螺合するためのねじ部と、
    前記ねじ部の後端側に設けられ、前記ねじ部のねじ径よりも大径に形成された座部とを備え、
    前記軸線に沿った前記主体金具の先端から前記座部までの距離が17.5mm以上とされることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のスパークプラグ。
  5. 前記軸線に沿った前記絶縁体の先端に対する前記中心電極の先端の突出長が1.8mm以下とされることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のスパークプラグ。
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