JP2002260817A - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ

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JP2002260817A
JP2002260817A JP2001398549A JP2001398549A JP2002260817A JP 2002260817 A JP2002260817 A JP 2002260817A JP 2001398549 A JP2001398549 A JP 2001398549A JP 2001398549 A JP2001398549 A JP 2001398549A JP 2002260817 A JP2002260817 A JP 2002260817A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐汚損性を損ねることなく小型化を図るのに
好適な構造を有したスパークプラグを提供する。 【解決手段】 該スパークプラグは、絶縁体2の前端部
2iが周方向の段部により縮径されて該段部が絶縁体側
係合部2hとされ、主体金具1に対し後方側開口部から
挿入される。そして、絶縁体側係合部2hが主体金具1
の内周面から突出する金具側係合部1cと係合し、か
つ、絶縁体2の絶縁体側係合部2hよりも前方側に位置
する部分2iの外周面(隙間形成外周面)2kが、金具
側係合部1cの内周面(隙間形成内周面)52と、所定
量の係合位置隙間Qを形成する形にて対向する。そし
て、隙間形成外周面2kの外径をd1、隙間形成内周面
52の内径をD1として、β=D1−d1/2にて表さ
れる係合位置隙間量βが0.4mm以下に調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスパークプラグに
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ガソリンエンジンなどの内燃機
関の着火用に使用されるスパークプラグにおいては、近
年、エンジンの高性能化に伴いエンジンヘッドの構造も
複雑化し、スパークプラグの取付けスペースも減少して
いるため、小型化への要求が喧しくなっている。スパー
クプラグの小型化は、すなわちエンジンヘッドへの取付
部が形成された主体金具の小径化を意味するが、その内
側に挿通される絶縁体は、耐電圧確保のため、むやみに
小径化することができない。
【0003】ここで、スパークプラグの絶縁体は、先端
側が段部により縮径されるとともに、主体金具の内周面
に形成された凸条部に該段部を係合させる形にて組み付
けられている。従って、このような構造において、主体
金具の小径化を図る場合、絶縁体の外径縮小には限界が
あるので、主体金具側の上記凸状部の内周面と、これに
対向する絶縁体外周面との隙間を縮小させる方法が採用
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の隙間
が小さくなると、スパークプラグの耐汚損性が悪化する
問題がある。例えば、スパークプラグは、プレデリバリ
時のように電極温度が450℃以下の低温環境で使用さ
れると未燃ガスが多く発生する。こうした未燃ガス発生
状況が長時間続くと、絶縁体がいわゆる「燻り」や「か
ぶり」の状態となり、表面がカーボンなどの導電性物質
で汚損して作動不良が生じやすくなる。特に、未燃ガス
の侵入により上記隙間内にて絶縁体表面が汚損すると、
該隙間で火花放電が生じ、正常な着火が不能となる。
【0005】本発明の課題は、耐汚損性を損ねることな
く小型化を図るのに好適な構造を有したスパークプラグ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】筒状の主
体金具と該主体金具の内周側に係止された軸孔を有する
絶縁体と該絶縁体の軸孔に保持された中心電極と、該中
心電極の先端と対向することで火花放電ギャップを形成
する接地電極とを備え、絶縁体の軸線方向において火花
放電ギャップの位置する側を前方側、これと反対側を後
方側として、絶縁体は、前端部が周方向の段部により縮
径されて該段部が絶縁体側係合部とされ、主体金具に対
し後方側開口部から挿入されるとともに、絶縁体側係合
部が主体金具の内周面から突出する金具側係合部と係合
し、かつ、絶縁体の絶縁体側係合部よりも前方側に位置
する部分の外周面(隙間形成外周面)が、金具側係合部
の内周面(隙間形成内周面)と、所定量の係合位置隙間
を形成する形にて対向するとともに、隙間形成外周面の
外径をd1、隙間形成内周面の内径をD1として、 β=(D1−d1)/2 ‥‥ にて表される係合位置隙間量βが0.4mm以下に調整
されていることを特徴とする。
【0007】なお、隙間形成外周面の外径d1と隙間形
成内周面の内径D1との径差D1−d1が軸線方向の位
置によって異なる場合は、係合位置隙間量βは、該径差
が最小となる位置での値により代表させるものとする。
また、金具側係合部は例えば環状の凸条部とすることが
できるが、係合部としての機能を果たすことができれば
形態はこれに限定されない。
【0008】前述の通り、スパークプラグの耐電圧特性
を損ねることなく主体金具の外径を縮小しようとする
と、絶縁体の肉厚をそれほど減少させることができない
から、上記の係合位置隙間量βを小さくせざるを得な
い。しかしながら、従来は、汚損時にこの隙間にて飛火
することを極力避けるため、該βの値は可及的に大きく
設定することが一つの技術常識として定着していた。従
って、スパークプラグ小型化の要請により係合位置隙間
量βを縮小することは、汚損時の飛火防止の観点からは
一つのジレンマであると考えられていたのである。
【0009】しかしながら、係合位置隙間量βを中途半
端に大きく設定するのではなく、むしろ積極的に縮小す
ると、意外にも耐汚損性が顕著に向上し、汚損時に該係合
位置隙間にて飛火する不具合を効果的に防止できること
を見出し、本発明を完成させるに至った。具体的には、
上記係合位置隙間量βを0.4mm以下に調整すること
で、係合位置隙間への未燃ガスの侵入を確実にブロック
することができ、該係合位置隙間内において絶縁体表面
が汚損することを防止できる。その結果、耐汚損性を損
ねることなく、スパークプラグの小型化を有効に図るこ
とができる。
【0010】係合位置隙間量βが0.4mmを超えると
未燃ガスの侵入を食い止めることが困難となり、係合位
置隙間内における絶縁体表面の汚損を防止できなくな
る。なお、係合位置隙間量βが極端に小さくなると、係
合位置隙間内への汚損物質の侵入は生じないが、係合位
置隙間から前方側に延びる絶縁体表面に汚損物質が付着
した場合に、その汚損物質の堆積層が、係合位置隙間を
挟んで反対側に位置する主体金具側係合部と接触して短
絡を生じやすくなり、着火性が却って損なわれる場合が
ある。この点を考慮して、係合位置隙間量βは例えば
0.05mm以上確保すること、より望ましくは0.2
mm以上確保することが望ましい。また、この係合市隙
間量βを確保する長さβLは、0.5mm以上であるこ
とが望ましい。長さβLが0.5mm未満であると、未
燃ガスの侵入を食い止める効果が低下しやすくなる。一
方、この長さβLが長くなると係合位置隙間が前方側に
延長してくることになる。このとき、汚損物質が係合位
置隙間近傍に付着すると、この係合位置隙間近傍におい
て飛火しやすくなる。従って、この長さβLは2.5m
m以下であることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1及び図2は、本発明の一実施
形態としてのスパークプラグ100を示す。図1は全体
の縦断面図であり、図2はその先端側要部を拡大して示
す図である。該スパークプラグ100は、筒状の主体金
具1、先端部21が突出するようにその主体金具1の内
側に嵌め込まれた絶縁体2、先端部3eを突出させた状
態で絶縁体2の内側に設けられた中心電極3、及び主体
金具1に一端が溶接等により結合されるとともに他端側
が側方に曲げ返されて、その側面が中心電極3の先端部
と対向するように配置された接地電極4等を備えてい
る。また、図2に示すように、接地電極4と中心電極3
との間には、間隔αの火花放電ギャップgが形成されて
いる。接地電極4及び中心電極3の本体部3aはNi合
金等で構成されている。また、中心電極3の本体部3a
の内部には、放熱促進のためにCuあるいはCu合金等
で構成された芯材3bが埋設されている。
【0012】主体金具1は、低炭素鋼等の金属により筒
状に形成されており、スパークプラグ100のハウジン
グを構成するとともに、その外周面には、スパークプラ
グ100を図示しないエンジンブロックに取り付けるた
めの取付ねじ部7が形成されている。なお、1eは、主
体金具1を取り付ける際に、スパナやレンチ等の工具を
係合させる工具係合部であり、六角状の軸断面形状を有
している。また、絶縁体2は、全体がアルミナ系セラミ
ック焼結体として構成され、軸線方向Oに沿って貫通孔
6が形成されており、その一方の端部側に端子金具13
が固定され、同じく他方の端部側に中心電極3が固定さ
れている。また、該貫通孔6内において端子金具13と
中心電極3との間に抵抗体15が配置されている。この
抵抗体15の両端部は、導電性ガラスシール層16,1
7を介して中心電極3と端子金具13とにそれぞれ電気
的に接続されている。これら抵抗体15と導電性ガラス
シール層16,17とが焼結導電材料部を構成してい
る。なお、抵抗体15は、ガラス粉末と導電材料粉末
(及び必要に応じてガラス以外のセラミック粉末)との
混合粉末を原料とする抵抗体組成物で構成される。
【0013】絶縁体2の軸方向中間には、周方向外向き
に突出する突出部2eが例えばフランジ状に形成されて
いる。そして、絶縁体2には、軸線方向Oにおいて、中
心電極3の火花放電ギャップgに向かう側を前方側とし
て、該突出部2eよりも後方側がこれよりも細径に形成
された本体部2bとされている。一方、突出部2eの前
方側にはこれよりも細径の第一軸部2gと、その第一軸
部2gよりもさらに細径の第二軸部2iがこの順序で形
成されている。なお、本体部2bの外周面後端部にコル
ゲーション部を形成してもよい。
【0014】他方、中心電極3の軸断面径は抵抗体15
の軸断面径よりも小さく設定されている。そして、絶縁
体2の貫通孔6は、中心電極3を挿通させる略円筒状の
第一部分6aと、その第一部分6aの後方側(図面上方
側)においてこれよりも大径に形成される略円筒状の第
二部分6bとを有する。端子金具13と抵抗体15とは
第二部分6b内に収容され、中心電極3は第一部分6a
内に挿通される。中心電極3の後端部には、その外周面
から外向きに突出して電極固定用凸部3cが形成されて
いる。そして、上記貫通孔6の第一部分6aと第二部分
6bとは、図2の第一軸部2g内において互いに接続し
ており、その接続位置には、中心電極3の電極固定用凸
部3cを受けるための凸部受け面6cがテーパ面あるい
はアール面状に形成されている。
【0015】絶縁体2には、主体金具1に対し後方側開
口部から挿入されるとともに、第一軸部2gと第二軸部
2iとの接続部が周方向の段部が形成されている。該段
部は絶縁体側係合部2hとして、主体金具1の内面に形
成された金具側係合部としての周方向の環状の凸条部1
cと、リング状の板パッキン63を介して係合すること
により、軸方向の抜止めがなされている。他方、主体金
具1の後方側開口部内面と、絶縁体2の外面との間に
は、フランジ状の突出部2eの後方側周縁と係合するリ
ング状の線パッキン62が配置され、そのさらに後方側
にはタルク等の充填層61を介してリング状の線パッキ
ン60が配置されている。そして、絶縁体2を主体金具
1に向けて前方側に押し込み、その状態で主体金具1の
開口縁をパッキン60に向けて内側に加締めることによ
り加締め部1dが形成され、主体金具1が絶縁体2に対
して固定されている。
【0016】図2に示すように、絶縁体の絶縁体側係合
部2hよりも前方側に位置する部分である第二軸部2i
の基端部外周面(隙間形成外周面)2kが、金具側係合
部たる凸条部1cの内周面(隙間形成内周面)52と、
所定量の係合位置隙間Qを形成する形にて対向してい
る。そして、隙間形成外周面2kの外径をd1、隙間形
成内周面52の内径をD1として、 β=(D1−d1)/2(前記式) にて表される係合位置隙間量βが0.4mm以下(望ま
しくは0.05mm以上)に調整されている。
【0017】上記係合位置隙間量βを0.4mm以下に
調整することで、例えばプレデリバリ時等の汚損の生じ
やすい使用環境下においても、係合位置隙間Qへの未燃
ガスの侵入を確実にブロックすることができ、該係合位
置隙間Q内において絶縁体2の表面(隙間形成外周面2
k)が汚損することを防止できる。その結果、耐汚損性
を損ねることなく、スパークプラグ100の小型化を有
効に図ることができる。例えば、主体金具1の前端側外
周面に形成される取付ねじ部7の呼びをM12以下に縮
小しても耐汚損性を良好に保持できる。具体的には、取
付ねじ部7は、具体的にはM12あるいはM10等の値
を採用できる(本明細書において取付ねじ部の呼びは、
ISO2705(M12)及びISO2704(M1
0)に規定された値を意味し、当然に、該規格に定めら
れた寸法公差の範囲内での変動を許容する)。本発明に
よると、該係合位置隙間Qが0.4mm以下と、従来の
スパークプラグよりも小さい値に設定されるから、取付
ねじ部7の寸法を縮小した場合も、主体金具側係合部と
の係合位置における絶縁体2の肉厚をそれほど小さくし
なくて済む。従って、係合位置隙間Qの縮小により耐汚
損性が向上するとともに、絶縁体2の耐電圧特性も良好
に維持できる。
【0018】なお、本実施形態では、第一軸部2gの外
周面は略円筒状とされ、他方、隙間形成外周面2kをな
す第二軸部2iの基端部の外周面は、軸線方向Oにおい
て、係合位置隙間Qが略一定(かつ最小値)となるよう
に、隙間形成内周面52と略同軸的な円筒面状とされて
いる。また、第二軸部2iの隙間形成外周面2kよりも
先端側の外周面は、先端に向かうほど縮径する円錐面状
とされている。
【0019】また、上記のように取付ねじ部7の呼びを
小さくしようとした場合、係合位置隙間Qよりも前方側
に延出する第二軸部2iの外周面と、主体金具1の内周
面との間に形成される隙間、すなわちガスボリューム部
GVの幅Jも小さくなりやすい。該幅Jが小さくなりす
ぎると、係合位置隙間Q内が清浄であっても、それより
も前方側にて第二軸部2iが汚損すれば、主体金具1の
内周面と第二軸部2iの外周面との間で飛火する、いわ
ゆる横飛火の問題が生じやすくなる。そこで、これを防
止するために、主体金具1の前端面側開口部の内径をD
2、当該前端面位置における絶縁体2(第二軸部2i)
の外径をd2として、 E=(D2−d2)/2 ‥‥ にて表されるガスボリューム部端面幅Eを、火花放電ギ
ャップgの間隔をαとして、 1.1α≦E ‥‥ を満足するように調整することが有効である。
【0020】絶縁体2は火花放電ギャップgに近い先端
部付近が電界集中しやすく、また、主体金具1の端面内
周縁には電界集中しやすいエッジが形成されることか
ら、ガスボリューム部GVにおける横飛火の問題は、主
体金具1の先端面位置にて生じやすい傾向にある。しか
しながら、この位置でのガスボリューム部GVの幅、つ
まりガスボリューム部端面幅Eを、正規の飛火位置であ
る火花放電ギャップgの間隔αよりも大きくしておくこ
とで、絶縁体2(第二軸部2i)の表面が汚損した場合
でも横飛火の問題を効果的に抑制できる。なお、本明細
書においては、式に示すように、ガスボリューム部端
面幅Eを主体金具1と絶縁体2との径差を用いて定義し
ているが、例えば絶縁体2を主体金具1に組み付ける際
に若干の偏心が生じたりすると、主体金具1の内周面と
絶縁体2(第二軸部2i)の外周面との実際の距離が局
所的に縮小し、該位置での横飛火発生が問題となること
も考えられる。そこで、その影響を吸収できるよう、E
の値は式のように、若干の余裕を見込んだ値に設定し
ている。しかし、組み付け時の偏心等を確実に防止でき
る場合は、α<Eとしても差し支えない。
【0021】また、絶縁体2(第二軸部2i)の先端部
の汚損に伴う横飛火は、常に主体金具1の端面位置で生
ずるとは限らず、ガスボリューム部GVの幅によっては
主体金具の多少奥まった位置で発生することもありえ
る。そこで、このような横飛火を防止するには、絶縁体
側係合部2hよりも前方側において、軸線Oと直交する
仮想平面による絶縁体2の断面外形線の直径をd3、こ
れに対応する位置における主体金具1の内径をD3とし
たときに、主体金具1の前端面位置から少なくとも7m
mまでの区間の任意位置において、 α<(D3−d3)/2 ‥‥ を満足していること、つまり、主体金具1の前端面位置
から7mm以上確保された区間Lにおいて、α<(D3
−d3)/2を満足していることが有効である。
【0022】軸線方向Oのある位置におけるガスボリュ
ーム部GVの幅J(=(D3−d3)/2)が、火花放
電ギャップgの間隔αよりも大であれば、その位置での
横飛火は本質的に生じにくくなる。他方、横飛火発生に
影響する絶縁体表面の電界強度は、火花放電ギャップg
に近い先端部付近にて高くなるが、軸線方向Oにおいて
後方側に離間するにつれ次第に減少する。しかしなが
ら、有限要素法による電界強度分布シミュレーションを
用いて本発明者らが検討したところによると、主体金具
の前端面位置から軸線方向において7mm程度までの区
間では、絶縁体表面の電界強度がある程度高くなると予
想され、横飛火発生が懸念された。そこで、少なくとも
この区間において、上記のガスボリューム部幅Jを、正
規の放電場所である火花放電ギャップgの間隔αよりも
大きくなるように調整すると、主体金具1の奥まった位
置での横飛火が実際に効果的に抑制できるようになる。
【0023】次に、金具側係合部たる凸条部1cにおい
て隙間形成内周面52には、絶縁体2の軸線O(ここで
は、主体金具1の軸線とも一致している)を含む仮想平
面による断面外形線が、隙間形成外周面2kと対向する
平坦部52aと、該平坦部52aの前方側端部から主体
金具1の内周面に向けて下る傾斜部52bとを有する。
そして、それら平坦部52aと傾斜部52bとのなす角
度θが、 140゜≦θ≦160゜ ‥‥ を満足するものとなっている。該平坦部52aと傾斜部
52bとの交差位置にはエッジ部が形成されるが、それ
らのなす角度θをのようにやや大きめに設定しておけ
ば、形成されるエッジ部への過度の電界集中が回避でき、
耐電圧性能をより向上させることができる。ただし、θ
が140゜未満では効果が小さく、θが160゜を超え
ると、傾斜部52bが主体金具1の内周面に向けてだら
だらと長く裾を引く形となり、ガスボリューム部GVに
おいて電界強度の高い領域が、肉厚の小さい絶縁体2
(第二軸部2i)の先端部にまで広がって、耐電圧性能
が却って損なわれる場合がある。また、ガスボリューム
部GVの幅Jの小さくなる区間が長くなるので、横飛び
防止の観点においても不利に作用する場合がある。本実
施形態では、平坦部52aが第二軸部2iの基端部外周
面2kと同軸的な円筒面をなしており、他方、傾斜部5
2bは円錐面状に形成されている。
【0024】以下、スパークプラグ100に付加可能な
種々の変形について説明する(なお、図1及び図2と共
通の部分には同一の符号を付与して詳細な説明を省略す
る)。まず、図3においては、ガスボリューム部GVの
幅Jが、火花放電ギャップgの間隔αよりも大となる区
間Lの長さをなるべく大きくできるように、第二軸部2
iの円筒状の基端部2rに対し、縮径部2jを介して先
端本体部分2sを接続した形態としている。本実施形態
では電界集中しやすい急角度のエッジを生じにくくする
ため、縮径部2jを円錐面状(テーパ状)としている。
【0025】また、図4(a)の実施形態においても、
金具側係合部たる凸状部1cの隙間形成内周面52は、
軸線Oを含む仮想平面による断面外形線が、隙間形成外
周面2kと対向する平坦部52aと、該平坦部52aの
前方側端部から主体金具1の内周面に向けて下る傾斜部
52bとを有する。そして、それら平坦部52aと傾斜
部52bとの交差位置に面取り部52cが形成されてい
る(図4(b)に拡大図を示す)。この構成により、平
坦部52aと傾斜部52bとの交差位置への電界集中が
起こり難くなり、平坦部52aと傾斜部52bとの角度
θを大きくするのと同様の効果を達成できる。図4の実
施形態においても絶縁体1の第二軸部2iは、図3と同
様に、円筒状の基端部2rに対し、縮径部2jを介して
先端本体部分2sを接続した形態を有する。なお、図3
では先端本体部分2sの外周面が円錐面状となっていた
が、図4では、主体金具1のより奥まった位置までガス
ボリューム部GVの幅Jがなるべく広くなるように、先
端本体部分2sの外周面を円筒面状としている。なお、
図4(c)に示すように、面取り部52cに代えてアー
ル部52rを設けてもよい。
【0026】また、中心電極3の前端面に、Ir又はP
tを主成分とする直径1mm以下の貴金属発火部を固着
してもよい。電極先端部を直径1mm以下に縮径すれ
ば、火花放電ギャップgに面する電極先端部に電界を集
中できるため、放電電圧を下げることができる。また、
該電極先端部を貴金属発火部となすことで、火花消耗が
抑制されスパークプラグの長寿命化を図ることができ
る。そして、主体金具1の取付ねじ部7の小径化により
絶縁体2が多少薄肉化しても、放電電圧が下がるので、
その分、耐電圧性能に余裕を持たせることができる。た
だし、過度の電界集中による火花消耗の進行を抑制する
観点において、貴金属発火部の直径は0.2mm以上と
することが望ましい。
【0027】さらに、中心電極3の先端部にIr合金
(合金成分は例えばRh、PtあるいはNi等)からな
る貴金属発火部がレーザー溶接により固着され、接地電
極4には上記発火部に対向する形で、PtあるいはPt
合金(合金成分は例えばNi等)からなる発火部が抵抗
溶接により固着されるとともに、それら発火部と、対向
する発火部との間の隙間を火花放電ギャップgとしても
よい。
【0028】
【実施例】本発明の効果を確認するために、以下の実験
を行なった。(実施例1)図1及び図2に示すスパーク
プラグにおいて、取付ねじ部7の呼びをM12、火花放
電ギャップgの間隔αを1.1mm、ガスボリューム部
端面幅Eとαとの比E/αを1.4、ガスボリューム部
幅JについてJ>αとなる区間Lの長さを7mm、凸状
部1cの平坦部52aと傾斜部52bとの角度θを15
0゜とし、係合位置隙間量βの値を0.1〜0.6mm
の種々の値に設定したものを試験品として用意した。そ
して、各スパークプラグの耐汚損性を調べるために、下
記の条件でプレデリバリ耐久試験を行った。すなわち、
スパークプラグを、接地電極4側を正、中心電極2側を
負とする電圧印加極性で試験用自動車(排気量:150
0cc、直列4気筒)に取り付け、JIS:D1606
に例示されている走行パターン(テスト室温:−10
℃)を1サイクルとして、スパークプラグの絶縁抵抗が
10MΩ以下に低下するまでこれを繰り返し、そのサイ
クル数により10サイクル以上を「○」、8〜9サイク
ルを「△」、6サイクル以下を「×」(○と△は可、×
は不可)として判定した。以上の結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】これによると、係合位置隙間量βの値を
0.4mm以下とすることにより、スパークプラグの耐
汚損性が顕著に向上していることがわかる。
【0031】(実施例2)図1及び図2に示すスパーク
プラグにおいて、取付ねじ部7の呼びをM12、火花放
電ギャップgの間隔αを1.1mm、ガスボリューム部
端面幅Eとαとの比E/αを1.4、凸状部1cの平坦
部52aと傾斜部52bとの角度θを150゜、係合位
置隙間量βの値を0.4mmとし、ガスボリューム部幅
JについてJ>αとなる区間Lの長さを5〜8.3mm
の種々の値に設定したものを試験品として用意した。そ
して、各スパークプラグの低温始動性を調べるために、
下記の条件で試験を行った。すなわち、スパークプラグ
を、接地電極4側を正、中心電極3側を負とする電圧印
加極性で試験用自動車(排気量:1500cc、直列4
気筒)に取り付け、アイドリング30秒+停止30分の
サイクルを繰り返し、始動不能となるまでのサイクル数
を求める試験を、室温−30℃と−10℃との二条件に
て行なった。いずれも、そのサイクル数により5サイク
ル以上を「○」、4サイクル以下を「×」(○は可、×
は不可)として判定した。以上の結果を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】この結果によると、−10℃の試験ではど
の試験品も問題は生じなかったが、より低温で過酷な条
件となる−30℃の試験では、Lを7mm以上確保した
試験品において良好な結果が得られた。なお、Lが7m
m未満の試験品にて始動不能サイクルが小さくなった理
由は、絶縁体汚損の進行により横飛火が発生しやすくな
ったことが原因と考えられる。
【0034】(実施例3)図1及び図2に示すスパーク
プラグにおいて、取付ねじ部7の呼びをM12、火花放
電ギャップgの間隔αを1.1mm、凸状部1cの平坦
部52aと傾斜部52bとの角度θを150゜、係合位
置隙間量βの値を0.4mm、第二軸部2iの外周面傾
斜角度を種々に変更することによりガスボリューム部端
面幅Eとαとの比E/αを0.9〜1.7の種々の値に
調整した試験品として用意した。これらのスパークプラ
グは、発火部を予め燻らせた後、可視チャンバーに取り
付け、チャンバー内の空気圧を0.4MPaに設定して
火花放電させるとともに、放電1000回中、金具への
横飛火が何回発生したかを目視確認することにより、横
飛火発生頻度を調べた。結果を図5に示す。これによる
と、E/αを1.1以上とすることにより、横飛火発生
頻度が顕著に減少していることがわかる。
【0035】(実施例4)図1及び図2に示すスパーク
プラグにおいて、取付ねじ部7の呼びをM12、火花放
電ギャップgの間隔αを1.1mm、ガスボリューム部
端面幅Eとαとの比E/αを1.4、ガスボリューム部
幅JについてJ>αとなる区間Lの長さを7mmとし、
凸状部1cの平坦部52aと傾斜部52bとの角度θを
135〜170゜としたものを試験品として用意した。
また、角度θを120゜とする代わりに、図4のような
面取部52c(面取り幅0.5mm)を設けた試験品も
用意した。
【0036】これら試験品の寸法・形状を初期条件とし
て用い、中心電極3への印加電圧レベルを10kVとし
たときのガスボリューム部GV内の電界強度分布を、市
販のソフトウェアにより有限要素法によりシミュレーシ
ョンするとともに、平坦部52aと傾斜部52bとの交
差部直近位置での電界強度を読み取った。結果を表3に
示す。
【0037】
【表3】
【0038】これによると、角度θを140゜以上とし
たもの、あるいは面取りを施したものは、電界強度が顕
著に小さくなっていることがわかる。図6(a)はθ=
135゜、同図(b)はθ=150゜のもののシミュレ
ーション結果を示すものであり、図中明るく表れている
領域ほど電界強度が高いことを示す。これによると、角
度θの小さい前者においては、交差部直近位置に電界集
中部が顕著に現われているのに対し、θの大きい後者に
おいては電界集中の度合いが和らげられている様子がよ
くわかる。
【0039】次に、上記各試験品から接地電極を取り除
き、その状態で主体金具の開口側をシリコンオイル等の
液状絶縁媒体中に浸漬することにより、絶縁体の外面と
主体金具の内面との間を該液状絶縁媒体で満たして絶縁
した。この状態で、主体金具と中心電極3との間に、高
圧電源により交流高電圧又はパルス状高電圧を印加する
とともに、その電圧波形をオシロスコープ等により記録
し、その電圧波形から、絶縁体に貫通破壊が生じたとき
の電圧値を、貫通破壊耐電圧として読み取った。なお、
各試験品ともn=40にて試験を行い、耐電圧の平均値
と最小値とを求めた。以上の結果を表4に示す。
【0040】
【表4】
【0041】これによると、角度θを140゜〜160
゜としたもの、あるいは面取りを施したものは、耐電圧
の平均値及び最小値がいずれも高く、安定した耐電圧性
能を有していることがわかる。他方、角度θが140゜
未満では、耐電圧の平均値及び最小値がともに低下し、
耐電圧性能が相対的に低下する傾向が認められる。ま
た、角度θが160゜を超えると、耐電圧の平均値は比
較的良好であるが、最小値が低下し、耐電圧性能にばら
つきが生じやすくなる傾向を示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態たるスパークプラグの全体
構成を示す縦断面図。
【図2】図1の先端側要部を拡大して示す縦断面図。
【図3】図1のスパークプラグの第一変形例を示す要部
縦断面図。
【図4】同じく第二変形例を示す要部縦断面図。
【図5】実施例3の実験結果を示すグラフ。
【図6】実施例4のいくつかのシミュレーション結果を
示す図。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の主体金具(1)と該主体金具
    (1)の内周側に係止された軸孔を有する絶縁体(2)
    と該絶縁体(2)の前記軸孔に保持された中心電極
    (3)と、該中心電極(3)の先端と対向することで火
    花放電ギャップ(g)を形成する接地電極(4)とを備
    え、 前記絶縁体(2)の軸線方向(O)において前記火花放
    電ギャップ(g)の位置する側を前方側、これと反対側
    を後方側として、前記絶縁体(2)は、前端部(2i)
    が周方向の段部により縮径されて該段部が絶縁体側係合
    部(2h)とされ、前記主体金具(1)に対し後方側開
    口部から挿入されるとともに、前記絶縁体側係合部(2
    h)が前記主体金具(1)の内周面から突出する金具側
    係合部(1c)と係合し、かつ、前記絶縁体(2)の前
    記絶縁体側係合部(2h)よりも前方側に位置する部分
    (2i)の外周面(以下、隙間形成外周面という)(2
    k)が、前記金具側係合部(1c)の内周面(以下、隙
    間形成内周面という)(52)と、所定量の係合位置隙
    間(Q)を形成する形にて対向するとともに、前記隙間
    形成外周面(2k)の外径をd1、前記隙間形成内周面
    (52)の内径をD1として、 β=(D1−d1)
    /2にて表される係合位置隙間量βが0.4mm以下に
    調整されていることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 【請求項2】 前記主体金具(1)の前端面側開口部の
    内径をD2、当該前端面位置における前記絶縁体(2)
    の外径をd2として、 E=(D2−d2)/2 にて表されるガスボリューム部端面幅Eが、前記火花放
    電ギャップ(g)の間隔をαとして、 1.1α≦E を満足している請求項1記載のスパークプラグ。
  3. 【請求項3】 前記絶縁体側係合部(2h)よりも前方
    側において、前記軸線(O)と直交する仮想平面による
    前記絶縁体(2)の断面外形線の直径をd3、これに対
    応する位置における前記主体金具(1)の内径をD3と
    したときに、前記主体金具(1)の前端面位置から少な
    くとも7mmまでの区間の任意位置において、α<(D
    3−d3)/2を満足している請求項1又は2に記載の
    スパークプラグ。
  4. 【請求項4】 前記金具側係合部(1c)の前記隙間形
    成内周面(52)は、前記軸線(O)を含む仮想平面に
    よる断面外形線が、前記隙間形成外周面(2k)と対向
    する平坦部(52a)と、該平坦部(52a)の前方側
    端部から前記主体金具(1)の内周面に向けて下る傾斜
    部(52b)とを有し、それら平坦部(52a)と傾斜
    部(52b)とのなす角度θが、 140゜≦θ≦160゜ を満足している請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のスパークプラグ。
  5. 【請求項5】 前記金具側係合部(1c)の前記隙間形
    成内周面(52)は、前記軸線(O)を含む仮想平面に
    よる断面外形線が、前記隙間形成外周面(2k)と対向
    する平坦部(52a)と、該平坦部(52a)の前方側
    端部から前記主体金具(1)の内周面に向けて下る傾斜
    部(52b)とを有し、かつ、それら平坦部(52a)
    と傾斜部(52b)との交差位置に面取り部(52c)
    又はアール部(52r)が形成されてなる請求項1ない
    し4のいずれか1項に記載のスパークプラグ。
  6. 【請求項6】 前記中心電極(3)の前端面に、Ir又
    はPtを主成分とする直径1mm以下の貴金属発火部
    (31)が固着されてなる請求項1ないし5のいずれか
    1項に記載のスパークプラグ。
  7. 【請求項7】 前記主体金具(1)の前端側外周面に、
    呼びがM12以下の取付ねじ部(7)が形成されてなる
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載のスパークプラ
    グ。
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