JP6739482B2 - 点火プラグ - Google Patents

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Description

本発明は、点火プラグに関するものである。
従来から、ガソリンエンジンやガスエンジン等の内燃機関に、点火プラグが用いられている。点火プラグとして、例えば、副燃焼空間を有する点火プラグが提案されている(例えば、特許文献1)。この点火プラグでは、主体金具の先端部に固定されたキャップ内に副燃焼空間が形成されている。キャップには、副燃焼空間と外部とを連通する孔が設けられている。副燃焼空間内には、キャップの孔を通じて、燃料ガスが導入される。また、副燃焼空間内に中心電極と接地電極が配置されている。中心電極と接地電極とによって形成される間隙で発生した火花は、副燃焼空間内に導入された燃料ガスに着火する。そして、火炎が、キャップの孔を通じて外部、すなわち、内燃機関の燃焼室に噴出することによって、燃焼室内の燃料ガスが燃焼する。
特開2015−130302号
しかしながら、上記技術では、副燃焼空間内で発生する熱損失および圧力損失の低減について十分に工夫されているとは言えなかった。このために、副燃焼空間内で発生する熱損失および圧力損失が過度に大きくなり、点火プラグが十分な着火性能(例えば、燃焼の安定性)が得られない可能性があった。
本発明の主な利点は、副燃焼空間を有する点火プラグの着火性能を向上することである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]軸線の方向に延び、第1放電面を有する中心電極と、
前記軸線の方向に延びる軸孔を有し前記軸孔の先端側に前記中心電極が配置される絶縁体と、
前記絶縁体の外周に配置される筒状の主体金具と、
前記第1放電面と前記軸線の方向に対向し、前記第1放電面との間に間隙を形成する第2放電面を有する接地電極と、
前記主体金具の先端部に接続され、前記主体金具の先端側の開口を覆うことで、前記間隙が配置される副燃焼空間を区画するキャップと、
を備え、
前記キャップには、前記副燃焼空間と外部とを連通する1個以上の貫通孔が形成される点火プラグであって、
前記1個以上の貫通孔のうちの少なくとも1個の特定貫通孔の前記副燃焼空間側の開口の重心と、前記軸線と、を含む断面において、
前記軸線と垂直な方向における前記第1放電面と前記第2放電面との両方が存在する範囲の中心を通り、前記軸線と平行な直線を、第1直線とし、
前記第1直線と前記第1放電面との交点と、前記第1直線と前記第2放電面との交点と、を結んだ線分の中点を、特定点とし、
前記特定点を起点とし、前記第1直線よりも前記特定貫通孔側で前記中心電極に接する半直線を第1接線とし、
前記特定点を起点とし、前記第1直線よりも前記特定貫通孔側で前記接地電極に接する半直線を第2接線とし、
前記特定点を起点とし、前記特定貫通孔側に延びる半直線であり、前記軸線に垂直な半直線を第2直線とするとき、
前記第2直線と前記第2接線とがなす第2角は、前記第2直線と前記第1接線とがなす第1角よりも大きく、
前記特定貫通孔の前記副燃焼空間側の開口の少なくとも一部は、前記第2角の範囲内に位置していることを特徴とする、点火プラグ。
上記構成によれば、第2角は第1角よりも大きいので、火炎が点火プラグよりも先端側に向かって噴出されやすい。さらに、特定貫通孔の副燃焼空間側の開口の少なくとも一部は、第2角の範囲内に位置しているので、間隙にて発生した火花を起点として拡大し、特定貫通孔から噴出される火炎が、接地電極によって遮られることを抑制できる。この結果、火炎が接地電極と接触することで発生する熱損失および圧力損失を低減できる。したがって、点火プラグの着火性能を向上することができる。
[適用例2]適用例1に記載の点火プラグであって、
前記断面において、
前記特定貫通孔の全体が、前記第1角と前記第2角とを併せた範囲内に位置していることを特徴とする、点火プラグ。
上記構成によれば、特定貫通孔から噴出される火炎が、接地電極によって遮られることをより効果的に抑制できる。この結果、点火プラグの着火性能をさらに向上することができる。
[適用例3]適用例2に記載の点火プラグであって、
前記断面において、
前記特定貫通孔の全体が、前記第2角の範囲内に位置していることを特徴とする、点火プラグ。
上記構成によれば、火炎が点火プラグよりも先端側に向かって特に噴出されやすい。この結果、点火プラグの着火性能を特に向上することができる。
[適用例4]適用例1〜3のいずれかに記載の点火プラグであって、
前記キャップは、複数個の前記特定貫通孔を有することを特徴とする、点火プラグ。
上記構成によれば、複数個の特定貫通孔から火炎が噴出されるので、さらに、点火プラグの着火性能を向上することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、点火プラグや点火プラグを用いた点火装置、その点火プラグを搭載する内燃機関等の態様で実現することができる。
本実施形態の点火プラグ100の断面図である。 点火プラグ100の先端近傍を軸線AXに沿って先端側から後端方向BDに向かって見た図である。 図2に破線A−Aで示す面で点火プラグ100の先端の近傍を切断した断面CF1を示す図である。 図3に示す矩形範囲SAを拡大して示す図である。 図2に破線B−Bで示す面で点火プラグ100の先端の近傍を切断した断面CF2を示す図である。 変形例の説明図である。
A.第1実施形態:
A−1.点火プラグの構成:
図1は本実施形態の点火プラグ100の断面図である。軸線AXと平行な方向(図1の上下方向)を軸線方向とも呼ぶ。軸線AXを中心とし、軸線AXと垂直な面上の円の径方向を、単に「径方向」とも呼び、当該円の周方向を、単に「周方向」とも呼ぶ。図1における下方向を先端方向FDと呼び、上方向を後端方向BDとも呼ぶ。図1における下側を点火プラグ100の先端側と呼び、図1における上側を点火プラグ100の後端側と呼ぶ。
点火プラグ100は、上述したように内燃機関に取り付けられ、内燃機関の燃焼室内の燃料ガスに着火するために用いられる。点火プラグ100は、絶縁体10と、中心電極20と、接地電極30と、端子電極40と、内側主体金具50と外側主体金具60とからなる主体金具2と、抵抗体70と、導電性のシール部材80A、80Bと、キャップ90と、を備える。
絶縁体10は、軸線AXに沿って延び、絶縁体10を貫通する貫通孔である軸孔12を有する略円筒状の部材である。絶縁体10は、例えば、アルミナ等のセラミックスを用いて形成されている。絶縁体10は、鍔部19と、後端側胴部18と、先端側胴部17と、縮外径部15と、脚長部13と、を備えている。
鍔部19は、絶縁体10における軸線方向の略中央に位置する部分である。後端側胴部18は、鍔部19よりも後端側に位置し、鍔部19の外径よりも小さな外径を有している。先端側胴部17は、鍔部19よりも先端側に位置し、後端側胴部18の外径よりも小さな外径を有している。脚長部13は、先端側胴部17よりも先端側に位置し、先端側胴部17の外径よりも小さな外径を有している。脚長部13の外径は、先端側ほど縮径されている。脚長部13の先端側の部分は、内側主体金具50の先端面よりも先端側に突出している。縮外径部15は、脚長部13と先端側胴部17との間に形成され、後端側から先端側に向かって外径が縮径した部分である。
絶縁体10は、内周側の構成の観点でみると、後端側に位置する大内径部12Lと、大内径部12Lよりも先端側に位置し、大内径部12Lよりも内径が小さな小内径部12Sと、縮内径部16と、を備えている。縮内径部16は、大内径部12Lと小内径部12Sとの間に形成され、後端側から先端側に向かって内径が縮径した部分である。縮内径部16の軸線方向の位置は、本実施形態では、先端側胴部17の先端側の部分の位置である。
内側主体金具50は、導電性の金属材料(例えば、低炭素鋼材)で形成される円筒状の金具である。内側主体金具50には、軸線AXに沿って貫通する貫通孔59が形成されている。内側主体金具50は、絶縁体10の径方向の周囲(すなわち、外周)に配置されている。すなわち、内側主体金具50の貫通孔59内に、絶縁体10が挿入・保持されている。絶縁体10の先端は、内側主体金具50の先端よりも先端側に突出している。絶縁体10の後端は、内側主体金具50の後端よりも後端側に突出している。
内側主体金具50は、プラグレンチが係合する六角柱形状の工具係合部51と、外側主体金具60に取り付けるための雄ネジが形成された取付ネジ部52と、工具係合部51と取付ネジ部52との間に形成された鍔状の座部54と、を備えている。取付ネジ部52の呼び径は、例えば、M8〜M14である。
内側主体金具50の取付ネジ部52と座部54との間には、金属製の環状の内側ガスケット5Aが嵌挿されている。内側ガスケット5Aは、外側主体金具60の座部64(後述)と、内側主体金具50の座部54と、の隙間を封止する。
内側主体金具50は、さらに、工具係合部51の後端側に設けられた薄肉の加締部53と、座部54と工具係合部51との間に設けられた薄肉の圧縮変形部58と、を備えている。内側主体金具50における工具係合部51から加締部53に至る部位の内周面と、絶縁体10の後端側胴部18の外周面と、の間に形成される環状の領域には、環状の線パッキン6、7が配置されている。当該領域における2つの線パッキン6、7の間には、タルク(滑石)9の粉末が充填されている。加締部53の後端は、径方向内側に折り曲げられて、絶縁体10の外周面に固定されている。内側主体金具50の圧縮変形部58は、製造時において、絶縁体10の外周面に固定された加締部53が先端側に押圧されることにより、圧縮変形する。圧縮変形部58の圧縮変形によって、線パッキン6、7およびタルク9を介し、絶縁体10が内側主体金具50内で先端側に向け押圧される。環状の板パッキン8を介して、内側主体金具50の内周で取付ネジ部52の位置に形成された段部56(金具側段部)によって、絶縁体10の縮外径部15(絶縁体側段部)が押圧される。この結果、内燃機関の燃焼室内のガスが、内側主体金具50と絶縁体10との隙間から外部に漏れることが、板パッキン8によって防止される。
外側主体金具60は、内側主体金具50と同様の導電性の金属材料で形成された円筒状の金具である。外側主体金具60には、軸線AXに沿って貫通する貫通孔69が形成されている。外側主体金具60は、内側主体金具50の座部54よりも先端側において、内側主体金具50の周囲(すなわち、外周)に配置されている。外側主体金具60の内周面には、雌ネジ66が形成されている。内側主体金具50の取付ネジ部52に形成された雄ネジは、雌ネジ66と係合している。これによって、外側主体金具60の貫通孔69内に、内側主体金具50の座部54より先端側の部分が挿入・保持されている。
外側主体金具60は、取付ネジ部62と、取付ネジ部62よりも後端側の座部64と、を備えている。取付ネジ部62の呼び径は、例えば、M10〜M18である。取付ネジ部62の外周面には、内燃機関のエンジンヘッド(図示省略)に点火プラグ100を固定するための雄ネジが形成されている。
外側主体金具60の取付ネジ部62と座部64との間には、金属製の環状の外側ガスケット5Bが嵌挿されている。外側ガスケット5Bは、点火プラグ100が内燃機関に取り付けられた際に、点火プラグ100と内燃機関(エンジンヘッド)との隙間を封止する。
外側主体金具60の先端部61には、外側主体金具60および内側主体金具50の先端側の開口60o、50oを覆うキャップ90が形成されている。キャップ90の構成については後述する。キャップ90によって、後述する間隙Gが配置される副燃焼空間BSが区画・形成されている。
キャップ90は、耐腐食性と耐熱性が高い金属、例えば、ニッケル(Ni)またはNiを主成分とする合金(例えば、NCF600、NCF601)、タングステンで形成されている。本実施形態では、外側主体金具60がNi合金で形成され、キャップ90は、外側主体金具60と一体に形成されている。これに代えて、キャップ90は、外側主体金具60とは別部材で形成され、外側主体金具60の先端に溶接によって接合されていても良い。
中心電極20は、軸線AXに沿って延びる棒状の部材である。中心電極20は、耐腐食性と耐熱性が高い金属、例えば、ニッケル(Ni)またはNiを主成分とする合金(例えば、NCF600、NCF601)を用いて形成されている。中心電極20は、中心電極20は、NiまたはNi合金で形成された母材と、該母の内部に埋設された芯部と、を含む2層構造を有しても良い。この場合には、芯部は、例えば、母材よりも熱伝導性に優れる銅または銅を主成分とする合金で形成される。中心電極20は、絶縁体10の軸孔12の内部の先端側の部分に保持されている。すなわち、中心電極20の後端側は、軸孔12内に配置されている。脚部25の先端側の面は、後述する接地電極30の第2放電面30Sとの間に間隙Gを形成する第1放電面20Sである。
中心電極20は、図1に示すように、軸線方向の所定の位置に設けられた鍔部24と、鍔部24よりも後端側の部分である頭部23(電極頭部)と、鍔部24よりも先端側の部分である脚部25(電極脚部)と、を備えている。鍔部24は、絶縁体10の縮内径部16によって、先端側から支持されている。すなわち、中心電極20は、縮内径部16に係止されている。このように、中心電極20の後端側は、軸孔12(小内径部12S)内に配置されている。脚部25の先端側は、絶縁体10の先端よりも先端側に突出している。
端子電極40は、軸線方向に延びる棒状の部材である。端子電極40は、絶縁体10の軸孔12に後端側から挿通され、軸孔12内において、中心電極20よりも後端側に位置している。端子電極40は、導電性の金属材料(例えば、低炭素鋼)で形成され、端子電極40の表面には、例えば、防食のために、Niなどのめっきが形成されている。
端子電極40は、軸線方向の所定位置に形成された鍔部42(端子顎部)と、鍔部42よりも後端側に位置するキャップ装着部41と、鍔部42よりも先端側の脚部43(端子脚部)と、を備えている。端子電極40のキャップ装着部41は、絶縁体10よりも後端側に露出している。端子電極40の脚部43は、絶縁体10の軸孔12に挿入されている。キャップ装着部41には、高圧ケーブル(図示外)が接続されたプラグキャップが装着され、放電を発生するための高電圧が印加される。
抵抗体70は、絶縁体10の軸孔12内において、端子電極40の先端と中心電極20の後端との間に、配置されている。抵抗体70は、例えば、1KΩ以上の抵抗値(例えば、5KΩ)を有し、火花発生時の電波ノイズを低減する機能を有する。抵抗体70は、例えば、主成分であるガラス粒子と、ガラス以外のセラミック粒子と、導電性材料と、を含む組成物で形成されている。
軸孔12内における、抵抗体70と中心電極20との隙間は、導電性のシール部材80Aによって埋められている。抵抗体70と端子電極40との隙間は、シール部材80Bによって埋められている。すなわち、シール部材80Aは、中心電極20と抵抗体70とにそれぞれ接触し、中心電極20と抵抗体70とを離間している。シール部材80Bは、抵抗体70と端子電極40にそれぞれ接触し、抵抗体70と端子電極40とを離間している。このように、シール部材80A、80Bは、中心電極20と端子電極40とを、抵抗体70を介して、電気的、かつ、物理的に、接続している。シール部材80A、80Bは、導電性を有する材料、例えば、B23−SiO2系等のガラス粒子と金属粒子(Cu、Feなど)とを含む組成物で形成されている。
接地電極30は、図1に示すように、断面が四角形の棒状体である。接地電極30は、両端部として、接続端部32と、接続端部32の反対側に位置する自由端部31と、を有している。接続端部32は、内側主体金具50の先端部50sに、例えば、抵抗溶接によって、接合されている。これによって、主体金具2(内側主体金具50および外側主体金具60)と接地電極30とは、電気的および物理的に接続される。接地電極30の接続端部32の近傍は、軸線AXの方向に延びており、自由端部31の近傍は、軸線AXと垂直な方向に延びている。棒状の接地電極30は、中央部分において、約90度だけ湾曲している。
接地電極30は、耐腐食性と耐熱性が高い金属、NiまたはNiを主成分とする合金(例えば、NCF600、NCF601)を用いて形成されている。接地電極30は、中心電極20と同様に、母材と、母材よりも熱伝導性が高い金属(例えば、銅)を用いて形成され、母材に埋設された芯部と、を含む2層構造を有しても良い。自由端部31の後端側を向いた側面は、中心電極20の第1放電面20Sとの間に間隙Gを形成する第2放電面30Sである。第1放電面20Sと第2放電面30Sとは、軸線AXの方向に対向している。間隙Gは、放電が発生するいわゆる火花ギャップである。
図2は、点火プラグ100の先端近傍を軸線AXに沿って先端側から後端方向BDに向かって見た図である。キャップ90には、副燃焼空間BSと外部とを連通する複数個(図2の例では4個)の貫通孔95a〜95dが形成されている。4個の貫通孔95a〜95dは、周方向に分散されて配置されている。図2には、4個の貫通孔95a〜95dの副燃焼空間BS側の開口95ao〜95doの重心CPa〜CPdが図示されている。
ここで、図2において、軸線AXを通り、接地電極30の自由端部31が延びる方向を第1方向D1とする。また、第1方向D1と垂直な方向(図2の上方向)を第2方向D2とする。4個の貫通孔95a〜95dは、第1方向D1および第2方向D2と45度の角度を成す周方向の位置に配置されている。このために、図1には、4個の貫通孔95a〜95dは、現れていない。
図3は、図2に破線A−Aで示す面で、点火プラグ100の先端の近傍を切断した断面CF1を示す図である。図2の破線A−Aで示す面は、軸線AXと、貫通孔95aの副燃焼空間BS側の開口95aoの重心CPaと、貫通孔95bの副燃焼空間BS側の開口95boの重心CPbと、を含む面である。
図3に示すように、キャップ90は、略半球形状の中空の部材である。このために、副燃焼空間BSは、略半球形状を有している。副燃焼空間BS内には、脚長部13の先端側の部分と、接地電極30と、中心電極20の先端側の部分と、が配置されている。副燃焼空間BSには、間隙Gが配置されている。
本実施形態では、図2、図3に示すように、本実施形態では、キャップ90において、軸線AXと交差する位置には、貫通孔は形成されていない。4個の貫通孔95a〜95dの軸線方向の位置は、接地電極30の自由端部31や間隙Gが位置する軸線方向の位置と、概ね等しい。
図4は、図3に示す矩形範囲SAを拡大して示す図である。図4に示すように断面CF1において、中心電極20の第1放電面20Sと、接地電極30の第2放電面30Sと、の両方が存在する横方向の範囲を、放電範囲GRと呼ぶ。図4における横方向の範囲は、軸線AXと垂直な方向の範囲である。放電範囲GRの中心点MPを通り、軸線AXと平行な直線を範囲中心線L1とする。本実施形態では、図4に示すように、断面CF1において、範囲中心線L1と軸線AXとは一致する。範囲中心線L1と第1放電面20Sとの交点XP1と、範囲中心線L1と第2放電面30Sとの交点XP2と、を結んだ線分LSの中点を、特定点SPとする。
ここで、貫通孔95aの位置について、図3、図4に破線で示す3本の半直線、具体的には、中心電極側接線C1a、接地電極側接線C2a、ギャップ中心線L2aを定義する。中心電極側接線C1aは、特定点SPを基点とし、範囲中心線L1よりも貫通孔95a側で、中心電極20と接する半直線である。接地電極側接線C2aは、特定点SPを基点とし、範囲中心線L1よりも貫通孔95a側で、接地電極30と接する半直線である。ギャップ中心線L2aは、特定点SPを基点とし、貫通孔95a側に延びる半直線であり、軸線AXと垂直な半直線である。図4において、点CP1aは、中心電極側接線C1aと中心電極20との接点を示し、点CP2aは、接地電極側接線C2aと接地電極30との接点を示す。
図3に示すように、断面CF1において、接地電極側接線C2aとギャップ中心線L2aとがなす第2角Baは、中心電極側接線C1aとギャップ中心線L2aとがなす第1角Aaより大きい。貫通孔95aの副燃焼空間BS側の開口95aoは、第2角Baの範囲内にある。また、断面CF1において、貫通孔95aの全体は、第2角Baの範囲内にある。
同様に、貫通孔95bの位置について、図3、図4に実線で示す3本の半直線、具体的には、中心電極側接線C1b、接地電極側接線C2b、ギャップ中心線L2bを定義する。中心電極側接線C1bは、特定点SPを基点とし、範囲中心線L1よりも貫通孔95b側で、中心電極20と接する半直線である。接地電極側接線C2bは、特定点SPを基点とし、範囲中心線L1よりも貫通孔95b側で、接地電極30と接する半直線である。ギャップ中心線L2bは、特定点SPを基点とし、貫通孔95b側に延びる半直線であり、軸線AXと垂直な半直線である。図4において、点CP1bは、中心電極側接線C1bと中心電極20との接点を示し、点CP2bは、接地電極側接線C2bと接地電極30との接点を示す。
図3に示すように、断面CF1において、接地電極側接線C2bとギャップ中心線L2bとがなす第2角Bbは、中心電極側接線C1bとギャップ中心線L2bとがなす第1角Abより大きい。貫通孔95bの副燃焼空間BS側の開口95boは、第2角Bbの範囲内にある。また、断面CF1において、貫通孔95bの全体は、第2角Bbの範囲内にある。
図5は、図2に破線B−Bで示す面で、点火プラグ100の先端の近傍を切断した断面CF2を示す図である。図2の破線B−Bで示す面は、軸線AXと、貫通孔95cの副燃焼空間BS側の開口95coの重心CPcと、貫通孔95dの副燃焼空間BS側の開口95doの重心CPdと、を含む面である。
図5から解るように、断面CF2においても、断面CF1(図3)と同様の関係が満たされる。具体的には、貫通孔95cの位置について、図5に破線で示す3本の半直線、具体的には、中心電極側接線C1c、接地電極側接線C2c、ギャップ中心線L2cを定義する。中心電極側接線C1cは、特定点SP2を基点とし、範囲中心線L12よりも貫通孔95c側で、中心電極20と接する半直線である。接地電極側接線C2cは、特定点SP2を基点とし、範囲中心線L12よりも貫通孔95c側で、接地電極30と接する半直線である。ギャップ中心線L2cは、特定点SP2を基点とし、貫通孔95c側に延びる半直線であり、軸線AXと垂直な半直線である。ここで、範囲中心線L12と特定点SP2は、断面CF1における特定点SPと範囲中心線L1(図4)と同様に、断面CF2において定義される。すなわち、範囲中心線L12は、断面CF2において、第1放電面20Sと第2放電面30Sとの両方が存在する横方向の範囲の中心点を通り、軸線AXと平行な直線である。図5において、範囲中心線L12と軸線AXとは一致する。特定点SP2は、範囲中心線L12と第1放電面20Sとの交点と、範囲中心線L12と第2放電面30Sとの交点と、を結んだ線分の中点である。
図5に示すように、断面CF2において、接地電極側接線C2cとギャップ中心線L2cとがなす第2角Bcは、中心電極側接線C1cとギャップ中心線L2cとがなす第1角Acより大きい。貫通孔95cの副燃焼空間BS側の開口95coは、第2角Bcの範囲内にある。また、断面CF2において、貫通孔95cの全体は、第2角Bcの範囲内にある。
同様に、貫通孔95cの位置について、図5に実線で示す3本の半直線、具体的には、中心電極側接線C1d、接地電極側接線C2d、ギャップ中心線L2dを定義する。中心電極側接線C1dは、特定点SP2を基点とし、範囲中心線L12よりも貫通孔95d側で、中心電極20と接する半直線である。接地電極側接線C2dは、特定点SP2を基点とし、範囲中心線L12よりも貫通孔95d側で、接地電極30と接する半直線である。ギャップ中心線L2dは、特定点SP2を基点とし、貫通孔95d側に延びる半直線であり、軸線AXと垂直な半直線である。
図5に示すように、断面CF2において、接地電極側接線C2dとギャップ中心線L2dとがなす第2角Bdは、中心電極側接線C1dとギャップ中心線L2dとがなす第1角Adより大きい。貫通孔95dの副燃焼空間BS側の開口95doは、第2角Bdの範囲内にある。また、断面CF2において、貫通孔95dの全体は、第2角Bdの範囲内にある。
以上説明した本実施形態の点火プラグ100は、以下のように動作する。点火プラグ100は、ガスエンジンなどの内燃機関に取り付けられて使用される。所定の電源を含む点火装置(例えば、フルトランジスタ点火装置)によって、点火プラグ100の接地電極30と中心電極20との間に電圧が印加される。この結果、接地電極30と中心電極20との間隙Gに、火花放電が生じる。すなわち、キャップ90内の副燃焼空間BSで火花放電が生じる。内燃機関の燃焼室内の燃料ガスが、キャップ90の貫通孔95a〜95dを通って、副燃焼空間BS内に導入される。副燃焼空間BSで生じた火花によって、副燃焼空間BS内の燃料ガスが点火される。点火された燃料ガスの燃焼によって生じた火炎は、キャップ90の貫通孔95a〜95dを通って、外部(内燃機関の燃焼室)へと噴出される。噴出された火炎によって、内燃機関の燃焼室内の燃料ガスが点火される。この結果、特に、燃焼室の容積が比較的大きな内燃機関であっても、速やかに燃焼室内の燃料ガスの全体を燃焼させることができる。
以上説明した本実施形態の点火プラグ100によれば、貫通孔95aの開口95aoの重心CPaと、軸線AXと、を含む断面CF1において、第2角Baは、第1角Aaよりも大きく、貫通孔95aの開口95aoは、第2角Baの範囲内に位置している(図3)。この結果、第2角Baが第1角Aaよりも大きいことで、副燃焼空間BS内の火炎が貫通孔95aを通って点火プラグ100よりも先端側に向かって噴出されやすい。さらに、貫通孔95aの開口95aoは、第2角Baの範囲内に位置しているので、間隙Gにて発生した火花を起点として拡大し、貫通孔95aから噴出される火炎が、接地電極30によって遮られることを抑制できる。この結果、火炎が接地電極30と接触することで発生する熱損失および圧力損失を低減できる。したがって、点火プラグ100の着火性能を向上することができる。
さらに、本実施形態の点火プラグ100によれば、断面CF1において、貫通孔95aの全体が、第1角Aaと第2角Baとを併せた範囲に位置している。すなわち、断面CF1において、貫通孔95aの後端は、中心電極側接線C1aよりも先端側にあり、貫通孔95aの先端は、接地電極側接線C2aよりも後端側にある(図3)。この結果、貫通孔95aから噴出される火炎が、接地電極30によって遮られることをより効果的に抑制できる。この結果、点火プラグ100の着火性能をさらに向上することができる。
さらに、本実施形態の点火プラグ100によれば、断面CF1において、貫通孔95aの全体が、第2角Baの範囲内に位置している。すなわち、断面CF1において、貫通孔95aの後端は、ギャップ中心線L2aよりも先端側にあり、貫通孔95aの先端は、接地電極側接線C2aよりも後端側にある(図3)。この結果、副燃焼空間BS内の火炎が貫通孔95aを通って点火プラグ100よりも先端側に向かって特に噴出されやすい。この結果、点火プラグ100の着火性能を特に向上することができる。
さらに、本実施形態の点火プラグ100によれば、残りの貫通孔95b〜95dも、貫通孔95aと同様の関係を満たす。すなわち、断面CF1において、第2角Bbは、第1角Abよりも大きく、貫通孔95bの開口95boは、第2角Bbの範囲内に位置している(図3)。また、断面CF2において、第2角Bc、Bdは、第1角Ac、Adよりもそれぞれ大きく、貫通孔95c、95dの開口95co、95doは、第2角Bc、Bdの範囲内にそれぞれ位置している(図3)。この結果、副燃焼空間BS内の火炎が複数個の貫通孔95a〜95dを通って点火プラグ100よりも先端側に向かって噴出されやすい。さらに、複数個の貫通孔95a〜95dを通る火炎が接地電極30と接触することで発生する熱損失および圧力損失を低減できる。したがって、点火プラグ100の着火性能を向上することができる。
さらには、断面CF1、CF2において、貫通孔95b、95c、95dの全体が、それぞれ、第1角Ab、Ac、Adと第2角Bb、Bc、Bdとを併せた範囲に位置している。この結果、貫通孔95b、95c、95dからそれぞれ噴出される火炎が、接地電極30によって遮られることをより効果的に抑制できる。
さらに、断面CF1、CF2において、貫通孔95b、95c、95dの全体が、それぞれ、第2角Bb、Bc、Bdの範囲に位置している。この結果、副燃焼空間BS内の火炎が貫通孔95b、95c、95dを通って点火プラグ100よりも先端側に向かって特に噴出されやすい。
以上の説明から解るように、本実施形態の中心電極側接線C1a〜C1dは、第1接線の例であり、接地電極側接線C2a〜C2dは、第2接線の例であり、範囲中心線L1、L12は、第1直線の例であり、ギャップ中心線L2a〜L2dは、第2直線の例である。
B.変形例
(1)上記実施形態では、貫通孔95aの全体が、第2角Baの範囲内に位置している。これに代えて、貫通孔95aの一部は、第2角Baの範囲外に位置していても良い。例えば、貫通孔95aの先端は、接地電極側接線C2aよりも先端側に位置しても良く、貫通孔95aの後端は、ギャップ中心線L2bよりも後端側に位置しても良い。さらには、貫通孔95aの後端は、中心電極側接線C1aよりも後端側に位置しても良い。ただし、貫通孔95aの開口95aoの少なくとも一部は、第2角Baの範囲内に位置することが好ましい。こうすれば、貫通孔95aから噴出される火炎が、接地電極30によって遮られることを抑制できる。他の貫通孔95b〜95dについても同様である。
(2)上記実施形態のキャップ90は、貫通孔95a〜95dに加えて、他の貫通孔を備えても良い。例えば、断面CF1、CF2において、キャップ90は、全体が、第2角Ba〜Bdの範囲から外れた貫通孔を備えても良い。具体的には、キャップ90は、軸線AX上に開口する貫通孔を備えても良い。
(3)上記実施形態のキャップ90において、複数個の貫通孔95a〜95dは、周方向の位置が互いに異なり、軸線方向の位置、径方向の位置、形状、および、大きさが、互いに等しい。これに代えて、複数個の貫通孔95a〜95dの全部または一部は、軸線方向の位置、径方向の位置、形状、および、大きさのうちの全部または一部が、互いに異なっていても良い。
(4)上記実施形態の点火プラグ100の具体的な構成は、一例であり、これに限られない。図6は、変形例の説明図である。図6には、図5の第1実施形態の断面CF2に対応する部分が図示されている。
この変形例では、主体金具2Bは、2個の部材には分かれておらず、1個の部材で形成されている。また、本変形例では、キャップ90Bは、主体金具2Bの先端面に溶接によって固定されている。また、本変形例では、接地電極30Bは、軸線AXに沿って延びる丸棒状の部材である。接地電極30Bの後端側の面は、第2放電面30Sである。接地電極30Bの先端側の面は、キャップ90Bの内面に溶接によって接合されている。これによって、接地電極30Bは、キャップ90Bを介して、主体金具2Bに電気的に接続されている。図6の点火プラグの他の構成は、第1実施例の点火プラグ100の構成と同じである。
(5)記実施形態において、例えば、中心電極20、端子電極40、接地電極30、主体金具2などの材質、形状、寸法などは、様々に変更可能である。例えば、上記実施形態では、中心電極20や接地電極30は1個の材料で形成されている。これに代えて、中心電極は、中心電極本体と、中心電極本体の先端に溶接され、放電面を有する中心電極チップと、を備える構成であっても良い。また、接地電極30は、接地電極本体と、接地電極本体の自由端部に溶接され、放電面を有する接地電極チップと、を備える構成であっても良い。中心電極チップや接地電極チップとは、例えば、電極本体(例えば、Ni合金)よりも放電に対する耐久性に優れる材料(例えば、イリジウム(Ir)、白金(Pt)等の貴金属、タングステン(W)、それらの金属から選択された少なくとも1種を含む合金)を用いて形成される。
以上、実施形態、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
2、2B…主体金具、5A…内側ガスケット、5B…外側ガスケット、6…線パッキン、8…板パッキン、9…タルク、10…絶縁体、12…軸孔、12L…大内径部、12S…小内径部、13…脚長部、15…縮外径部、16…縮内径部、17…先端側胴部、18…後端側胴部、19…鍔部、20…中心電極、20S…第1放電面、23…頭部、24…鍔部、25…脚部、30、30B…接地電極、30S…第2放電面、31…自由端部、32…接続端部、40…端子電極、41…キャップ装着部、42…鍔部、43…脚部、50…内側主体金具、51…工具係合部、52…取付ネジ部、53…加締部、54…座部、56…段部、58…圧縮変形部、59…貫通孔、60…外側主体金具、61…先端部、62…取付ネジ部、64…座部、66…雌ネジ、69…貫通孔、70…抵抗体、80A、80B…シール部材、90、90B…キャップ、95a〜95d…貫通孔、100…点火プラグ

Claims (4)

  1. 軸線の方向に延び、第1放電面を有する中心電極と、
    前記軸線の方向に延びる軸孔を有し前記軸孔の先端側に前記中心電極が配置される絶縁体と、
    前記絶縁体の外周に配置される筒状の主体金具と、
    前記第1放電面と前記軸線の方向に対向し、前記第1放電面との間に間隙を形成する第2放電面を有する接地電極と、
    前記主体金具の先端部に接続され、前記主体金具の先端側の開口を覆うことで、前記間隙が配置される副燃焼空間を区画するキャップと、
    を備え、
    前記キャップには、前記副燃焼空間と外部とを連通する1個以上の貫通孔が形成される点火プラグであって、
    前記1個以上の貫通孔のうちの少なくとも1個の特定貫通孔の前記副燃焼空間側の開口の重心と、前記軸線と、を含む断面において、
    前記軸線と垂直な方向における前記第1放電面と前記第2放電面との両方が存在する範囲の中心を通り、前記軸線と平行な直線を、第1直線とし、
    前記第1直線と前記第1放電面との交点と、前記第1直線と前記第2放電面との交点と、を結んだ線分の中点を、特定点とし、
    前記特定点を起点とし、前記第1直線よりも前記特定貫通孔側で前記中心電極に接する半直線を第1接線とし、
    前記特定点を起点とし、前記第1直線よりも前記特定貫通孔側で前記接地電極に接する半直線を第2接線とし、
    前記特定点を起点とし、前記特定貫通孔側に延びる半直線であり、前記軸線に垂直な半直線を第2直線とするとき、
    前記第2直線と前記第2接線とがなす第2角は、前記第2直線と前記第1接線とがなす第1角よりも大きく、
    前記特定貫通孔の前記副燃焼空間側の開口の少なくとも一部は、前記第2角の範囲内に位置していることを特徴とする、点火プラグ。
  2. 請求項1に記載の点火プラグであって、
    前記断面において、
    前記特定貫通孔の全体が、前記第1角と前記第2角とを併せた範囲内に位置していることを特徴とする、点火プラグ。
  3. 請求項2に記載の点火プラグであって、
    前記断面において、
    前記特定貫通孔の全体が、前記第2角の範囲内に位置していることを特徴とする、点火プラグ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の点火プラグであって、
    前記キャップは、複数個の前記特定貫通孔を有することを特徴とする、点火プラグ。
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