JPS6144382Y2 - - Google Patents

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JPS6144382Y2
JPS6144382Y2 JP10563180U JP10563180U JPS6144382Y2 JP S6144382 Y2 JPS6144382 Y2 JP S6144382Y2 JP 10563180 U JP10563180 U JP 10563180U JP 10563180 U JP10563180 U JP 10563180U JP S6144382 Y2 JPS6144382 Y2 JP S6144382Y2
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JP
Japan
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combustion chamber
nozzle
ground electrode
combustion
electrode
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JP10563180U
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JPS5729087U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関の点火装置の改良に関する。
点火装置の従来例を第1図に示す。
中心電極1はその基端が中軸2を介して端子3
に同一線上に連結され、これら中心電極1、中軸
2、端子3を絶縁体4が外被している。一方、機
関のシリンダヘツド5に螺合された栓体6は、そ
の基端が絶縁体4に加締結合されており、前記中
心電極1のまわりの空間を包囲する接地電極7を
形成している。
中心電極1先端に対向する内面には突起7aを
設けて、両者の間にスパークギヤツプを形成し、
該接地電極7を貫通して燃焼室10と接地電極7
内部の空間11とを連通する噴口12が形成され
る。即ち前記内部空間11は噴口12を介しての
み燃焼室10を連通する。該噴口12は通常接地
電極7に対して直角方向に貫通する形状になつて
いる。尚、図において15は吸気ポート、16は
吸気弁、17はピストン、18はシリンダブロツ
クである。
かかる構成によるとピストン17の圧縮行程に
おいて噴口12から接地電極7の内部の空間11
に押し込まれた混合気は、中心電極1と接地電極
7の突起7aとの間にスパーク放電がなされた
時、そのスパークによつて燃焼し、その燃焼火炎
が噴口12を介して燃焼室10内にトーチ的に噴
射され、該トーチ火炎が燃焼室10内の混合気を
点火燃焼させて出力を得ている。
このような点火過程で点火前に燃焼室10内の
圧縮空気が噴口12から接地電極7内の空間に押
し込まれた時、噴口12の開口方向によつて圧縮
混合気に大きな乱れを生じ、該乱れ中にスパーク
放電をなすことによつて点火するものである。
しかしガス流動は燃焼促進に大きな効果がある
が、点火の瞬間はむしろない方が火炎核の吹き消
え等が生じなく好ましい結果を招く。そして初期
火炎核の形成後に強力なガス流動を生じせしめて
燃焼速度を上昇させるのが望ましい。
この点からいつて前記従来の点火装置は点火時
にもガス流動の乱れが生じていて、火炎核生成に
不都合な状態を招いていると言える。
本考案は従来の点火装置の上記のような不都合
を解消するため、噴口方向を中心電極と略垂直断
面で接地電極の内壁の接線方向に開口し、もつて
燃焼室内の圧縮空気が該噴口を介して接地電極内
の空間に押し込まれる時、中心電極の周囲に渦流
を生じるようにするとともに、中心電極付近では
むしろ混合気のよどみ部を形成して該よどみ中に
スパーク放電を行つて初期火炎核を形成するよう
にした点火栓を提供するようにしたものである。
以下に本考案の実施例を第2図以下の図面に基
づいて説明する。尚、前記従来例と同一要素のも
のには同一符号を符して説明を省略する。
第2図において栓体6と接地電極27とは別体
構成にして両者を接続し、該接触部近傍の接地電
極27の一部外壁を突出させてシリンダヘツド5
に当接させ、接地電極27の回り止め26を構成
している。接地電極27に開設した噴口28は本
実施例の場合、等間隔に4個中心電極1の軸線ま
わりに配設され、その開口方向は中心電極1と略
垂直断面で接地電極27に対して特に接地電極2
7の内壁に対して接線方向を向くように形成す
る。これを第3図に明示する。接地電極27内部
の空間11は前記噴口28を介してのみ燃焼室1
0に連通する。本実施例では接地電極27は円筒
ドーム状に形成してある。
上記構成によれば、ピストン17の圧縮行程に
おいて燃焼室10内の空気が接地電極27の噴口
28から圧入される時、該押し込み空気は接地電
極27の内壁に接線方向に向けられるから、接地
電極27内部の空間11周辺部に押し込み渦流A
が形成される。そして中心電極1の軸線付近には
前記押し込み渦流Aの目としてよどみ部Bが形成
される。かかる状態で中心電極1と接地電極27
との間にスパーク電流を印加すると、両者間にス
パーク放電が形成される。このスパーク放電によ
つて点火される混合気領域は、前記のようによど
み部Bを形成しているから容易に初期火炎核が形
成され得る。
一旦、火炎核が形成されると、その周囲に混合
気の押し込み渦流Aが形成されているから、火炎
伝播速度が早くなつて急速に燃焼する。この燃焼
ガスは噴口28を介して燃焼室10内に噴出さ
れ、これがトーチ火炎となつて燃焼室内の混合気
を燃焼させる。
かかるトーチ火災は噴口28が放射方向かつ旋
回方向に向くと共に空間11が噴口28を介して
のみ燃焼室10に連通するから、燃焼室10内に
放射方向かつ旋回方向に強く噴射され、燃焼室1
0内の混合気との接触を多くして燃焼の改善を図
る。従つてかかる燃焼はいわゆる直接点火に比べ
その点火性能は極めて良好となる。
尚、前記噴口28の開設位置は実施例に限らず
更に中心電極よりに開設してもかまわない。また
噴口28の数は1以上複数であれば良く、その数
は任意である。
また燃焼室10内には吸気ポートと燃焼室10
との位置関係或いは吸気ポート自体に形成したス
ワール生成装置によつて燃焼室10内にスワール
が生成される。この時そのスワール方向に対し、
噴出する燃焼火炎が衝突する方向に噴口28を向
けるのが、混合気流に乱れを生じて燃焼速度を速
くする効果が生じる。
もし前記点火栓がシリンダ中心線よりもオフセ
ツトされて燃焼室内壁面の一側にかたよつて配設
されていれば、前記噴口28の径は等しくしない
で異ならせるのが適当である。つまり噴口28の
径を噴口から噴出される燃焼火炎が燃焼室10の
内壁面に衝突するような場合、該噴口、例えば第
4図において28aの開口面積を小さくする。な
ぜならば噴口28aから噴出される燃焼火炎は、
燃焼室壁面に冷却されて消失しクエンチ層を形成
して、未燃成分を排気中に多量に排出するように
なるからである。そして一方、燃焼室の中心側即
ち高温側に向かう噴口28bの開口面積を大きく
すれば、それだけ燃焼火炎が混合気に点火するエ
ネルギーを有効に使用でき、燃焼が改善される訳
である。
以上述べたように本考案によれば、噴口を有し
た接地電極で中心電極まわりの空間を包囲し該空
間を噴口のみを介して燃焼室に連通した点火栓に
おいて、該噴口を中心電極の周囲空間に渦流を生
じるように、中心電極と略垂直断面で接地電極の
内壁の接線方向に開設したので、中心電極周囲に
は押し込み渦流が形成されその渦流の目となる中
心電極付近ではよどみ部が形成され吹き消えが防
止されて点火による火炎核の生成が容易となる。
また火炎核形成後は火炎の押し込み渦流により火
炎の拡散伝播性が良好となつて、その燃焼火炎が
早期に噴口から燃焼室内にトーチ火炎となつて旋
回流状に噴出され、単なる点火アークによる燃焼
に比べ燃焼室内の混合気燃焼を改善する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の点火栓を示す縦断面図、第2図
は本考案の一実施例を示す要部縦断面図、第3図
は同上のA−A矢視断面図、第4図は第3図に相
当する本考案の他の実施例を示す図である。 1……中心電極、10……燃焼室、27……接
地電極、28,28a,28b……噴口、A……
押し込み渦流、B……よどみ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 燃焼室内に臨設され、接地電極で中心電極ま
    わりの空間を包囲し、かつ該空間が前記接地電
    極に設けた噴口を介してのみ燃焼室と連通した
    点火栓において、前記中心電極と略垂直断面で
    前記噴口の軸線が接地電極の内壁の接線方向に
    指向させて開口したことを特徴とする内燃機関
    の点火栓。 (2) 燃焼室中心からオフセツト配設された点火栓
    であつて、噴口を複数個有し、そのうち燃焼室
    壁面に向けて開口する噴口の開口面積を他の噴
    口よりも小さく形成したことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の内燃機関の点
    火栓。 (3) 噴口が燃焼室内のスワールに対向して開口し
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項又は第2項記載の内燃機関の点火栓。
JP10563180U 1980-07-28 1980-07-28 Expired JPS6144382Y2 (ja)

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JP10563180U JPS6144382Y2 (ja) 1980-07-28 1980-07-28

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JP10563180U JPS6144382Y2 (ja) 1980-07-28 1980-07-28

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Publication Number Publication Date
JPS5729087U JPS5729087U (ja) 1982-02-16
JPS6144382Y2 true JPS6144382Y2 (ja) 1986-12-13

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ID=29466995

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JP10563180U Expired JPS6144382Y2 (ja) 1980-07-28 1980-07-28

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JP6762008B2 (ja) * 2016-07-08 2020-09-30 東京電力ホールディングス株式会社 点火プラグ装置
JP6739482B2 (ja) * 2018-08-27 2020-08-12 日本特殊陶業株式会社 点火プラグ
JP6980617B2 (ja) * 2018-08-27 2021-12-15 日本特殊陶業株式会社 点火プラグ

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JPS5729087U (ja) 1982-02-16

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