JP6944601B2 - 点火プラグ - Google Patents

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Description

本発明は、点火プラグに関する。
内燃機関(エンジン)に用いられる点火プラグは、特許文献1で開示される点火プラグのように、軸線方向に延びる軸孔を有する筒状の絶縁体と、絶縁体の外周に設けられる筒状の主体金具と、軸線方向に延びる棒状の中心電極と、を備えた構成が一般的である。特許文献1で開示される点火プラグは、絶縁体に形成された軸孔内の先端側に中心電極が配され、主体金具の先端側に接地電極が設けられ、中心電極と接地電極との間で火花放電が行われるようになっている。
この種の点火プラグでは、中心電極における軸線方向の所定領域に、他の部分よりも外径が大きい大径部が設けられる。一方で、絶縁体の軸孔には、後端向き面が形成され、軸孔内に配置される中心電極は、大径部を後端向き面に係止させた構成で位置決めされる。
特開2019−3721号公報
近年、燃費の向上や環境規制への対応等を図るために、高過給・高圧縮化等を図ったエンジンが提案されている。この種のエンジンを用いる場合、エンジン動作時に燃焼室内の圧力が大きくなるため、火花放電を発生させるための放電電圧を大きくする必要がある。しかし、放電電圧を大きくすると、中心電極の大径部と主体金具との間で絶縁体を貫通する放電(貫通放電)が生じるリスクが高まり、正常な火花放電に支障を来す懸念がある。
このような貫通放電を抑える方法としては、絶縁体を厚肉化し、絶縁体の耐電圧性能を向上することが考えられる。しかしながら、単に絶縁体を厚肉化するだけでは、その分、主体金具も大径化しなければならず、その結果、プラグ全体の大型化を招くことになる。
本発明は上述した課題の少なくとも一つを解決するためになされたものであって、絶縁体を貫通する放電をより抑制し得る点火プラグを、主体金具の大径化を抑えて実現することを目的とする。
本発明の一態様である点火プラグは、
軸線方向に延びる軸孔を有し、前記軸孔内に後端向き面が形成される筒状の絶縁体と、
前記絶縁体の外周に配される筒状の主体金具と、
前記軸孔の先端側に配される中心電極と、
を備え、
前記中心電極は、外径が前記中心電極の中で最も大きい大径部を有し、前記大径部が、前記後端向き面に係止されており、
前記主体金具は、前記中心電極よりも後端側に、後端側に向かって内径が拡径する拡径部を有する点火プラグであって、
前記絶縁体は、前記後端向き面の後端から前記拡径部の先端までの領域における自身の一部分である第1部を有し、
前記第1部は、前記領域において厚みが最も大きく、少なくとも前記大径部の外周に配置され、
前記絶縁体は、前記第1部よりも先端側でパッキンを介して前記主体金具に係止されており、
前記絶縁体は、前記領域における前記第1部よりも後端側に、自身の外径が前記第1部の外径よりも小さい第2部を有する。
この点火プラグは、パッキン(主体金具に支持されつつ絶縁体を位置決めする部品)に近い側に第1部が配置され、第1部よりもパッキンから離れた側に第2部が配置される。そして、第1部は、第2部よりも厚肉化された形で中心電極の大径部の外周に配される。
このような構成をなすため、貫通放電の対策がより求められる大径部の周囲において、貫通放電の抑制効果を高めることができる。
しかも、パッキンに近い側は、「絶縁体がより安定的に保持されて主体金具に対して位置ずれしにくい」という特徴があるため、第1部をパッキンに近い側に配置すれば、この特徴を効果的に利用することができる。つまり、パッキンに近い側では、外径が相対的に大きい第1部が配置されて絶縁体の外周面(第1部の外周面)と主体金具の内周面との間の隙間が相対的に小さくなっても、絶縁体の位置ずれが抑えられるため、絶縁体は主体金具に接触しにくくなる。よって、パッキンに近い側では、絶縁体が位置ずれしにくい構造と第1部との併用により、接触の防止と貫通放電の抑制とを両立することができる。
一方、パッキンから離れた側には、外径が相対的に小さい第2部が配置されるため、絶縁体の外周面(第2部の外周面)と主体金具の内周面との間の隙間がより大きく確保される。つまり、パッキンから離れた側では、絶縁体の位置ずれの許容量がより大きくなり、絶縁体が多少位置ずれしても主体金具に接触しにくくなるため、接触防止効果を高めることができる。
上記点火プラグにおいて、第1部は、少なくとも上記領域における中心電極の軸線方向の全範囲の外周に配されていてもよい。
このように構成された点火プラグは、中心電極において上記領域(後端向き面の後端から拡径部の先端までの領域)に配置される部位の軸線方向全範囲を第1部によって囲むことができる。よって、貫通放電が懸念される上記部位において貫通放電をより効果的に抑えることができ、耐電圧性能をより高めることができる。
上記点火プラグでは、上記領域において、絶縁体は、自身の内径が、第1部で最も小さくてもよい。
この点火プラグは、絶縁体の内径が第1部で最も小さくなるため、第1部の肉厚を稼ぎつつ、主体金具と中心電極の間の距離を大きく確保し、第1部付近の静電容量を抑えることができる。よって、中心電極及び接地電極の消耗を抑制できる。
上記点火プラグでは、主体金具は、上記領域における自身の一部分である内径部を有していてもよい。そして、内径部は、上記領域において内径が最大となり、少なくとも第1部の外周に配されていてもよい。
この点火プラグでは、主体金具において上記領域(後端向き面の後端から拡径部の先端までの領域)に配置される部分のうちの内径が最大となる部分(内径部)が、少なくとも第1部の外周に配される。よって、第1部付近では、内径部の存在によって主体金具と中心電極の間の距離がより大きく確保され、静電容量がより抑えられる。ゆえに、中心電極及び接地電極の消耗を抑制できる。また、上記領域(後端向き面の後端から拡径部の先端までの領域)の全部に内径部(内径が最大となる部分)が設けられるのではなく、上記領域の一部分のみに選択的に設けられる。よって、上記領域の全範囲に上記内径部を設ける構成と比較して主体金具の強度の低下は抑えられる。
上記点火プラグにおいて、軸孔内には、後端向き面よりも後端側に、絶縁体の内周面と中心電極とに接触するとともに導電性を有する材料を含有する先端側シール部材が充填されていてもよい。そして、第1部は、少なくとも後端向き面の後端から先端側シール部材の後端までの領域に配されていてもよい。
絶縁体と中心電極との間に導電性を有する先端側シール部材が充填されている点火プラグでは、先端側シール部材は電気を導通するため、中心電極からの放電を導通し、絶縁体まで達する。そのエネルギーが高い場合、絶縁体を貫通して放電が起こる虞がある。しかしながら、上記点火プラグは、中心電極と、先端側シール部材近傍において絶縁体が厚肉化されているから、貫通放電が生じることを抑制できる。
本発明によれば、絶縁体を貫通する放電をより抑制し得る点火プラグを、主体金具の大径化を抑えて実現することができる。
図1は、第1実施形態に係る点火プラグを示す部分断面図である。 図2は、図1の点火プラグの一部を拡大して示す拡大断面図であり、図1の一点鎖線Kにより囲んだ部分の断面に相当する断面図である。 図3は、第2実施形態に係る点火プラグの一部を拡大して示す拡大断面図である。 図4は、第3実施形態に係る点火プラグの一部を拡大して示す拡大断面図である。 図5は、他の実施形態の変形例1に係る点火プラグの一部を拡大して示す拡大断面図である。 図6は、他の実施形態の変形例2に係る点火プラグの一部を拡大して示す拡大断面図である。 図7は、他の実施形態の変形例3に係る点火プラグの一部を拡大して示す拡大断面図である。
<第1実施形態>
1.スパークプラグの全体構成
図1で示す第1実施形態の点火プラグ1は、図示しない内燃機関に取り付けられ、内燃機関の燃焼室内の燃焼ガスに着火するために用いられる。点火プラグ1は、絶縁体10と、主体金具30と、中心電極50と、端子金具60と、抵抗体61とを備えている。本明細書では、点火プラグ1の軸線X(中心軸線)の方向を軸線方向とする。この軸線方向において、接地電極42が設けられた側を先端側とし、それとは反対側(端子金具60が絶縁体10の外側に露出する側)を後端側とする。図1では、点火プラグ1の先端(前端)を符号Fで示し、点火プラグの後端を符号Rで示す。以下では、各構成部材において、図1の下側を先端側、上側を後端側として説明する。また、軸線方向を前後方向ともいい、先端側を前側、後端側を後ろ側ともいう。
図1のように、絶縁体10は、軸線方向に延びる軸孔20を有する円筒状の部材である。絶縁体10は、例えばアルミナ等の絶縁性セラミックス材料を焼成して形成されている。絶縁体10は、主体金具30の貫通孔31に挿入された状態で、固定されている。絶縁体10の先端は、主体金具30の先端より先端側に突出する。絶縁体10の後端は、主体金具30の後端より後端側に突出する。
図1のように、軸孔20は、中心電極50、端子金具60、抵抗体61、先端側シール部材62、後端側シール部材63などを挿入するための孔部として構成される。軸孔20は、絶縁体10の先端から後端まで及ぶように絶縁体10を軸線方向に貫通した構成をなしており、先端側から順に、小径孔部21、段部22、大径孔部23を有する。
図1のように、小径孔部21の内径は大径孔部23の内径より小さい。小径孔部21の後端は段部22の先端に位置し、小径孔部21の先端は絶縁体10の先端に位置する。小径孔部21の内径は、軸線方向の所定領域(段部22の先端から絶縁体10の先端までの範囲)に亘って一定である。大径孔部23の先端は、段部22の後端に位置し、大径孔部23の後端は絶縁体10の後端に位置する。大径孔部23の内径は、段部22の後端から絶縁体10の後端付近までの所定範囲に亘って一定である。
図1のように、段部22は、小径孔部21及び大径孔部23の間に設けられ、後端側から先端側に向かって内径が小さくなるように傾斜した傾斜面(後端向き面22A)が設けられている。後端向き面22Aは、点火プラグ1の後端側を向く面であり、先端側胴部14に形成され、軸線X側に向く構成(斜め内側を向く構成)で設けられている。後端向き面22Aは、後端側となるにつれて外径(軸線Xと直交する切断面における径)が次第に大きくなるように傾斜したテーパ面となっている。
絶縁体10のうち中心電極50を囲む部分には段部13(図2)が設けられている。段部13は、環状のパッキン45を介して主体金具30の突出部35に係止される。段部13には、先端側に向かって径寸法が小さくなるように傾斜した傾斜面13A(図2)が設けられている。
図1のように、絶縁体10には、段部13(図2)より先端側に脚部12が設けられ、段部13より後端側に先端側胴部14が設けられている。脚部12は、軸線方向において段部13の先端位置から先端側に続くように軸線方向に沿って延びる部分である。脚部12は、点火プラグ1が内燃機関に取り付けられた状態において燃焼室に曝される部分であり、先端側胴部14よりも細く構成されている。先端側胴部14は、軸線方向において段部13の後端位置から鍔部15の先端位置まで軸線方向に沿って延びるように続く部分である。
図1のように、絶縁体10には、先端側胴部14より後端側に鍔部15が設けられている。鍔部15は、絶縁体10における軸線方向の略中央に位置し、先端側胴部14及び後端側胴部16よりも径方向外側に張り出した鍔状形態をなす。
図1のように、絶縁体10は、鍔部15よりも後端側に後端側胴部16が設けられている。後端側胴部16の外周面は、軸線Xを中心とする円筒面である。後端側胴部16の外径(外周面の径)は、鍔部15の後端から所定範囲に亘って一定である。鍔部15の外径は、先端側胴部14及び後端側胴部16の外径より大きい。
主体金具30は、導電性の金属材料(例えば低炭素鋼材)で形成されている。主体金具30は、内燃機関のエンジンヘッドに点火プラグ1を固定するための金具である。主体金具30は、軸線方向に貫通する貫通孔31を有した円筒形状をなしている。主体金具30は、絶縁体10の外周に配され、加締めによって絶縁体10に固定される。
図1のように、主体金具30は、主体金具30をエンジンヘッドに取り付けるための工具(スパークプラグレンチ)に係合する工具係合部32を備えている。工具係合部32の外周面は、工具が係合する多角形状をなしている。工具係合部32の後側には、薄肉の加締部33が備えられている。加締部33は、主体金具30を絶縁体10に加締める際に、絶縁体10の後端側胴部16に密着する。
図1のように、主体金具30は、内燃機関に設けられたねじ孔(図示しない雌ねじ部)に挿入しつつ固定するためのねじ部34(雄ねじ部)を備えている。ねじ部34の外周面にはねじ溝(雄ねじ溝)が形成されている。ねじ部34の内周面には、周方向全体に亘って内側に突出するように突出部35が形成されている。突出部35は、絶縁体10に設けられた段部13(図2)とともにパッキン45を挟み込むように機能する。
図1のように、主体金具30は、ねじ部34の後端側に、鍔状の座部37を備えている。座部37と工具係合部32との間には、薄肉の圧縮変形部38が設けられている。工具係合部32及び加締部33の内周面と、絶縁体10の後端側胴部16の外周面との間には、タルク(滑石)の粉末が充填される充填部49が設けられている。充填部49は、環状のシール部材(線パッキン)41によって封止される。
図1のように、主体金具30において座部37の内周部には、内径が拡径する拡径部36が設けられている。拡径部36は、中心電極50よりも後端側に配置されるとともに後端側に向かって内径が拡径する部分である。拡径部36の内径は、座部37において、先端側から後端側に向かって次第に大きくなるように形成されている。拡径部36の内周面は、後端側となるにつれて内径(軸線Xと直交する切断面における径)が次第に大きくなるように傾斜したテーパ面となっている。なお、軸線方向における上記テーパ面(傾斜面)の先端位置が拡径部36の先端位置の一例に相当する。拡径部36の内側には、鍔部15の一部が入り込むように配されている。
絶縁体10は、主体金具30の圧縮変形部38の圧縮変形により、シール部材41及びタルクを介して貫通孔31内で先端側に押圧される。パッキン45は、突出部35において後端側に向いた傾斜面(突出部傾斜面)35Aと段部13において先端側に向いた傾斜面(段部傾斜面)13Aとに密着しつつ、これら傾斜面35A,13Aによって挟み込まれる。このようにパッキン45を挟み込む構成により、燃焼室内のガスが主体金具30と絶縁体10の間の隙間を介して後端側に漏れることを防止する。
主体金具30の先端には、例えば抵抗溶接によって接地電極42が接合されている。接地電極42と中心電極50との間には、火花を発生させる隙間である火花ギャップが形成される。
中心電極50は、耐腐食性及び耐熱性が高い金属、例えばニッケル(Ni)またはニッケルを主成分とする合金を用いて形成される。中心電極50は、軸線方向に延びる棒状をなし、絶縁体10の軸孔20の先端側に配される。中心電極50の先端は、絶縁体10の先端より先端側に突出し、中心電極50の後端は、先端側胴部14の内部に位置している。
中心電極50は、軸線方向の先端側から順に、脚部51、大径部52、頭部53を備える。大径部52の外径は、脚部51の外径及び頭部53の外径より大きい。大径部52は、外径が中心電極50の中で最も大きくなる部分であり、絶縁体10の後端向き面22Aに係止される。大径部52は、軸線方向の一定範囲に亘って外径(外周面の径)が一定である円柱状部54と、先端側に向かって外径が次第に小さくなるテーパ部56とを有する。円柱状部54の外径が中心電極50の中で最も大きくなっている。円柱状部54の後端が大径部52の後端55となっており、この後端55は、軸線方向において頭部53の先端と同位置となっている。テーパ部56は、後端向き面22Aに接触して支持される部分であり、円柱状部54の先端から先端側に続く部分である。
端子金具60は、導電性の金属材料(例えば、低炭素鋼)により形成されている。端子金具60は、軸線方向に延びる棒状の部材であり、絶縁体10の軸孔20の後端側に配される。端子金具60の後端部は、絶縁体10より後端側に突出している。端子金具60には、電源供給部材から火花放電を発生させるための高電圧が印加される。
抵抗体61は、軸孔20内において中心電極50と端子金具60との間に配される。抵抗体61は、例えば導電性材料と、ガラス粒子と、ガラス粒子以外のセラミック粒子とを含む組成物で形成されている。
軸孔20のうち抵抗体61と中心電極50との間の隙間は、導電性を有する材料を含有する先端側シール部材62によって埋められている。先端側シール部材62は、軸孔20内の後端向き面22Aよりも後端側に充填されている。先端側シール部材62は、絶縁体10の内周面、中心電極50及び抵抗体61に接触している。先端側シール部材62は、中心電極50と抵抗体61とを離間している。先端側シール部材62は、絶縁体10と中心電極50とを封着固定する部材である。
軸孔20のうち抵抗体61と端子金具60との間は、導電性の後端側シール部材63によって埋められている。後端側シール部材63は、端子金具60及び抵抗体61に接触し、端子金具60と抵抗体61とを離間している。後端側シール部材63は、絶縁体10と端子金具60とを封着固定する部材である。先端側シール部材62及び後端側シール部材63は、抵抗体61を介して中心電極50と端子金具60とを電気的、物理的に接続している。先端側シール部材62及び後端側シール部材63は、導電性を有する材料、例えばガラス粒子と金属粒子とを含む組成物で形成されている。
2.絶縁体等の詳細構成
次に、絶縁体等の詳細構成について詳述する。
絶縁体10は、先端側胴部14が特徴的な構成をなす。先端側胴部14は、軸線方向において段部13の後端位置から鍔部15の前端位置まで続くように配されるとともに少なくとも一部が主体金具30のねじ部34の内側に配される部分である。先端側胴部14は、外周面が第1の構造をなす第1部70と、外周面が第2の構造をなす第2部80と、を備える。
第1部70は、後端向き面22Aの後端から拡径部36の先端までの領域ARにおける絶縁体10の一部分である。第1部70は、領域ARにおいて厚みが最も大きく、少なくとも大径部52の外周に配置される。具体的には、第1部70は、上記領域ARにおける中心電極50の軸線方向の全範囲の外周に配されている。軸線方向において、第1部70の後端は、大径部52の後端55よりも後端側に位置するとともに中心電極50の後端よりも後端側に位置する。第1部70の先端は、大径部52の先端よりも先端側に位置するとともに後端向き面22Aの後端よりも先端側に位置する。第1部70は、少なくとも後端向き面22Aの後端から先端側シール部材62の後端までの領域に配されている。
第1部70の軸線方向の長さMは、段部13の後端から先端側シール部材62の後端までの軸線方向の長さNよりも大きく、段部13の後端から中心電極50の後端までの軸線方向の長さLよりも大きい。先端側シール部材62の後端は、中心電極50の後端よりも後端側に位置し、第1部70の後端は、先端側シール部材62の後端よりも後端側に位置する。第1部70の先端は、先端側シール部材62の先端よりも先端側に位置する。
第1部70は、パッキン45よりも後端側に配置されている。つまり、絶縁体10は、第1部70よりも先端側でパッキン45を介して主体金具30に係止されている。
上記領域ARでは、絶縁体10の内径が軸線方向において一定となっている。軸線方向において領域ARの全範囲に亘り、絶縁体10の内径は、軸線Xを中心とする円筒面となっており、領域ARの全範囲に亘り絶縁体10の内径が一定となっている。従って、領域ARでは、絶縁体10の内径は第1部70で最も小さくなっている。
第2部80は、上記領域ARにおいて第1部70よりも後端側に配置される絶縁体10の一部分であり、自身の外径Bが第1部70の外径Aよりも小さくなっている部分である。
軸線方向において、第1部70の後端の位置は、第2部80の先端の位置と同位置となっており、第1部70の先端の位置は、段部13の後端の位置(傾斜面13Aの後端の位置)と同位置となっている。軸線方向において、第2部80の後端の位置は、鍔部15の先端の位置(鍔部15の先端側に設けられた傾斜面の先端位置)と同位置となっており、第2部80の先端の位置は、第1部70の後端の位置と同位置となっている。
第1部70の外径A(外周面の径)は、第2部80の外径B(外周面の径)よりも大きくなっている。第1部70の外周面は、軸線Xを中心とする円筒面である。第2部80の外周面は、軸線Xを中心とする円筒面である。第1部70の外径A及び第2部80の外径Bは、脚部12の外径(外周面の径)より大きい。第1部70の外径Aは、軸線方向において段部13の後端から第2部80の先端まで一定である。第1部70は、軸線方向のいずれの位置においても、軸線Xと直交する方向に切断した切断面での外形形状が軸線Xを中心とする所定直径A(同一直径)の円形となる構成である。第2部80の外径Bは、軸線方向において第1部70の後端から鍔部15の先端まで一定である。第2部80は、軸線方向のいずれの位置においても、軸線Xと直交する方向に切断した切断面での外形形状が軸線Xを中心とする所定直径B(同一直径)の円径となる構成である。
3.効果の例
点火プラグ1は、パッキン45(主体金具30に支持されつつ絶縁体10を位置決めする部品)に近い側に第1部70が配置され、第1部70よりもパッキン45から離れた側に第2部80が配置される。そして、第1部70の径方向の厚みX1が、第2部80の径方向の厚みY1よりも大きくなっており、第1部70は、第2部80よりも厚肉化された形で大径部52の外周に配される。
このような構成をなすため、貫通放電の対策がより求められる大径部52の周囲において、貫通放電の抑制効果を高めることができる。
しかも、パッキン45に近い側は、「絶縁体10がより安定的に保持されて主体金具30に対して位置ずれしにくい」という特徴があるため、第1部70をパッキン45に近い側に配置すれば、この特徴を効果的に利用することができる。つまり、パッキン45に近い側では、外径が相対的に大きい第1部70が配置されて絶縁体10の外周面(第1部70の外周面)と主体金具30の内周面との間の隙間が相対的に小さくなっても、絶縁体10は主体金具30に接触しにくくなる。よって、パッキン45に近い側では、絶縁体10が位置ずれしにくい構造と第1部70との併用により、接触の防止と貫通放電の抑制とを両立することができる。
一方、パッキン45から離れた側には、外径が相対的に小さい第2部80が配置されるため、絶縁体10の外周面(第2部80の外周面)と主体金具30の内周面との間の隙間がより大きく確保される。つまり、パッキン45から離れた側では、絶縁体10の位置ずれの許容量がより大きくなり、絶縁体10が多少位置ずれしても主体金具30に接触しにくくなるため、接触防止効果を高めることができる。
このような構成であれば、点火プラグ1の使用中に振動等が加わった場合に、第1部70付近でも第2部80付近でも絶縁体10が主体金具30に接触するような事態は生じにくい。
点火プラグ1において、第1部70は、少なくとも上記領域ARにおける中心電極50の軸線方向の全範囲の外周に配されている。この点火プラグ1は、「中心電極50において上記領域ARに配置される部位」の軸線方向全範囲を第1部70によって囲むことができる。よって、貫通放電が懸念される上記部位において貫通放電をより効果的に抑えることができ、耐電圧性能をより高めることができる。
具体的には、貫通放電の起点となりやすいエッジ部57A,57B,57C,57Dを全て囲むようにこれらエッジ部57A,57B,57C,57Dの外側に第1部70が配置されているため、貫通放電を一層効果的に抑えることができる。なお、エッジ部57Aは、中心電極50の後端(頭部53の後端)における外周縁である。エッジ部57Bは、頭部53の先端における外周縁である。エッジ部57Cは、大径部52の後端における外周縁である。エッジ部57Dは、大径部52の円柱状部54の先端の外周縁である。
点火プラグ1は、絶縁体10の内径が第1部70で最も小さくなっているため、第1部70の肉厚を稼ぎつつ、主体金具30と中心電極50の間の距離を大きく確保し、第1部70付近の静電容量を抑えることができる。よって、中心電極50及び接地電極42の消耗を抑制できる。
点火プラグ1は、軸孔20内の後端向き面22Aよりも後端側に、導電性を有する材料を含有する先端側シール部材62が充填されている。先端側シール部材62は、絶縁体10の内周面と中心電極50とに接触している。そして、第1部70は、後端向き面22Aの後端から先端側シール部材62の後端までの領域に配されている。絶縁体と中心電極との間に導電性を有する先端側シール部材が充填されている点火プラグでは、先端側シール部材は電気を導通するため、中心電極からの放電を導通し、絶縁体まで達する。そのエネルギーが高い場合、絶縁体を貫通して放電が起こる虞がある。しかしながら、点火プラグ1は、中心電極50と、先端側シール部材62近傍において絶縁体10が厚肉化されているから、貫通放電が生じることを抑制できる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る点火プラグ201について、主に図3を参照して説明する。
図3で示す本実施形態の点火プラグ201は、絶縁体10(図2)を絶縁体210に変更した点以外は第1実施形態の点火プラグ1と同一である。具体的には、軸孔20(図2)を軸孔220に変更した点以外は第1実施形態の点火プラグ1と同一である。よって、第1実施形態と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。例えば、図1の構成のうち領域Kで示す内部構造以外は図1で示す点火プラグ1と同一である。よって、以下の説明では、図3の領域以外の説明については適宜図1を参照することとする。
図3で示す、点火プラグ201は、大径孔部23(図2)を大径孔部223に変更した点のみが点火プラグ1(図2)と相違する。具体的には、点火プラグ201は、第1部270における後端向き面22Aよりも後端側の全範囲の内径Dを第2部80の内径Cよりも小さくしている点のみが点火プラグ1(図2)と相違する。
図3で示す点火プラグ201では、領域AR(軸線方向において後端向き面22Aの後端から拡径部36(図1)の先端までの領域)での絶縁体210の内径は、第1部70で最も小さくなっている。第2部80は、点火プラグ1(図2)の第2部80と同一形状をなす。第1部270は、自身の領域ARの内径が点火プラグ1(図2)の第1部70における領域ARの内径よりも小さい点のみが第1部70(図2)と相違する。第1部270の内周面は、後端向き面22Aよりも後端側において軸線Xを中心とする一定内径Dの円筒面223Aとなっている。第2部80の内周面223Bは、軸線Xを中心とする一定内径Cの円筒面となっている。そして、内径Dは、内径Cよりも小さい。なお、一定内径Dとなる円筒面223Aの後端は、第1部270の後端の位置であってもよく、第1部270の後端よりも先端側であってもよく、第1部270の後端よりも後端側であってもよい。
このように構成された点火プラグ201でも、点火プラグ1(図2)と同様の特徴を有する点に関しては、同様の効果を奏する。
更に、点火プラグ201では、領域AR内での絶縁体210の内径は、第1部270で最も小さくなっており、具体的には、第2部280の内径Cよりも小さい内径Dとなる部分が第1部270において領域AR内に設けられている。このようにすれば、第1部270の肉厚をより一層確保することができるため、第1部270付近の静電容量をより一層抑えることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る点火プラグ301について、主に図4を参照して説明する。
図4で示す本実施形態の点火プラグ301は、主体金具30を(図3)を主体金具330に変更した点以外は第2実施形態の点火プラグ201と同一である。具体的には、貫通孔31(図3)を貫通孔331に変更した点以外は第2実施形態の点火プラグ201と同一である。よって、第2実施形態と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。例えば、図1の構成のうち領域Kで示す内部構造以外は図1で示す点火プラグ1と同一である。よって、以下の説明では、図4の領域以外の説明については適宜図1を参照することとする。
図4で示す、点火プラグ301の主体金具330は、領域AR内を一定内径の内周部とした構成に代えて、領域AR内に第1内径Fの第1内径部331A及び第2内径Eの第2内径部331Bを設けた点のみが点火プラグ201(図3)の主体金具30と相違する。
図4のように、第1内径部331Aは、上記領域AR(図1)における主体金具330の一部分をなし、上記領域ARにおける主体金具330の他部分をなす第2内径部331Bよりも内径が大きくなっている。第1内径部331Aは、内径部の一例に相当し、主体金具330の領域AR(図1)内の部分において内径が最大となる部分である。第1内径部331Aは、少なくとも第1部70の外周に配されていればよく、図4の例では、第1部70の軸線方向全範囲を囲むように第1内径部331Aが配置されている。
第1内径部331Aの内周面は、段部13よりも後端側において軸線Xを中心とする一定内径Fの円筒面となっている。第2内径部331Bの内周面は、第1内径部331Aよりも後端側において軸線Xを中心とする一定内径Eの円筒面となっている。内径F及び内径Eのいずれも、外径A及び外径Bのいずれよりも大きく、内径Fは内径Eよりも大きい。なお、第1内径部331Aの後端は、第1部70の後端よりも軸線方向において所定距離隔てた後端側の位置に配置されていることが望ましい。また、第1内径部331Aの先端は、第1部70の先端よりも軸線方向において所定距離隔てた先端側の位置に配置されていることが望ましい。
このように構成された点火プラグ301でも、点火プラグ1(図2)と同様の特徴を有する点に関しては、同様の効果を奏する。
点火プラグ301では、第1内径部331Aが「主体金具330における領域AR(図1)に配置される部分のうちの内径が最大となる内径部」であり、このような内径部が第1部70の外周に配される。よって、第1部70付近では、第1内径部331A(内径部)の存在によって径方向における主体金具30と中心電極50との距離がより大きく確保される。同様に、径方向における主体金具30と先端側シール部材62との距離Z3がより大きく確保される。よって、静電容量がより抑えられる。ゆえに、中心電極50及び接地電極42の消耗を抑制できる。また、点火プラグ301では、上記領域AR(図1)の全部に第1内径部331A(内径が最大となる部分)が設けられるのではなく、領域ARの一部分のみに選択的に設けられる。よって、上記領域AR(図1)の全範囲に第1内径部331Aを設ける構成と比較して主体金具30の強度の低下は抑えられる。
<他の実施形態>
本発明は、本明細書の実施形態の各態様や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、先述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、先述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことができる。特に、上述した実施形態や後述する実施形態の様々な技術的特徴は、矛盾のない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除できる。変更例としては、例えば、以下のようなものが該当する。
上記実施形態では、第1部の外周面の先端や後端、或いは第2部の外周面の先端が角張った角部(エッジ部)として構成されているが、例えば図5で示す点火プラグ401のように、これら角部にアール(丸み)をつけるように面取りしてもよい。このようにすれば、絶縁体の第1部(大径部)付近に角張った部分を設けずに済み、強度的に有利である。なお、図5で示す点火プラグ401は、絶縁体210を(図4)を絶縁体410に変更した点以外は第3実施形態の点火プラグ301と同一である。具体的には、第1部470は、第1部470の外周面後端の外周縁にアール部470Aが設けられ、第1部470の外周面先端の外周縁にアール部470Bが設けられている点以外は、点火プラグ301(図4)の第1部270と同一である。また、第2部480は、アール部470Cが設けられている点以外は、点火プラグ301(図4)の第2部80と同一である。アール部470A、アール部470B、アール部470Cは、アール(丸み)を設ける形で面取りされた部分となっている。
上記実施形態では、第1部の後端は、先端側シール部材62の後端(抵抗体61の先端)より後端側に位置するが、第1部は大径部52の外周に配置されていればよく、例えば、第1部の後端が軸線方向において頭部の範囲内に位置してもよい。
第2、第3実施形態等では、第1部270の内周面と第2部80の内周面との境界に段差が形成されているが、例えば図6で示す点火プラグ501のように、第1部570から第2部580にわたる形で内周面を傾斜させてもよい。図6の例では、大径孔部523の内周面は、先端側から後端側に向かって内径が大きくなるようなテーパ形状となっている。このように、絶縁体の内周面に段差を形成しない構成とすれば、応力集中が抑えられ、強度的に有利である。なお、図6で示す点火プラグ501は、絶縁体10(図2)を絶縁体510に変更した点以外は点火プラグ1(図2)と同一である。具体的には、軸孔20を軸孔520に変更した点(より詳しくは、大径孔部23を大径孔部523に変更した点)以外は、図2の構成と同一である。第1部570は、内周面形状以外は図2の第1部70と同一であり、第2部580は、内周面形状以外は図2の第2部80と同一である。大径孔部523の内周面の傾斜は、例えば、軸線Xを通るいずれの向きの切断面においても領域AR(図1)の一部又は全部において軸線Xに対する大径孔部523の内周面の角度が0°よりも大きく20°よりも小さくなっていることが望ましい。
第3実施形態等では、主体金具における第1内径部の内周面と第2内径部の内周面との境界に段差が形成されているが、例えば図7で示す点火プラグ601のように、主体金具における突出部35よりも後端側の内周面の形状を、後端側に向かって内径が次第に小さくなるようなテーパ形状としてもよい。このようにすれば、応力集中が抑えられるため、強度的に有利である。また、主体金具において、大径部52付近の内径を相対的に大きくし、それよりも後端側の内径を相対的に小さくすることができるため、貫通放電を防ぐ上で有利であるとともに、後端側の強度を高める点でも有利である。なお、図7で示す点火プラグ601は、主体金具30(図2)を主体金具630に変更した点以外は第1実施形態の点火プラグ1と同一である。具体的には、貫通孔31を貫通孔631に変更した点以外は、図2の構成と同一である。貫通孔631の内周面の傾斜は、例えば、軸線Xを通るいずれの向きの切断面においても、領域AR(図1)の一部又は全部において軸線Xに対する貫通孔631の内周面の角度が0°よりも大きく20°よりも小さくなっていることが望ましい。
1,201,301,401,501,601…点火プラグ
10,210,410,510…絶縁体
13…段部
20,220,520…軸孔
22A…後端向き面
30,330,630…主体金具
36…拡径部
45…パッキン
50…中心電極
52…大径部
70,270,470,570…第1部
80,480,580…第2部
X…軸線
AR…領域

Claims (5)

  1. 軸線方向に延びる軸孔を有し、前記軸孔内に後端向き面が形成される筒状の絶縁体と、
    前記絶縁体の外周に配される筒状の主体金具と、
    前記軸孔の先端側に配される中心電極と、
    を備え、
    前記中心電極は、外径が前記中心電極の中で最も大きい大径部を有し、前記大径部が、前記後端向き面に係止されており、
    前記主体金具は、前記中心電極よりも後端側に、後端側に向かって内径が拡径する拡径部を有する点火プラグであって、
    前記絶縁体は、前記後端向き面の後端から前記拡径部の先端までの領域における自身の一部分である第1部を有し、
    前記第1部は、前記領域において厚みが最も大きく、少なくとも前記大径部の外周に配置され、
    前記絶縁体は、前記第1部よりも先端側でパッキンを介して前記主体金具に係止されており、
    前記絶縁体は、前記領域における前記第1部よりも後端側に、自身の外径が前記第1部の外径よりも小さい第2部を有する
    点火プラグ。
  2. 前記第1部が、少なくとも前記領域における前記中心電極の前記軸線方向の全範囲の外周に配される請求項1に記載の点火プラグ。
  3. 前記領域において、前記絶縁体は、自身の内径が、前記第1部で最も小さい
    請求項1又は請求項2に記載の点火プラグ。
  4. 前記主体金具は、前記領域における自身の一部分である内径部を有し、
    前記内径部は、前記領域において内径が最大となり、少なくとも前記第1部の外周に配される
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の点火プラグ。
  5. 前記軸孔内には、前記後端向き面よりも後端側に、前記絶縁体の内周面と前記中心電極とに接触するとともに導電性を有する材料を含有する先端側シール部材が充填され、
    前記第1部は、少なくとも前記後端向き面の後端から前記先端側シール部材の後端までの領域に配される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の点火プラグ。
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