JP2006049207A - 内燃機関用スパークプラグ - Google Patents

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伸一 岡部
Koen Hori
恒円 堀
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    • HELECTRICITY
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Abstract

【課題】横飛火を抑制し、着火性に優れた内燃機関用スパークプラグを提供すること。
【解決手段】中心貫通孔21を有する絶縁碍子2と、絶縁碍子2の先端面から突出する状態で上記中心貫通孔21に保持された中心電極3と、碍子先端22を突出させた状態で絶縁碍子2を保持する取付金具4と、基端部51が取付金具4に固定されると共に先端部59が中心電極3の先端部39との間に火花放電ギャップGを形成する接地電極5とからなる内燃機関用スパークプラグ1。絶縁碍子2は、先端外径Dが、先端側から基端側へ向かって漸次径大となると共に、碍子先端22から0.1mm基端側までの第1先端部体積V1が0.38mm3以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車、コージェネレーション、ガス圧送用ポンプ等に使用する内燃機関用スパークプラグに関する。
近年、エンジンの高出力化や燃費向上等の目的から、バルブ径の拡大や、水廻り改善としてのウォータージャケットの拡大が求められている。
そのため、エンジンに取付けられる内燃機関用スパークプラグの小型化が要求されている。
図13に示すごとく、小型の内燃機関用スパークプラグ9は、絶縁碍子92とハウジング(取付金具94)や接地電極95の基端部951との間の絶縁距離が短くなる。そのため、絶縁碍子92の表面にカーボンが堆積してくると、火花放電ギャップGで放電せず、中心電極93から絶縁碍子92を介してその側方の接地電極95の基端部951へ飛火する、いわゆる横飛火Pが発生しやすい。
即ち、絶縁碍子92にカーボンが付着して、いわゆるくすぶり状態になった場合、中心電極93へ電圧が加わると、絶縁碍子92の表面に付着したカーボンを通じて取付金具94に向けて電流が漏れ、絶縁碍子92の表面上に電圧がかかる。そのとき、絶縁碍子92の表面上にかかる電圧があるレベル以上になると、中心電極93と接地電極95との間の火花放電ギャップGで飛火せずに、横飛火Pが発生する。
横飛火は燃焼の悪化を招き、特に小型プラグ開発では大きな障害になっている。
これら横飛火の抑制を行う技術としては、絶縁碍子92の先端径等のプラグ寸法を適当に規定したスパークプラグが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、該スパークプラグの構成においては、燃焼室への絶縁碍子92の突き出し量が大きいため、着火性、熱価の性能と、横飛火の抑制を充分に両立させることが困難である。即ち、絶縁碍子92の突き出し量が大きいと、絶縁碍子92の先端から取付金具94との接触部までの距離が長くなるため、碍子先端部の温度が上昇し、絶縁碍子92の表面にカーボンが付着しにくくなり、横飛火は抑制しやすくなるが、プレイグニッションを招くおそれがある。また絶縁碍子92の突き出し量が大きいと、絶縁碍子92と接地電極95との間の空間Sが狭くなるため、初期火炎の成長を妨げ、着火性の低下を招くおそれがある。
それ故、絶縁碍子92の突き出し量を大きくすることなく、横飛火を抑制する手段が要求される。
特開昭60−235379号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、横飛火を抑制し、着火性に優れた内燃機関用スパークプラグを提供しようとするものである。
本発明は、中心貫通孔を有する絶縁碍子と、該絶縁碍子の先端面から突出する状態で上記中心貫通孔に保持された中心電極と、碍子先端を突出させた状態で上記絶縁碍子を保持する取付金具と、基端部が該取付金具に固定されると共に先端部が上記中心電極の先端部との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とからなる内燃機関用スパークプラグにおいて、
上記絶縁碍子は、先端外径が、先端側から基端側へ向かって漸次径大となると共に、上記碍子先端から0.1mm基端側までの第1先端部体積が0.38mm3以下であることを特徴とする内燃機関用スパークプラグにある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記内燃機関用スパークプラグは、先端外径が、先端側から基端側へ向かって漸次径大となると共に、上記第1先端部体積が0.38mm3以下であるため、中心電極から絶縁碍子を介してその側方の接地電極の基端部へ飛火する横飛火を抑制することができる。
即ち、上記絶縁碍子は、先端外径が先端側から基端側へ向かって漸次径大となる形状を有するため、先端部のうちの内側(中心電極側)部分である碍子先端内側部が最も先端側へ突き出た部分となる。それ故、この碍子先端内側部は、熱容量が小さくなり、昇温しやすくなる。
更に、上記第1先端部体積が0.38mm3以下であるため、上記碍子先端内側部は、充分に熱容量が小さくなり、昇温しやすくなる。
そのため、その熱により絶縁碍子に付着したカーボンを焼失すること(温度清浄効果)により、碍子先端内側部へのカーボンの付着、堆積を防ぐことができる。これにより、例え、絶縁碍子の先端部の外側部分である碍子先端外側部にカーボンが付着しても、該碍子先端外側部と中心電極との間の絶縁抵抗が大きく確保される。そのため、中心電極に電圧が付与されても、横飛火の起点となりうる碍子先端外側部においては、大きく電圧降下して、接地電極の基端部との間の電位差は小さくなる。
その結果、横飛火を防ぐことができ、上記火花放電ギャップにおける着火性を確保することができる。
また、上記内燃機関用スパークプラグにおいては、絶縁碍子の先端部の形状を特定の形状にすることにより横飛火を防止するものであり、絶縁碍子の突き出し量を大きくするなどの必要がないため、熱価を充分に確保することもできる。
以上のごとく、本発明によれば、横飛火を抑制し、着火性に優れた内燃機関用スパークプラグを提供することができる。
本発明(請求項1)において、上記第1先端部体積は、0.16mm3以上であることが好ましい。この場合には、絶縁碍子の先端部の強度を確保することができる。
上記内燃機関用スパークプラグは、例えば、自動車、コージェネレーション、ガス圧送用ポンプ等における着火装置として用いることができる。
また、上記第1先端部体積は0.34mm3以下であることが好ましい(請求項2)。
この場合には、より温度清浄効果が発揮されて、絶縁碍子の碍子先端内側部へのカーボンの付着、堆積を防ぐことができる。これにより、より横飛火を抑制することができる。
また、上記絶縁碍子は、上記碍子先端から0.2mm基端側までの第2先端部体積が0.84mm3以下であることが好ましい(請求項3)。
この場合には、さらに効果的に、横飛火を抑制することができる。
また、上記第2先端部体積は、0.5mm3以上であることが好ましい。この場合には、絶縁碍子の先端部の強度を確保することができる。
また、上記絶縁碍子は、上記碍子先端から0.3mm基端側までの第3先端部体積が1.42mm3以下であることが好ましい(請求項4)。
この場合には、さらに効果的に、横飛火を抑制することができる。
また、上記第3先端部体積は、0.8mm3以上であることが好ましい。この場合には、絶縁碍子の先端部の強度を確保することができる。
また、上記取付金具の先端面における上記絶縁碍子と上記取付金具との距離をCとしたとき、
0.4mm≦C≦1.6mm
であることが好ましい(請求項5)。
この場合には、中心電極と取付金具との間の絶縁抵抗を確保して、耐くすぶり性を向上させることができると共に、着火性を確保することができる。
上記距離Cが1.6mmを超える場合には、取付金具の先端面よりも基端側における絶縁碍子の側面にカーボンが付着しやすくなり、くすぶりが生じやすくなるおそれがある。一方、上記距離Cが0.4mm未満の場合には、碍子表面にカーボンが付着した際に取付金具と絶縁碍子との間において放電しやすくなり、横飛火が発生した場合に失火に至るおそれがある。
また、上記中心電極は、電極母材に放電部材を接合してなり、該放電部材の軸直交断面積をS1、上記電極母材からの突き出し量をF1としたとき、
0.1mm2≦S1≦0.8mm2
0.3mm≦F1≦1.5mm
であることが好ましい(請求項6)。
この場合には、着火性を向上することができ、火花放電ギャップにおける放電電圧を低減することができる。
上記軸直交断面積S1が0.1mm2未満の場合には、上記放電部材の消耗が早くなるおそれがある。上記軸直交断面積S1が0.8mm2を超える場合には、初期火炎成長時に初期火炎の放電部材による冷却損失が増大するため、着火性が低下するおそれがある。
また、上記突き出し量F1が0.3mm未満の場合には、初期火炎成長時の初期段階で電極母材へ火炎が接触し、火炎の電極による冷却損失が増大し、着火性が低下する、つまり放電部材を接合した効果が低減するおそれがある。上記突き出し量F1が1.5mmを超える場合には、放電部材の先端温度が上昇し、放電部材の消耗を早めるおそれがある。
また、上記放電部材は、主成分としてIrを50重量%以上含有すると共に添加物を含有した合金からなり、融点が2000℃以上であることが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記火花放電ギャップにおける放電電圧を低減させることができるため、横飛火をより効果的に抑制することができる。
また、上記放電部材の融点が2000℃以上であるため、耐久性に優れた内燃機関用スパークプラグを得ることができる。上記融点が2000℃未満の場合には、放電部材の消耗を抑制することが困難となるおそれがある。
また、上記添加物は、Pt、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Re、Al、Al23、Y、Y23の中から選択される少なくとも1種からなることが好ましい(請求項8)。
この場合には、一層長寿命、高信頼性の内燃機関用スパークプラグを得ることができる。
また、上記接地電極は、電極母材に放電部材を接合してなり、該放電部材の軸直交断面積をS2、上記電極母材からの突き出し量をF2としたとき、
0.1mm2≦S2≦0.8mm2
0.3mm≦F2≦1.5mm
であることが好ましい(請求項9)。
この場合には、着火性を向上することができ、火花放電ギャップにおける放電電圧を低減することができる。
上記軸直交断面積S2が0.1mm2未満の場合には、上記放電部材の消耗が早くなるおそれがある。上記軸直交断面積S2が0.8mm2を超える場合には、初期火炎成長時に初期火炎の放電部材による冷却損失が増大し、着火性が低下するおそれがある。
また、上記突き出し量F2が0.3mm未満の場合には、初期火炎成長時の初期段階で電極母材へ火炎が接触し、火炎の電極による冷却損失が増大し、着火性が低下する、つまり放電部材を接合した効果が低減するおそれがある。上記突き出し量F2が1.5mmを超える場合には、放電部材の先端温度が上昇し、放電部材の消耗を早めるおそれがある。
また、上記放電部材は、主成分としてPtを50重量%以上含有すると共に添加物を含有した合金からなり、融点が1500℃以上であることが好ましい(請求項10)。
この場合には、上記火花放電ギャップにおける放電電圧を低減させることができるため、横飛火をより効果的に抑制することができる。
また、上記放電部材の融点が1500℃以上であるため、耐久性に優れた内燃機関用スパークプラグを得ることができる。上記融点が1500℃未満の場合には、放電部材の消耗を抑制することが困難となるおそれがある。
また、上記添加物は、Ir、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Reの中から選択される少なくとも1種からなることが好ましい(請求項11)。
この場合には、より長寿命の内燃機関用スパークプラグを得ることができる。
また、上記絶縁碍子は、上記取付金具の先端面に対応する軸方向位置における先端肉厚が、0.3mm以上であることが好ましい(請求項12)。
この場合には、上記中心電極と接地電極との絶縁を充分に確保することができる。
なお、上記先端肉厚は1.8mm以下であることが好ましい。この場合には、絶縁碍子の熱容量を小さくし、温度清浄効果を確保することができる。
また、上記中心電極は、上記取付金具の先端面に対応する軸方向位置における直径が、0.8mm以上であることが好ましい(請求項13)。
この場合には、内燃機関用スパークプラグの熱価を確保し、プレイグニッションを確実に防止することができる。また、中心電極の先端部の耐久性を確保することができる。
上記直径は、例えば2.6mm以下であることが好ましい。この場合には、内燃機関用スパークプラグの小型細径化を図ることができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる内燃機関用スパークプラグにつき、図1〜図5を用いて説明する。
本例の内燃機関用スパークプラグ1は、図1、図2に示すごとく、絶縁碍子2と中心電極3と取付金具4と接地電極5とからなる。
上記絶縁碍子2は、中心貫通孔21を有し、中心電極3は、絶縁碍子2の先端面から突出する状態で中心貫通孔21に保持されている。また、取付金具5は、碍子先端22を突出させた状態で絶縁碍子2を保持する。接地電極5は、基端部51が取付金具2に固定されると共に先端部59が中心電極3の先端部39との間に火花放電ギャップGを形成する。
上記絶縁碍子2は、図1、図3に示すごとく、先端外径Dが、先端側から基端側へ向かって漸次径大となると共に、上記碍子先端22から0.1mm基端側までの第1先端部体積V1が0.38mm3以下である。
上記絶縁碍子2の先端部は、その内側部分(碍子先端内側部23)から外側部分(碍子先端外側部24)にかけて断面略円弧状に形成されている。
なお、絶縁碍子2の先端部の強度の関係上、上記第1先端部体積V1は0.15mm3以上であることが好ましい。また、第1先端部体積V1は0.34mm3以下であることがより好ましい。
また、絶縁碍子2は、図4に示すごとく、碍子先端22から0.2mm基端側までの第2先端部体積V2が0.84mm3以下である。
更に、絶縁碍子2は、図5に示すごとく、碍子先端22から0.3mm基端側までの第3先端部体積V3が1.42mm3以下である。
なお、絶縁碍子2の強度の関係上、上記第2先端部体積V2は、0.5mm3以上であることが好ましく、上記第3先端部体積V3は、0.8mm3以上であることが好ましい。
また、図1に示すごとく、取付金具4の先端面41における絶縁碍子2と取付金具4との距離をCとしたとき、0.4mm≦C≦1.6mmである。
また、中心電極3は、電極母材30に放電部材33を接合してなる。そして、該放電部材33の軸直交断面積をS1、電極母材30からの突き出し量をF1としたとき、
0.1mm2≦S1≦0.8mm2
0.3mm≦F1≦1.5mm
である。
また、放電部材33は、主成分としてIrを50重量%以上含有すると共に添加物を含有した合金からなり、融点が2000℃以上である。該添加物は、Pt、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Re、Al、Al23、Y、Y23の中から選択される少なくとも1種からなる。
また、接地電極5は、電極母材50に放電部材53を接合してなる。そして、該放電部材53の軸直交断面積をS2、上記電極母材50からの突き出し量をF2としたとき、
0.1mm2≦S2≦0.8mm2
0.3mm≦F2≦1.5mm
である。
放電部材53は、主成分としてPtを50重量%以上含有すると共に添加物を含有した合金からなり、融点が1500℃以上である。該添加物は、Ir、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Reの中から選択される少なくとも1種からなる。
また、上記絶縁碍子2は、取付金具4の先端面41に対応する軸方向位置における先端肉厚Tが、0.3mm以上である。
また、上記中心電極3は、取付金具4の先端面41に対応する軸方向位置における直径が、0.8mm以上である。
また、図2に示すごとく、上記取付金具4に形成された取付ネジ部42は、例えば、ネジ径をM8〜M14とすることができる。
また、上記中心電極3は、その先端部39付近において、絶縁碍子2の中心貫通孔21の直径(取付金具4の先端面41における中心電極3の直径d)よりも若干小径の小径部34と、該小径部34の先端から更に徐々に漸次縮径するテーパ部35と、該テーパ部35の先端側に溶接された上記放電部材33とを有する。上記テーパ部35の一部は、上記放電部材33の一部によって形成されている。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記内燃機関用スパークプラグ1は、先端外径Dが、先端側から基端側へ向かって漸次径大となると共に、上記第1先端部体積V1(図3)が0.38mm3以下であるため、中心電極3から絶縁碍子2を介してその側方の接地電極5の基端部51へ飛火する横飛火(図13の符合P参照)を抑制することができる。
即ち、上記絶縁碍子2は、先端外径Dが先端側から基端側へ向かって漸次径大となる形状を有するため、先端部のうちの内側(中心電極3側)部分である碍子先端内側部23が最も先端側へ突き出た部分となる。それ故、この碍子先端内側部23は、熱容量が小さくなり、昇温しやすくなる。
更に、上記第1先端部体積V1が0.38mm3以下であるため、上記碍子先端内側部23は、充分に熱容量が小さくなり、昇温しやすくなる。
そのため、その熱によって絶縁碍子2に付着したカーボンを焼失すること(温度清浄効果)により、碍子先端内側部23へのカーボンの付着、堆積を防ぐことができる。これにより、例え、絶縁碍子2の先端部の外側部分である碍子先端外側部24にカーボンが付着しても、該碍子先端外側部24と中心電極3との間の絶縁抵抗が大きく確保される。そのため、中心電極3に電圧が付与されても、横飛火の起点となりうる碍子先端外側部24においては、大きく電圧降下して、接地電極5の基端部51との間の電位差は小さくなる。
その結果、横飛火を防ぐことができ、上記火花放電ギャップGにおける着火性を確保することができる。
また、上記内燃機関用スパークプラグ1においては、絶縁碍子2の先端部の形状を特定の形状にすることにより横飛火を防止するものであり、絶縁碍子2の突き出し量を大きくするなどの必要がないため、熱価を充分に確保することもできる。
また、第1先端部体積V1を0.34mm3以下とすることにより、一層温度清浄効果が発揮されて、絶縁碍子2の碍子先端内側部23へのカーボンの付着、堆積を防ぐことができる。これにより、より横飛火を抑制することができる。
また、上記絶縁碍子2は、上記第2先端部体積V2(図4)が0.84mm3以下であるため、さらに効果的に、横飛火を抑制することができる。
また、上記絶縁碍子2は、上記第3先端部体積V3(図5)が1.42mm3以下であるため、さらに効果的に、横飛火を抑制することができる。
また、取付金具4の先端面41における絶縁碍子2と取付金具4との距離をCが、0.4mm≦C≦1.6mmであるため、中心電極3と取付金具4との間の絶縁抵抗を確保して、耐くすぶり性を向上させることができると共に、着火性を確保することができる。
また、中心電極3は、電極母材30に放電部材33を接合してなり、該放電部材33の軸直交断面積S1、突き出し量F1が、0.1mm2≦S1≦0.8mm2、0.3mm≦F1≦1.5mmであるため、着火性を向上することができ、火花放電ギャップGにおける放電電圧を低減することができる。
また、放電部材33は、主成分としてIrを50重量%以上含有すると共に添加物を含有した合金からなり、融点が2000℃以上である。そのため、上記火花放電ギャップGにおける放電電圧を低減させることができるため、横飛火をより効果的に抑制することができる。
また、放電部材33の融点が2000℃以上であるため、耐久性に優れた内燃機関用スパークプラグ1を得ることができる。
また、上記接地電極5は、電極母材50に放電部材53を接合してなり、該放電部材53の軸直交断面積S2、突き出し量F2が、0.1mm2≦S2≦0.8mm2、0.3mm≦F2≦1.5mmである。これにより、着火性を向上することができ、火花放電ギャップGにおける放電電圧を低減することができる。
また、上記放電部材53は、主成分としてPtを50重量%以上含有すると共に添加物を含有した合金からなり、融点が1500℃以上である。これにより、火花放電ギャップGにおける放電電圧を低減させることができるため、横飛火をより効果的に抑制することができる。
また、上記放電部材53の融点が1500℃以上であるため、耐久性に優れた内燃機関用スパークプラグ1を得ることができる。
また、絶縁碍子2は、上記先端肉厚T(図1)が、0.3mm以上であるため、中心電極3と接地電極5との絶縁を充分に確保することができる。
また、中心電極3は、上記直径dが、0.8mm以上であるため、内燃機関用スパークプラグ1の熱価を確保し、プレイグニッションを確実に防止することができる。また、中心電極3の先端部39の耐久性を確保することができる。
以上のごとく、本例によれば、横飛火を抑制し、着火性に優れた内燃機関用スパークプラグを提供することができる。
(実験例1)
本例は、図6、図7に示すごとく、実施例1に示した構成の内燃機関用スパークプラグにおいて、先端部体積V1の変化に伴う、絶縁抵抗と横飛火頻度の変化を確認した例である。
図6は、プレデリパターン試験を10パターン繰り返した後のスパークプラグの絶縁抵抗と、絶縁抵抗計測後に実施したアイドル試験での横飛火頻度を、第1先端部体積V1との関係でまとめた結果である。上記絶縁抵抗は、中心電極3と接地電極5(又は取付金具4)との間の絶縁抵抗である。
また、上記プレデリパターン試験とは、新車を工場からディーラーまで搬送する際に行われる短時間の運転の繰り返しを想定した試験であり、この試験により、スパークプラグがくすぶり状態となり、絶縁抵抗が低下する。
調査は、碍子先端22からの距離が0.4mmの位置における絶縁碍子2の先端外径Dを3.4mmに固定し、第1先端部体積V1を変化させた数種のスパークプラグを使用した。中心電極3の直径dは2.1mmである。
また、取付金具4の取付ネジ部42のネジ径はM10、絶縁碍子2と取付金具4との距離Cは1.6mm、絶縁碍子2の碍子先端からの距離0.4mmの位置における先端肉厚は0.64mm、中心電極3における放電部材33の軸直交断面積S1は0.24mm2、突き出し量F1は1.0mm、接地電極5における放電部材53の軸直交断面積S2は0.38mm2、突き出し量F2は1.0mm、火花放電ギャップGは0.6mmである。
以下、本形状のスパークプラグを基本として、説明する。
図6に示すごとく、第1先端部体積V1が大きいと絶縁抵抗は大きい(絶縁低下は少ない)が、横飛火頻度は高くなる。
V1を0.38mm3以下にすると横飛火抑制の効果があり、特に0.34mm3以下にすることで、大きな効果が得られることが分かる。
上述した図6に示す絶縁低下と横飛火の関係を、図7を用いて説明する。
図7は、第1先端部体積V1が大きい場合と小さい場合との絶縁碍子2の先端状況を、模式的に示したものである。
同図に示すごとく、第1先端部体積V1が大きいと、碍子先端22からの距離が0.1mmの位置における絶縁碍子2の先端外径Dが大きくなる。先端外径Dが大きいと、絶縁碍子2の先端部の外側部分である碍子先端外側部24の温度は高くなる。先端外径Dが大きくなると、上記碍子先端外側部24は、放熱機能を併せ持つ上記中心電極3から遠くなるからである。
それ故、第1先端部体積V1が大きい場合、碍子先端外側部24の温度が上昇し、碍子先端外側部24へのカーボン付着が抑制され、図6に示すごとく、絶縁抵抗の低下は少ない。
しかしながら、先端部体積V1が大きい場合、絶縁碍子2の先端部の内側部分である碍子先端内側部23から碍子先端外側部24までの間はカーボン付着が抑制されておらず、結果として碍子先端外側部24まで高電圧がかかるため、横飛火は発生しやすい。
一方、第1先端部体積V1が小さい場合、絶縁碍子2の先端部の先端外径Dが小さいため、碍子先端外側部24のカーボン付着は抑制されず、図6に示すごとく、第1先端部体積V1が大きい場合に比べ、絶縁抵抗は低下しやすい。
しかしながら、第1先端部体積V1が小さいと、碍子先端内側部23の昇温性が高いため、碍子先端内側部23のカーボン付着は抑制される。
その結果、中心電極3と上記碍子先端外側部24との間において、大きな絶縁抵抗を確保することができ、中心電極3に電圧をかけても、碍子先端外側部24においては大きく電圧降下する。そのため、横飛火を抑制することができる。
以上のごとく、碍子温度としては中心電極3から遠ざかるほど温度が高くなるため、第1先端部体積V1が大きくなり、先端外径Dが大きいほど、碍子先端外側部24が高温となる。しかし、碍子先端外側部24でカーボン付着を抑制しても、それよりも内側においてカーボン付着を抑制できないと、碍子先端外側部24まで高電圧がかかることとなり、横飛火に至りやすい。
それ故、第1先端部体積V1が小さい場合、図6に示すごとく、絶縁低下はしやすくても、接地電極5から遠い位置にある碍子先端内側23のカーボン付着が抑制されるため、碍子先端外側24での電圧は降下し、横飛火自体は抑制できると考えられる。
(実験例2)
本例においては、図8に示すごとく、中心電極3の直径dを変えた場合における、第1先端部体積V1と横飛火頻度との関係を調べた。即ち、d=0.7mm(△にてプロット)、d=1.4mm(□にてプロット)、d=2.1mm(○にてプロット)の3種類につき測定を行った。
図8より、直径dに関わらず、第1先端部体積V1を0.38mm3以下にすると横飛火が抑制されていることがわかる。
以下、このことにつき考察する。
直径dを小さくすると碍子先端内径(中心貫通孔21の内径)が小さくなり碍子先端内側部23が接地電極5から離れる、つまり上述のごとく、カーボン付着を抑制すべき箇所(横飛火の起点となりうる箇所)が接地電極5から離れるため、横飛火しにくくなる。これを、要因1とする。
しかし、第1先端部体積V1を変えずに直径dを小さくすれば、絶縁碍子2の先端肉厚が大きくなり、碍子先端内側部23が昇温しにくい形状になっている、つまりカーボン付着抑制をしにくくなる要因が働く。これを、要因2とする。
その結果、上記要因1と要因2との作用が相殺されていると考えられる。
(実験例3)
本例は、図9に示すごとく、碍子先端22からの距離0.2mmまでの第2先端部体積V2(図4参照)と横飛火頻度との関係を、実験例1(図6)と同様の方法にて調べた例である。
図9に示すごとく、第2先端部体積V2を0.84mm3以下とすることにより、横飛火の抑制効果がある。更に、V2を0.79mm3以下にすることで、横飛火を防ぐことができることが分かる。
(実験例4)
本例は、図10に示すごとく、碍子先端からの距離0.3mmまでの第3先端部体積V3(図5参照)と横飛火頻度との関係を、実験例1(図4)と同様の方法にて調べた例である。
図10に示すごとく、第3先端部体積V3を1.42mm3以下とすることにより、横飛火の抑制効果が大きくなる。更に、V3を1.39mm3以下にすることで、横飛火を防ぐことができることが分かる。
(実施例2)
本例は、図11に示すごとく、接地電極5に、貴金属チップからなる放電部材(図1、図2の符号53参照)を接合していない内燃機関用スパークプラグ1の例である。
一方、中心電極3には、実施例1と同様に貴金属チップからなる放電部材33が配設されている。
その他は、実施例1と同様であり、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
(実験例4)
本例は、図12に示すごとく、実施例2に示した内燃機関用スパークプラグ1の横飛火頻度を、第1先端部体積V1との関係において調べた例である。試験方法は、上記実験例1と同様である。
図12において、破線で示した曲線H2(●にてプロット)が実施例2の内燃機関用スパークプラグについての結果であり、実線で示した曲線H1(○にてプロット)が実施例1の内燃機関用スパークプラグについての結果である。
図12に示すごとく、貴金属チップからなる放電部材を接地電極に設けていない実施例2のスパークプラグにおいては、横飛火頻度が全体的に高くなっている。しかし、第1先端部体積V1を0.38mm以下とすることによる横飛火抑制効果については、貴金属チップからなる放電部材の有無に関わらず、実施例2のスパークプラグも、実施例1のスパークプラグと同様にある。
実施例1における、内燃機関用スパークプラグの先端部の断面図。 実施例1における、内燃機関用スパークプラグの部分断面説明図。 実施例1における、第1先端部体積V1の説明図。 実施例1における、第2先端部体積V2の説明図。 実施例1における、第3先端部体積V3の説明図。 実験例1における、試験結果を示す線図。 実験例1における、第1先端部体積V1と絶縁碍子の先端部形状の説明図。 実験例2における、試験結果を示す線図。 実験例3における、試験結果を示す線図。 実験例4における、試験結果を示す線図。 実施例2における、内燃機関用スパークプラグの先端部の断面図。 実験例5における、試験結果を示す線図。 従来例における、内燃機関用スパークプラグの先端部の断面図。
符号の説明
1 内燃機関用スパークプラグ
2 絶縁碍子
21 中心貫通孔
22 碍子先端
23 碍子先端内側部
24 碍子先端外側部
3 中心電極
39 先端部
4 取付金具
41 先端面
5 接地電極
51 基端部
59 先端部

Claims (13)

  1. 中心貫通孔を有する絶縁碍子と、該絶縁碍子の先端面から突出する状態で上記中心貫通孔に保持された中心電極と、碍子先端を突出させた状態で上記絶縁碍子を保持する取付金具と、基端部が該取付金具に固定されると共に先端部が上記中心電極の先端部との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とからなる内燃機関用スパークプラグにおいて、
    上記絶縁碍子は、先端外径が、先端側から基端側へ向かって漸次径大となると共に、上記碍子先端から0.1mm基端側までの第1先端部体積が0.38mm3以下であることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  2. 請求項1において、上記第1先端部体積は0.34mm3以下であることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  3. 請求項1又は2において、上記絶縁碍子は、上記碍子先端から0.2mm基端側までの第2先端部体積が0.84mm3以下であることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記絶縁碍子は、上記碍子先端から0.3mm基端側までの第3先端部体積が1.42mm3以下であることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記取付金具の先端面における上記絶縁碍子と上記取付金具との距離をCとしたとき、
    0.4mm≦C≦1.6mm
    であることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記中心電極は、電極母材に放電部材を接合してなり、該放電部材の軸直交断面積をS1、上記電極母材からの突き出し量をF1としたとき、
    0.1mm2≦S1≦0.8mm2
    0.3mm≦F1≦1.5mm
    であることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  7. 請求項6において、上記放電部材は、主成分としてIrを50重量%以上含有すると共に添加物を含有した合金からなり、融点が2000℃以上であることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  8. 請求項7において、上記添加物は、Pt、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Re、Al、Al23、Y、Y23の中から選択される少なくとも1種からなることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項において、上記接地電極は、電極母材に放電部材を接合してなり、該放電部材の軸直交断面積をS2、上記電極母材からの突き出し量をF2としたとき、
    0.1mm2≦S2≦0.8mm2
    0.3mm≦F2≦1.5mm
    であることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  10. 請求項9において、上記放電部材は、主成分としてPtを50重量%以上含有すると共に添加物を含有した合金からなり、融点が1500℃以上であることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  11. 請求項10において、上記添加物は、Ir、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Reの中から選択される少なくとも1種からなることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項において、上記絶縁碍子は、上記取付金具の先端面に対応する軸方向位置における先端肉厚が、0.3mm以上であることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  13. 請求項12において、上記中心電極は、上記取付金具の先端面に対応する軸方向位置における直径が、0.8mm以上であることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
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