JP2006085997A - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】補助火花放電ギャップに飛火した場合における着火性に優れた内燃機関用スパークプラグを提供すること。
【解決手段】取付金具4と、取付金具4に保持される絶縁碍子2と、絶縁碍子2に保持される中心電極3と、電極先端部31との間に主火花放電ギャップ11を形成する主接地電極5と、碍子先端部21との間に補助火花放電ギャップ12を形成する補助接地電極6とを備えた内燃機関用のスパークプラグ1。補助接地電極6は、基端面69と先端面61と内側面62と外側面63とを有する。補助接地電極6の先端面61と内側面62との間には内側角部64が形成され、先端面61と外側面63との間には外側角部65が形成されている。補助接地電極6の先端面61は、内側角部64から外側角部65に向かうほど、碍子先端部21の外周側面212との径方向距離が大きくなるように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車、コージェネレーション、ガス圧送用ポンプ等に使用する内燃機関用のスパークプラグに関する。
従来より、自動車等の内燃機関の着火装置として用いられる内燃機関用スパークプラグがある。図7に示すごとく、内燃機関用のスパークプラグ9は、絶縁碍子92と、該絶縁碍子92に保持された中心電極93と、上記絶縁碍子92の碍子先端部921を突出させた状態で該絶縁碍子92を保持する取付金具94と、上記中心電極93の先端部931との間に主火花放電ギャップ911を形成する主接地電極95とを有する。
上記内燃機関用のスパークプラグ9においては、燃焼温度が極端に低く、絶縁碍子92表面の温度が上がらない場合、カーボンが絶縁碍子92に堆積する、いわゆる「くすぶり」という現象が生ずることがある。これにより、中心電極93と取付金具94との間の絶縁抵抗が低下するために、最悪失火へと至ってしまうおそれがある。
この「くすぶり」の問題に対応するため、図7に示すごとく、絶縁碍子92の碍子先端部921において、中心電極93の側面に対向するように補助接地電極96を配設して、該補助接地電極96と絶縁碍子92との間に補助火花放電ギャップ912を形成する技術がある(特許文献1参照)。
上記補助接地電極96を備えることにより、絶縁碍子92の表面にカーボンが堆積した場合、そのカーボンを、補助火花放電ギャップ912における放電により焼き切り、絶縁碍子92の表面を清浄させることができる。
また、上記補助火花放電ギャップ912における放電によっても、内燃機関の着火を行う。この場合、補助火花放電ギャップ912における放電部分から火炎が燃焼室内において広がることにより、着火されることとなる。
しかし、補助接地電極96の先端面961の内側角部964と、絶縁碍子92の碍子先端部921との間の補助火花放電ギャップ912において放電しても、この放電部分から火炎核が成長する際に、火炎核が補助接地電極96に接触して冷却されてしまう。その結果、火炎核の成長が妨げられる。
それ故、補助火花放電ギャップ912に飛火した場合における着火性を充分に確保することが困難となるおそれがある。
特許第3140006号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、補助火花放電ギャップに飛火した場合における着火性に優れた内燃機関用スパークプラグを提供しようとするものである。
本発明は、外周に取付け用ネジ部を設けた取付金具と、碍子先端部が突出するように上記取付金具に保持される絶縁碍子と、電極先端部が上記碍子先端部から突出するように上記絶縁碍子に保持される中心電極と、上記電極先端部との間に主火花放電ギャップを形成する主接地電極と、上記碍子先端部との間に補助火花放電ギャップを形成する補助接地電極とを備えた内燃機関用のスパークプラグであって、
上記補助接地電極は、上記取付金具に接合した基端面と、該基端面の反対側の端面である先端面と、上記基端面と上記先端面との間であって上記中心電極側に形成された内側面と、該内側面の反対側面である外側面とを有し、
上記補助接地電極の上記先端面と上記内側面との間には内側角部が形成され、上記先端面と上記外側面との間には外側角部が形成され、
かつ、上記補助接地電極の上記先端面は、上記内側角部から上記外側角部に向かうほど、上記碍子先端部の外周側面との径方向距離が大きくなるように形成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグにある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記スパークプラグにおいて、上記補助火花放電ギャップは、補助接地電極の先端面と絶縁碍子の碍子先端部との間に形成される。そして、上記補助接地電極の先端面は、上記内側角部から上記外側角部に向かうほど、上記碍子先端部の外周側面との径方向距離が大きくなるように形成されている。そのため、上記補助火花放電ギャップは、スパークプラグの先端方向にある燃焼室の奥に向かって広がった形状となる。
これにより、補助火花放電ギャップにおける放電によって形成される火炎核が成長する空間を確保することができる。即ち、補助火花放電ギャップに飛火した際に、該補助火花放電ギャップにおいて形成される火炎核は、燃焼室内において大きく成長することができる。従って、補助火花放電ギャップに飛火した場合における着火性を向上させることができる。
以上のごとく、本発明によれば、補助火花放電ギャップに飛火した場合における着火性に優れた内燃機関用スパークプラグを提供することができる。
本発明(請求項1)において、上記内燃機関用のスパークプラグは、例えば、自動車、コージェネレーション、ガス圧送用ポンプ等における着火手段として用いることができる。
本明細書において、上記スパークプラグにおける、内燃機関の燃焼室に挿入する側を先端側とし、その反対側を基端側とする。また、軸方向とは、スパークプラグの中心軸の方向であり、径方向とは、軸方向に直交する方向である。そして、径方向距離とは、上記径方向に沿った距離をいう。
また、上記補助接地電極の先端面は、貴金属チップによって構成されていてもよい。この場合には、補助接地電極の先端面の耐摩耗性を確保し、長寿命のスパークプラグを得ることができる。なお、この場合、上記貴金属チップの先端面が上記補助接地電極の上記先端面となり、その内側角部から外側角部に向かうほど、上記碍子先端部の外周側面との径方向距離が大きくなるように形成されている。
また、上記補助接地電極は、直棒状に形成することができる(請求項2)。
この場合には、上記補助接地電極を曲げ加工する必要がないため、製造容易かつ安価なスパークプラグを得ることができる。
また、この場合、例えば、上記補助接地電極は、上記取付金具の先端面から中心電極側に倒し込むように傾斜させて配設することができる。
また、上記補助接地電極は、上記内側角部及び上記外側角部を略直角に形成してもよい(請求項3)。
この場合には、上記補助接地電極を作製する際に、電極材料を所定の長さに切断することにより、容易に上記先端面を形成することができる。
また、上記補助接地電極の上記先端面は、上記碍子先端部の外周側面に対して15°以上傾斜していることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記補助火花放電ギャップに飛火した場合における着火性を充分に確保することができる。
なお、上記補助接地電極の先端面と上記碍子先端部の外周側面とのなす角度が15°未満の場合には、上記補助火花放電ギャップに飛火した場合において、火炎核を充分に成長させることが困難となるおそれがある。
また、上記補助接地電極の先端面と上記碍子先端部の外周側面とのなす角度は、例えば、75°以下であることが好ましい。この角度が75°を超える場合には上記補助火花放電ギャップが放電による磨耗にて過度に拡大し、くすぶり時に上記補助火花放電ギャップへ飛火せず、耐くすぶり性を確保できないおそれがある。
また、上記取付け用ネジ部は、ネジ径がM12以下であることが好ましい(請求項5)。
この場合には、内燃機関用のスパークプラグの小型化を図ることができる。そのため、例えば、バルブ径大化、水廻り改良等、内燃機関の設計自由度を拡大することができる。また、ネジ径をM12以下と小さくすることにより、補助接地電極の曲げ量や倒し込み量を小さくすることができ、曲げ加工等を容易にすることができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる内燃機関用のスパークプラグにつき、図1、図2を用いて説明する。
本例の内燃機関用のスパークプラグ1は、図1、図2に示すごとく、外周に取付け用ネジ部41を設けた取付金具4と、碍子先端部21が突出するように取付金具4に保持される絶縁碍子2と、電極先端部31が碍子先端部21から突出するように絶縁碍子2に保持される中心電極3とを備えている。さらに、スパークプラグ1は、上記電極先端部31との間に主火花放電ギャップ11を形成する主接地電極5と、上記碍子先端部21との間に補助火花放電ギャップ12を形成する補助接地電極6とを備えている。
図1に示すごとく、上記補助接地電極6は、取付金具4に接合した基端面69と、該基端面69の反対側の端面である先端面61と、基端面69と先端面61との間であって中心電極3側に形成された内側面62と、該内側面62の反対側面である外側面63とを有する。
上記補助接地電極6の先端面61と内側面62との間には内側角部64が形成され、上記先端面61と外側面63との間には外側角部65が形成されている。
上記補助接地電極6の先端面61は、内側角部64から外側角部65に向かうほど、碍子先端部21の外周側面212との径方向距離が大きくなるように形成されている。例えば、内側角部64と外周側面212との径方向距離d1と、外側角部65と外周側面212との径方向距離d2とを比べると、d1<d2となる。
上記補助接地電極6は、取付金具4の先端面42から軸方向に伸びると共に、途中で中心電極3側に屈曲している。即ち、補助接地電極6は略L字状に曲げ加工されている。そして、補助接地電極6の先端面61は、斜めに切断されることにより形成され、スパークプラグ1の中心軸側かつ先端側を向いた傾斜面として形成される。
上記補助接地電極6の先端面61は、碍子先端部21の外周側面212に対して15°以上傾斜している。即ち、図1に示す先端面61と外周側面212とのなす角度θが15°以上である。上記碍子先端部21の外周側面212は、スパークプラグ1の中心軸に平行に形成されている。
また、上記取付け用ネジ部41は、ネジ径がM12(12mm)以下である。
なお、図1に示すごとく、補助接地電極6は、中心電極3を挟んでスパークプラグ1の対角上に一対配されている。ただし、補助接地電極6は、1本とすることもできるし、3本以上とすることもできる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記スパークプラグ1において、図1に示すごとく、上記補助火花放電ギャップ12は、補助接地電極6の先端面61と絶縁碍子2の碍子先端部21との間に形成される。そして、補助接地電極6の先端面61は、内側角部64から外側角部65に向かうほど、碍子先端部21の外周側面212との径方向距離が大きくなるように形成されている。そのため、上記補助火花放電ギャップ12は、スパークプラグ1の先端方向にある燃焼室の奥に向かって広がった形状となる。
これにより、補助火花放電ギャップ12における放電によって形成される火炎核が成長する空間を確保することができる。即ち、補助火花放電ギャップ12に飛火した際に、該補助火花放電ギャップ12において形成される火炎核は、燃焼室内において大きく成長することができる。従って、補助火花放電ギャップ12に飛火した場合における着火性を向上させることができる。
また、補助接地電極6の先端面61は、碍子先端部21の外周側面212に対して15°以上傾斜している(角度θ≧15°を満たす)ため、補助火花放電ギャップ12に飛火した場合における着火性を充分に確保することができる(後述する実験例2参照)。即ち、補助火花放電ギャップ12において形成される火炎核の成長が、補助接地電極6によって妨げられることを充分に防ぎ、火炎核を充分に成長させることができる。
また、上記取付け用ネジ部41は、ネジ径がM12以下であるため、内燃機関用のスパークプラグ1の小型化を図ることができる。そのため、例えば、バルブ径大化、水廻り改良等、内燃機関の設計自由度を拡大することができる。また、ネジ径をM12以下と小さくすることにより、補助接地電極6の曲げ量や倒し込み量を小さくすることができ、曲げ加工等を容易にすることができる。
以上のごとく、本例によれば、補助火花放電ギャップに飛火した場合における着火性に優れた内燃機関用スパークプラグを提供することができる。
(実施例2)
本例は、図3に示すごとく、補助接地電極6を直棒状に形成した内燃機関用のスパークプラグ1の例である。
即ち、上記補助接地電極6は、屈曲することなく、略直線状に形成されている。
また、補助接地電極6は、取付金具4の先端面42から中心電極3側に倒し込むように傾斜させて配設されている。
また、補助接地電極6は、内側角部64及び外側角部65を略直角に形成してなる。従って、上記補助接地電極6の傾斜角度を調整して、先端面61と碍子先端部21の外周側面212とのなす角度θが15°以上となるようにする。
その他は、実施例1と同様である。
この場合には、上記補助接地電極6を曲げ加工する必要がない。また、補助接地電極6を作製する際に、電極材料を所定の長さに切断することにより、容易に上記先端面61を形成することができる。そのため、製造容易かつ安価なスパークプラグ1を得ることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図4に示すごとく、補助接地電極6を、取付金具4の先端面42から碍子先端部21の外周側面212に平行に突出した平行部66と、該平行部66の先端から中心電極3側へ傾斜した状態で延設された傾斜部67とから構成したスパークプラグ1の例である。
また、補助接地電極6は、内側角部64及び外側角部65を略直角に形成してなる。従って、上記傾斜部67の傾斜角度を調整して、先端面61と碍子先端部21の外周側面212とのなす角度θが15°以上となるようにする。
その他は、実施例1と同様である。
(実施例4)
本例は、補助接地電極6の先端面61を、貴金属チップによって構成した例である。
この場合、上記貴金属チップの先端面が上記先端面61となり、その内側角部から外側角部に向かうほど、上記碍子先端部21の外周側面212との径方向距離が大きくなるように形成されている。
上記貴金属チップは、Ptを主成分として50重量%以上含有すると共に、少なくとも1種の添加物を含有した合金であり、融点が1500℃以上であることが好ましい。上記添加物は、Ir、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Reの少なくとも1種であることが望ましい。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、補助接地電極6の先端面61の耐摩耗性を確保し、長寿命のスパークプラグを得ることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、中心電極3の電極先端部31や主接地電極5の放電面に貴金属チップを配設することもできる。
(実験例1)
本例は、図5に示すごとく、補助火花放電ギャップにおいて放電した場合の放電位置と、各放電時の着火性とを調査した例である。
調査に用いたスパークプラグ1、9は、実施例1及び従来例において示したものである(図1、図7参照)。ただし、補助火花放電ギャップ12、912でのみ放電させるために、主接地電極5、95は除去した。
また、補助火花放電ギャップ12、912は、最短距離の部分で0.5mmとした。また、本発明のスパークプラグ1においては、補助接地電極6の先端面61と碍子先端部21の外周側面212との角度θは30°である。
使用したエンジン(内燃機関)は、1.8L、4気筒の可視化エンジンであり、このエンジンを600rpmのアイドル状態にて運転し、このときの飛火位置及び燃焼圧を100発分観測した。
本試験における飛火を飛火位置について分類して、補助接地電極6、96の内側角部64、964に飛火したものを飛火X、先端面61、961の略中央部に飛火したものを飛火Y、外側角部65、965に飛火したものを飛火Zとした。従来のスパークプラグ9の場合は、飛火Xが38発、飛火Yが29発、飛火Zが33発であり、本発明のスパークプラグ1の場合は、飛火Xが71発、飛火Yが21発、飛火Zが8発であった。
そして、それぞれの放電による燃焼圧の測定結果を図5に示す。同図において、従来のスパークプラグ9におけるそれぞれの飛火の場合の燃焼圧の平均を○、本発明のスパークプラグ1におけるそれぞれの飛火の場合の燃焼圧の平均を△として表す。また、矢印は、測定値の範囲を示す。また、図5中に示した符号X,Y,Zは、その上方に示したプロットがそれぞれ飛火X,Y,Zに起因する燃焼圧であることを表す。
図5から分かるように、従来のスパークプラグ9は、飛火Xの場合の燃焼圧が低下しているが、本発明のスパークプラグ1は、飛火Xの場合にも燃焼圧の低下は見られなかった。
この結果から、本発明によれば、補助火花放電ギャップ12に飛火した場合にも、燃焼圧を高く維持し、着火性を確保することができるこことが分かる。
(実験例2)
本例は、図6に示すごとく、補助接地電極6の先端面61と碍子先端部21の外周側面212とのなす角度θと、燃焼圧との関係を調査した例である。
即ち、上記角度θを、0°、15°、30°、45°、60°、90°としたスパークプラグを作製し、各スパークプラグを用いて、実験例1と同様の方法にて燃焼圧を測定した。
測定結果を、図6に示す。
同図から分かるように、角度θが15°以上であれば、燃焼圧は高く維持される。
この結果から、角度θを15°以上とすることにより、着火性に優れた内燃機関用のスパークプラグを得ることができることが分かる。
実施例1における、内燃機関用スパークプラグの先端部の軸方向断面図。 実施例1における、内燃機関用スパークプラグの部分断面説明図。 実施例2における、内燃機関用スパークプラグの先端部の軸方向断面図。 実施例3における、内燃機関用スパークプラグの先端部の軸方向断面図。 実験例1における、飛火位置ごとの燃焼圧の測定結果を表す線図。 実験例2における、角度θと燃焼圧との関係を表す線図。 従来例における、内燃機関用スパークプラグの先端部の軸方向断面図。
符号の説明
1 内燃機関用のスパークプラグ
11 主火花放電ギャップ
12 補助火花放電ギャップ
2 絶縁碍子
21 碍子先端部
212 外周側面
3 中心電極
31 電極先端部
4 取付金具
41 取付け用ネジ部
5 主接地電極
6 補助接地電極
61 先端面
62 内側面
63 外側面
64 内側角部
65 外側角部
69 基端面

Claims (5)

  1. 外周に取付け用ネジ部を設けた取付金具と、碍子先端部が突出するように上記取付金具に保持される絶縁碍子と、電極先端部が上記碍子先端部から突出するように上記絶縁碍子に保持される中心電極と、上記電極先端部との間に主火花放電ギャップを形成する主接地電極と、上記碍子先端部との間に補助火花放電ギャップを形成する補助接地電極とを備えた内燃機関用のスパークプラグであって、
    上記補助接地電極は、上記取付金具に接合した基端面と、該基端面の反対側の端面である先端面と、上記基端面と上記先端面との間であって上記中心電極側に形成された内側面と、該内側面の反対側面である外側面とを有し、
    上記補助接地電極の上記先端面と上記内側面との間には内側角部が形成され、上記先端面と上記外側面との間には外側角部が形成され、
    かつ、上記補助接地電極の上記先端面は、上記内側角部から上記外側角部に向かうほど、上記碍子先端部の外周側面との径方向距離が大きくなるように形成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  2. 請求項1において、上記補助接地電極は、直棒状に形成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  3. 請求項1又は2において、上記補助接地電極は、上記内側角部及び上記外側角部を略直角に形成してなることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記補助接地電極の上記先端面は、上記碍子先端部の外周側面に対して15°以上傾斜していることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記取付け用ネジ部は、ネジ径がM12以下であることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
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