JP2012133976A - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ Download PDF

Info

Publication number
JP2012133976A
JP2012133976A JP2010284379A JP2010284379A JP2012133976A JP 2012133976 A JP2012133976 A JP 2012133976A JP 2010284379 A JP2010284379 A JP 2010284379A JP 2010284379 A JP2010284379 A JP 2010284379A JP 2012133976 A JP2012133976 A JP 2012133976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
insulator
metal shell
spark plug
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010284379A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5167334B2 (ja
Inventor
Kenji Nunome
健二 布目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2010284379A priority Critical patent/JP5167334B2/ja
Priority to EP11194411.2A priority patent/EP2469668B1/en
Priority to US13/332,594 priority patent/US8410674B2/en
Publication of JP2012133976A publication Critical patent/JP2012133976A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5167334B2 publication Critical patent/JP5167334B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/20Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation

Landscapes

  • Spark Plugs (AREA)

Abstract

【課題】中心電極に空間形成部が形成されるとともに、絶縁体が比較的薄肉とされたスパークプラグにおいて、絶縁体の貫通を効果的に抑制する。
【解決手段】スパークプラグ1は、筒状の主体金具3と、主体金具3の内周に設けられ、主体金具3の先端よりも軸線CL1方向先端側に自身の先端が位置し、軸線CL1方向に延びる軸孔4を有する筒状の絶縁碍子2と、軸孔4に挿設された中心電極5とを備える。中心電極5は、軸孔4との間で、軸線CL1方向先端側に向けて開口する環状空間SPを形成する空間形成部5Dと、空間形成部5Dの後端から後端側に向けて延びる本体部5Mとを有し、軸線CL1と直交し主体金具3の先端26を含む断面において、絶縁碍子2の厚さAが0.6mm以下とされる。軸線CL1に沿った、空間形成部5D及び本体部5Mの境界部分と、主体金具3の先端26との間の距離Bが0.4mm以上とされる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、内燃機関等に使用されるスパークプラグに関する。
一般的にスパークプラグは、軸線に沿って延びる軸孔を有する絶縁体と、軸孔に挿設される中心電極と、絶縁体の外周に設けられる主体金具と、主体金具の先端部に設けられ、中心電極との間で火花放電間隙を形成する接地電極とを備える。そして、所定の電圧が中心電極に印加されることにより、火花放電間隙において火花放電が生じ、混合気への着火がなされるようになっている。
ところで、使用に伴い、絶縁体の表面にカーボン等のデポジットが付着してしまうことがあり、絶縁体の表面へのデポジットの堆積が進んでしまうと、中心電極と主体金具との間で絶縁体の表面を這った異常な火花放電(いわゆる横飛火など)が生じてしまうおそれがある。そこで、異常放電の発生を抑制するために、中心電極の先端部に比較的小径の空間形成部を設け、当該空間形成部と軸孔との間で軸線方向先端側に向けて開口する環状空間(いわゆるサーモポケット)を形成する技術が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
また近年では、エンジンレイアウトの自由度の向上等を図るべく、スパークプラグ(主体金具)の小径化が要求されている。しかしながら、主体金具のみを小径化しただけでは、主体金具と絶縁体とが過度に接近してしまい、上述した横飛火等の異常放電が発生しやすくなってしまうおそれがある。そこで、主体金具と絶縁体との間の距離を十分に大きく確保すべく、絶縁体の薄肉化が行われ得る。
特開2006−49207号公報
ところが、中心電極に空間形成部を設けたスパークプラグにおいては、空間形成部と、当該空間形成部の後端に連接される部位との境界部分において電界強度が増大してしまう。そのため、前記境界部分と主体金具の先端部(特に、電界強度が高い主体金具の先端面と内周面との間の角部)との間で電界強度の集中が生じてしまい、絶縁体が薄肉化されている場合には、絶縁体の貫通という事態が生じてしまうおそれがある。
また近年では、燃費向上を図りつつ、出力の低下を防止するために高圧縮化や高過給気化された燃焼装置が開発されているが、このような燃焼装置においては、火花を放電させるためにより大きな電圧が必要となるため、絶縁体の貫通がより生じてしまいやすい。さらに、リーンバーン(希薄燃焼)エンジン等においては、燃料が薄いため、燃料の気化による絶縁体の先端部の冷却効果が低くなってしまい、絶縁体がより高温となってしまいやすい。従って、過熱に伴い絶縁体の耐電圧性能が低下してしまい、絶縁体の貫通がより生じやすくなってしまうおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、中心電極に空間形成部が形成されるとともに、絶縁体が比較的薄肉とされたスパークプラグにおいて、絶縁体の貫通を効果的に抑制することができるスパークプラグを提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各構成につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する構成に特有の作用効果を付記する。
構成1.本構成のスパークプラグは、軸線方向に延びる筒状の主体金具と、
前記主体金具の内周に設けられ、前記主体金具の先端よりも軸線方向先端側に自身の先端が位置し、前記軸線方向に延びる軸孔を有する筒状の絶縁体と、
前記軸孔に挿設された中心電極とを備え、
前記中心電極は、
前記軸孔との間で、前記軸線方向先端側に向けて開口する環状空間を形成する空間形成部と、
前記空間形成部の後端から後端側に向けて延び、前記空間形成部よりも大径の本体部とを有するスパークプラグであって、
前記軸線と直交し、前記主体金具の先端を含む断面において、前記絶縁体の厚さが0.6mm以下であり、
前記軸線に沿った、前記空間形成部及び前記本体部の境界部分と、前記主体金具の先端との間の距離を0.4mm以上としたことを特徴とする。
上記構成1によれば、中心電極は、軸孔との間で環状空間を形成する空間形成部を備えるとともに、絶縁体のうち特に貫通が発生しやすい主体金具の先端と対向する部位の厚さが0.6mm以下と薄肉とされている。そのため、絶縁体における貫通の発生が非常に懸念されるところであるが、上記構成1によれば、空間形成部及び本体部の境界部分と、主体金具の先端との間(つまり、電界強度が比較的高くなる部位同士の間)の軸線に沿った距離が0.4mm以上と大きく確保されている。すなわち、空間形成部及び本体部の境界部分や主体金具の先端面と内周面との境界部分においては、径方向に沿った向きの電界が主として形成されるが、両境界部分を軸線方向に(つまり、電界の向きと交差する方向に)沿って比較的大きくずらすことで、電界強度の集中を効果的に抑制することができる。その結果、絶縁体の貫通をより確実に防止することができる。
構成2.本構成のスパークプラグは、上記構成1において、前記軸線に沿った、前記空間形成部及び前記本体部の境界部分と、前記主体金具の先端との間の距離を0.7mm以上としたことを特徴とする。
上記構成2によれば、空間形成部及び前記本体部の境界部分と、主体金具の先端との間の軸線に沿った距離が0.7mm以上と一層大きく確保されている。そのため、電界強度の集中を一層抑制することができ、絶縁体の貫通を一層確実に防止することができる。
構成3.本構成のスパークプラグは、上記構成1又は2において、前記軸線と直交し、前記空間形成部の後端を含む断面において、前記中心電極と前記軸孔との間隔を0.05mm以下としたことを特徴とする。
上記構成3によれば、空間形成部の後端と軸孔との間隔が0.05mm以下とされている。従って、絶縁体〔特に空間形成部と本体部との境界部分と対向する部位(すなわち、貫通の発生が特に懸念される部位)〕の熱が、中心電極側へと効率よく伝導されることとなり、絶縁体の過熱を抑制することができる。その結果、過熱に伴う絶縁体の耐電圧性能の低下をより確実に防止することができ、ひいては絶縁体の貫通をより効果的に防止することができる。
構成4.本構成のスパークプラグは、上記構成1乃至3のいずれかにおいて、前記中心電極は、ニッケル合金よりなる外層と、当該外層よりも熱伝導率が大きい素材よりなる内層とを備え、
前記内層の先端は、前記主体金具の先端よりも前記軸線方向先端側に位置しており、
前記軸線と直交し、前記主体金具の先端を含む断面において、前記外層の厚さを0.6mm以下としたことを特徴とする。
上記構成4によれば、絶縁体〔特に主体金具の先端と対向する部位(すなわち、貫通の発生が特に懸念される部位)〕の熱を、熱伝導性に優れる内層に対して効率よく伝導することができる。従って、絶縁体の過熱を抑制することができ、絶縁体における耐電圧性能の低下をより確実に抑制することができる。その結果、絶縁体の耐貫通性を一層向上させることができる。
構成5.本構成のスパークプラグは、上記構成1乃至4のいずれかにおいて、前記絶縁体は、前記軸線方向後端側に向けて拡径するとともに、前記主体金具の内周に設けられた段部に対して直接又は間接的に係止されるテーパ部を備え、
前記軸線に沿った、前記絶縁体の先端から前記テーパ部の後端までの距離を11mm以下としたことを特徴とする。
絶縁体の受けた熱は、中心電極を介して主体金具の段部側へと伝わるが、上記構成5によれば、絶縁体の先端からテーパ部の後端までの距離、すなわち、絶縁体の熱が主体金具の段部側へと伝わる際の熱の伝導経路が十分に短いものとされている。従って、絶縁体の過熱を一層効果的に抑制することができ、絶縁体の貫通をより一層確実に防止することができる。
構成6.本構成のスパークプラグは、上記構成1乃至5のいずれかにおいて、前記空間形成部は、
前記本体部の先端から前記軸線方向先端側に向けて先細る段差部と、
前記段差部の先端から前記軸線方向先端側に向けて延びる円柱状の円柱部とを備え、
前記円柱部の後端の外径と前記本体部の先端の外径との径差の1/2が0.05mm以上であることを特徴とする。
上記構成6によれば、円柱部の後端の外径と本体部の先端の外径との径差の1/2が0.05mm以上と十分に大きくされているため、環状空間を設けることによる耐汚損性の向上効果がより確実に発揮されることとなる。
一方で、空間形成部が段差部と円柱部とを備えるとともに、円柱部の後端の外径と本体部の先端の外径との径差の1/2(つまり、段差部の径方向に沿った突き出し量)が0.05mm以上と大きい場合には、空間形成部(段差部)と本体部との境界部分における電界強度が一層増大してしまう。そのため、絶縁体の貫通がより懸念されるが、上記構成1等を採用することで、当該懸念を払拭することができる。換言すれば、上記構成1等は、前記径差の1/2が0.05mm以上とされた、絶縁体の貫通が一層生じてしまいやすいスパークプラグに対して適用することが有意である。
構成7.本構成のスパークプラグは、上記構成1乃至6のいずれかにおいて、前記主体金具の先端面と内周面との間に、テーパ状の面取り部及び外側に凸の湾曲面部のいずれか一方が形成されることを特徴とする。
上記構成7によれば、主体金具の先端面と内周面との間に、面取り部や湾曲面部が形成されているため、主体金具の先端面と内周面との境界部分における電界強度を低減させることができる。その結果、絶縁体の貫通をより一層抑制することができる。
構成8.本構成のスパークプラグは、上記構成1乃至7のいずれかにおいて、前記主体金具は、その外周面に燃焼装置の取付孔に螺合するためのねじ部を備え、
前記ねじ部のねじ径がM10以下であることを特徴とする。
電界強度の集中抑制を図るという観点では、空間形成部及び本体部の境界部分と、主体金具の先端とを径方向(軸線と直交する方向)に沿って離間させることも考えられる。しかしながら、上記構成8のように、ねじ径がM10以下とされた主体金具を有するスパークプラグにおいては、両境界部分を径方向に沿って離間させることは困難であり、上記構成1等を採用すること(両境界部分を軸線方向に沿って離間させること)は、このようなスパークプラグにおいて電界強度の集中抑制を実現するために、非常に簡便な手法となる。すなわち、上記構成1等は、ねじ径がM10以下とされ、両境界部分を径方向に沿って離間させることが困難なスパークプラグにおいて、特に有意である。
スパークプラグの構成を示す一部破断正面図である。 スパークプラグの先端部の構成を示す一部破断拡大正面図である。 絶縁碍子の厚さA等を示す部分拡大断面図である。 距離Bを種々変更したサンプルにおける、絶縁体貫通試験の試験結果を示すグラフである。 間隔Cを種々変更したサンプルにおける、絶縁体貫通試験の試験結果を示すグラフである。 厚さDを種々変更したサンプルにおける、絶縁体貫通試験の試験結果を示すグラフである。 距離Lを種々変更したサンプルにおける、絶縁体貫通試験の試験結果を示すグラフである。 別の実施形態における主体金具の構成を示す部分拡大断面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、スパークプラグ1を示す一部破断正面図である。尚、図1では、スパークプラグ1の軸線CL1方向を図面における上下方向とし、下側をスパークプラグ1の先端側、上側を後端側として説明する。
スパークプラグ1は、筒状をなす絶縁体としての絶縁碍子2、これを保持する筒状の主体金具3などから構成されるものである。
絶縁碍子2は、周知のようにアルミナ等を焼成して形成されており、その外形部において、後端側に形成された後端側胴部10と、当該後端側胴部10よりも先端側において径方向外向きに突出形成された大径部11と、当該大径部11よりも先端側においてこれよりも細径に形成された中胴部12と、当該中胴部12よりも先端側においてこれよりも細径に形成された脚長部13とを備えている。絶縁碍子2のうち、大径部11、中胴部12、及び、大部分の脚長部13は、主体金具3の内部に収容されている。一方で、絶縁碍子2の先端は、主体金具3の先端よりも軸線CL1方向先端側に突き出して配置されている。加えて、中胴部12と脚長部13との連接部には、軸線CL1方向後端側に向けて拡径するテーパ部14が形成されており、当該テーパ部14にて絶縁碍子2が主体金具3に係止されている。
さらに、絶縁碍子2には、軸線CL1に沿って延びる軸孔4が貫通形成されており、当該軸孔4の先端側には中心電極5が挿入、固定されている。当該中心電極5は、ニッケル(Ni)を主成分とするNi合金からなる外層5A、及び、外層5Aを構成するNi合金よりも熱伝導率の高い金属(例えば、銅や銅合金、純Ni等)からなる内層5Bを備えているおり、内層5Bの先端は、主体金具3の先端よりも軸線CL1方向先端側に位置している。さらに、中心電極5は、全体として棒状(円柱状)をなし、その先端面が平坦に形成されるとともに、絶縁碍子2の先端から突出している。また、中心電極5の先端部には、所定の貴金属合金(例えば、白金合金やイリジウム合金)からなる円柱状の貴金属部31が設けられている。
また、軸孔4の後端側には、絶縁碍子2の後端から突出した状態で端子電極6が挿入、固定されている。
さらに、軸孔4の中心電極5と端子電極6との間には、円柱状の抵抗体7が配設されている。当該抵抗体7の両端部は、導電性のガラスシール層8,9を介して、中心電極5と端子電極6とにそれぞれ電気的に接続されている。
加えて、前記主体金具3は、低炭素鋼等の金属により筒状に形成されており、その外周面にはスパークプラグ1を燃焼装置(例えば、内燃機関や燃料電池改質器等)の取付孔に取付けるためのねじ部(雄ねじ部)15が形成されている。また、ねじ部15の後端側の外周面には座部16が形成され、ねじ部15後端のねじ首17にはリング状のガスケット18が嵌め込まれている。さらに、主体金具3の後端側には、主体金具3を前記燃焼装置に取付ける際にレンチ等の工具を係合させるための断面六角形状の工具係合部19が設けられるとともに、後端部において絶縁碍子2を保持するための加締め部20が設けられている。
また、主体金具3の内周面には、絶縁碍子2を係止するためのテーパ状の段部21が設けられている。そして、絶縁碍子2は、主体金具3の後端側から先端側に向かって挿入され、自身のテーパ部14が主体金具3の段部21に係止された状態で、主体金具3の後端側の開口部を径方向内側に加締めること、つまり上記加締め部20を形成することによって主体金具3に固定されている。尚、絶縁碍子2のテーパ部14及び主体金具3の段部21の間には、円環状の板パッキン22が介在されている。これにより、燃焼室内の気密性を保持し、燃焼室内に晒される絶縁碍子2の脚長部13と主体金具3の内周面との隙間に入り込む燃料ガスが外部に漏れないようになっている。
さらに、加締めによる密閉をより完全なものとするため、主体金具3の後端側においては、主体金具3と絶縁碍子2との間に環状のリング部材23,24が介在され、リング部材23,24間にはタルク(滑石)25の粉末が充填されている。すなわち、主体金具3は、板パッキン22、リング部材23,24及びタルク25を介して絶縁碍子2を保持している。
また、図2に示すように、主体金具3の先端26には、略中間部分にて曲げ返されて、その先端部が中心電極5の先端部(貴金属部31)と対向する棒状の接地電極27が接合されている。当該接地電極27は、Niを主成分とするNi合金によって構成されており、接地電極27のうち貴金属部31と対向する部位には、円柱状の貴金属チップ32が接合されている。貴金属チップ32は、所定の貴金属を含む金属(例えば、イリジウムや白金等、又は、これらを含有する貴金属合金)によって構成されている。
加えて、中心電極5(貴金属部31)と貴金属チップ32との間には、火花放電間隙33が形成されており、当該火花放電間隙33において軸線CL1に沿った方向で火花放電が行われるようになっている。尚、本実施形態では、着火性の向上を図るべく、火花放電間隙33の大きさGが比較的大きなもの(例えば、0.9mm以上)とされており、ひいては火花放電のために必要な電圧(放電電圧)が比較的大きなものとなっている。
さらに、本実施形態では、スパークプラグ1の小径化を図るべく、主体金具3は比較的小径とされており、ねじ部15のねじ径もM10以下と比較的小径にされている。また、主体金具3の小径化に伴い、絶縁碍子2の小径化が図られており、本実施形態では、軸線CL1と直交し、主体金具3の先端26を含む断面において、絶縁碍子2の厚さAが0.6mm以下とされている。これにより、主体金具3の先端26と、絶縁碍子2(脚長部13)の外周面との間の軸線CL1と直交する方向に沿った距離が十分に大きく確保されることとなり、中心電極5と主体金具3の先端26との間における異常な火花放電(いわゆる横飛火等)の発生が抑制されるようになっている。尚、絶縁碍子2の耐電圧性能が極端に低下してしまうことを防止するため、絶縁碍子2の厚さAを0.4mm以上確保することが好ましい。
加えて、中心電極5は、軸孔4との間で、軸線CL1方向先端側に向けて開口する環状空間SP(いわゆるサーモポケット)を形成する空間形成部5Dと、当該空間形成部5Dの後端から後端側に向けて延び、空間形成部5Dよりも大径の本体部5Mとを備えている。
空間形成部5Dは、本体部5Mの先端から軸線CL1方向先端側に向けて先細る段差部5Eと、段差部5Eの先端から軸線CL1方向先端側に向けて延びる円柱状の円柱部5Fとを備えている。また、本実施形態では、空間形成部5Dと軸孔4との間に形成された前記環状空間SPの径方向に沿った大きさを十分に確保すべく、図3に示すように、円柱部5Fの後端の外径と本体部5Mの先端の外径との径差の1/2をE(mm)としたとき、E≧0.05を満たすように構成されている。尚、E≧0.05としたことで、空間形成部5D(段差部5E)及び本体部5Mの間に形成される角部の電界強度は、比較的大きなものとなっている。
さらに、本実施形態では、軸線CL1に沿った、空間形成部5D(段差部5E)及び本体部5Mの境界部分と、主体金具3の先端26との間の距離Bが0.4mm以上(より好ましくは、0.7mm以上)とされている。すなわち、電界強度がともに比較的高いものとなる、空間形成部5D及び本体部5Mの間の境界部分(角部)と、主体金具3の先端面及び内周面の間の境界部分とが、軸線CL1方向に沿って離間するように構成されている。
また、軸線CL1と直交し、空間形成部5D(段差部5E)の後端を含む断面において、中心電極5と軸孔4との間隔Cが0.05mm以下とされており、絶縁碍子2と本体部5Mとが十分に接近するように構成されている。
加えて、中心電極5においては、軸線CL1と直交し、主体金具3の先端26を含む断面において、外層5Aの厚さDが0.6mm以下とされている。すなわち、熱伝導性に優れる内層5Bが、絶縁碍子2のうち主体金具3の先端26と対向する部位に対して比較的接近するように構成されている。
さらに、軸線CL1に沿った、絶縁碍子2の先端からテーパ部14の後端までの距離Lが11mm以下とされている(図1参照)。
また、本実施形態では、主体金具3の先端面と内周面との間に、テーパ状の面取り部3Tが形成されている。尚、面取り部3Tの幅は0.1mm以上と十分に大きく確保することが好ましい。
以上詳述したように、本実施形態におけるスパークプラグ1は、空間形成部5Dを備えるとともに、絶縁碍子2の厚さAが0.6mm以下とされ、さらに、距離Eが0.05mm以上とされている。従って、絶縁碍子2における貫通の発生が非常に懸念されるところであるが、本実施形態では、空間形成部5D及び本体部5Mの境界部分と、主体金具3の先端との間(つまり、電界強度が比較的高くなる部位同士の間)の軸線CL1に沿った距離Bが0.4mm以上と大きく確保されている。従って、空間形成部5D及び本体部5Mの境界部分や主体金具3の先端面及び内周面の境界部分において、電界強度の集中を効果的に抑制することができる。その結果、絶縁碍子2の貫通をより確実に防止することができる。
さらに、間隔Cが0.05mm以下とされているため、絶縁碍子2の熱を中心電極5側へと効率よく伝導することができ、また、外層5Aの厚さDが0.6mm以下とされているため、絶縁碍子2の熱を、中心電極5のうち熱伝導性に優れる内層5Bに対して特に効率よく伝導することができる。さらに、距離L(すなわち、絶縁碍子2の熱が主体金具3の段部21側へと伝導される際の熱の伝導経路の長さに相当する)が11mm以下とされているため、絶縁碍子2の熱を、中心電極5を介して主体金具3の段部21側へと効率よく伝導することができる。このように、間隔Cや厚さD、距離Lが上記数値範囲内とされることで、絶縁碍子2の過熱を極めて効果的に抑制することができ、絶縁碍子2における耐電圧性能の低下をより確実に防止することができる。その結果、絶縁碍子2の貫通をより一層確実に防止することができる。
次に、上記実施形態によって奏される作用効果を確認すべく、火花放電間隙の大きさGを1.2mm、又は、1.5mmとした上で、絶縁碍子の厚さA(mm)、空間形成部及び本体部の境界部分と主体金具の先端との間の軸線に沿った距離B(mm)、空間形成部の後端(本体部)と軸孔との間隔C(mm)、主体金具の先端における外層の厚さD(mm)、円柱部の後端の外径と本体部の先端の外径との径差の半分E(mm)、及び、絶縁碍子の先端からテーパ部の後端までの距離L(mm)を種々変更したスパークプラグのサンプルをそれぞれ20本ずつ作製し、各サンプルについて絶縁体貫通試験を行った。絶縁体貫通試験の概要は次の通りである。すなわち、4本のサンプルを排気量1.6Lの4気筒ターボエンジンに対して組付けた上で、2.5時間ごとにサンプルを組付ける気筒を順次変更しつつ、計10時間に亘って全開状態(=5000rpm)でエンジンを動作させた。そして、10時間経過後に、絶縁碍子における貫通の有無を観察するとともに、20本中における貫通の発生した本数の割合(貫通発生率)を算出した。
ここで、火花放電間隙の大きさGを1.2mmとしたサンプルにおいて、貫通発生率が0%となったサンプルは、絶縁碍子の貫通を効果的に抑制できるとして「○」の評価を下すこととした。さらに、火花放電間隙の大きさGを1.5mmとしたサンプル(つまり、放電電圧が高く、絶縁碍子の貫通がより発生しやすいもの)において、貫通発生率が0%となったサンプルは、絶縁碍子の貫通を極めて効果的に抑制できるとして「◎」の評価を下すこととした。一方で、火花放電間隙の大きさGを1.2mmとしたサンプルにおいて、絶縁碍子に貫通が発生したサンプルは、絶縁碍子に貫通がやや生じやすいとして「×」の評価を下すこととした。表1に、当該試験の試験結果を示す。尚、表1において、距離Bがマイナスとなっているのは、空間形成部と本体部との境界部分が、主体金具の先端よりも軸線方向後端側に位置していることを示す。つまり、距離Bは、主体金具の先端を基準として、軸線方向先端側をプラスで示し、軸線方向後端側をマイナスで示している。
尚、サンプル1〜15,19〜25,27〜29は、中心電極の内層を比較的短くしたことで、その先端が主体金具の先端まで到達していない(つまり、外層の厚さDを測定できない)ものである。また、サンプル27には、主体金具の先端面と内周面との間に面取り部を設け、他のサンプルは、軸線を含む断面において、主体金具の先端面と内周面とが直交するように構成した。さらに、サンプル2については、空間形成部を設けることなく構成した(すなわち、距離Eを0.0mmとした)。併せて、サンプル1〜4,6〜27については、本体部の先端の外径を2.1mmとし、サンプル5,28,29については、本体部の先端の外径を1.9mmとした(つまり、サンプル5,28,29は、絶縁碍子の熱が引かれにくく、ひいては絶縁碍子の貫通がより発生しやすい構成とした)。
加えて、図4に、距離Bのみが異なるサンプル4,6〜12の試験結果を抽出したグラフを示し、図5に、間隔Cのみが異なるサンプル7,13〜15の試験結果を抽出したグラフを示す。また、図6に、厚さDのみが異なるサンプル16〜18の試験結果を抽出したグラフを示し、図7に、距離Lのみが異なるサンプル7,19〜24の試験結果を抽出したグラフを示す。尚、図4においては、火花放電間隙の大きさGを1.2mmとしたサンプルの試験結果を四角で示し、火花放電間隙の大きさGを1.5mmとしたサンプルの試験結果を丸印で示す。また、図5〜7においては、火花放電間隙の大きさGを1.5mmとしたサンプルの試験結果のみを示す。
Figure 2012133976
表1に示すように、厚さAを0.8mmと十分に大きくしたサンプル1においては、絶縁碍子の貫通は発生しなかったが、サンプル1と比較して、厚さAを0.6mm以下とした点のみが異なるサンプル4においては、絶縁碍子の貫通が非常に発生しやすくなってしまうことが分かった。すなわち、厚さAを0.6mm以下の絶縁碍子を用いる場合には、貫通の発生がより懸念されることが確認された。
また、距離Eを0.0mmとした(つまり、空間形成部を設けなかった)サンプル2においては、絶縁碍子の貫通は発生しにくかったが、サンプル2と比較して、距離Eを0.05mmとした点のみが異なるサンプル3においては、絶縁碍子の貫通が非常に発生しやすくなってしまうことが明らかとなった。つまり、中心電極に空間形成部が設けられ、空間形成部と本体部との境界部分における電界強度が増大する場合には、絶縁碍子の貫通がより懸念されることが確認された。加えて、サンプル3,4の試験結果などから、距離Eが大きいほど絶縁碍子に貫通が発生してしまいやすいことが分かった。
以上の点から、厚さAが0.6mm以下とされるとともに、距離Eが0.0mmを超えるサンプル3〜29は、貫通の発生が特に懸念されるものと考えられるが、表1及び図4に示すように、距離Bを0.4mm以上とすることで(サンプル7〜29)、絶縁碍子の貫通が効果的に抑制されることが分かった。これは、電界強度がともに比較的高くなりやすい、空間形成部及び本体部の境界部分と、主体金具の先端面及び側面の間の角部とを軸線方向に沿って遠ざけたことで、電界強度の集中を抑制できたことによると考えられる。
また特に、距離Bを0.7mm以上としたサンプル9,10,12,29は、火花放電間隙Gを1.5mmとした、より貫通の発生しやすい条件においても、貫通発生率が0%となり、絶縁碍子の貫通を極めて効果的に抑制できることが確認された。尚、本体部の先端の外径のみを異ならせたサンプル4,5の試験結果から、本体部(中心電極)を細くするほど絶縁碍子の貫通が発生しやすいことを確認できるが、サンプル29の試験結果から、本体部の先端の外径を1.9mmとした場合(絶縁碍子の貫通が極めて発生しやすい条件とした場合)であっても、距離Bを0.7mm以上とすれば、絶縁碍子の貫通を効果的に抑制できることが分かった。すなわち、距離Bを0.7mm以上とすることは、絶縁碍子の貫通抑制を図るという点で、非常に効果的であると考えられる。
さらに、表1及び図5に示すように、間隔Cを0.05mm以下としたサンプル13〜15は、耐貫通性に極めて優れることが確認された。これは、中心電極(本体部)と絶縁碍子との距離を接近させたことで、絶縁碍子の熱が中心電極側へと効率よく伝導され、ひいては絶縁碍子の温度上昇が抑制されたことに起因すると考えられる。
加えて、表1及び図6に示すように、厚さDを0.6mm以下としたサンプル17,18は、絶縁碍子の貫通を極めて効果的に抑制できることが明らかとなった。これは、絶縁碍子の熱が、熱伝導性に優れる中心電極の内層に対して伝導しやすくなり、絶縁碍子の温度上昇が抑制されたためであると考えられる。
併せて、表1及び図7に示すように、距離Lを11mm以下とすることで(サンプル21〜24)、優れた耐貫通性を実現できることが分かった。これは、距離Lを比較的短くしたことで、中心電極を介して絶縁碍子の熱が効率よく主体金具へと伝導され、ひいては絶縁碍子の温度上昇が抑制されたことによると考えられる。
また、面取り部が設けられたサンプル27は、距離Eが0.15mmとされ、絶縁碍子の貫通が一層懸念されるものであるにも関わらず、絶縁碍子の貫通を極めて効果的に抑制できることが明らかとなった。これは、面取り部を設けたことで、主体金具の先端面と内周面との間における電界強度が低減したことに起因すると考えられる。
以上の試験結果より、絶縁碍子の厚さAが0.6mm以下とされるとともに、中心電極に空間形成部が設けられ、絶縁碍子の貫通がより懸念されるスパークプラグにおいて、絶縁碍子の貫通を抑制すべく、軸線CL1に沿った、空間形成部及び本体部の境界部分と、主体金具の先端との間の距離Bを0.4mm以上とすることがより好ましい。
また、絶縁碍子の貫通をより一層確実に抑制するためには、距離Bを0.7mm以上としたり、間隔Cを0.05mm以上としたり、厚さDを0.6mm以下としたり、距離Lを11mm以下としたり、主体金具の先端面と内周面との間に面取り部を設けたりすることがより好ましいといえる。
尚、距離Eが大きく、絶縁碍子の貫通が発生しやすいスパークプラグにおいて、距離B等を上述の数値範囲とすることなどが特に効果的であるといえる。換言すれば、距離B等を上述の数値範囲とすることなどは、距離Eを0.05mm以上としたスパークプラグにおいて効果的であり、距離Eを0.10mm以上としたスパークプラグにおいて一層効果的であるといえる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、主体金具3の先端面及び内周面の間に、面取り部3Tが設けられているが、図8に示すように、面取り部3Tに代えて、外側に凸の湾曲面部3Wを設けることとしてもよい。この場合においても、主体金具3の先端面と内周面との間における電界強度の低減を図ることができ、絶縁碍子2の貫通をより確実に防止することができる。尚、電界強度の低減をより確実に図るという観点から、湾曲面部3Wの曲率半径を0.1mm以上とすることが好ましい。
(b)上記実施形態では、中心電極5の先端部に貴金属部31が設けられるとともに、接地電極27の先端部に貴金属チップ32が設けられているが、貴金属部31及び貴金属チップ32の少なくとも一方を省略することとしてもよい。
(c)上記実施形態において、接地電極27は単一の合金により構成されているが、接地電極27の内部に良熱伝導性に優れる銅や銅合金等からなる内層を設け、接地電極27を外層及び内層からなる多層構造に構成することとしてもよい。
(d)上記実施形態では、主体金具3の先端26に、接地電極27が接合される場合について具体化しているが、主体金具の一部(又は、主体金具に予め溶接してある先端金具の一部)を削り出すようにして接地電極を形成する場合についても適用可能である(例えば、特開2006−236906号公報等)。
(e)上記実施形態では、工具係合部19は断面六角形状とされているが、工具係合部19の形状に関しては、このような形状に限定されるものではない。例えば、Bi−HEX(変形12角)形状〔ISO22977:2005(E)〕等とされていてもよい。
(f)上記実施形態では、主体金具3と絶縁碍子2との間にリング部材23,24及びタルク(滑石)25が配置されているが、リング部材23,24及びタルク(滑石)25を設けることなく、主体金具3を通電加熱しながら主体金具3の後端部に軸線CL1方向に圧縮力を加えること(いわゆる熱加締めを行うこと)で、加締め部20を大径部11に直接係止させることとしてもよい。
1…スパークプラグ
2…絶縁碍子(絶縁体)
3…主体金具
3T…面取り部
3W…湾曲面部
4…軸孔
5…中心電極
5A…外層
5B…内層
5D…空間形成部
5E…段差部
5F…円柱部
5M…本体部
14…テーパ部
15…ねじ部
21…段部
CL1…軸線
SP…環状空間

Claims (8)

  1. 軸線方向に延びる筒状の主体金具と、
    前記主体金具の内周に設けられ、前記主体金具の先端よりも軸線方向先端側に自身の先端が位置し、前記軸線方向に延びる軸孔を有する筒状の絶縁体と、
    前記軸孔に挿設された中心電極とを備え、
    前記中心電極は、
    前記軸孔との間で、前記軸線方向先端側に向けて開口する環状空間を形成する空間形成部と、
    前記空間形成部の後端から後端側に向けて延び、前記空間形成部よりも大径の本体部とを有するスパークプラグであって、
    前記軸線と直交し、前記主体金具の先端を含む断面において、前記絶縁体の厚さが0.6mm以下であり、
    前記軸線に沿った、前記空間形成部及び前記本体部の境界部分と、前記主体金具の先端との間の距離を0.4mm以上としたことを特徴とするスパークプラグ。
  2. 前記軸線に沿った、前記空間形成部及び前記本体部の境界部分と、前記主体金具の先端との間の距離を0.7mm以上としたことを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 前記軸線と直交し、前記空間形成部の後端を含む断面において、前記中心電極と前記軸孔との間隔を0.05mm以下としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
  4. 前記中心電極は、ニッケル合金よりなる外層と、当該外層よりも熱伝導率が大きい素材よりなる内層とを備え、
    前記内層の先端は、前記主体金具の先端よりも前記軸線方向先端側に位置しており、
    前記軸線と直交し、前記主体金具の先端を含む断面において、前記外層の厚さを0.6mm以下としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスパークプラグ。
  5. 前記絶縁体は、前記軸線方向後端側に向けて拡径するとともに、前記主体金具の内周に設けられた段部に対して直接又は間接的に係止されるテーパ部を備え、
    前記軸線に沿った、前記絶縁体の先端から前記テーパ部の後端までの距離を11mm以下としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスパークプラグ。
  6. 前記空間形成部は、
    前記本体部の先端から前記軸線方向先端側に向けて先細る段差部と、
    前記段差部の先端から前記軸線方向先端側に向けて延びる円柱状の円柱部とを備え、
    前記円柱部の後端の外径と前記本体部の先端の外径との径差の1/2が0.05mm以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のスパークプラグ。
  7. 前記主体金具の先端面と内周面との間に、テーパ状の面取り部及び外側に凸の湾曲面部のいずれか一方が形成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のスパークプラグ。
  8. 前記主体金具は、その外周面に燃焼装置の取付孔に螺合するためのねじ部を備え、
    前記ねじ部のねじ径がM10以下であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のスパークプラグ。
JP2010284379A 2010-12-21 2010-12-21 スパークプラグ Active JP5167334B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010284379A JP5167334B2 (ja) 2010-12-21 2010-12-21 スパークプラグ
EP11194411.2A EP2469668B1 (en) 2010-12-21 2011-12-20 Spark plug
US13/332,594 US8410674B2 (en) 2010-12-21 2011-12-21 Spark plug with a center electrode having a space-forming portion

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010284379A JP5167334B2 (ja) 2010-12-21 2010-12-21 スパークプラグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012133976A true JP2012133976A (ja) 2012-07-12
JP5167334B2 JP5167334B2 (ja) 2013-03-21

Family

ID=45440227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010284379A Active JP5167334B2 (ja) 2010-12-21 2010-12-21 スパークプラグ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8410674B2 (ja)
EP (1) EP2469668B1 (ja)
JP (1) JP5167334B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014022301A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4719191B2 (ja) * 2007-07-17 2011-07-06 日本特殊陶業株式会社 内燃機関用スパークプラグ
JP5878880B2 (ja) * 2013-02-13 2016-03-08 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグおよびその製造方法
JP6632576B2 (ja) * 2017-07-14 2020-01-22 日本特殊陶業株式会社 点火プラグ

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1041047A (ja) * 1996-04-25 1998-02-13 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用スパークプラグ
JP2005203119A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ
JP2006049207A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Nippon Soken Inc 内燃機関用スパークプラグ
JP2009026469A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用スパークプラグ
WO2009069796A1 (ja) * 2007-11-26 2009-06-04 Ngk Spark Plug Co., Ltd. スパークプラグ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006236906A (ja) 2005-02-28 2006-09-07 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグの製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1041047A (ja) * 1996-04-25 1998-02-13 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用スパークプラグ
JP2005203119A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ
JP2006049207A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Nippon Soken Inc 内燃機関用スパークプラグ
JP2009026469A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用スパークプラグ
WO2009069796A1 (ja) * 2007-11-26 2009-06-04 Ngk Spark Plug Co., Ltd. スパークプラグ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014022301A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5167334B2 (ja) 2013-03-21
EP2469668A3 (en) 2014-12-03
EP2469668A2 (en) 2012-06-27
EP2469668B1 (en) 2018-03-07
US20120153800A1 (en) 2012-06-21
US8410674B2 (en) 2013-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101738798B1 (ko) 스파크 플러그
JP5476123B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
JP5271420B2 (ja) スパークプラグ
JP2013114762A (ja) 点火プラグ
JP5525575B2 (ja) スパークプラグ
JP5167334B2 (ja) スパークプラグ
WO2011086614A1 (ja) スパークプラグ
US9240676B2 (en) Ignition plug
JP4430724B2 (ja) スパークプラグ
JP5639565B2 (ja) プラズマジェット点火プラグ
US8593045B2 (en) Spark plug
JP5291789B2 (ja) 点火プラグ
JP5032556B2 (ja) スパークプラグ
KR20100127236A (ko) 스파크 플러그
US9742157B2 (en) Spark plug
JP5639675B2 (ja) スパークプラグ
JP5698686B2 (ja) スパークプラグ
JP6023649B2 (ja) スパークプラグ
JP2013254670A (ja) スパークプラグ
JP5671446B2 (ja) プラズマジェット点火プラグ
JP2009140674A (ja) ガスエンジン用スパークプラグ
JP2013110126A (ja) スパークプラグ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121221

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5167334

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250