JP2008166252A - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】取付金具4と、絶縁碍子2と、中心電極3と、接地電極5とを備えたスパークプラグ1。絶縁碍子2は、取付金具4の内周段部42に当接支持される外周段部21を有すると共に、外周段部21の先端側に形成される脚部22を有する。脚部22は、外周段部21から連続形成されその外周面がプラグ中心軸Mに平行に形成されたストレート部221と、ストレート部221の先端から更に先端側へ向かうほど直径が小さくなるテーパ部222とからなる。テーパ部222の外周面は、プラグ中心軸Mを含む平面による断面形状が、直線状あるいは外側に凸の曲線状である。
【選択図】図1
Description
これは、いわゆる熱価の大きい、即ち脚長の短い絶縁碍子を有するスパークプラグにおいて、特に生じやすい。
上記従来のスパークプラグ9においては、上記脚部922の形状が、取付金具94の内周段部942に当接支持されている外周段部921から先端部へ向かって、徐々に直径を小さくした形状である。逆にいうと、絶縁碍子92が外周段部942に近付くにつれて、取付金具94と脚部922との間のスペースが徐々に小さくなっている。それ故、脚部922へのカーボン付着が、徐々に進んでいくと、カーボンCと取付金具94との間の距離が徐々に縮まる。そして、ある距離まで縮まったところで、脚部922の外周面と取付金具94との間で生じる火花放電、いわゆる横飛火が生じる。
そして、更に、カーボン付着が進むと、カーボンCによって中心電極93と取付金具94とが導通して、絶縁抵抗が大きく低下してしまう。
そして、このような操作をするタイミングとして、上述した横飛火の発生を契機とすることが考えられる。即ち、横飛火が発生するということは、カーボン付着がある程度進んでいることを示すこととなるため、この時点で、カーボンCを焼失させる手段を講じることができる。また、横飛火の発生により内燃機関においてトラッキング現象が生じるため、自動車等の運転手は、その発生を容易に認識することができる。
また、脚部922の熱引きが悪いと、脚部922の温度が高くなりやすく、高温の脚部922に燃料が付着して脚部922が急冷されたとき、大きな応力がかかりやすい。
その結果、絶縁碍子92に割れが生じるおそれがある。
上記絶縁碍子は、上記取付金具の内周段部に当接支持される外周段部を有すると共に、該外周段部の先端側に形成される脚部を有し、
該脚部は、上記外周段部から連続形成され、その外周面がプラグ中心軸に平行に形成されたストレート部と、該ストレート部の先端から更に先端側へ向かうほど直径が小さくなるテーパ部とからなり、
該テーパ部の外周面は、プラグ中心軸を含む平面による断面形状が、直線状あるいは外側に凸の曲線状であることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグにある(請求項1)。
上記絶縁碍子における脚部は、上記ストレート部と、該ストレート部の先端から形成されたテーパ部とからなる。そのため、脚部にカーボンが付着する場合、まず、テーパ部の表面に、その先端から徐々に基端側へ向かって、カーボンが付着していくこととなる。テーパ部は、ストレート部に近付くにつれ直径が大きくなっており、その外周面と取付金具との距離が徐々に小さくなっている。そのため、カーボンの付着が進むにつれ、カーボン付着部位と取付金具との距離が縮まる。そして、カーボン付着部位と取付金具との距離がある距離まで縮まると、絶縁碍子と取付金具との間で横飛火が生じる。
また、テーパ部の外周面は、プラグ中心軸を含む平面による断面形状が、直線状あるいは外側に凸の曲線状であるため、特にテーパ部における熱が基端側へ逃げやすい。また、かかる形状であれば、ストレート部とテーパ部との境界部分に応力が集中する部位が形成され難い。そのため、熱応力による脚部の割れの発生を効果的に抑制することができる。
また、本明細書において、上記スパークプラグにおける、内燃機関の燃焼室に挿入する側を先端側とし、その反対側を基端側とする。
また、プラグ中心軸とは、スパークプラグの中心軸を意味する。
この場合には、横飛火が発生し始めてから中心電極と取付金具との間の絶縁低下までの間に、充分な時間を確保することができる。
上記ストレート部の長さが1.5mm未満の場合には、横飛火が発生し始めてから中心電極と取付金具との間の絶縁低下までの間の時間が短くなり、燻り解消手段を講じる時間が短くなってしまうおそれがある。一方、上記ストレート部の長さが6mmを超える場合には、脚長が長くなり、高熱価のスパークプラグを得ることが困難となるおそれがある。
なお、ここで長さとは、プラグ軸方向長さ、即ちプラグ中心軸の方向についての長さである。
この場合には、横飛火が発生し始めてから中心電極と取付金具との間の絶縁低下までの間に、充分な時間を確保することができる。
上記ストレート部の長さが上記脚長に対して7%未満の場合には、横飛火が発生し始めてから中心電極と取付金具との間の絶縁低下までの間の時間が短くなり、燻り解消手段を講じる時間が短くなってしまうおそれがある。一方、上記ストレート部の長さが上記脚長に対して40%を超える場合には、横飛びが短時間で頻繁に発生しすぎるおそれがあり、実使用に耐えないスパークプラグになるおそれがある。
この場合には、中心電極と取付金具との間の絶縁抵抗低下の前兆として横飛火を早期に確実に発生させることができる。
一方、Gs<0.4Gmの場合には、ストレート部にカーボン付着が進んだときに、カーボンによって中心電極と取付金具との間の絶縁抵抗が大きく低下してしまうおそれがある。それ故、テーパ部とストレート部との境界部分までカーボン付着が進んで、横飛火が発生したのち、短時間で中心電極と取付金具との間の絶縁抵抗が大きく低下してしまい、燻りを解消する手段を講ずる時間を充分に取れないおそれがある。
この場合には、上記ストレート部と上記テーパ部との境界部分における応力の集中を一層緩和することができる。そのため、一層耐久性に優れた絶縁碍子を得ることができる。
この場合には、要求電圧を低減することができると共に耐久性に優れたスパークプラグを得ることができる。
この場合には、要求電圧をより低減することができると共に、着火性に優れたスパークプラグを得ることができる。
なお、上記貴金属チップの直径は0.45mm以下とすることが、より好ましい。
この場合には、上記貴金属チップの消耗を抑制し、長寿命のスパークプラグを得ることができる。
この場合には、高熱価のスパークプラグを得ることができる。即ち、脚部が受熱した熱を取付金具へ逃がしやすくなる。これにより、燃焼室が特に高温となるような高出力の内燃機関に使用しても、充分な耐久性を確保することができる。
また、かかる高熱価のスパークプラグにおいては、一般に燻りが生じやすいが、そのようなスパークプラグに本発明を適用することにより、上述したように、燻り解消手段を講じやすくなるため、スパークプラグの寿命を長くすることができる。
この場合には、上記絶縁碍子の脚部における上記ストレート部と上記取付金具の上記先端内周面とが平行となると共に、上記絶縁碍子の脚部における上記テーパ部と上記取付金具の上記先端内周面との間の空間が先端側へ行くほど広くなる状態となる。これにより、絶縁碍子の先端から徐々にカーボンの付着が進むとき、初期の段階においては絶縁碍子に付着したカーボンと取付金具の先端内周面との距離を充分に大きくしておくことができると共に、上記ストレート部へのカーボンの付着をより抑制することができる。そのため、横飛火によるトラッキングが早期に発生しすぎることを防ぐことができると共に、トラッキングが発生してから絶縁低下までの時間を充分に確保することもできる。
この場合には、上記取付金具と上記絶縁碍子との間にカーボンが侵入することを抑制することができる。これにより、中心電極と取付金具との間の絶縁抵抗低下を抑制することができると共に、トラッキング発生から絶縁低下までの時間を長くすることができる。
この場合には、中心電極と接地電極との間の正常な火花放電を確保することができると共に、上記取付金具と上記絶縁碍子との間へのカーボンの侵入を効果的に抑制することができる。
すなわち、上記クリアランスGpがGm未満の場合には、上記内方突出部に対向する位置における絶縁碍子の外周面にカーボンが付着したときに、内方突出部と絶縁碍子との間において横飛火が発生しやすくなるおそれがある。一方、上記クリアランスGpが1.8Gmを超える場合には、上記取付金具と上記絶縁碍子との間へのカーボンの侵入を充分に抑制することが困難となるおそれがある。
本発明の実施例にかかる内燃機関用のスパークプラグにつき、図1〜図4を用いて説明する。
本例のスパークプラグ1は、図1、図2に示すごとく、外周に取付け用ネジ部41を設けた取付金具4と、該取付金具4の内側に保持される絶縁碍子2と、該絶縁碍子2の内側に保持される中心電極3と、上記取付金具4の先端部に固定され上記中心電極3の先端部との間に火花放電ギャップ11を形成する接地電極5とを備えている。
該脚部22は、外周段部21から連続形成され、その外周面がプラグ中心軸Mに平行に形成されたストレート部221と、該ストレート部221の先端から更に先端側へ向かうほど直径が小さくなるテーパ部222とからなる。
また、ストレート部221の長さAは、外周段部21と脚部22とを合せた長さである脚長Bに対して、7〜40%の長さを有する。なお、絶縁碍子2における脚長Bは、11mm以下である。
そして、先端内周面43と脚部22の外周面とが対向配置されることとなり、先端内周面43と脚部22との間に、先端側に開口する空間であるポケット部12が形成される。
また、取付金具4の内周段部42と絶縁碍子2の外周段部21とは、パッキン13を介して当接している。
また、中心電極3は、絶縁碍子2の内側に保持される電極母材30の先端部に、上記貴金属チップ31を接合してなるが、電極母材30の直径Dは、2〜3mmである。
上記絶縁碍子2における脚部22は、上記ストレート部221と、該ストレート部221の先端から形成されたテーパ部222とからなる。そのため、図4に示すごとく、脚部22にカーボンCが付着する場合、まず、テーパ部222の表面に、その先端から徐々に基端側へ向かって、カーボンCが付着していくこととなる。テーパ部222は、ストレート部221に近付くにつれ直径が大きくなっており、その外周面と取付金具4との距離が徐々に小さくなっている。そのため、カーボンCの付着が進むにつれ、カーボン付着部位と取付金具4との距離が縮まる。そして、カーボン付着部位と取付金具4との距離がある距離まで縮まると、絶縁碍子2と取付金具4との間で横飛火Sが生じる。
また、テーパ部222の外周面は、プラグ中心軸Mを含む平面による断面形状が、直線状あるいは外側に凸の曲線状であるため、特にテーパ部222における熱が基端側へ逃げやすい。また、かかる形状であれば、ストレート部221とテーパ部222との境界部分に応力が集中する部位が形成され難い。そのため、熱応力による脚部22の割れの発生を効果的に抑制することができる。
また、ストレート部221の長さAは、脚長Bに対して、7〜40%の長さを有するため、横飛火が発生し始めてから中心電極3と取付金具4との間の絶縁低下までの間に、充分な時間を確保することができる。
また、かかる高熱価のスパークプラグ1においては、一般に燻りが生じやすいが、そのようなスパークプラグ1に本発明を適用することにより、上述したように、燻り解消手段を講じやすくなるため、スパークプラグ1の寿命を長くすることができる。
本例は、図5、図6に示すごとく、本発明のスパークプラグにつき耐燻り性試験を行った例である。
即ち、スパークプラグを試験車両のエンジンに装着し、試験車両を以下に示す条件に従って運転する。そして、絶縁碍子にカーボンが付着してトラッキングが発生してから60秒後にエンジンを停止する。そして、中心電極と取付金具との間の絶縁抵抗を、試験前後において測定する。
走行中、スパークプラグの火花波形をモニタリングし、横飛火によるトラッキングの波形を検出した時点から、60秒間運転を続けた後、エンジンを停止した。
本発明のスパークプラグは、上記実施例1に示したスパークプラグである。また、比較用のスパークプラグは、図13、図14に示したような、脚部にストレート部(図1における符号221参照)のない絶縁碍子を用いたスパークプラグである。
また、各部の寸法は、以下の表1に示す。同表において、各数値における「±」又は「+」の後の数値は誤差を表す。
従って、本発明のスパークプラグを用いることにより、トラッキングが発生してから、60秒以内にエンジンを停止すれば、再始動が可能であることが分かる。また、トラッキング発生から60秒以内にエンジン回転数を上げて燃焼室内の温度を例えば800℃という高温に上げることにより、燻りを解消して、正常な運転を継続することも可能である。
これに対し、比較用のスパークプラグにおいては、トラッキングが生じた後にエンジンを停止しても、既に絶縁抵抗が大きく低下しているために、再始動も不可能となり、また、エンジン回転数を上げた運転も不可能となるおそれがある。
本例は、図7に示すごとく、本発明のスパークプラグにおける絶縁碍子の耐急熱性試験を行った例である。
まず、実施例1に示したスパークプラグ1から取付金具4を外した状態の試料を用意した。この試料は、中心電極3を内側に保持した状態の絶縁碍子2であり、実施例2において本発明品として用意したスパークプラグに用いられているものと同じである。
また、比較試料として、上記実施例2において用意した比較用のスパークプラグから取付金具を外した状態の試料を用意した。
即ち、錫(Sn)の高温浴61を用意し、該高温浴61に、常温の上記試料における絶縁碍子2の脚部22を先端から8mmの長さ分浸漬する。浸漬時間は30秒である。
そして、高温浴61の温度は、比較試料については、800℃、850℃、900℃の3水準とし、本発明の試料については、850℃、900℃、950℃の3水準とした。また、各水準につき、それぞれ4個の試料を用いた。
浸漬試験後、絶縁碍子に割れが発生しているか否かを観測した。観測結果を表2に示す。同表における分数は、分母が試験に用いた試料の数であり、分子が割れた試料の数である。
本例は、図8に示すごとく、本発明のスパークプラグにおける絶縁碍子の耐急冷性試験を行った例である。
試料としては、実施例2において使用した本発明品と同じスパークプラグを用意し、比較試料として、実施例2において使用した比較試料と同じスパークプラグを用意した。
即ち、まず、試料を240℃以上の温風炉において30分加熱する。その後、常温(25℃)の水62に、上記試料における絶縁碍子2の脚部22を先端から5mmの長さ分浸漬して急冷する。浸漬時間は5分である。
そして、急冷前の試料の温度は、比較試料及び本発明の試料のいずれについても、それぞれ、240℃、260℃、280℃、300℃の4水準とした。また、各水準につき、それぞれ2個の試料を用いた。
急冷試験後、絶縁碍子に割れが発生しているか否かを観測した。観測結果を表3に示す。同表における分数は、分母が試験に用いた試料の数であり、分子が割れた試料の数である。
本例は、本発明のスパークプラグを実機に搭載し、過酷な運転状況における耐久試験を行った例である。
即ち、2サイクル、2気筒の二輪エンジンに、本発明のスパークプラグと比較用のスパークプラグとをそれぞれ搭載し、エンジンを以下のように運転した。ここで、本発明のスパークプラグと比較用のスパークプラグとは、それぞれ、上記実施例2において用いた試料と同様である。試料は各8個ずつ用いた。
この結果からも、本発明のスパークプラグの絶縁碍子は、耐久性に優れていることが分かる。
本例は、図9〜図11に示すごとく、取付金具4の先端部44に、内側に突出した内方突出部45が形成されている内燃機関用のスパークプラグ1の例である。
すなわち、取付金具4は、その先端部44において、先端内周面43から内側へ向かって内方突出部45を突出形成してなる。
内方突出部45の内側端と絶縁碍子2との間のクリアランスGpは、火花放電ギャップ11の大きさをGmとしたとき、Gm≦Gp≦1.8Gmを満たす。また、先端内周面43からの内方突出部45の突出長さは、例えば0.2〜2.4mmである。
その他は、実施例1と同様である。
また、図11に示すごとく、内方突出部45が分割して形成されている場合には、内方突出部45にエッジ部分を多く形成しやすくなる。これにより、絶縁碍子2にカーボンが付着したときに、内方突出部45がサブ接地電極の役割を果たし、内方突出部45と絶縁碍子2に付着したカーボンとの間に火花放電が生じ、そのカーボンを焼失させることができる。これにより、カーボンによるスパークプラグ1の燻り状態を早期に解消させやすくなる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図12に示すごとく、実施例6に示したスパークプラグ1(図9、図10)につき耐燻り性試験を行った例である。
試験方法は、実施例2に示した方法と同様である。
また、本試験に用いたスパークプラグ1の寸法も、実施例2において示した本発明のスパークプラグと同様であるが、内方突出部45の突出長さは、0.3±0.1mm、内方突出部45の内側端と絶縁碍子2との間のクリアランスGpは1.1±0.2mmである。
図12から分かるように、実施例6のスパークプラグについては、4つのサンプルとも、試験後における絶縁抵抗の低下がなく、実施例1に示したスパークプラグの耐燻り性試験の結果(実施例2、図5)よりもさらに優れた結果を得た。
この結果から、実施例6のスパークプラグを用いることにより、トラッキングが発生してから60秒以内における絶縁低下をより一層確実に防ぐことができることが分かる。
11 火花放電ギャップ
2 絶縁碍子
21 外周段部
22 脚部
221 ストレート部
222 テーパ部
3 中心電極
4 取付金具
42 内周段部
5 接地電極
Claims (12)
- 外周に取付け用ネジ部を設けた取付金具と、該取付金具の内側に保持される絶縁碍子と、該絶縁碍子の内側に保持される中心電極と、上記取付金具の先端部に固定され上記中心電極の先端部との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを備えた内燃機関用のスパークプラグであって、
上記絶縁碍子は、上記取付金具の内周段部に当接支持される外周段部を有すると共に、該外周段部の先端側に形成される脚部を有し、
該脚部は、上記外周段部から連続形成され、その外周面がプラグ中心軸に平行に形成されたストレート部と、該ストレート部の先端から更に先端側へ向かうほど直径が小さくなるテーパ部とからなり、
該テーパ部の外周面は、プラグ中心軸を含む平面による断面形状が、直線状あるいは外側に凸の曲線状であることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。 - 請求項1において、上記ストレート部は、1.5〜6mmの長さを有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1又は2において、上記ストレート部は、上記外周段部と上記脚部とを合せた長さである脚長に対して、7〜40%の長さを有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、上記火花放電ギャップの大きさをGmとし、上記取付金具の内周面と、上記絶縁碍子における上記テーパ部と上記ストレート部との境界部分の外周面との間の距離をGsとしたとき、Gm≧Gs≧0.4Gmの関係を満たすことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜4のいずれか一項において、上記ストレート部の外周面と上記テーパ部の外周面とは、プラグ中心軸を含む平面による断面形状が曲線状であるR面によって滑らかに連結されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜5のいずれか一項において、上記中心電極は、先端部に貴金属チップを配設してなることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項6において、上記貴金属チップは、直径が0.7mm以下であることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項6又は7において、上記貴金属チップは、Ir合金からなることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜8のいずれか一項において、上記絶縁碍子における上記外周段部と上記脚部とを合せた長さである脚長は、11mm以下であることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜9のいずれか一項において、上記取付金具は、上記内周段部から先端部までにわたってプラグ中心軸と平行に形成された先端内周面を有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜10のいずれか一項において、上記取付金具の先端部には、内側に突出した内方突出部が形成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項11において、上記火花放電ギャップの大きさをGmとし、上記内方突出部の内側端と上記絶縁碍子との間のクリアランスをGpとしたとき、Gm≦Gp≦1.8Gmを満たすことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
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