JP2021174665A - 点火プラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料ガスを安定に燃焼できる点火プラグを提供すること。【解決手段】点火プラグは、軸線に沿って延び、先端が閉じた有底筒状の絶縁体と、絶縁体の先端部に自身の先端が内包される中心電極と、絶縁体を内側に保持する筒状の主体金具と、主体金具の先端側において、先端部を先端側から覆うと共に第1の貫通孔が形成されたキャップ部と、を備える。キャップ部または主体金具には、キャップ部または主体金具の厚さ方向に貫通する第2の貫通孔が形成され、端部が第2の貫通孔に保持されると共に、端部から先端部の側へ突出して先端部と放電ギャップを形成する接地電極を備える。【選択図】図1

Description

本発明は点火プラグに関し、特に非平衡プラズマを利用する点火プラグに関する。
先端が閉じた有底筒状の絶縁体と、絶縁体の先端部に自身の先端が内包される中心電極と、絶縁体を内側に保持する筒状の主体金具と、主体金具に接続され絶縁体の先端部を覆い、副室を形成するキャップ部と、を備える点火プラグが知られている(特許文献1)。特許文献1に開示の技術は、中心電極とキャップ部との間に交流電圧やパルス電圧が印加され、中心電極とキャップ部との間のどこかが、絶縁破壊が起きる電界強度に達すると、そこの絶縁が破れ、絶縁体の先端部とキャップ部との間に非平衡プラズマ(ストリーマ)が発生する。これにより副室内の燃料ガスに点火し、その膨張圧力により副室から燃焼室にガス流を噴射する。その噴流によって燃焼室内の燃料ガスが燃焼する。
特開2009−36123号公報
しかし上記技術では、交流電圧やパルス電圧が印加された中心電極とキャップ部との間の電界は空間的・時間的に変動しているので、中心電極とキャップ部との間のどこかが、絶縁破壊が起きる電界強度に達する安定性に欠ける。その結果、副室内の燃料ガスの点火が不安定になり、燃焼室内の燃料ガスの燃焼が不安定になるおそれがある。
本発明はこの問題点を解決するためになされたものであり、燃料ガスを安定に燃焼できる点火プラグを提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明の点火プラグは、軸線に沿って延び、先端が閉じた有底筒状の絶縁体と、絶縁体の先端部に自身の先端が内包される中心電極と、絶縁体を内側に保持する筒状の主体金具と、主体金具の先端側において、先端部を先端側から覆うと共に第1の貫通孔が形成されたキャップ部と、を備える。キャップ部または主体金具には、キャップ部または主体金具の厚さ方向に貫通する第2の貫通孔が形成され、端部が第2の貫通孔に保持されると共に、端部から先端部の側へ突出して先端部と放電ギャップを形成する接地電極を備える。
請求項1記載の点火プラグによれば、キャップ部または主体金具の厚さ方向に貫通する第2の貫通孔に接地電極の端部が保持され、接地電極と絶縁体の先端部との間に放電ギャップが形成される。これにより接地電極に電界が集中するので、中心電極と接地電極との間が、絶縁破壊が起きる電界強度に達し易くなる。よって安定に副室内の燃料ガスに点火し、燃焼室内の燃料ガスを安定に燃焼できる。
請求項2記載の点火プラグによれば、接地電極は環状の中央部が軸線の周りを囲み、中央部と端部とを接続部が接続する。これにより接地電極の中央部と絶縁体の先端部との間の燃料ガスが広く点火されるので、請求項1の効果に加え、燃料ガスの濃度にムラがあっても安定に点火できる。
請求項3記載の点火プラグによれば、接地電極の端部は、絶縁体の先端部の先端よりも後端側に配置されている。絶縁体の先端部の先端よりも先端側に接地電極の端部が配置される場合に比べ、接地電極から主体金具を経てエンジンまでの熱伝導が生じる熱流経路を短くできる。よって請求項1又は2の効果に加え、燃焼ガスによって熱せられる接地電極の過熱による異常燃焼(プレイグニッション)の発生を低減できる。
第1実施の形態における点火プラグの部分断面図である。 点火プラグの断面図である。 第2実施の形態における点火プラグの断面図である。 第3実施の形態における点火プラグの断面図である。 第4実施の形態における点火プラグの断面図である。 図5のVI−VI線における点火プラグの断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は第1実施の形態における点火プラグ10の部分断面図である。図1では、紙面下側を点火プラグ10の先端側、紙面上側を点火プラグ10の後端側という(図2から図5においても同じ)。図1に示すように点火プラグ10は、絶縁体11、中心電極16、主体金具20、キャップ部24及び接地電極30を備えている。
絶縁体11は、高温下の絶縁性や機械的特性に優れるアルミナ等により形成された有底円筒状の部材である。絶縁体11は軸線Oに沿う軸孔12が形成されている。絶縁体11は胴部13と、胴部13の先端側に隣接する先端部14と、を備えている。先端部14の外径は胴部13の外径よりも小さい。絶縁体11の軸孔12は、先端部14の先端15において閉じている。
中心電極16は、導電性を有する金属材料(例えばニッケル基合金等)によって形成された棒状の部材であり、軸孔12の中に配置されている。中心電極16の先端17は、絶縁体11の先端部14に内包されている。なお、中心電極16は、導電性を有する金属材料の内部に、熱伝導性に優れる金属材料が埋設されていても良い。
端子金具18は、交流電圧やパルス電圧が入力される棒状の部材であり、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成されている。端子金具18は絶縁体11の後端に固定されている。端子金具18は、軸孔12の中で中心電極16と電気的に接続されている。
主体金具20は、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成された筒状の部材である。主体金具20は、外周面におねじ22が形成された円筒部21と、円筒部21の後端側に隣接する座部23と、を備えている。
円筒部21のおねじ22はエンジン(図示せず)のねじ穴に螺合する。座部23の外径は、おねじ22の外径よりも大きい。座部23は、エンジンのねじ穴におねじ22を締め付けたときの軸力を受ける。主体金具20は絶縁体11を外周側から保持する。主体金具20に保持された絶縁体11は、主体金具20よりも先端側に先端部14の先端15が位置する。
主体金具20の円筒部21のうちおねじ22よりも先端側の部位に、キャップ部24が接続されている。キャップ部24は、有底円筒状または半球状の部材であり、例えばFe,Ni,Cu等の1種以上を主成分とする金属材料で形成されている。本実施形態では、キャップ部24は溶接部(図示せず)により主体金具20に接合されている。
キャップ部24は、絶縁体11の先端部14を先端側から覆う。主体金具20とキャップ部24とに囲まれて副室25ができる。エンジン(図示せず)に点火プラグ10が取り付けられた状態で、キャップ部24はエンジンの燃焼室に露出する。キャップ部24には、キャップ部24の厚さ方向に貫通する第1の貫通孔26が形成されている。貫通孔26は副室25と燃焼室とを連通する。本実施形態では、貫通孔26はキャップ部24に複数形成されている。
主体金具20の円筒部21には、円筒部21の厚さ方向に貫通する第2の貫通孔27が形成されている。本実施形態では、貫通孔27は主体金具20に複数形成されている。第2の貫通孔27は、第1の貫通孔26よりも後端側に位置する。貫通孔27には接地電極30が配置されている。
図2は点火プラグ10の一部の軸線O(図1参照)を含む断面図である。図2ではキャップ部24を含む部分が主に示されている。接地電極30は、例えばPt,Ni,Ir等の1種以上を主成分とする金属製の棒状の部材である。接地電極30の端部31は貫通孔27に保持されている。貫通孔27の中に配置された接地電極30の端部31は、溶接部(図示せず)により円筒部21に接合されている。接地電極30の端部31は、絶縁体11の先端部14の先端15よりも後端側に配置されている。
接地電極30は、端部31から先端部14の側へ突出している。本実施形態では、接地電極30は主体金具20に複数設けられている。接地電極30の突端32と先端部14の側面との間に放電ギャップ33が形成される。
エンジン(図示せず)に取り付けられた点火プラグ10は、エンジンの燃焼室に副室25を形成する。エンジンのバルブやピストンの動作により、燃焼室から第1の貫通孔26を通って副室25に燃料ガスが流入する。点火プラグ10の端子金具18と主体金具20との間に交流電圧やパルス電圧が入力され、中心電極16と接地電極30との間に絶縁破壊が生じると、絶縁体11の先端部14と接地電極30の突端32との間に非平衡プラズマ(低温プラズマ)が作られる。
低温プラズマは電子温度が高い非平衡状態であり、高いエネルギーをもつ電子は燃料や酸素分子と衝突して高反応性のラジカルを生成し、連鎖酸化反応を促進する。また、先端部14と接地電極30との間にストリーマ(フィラメント状の複数の放電路)を形成するため、一定の体積を有する反応領域に初期火炎が形成される。初期火炎が成長して副室25内の燃料ガスが燃焼する。その膨張圧力により貫通孔26から燃焼室にガス流を噴射する。その噴流によって燃焼室内の燃料ガスが燃焼する。
絶縁体11の先端部14と接地電極30の突端32との間に生じる非平衡プラズマ(誘電体バリア放電)は、火花放電に比べて温度が低いので、接地電極30の消耗を低減できる。さらに接地電極30に電界が集中するので、中心電極16と接地電極30との間が、絶縁破壊が起きる電界強度に達し易くなる。その結果、安定に副室25内の燃料ガスに点火できるので、燃焼室内の燃料ガスを安定に燃焼できる。
主体金具20に形成された貫通孔27に接地電極30の端部31が保持され、接地電極30は、副室25の中央へ向かって端部31から突出している。接地電極30を主体金具20に配置する構造が簡易なので、接地電極30の配置の自由度を高くできる。
接地電極30によって絶縁体11の先端部14の側面の周囲に放電ギャップ33が複数設けられているので、副室25内の燃料ガスの濃度にムラがあっても、燃料ガスの点火の安定性を向上できる。さらに絶縁体11の先端部14の側面に放電ギャップ33が設けられているので、副室25のうち先端部14の先端15よりも後端側に存在する燃料ガスに点火し、貫通孔26からガス流を噴射できる。よって副室25の中に残る未燃ガスの量を少なくできる。
接地電極30の端部31は、絶縁体11の先端部14の先端15よりも後端側に配置されているので、先端部14の先端15よりも先端側に接地電極30の端部31が配置される場合に比べ、接地電極30から円筒部21及びおねじ22を経てエンジンまでの熱流経路を短くできる。これにより熱伝導によって接地電極30が冷やされ易くなるので、燃焼ガスによって熱せられる接地電極30の過熱による異常燃焼(プレイグニッション)の発生を低減できる。
図3を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施形態では、主体金具20の円筒部21に接地電極30が配置される場合について説明した。これに対し第2実施形態では、キャップ部24に接地電極42が配置される点火プラグ40について説明する。なお、第1実施形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図3は第2実施の形態における点火プラグ40の軸線Oを含む断面図である。図3は、図2と同様に、図1のIIで示す部分が拡大されている(図4及び図5においても同じ)。
図3に示すようにキャップ部24には、キャップ部24の厚さ方向に貫通する第2の貫通孔41が形成されている。第2の貫通孔41は、第1の貫通孔26よりも後端側に位置する。貫通孔41には、第1の端部43及び第2の端部44をもつ棒状の接地電極42が配置されている。
接地電極42の第1の端部43は貫通孔41に保持されている。貫通孔41の中に配置された接地電極42の端部43は、溶接部(図示せず)によりキャップ部24に接合されている。接地電極42の端部43は、絶縁体11の先端部14の先端15よりも先端側に配置されている。
接地電極42は、端部43から先端部14の側へ突出している。接地電極42の第2の端部44は、先端部14の先端15よりも先端側に位置する。接地電極42の第2の端部44と先端部14の先端15との間に放電ギャップ45が形成されている。
点火プラグ40は、絶縁体11の先端部14と接地電極42との間の放電ギャップ45が、先端部14の先端15よりも先端側に設けられているので、副室25に燃焼ガスが流入する貫通孔26と放電ギャップ45との間の距離を短くできる。よって副室25のうち先端部14の先端15よりも先端側に存在する燃料ガスに点火し易くすることができ、貫通孔26からガス流を噴射できる。
図4を参照して第3実施の形態について説明する。第2実施形態では、キャップ部24の第1の貫通孔26よりも後端側の貫通孔41に接地電極42が保持される場合について説明した。これに対し第3実施形態では、キャップ部24の第1の貫通孔26よりも先端側の貫通孔51に接地電極52が保持される点火プラグ50について説明する。なお、第1実施形態および第2実施形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図4は第3実施の形態における点火プラグ50の軸線Oを含む断面図である。
図4に示すように、点火プラグ50のキャップ部24には、キャップ部24の厚さ方向に貫通する第2の貫通孔51が形成されている。第2の貫通孔51は、第1の貫通孔26よりも先端側に位置する。貫通孔51には、棒状の接地電極52が配置されている。
接地電極52の端部53は貫通孔51に保持されている。貫通孔51の中に配置された接地電極52の端部53は、溶接部(図示せず)によりキャップ部24に接合されている。接地電極52の端部53は、絶縁体11の先端部14の先端15よりも先端側に配置されている。
接地電極52は軸線Oに沿って配置され、端部53から先端部14の側へ突出している。接地電極52の突端54は、先端部14の先端15よりも先端側に位置する。接地電極52の突端54と先端部14の先端15との間に放電ギャップ55が形成されている。
点火プラグ50は、接地電極52が軸線Oに沿って配置されているので、放電ギャップ55に生じた低温プラズマにより点火されたガス流が貫通孔26に導かれ易くできる。
図5及び図6を参照して第4実施の形態について説明する。第1実施形態から第3実施形態では、棒状の接地電極30,42,52が配置される場合について説明した。これに対し第4実施形態では、環状の部位をもつ接地電極65が配置された点火プラグ60について説明する。なお、第1実施形態および第2実施形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図5は第4実施の形態における点火プラグ60の軸線Oを含む断面図である。図6は図5のVI−VI線における点火プラグ60の断面図である。
図5に示すように主体金具20の円筒部61は外周面におねじ22が形成されている。円筒部61は、第1実施形態における円筒部21に代えて点火プラグ60に設けられる。点火プラグ60の円筒部61のうちおねじ22よりも先端側の部位に、キャップ部62が接続されている。キャップ部62は溶接部(図示せず)により円筒部61に接合されている。円筒部61とキャップ部62とに囲まれて副室25ができる。キャップ部62には、キャップ部62の厚さ方向に貫通する第1の貫通孔63が複数形成されている。貫通孔63は副室25と燃焼室とを連通する。
キャップ部62には、キャップ部62の厚さ方向に貫通する第2の貫通孔64が形成されている。第2の貫通孔64は、第1の貫通孔63よりも後端側に位置する。貫通孔64はキャップ部62に複数(本実施形態では3つ)設けられている。貫通孔64には接地電極65の端部66が配置されている。接地電極65の端部66は、絶縁体11の先端部14の先端15よりも後端側に配置されている。
図6に示すように接地電極65は、軸線Oの周りを囲む環状の中央部67と、中央部67と端部66とを接続する接続部68と、を備えている。接地電極65の端部66は貫通孔64に保持されている。貫通孔64の中に配置された接地電極65の端部66は、溶接部(図示せず)によりキャップ部62に接合されている。
中央部67は、絶縁体11の先端部14の側面を囲んでいる。中央部67と先端部14の側面との間に放電ギャップ69が形成されている。接続部68は、端部66から先端部14の側へ突出している。接続部68は溶接部(図示せず)により中央部67に接合されている。
点火プラグ60は、環状の中央部67が軸線Oの周りを囲み、中央部67と端部66とが接続部68によって接続されている。接地電極65の中央部67と先端部14との間に円環状の放電ギャップ69が形成されるので、中央部67と先端部14との間の燃料ガスが広く点火される、よって副室25内の燃料ガスの濃度にムラがあっても安定に点火できる。
接地電極65の中央部67が、先端部14の先端15よりも後端側に配置されているので、放電ギャップ59に生じた低温プラズマにより点火されたガスの流れが、中央部67によって妨げられ難くできる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、キャップ部24,62の形状や接地電極30,42,52,65の数や形状は適宜設定される。
第1実施形態では接地電極30が主体金具20に接続され、第2実施形態から第4実施形態では、接地電極42,52,65がキャップ部24,62に接続される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。主体金具20の円筒部21,61の軸線方向の長さ、及び、絶縁体11の先端部14の軸線方向の長さを調整して、第1実施形態における接地電極30をキャップ部に接続したり、第2実施形態および第4実施形態における接地電極42,65を主体金具20に接続したりすることは当然可能である。
第4実施形態では、接地電極65の中央部67が3つの接続部68に支持される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。接続部68の数は適宜設定される。
第4実施形態では、接地電極65の中央部67が、絶縁体11の先端部14の側面を囲む位置に配置される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。絶縁体11の先端部14の先端15よりも先端側に中央部67を配置することは当然可能である。
第4実施形態では、接地電極65の中央部67の断面が矩形の場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。中央部67の断面は、例えば円形、半円形、三角形や五角形などの矩形以外の多角形など、適宜設定できる。
実施形態では、主体金具20にキャップ部24,62が溶接されている場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。キャップ部24,62の代わりに、先端にキャップ部が形成された筒状部材を準備し、これを主体金具20に接続して副室25を形成することは当然可能である。筒状部材は先端が閉じた筒状の部材であり、例えば主体金具20のおねじ22に結合するめねじが内周面に形成されている。筒状部材の外周面には、エンジンのねじ穴に結合するおねじが形成されている。
筒状部材のめねじを主体金具20のおねじ22に結合することにより、主体金具20の先端側にキャップ部が配置される。このキャップ部に、第1の貫通孔26,63及び第2の貫通孔27,41,51,64が形成される。第1の貫通孔26,63は燃料ガスを副室25に流入させ、ガス流を噴射する。第2の貫通孔27,41,51,64は接地電極30,42,52,65の端部31,43,53,66が配置される。
なお、筒状部材を主体金具20に接続して主体金具20の先端側にキャップ部を配置する手段は、筒状部材の内周面のめねじを、主体金具20のおねじ22に結合するものに限らない。他の手段によって、キャップ部が設けられた筒状部材を主体金具に接続することは当然可能である。他の手段としては、例えば筒状部材と主体金具とを溶接等によって接合するものが挙げられる。筒状部材は、例えばニッケル基合金やステンレス鋼等の金属材料や窒化ケイ素等のセラミックスにより形成できる。
10,40,50,60 点火プラグ
11 絶縁体
14 先端部
15 先端部の先端
16 中心電極
17 中心電極の先端
20 主体金具
24,62 キャップ部
26,63 第1の貫通孔
27,41,51,64 第2の貫通孔
30,42,52,65 接地電極
31,43,53,66 端部
33,45,55,69 放電ギャップ
67 中央部
68 接続部
O 軸線

Claims (3)

  1. 軸線に沿って延び、先端が閉じた有底筒状の絶縁体と、
    前記絶縁体の先端部に自身の先端が内包される中心電極と、
    前記絶縁体を内側に保持する筒状の主体金具と、
    前記主体金具の先端側において、前記先端部を先端側から覆うと共に第1の貫通孔が形成されたキャップ部と、を備える点火プラグであって、
    前記キャップ部または前記主体金具には、前記キャップ部または前記主体金具の厚さ方向に貫通する第2の貫通孔が形成され、
    端部が前記第2の貫通孔に保持されると共に、前記端部から前記先端部の側へ突出して前記先端部と放電ギャップを形成する接地電極を備えている点火プラグ。
  2. 前記接地電極は、前記軸線の周りを囲む環状の中央部と、前記中央部と前記端部とを接続する接続部と、を備えている請求項1記載の点火プラグ。
  3. 前記接地電極の前記端部は、前記先端部の先端よりも後端側に配置されている請求項1又は2に記載の点火プラグ。
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