JP2009176691A - プラズマジェット点火プラグ - Google Patents
プラズマジェット点火プラグ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009176691A JP2009176691A JP2008033686A JP2008033686A JP2009176691A JP 2009176691 A JP2009176691 A JP 2009176691A JP 2008033686 A JP2008033686 A JP 2008033686A JP 2008033686 A JP2008033686 A JP 2008033686A JP 2009176691 A JP2009176691 A JP 2009176691A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- gap
- metal shell
- electrode
- cavity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y02T10/125—
Landscapes
- Spark Plugs (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
【解決手段】プラズマジェット点火プラグ100を構成する絶縁碍子10の先端16と接地電極30との間に間隙(第1間隙)を設けた。キャビティ60の容積Sを0.1以上10mm3以下としたので、キャビティ60内で形成されるプラズマはキャビティ60内で広がり分散されることが抑制される。また、第1間隙の大きさaを0<a≦0.5[mm]としたので、十分なエネルギーをもってキャビティ60から噴出されたプラズマが外方へ噴出するためオリフィス31へ向かう途中で、そのエネルギーが第1間隙内に漏出することが抑制される。
【選択図】図2
Description
まず、キャビティ60の容積Sや第1間隙の大きさaと着火性の良否との関係について確認するため評価試験を行った。この評価試験では、キャビティの内径Dを異ならせ容積Sが5,10,15,20mm3となるように調整した4種類の絶縁碍子を用い、各種類ごとに、第1間隙の大きさaを0.1〜0.7mmの範囲で異ならせた複数のプラズマジェット点火プラグのサンプルを作製した。なお、各サンプルは、火花放電間隙の大きさGを3.0mmとし、第2間隙の大きさbを1.0mmとした。また、第1間隙に第1パッキンは介在させていない。
次に、火花放電間隙の大きさGや第2間隙の大きさbと着火性の良否との関係について確認するため評価試験を行った。この評価試験では、第2間隙の大きさbが0.5,1.0,1.1,1.5mmの4種類となるように脚長部の外径を調整すると共に、第2間隙の大きさbの種類ごとに、火花放電間隙の大きさGを1.0から4.0の範囲で異ならせた複数の絶縁碍子を用い、プラズマジェット点火プラグのサンプルを作製した。なお、いずれのサンプルも第1間隙の大きさaを0.5mmとし、火花放電間隙の大きさGの調整はキャビティの深さを調整することで行った。このとき、キャビティの容積Sが10mm3となるように、各サンプルともキャビティの内径Dを調整した。すなわち、この評価試験は、実施例1において100%の着火性を得られた限界値として確認された値を用いて行うものである。また、実施例1と同様に第1間隙に第1パッキンは介在させていない。
次に、第1間隙に配置する第1パッキンの有無によって着火性が向上するか確認するため評価試験を行った。この評価試験では、第1間隙に第1パッキンを介在させたものと介在させなかったものとの2種類を、種類ごとに、第1間隙の大きさaが0.3〜0.9mmの範囲で異なるようにして作製した複数のプラズマジェット点火プラグのサンプルを用意した。各サンプルは、第2間隙の大きさbを1.0mmとした。また、第1間隙の大きさaによらず火花放電間隙の大きさGが3.0mmとなるように、各サンプルのキャビティの深さを調整した。更に、キャビティの内径Dを調整することで、いずれのサンプルもキャビティの容積Sが10mm3となるようにした。すなわちこの評価試験は、上記同様に実施例1,2において100%の着火性を得られた限界値として確認された値を用いて行うものである。
12 軸孔
14,56 段部
20 中心電極
26 先端面
30,330 接地電極
31,331 オリフィス
50 主体金具
52 取付部
60 キャビティ
80 第2パッキン
100,200,300 プラズマジェット点火プラグ
270,370 第1パッキン
331 オリフィス
357 開口
365 接合部
Claims (7)
- 中心電極と、
軸線方向に延びる軸孔を有し、前記中心電極の先端面を前記軸孔内に収容すると共に前記中心電極を保持する絶縁碍子と、
当該絶縁碍子の先端側で、前記軸孔の内周面と前記中心電極の先端面とを壁面とする凹部状に形成されたキャビティと、
前記絶縁碍子の径方向周囲を取り囲んで保持する主体金具と、
前記主体金具に接合されて前記主体金具と電気的に接続されると共に、前記絶縁碍子よりも先端側に配置される電極で、前記キャビティを外気と連通させる開口部を有する接地電極と
を備え、
前記中心電極と前記接地電極との間で行う放電に伴い前記キャビティ内にてプラズマを生ずるプラズマジェット点火プラグであって、
前記絶縁碍子と前記接地電極とは前記軸線方向に互いに離間した状態で配置されており、
前記軸線方向における前記絶縁碍子と前記接地電極との間隙の大きさをaとし、前記キャビティの容積をSとしたときに、
0<a≦0.5[mm]であると共に、0.1≦S≦10[mm3]であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 前記軸線方向で前記キャビティの形成位置において、前記絶縁碍子と前記主体金具とは、前記軸線方向と直交する径方向に互いに離間した状態で配置されており、
前記軸線方向と直交する径方向における前記絶縁碍子と前記主体金具との間隙の大きさをbとしたときに、
b≦1.1[mm]であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマジェット点火プラグ。 - 前記bは、
0.1≦b≦1.1[mm]であることを特徴とする請求項2に記載のプラズマジェット点火プラグ。 - 中心電極と、
軸線方向に延びる軸孔を有し、前記中心電極の先端面を前記軸孔内に収容すると共に前記中心電極を保持する絶縁碍子と、
当該絶縁碍子の先端側で、前記軸孔の内周面と前記中心電極の先端面とを壁面とする凹部状に形成されたキャビティと、
前記絶縁碍子の径方向周囲を取り囲んで保持する主体金具と、
前記主体金具に接合されて前記主体金具と電気的に接続されると共に、前記絶縁碍子よりも先端側に配置される電極で、前記キャビティを外気と連通させる開口部を有する接地電極と
を備え、
前記中心電極と前記接地電極との間で行う放電に伴い前記キャビティ内にてプラズマを生ずるプラズマジェット点火プラグであって、
前記主体金具の前記接地電極との接合部および前記接地電極のうちの少なくとも一方と、前記絶縁碍子とは前記軸線方向に互いに離間した状態で配置されており、
前記主体金具の前記接地電極との接合部および前記接地電極のうちの少なくとも一方と、前記絶縁碍子との間の間隙には、それぞれと密着する第1パッキンが介在されていることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 前記絶縁碍子の外周面のうち、前記主体金具の先端部側に設けられた取付部における当該主体金具の径方向内側に収容される部位には、自身の後端側の外径を先端側の外径よりも大きく構成した碍子段部が形成されると共に、
前記主体金具の内周面には、自身と前記碍子段部との向き合う面同士が互いに対向するように前記主体金具の径方向内向きに膨出する金具段部が形成され、
前記碍子段部と前記金具段部との間に両者と密着する第2パッキンが介在されており、
当該第2パッキンは、前記第1パッキンよりも硬度が高いことを特徴とする請求項4に記載のプラズマジェット点火プラグ。 - 前記軸線方向における前記主体金具の前記接地電極との接合部および前記接地電極のうちの少なくとも一方と、前記絶縁碍子との間の間隙の大きさをaとし、前記キャビティの容積をSとしたときに、
0<a≦0.8[mm]であると共に、0.1≦S≦10[mm3]であることを特徴とする請求項4または5に記載のプラズマジェット点火プラグ。 - 前記軸線方向における前記中心電極と前記接地電極との間の間隙の大きさをGとしたときに、
1.0≦G≦3.0[mm]であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のプラズマジェット点火プラグ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008033686A JP4482589B2 (ja) | 2007-03-29 | 2008-02-14 | プラズマジェット点火プラグ |
US12/055,430 US7772752B2 (en) | 2007-03-29 | 2008-03-26 | Plasma-jet spark plug |
CN 200810089106 CN101276997B (zh) | 2007-03-29 | 2008-03-28 | 等离子流火花塞 |
KR1020080029140A KR101005121B1 (ko) | 2007-03-29 | 2008-03-28 | 플라즈마-젯 스파크 플러그 |
EP08153650.0A EP1976080B1 (en) | 2007-03-29 | 2008-03-28 | Plasma-jet spark plug |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007088379 | 2007-03-29 | ||
JP2007334168 | 2007-12-26 | ||
JP2008033686A JP4482589B2 (ja) | 2007-03-29 | 2008-02-14 | プラズマジェット点火プラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009176691A true JP2009176691A (ja) | 2009-08-06 |
JP4482589B2 JP4482589B2 (ja) | 2010-06-16 |
Family
ID=41031556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008033686A Expired - Fee Related JP4482589B2 (ja) | 2007-03-29 | 2008-02-14 | プラズマジェット点火プラグ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4482589B2 (ja) |
CN (1) | CN101276997B (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011003482A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Denso Corp | プラズマ点火装置 |
CN102121448A (zh) * | 2011-01-21 | 2011-07-13 | 电子科技大学 | 一种汽车发动机用折叠同轴腔微波点火器 |
CN102146865A (zh) * | 2011-01-21 | 2011-08-10 | 电子科技大学 | 一种微波等离子体汽车发动机点火器 |
JP2011210709A (ja) * | 2010-03-09 | 2011-10-20 | Ngk Spark Plug Co Ltd | プラズマジェット点火プラグ及び点火システム |
JP2012099461A (ja) * | 2010-10-05 | 2012-05-24 | Ngk Spark Plug Co Ltd | プラズマジェット点火プラグ及びその製造方法 |
JP2013016420A (ja) * | 2011-07-06 | 2013-01-24 | Ngk Spark Plug Co Ltd | イグナイタプラグおよびイグナイタプラグの製造方法 |
US8441177B2 (en) | 2011-02-25 | 2013-05-14 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Plasma jet ignition plug |
JP2014164806A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Ngk Spark Plug Co Ltd | プラズマジェット点火プラグ及び点火システム |
JP2014164820A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Ngk Spark Plug Co Ltd | プラズマジェット点火プラグ及びその製造方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4948515B2 (ja) * | 2008-12-26 | 2012-06-06 | 日本特殊陶業株式会社 | プラズマジェット点火プラグ |
US8258424B2 (en) * | 2009-08-20 | 2012-09-04 | The Esab Group, Inc. | Plasma torch with electrode wear detection system |
DE102010037476B4 (de) * | 2010-09-10 | 2012-04-26 | Borgwarner Beru Systems Gmbh | Druckmessgerät |
CN107314397A (zh) * | 2017-08-08 | 2017-11-03 | 卢驭龙 | 等离子火炬装置及等离子灶具 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10331418A1 (de) * | 2003-07-10 | 2005-01-27 | Bayerische Motoren Werke Ag | Plasmastrahl-Zündkerze |
FR2859869B1 (fr) * | 2003-09-12 | 2006-01-20 | Renault Sa | Systeme de generation de plasma. |
-
2008
- 2008-02-14 JP JP2008033686A patent/JP4482589B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2008-03-28 CN CN 200810089106 patent/CN101276997B/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011003482A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Denso Corp | プラズマ点火装置 |
JP2011210709A (ja) * | 2010-03-09 | 2011-10-20 | Ngk Spark Plug Co Ltd | プラズマジェット点火プラグ及び点火システム |
JP2012099461A (ja) * | 2010-10-05 | 2012-05-24 | Ngk Spark Plug Co Ltd | プラズマジェット点火プラグ及びその製造方法 |
CN102121448A (zh) * | 2011-01-21 | 2011-07-13 | 电子科技大学 | 一种汽车发动机用折叠同轴腔微波点火器 |
CN102146865A (zh) * | 2011-01-21 | 2011-08-10 | 电子科技大学 | 一种微波等离子体汽车发动机点火器 |
US8441177B2 (en) | 2011-02-25 | 2013-05-14 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Plasma jet ignition plug |
EP2493037A3 (en) * | 2011-02-25 | 2014-06-11 | NGK Spark Plug Co., Ltd. | Plasma jet ignition plug |
JP2013016420A (ja) * | 2011-07-06 | 2013-01-24 | Ngk Spark Plug Co Ltd | イグナイタプラグおよびイグナイタプラグの製造方法 |
JP2014164806A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Ngk Spark Plug Co Ltd | プラズマジェット点火プラグ及び点火システム |
JP2014164820A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Ngk Spark Plug Co Ltd | プラズマジェット点火プラグ及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4482589B2 (ja) | 2010-06-16 |
CN101276997A (zh) | 2008-10-01 |
CN101276997B (zh) | 2012-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4482589B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグ | |
EP1976080B1 (en) | Plasma-jet spark plug | |
JP4944928B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグおよびその製造方法 | |
US8138660B2 (en) | Plasma jet spark plug | |
JP2007287666A (ja) | プラズマジェット点火プラグおよびその点火システム | |
US11456578B2 (en) | Spark plug | |
JP2009224345A5 (ja) | ||
JP2009224344A5 (ja) | ||
US8796909B2 (en) | Igniter plug with cooling fluid and method of manufacturing igniter plug | |
JP5227466B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグ | |
US8294344B2 (en) | Spark plug and weld metal zone | |
US7847473B2 (en) | Spark plug | |
KR101522057B1 (ko) | 스파크 플러그 | |
JP2006092956A (ja) | スパークプラグ | |
EP2466705A2 (en) | Plasma jet ignition plug | |
JP6418987B2 (ja) | プラズマジェットプラグ | |
JP2015041450A (ja) | プラズマジェット点火プラグ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090929 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100223 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100319 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140326 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |