JP2006092956A - スパークプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】 絶縁碍子と主体金具との間に介在されるパッキンにより気密性を保つことができるスパークプラグを提供する。
【解決手段】 主体金具50の構成材料のヤング率Gと、主体金具50と絶縁碍子10との間に介在されるパッキン80のヤング率Fとが、7.4×1010Pa≦F≦G−5×1010Paの関係を満たす。こうすることで、肉厚の薄い主体金具50と絶縁碍子10とを一体にするための加締めにおいて、加締め部53の残留応力が小さくとも両者とパッキン80とが密着することができ、十分に気密性を保持することができる。また、パッキン80の構成材料の引っ張り強さを400MPa以上とした。こうすることで、従来よりヤング率Fを小さくして硬度の低くなったパッキン80が、主体金具50と絶縁碍子10との間において、加締めの際に与えられる力により破断してしまうことを防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、絶縁碍子と主体金具との間に環状のパッキンを介在させたスパークプラグに関するものである。
従来、内燃機関には点火のためのスパークプラグが用いられている。一般的なスパークプラグは、中心電極が挿設された絶縁碍子を保持する主体金具と、この主体金具の先端部に溶接された接地電極を有しており、この接地電極の他端部と、中心電極の先端部とが対向して火花放電ギャップを形成している。そして、中心電極と接地電極との間で火花放電が行われる。
ところでスパークプラグの主体金具は、その後端側から先端側に向かって絶縁碍子の先端部を挿入し、その後端側の開口部を絶縁碍子側(主体金具の径方向内側)に加締めることによって、絶縁碍子に対して固定される。このとき、主体金具と絶縁碍子との間隙には円環状のパッキンが介在される。そして、絶縁碍子と主体金具とを強固に加締めることによって、パッキンの両面を絶縁碍子と主体金具とのそれぞれに密着させて気密性を保っている。こうしたパッキンの素材には、一般的に、鉄系材料からなる主体金具と同程度の硬度を有するSPCC(冷間圧延鋼)等の炭素鋼が用いられるが、耐熱性に優れた鉄や銅などが用いられる場合もある(例えば特許文献1参照)。
近年、自動車エンジンの出力向上、省燃費化がますます求められ、これに伴いエンジン側の設計の自由度の確保の点から、スパークプラグの小径化やロングリーチ化が求められている。スパークプラグの小径化、ロングリーチ化が進むにつれ主体金具の肉厚も薄くなり、これにともない主体金具自体の強度が低下するため加締めの強さを低下させる必要が生ずる。すると、加締めによってパッキンに蓄えられる残留応力が小さくなるため、気密性の確保が難しくなってしまう。そこで、主体金具をより強度の高い材料のものから成形することで強固に加締めを行えるようにして、パッキンに大きな残留応力を蓄えられるようにするとよい。
特開平10−73069号公報
しかしながら、通常、主体金具は鍛造により成形後に切削により成形するため、主体金具の強度を高めると鍛造や切削が難しくなり、生産性が低下するという問題があった。そこで特許文献1のように、パッキンの素材として主体金具よりも強度の低い材料を用いることが考えられる。しかし、選択される材料が適切でないと加締めにより発生する残留応力に対しパッキンが円環状の形状を保つことが難しくなり、気密性が保てなくなったり、パッキンが加締めの際の圧力に耐えられず割れが発生したりする虞があった。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、絶縁碍子と主体金具との間に介在されるパッキンにより気密性を保つことができるスパークプラグを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のスパークプラグは、自身の先端側に火花放電のための電極を形成する軸状の中心電極と、前記中心電極の軸線方向に延びる軸孔を有し、その軸孔の内部で前記中心電極を保持する絶縁碍子と、前記絶縁碍子の径方向周囲を取り囲み、自身の内周の段部に前記絶縁碍子の外周の段部を係止した状態で、前記絶縁碍子の外周を加締めて保持する主体金具と、前記絶縁碍子の外周の段部と前記主体金具の内周の段部との間に介在し、両者と密着する環状のパッキンとを備え、前記パッキンを構成する材料のヤング率をF(Pa)、前記主体金具を構成する材料のヤング率をG(Pa)とするとき、7.4×1010(Pa)≦F≦G−5×1010(Pa)を満たし、かつ、前記パッキンを構成する材料の引っ張り強さが400MPa以上であることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明のスパークプラグは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記主体金具と一体に設けられ、前記絶縁碍子の外周を加締めるための加締め蓋を備え、前記絶縁碍子の軸線方向において前記パッキンの配置位置より前記加締め蓋に至るまでの位置のうち、前記軸線方向と直交する前記主体金具の断面の面積が最も小さい位置にて、その断面積をB(mm)、その位置における前記主体金具の構成材料の降伏点をH(MPa)とするとき、B×H≦18090(N)を満たすことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のスパークプラグは、請求項1または2に記載の発明の構成に加え、前記パッキンの厚みは0.1mm以上であることを特徴とする。
請求項1に係る発明のスパークプラグでは、主体金具の内周の段部と絶縁碍子の外周の段部との間に介在させるパッキンの構成材料のヤング率Fと、主体金具の構成材料のヤング率Gとの間の関係を、7.4×1010(Pa)≦F≦G−5×1010(Pa)とした。例えば、従来より小径のスパークプラグを作製する場合、主体金具の肉厚も薄くなるため、加締めによって加締められる部位が加締め後にスパークプラグの先端側に向けて与える力、すなわち残留応力が小さくなる。従来のヤング率の高いパッキンは堅いため、残留応力が小さくなれば、主体金具の内周の段部と絶縁碍子の外周の段部との両者に対するパッキンの接触が不十分となり、十分な気密性を保つことができない。そこで、請求項1に係る発明のスパークプラグのように、主体金具よりもパッキンのヤング率を低くすれば十分な残留応力を得ることができ、主体金具と絶縁碍子との間の気密性を保持することができる。しかし、パッキンのヤング率Fが低すぎると、パッキンが、残留応力に対してその形状を保つことができなくなり、気密性を保持することができなくなる虞がある。そこで、請求項1に係る発明のスパークプラグではパッキンのヤング率Fを7.4×1010Pa以上としたことで、こうした加締めの際のパッキンの変形を防止することができる。
さらに、上記条件を満たした上で、パッキンの構成材料の引っ張り強さを400MPaとした。こうすることにより、主体金具よりヤング率を低くしたパッキンが、挟持される両段部において、加締めの際に与えられる力により破断してしまうことを防止することができる。
また、請求項2に係る発明のスパークプラグでは、請求項1に係る発明の効果に加え、絶縁碍子の軸線方向におけるパッキンの配置位置より加締め蓋に至るまでの位置のうち、軸線方向と直交する主体金具の断面の面積が最も小さい位置の断面積Bと、その位置における主体金具の構成材料の降伏点Hとの積が18090N以下となる主体金具を用いたスパークプラグに、請求項1に係る発明のスパークプラグのパッキンを使用した。主体金具において上記断面積が最も小さい位置とは、すなわち、筒形状の主体金具の肉厚の最も薄い部分を意味し、つまりは加締めの際に主体金具に与えられる力の影響を最も受けやすい部分である。よってこの位置の断面積Bと構成材料の降伏点Hとの積が18090N以下である主体金具は加締めの際に加締め蓋に大きな力を与えることができないため、加締め後の加締め蓋の残留応力は小さくなってしまう。しかし、請求項1に係る発明のスパークプラグのパッキンを使用すれば、加締め後の加締め蓋の残留応力が小さくとも気密性を保つには十分な残留応力を得ることができ、より効果的である。
また、請求項3に係る発明のスパークプラグでは、請求項1または2に係る発明の効果に加え、パッキンの厚みを0.1mm以上としたので、残留応力を十分に蓄えるだけの厚みを有することができ、主体金具と絶縁碍子との間の気密性を高くすることができる。なお、パッキンの厚みは、主体金具と絶縁碍子との組み付けを行った後に測定し、上記条件を満たせば足りる。
以下、本発明を具体化したスパークプラグの一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、本実施の形態のスパークプラグの一例としてのスパークプラグ100の構造について説明する。図1は、スパークプラグ100の部分断面図である。なお、図1において、スパークプラグ100の軸線O方向を図面における上下方向とし、下側をスパークプラグ100の先端側、上側を後端側として説明する。
図1に示すように、スパークプラグ100は、概略、絶縁体を構成する絶縁碍子10と、この絶縁碍子10を保持する主体金具50と、絶縁碍子10内に軸線O方向に保持された中心電極20と、主体金具50の先端面57に基部32を溶接され、先端部31の一側面が中心電極20の先端部22に対向する接地電極30と、絶縁碍子10の後端部に設けられた端子金具40とから構成されている。
まず、このスパークプラグ100の絶縁体を構成する絶縁碍子10について説明する。絶縁碍子10は周知のようにアルミナ等を焼成して形成され、軸中心に軸線O方向へ延びる軸孔12が形成された筒形状を有する。この絶縁碍子10の胴部18の略中央には、胴部18よりも拡径された鍔部19が形成されている。また、胴部18よりも先端側(図1における下側)には、胴部18よりも外径が細く形成され、内燃機関の燃焼室に曝される脚長部13が設けられている。そして、脚長部13と胴部18との間は段部15として形成されている。
次に、中心電極20は、インコネル(商標名)600または601等のニッケル系合金等で形成され、内部に熱伝導性に優れる銅等からなる金属芯23を有している。中心電極20の先端部22は絶縁碍子10の先端面から突出しており、先端側に向かって径小となるように形成されている。その先端部22の先端面には、柱状の電極チップ90が、柱軸を中心電極20の軸線にあわせるようにして溶接されている。さらにその電極チップ90の先端には、耐火花消耗性を向上するため貴金属からなるチップ91が接合されている。また、中心電極20は、軸孔12の内部に設けられたシール体4およびセラミック抵抗3を経由して、上方の端子金具40に電気的に接続されている。そして端子金具40には高圧ケーブル(図示外)がプラグキャップ(図示外)を介して接続され、高電圧が印加されるようになっている。
次いで、接地電極30について説明する。接地電極30は耐腐食性の高い金属から構成され、一例として、インコネル(商標名)600または601等のニッケル合金が用いられる。この接地電極30は自身の長手方向の横断面が略長方形を有しており、基部32が主体金具50の先端面57に溶接により接合されている。また、接地電極30の先端部31は、一側面側が中心電極20の先端部22に対向するように屈曲されている。
次に、主体金具50について説明する。主体金具50は、図示外の内燃機関のエンジンヘッドにスパークプラグ100を固定するための円筒状の金具であり、絶縁碍子10を取り囲むようにして保持している。主体金具50は鉄系の材料より形成され、図示外のスパークプラグレンチが嵌合する工具係合部51と、図示外の内燃機関上部に設けられたエンジンヘッドに螺合する雄ねじ部52とを備えている。また、工具係合部51より後端側には加締め部53が設けられている。なお、加締め部53が、本発明における「加締め蓋」に相当する。
そしてその加締め部53を加締めることにより、主体金具50内に形成された段部56に、後述するパッキン80を介し絶縁碍子10の段部15が支持されて、主体金具50と絶縁碍子10とが一体にされる。加締めにより段部15と段部56との間の気密を保持し、燃焼ガスの流出を防ぐことができるように、その密閉を完全なものとするため、主体金具50と絶縁碍子10との間に円環状のリング部材6,7が介在され、さらに両リング部材6,7の間にタルク(滑石)9の粉末が充填される。すなわち、主体金具50は、パッキン80、リング部材6,7およびタルク9を介して絶縁碍子10を保持している。また、主体金具50の工具係合部51と雄ねじ部52との間には鍔部54が形成され、雄ねじ部52の後端側近傍、すなわち鍔部54の座面55にはガスケット5が嵌挿されている。
次に、図1〜図3を参照して、パッキン80について説明する。図2は、パッキン80付近の要部を拡大した断面図である。図3は、パッキン80の外観を示す斜視図である。
図1,図2に示すように、主体金具50の内周面、すなわち絶縁碍子10の外周面に対向する面には、その内周方向全周に渡って段部56が形成されている。また、絶縁碍子10の外周面には、段部56に対向する位置に、その外周方向全周に渡って段部15が形成されている。絶縁碍子10は、主体金具50により加締められる際には、スパークプラグ100の先端側(図1における下側)に向けて押圧される。その押圧方向は、互いに対向する段部56と段部15とが接近する方向であり、この段部56,15間にパッキン80が挟持される。このパッキン80は、燃焼室側に曝される絶縁碍子10の脚長部13の外周面14と、その脚長部13に対向する主体金具50の内周面65との間の間隙部61に入り込んだ燃料空気が、主体金具50の段部56よりも絶縁碍子10の後端側(図1における上側)の内周面66と、絶縁碍子10の胴部18の外周面17との間の間隙部62に流入しないように配置されている。
図3に示すように、パッキン80は円環状の板パッキンであり、本実施の形態ではリン青銅(Cu−8Sn−0.2P)からなる板体を打ち抜いて形成される。前述したように、本実施の形態の主体金具50は鉄系の材料より形成され、そのヤング率は約21×1010Paである。ここで、パッキン80のヤング率が低いほど、主体金具50の段部56と絶縁碍子10の段部15との間にて挟持される力が低くとも、両者との接触を十分に行うことができる。すなわち、加締め部53の加締め後の残留応力が低くとも、パッキン80が両段部56,15のそれぞれに対し密着することができるので、パッキン80による気密性の保持が十分になされる。このため、本実施の形態では、ヤング率が約11×1010Paであるリン青銅を用い、パッキン80を形成している。このとき、主体金具50の構成材料のヤング率をG(Pa)、パッキン80の構成材料のヤング率をF(Pa)とするとき、7.4×1010(Pa)≦F≦G−5×1010(Pa)となることが望ましいことが、後述する実施例1により確認することができた。
パッキン80のヤング率Fが7.4×1010Pa未満の場合、加締めによってパッキン80に与えられる力に対し、パッキン80はその形状を保つことができなくなり、気密性を保持することができなくなる虞がある。さらに、加締め時にパッキン80が変形すると、絶縁碍子10にも過剰な力がかかり、絶縁碍子10に押し割れ等が発生する虞がある。また、パッキン80のヤング率Fが主体金具50のヤング率Gより5×1010Paを引いた値よりも大きくなると、加締めによって蓄積される残留応力が小さくなり、主体金具50と絶縁碍子10との両者に密着して間隙部61,62完の気密性を保つことが難しい。
このようにパッキン80のヤング率を主体金具50より低く設定した場合、主体金具50の段部56と絶縁碍子10の段部15との間にて挟持されたパッキン80が加締めにより押圧力を受けた際に、パッキン80の引っ張り強さが十分でないと破断してしまう虞が生ずる。そこで後述する実施例2に示す試験を行ったところ、引っ張り強さが400MPa以上である材料を用いてパッキン80を形成するとよいことがわかった。
また、パッキン80の厚み(図2,図3における厚みT)が薄いと、間隙部61,62間の気密性を保持する上で十分な効果が得られないことがあり、本実施の形態では、スパークプラグ100への組み付け後のパッキン80の厚みを0.1mm以上としている。パッキン80の厚みが0.1mm未満であると残留応力を蓄積するに十分な距離が得られず、気密性を保持するのが難しくなることが、後述する実施例4により確認することができた。
また、こうした条件に基づき作製されたパッキン80を用いたスパークプラグ100は、小型であるもの、すなわち小型化に伴い主体金具50の肉厚が薄く、主体金具50の剛性の低いものほど効果があることが、実施例3により確認することができた。剛性の低いものは強固な加締めを行うことができず、主体金具50および絶縁碍子10とパッキン80との間の密着性が低くなるため、振動や衝撃を受けると両者の気密性を保持できなくなる虞がある。これに対し剛性の高いものでは強固に加締めを行うことができるので、振動や衝撃では主体金具50および絶縁碍子10とパッキン80との間の密着性が低くなることがない。
このため、上記条件を満たすパッキン80を利用する効果が発揮されるには、主体金具50が、軸線O方向において主体金具50におけるパッキン80の配置位置より加締め部53に至るまでの位置のうち、軸線断面の面積が最も小さい位置にて、その断面積をB(mm)、その位置における主体金具50の構成材料の降伏点をH(MPa)とするとき、B×H≦18090(N)を満たすことが好ましい。このことは、後述する実施例3により確認することができた。
本実施の形態のスパークプラグ100の主体金具50では、上記軸線断面の面積が最も小さい位置は、具体的には図1において、鍔部54と工具係合部51との間にある座屈部58、もしくは、工具係合部51に連続する加締め部53の根元部分となる。なお、加締め部53のうち、加締めにより曲面状に変形された部分は、上記した軸線O方向において主体金具50におけるパッキン80の配置位置より加締め部53に至るまでの位置には含まれない。加締め部53や座屈部58は、軸線O方向において主体金具50の最も剛性の低い部位であり、主体金具50が上記した条件を満たすことはつまり、スパークプラグ100が小径のものであることを意味する。大径のスパークプラグとは異なり、加締めの際に加締め部53の残留応力を高めることが難しい小径のスパークプラグに本発明のパッキンを使用すると、より効果的に気密性を保つことができる。
このように構成したスパークプラグについて、本発明の効果を確認するため、実施例1〜4に示す試験を行った。以下、図4〜図7を参照して、実施例1〜4について説明する。図4は、パッキンのヤング率と気密性との関係についての評価試験の結果を示すグラフである。図5は、パッキンの引っ張り強さと気密性との関係についての評価試験の結果を示すグラフである。図6は、主体金具の大きさとパッキンのヤング率との関係についての評価試験の結果を示すグラフである。図7は、パッキンの厚みと気密性との関係についての評価試験の結果を示すグラフである。
なお、実施例1〜4において行った気密性の評価試験では、各テストサンプルにおいて、パッキンよりも先端側の間隙部と後端側の間隙部との間における1分間でのエアの気密漏洩量の平均を調べた。エアの気密漏洩量としては、図1,図2に示す本実施の形態のスパークプラグ100を例に説明すると、主体金具50の鍔部54の側面より間隙部62に通ずる開口を設け、スパークプラグ100の先端側より間隙部61へ空気圧2MPaでエアを送り込む。このとき、段部15,56とパッキン80との隙間を通り抜け、間隙部62を介し開口より流出するエアの1分間での流出量(ml)を、エアフローメータを用いて測定した。なお、このとき主体金具50の座面55にて温度を測定し、その温度が250℃となるように加熱調整した。
[実施例1]
まず、パッキンのヤング率と気密性との関係について評価試験を行った。ヤング率Fが異なるように材質を異ならせた15種類のパッキンを用意し、それぞれを組み付けたテストサンプルとしてのスパークプラグの気密漏洩量の測定を行った。各テストサンプルの主体金具はヤング率Gが21×1010Paの材料を用いて作製した。また各パッキンはヤング率Fが異なるのみで同じ大きさとなるように作製し、特に厚みは0.3mmとなるように作製した。
この試験の結果、ヤング率Fをそれぞれ「22」,「21」,「20」,「16.8」,「16」,「13.25」,「13」,「12」,「11」,「10」,「7.4」,「6.9」,「4.99」,「3.19」,「1.61」(×1010Pa)とした各パッキンを組み付けた各テストサンプルの1分間の気密漏洩量はそれぞれ、「30」,「10」,「10」,「8」,「0」,「0」,「0」,「0」,「0」,「0」,「0」,「10」,「18」,「29」,「40」(ml)であった。これを図4に示すようにグラフ化したところ、パッキンのヤング率Fが7.4×1010Pa以上、16×1010Pa以下であれば、エアの漏洩がなく、気密性が極めて高いことが確認できた。つまり、少なくともヤング率Fが7.4×1010Pa以上で、また、ヤング率21×1010Paである主体金具に対しては、少なくとも5×1010Pa以上ヤング率Fが低くなるように硬度差が設けられたパッキンを用いれば、十分な気密性を保つことができることがわかった。
[実施例2]
次に、パッキンの引っ張り強さと気密性との関係について評価試験を行った。引っ張り強さが異なるように材質を異ならせた8種類のパッキンを用意し、それぞれを組み付けたテストサンプルの気密漏洩量の測定を行った。実施例1と同様に、テストサンプルの主体金具は、材料のヤング率Fが21×1010Paのものを使用し、パッキンは、厚みを0.3mmとした。
この試験の結果、引っ張り強さをそれぞれ「195」,「280」,「330」,「375」,「400」,「540」,「600」,「900」(MPa)とした各パッキンを組み付けた各テストサンプルの1分間の気密漏洩量はそれぞれ、「20」,「11」,「11」,「9」,「1」,「0」,「0」,「0」(ml)であった。これを図5に示すようにグラフ化したところ、引っ張り強さが400MPa以上であるパッキンを用いれば、ほぼエアの漏洩がなく、気密性が極めて高いスパークプラグを作製できることがわかった。
[実施例3]
次いで、主体金具の大きさとパッキンのヤング率との関係について評価試験を行った。主体金具の大きさについては、主体金具の軸線断面の面積が最も小さい位置の断面積Bと、その部分の構成材料の降伏点H(塑性変形が生ずる応力限界)との積に基づき比較した。この値が小さいものほど残留応力が小さいため、加締めを強固に行うことが難しいことを意味する。また、実施例1,2と同様に、主体金具の材料のヤング率Gは21×1010Pa、パッキンの厚みは0.3mmとした。そして作製した各テストサンプルをJIS型衝撃試験機で2時間にわたり衝撃を加えた後、気密漏洩量の測定を行った。なお、パッキンはヤング率Fが11×1010Paのリン青銅から作製したものと、21×1010Paの鉄系材料から作製したものとを、各大きさの主体金具に組み付けた。
この試験の結果、鉄系材料から作製したパッキン(ヤング率F=21×1010Pa)を、断面積Bと、その部分を構成する金属材料の降伏点Hとの積がそれぞれ「14770」,「18090」,「20870」,「24350」(N)である主体金具に組み付けた各テストサンプルの1分間の気密漏洩量はそれぞれ、「300」,「250」,「30」,「25」(ml)であった。また、リン青銅から作製したパッキン(ヤング率F=11×1010Pa)を、断面積Bと金属材料の降伏点Hとの積がそれぞれ「14770」,「18090」,「20870」,「24350」(N)である主体金具に組み付けた各テストサンプルの1分間の気密漏洩量はそれぞれ、「1」,「1」,「1」,「1」(ml)であった。これを図6に示すようにグラフ化したところ、B×Hが18090(N)以下である主体金具において、パッキンのヤング率Fが小さくなることによる気密漏洩量の変化の差が大きく、本発明のパッキンを用いることで確実に気密性を向上することができることがわかった。
なお、B×Hが18090Nの主体金具は、一般的には工具係合部における六角またはBI−HEX対辺寸法が14mmのものに相当する。上記実施例3より、この寸法が14mmより大きな主体金具と比べ、小さいものほど加締めを強固に行いにくい分、本発明のパッキンによる気密性向上の効果が顕著となる。より望ましくは工具係合部における六角またはBI−HEX対辺寸法が12mm(B×Hは14770N)の主体金具を用いたスパークプラグに本発明を適用するとよい。
[実施例4]
次に、パッキンの厚みと気密性との関係について評価試験を行った。厚みを異ならせた7種類のパッキンを作製し、それぞれを組み付けたテストサンプルとしてのスパークプラグの気密漏洩量の測定を行った。実施例1と同様に、テストサンプルの主体金具は、材料のヤング率Fが21×1010Paのものを使用した。またパッキンは、ヤング率が11×1010Pa、引っ張り強さが600MPaであるリン青銅を材料に作製した。
この試験の結果、7種のパッキンを組み付けた各テストサンプルにおいて、組み付け後の各パッキンの厚みを測定したところ、それぞれ「0.05」,「0.08」,「0.1」,「0.2」,「0.4」,「0.8」,「1」(mm)となった。そして、この各テストサンプルの1分間の気密漏洩量を測定したところ、それぞれ「40」,「12」,「0」,「0」,「0」,「0」,「0」(ml)であった。これを図7に示すようにグラフ化したところ、厚みが0.1mm以上のパッキンを用いればエアの漏洩がなく、気密性が極めて高いスパークプラグを作製できることがわかった。
なお、本発明は各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えばパッキン80は、リン青銅(Cu−8Sn−0.2P)より作製したが、上記各条件を満たす材質のものであればよく、一例として同和鉱業株式会社製のNB−109(Cu−1.0Ni−0.9Sn−0.05P)などの銅合金を用いることもできる。本実施の形態で説明した材料の性質は、銅を主成分とした合金において得られやすく、さらにリンを加えることで、ヤング率を低いままに保った状態で引っ張り強さを高くしやすい。
本発明はスパークプラグや温度センサ、ガスセンサなどにおいて、絶縁碍子等のセラミックの基体と主体金具とを一体に固定する場合に適用することができる。
スパークプラグ100の部分断面図である。 パッキン80付近の要部を拡大した断面図である。 パッキン80の外観を示す斜視図である。 パッキンのヤング率と気密性との関係についての評価試験の結果を示すグラフである。 パッキンの引っ張り強さと気密性との関係についての評価試験の結果を示すグラフである。 主体金具の大きさとパッキンのヤング率との関係についての評価試験の結果を示すグラフである。 パッキンの厚みと気密性との関係についての評価試験の結果を示すグラフである。
符号の説明
10 絶縁碍子
12 軸孔
15 段部
20 中心電極
50 主体金具
53 加締め部
56 段部
80 パッキン
100 スパークプラグ

Claims (3)

  1. 自身の先端側に火花放電のための電極を形成する軸状の中心電極と、
    前記中心電極の軸線方向に延びる軸孔を有し、その軸孔の内部で前記中心電極を保持する絶縁碍子と、
    前記絶縁碍子の径方向周囲を取り囲み、自身の内周の段部に前記絶縁碍子の外周の段部を係止した状態で、前記絶縁碍子の外周を加締めて保持する主体金具と、
    前記絶縁碍子の外周の段部と前記主体金具の内周の段部との間に介在し、両者と密着する環状のパッキンと
    を備え、
    前記パッキンを構成する材料のヤング率をF(Pa)、前記主体金具を構成する材料のヤング率をG(Pa)とするとき、
    7.4×1010(Pa)≦F≦G−5×1010(Pa)
    を満たし、かつ、
    前記パッキンを構成する材料の引っ張り強さが400MPa以上であることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 前記主体金具と一体に設けられ、前記絶縁碍子の外周を加締めるための加締め蓋を備え、
    前記絶縁碍子の軸線方向において前記パッキンの配置位置より前記加締め蓋に至るまでの位置のうち、前記軸線方向と直交する前記主体金具の断面の面積が最も小さい位置にて、その断面積をB(mm)、その位置における前記主体金具の構成材料の降伏点をH(MPa)とするとき、
    B×H≦18090(N)
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 前記パッキンの厚みは0.1mm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のスパークプラグ。
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