JP4965471B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に組みつけられて混合気への点火を行うためのスパークプラグに関するものである。
従来、内燃機関には点火のためのスパークプラグが用いられている。一般的なスパークプラグは、自身の先端側に火花放電のための電極を形成する中心電極と、その中心電極を軸孔内に保持する絶縁碍子と、この絶縁碍子の径方向周囲を取り囲んで保持する主体金具とを有している。その主体金具には接地電極の一端部が接合されており、他端部と中心電極の先端部との間で火花放電間隙が形成されている。この火花放電間隙が着火部となり、火花放電が行われることによって、混合気への点火が行われる。
ところで、このようなスパークプラグの構造において、絶縁碍子の先端側における脚長部の径は、絶縁碍子の軸線方向の中間部における胴部の径より細くなっており、脚長部と胴部との間には段部が形成されている。その絶縁碍子の段部が、主体金具の筒孔内に設けられた縮径部に環状のパッキンを介して係止されることで、絶縁碍子の段部と主体金具の縮径部との間に所定の隙間を有した状態で絶縁碍子が主体金具内に保持されている。近年、この隙間を所定距離以下に狭めたスパークプラグが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような構成としたスパークプラグでは、主体金具の外径を小さくできるので、スパークプラグ自体を小型化することができ、ひいてはスパークプラグが取り付けられるエンジンヘッドを設計する上での自由度を高めることができる。また、絶縁碍子と主体金具との間の隙間が広い場合に比べて、絶縁碍子から主体金具への熱伝導性(熱引き)が向上するため、スパークプラグの点火前に自然に発火してしまうプレイグニッション(過早点火)の発生する可能性が低くなる。さらに、隙間に侵入する未燃ガスの量が減少するため、絶縁碍子の表面に付着するカーボンの量が減り、くすぶり汚損の発生が抑制される。
しかし、絶縁碍子と主体金具との隙間が狭くなったことで、絶縁碍子がカーボンの付着によって汚損された際には、この隙間で火花が飛ぶリーク(漏電)現象が発生しやすくなる。このリーク現象は、周囲の電界強度が大きくなる程生じやすい。そこで、主体金具の内部に設けられた縮径部の角に、曲率半径が0.2mm以上のRを付けて角を丸め、縮径部近傍の電界強度を下げたスパークプラグが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−183177号公報 特開平9−283259号公報
しかしながら、特許文献2に記載のスパークプラグでは、主体金具の縮径部近傍の電界強度が下がったことにより、コロナ放電の発生が抑制され、このコロナ放電を利用した絶縁碍子の汚損の清浄が難しくなるという問題があった。また、縮径部の角の丸めを行わなかった場合においても、上記隙間に配置されるパッキンがこの角を覆うと、電界強度が下がってコロナ放電が発生し難くなるという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、コロナ放電による清浄効果を利用して、耐汚損性を向上することができるスパークプラグを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のスパークプラグは、自身の先端側に火花放電のための電極を形成する軸状の中心電極と、前記中心電極の軸線方向に延びる軸孔を有し、その軸孔の内部で前記中心電極を保持する絶縁碍子と、前記軸線方向に延びる筒孔を有し、その筒孔の内部で前記絶縁碍子を保持する主体金具と、前記絶縁碍子と前記主体金具とに接するように両者間に介在する環状のパッキンとを備え、前記絶縁碍子は、自身の後端側の部位である碍子胴部と、自身の先端側の部位であり、前記碍子胴部の外径よりも縮径された脚長部と、前記碍子胴部と前記脚長部とを連結し、前記軸線方向の先端側を向く面である碍子先端向き面を有する碍子段部とを備えて構成され、前記主体金具の前記筒孔には、その前記筒孔の内径よりも縮径された金具縮径部が形成され、前記金具縮径部は、前記軸線方向の後端側を向く面である金具後端向き面及び径方向内側を向く面である内向き面を有し、前記パッキンが、前記絶縁碍子の前記碍子先端向き面と、前記主体金具の前記金具後端向き面との間に配置されているスパークプラグであって、前記金具縮径部における前記金具後端向き面及び前記内向き面がなす第一稜角部位と前記パッキンとの間の距離が、前記金具後端向き面における径方向外側の端部と前記第一稜角部位との距離をLとして、0.05L以上、0.3L以下であることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明のスパークプラグは、請求項1に記載の発明の構成に加え、軸線を含む前記主体金具の断面を見たときに、その断面の輪郭線における前記第一稜角部位の曲率半径が0.2mm以下であることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のスパークプラグは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記第一稜角部位と前記絶縁碍子とが、0.3mm以下の距離をおいて離間していることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明のスパークプラグは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、軸線を含む前記主体金具の断面を見たときに、前記金具縮径部における前記金具後端向き面と、前記主体金具の軸線と直交する平面との角度が20度以上、30度以下であることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明のスパークプラグは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記金具縮径部は、前記軸線方向の先端側を向く面である金具先端向き面を有し、軸線を含む前記主体金具の断面を見たときに、その断面の輪郭線において、前記金具縮径部の前記内向き面と前記金具先端向き面とがなす第二稜角部位の曲率半径が、前記第一稜角部位の曲率半径よりも大きいことを特徴とする。
請求項1に係る発明のスパークプラグでは、第一稜角部位とパッキンとの間の距離Xを、金具後端向き面における径方向外側の端部と第一稜角部位との距離Lに対し0.05L以上となるように位置関係を定めたので、第一稜角部位をパッキンに覆われることなく露出させることができる。これにより、第一稜角部位近傍の電界強度はその周囲よりも強くなり、コロナ放電を発生させ易くできる。コロナ放電が生じれば、絶縁碍子の表面に付着したカーボンを焼き切って清浄することができるので、リーク現象が発生する虞を低くすることができる。すなわち、第一稜角部位近傍の電界強度を強くすることで、積極的にコロナ放電を発生させ、カーボンの清浄効果を得ることができる。従って、請求項1に係る発明のスパークプラグによると、主体金具と絶縁碍子との間の距離を狭くしてもリーク現象の発生を抑制できるので、スパークプラグの小型化を図ると共に、絶縁碍子から主体金具への熱引きを向上することができる。さらに、第一稜角部位とパッキンとの間の距離を0.3L以下とすることで、環状のパッキンの径方向の幅が狭くなって強度が下がることを防止することができる。よって、パッキンの過剰な変形によるスパークプラグの性能の劣化を防ぐことができる。
このように、第一稜角部位近傍にコロナ放電を発生させるにあたって、第一稜角部位の角が尖っている方が電界強度は強くなり、コロナ放電が発生しやすくなる。よって、請求項2に係る発明では、軸線を含む主体金具の断面を見たときに、その断面の輪郭線における第一稜角部位の曲率半径を0.2mm以下として角を尖らせているので、コロナ放電によるカーボンの清浄効果をより確実に得ることができる。
また、コロナ放電が到達する距離には限界があるが、請求項3に係る発明のように、第一稜角部位と絶縁碍子とを0.3mm以下の距離をおいて離間させることで、第一稜角部位近傍に発生するコロナ放電が絶縁碍子の表面まで確実に到達してカーボンを清浄するため、リーク現象の発生を抑制することができる。そして、第一稜角部位と絶縁碍子との間の距離を狭くする程、絶縁碍子の外径を変えずに主体金具の内径を小さくでき、ひいてはスパークプラグの外径を小さくできるので、スパークプラグが取り付けられるエンジンヘッドの設計を行うにあたって、その自由度を高めることができる。さらに、絶縁碍子と主体金具とが近づくため熱の伝導効率が良くなり、絶縁碍子から主体金具への熱引きが向上し、プレイグニッションの発生を抑制することもできる。
また、請求項4に係る発明のように、主体金具の軸線と直交する平面に対する金具縮径部の金具後端向き面の角度θを20度以上、30度以下とすることが望ましい。θの値を20度以上とすることで、主体金具の軸線と絶縁碍子の軸線とを一致させてスパークプラグを組み付けることが容易になり、偏芯による性能の劣化を防止することができる。そして、θの値を30度以下とすることで、パッキンに十分な力が加わるため、主体金具とパッキンとの間、又は絶縁碍子とパッキンとの間に隙間が生じて気密性が悪化することを防止することができる。さらに、θを30度以下とすることで第一稜角部位の角が尖るため、第一稜角部位近傍の電界強度を強くすることができる。
また、金具縮径部における先端側に第二稜角部位が形成されている場合、請求項5に係る発明のように、軸線を含む主体金具の断面を見たときに、その断面の輪郭線における第二稜角部位の曲率半径を、第一稜角部位の曲率半径よりも大きくすることが望ましい。このようにすれば、主体金具の筒内における電界強度が第一稜角部位近傍と第二稜角部位近傍とで分散されるため、より火花放電間隙に近い第二稜角部位の近傍の電界強度を弱めることができ、リーク現象を発生し難くすることができる。そして、リーク現象が発生し難くなることで、スパークプラグへより高い電圧を印加することができる。すなわち、スパークプラグの耐電圧を向上することができる。また、第一稜角部位近傍の電界強度が強くなるため、コロナ放電によるカーボンの清浄効果を向上することができる。
以下、本発明を具体化したスパークプラグの一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して、一例としてのスパークプラグ100の構造について説明する。図1は、スパークプラグ100の部分断面図であり、図2は、パッキン8付近の要部を拡大した断面図である。尚、図1において、スパークプラグ100の軸線方向を図面における上下方向とし、下側をスパークプラグ100の先端側、上側を後端側として説明する。
図1に示すように、スパークプラグ100は、概略、絶縁碍子10と、この絶縁碍子10を保持する主体金具50と、絶縁碍子10内に軸線O方向に保持された中心電極20と、主体金具50の先端面57に基端部32を溶接され、先端部31の内面33が中心電極20の先端部22を臨むように屈曲された接地電極30と、絶縁碍子10の後端部に設けられた端子金具40とから構成されている。
まず、このスパークプラグ100の絶縁体を構成する絶縁碍子10について説明する。絶縁碍子10は周知のようにアルミナ等を焼成して形成され、軸中心に軸線O方向へ伸びる軸孔12が形成された筒形状を有する。軸線O方向の略中央には外径が最も大きな鍔部19が形成されており、それより後端側(図1における上側)には後端側胴部18が形成されている。鍔部19より先端側(図1における下側)には後端側胴部18よりも外径の小さな先端側胴部17が形成され、さらにその先端側胴部17よりも先端側に、先端側胴部17よりも外径の小さな脚長部13が形成されている。脚長部13は先端側ほど縮径されており、スパークプラグ100が内燃機関のエンジンヘッド(図示外)に取り付けられた際には、その燃焼室に曝される。そして、脚長部13と先端側胴部17との間は、軸線O方向の先端側を向く面である碍子先端向き面14(図2参照)を有する碍子段部15として形成されている。尚、先端側胴部17、後端側胴部18、鍔部19を含めた碍子段部15よりも後端側の部位が、本発明における「碍子胴部」に相当する。
次に、中心電極20は、インコネル(商標名)600又は601等のニッケル系合金等により略円柱状に形成され、内部に熱伝導性に優れる銅等からなる金属芯23を有している。中心電極20は、その軸線がスパークプラグ100の軸線Oと一致するように絶縁碍子10の軸孔12内の先端側にて保持されている。中心電極20の先端側は絶縁碍子10の先端部11の先端面から突出され、その突出部分は先端側に向かって径小となるように形成されている。この突出部分の先端には耐火花消耗性を向上するための貴金属チップ91が接合されており、中心電極20本体と一体となって小径の先端部22を構成している。尚、本実施の形態では、中心電極20と一体になった貴金属チップ91を含め「中心電極」と称する。
また、中心電極20は、軸孔12の内部に設けられたシール体4及びセラミック抵抗体3を経由して、上方の端子金具40に電気的に接続されている。そして、端子金具40には高圧ケーブル(図示外)がプラグキャップ(図示外)を介して接続され、高電圧が印加されるようになっている。
次いで、接地電極30について説明する。接地電極30は耐腐食性の高い金属から構成され、一例として、インコネル(商標名)600又は601等のニッケル合金が用いられる。この接地電極30は自身の長手方向の横断面が略長方形を有しており、基端部32が主体金具50の先端面57に溶接により接合されている。また、接地電極30の先端部31は、一側面側が中心電極20の先端部22に対向するように屈曲され、その内面33と中心電極20の先端面21(本実施の形態では貴金属チップ91の先端面21)との間で火花放電間隙が形成されている。
次に、主体金具50について説明する。図1に示すように、主体金具50は、図示外の内燃機関のエンジンヘッドにスパークプラグ100を固定するための円筒状の金具であり、自身の先端面57より絶縁碍子10の先端部11を突出させた状態で、脚長部13から後端側胴部18にかけての部位を取り囲むようにして、絶縁碍子10を内部に保持している。主体金具50は低炭素鋼材により形成され、図示外のスパークプラグレンチが嵌合する工具係合部51と、内燃機関の上部に設けられたエンジンヘッドに螺合する雄ねじ状のねじ部52とを備えている。その工具係合部51とねじ部52との間には鍔状のシール部54が形成され、シール部54とねじ部52との間の位置に、エンジン内の気密漏れを防止するためのガスケット5が嵌挿されている。
また、主体金具50の工具係合部51より後端側には薄肉の加締め部53が設けられており、シール部54と工具係合部51との間には薄肉の座屈部58が設けられている。この座屈部58は、加締め部53を加締める際に、圧縮力の付加に伴い外向きに撓み変形するように構成されており、気密性を高めている。また、工具係合部51から加締め部53にかけての主体金具50の内周面と、内部に保持される絶縁碍子10の後端側胴部18の外周面との間には円環状のリング部材6,7が介在されており、さらに両リング部材6,7間にタルク(滑石)9の粉末が充填されている。
そして、図2に示すように、主体金具50の軸線O方向の先端側には、主体金具50の筒孔55に径方向内向きに突出され、筒孔55の内周を一周する金具縮径部60が設けられている。この金具縮径部60は、後端側(図2における上方)を向く面である金具後端向き面61と、金具後端向き面61の径方向内側の端部から先端側に向けて延びると共に径方向内側を向く内向き面62と、内向き面62の先端側の端部から径方向外側に向けて延びると共に先端側(図2における下方)を向く金具先端向き面63とを有している。そして、金具後端向き面61と内向き面62とにより第一稜角部位65が形成され、内向き面62と金具先端向き面63とにより第二稜角部位66が形成されている。
このような構成のもと、図1に示すように、主体金具50の金具縮径部60の金具後端向き面61にパッキン8を配置し、筒孔55内に挿入した絶縁碍子10の碍子段部15を支持させる。さらに、リング部材6,7及びタルク9を主体金具50と絶縁碍子10との間に配置し、その状態で加締め部53の端部を内側に折り曲げるようにして加締めることにより、絶縁碍子10が主体金具50内で先端側に向け押圧される。すると、図2に示すように、主体金具50の筒孔55に形成された金具縮径部60の金具後端向き面61に、絶縁碍子10の碍子段部15における碍子先端向き面14が環状のパッキン8を介して支持されて、主体金具50と絶縁碍子10とが一体にされる。このパッキン8は、熱伝導率の高い銅の板体を打ち抜いて作られたものであり、絶縁碍子10の熱を効率よく主体金具50に伝え、主体金具50を介してエンジンヘッドへ逃がすことができるため、スパークプラグ100の耐熱性が向上している。また、主体金具50と絶縁碍子10との間の気密性はパッキン8によって保持されており、絶縁碍子10の脚長部13の外周面と、主体金具50の内周面との間の間隙部70に入り込んだ未燃ガスは、パッキン8よりも後端側(図2における上側)へ流出しないように構成されている。
次に、図2を参照して、絶縁碍子10、主体金具50、及びパッキン8の位置関係及び形状について説明する。先述したように、主体金具50の筒孔55に形成された金具縮径部60の後端側には、金具後端向き面61と内向き面62とにより第一稜角部位65が形成されている。そして、主体金具50に高電圧が印加されると、絶縁碍子10と主体金具50の間の間隙部70において、第一稜角部位65近傍の電界強度は他の部分よりも強くなり、コロナ放電が発生しうる。本発明では、第一稜角部位65近傍で積極的にコロナ放電を発生させることで、絶縁碍子10の脚長部13の表面に付着したカーボンを焼き切って清浄し、リーク(漏電)現象が発生する可能性を低下させることができる。
本実施の形態では、金具後端向き面61にパッキン8を配置し、第一稜角部位65を露出させている。ここで、第一稜角部位65がパッキン8により覆われた状態であった場合、露出している場合に比べて第一稜角部位65近傍の電界強度は弱くなるため、コロナ放電の発生によるカーボンの清浄効果が得られなくなる虞がある。一方で、第一稜角部位65とパッキン8との間の距離を大きくする程、環状のパッキン8における径方向の幅が狭くなるため、パッキン8の剛性が低下して変形を生ずる虞がある。パッキン8が変形すると、主体金具50を加締める際に絶縁碍子10へ過剰な力が加わり、絶縁碍子10に押し割れ等が発生する場合がある。また、気密性の低下を引き起こす場合もある。そこで、本実施の形態では、後述する実施例1に示す解析及び実施例2に示す試験の結果に基づいて、第一稜角部位65と、金具後端向き面61における径方向外側の端部68との間の距離をL、第一稜角部位65とパッキン8との間の距離をXとしたときに、0.05L≦X≦0.3Lとなるようにパッキン8の配置位置を規定している。
次いで、第一稜角部位65の形状について説明する。電界強度は、金属の角が尖っている程強くなるため、第一稜角部位65の角が尖っている程コロナ放電が発生し易くなり、カーボンの清浄効果が得られることになる。そこで、本実施の形態では後述する実施例3の結果に基づいて、軸線Oを含む主体金具50の断面を見たときに、その断面の輪郭線における第一稜角部位65の曲率半径rが0.2mm以下となるように構成し、第一稜角部位65を尖らせている。尚、第一稜角部位65の全周にわたってその曲率半径rをみたときに、曲率半径rの最大値及び最小値が0.05mm〜0.25mmの範囲内に収まっており、且つ全周にわたる曲率半径rの平均値が0.2mm以下となれば、カーボンの良好な清浄効果が得られる。
また、軸線Oと直交する平面と、金具縮径部60における金具後端向き面61とがなす角度θを小さくする程、第一稜角部位65は尖った形状となるため、コロナ放電は発生し易くなる。さらに、パッキン8に加わる力が大きくなるため、絶縁碍子10とパッキン8との間、又は主体金具50とパッキン8との間に隙間が生じにくくなり、気密性が向上する。一方で、この角度θが小さすぎると、筒状の主体金具50の軸線と、この主体金具50に保持される絶縁碍子10の軸線とを一致させることができずに偏芯し、スパークプラグ100の耐熱性や耐リーク性を低下させる虞がある。そこで、本実施の形態では、後述する実施例4に示す解析及び実施例5に示す試験の結果に基づいて、軸線Oと直交する平面と金具後端向き面61とがなす角度θが20度以上、30度以下となるように構成している。
次いで、第一稜角部位65と絶縁碍子10との間の距離について説明する。本実施の形態では、先述したように、第一稜角部位65近傍にコロナ放電を発生させることで、絶縁碍子10の表面に付着したカーボンを清浄させている。しかし、第一稜角部位65と絶縁碍子10との間の距離Yを大きくしすぎると、コロナ放電が絶縁碍子10まで届かなくなり、清浄効果が得られない。また、距離Yを大きくする程、主体金具50と絶縁碍子10との間の間隙部70から第一稜角部位65近傍まで流れ込む未燃ガスの量が多くなるため、絶縁碍子10の表面に付着するカーボンの量も多くなり、コロナ放電による清浄が困難になる。そこで、本実施の形態では、後述する実施例6に示す試験の結果に基づいて、第一稜角部位65と絶縁碍子10とを0.3mm以下の距離をおいて離間させている。また、距離Yを短くする程、絶縁碍子10から主体金具50への熱伝導性を向上させ、スパークプラグ100の耐熱性を良好にする効果も得られる。尚、第一稜角部位65と絶縁碍子10との間の距離を全周にわたってみたときに、この距離の最大値及び最小値が0.1mm〜0.35mmの範囲内に収まっており、且つこの距離の全周にわたる平均値が0.3mm以下となれば良好な効果が得られる。
次いで、第二稜角部位66の形状について説明する。第二稜角部位66は、第一稜角部位65よりも火花放電間隙に近い。よって、第一稜角部位65にてリーク現象が生じる場合よりも、第二稜角部位66にて生じる場合の方が絶縁碍子10表面の沿面距離が短くなるため、第二稜角部位66の方がリーク現象は発生し易い。また、電界強度が強くなる程、その場所にてリーク現象が発生する可能性は高くなる。従って、第二稜角部位66近傍の電界強度を強くすると、第二稜角部位66にてリーク現象が発生する頻度が多くなるため、正規の火花放電間隙で飛火する回数が減ってスパークプラグ100の性能が劣化する。そこで、軸線Oを含む主体金具50の断面を見たときに、その断面の輪郭線において、第二稜角部位66の曲率半径Rを第一稜角部位65の曲率半径rよりも大きくしている。これにより、主体金具50の筒内における電界強度を第一稜角部位65近傍と第二稜角部位66近傍とで分散させ、リーク現象の発生を防止している。
このように構成したスパークプラグについて、本発明の効果を確認するために、以下に示す評価試験を行った。
[実施例1]
まず、第一稜角部位65とパッキン8との間の距離と、第一稜角部位65近傍及び第二稜角部位66近傍での電界強度との関係についてシミュレーションによる解析を行った。このシミュレーションでは、公知のFEM解析法により電界強度を求めるソフトウェアを使用した。そして、第一稜角部位65と、金具後端向き面61における径方向外側の端部68との間の距離をL、第一稜角部位65とパッキン8との間の距離をXとして、Xの値が0となる場合、0.05Lとなる場合、0.10Lとなる場合の3つのパターンで各種条件を設定して電界強度の解析を行い、その解析結果を図3に示した。尚、図3に示すグラフの横軸はスパークプラグの軸線方向の位置を示し、左側がスパークプラグの後端側、右側が先端側に相当する。また、縦軸は電界強度を示し、上側ほど電界強度が高い。
図3に示すように、この解析の結果、Xの値が0である場合(第一稜角部位65とパッキン8とが接触している場合)には、第一稜角部位65近傍の電界強度は周囲との差があまり無く、第二稜角部位66近傍の電界強度は周囲に比べて大幅に強いことが確認できた。これに対して、Xの値を0.05Lとすると、第一稜角部位65近傍の電界強度は強くなり、第二稜角部位66近傍の電界強度は弱くなった。すなわち、電界強度が第一稜角部位65と第二稜角部位66とに分散されることが確認できた。また、Xの値を0.10Lとすると、第一稜角部位65近傍の電界強度はさらに強くなり、第二稜角部位66の電界強度はさらに弱くなる。この結果により、第一稜角部位65近傍の電界強度を強くしてコロナ放電による清浄効果を得るためには、Xの値を0.05L以上とすることが望ましいことが分かった。
[実施例2]
次に、第一稜角部位65とパッキン8との間の距離と、パッキン8の厚さとの関係について評価試験を行った。この評価試験では、第一稜角部位65と、金具後端向き面61における径方向外側の端部68との間の距離をL、第一稜角部位65とパッキン8との間の距離をXとして、Xの値のみが0から0.5Lまで0.1Lずつ異なる複数のスパークプラグのサンプルを作成した。ここで、Xの値が大きくなる程、環状のパッキン8における径方向の幅は狭くなる。そして、各サンプルが同一の気密性を発揮した際のパッキン8の厚さを測定し、その測定結果を図4に示した。
図4に示すように、この評価試験の結果、Xの値を大きく(パッキン8の径方向の幅を狭く)していくと、Xが0〜0.2Lの場合はパッキンの厚さはほぼ変化しないが、0.3Lとなるとパッキン8は僅かに変形して薄くなり、0.4L以上とするとパッキン8の厚さは急に薄くなることが確認できた。先述したように、パッキン8が変形すると、絶縁碍子10に押し割れ等が発生する場合や気密性の低下を引き起こす虞があるため、変形量は小さい方がよい。従って、パッキン8の変形を防止してスパークプラグ100の性能を担保するためには、Xの値を0.3L以下とすることが望ましいと言える。そして、実施例1及び実施例2の2つの結果を統合すると、Xの値は0.05L≦X≦0.3とすることが望ましいことが分かった。
[実施例3]
次に、第一稜角部位65の角の曲率半径と、第一稜角部位65近傍の電界強度との関係についてシミュレーションによる解析を行った。このシミュレーションでは、公知のFEM解析法により電界強度を求めるソフトウェアを使用した。そして、先述した第一稜角部位65とパッキン8との間の距離を0.1Lに固定し、第一稜角部位65の角の曲率半径のみを0mmから0.5mmまでの間で変化させて各種条件を設定し、電界強度の解析を行った。この解析結果を図5に示した。
図5に示すように、この解析の結果、曲率半径を大きく(角を丸く)していくと、第一稜角部位65近傍の電界強度は弱くなることが確認できた。そして、曲率半径が0.2mmより大きい場合の電界強度は弱い値のままあまり変化しないが、0.2mm以下の場合は曲率半径を小さくする程電界強度が強くなることが確認できた。従って、コロナ放電による清浄効果を得るためには、第一稜角部位65の角の曲率半径を0.2mm以下とすることが望ましいと言える。
[実施例4]
次に、軸線Oと直交する平面に対する金具後端向き面61の角度と、第一稜角部位65近傍の電界強度との関係についてシミュレーションによる解析を行った。このシミュレーションでは、FEM解析法により電界強度を求めるソフトウェアを使用した。そして、第一稜角部位65とパッキン8との間の距離を0.1Lに固定し、軸線Oと直交する平面に対する金具後端向き面61の角度θのみを変化させて各種条件を設定し、電界強度の解析を行った。この解析結果を図6に示した。
図6に示すように、この解析の結果、θの値が40度より大きい場合には、第一稜角部位65近傍の電界強度は弱い値のままあまり変化しないが、θの値が40度以下である場合には、θの値を小さくする程、電界強度が強くなることが確認できた。これより、θの値は40度以下とすることが望ましいことが分かった。
[実施例5]
次に、軸線Oと直交する平面に対する金具後端向き面61の角度と、気密性及び組付け偏芯との関係について評価試験を行った。この評価試験では、軸線Oと直交する平面に対する金具後端向き面61の角度θのみを変化させて複数のスパークプラグを作成した。そして、各スパークプラグにおける主体金具50の軸心と絶縁碍子10の軸心とのずれ(組付け偏芯)を測定した。さらに、気密性を評価するために、各スパークプラグの先端側から主体金具50と絶縁碍子10との間の間隙部70(図2参照)へ、空気圧2MPaでエアを送り込み、隙間を通り抜けてパッキン8の後端側へ流出するエアの1分間での流出量(cc)を、エアフローメータを用いて測定する。この動作を、スパークプラグの温度を変化させて複数回行い、1分間で10ccのエアが流出した際の、パッキン8近傍の主体金具50の温度を測定した。これらの測定結果を図7に示した。尚、温度が高くなる程、エアはパッキン8の後端側へ流出し易くなる。よって、1分間で10ccのエアが流出した際の主体金具50の温度(漏洩座温)が高い程、気密性の良いスパークプラグと言える。
図7に示すように、この評価試験の結果、θの値を大きくしていくと、30度までは良好な気密性が得られるが、30度より大きくなると気密性は急激に悪化していくことが確認できた。また、組付け偏芯に関しては、θの値を大きくしていくと、20度までは偏芯量は急激に少なくなり、20度より大きくなると緩やかに偏芯量が少なくなっていくことが確認できた。従って、気密性及び組付け偏芯を考慮すると、θの値は20度以上、30度以下とすることが望ましいと言える。
[実施例6]
次に、第一稜角部位65及び絶縁碍子10の間の距離と、スパークプラグのくすぶり汚損との関係について評価試験を行った。この評価試験では、第一稜角部位65とパッキン8との間の距離を0.1Lに固定し、第一稜角部位65と絶縁碍子10との間の距離Yのみを0.1mm、0.3mm、0.4mmに変化させて、それぞれのスパークプラグについてくすぶり汚損の試験を行った。この試験は、JIS・D1606によって規定された所定の運転パターンに基づいて行った。この運転パターンでは、マイナス10度の温度状態において、絶縁碍子10が汚損し易い状況で運転させた後の絶縁碍子10の絶縁抵抗と、付着したカーボンが清浄され易い状況で運転させた後の絶縁碍子10の絶縁抵抗とを測定し、これを1サイクルとして合計10サイクルを繰り返し実施した。この測定結果を図8に示した。尚、汚損される速度に清浄の速度が間に合わず、絶縁碍子10の絶縁抵抗を保つことができなくなると、グラフは右下がりになる。
図8に示すように、この評価試験の結果、距離Yが0.1mmである場合、及び0.3mmである場合には、10サイクルを経た後でも絶縁碍子10の絶縁抵抗は保たれているが、Yの値が0.4mmである場合には、絶縁抵抗を保てないことが確認できた。また、絶縁碍子10と主体金具50とが接触すると、絶縁碍子10の絶縁抵抗を確保できない。従って、コロナ放電による清浄効果を得るためには、第一稜角部位65と絶縁碍子10とを0.3mm以下の距離をおいて離間させることが望ましいことが分かった。
尚、本発明は各種の変形が可能なことは言うまでもない。例えば、本実施の形態の金具縮径部60とは異なり、金具縮径部60が主体金具50の先端面57まで延設されていてもよい。また、パッキンの材質に限定されることもなく、銅のみならず、鉄やステンレス等を用いてもよい。
スパークプラグ100の部分断面図である。 パッキン8付近の要部を拡大した断面図である。 第一稜角部位65とパッキン8との間の距離と、主体金具50の金具縮径部60近傍での電界強度との関係についての解析の結果を示すグラフである。 第一稜角部位65とパッキン8との間の距離と、パッキン8の厚さとの関係についての評価試験の結果を示すグラフである。 第一稜角部位65の角の曲率半径と、第一稜角部位65近傍の電界強度との関係についての解析の結果を示すグラフである。 軸線Oと直交する平面に対する金具後端向き面61の角度と、第一稜角部位65近傍の電界強度との関係についての解析の結果を示すグラフである。 軸線Oと直交する平面に対する金具後端向き面61の角度と、気密性及び組付け偏芯との関係についての評価試験の結果を示すグラフである。 第一稜角部位65及び絶縁碍子10の間の距離と、スパークプラグのくすぶり汚損との関係についての評価試験の結果を示すグラフである。
符号の説明
8 パッキン
10 絶縁碍子
12 軸孔
13 脚長部
14 碍子先端向き面
15 碍子段部
17 先端側胴部
18 後端側胴部
20 中心電極
50 主体金具
55 筒孔
60 金具縮径部
61 金具後端向き面
62 内向き面
63 金具先端向き面
65 第一稜角部位
66 第二稜角部位
68 端部
100 スパークプラグ

Claims (5)

  1. 自身の先端側に火花放電のための電極を形成する軸状の中心電極と、
    前記中心電極の軸線方向に延びる軸孔を有し、その軸孔の内部で前記中心電極を保持する絶縁碍子と、
    前記軸線方向に延びる筒孔を有し、その筒孔の内部で前記絶縁碍子を保持する主体金具と、
    前記絶縁碍子と前記主体金具とに接するように両者間に介在する環状のパッキンとを備え、
    前記絶縁碍子は、自身の後端側の部位である碍子胴部と、自身の先端側の部位であり、前記碍子胴部の外径よりも縮径された脚長部と、前記碍子胴部と前記脚長部とを連結し、前記軸線方向の先端側を向く面である碍子先端向き面を有する碍子段部とを備えて構成され、
    前記主体金具の前記筒孔には、その前記筒孔の内径よりも縮径された金具縮径部が形成され、前記金具縮径部は、前記軸線方向の後端側を向く面である金具後端向き面及び径方向内側を向く面である内向き面を有し、
    前記パッキンが、前記絶縁碍子の前記碍子先端向き面と、前記主体金具の前記金具後端向き面との間に配置されているスパークプラグであって、
    前記金具縮径部における前記金具後端向き面及び前記内向き面がなす第一稜角部位と前記パッキンとの間の距離が、前記金具後端向き面における径方向外側の端部と前記第一稜角部位との距離をLとして、0.05L以上、0.3L以下であることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 軸線を含む前記主体金具の断面を見たときに、その断面の輪郭線における前記第一稜角部位の曲率半径が0.2mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 前記第一稜角部位と前記絶縁碍子とが、0.3mm以下の距離をおいて離間していることを特徴とする請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
  4. 軸線を含む前記主体金具の断面を見たときに、前記金具縮径部における前記金具後端向き面と、前記主体金具の軸線と直交する平面との角度が20度以上、30度以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスパークプラグ。
  5. 前記金具縮径部は、前記軸線方向の先端側を向く面である金具先端向き面を有し、
    軸線を含む前記主体金具の断面を見たときに、その断面の輪郭線において、前記金具縮径部の前記内向き面と前記金具先端向き面とがなす第二稜角部位の曲率半径が、前記第一稜角部位の曲率半径よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスパークプラグ。
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