JP6436942B2 - 点火プラグ - Google Patents

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Description

本明細書は、内燃機関等において着火に用いられる点火プラグに関する。
点火プラグにおいて、中心電極が内部の先端側に配置される絶縁体の周囲には、主体金具が配置されている。主体金具の内周面と絶縁体の外周面との間は、点火プラグの気密性を確保すべく、例えば、金属製のパッキンによって封止されている。これによって、内燃機関の燃焼室内の高温のガスが、主体金具の内周面と絶縁体の外周面との間を通って、点火プラグの後端側に浸入することが抑制される。
特許文献1に記載の点火プラグでは、上述したパッキンより先端側において、絶縁体の中胴部の外周面と、主体金具の内周面との間に、金属粉末を含む充填材が充填されている。これによって、点火プラグの気密性と熱伝達性が損なわれることはない、とされている。
国際公開第2010/074070号公報
しかしながら、絶縁体内において、中心電極より後端側に抵抗体が配置され、抵抗体と中心電極との間に、シール部材が配置される場合について、上記技術では、十分に考慮されているとは言えなかった。このために、充填材に伝わる熱によって、シール部材の温度が上昇して、シール部材が変質する可能性があった。この場合には、例えば、シール部材の抵抗値が変動して、点火プラグが所望の性能を発揮できなくなる可能性がある。
本明細書は、点火プラグの気密性を確保しつつ、絶縁体内のシール部材の温度の上昇を抑制できる技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
[形態]
点火プラグであって、
軸線方向に延びる中心電極と、
前記軸線方向に延びる軸孔を有し前記軸孔の先端側に前記中心電極が配置されるとともに、前記軸線方向の先端側に向かって外径が小さくなる第1縮外径部を有する絶縁体と、
前記絶縁体の外周に配置され、前記軸線方向の先端側に向かって内径が小さくなる第1縮内径部を有する主体金具と、
前記絶縁体の前記第1縮外径部と前記主体金具の前記第1縮内径部との間に配置されるパッキンと、
前記軸孔内において前記中心電極よりも前記軸線方向の後端側に配置される抵抗体と、
前記軸孔内における前記抵抗体と前記中心電極との間に配置され、前記中心電極と前記抵抗体とのそれぞれに接触する導電性のシール部材と、
を備え、
前記パッキンは、前記シール部材より前記軸線方向の先端側に位置し、
前記絶縁体の外周面と前記主体金具の内周面との隙間のうち、前記パッキンの後端から前記シール部材の後端近傍までの前記軸線方向の範囲である特定部分に充填材が配置され
前記絶縁体は、前記パッキンより後端側に位置し前記軸線方向の先端側に向かって内径が小さくなる第2縮内径部を有し、
前記中心電極は、前記シール部材より先端側に位置し、前記軸線方向の先端側に向かって外径が小さくなり、前記第2縮内径部によって支持される第2縮外径部を有し、
前記充填材は、前記第2縮外径部の後端より先端側に位置する第1部と、前記第1部より後端側に位置する第2部と、を有し、
前記第1部の熱伝導率は、前記第2部の熱伝導率より高い、点火プラグ。
[適用例1]軸線方向に延びる中心電極と、
前記軸線方向に延びる軸孔を有し前記軸孔の先端側に前記中心電極が配置されるとともに、前記軸線方向の先端側に向かって外径が小さくなる第1縮外径部を有する絶縁体と、
前記絶縁体の外周に配置され、前記軸線方向の先端側に向かって内径が小さくなる第1縮内径部を有する主体金具と、
前記絶縁体の前記第1縮外径部と前記主体金具の前記第1縮内径部との間に配置されるパッキンと、
前記軸孔内において前記中心電極よりも前記軸線方向の後端側に配置される抵抗体と、
前記軸孔内における前記抵抗体と前記中心電極との間に配置され、前記中心電極と前記抵抗体とのそれぞれに接触する導電性のシール部材と、
を備え、
前記パッキンは、前記シール部材より前記軸線方向の先端側に位置し、
前記絶縁体の外周面と前記主体金具の内周面との隙間のうち、前記パッキンより後端側の特定部分に充填材が配置されている、点火プラグ。
上記構成によれば、パッキンと充填材とによって、点火プラグの気密性を確保できる。さらに、シール部材より先端側に位置するパッキンを介して、点火プラグの先端近傍の熱を、主体金具を介して外部に逃がすことができるので、シール部材の温度の上昇を抑制できる。したがって、点火プラグの気密性を確保しつつ、絶縁体内のシール部材の温度の上昇を抑制できる。
[適用例2]適用例1に記載の点火プラグであって、
前記パッキンの熱伝導率は、前記充填材の熱伝導率より高い、点火プラグ。
上記構成によれば、パッキンを介して、逃がされる熱量を増大できるので、絶縁体内のシール部材の温度の上昇をさらに効果的に抑制できる。
[適用例3]適用例1または2に記載の点火プラグであって、
前記パッキンと前記充填材とが接触している、点火プラグ。
上記構成によれば、パッキンと充填材との間に隙間が生じることを抑制できる。この結果、パッキンと充填材との間に、高温の燃焼ガスが浸入して、絶縁体が局所的に過度に加熱されることを抑制できる。したがって、絶縁体の割れを抑制できる。
[適用例4]適用例1または2に記載の点火プラグであって、
前記絶縁体は、前記パッキンより後端側に位置し前記軸線方向の先端側に向かって内径が小さくなる第2縮内径部を有し、
前記中心電極は、前記シール部材より先端側に位置し、前記軸線方向の先端側に向かって外径が小さくなり、前記第2縮内径部によって支持される第2縮外径部を有し、
前記充填材は、前記第2縮外径部の後端より先端側に位置する第1部と、前記第1部より後端側に位置する第2部と、を有し、
前記第1部の熱伝導率は、前記第2部の熱伝導率より高い、点火プラグ。
上記構成によれば、第1部を介して、主体金具に逃がされる熱量を増大させることにより、シール部材への熱の伝導を減少させることができるので、絶縁体内のシール部材の温度の上昇をさらに効果的に抑制できる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、点火プラグや点火プラグを用いた点火装置、その点火プラグを搭載する内燃機関や、その点火プラグを用いた点火装置を搭載する内燃機関等の態様で実現することができる。
実施形態の点火プラグ100を軸線が含まれる面で切断した断面図である。 図1に領域Xとして示す部位を拡大して示す断面図である。 実施形態の点火プラグ100の熱引きについて説明する図である。 比較形態の点火プラグの熱引きについて説明する図である。
A.実施形態:
A−1.点火プラグの構成:
以下、本発明の実施の態様を実施形態に基づいて説明する。図1は、実施形態の点火プラグ100を軸線が含まれる面で切断した断面図である。図1の一点破線は、点火プラグ100の軸線CLを示している。軸線CLと平行な方向(図1の上下方向)を軸線方向とも呼ぶ。軸線CLを中心とし、軸線CLと垂直な面上の円の径方向を、単に「径方向」とも呼び、当該円の周方向を、単に「周方向」とも呼ぶ。図1における下方向を先端方向FDと呼び、上方向を後端方向BDとも呼ぶ。図1における下側を、点火プラグ100の先端側と呼び、図1における上側を点火プラグ100の後端側と呼ぶ。
点火プラグ100は、内燃機関に取り付けられ、内燃機関の燃焼室内の燃焼ガスに着火するために用いられる。点火プラグ100は、絶縁体10と、中心電極20と、接地電極30と、端子金具40と、主体金具50と、抵抗体70と、シール部材60、80と、を備える。
絶縁体10は、例えば、Al(アルミナ)を主成分とするセラミックスを用いて形成されている。絶縁体10は、軸線方向に沿って延びる略円筒形状の部材である。絶縁体10は、軸線方向に沿って延び、絶縁体10を貫通する貫通孔である軸孔12を有する。絶縁体10は、鍔部19と、後端側胴部18と、先端側胴部17と、第1縮外径部15と、脚長部13と、を備えている。後端側胴部18は、鍔部19より後端側に位置し、鍔部19の外径より小さな外径を有している。先端側胴部17は、鍔部19より先端側に位置し、鍔部19の外径より小さな外径を有している。脚長部13は、先端側胴部17より先端側に位置し、先端側胴部17の外径よりも小さな外径を有している。脚長部13は、点火プラグ100が内燃機関(図示せず)に取り付けられた際には、その燃焼室に曝される。第1縮外径部15は、脚長部13と先端側胴部17との間に形成されている。第1縮外径部15は、軸線方向の先端側に向かって外径が小さくなる。
主体金具50は、導電性の金属材料(例えば、低炭素鋼材)で形成され、内燃機関のエンジンヘッド(図示省略)に点火プラグ100を固定するための円筒状の金具である(図1)。主体金具50は、軸線CLに沿って貫通する貫通孔59が形成されている。主体金具50は、絶縁体10の外周に配置される。すなわち、主体金具50の貫通孔59内に、絶縁体10が挿入・保持されている。絶縁体10の先端は、主体金具50の先端より先端側に突出している。絶縁体10の後端は、主体金具50の後端より後端側に突出している。
主体金具50は、点火プラグレンチが係合する六角柱形状の工具係合部51と、内燃機関に取り付けるための取付ネジ部52と、工具係合部51と取付ネジ部52との間に形成された鍔状の座部54と、を備えている。取付ネジ部52の呼び径は、例えば、M8(8mm(ミリメートル))、M10、M12、M14、M18のいずれかとされている。
主体金具50の取付ネジ部52と座部54との間には、金属板を折り曲げて形成された環状のガスケット5が嵌挿されている。ガスケット5は、点火プラグ100が内燃機関に取り付けられた際に、点火プラグ100と内燃機関(エンジンヘッド)との隙間を封止する。
主体金具50は、さらに、工具係合部51の後端側に設けられた薄肉の加締部53と、座部54と工具係合部51との間に設けられた薄肉の圧縮変形部58と、を備えている。主体金具50における工具係合部51から加締部53に至る部位の内周面と、絶縁体10の後端側胴部18の外周面との間に形成される環状の領域には、環状のリング部材6、7が配置されている。当該領域における2つのリング部材6、7の間には、タルク(滑石)9の粉末が充填されている。加締部53の後端は、径方向内側に折り曲げられて、絶縁体10の外周面に固定されている。主体金具50の圧縮変形部58は、製造時において、絶縁体10の外周面に固定された加締部53が先端側に押圧されることにより、圧縮変形する。圧縮変形部58の圧縮変形によって、リング部材6、7およびタルク9を介し、絶縁体10が主体金具50内で先端側に向け押圧される。金属製の環状の板パッキン8を介して、主体金具50の取付ネジ部52の内周に形成された棚部56によって、絶縁体10の第1縮外径部15が押圧される。この結果、内燃機関の燃焼室内のガスが、主体金具50と絶縁体10との隙間から外部に漏れることが、板パッキン8によって防止される。
端子金具40は、軸線方向に延びる棒状の部材であり、絶縁体10の軸孔12の後端側に配置されている。端子金具40は、導電性の金属材料(例えば、低炭素鋼)で形成され、端子金具40の表面には、防食のための金属層(例えば、Ni層)がめっきなどによって形成されている。端子金具40は、軸線方向の所定位置に形成された鍔部42(端子顎部)と、鍔部42より後端側に位置するキャップ装着部41と、鍔部42より先端側の脚部43(端子脚部)と、を備えている。端子金具40のキャップ装着部41は、絶縁体10より後端側に露出している。端子金具40の脚部43は、絶縁体10の軸孔12に挿入されている。キャップ装着部41には、高圧ケーブル(図示外)が接続されたプラグキャップが装着され、火花放電を発生するための高電圧が印加される。
接地電極30は、接地電極本体35と、円柱状の接地電極チップ39と、を備えている。接地電極本体35は、断面が四角形の湾曲した棒状体である。接地電極本体35の後端部は、主体金具50の先端面に溶接によって接合されている。これによって、主体金具50と接地電極本体35とは、電気的に接続される。接地電極本体35の先端は、自由端である。接地電極チップ39は、接地電極本体35の先端近傍の中心電極20側を向いた面(後端側の面)に、溶接されている。
中心電極20は、軸線方向に延びる略棒状の部材であり、絶縁体10の軸孔12の先端側に配置されている。中心電極20は、略棒状の中心電極本体25と、中心電極本体25の先端に接合された円柱状の中心電極チップ29と、を備えている(図1)。
接地電極本体35、および、中心電極本体25は、例えば、ニッケルまたはニッケルを主成分とする合金(例えば、NCF600、NCF601)を用いて形成される。接地電極本体35、中心電極本体25は、耐腐食性の高い金属(例えば、ニッケル合金)で形成された母材と、熱伝導性が高い金属(例えば、銅)を用いて形成され、母材に埋設された芯部と、を含む2層構造を有しても良い。接地電極チップ39、および、中心電極チップ29は、例えば、Pt(白金)やIr(イリジウム)などの貴金属、または、貴金属を主成分とする合金などを用いて形成される。中心電極チップ29と、接地電極チップ39と、の間の間隙は、火花放電が発生するいわゆる火花ギャップである。
抵抗体70は、絶縁体10の軸孔12内において、端子金具40の先端(脚部43の先端)と中心電極20の後端(中心電極本体25の後端)との間に配置される。すなわち、抵抗体70は、軸孔12内において中心電極20よりも軸線方向の後端側に配置されている。抵抗体70は、例えば、1KΩ以上の抵抗値(例えば、5KΩ)を有し、火花発生時の電波ノイズを低減する機能を有する。抵抗体70は、例えば、主成分であるガラス粒子と、ガラス以外のセラミック粒子と、導電性材料と、を含む組成物で形成されている。
シール部材60は、軸孔12内において、抵抗体70と中心電極20(中心電極本体25)との間に配置され、抵抗体70と中心電極20との隙間を埋めている。このため、シール部材60は、抵抗体70の先端側と、中心電極20の後端側と、のそれぞれに接触している。
シール部材80は、軸孔12内において、抵抗体70と端子金具40(脚部43)との間に配置され、抵抗体70と端子金具40との隙間を埋めている。このため、シール部材80は、抵抗体70の後端側と、端子金具40の先端側と、のそれぞれに接触している。
シール部材60、80は、導電性を有する材料、例えば、例えば、B23−SiO2系等のガラス粒子と金属粒子(Cu、Feなど)とを含む組成物で形成されている。シール部材60、80の抵抗値は、1KΩ未満、例えば、数百mmΩである。
図2は、図1に領域Xとして示す部位を拡大して示す断面図である。図2に示すように、主体金具50の上述した棚部56は、後端側の第1縮内径部561と、先端側の拡内径部563と、第1縮内径部561と拡内径部563との間に位置する等内径部562と、を備えている。上述した板パッキン8は、絶縁体10の第1縮外径部15と、棚部56の第1縮内径部561と、の間に配置されている。すなわち、板パッキン8は、第1縮外径部15の外面(縮径外面)と、第1縮内径部561の内面(縮径内面)と、に接触している。板パッキン8の軸線方向の位置は、主体金具50の取付ネジ部52において、外周面にネジが形成されている軸線方向の範囲内である。
図2に示すように、絶縁体10は、軸孔12が形成された内周側について見ると、大内径部121と、先端側の小内径部123と、大内径部121と小内径部123との間に位置する第2縮内径部122と、を含んでいる。小内径部123の内径は、大内径部121の内径より小さい。第2縮内径部122の内径は、軸線方向の先端側に向かって、直線的に小さくなる。
中心電極本体25は、小径頭部251と、大径頭部252と、第2縮外径部253と、脚部254と、を備えている。大径頭部252は、小径頭部251より先端側に位置し、小径頭部251より大きな外径を有する。脚部254は、大径頭部252より先端側に位置する。脚部254の外径は、大径頭部252より小さく、小内径部123の内径とほぼ等しい。第2縮外径部253は、大径頭部252と脚部254との間に位置し、軸線方向の先端側に向かって外径が小さくなる部分である。
中心電極本体25の第2縮外径部253の外面(縮外径面)は、絶縁体10の第2縮内径部122の内面(縮内径面)によって、先端側から支持されている。小径頭部251および大径頭部252は、シール部材60によって後端側から支持されている。これによって、中心電極20は、脚部254が小内径部123内に位置するように、絶縁体10の軸孔12内に保持される。
以上の説明から解るように、中心電極20の第2縮外径部253は、シール部材60より先端側に位置している。また、図2に示すように、絶縁体10の第2縮内径部122は、板パッキン8、第1縮外径部15、第1縮内径部561より後端側に位置している。このため、板パッキン8、第1縮外径部15、第1縮内径部561は、シール部材60より先端側に位置している。
ここで、絶縁体10の外周面と、主体金具50の内周面との隙間のうち、板パッキン8より後端側の特定部分には、充填材90が配置されている。図2の例では、充填材90が配置される軸線方向の範囲は、具体的には、板パッキン8の後端から、シール部材60の後端近傍までの範囲である。この軸線方向の範囲には、シール部材60のほぼ全体と、中心電極本体25のうち、小径頭部251、大径頭部252、第2縮外径部253の全体と、が位置する軸線方向の範囲が含まれる。図2に示すように、絶縁体10の先端側胴部17の外周面は、ほぼ全体が充填材90によって覆われていることが解る。
充填材90は、第1部91と、第1部91より後端側に位置する第2部92と、を備えている。第1部91の熱伝導率は、第2部92の熱伝導率より高い。また、板パッキン8の熱伝導率は、充填材90(第1部91および第2部92)の熱伝導率より高い。すなわち、熱伝導率が高い順は、板パッキン8、第1部91、第2部92の順である。本実施形態では、このような熱伝導率の順序を実現するために、板パッキン8、第1部91、第2部92は、以下のような材料で形成されている。
板パッキン8:炭素鋼
第1部91:タルク(滑石)と金属粉末(例えば、鉄粉)との混合物
第2部92:タルク
充填材90は、充填材90と板パッキン8との間に空間(隙間)が生じないように充填されている。したがって、充填材90の先端(第1部91の先端)は、全周に亘って板パッキン8に接触している。同様に、第1部91と第2部92とは全周に亘って接触しており、第1部91と第2部92との間には隙間は生じていない。
図2の破線L1は、第1部91の後端の軸線方向の位置を示している。図2の破線L2は、中心電極本体25の第2縮外径部253の後端の軸線方向の位置を示している。図2から解るように、第1部91は、第2縮外径部253の後端より先端側に位置している。
なお、第1部91、第2部92は、例えば、以下のような方法で主体金具50と絶縁体10との間に充填される。先ず、絶縁体10が取り付けられる前の主体金具50の貫通孔59内において、棚部56の上方(後端側)に、環状の板パッキン8が配置される。そして、主体金具50の貫通孔59内において、板パッキン8の上方(後端側)に、第1部91を形成する材料粉末(滑石と鉄粉)を固めて形成された第1環状体が配置される。さらに、主体金具50の貫通孔59内において、第1環状体の上方(後端側)に、第2部92を形成する材料粉末(滑石)を固めて形成された第2環状体が配置される。その後に、主体金具50の貫通孔59内に、絶縁体10が挿入され、主体金具50と絶縁体10が上述したように固定される。この結果、主体金具50と絶縁体10との間に第1部91、第2部92が充填される。
以上説明した本実施形態によれば、板パッキン8は、シール部材60より軸線方向の先端側に位置し、絶縁体10の外周面と主体金具50の内周面との隙間のうち、板パッキン8より後端側の特定部分に充填材90が配置されている。この結果、板パッキン8と充填材90とによって、点火プラグ100の気密性を確保できる。さらに、シール部材60より先端側に位置する板パッキン8を介して、点火プラグ100の先端近傍の熱を、主体金具50を介して外部に逃がすことができるので、シール部材の温度の上昇を抑制できる。したがって、点火プラグ100の気密性を確保しつつ、絶縁体10内のシール部材60の温度の上昇を抑制できる。シール部材60の温度が過度に高くなると、シール部材60が溶解する等によって、シール部材60が変質し得る。シール部材60が変質すると、例えば、シール部材60の抵抗値が変化し、その結果、中心電極20と端子金具40との間の抵抗値が、設計値とは異なる値となり得る。この場合には、点火プラグ100が所望の性能(例えば、着火性能)を発揮できなくなる可能性がある。本実施形態によれば、そのような不都合を抑制できる。
図3は、実施形態の点火プラグ100の熱引きについて説明する図である。図3に示すように、点火プラグ100の使用時には、内燃機関の燃焼ガスに曝される点火プラグ100の先端近傍、特に、火花ギャップを形成する中心電極20の先端近傍が加熱される。中心電極20の先端近傍の熱は、中心電極20(中心電極本体25)を伝わって後端側に移動する。そして、中心電極20の後端側に移動した熱は、図3の経路RT1〜RT3を伝わって外部に逃がされる。経路RT1は、絶縁体10および板パッキン8を通って主体金具50に至る経路である。経路RT2は、絶縁体10および第1部91を通って主体金具50に至る経路である。RT3は、シール部材60、絶縁体10、第2部92を通って主体金具50に至る経路である。経路RT1、RT2は、シール部材60を通らない経路である。本実施形態では、中心電極20の後端側に移動した熱は、主として経路RT1、RT2を伝わって主体金具50に逃がされるので、シール部材60の過度な加熱が抑制できる。主体金具50に逃がされた熱は、主体金具50が取り付けられているエンジンヘッドを介して外部に逃がされる。
図4は、比較形態の点火プラグの熱引きについて説明する図である。図4には、比較形態の点火プラグについて、図3の領域Xに相当する領域Xzの断面が図示されている。図4の比較形態では、図3の実施形態と同様に、先端側胴部17の外周面と、主体金具50の内周面と、の間に、充填材90zが配置されている。そして、図4の比較形態では、図3の実施形態とは異なり、充填材90zより後端側に、板パッキン8zが配置されている。比較形態のその他の構成は、実施形態の点火プラグ100の構成と同じであるので、同一の構成については、図4において図3と同じ符号を付し、その説明を省略する。
比較形態では、実施形態と同様に、充填材90zと板パッキン8zとによって、気密性が確保される。比較形態では、中心電極20の後端側に移動した熱は、図4の経路RTz1〜RTz3を伝わって外部に逃がされる。経路RTz1、RTz2は、シール部材60、絶縁体10、充填材90zを通って主体金具50に至る経路である。経路RTz3は、シール部材60、絶縁体10、板パッキン8zを通って主体金具50に至る経路である。比較形態では、中心電極20の後端側に移動した熱は、主としてシール部材60を通る経路RTz1〜RTz3を伝わって主体金具50に逃がされる。このために、比較形態では、実施形態と比較して、シール部材60の温度が高くなりやすく、シール部材60が過度に加熱されやすいことが解る。
さらに、本実施形態では、板パッキン8の熱伝導率は、充填材90(第1部91および第2部92)の熱伝導率より高い。このために、板パッキン8を介して、逃がされる熱量、すなわち、図3の経路RT1を伝わってシール部材60を通ることなく逃がされる熱量を増大できるので、シール部材60の温度の上昇をさらに効果的に抑制できる。
さらに、本実施形態では、板パッキン8と充填材90(第1部91)とが接触しているので、板パッキン8と充填材90との間に隙間が生じることを抑制できる。この結果、板パッキン8と充填材90との間に、高温の燃焼ガスが浸入して、絶縁体10が局所的に過度に加熱されることを抑制できる。したがって、絶縁体10の割れを抑制できる。例えば、先端側の高温の燃焼ガスが、板パッキン8より後端側に浸入する場合があり得る。この場合に、板パッキン8と充填材90との間に隙間があると、当該隙間に高温の燃焼ガスが溜まるので、該隙間部分が高温となる。この結果、当該隙間部分において絶縁体10が局所的に熱膨張して、絶縁体10の内部に、局所的な高い熱応力が発生する。このような局所的な高い熱応力は、縦割れ(軸線方向に沿って生じる割れ)などの絶縁体10の割れを発生させ得る。本実施形態によれば、このような絶縁体10の割れを抑制できる。
さらに、本実施形態では、充填材90は、第2縮外径部253の後端より先端側に位置する第1部91と、第1部91より後端側に位置する第2部92と、を有する。そして、第1部91の熱伝導率は、第2部92の熱伝導率より高い。この結果、第1部91を介して主体金具50に逃がされる熱量、すなわち、図3の経路RT2を伝わってシール部材60を通ることなく逃がされる熱量を増大させることができる。そして、第2部92を介して主体金具50に逃がされる熱量、すなわち、図3の経路RT3を伝わってシール部材60を通って逃がされる熱量を減少させることができる。したがって、シール部材60への熱の伝導を減少させることができるので、シール部材60の温度の上昇をさらに効果的に抑制できる。また、点火プラグ100の使用によって、板パッキン8が劣化して、板パッキン8を通る経路RT1を伝わって主体金具50に逃がされる熱量が小さくなった場合であっても、第1部91を通る経路RT2によって熱を主体金具50に逃がすことができる。この結果、板パッキン8が劣化した場合であっても、シール部材60を通って逃がされる熱量を増大させることなく、熱を主体金具50に逃がすことができる。
B.変形例:
(1)板パッキン8、第1部91、第2部92の材料は、上記実施形態で例示した材料に限られず、他の様々な材料が用いられ得る。この場合に、板パッキン8、第1部91、第2部92の順に、熱伝導率が高くなるように、材料が選択されることが好ましい。ここで、本実施形態では、板パッキン8と、充填材90(第1部91および第2部92)と、の両方で、点火プラグ100の気密性が確保される。このために、本実施形態では、充填材90がなく、板パッキン8だけで、点火プラグの気密性が確保される場合と比較して、密封する能力が低い板パッキン8を用いることができる。例えば、硬度が炭素鋼より低いために密封する能力が低いが、熱伝導率が炭素鋼より高い銅製のパッキンを、板パッキン8として用いることができる。具体的には、板パッキン8、第1部91、第2部92の組み合わせは、以下のような組み合わせであっても良い。
板パッキン8:銅
第1部91:鉄粉
第2部92:タルク
さらに、第1部91や第2部92は、樹脂、セラミックス、金属、ガラス、あるいは、これらの混合物などが用いられ得る。第1部91や第2部92は、導電体であっても良いし、絶縁体であっても良い。また、板パッキン8は、鉄やステンレスで形成されても良い。
(2)上記実施形態では、充填材90は、第1部91と第2部92との材料が異なる2個の部材に分かれているが、充填材90は、1種類の材料で形成された1個の部材であっても良い。この場合であっても、板パッキン8の熱伝導率は、充填材90の熱伝導率より高くなるように、板パッキン8および充填材90の材料が選択されることが好ましい。ただし、例えば、板パッキン8の熱伝導率は、充填材90の熱伝導率と同じであっても良い。
(3)上記実施形態では、第1部91の後端は、中心電極20の第2縮外径部253の後端より先端側に位置している。これに代えて、第1部91の後端は、中心電極本体25の第2縮外径部253の後端より後端側に位置しても良い。この場合には、第1部91の後端は、中心電極20の後端(中心電極本体25の小径頭部251の後端)より先端側に位置することが好ましい。こうすれば、シール部材60のうち、中心電極20の後端側の部分を通らない経路を伝わって主体金具50に逃がされる熱量を増大できるので、シール部材60のうち、中心電極20と端子金具40との間の抵抗値に関係する部分が過度に加熱されることを抑制できる。したがって、シール部材60が加熱によって変質して、中心電極20と端子金具40との間の抵抗値が変動することを適切に抑制できる。
また、充填材90(第1部91および第2部92)は、板パッキン8から中心電極20の後端までの軸線方向の範囲にのみ配置されていても良い。
(4)上記各実施形態において、絶縁体10と主体金具50と板パッキン8と充填材90の構成を中心に説明してきたが、これらの要素および他の要素は、様々に変更可能である。例えば、主体金具50の材質は、亜鉛やニッケルなどでめっきされた低炭素鋼でも良いし、これらのめっきがなされていない低炭素鋼でも良い。また、接地電極30は、中心電極の先端部分と軸線方向と垂直な方向に対向して、軸線方向と垂直な方向の火花ギャップを形成しても良い。
以上、実施形態、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
5...ガスケット、6...リング部材、8...板パッキン、9...タルク、10...絶縁体、12...軸孔、13...脚長部、15...第1縮外径部、17...先端側胴部、18...後端側胴部、19...鍔部、20...中心電極、25...中心電極本体、29...中心電極チップ、30...接地電極、35...接地電極本体、39...接地電極チップ、40...端子金具、41...キャップ装着部、42...鍔部、43...脚部、50...主体金具、51...工具係合部、52...取付ネジ部、53...加締部、54...座部、56...棚部、58...圧縮変形部、59...貫通孔、60、80...シール部材、70...抵抗体、90...充填材、91...第1部、92...第2部、100...点火プラグ、121...大内径部、122...第2縮内径部、123...小内径部、251...小径頭部、252...大径頭部、253...第2縮外径部、254...脚部、561...第1縮内径部、562...等内径部、563...拡内径部、CL...軸線

Claims (3)

  1. 点火プラグであって、
    軸線方向に延びる中心電極と、
    前記軸線方向に延びる軸孔を有し前記軸孔の先端側に前記中心電極が配置されるとともに、前記軸線方向の先端側に向かって外径が小さくなる第1縮外径部を有する絶縁体と、
    前記絶縁体の外周に配置され、前記軸線方向の先端側に向かって内径が小さくなる第1縮内径部を有する主体金具と、
    前記絶縁体の前記第1縮外径部と前記主体金具の前記第1縮内径部との間に配置されるパッキンと、
    前記軸孔内において前記中心電極よりも前記軸線方向の後端側に配置される抵抗体と、
    前記軸孔内における前記抵抗体と前記中心電極との間に配置され、前記中心電極と前記抵抗体とのそれぞれに接触する導電性のシール部材と、
    を備え、
    前記パッキンは、前記シール部材より前記軸線方向の先端側に位置し、
    前記絶縁体の外周面と前記主体金具の内周面との隙間のうち、前記パッキンの後端から前記シール部材の後端近傍までの前記軸線方向の範囲である特定部分に充填材が配置され
    前記絶縁体は、前記パッキンより後端側に位置し前記軸線方向の先端側に向かって内径が小さくなる第2縮内径部を有し、
    前記中心電極は、前記シール部材より先端側に位置し、前記軸線方向の先端側に向かって外径が小さくなり、前記第2縮内径部によって支持される第2縮外径部を有し、
    前記充填材は、前記第2縮外径部の後端より先端側に位置する第1部と、前記第1部より後端側に位置する第2部と、を有し、
    前記第1部の熱伝導率は、前記第2部の熱伝導率より高い、点火プラグ。
  2. 請求項1に記載の点火プラグであって、
    前記パッキンの熱伝導率は、前記充填材の熱伝導率より高い、点火プラグ。
  3. 請求項1または2に記載の点火プラグであって、
    前記パッキンと前記充填材とが接触している、点火プラグ。
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