JP2009187840A - スパークプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】中心電極母材に接合した貴金属チップを長寸化した上で着火性向上と耐久性向上の両立を図る。
【解決手段】中心電極20は、テーパ形状の電極母材台座22に、レーザ溶接を経て形成される溶融部23介して電極チップ90を接合する。この状態において、溶融部23と電極チップ90とのチップ側境界K1の断面積S1と、溶融部23と電極母材台座22との母材側境界K2の断面積S2とについては、S1<S2の関係式を満たす。また、電極母材台座22の基部K3における断面積S3については、(S3−S2)/Dが5≦(S3−S2)/D≦50の関係式を満たすようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、スパークプラグに関する。
スパークプラグには、メンテナンスフリー達成のための長寿命化のみならず、電極の小型化による着火性の向上や燃焼効率の向上が求められ、こうした要求に応えるため、中心電極における火花放電部位に白金、イリジウムなどの貴金属チップを接合したスパークプラグが多用されている。また、より一層の着火性の向上を図るため、貴金属チップを中心電極のみならず、接地電極(外側電極)に接合することが提案されている(特許文献1)。
特開平11−121142号公報
こうした貴金属チップの接合に際しては、電極母材からの貴金属チップの脱落防止のため、例えば、中心電極では、貴金属チップを中心電極母材の先端に載置して貴金属チップと中心電極母材の先端との境界をレーザなどで直接溶融する手法が取られている。このように溶融すれば、貴金属チップと中心電極母材の先端との接合箇所に比較的体積の大きな溶融部が形成される。この溶融部は貴金属チップの成分と中心電極母材の成分(例えば、ニッケル系材料)との合金となり、結果として貴金属チップと中心電極母材との中間の熱膨張係数となるために、比較的体積の大きな応力緩和層として機能することから、既述したように脱落防止の実効性が高まる。
中心電極母材に貴金属チップを設ける場合、貴金属チップの先端から貴金属チップと中心電極母材の先端との間に形成された溶融部までの長さが約0.3mm程度あれば、既存のエンジンにおける着火性や耐久性は確保できるとされている。ところが、近年では、エンジン自体の高性能化、例えば燃焼室の高圧縮比化等が図られていることから、中心電極母材に貴金属チップを接合したスパークプラグでのさらなる改良が求められるに至った。
例えば、中心電極母材に接合した貴金属チップを長寸化すれば、飛火位置が燃焼室の中央側に近づくために、着火性が高まるものの、燃焼室内での燃焼の熱による貴金属チップ自体の熱引きが貴金属チップの長さ(以下、チップ長とも言う。)が長いだけ悪化するので、耐久性の低下が懸念される。
本発明は、上記した問題を踏まえ、従来試みられなかった貴金属チップの長さと溶融部の形状に着目するという観点に立脚した上で、着火性向上と耐久性向上との両立を達成することを課題とし、中心電極母材の先端に接合した貴金属チップの長寸化を図りつつ着火性向上と耐久性向上とを両立し得る新たなスパークプラグを提供することをその目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明では、以下の構成を採用した。
[適用例:スパークプラグ]
中心電極と、軸線方向に沿って延びる軸孔を有し、その軸孔内で前記中心電極を保持する絶縁体と、当該絶縁体を周方向に取り囲んで保持する主体金具と、一端部が前記主体金具に接合され、他端部が前記中心電極の先端部に対向するように屈曲され、前記中心電極との間で火花ギャップを形成する接地電極とを備えたスパークプラグであって、
前記中心電極は、自身の先端にて先端側に向かって小径となるようテーパ状に形成された電極母材台座を有する電極母材と、前記電極母材台座の先端面に接合された貴金属チップとから構成され、
前記貴金属チップと前記電極母材とは、前記貴金属チップの成分と前記電極母材台座の成分とが溶融した溶融部を介して接合されてなり、前記溶融部と前記貴金属チップとの境界であるチップ側境界から前記貴金属チップの先端までの軸線方向の最短距離をCLとしたとき、CL≧0.5mmであり、更に、
前記チップ側境界の断面積をS1とし、前記溶融部と前記電極母材台座との境界である母材側境界の断面積をS2とし、前記電極母材台座における基部の断面積をS3とし、前記母材側境界から前記基部までの軸線方向の最短距離をDとしたとき、S1<S2、5≦(S3−S2)/D≦50、を満たす
ことを要旨とする。
この場合、上記した関係式における断面積S1〜S3、最短距離(長さ)D及びCLは、内燃機関に組み込まれるスパークプラグの実寸法から、mmを単位とした断面積・最短距離とすることが実情に適う。そして、実寸としては、上記した断面積S1〜S3を算出するための上記各境界の界面における半径は1.5mm以下程度である。
上記構成のスパークプラグは、テーパ状に形成された電極母材台座の先端面に貴金属チップを溶融して、貴金属チップを溶融部を介在させて電極母材台座に接合するに当たり、溶融部と貴金属チップとの境界であるチップ側境界の断面積S1と、溶融部と電極母材台座との境界である母材側境界の断面積S2とについては、S1<S2の第1関係式を満たすようにした。電極母材台座は、先端側に向かって小径となるテーパ状であることから、この電極母材台座における基部の断面積S3は、当然に母材側境界の断面積S2より大きくなる。よって、貴金属チップから電極母材台座の基部に掛けては、貴金属チップ、溶融部、電極母材台座の順に断面積が広がるので、既存の短寸の貴金属チップであれば、貴金属チップからの熱引きに特段の支障はない。その一方、上記した断面積の関係を維持しただけで貴金属チップを長くする(チップ側境界から貴金属チップの先端までの軸線方向の最短距離CL(チップ長に相当)を0.5mm以上にする)と、断面積が貴金属チップから電極母材台座の基部に掛けて徐々に広がるとはいえ、貴金属チップからの熱引きは、チップ長が長くなる分だけ緩慢となると予想される。
これに対し、上記構成のスパークプラグでは、上記した関係(S1<S2)に加え、溶融部と電極母材台座との境界である母材側境界の断面積S2と電極母材台座における基部の断面積S3とについては、母材側境界から基部までの軸線方向の最短距離をDとした場合に、母材側境界から基部に掛けての単位長さ当たりの面積増加率を表す(S3−S2)/Dが5以上で50以下となる5≦(S3−S2)/D≦50の第2関係式を満たすようにした。こうすれば、貴金属チップの熱が溶融部を経て電極母材台座の基部にまで伝わる際には、電極母材台座の軸線方向における母材側境界から基部までの熱の伝搬距離が短くなると共に、熱伝搬の際の熱の伝搬面積は、第2関係式(5≦(S3−S2)/D≦50)で規定されるように急激に広がることになる。このため、貴金属チップのチップ長を既存のものより長寸化(0.5mm以上)させても、貴金属チップからの熱引きを支障なく起き得るようにできる。この結果、貴金属チップの長寸化を図った上での着火性向上と耐久性向上の両立が可能となる。
上記したスパークプラグは、次のような態様とすることができる。例えば、中心電極が、少なくとも貴金属チップ、溶融部及び電極母材台座を露出させた状態で絶縁体に保持され、接地電極の他端部が貴金属チップの側面と対向するように接地電極が屈曲され、接地電極の他端部と貴金属チップの側面との間に火花ギャップGAが形成されたスパークプラグであって、接地電極の他端部からチップ側境界までの最短距離をGBとしたとき、GB/GA≧1.05の関係式を満たすようにした。このように接地電極の他端部と貴金属チップの側面との間の火花ギャップGAと接地電極の他端部からチップ側境界までの最短距離GBとを上記の関係式(GB/GA≧1.05)のように規定することで、溶融部の表面に微小な凹凸や酸化被膜が存在したとしても、この溶融部から接地電極の他端部への飛火を抑制できる。よって、接地電極の他端面と貴金属チップの側面との間に火花ギャップが形成されたスパークプラグにおける着火性を高めることができる。
また、チップ側境界から貴金属チップの先端までの軸線方向の最短距離CLとチップ側境界の断面積S1とを、1.4≦CL/S1≦7.2の関係式を満たすようにした。上記の関係式(1.4≦CL/S1≦7.2)を満たすようにすることで、着火性向上と耐久性向上の両立を図った上で、貴金属チップの長寸化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。図1は本発明の実施例としてのスパークプラグ100の部分断面図、図2はスパークプラグ100における中心電極20の先端付近を拡大して示す拡大図である。なお、以下の説明において上下方向についての説明に際しては、図1に示すスパークプラグ100の軸線O方向を上下方向とし、下側をスパークプラグ100の先端側、上側を後端側として説明する。
図1に示すように、スパークプラグ100は、絶縁体として絶縁碍子10と、この絶縁碍子10を保持する主体金具50と、絶縁碍子10内に軸線O方向に保持された中心電極20と、接地電極30と、絶縁碍子10の後端部に設けられた端子金具40とを備える。
絶縁碍子10は周知のようにアルミナ等を焼成して形成され、軸中心に軸線O方向へ延びる軸孔12が形成された筒形状を有する。軸線O方向の略中央には外径が最も大きな鍔部19が形成されており、それより後端側(図1における上側)には後端側胴部18が形成されている。鍔部19より先端側(図1における下側)には、後端側胴部18よりも外径の小さな先端側胴部17が形成され、さらにその先端側胴部17よりも先端側に、先端側胴部17よりも外径の小さな脚長部13が形成されている。脚長部13は先端側ほど縮径され、スパークプラグ100が内燃機関のエンジンヘッド200に取り付けられた際には、その燃焼室に曝される。脚長部13と先端側胴部17との間には段部15が形成されている。
図2に示すように、中心電極20は、インコネル(商標名)600または601等のニッケルまたはニッケルを主成分とする合金から形成された電極母材21の内部に、電極母材21よりも熱伝導性に優れる銅または銅を主成分とする合金からなる芯材25を埋設した構造を有する棒状の電極である。通常、中心電極20は、有底筒状に形成された電極母材21の内部に芯材25を詰め、底側から押出成形を行って引き延ばすことで作製される。芯材25は、胴部分においては略一定の外径をなすものの、先端側においては先細り形状に形成される。
中心電極20、詳しくは電極母材21は、その先端部分に、先端に向かって小径となるテーパ状の電極母材台座22と溶融部23と電極チップ90とを備え、この電極チップ90を含む電極母材台座22よりも先端側の部分は絶縁碍子10の先端部11よりも突出されている。電極チップ90は、耐火花消耗性を向上するために、高融点の貴金属を主成分として形成されている。この電極チップ90としては、例えば、イリジウム(Ir)や、Irを主成分として、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、パラジウム(Pd)、レニウム(Re)のうち、1種類あるいは2種類以上を添加したIr合金によって形成され、Ir−5Pt合金(5質量%の白金を含有したイリジウム合金)や、Ir−11Ru−8Rh−1Ni合金(11質量%のルテニウムと8質量%のロジウムと1質量%のニッケルを含有したイリジウム合金)などが多用される。
溶融部23は、電極母材台座22への電極チップ90の溶接、例えばレーザを照射してその熱により電極母材台座22と電極チップ90とを溶融させるレーザ溶接を経て形成される。つまり、電極母材台座22の先端面に電極チップ90を配置した状態で、電極母材台座22と電極チップ90との境界面を狙ってレーザを照射しつつ、その照射箇所を境界面全周に亘って一周させる。このレーザ溶接では、レーザの照射により両材料(電極母材台座22の構成材と電極チップ90の貴金属)が溶融して混ざり合うため、電極チップ90と電極母材台座22とが強固に接合されると共に、電極母材台座22と電極チップ90とを繋ぐ溶融部23が形成される。この溶融部23は、上記両材料の溶融により両材料の合金として形成される。
中心電極20は軸孔12内を後端側に向けて延設され、シール体4およびセラミック抵抗3(図1参照)を経由して、後方(図1における上方)の端子金具40に電気的に接続されている。端子金具40には高圧ケーブル(図示外)がプラグキャップ(図示外)を介して接続され、高電圧が印加される。
接地電極30は耐腐食性の高い金属から構成され、一例として、インコネル(商標名)600または601等のニッケル合金が用いられる。この接地電極30は、自身の長手方向と直交する方向における横断面が略長方形を有しており、その基端部(一端部)32において主体金具50の先端面57に溶接にて接合され、先端部(他端部)31の一側面が中心電極20の電極チップ90と、軸線O上で対向するように屈曲されている。そして、この接地電極30は、先端部31の一側面と電極チップ90の先端面との間に火花ギャップGを形成する。本実施例のスパークプラグ100では、この火花ギャップGを0.6〜1.2mmとした。
主体金具50は、内燃機関のエンジンヘッド200にスパークプラグ100を固定するための円筒状の金具である。主体金具50は、絶縁碍子10を、その後端側胴部18の一部から脚長部13にかけての部位を取り囲むようにして内部に保持している。主体金具50は低炭素鋼材より形成され、図示しないスパークプラグレンチが嵌合する工具係合部51と、内燃機関の上部に設けられたエンジンヘッド200の取付ネジ孔201に螺合するネジ山が形成された取付ネジ部52とを備えている。本実施例では、この取付ネジ部52を、その外径M(呼び径)が標準的な外径であるM14、或いはこれより小径なM12〜M10とした。
主体金具50の工具係合部51と取付ネジ部52との間には、鍔状のシール部54が形成されている。取付ネジ部52とシール部54との間のネジ首59には、板体を折り曲げて形成した環状のガスケット5が嵌挿されている。ガスケット5は、スパークプラグ100をエンジンヘッド200に取り付けた際に、シール部54の座面55と取付ネジ孔201の開口周縁部205との間で押し潰されて変形する。このガスケット5の変形により、スパークプラグ100とエンジンヘッド200間が封止され、取付ネジ孔201を介したエンジン内の気密漏れが防止される。
主体金具50の工具係合部51より後端側には薄肉の加締部53が設けられている。また、シール部54と工具係合部51との間には、加締部53と同様に薄肉の座屈部58が設けられている。工具係合部51から加締部53にかけての主体金具50の内周面と絶縁碍子10の後端側胴部18の外周面との間には、円環状のリング部材6,7が介在されており、さらに両リング部材6,7間にタルク(滑石)9の粉末が充填されている。加締部53を内側に折り曲げるようにして加締めることにより、リング部材6,7およびタルク9を介し、絶縁碍子10が主体金具50内で先端側に向け押圧される。これにより、主体金具50の内周で取付ネジ部52の位置に形成された段部56に、環状の板パッキン8を介し、絶縁碍子10の段部15が支持されて、主体金具50と絶縁碍子10とが一体にされる。このとき、主体金具50と絶縁碍子10との間の気密性は、板パッキン8によって保持され、燃焼ガスの流出が防止される。座屈部58は、加締めの際に、圧縮力の付加に伴い外向きに撓み変形するように構成されており、タルク9の軸線O方向の圧縮長を長くして主体金具50内の気密性を高めている。なお、段部56よりも先端側における主体金具50と絶縁碍子10との間には、所定寸法のクリアランスが設けられている。
上記したスパークプラグ100は、例えば、以下のような製造方法によって製造することが可能である。まず、上述した電極チップ90を溶融部23を介在させて電極母材台座22に接合済みの中心電極20と、絶縁碍子10と、主体金具50と、接地電極30とを用意する。次いで、中心電極20の先端部(詳しくは、電極チップ90と溶融部23と電極母材台座22)を露出させつつ中心電極20の外周を覆うように絶縁碍子10に中心電極20を組み付ける。その後、絶縁碍子10の外周に、絶縁碍子10の先端部が主体金具50の先端面から1.5mm程度或いはそれ以上突出するように、主体金具50を組み付けると共に、接地電極30の基端部を主体金具50の先端面57に接合する。その後、接地電極30の先端部31が中心電極20の先端部と対向するように接地電極30を屈曲する。
次に、本実施例のスパークプラグ100における中心電極20について詳述する。図3は図2に示した中心電極20の先端部のみを示す説明図である。既述したように、中心電極20は、テーパ形状の電極母材台座22に、電極チップ90をレーザ溶接にて接合することで、電極母材台座22と電極チップ90とを既述した合金たる溶融部23にて強固に繋がっている。電極母材台座22と溶融部23と電極チップ90とは、それらの構成材料において相違すると共に、溶接を経て接合・形成されていることから、電極チップ90と溶融部23との繋ぎ箇所には境界(チップ側境界K1)が現れ、溶融部23と電極母材台座22との繋ぎ箇所には境界(母材側境界K2)が現れる。これら境界K1〜K2は、外部から目視にて視認できる。ここで、本実施例では、チップ側境界K1から電極チップ90の先端までの軸線方向の最短距離CL(以下、チップ有効長とも言う。)が0.5mm以上(CL≧0.5mm)になっている。
そして、電極チップ90が溶融部23を介して電極母材台座22に接合済みの状態において、本実施例では、溶融部23と電極チップ90とのチップ側境界K1の断面積S1と、溶融部23と電極母材台座22との母材側境界K2の断面積S2とについては、S1<S2の関係式を満たすようにした。この関係式は、電極チップ90の断面積をテーパ形状の電極母材台座22の先端面積と同程度或いは先端面積よりやや小さくすることで、成立するようにできる。また、電極母材台座22については、テーパ形状であることから、電極母材台座22の基部K3の断面積S3は当然に母材側境界K2の断面積S2より大きくなる。
こうした境界における断面積の大小規定の他、本実施例では、母材側境界K2の断面積S2と電極母材台座22の基部K3の断面積S3とについては、次のように規定した。図3に示すように、母材側境界K2から基部K3までの軸線方向の最短距離をDとした場合、母材側境界K2から基部K3に掛けての単位長さ当たりの面積増加率を表す(S3−S2)/Dが5≦(S3−S2)/D≦50の関係式を満たすようにした。
更に、電極チップ90については、チップ側境界K1から電極チップ90の先端までの軸線方向の最短距離(チップ有効長)CLを、チップ側境界K1の断面積S1と関連付けて、1.4≦CL/S1≦7.2の関係式を満たすようにした。以下、チップ側境界K1を断面積S1で除算した値(CL/S1)を面積当たりチップ長と称する。
この場合、電極チップ90および接地電極30の先端部31をエンジンヘッド200の燃焼室内に臨ませた上で、スパークプラグ100は、M10〜M14の取付ネジ部52にて内燃機関に装着される実情から、既述したチップ側境界K1の断面積S1や母材側境界K2の断面積S2、基部K3の断面積S3、母材側境界K2から基部K3までの軸線方向の最短距離Dおよび電極チップ90のチップ有効長CLは、自ずと取り得る値が制限される。その上で、これら断面積S1〜S3と最短距離Dおよびチップ有効長CLについて、上記した関係式を満たすようにした。具体的には、チップ有効長CLは0.5〜1.7mm程度の範囲となり、断面積S1を算出するためのチップ側境界K1での半径や断面積S2を算出するための母材側境界K2の半径、断面積S3を算出するための基部K3の半径は0.7〜1.5mm程度の範囲となる。
図4は、チップ有効長CLを0.5mm以上とし、中心電極20の先端部における各断面積S1〜S3と最短距離Dとを種々変えつつ電極チップ90の消耗度合いを評価項目にした評価試験の結果を表すグラフである。評価試験では、2000cc/6気筒のエンジンにスパークプラグ100を装着した上で、5000rpmの一定回転で100時間の継続運転を行い、試験開始前と開始後の電極チップ90の消耗度合い(消耗体積mm3)を測定した。測定に供したサンプルのスパークプラグは、電極チップ90の面積当たりチップ長(CL/S1)が図4に示す6種類のスパークプラグであり、この6種類のスパークプラグについて、(S3−S2)/Dを変えつつ測定した。図5は断面積S1〜S3を一定とした上で(S3−S2)/Dを変化させた場合の中心電極20の先端部の形状推移の様子を示す説明図である。
図4の試験結果から、電極チップ90の面積当たりチップ長(CL/S1)に拘わらず、(S3−S2)/Dを5以上とすれば、電極チップ90の消耗を抑制できることが確認できた。しかも、(S3−S2)/Dが50以上となると、電極チップ90の消耗の抑制効果はほぼ横ばいとなることも確認できた。
また、電極チップ90の面積当たりチップ長(CL/S1)を併せて考察すると、この値(CL/S1)を1.4≦CL/S1≦7.2とすれば、電極チップ90の消耗抑制効果は、この範囲を外れるサンプルNo.1やNo.6に比べて顕著であった。
これらの結果から、チップ有効長CLが0.5mm以上と長寸の電極チップ90を溶融部23を介して電極母材台座22に接合させる場合に、母材側境界K2から基部K3に掛けての(S3−S2)/Dを5≦(S3−S2)/D≦50とした上で、電極チップ90の面積当たりチップ長(CL/S1)を1.4≦CL/S1≦7.2とすれば、電極チップ90の長寸化を図りつつ電極チップ90の消耗抑制効果を有意に高めることができると言える。
電極チップ90の消耗程度は、電極チップ90からの熱引きの影響を受けることから、図4に示した試験結果を熱引きと関係付けて説明する。
図3に示したように、電極チップ90は溶融部23を介して電極母材台座22に接合されており、電極チップ90から溶融部23を経て電極母材台座22の基部K3に掛けては、電極チップ90の側から断面積はS1<S2<S3のように広くなる。電極チップ90の面積当たりチップ長(CL/S1)が1.4を下回る範囲では、電極チップ90のチップ有効長CLが短く電極チップ90自体も小さい。このようなスパークプラグは、図4のサンプルNo.1(CL/S1=1.2)に該当し、電極チップ90の熱引きは良好である。このため、サンプルNo.1(CL/S1=1.2)に見られるように、電極チップ90が小さいことからそもそも電極チップ90の消耗度合いは小さく、(S3−S2)/Dの大小に拘わらず電極チップ90の消耗度合いに変化は起きない。つまり、上記したように断面積の拡張があれば、熱引きの対象となる電極チップ90自体が小さいために電極チップ90からの熱引きは良好であるので、(S3−S2)/Dを変えることでの電極チップ90の消耗度合いの低減は現れない。
一方、電極チップ90の面積当たりチップ長(CL/S1)が7.2を上回る図4のサンプルNo.6(CL/S1=9.6)は、電極チップ90のチップ有効長CLが極端に長いため、電極チップ90が大きくなる。よって、上記したように断面積の拡張を図ったとしても、電極チップ90自体での熱引きが非常に悪いため、図4に示すように、(S3−S2)/Dを変化させても、電極チップ90の消耗度合いは大きいまま推移する。
これに対し、面積当たりチップ長(CL/S1)が1.4≦CL/S1≦7.2の関係式を満たす図4のサンプルNo.2〜5では、(S3−S2)/Dが5以上となると、電極チップ90の消耗度合いは顕著に低減し耐久性は向上する。これは、電極チップ90から溶融部23および基部K3に掛けての上記した断面積の拡張に加え、(S3−S2)/Dが大きいことによる母材側境界K2と基部K3との最短距離Dが小さくなること(図6参照)、即ち、母材側境界K2から電極母材台座22の基部K3までの熱の伝搬距離が短くなることと、熱伝搬の際の熱の伝搬面積が(S3−S2)/Dが大きいことにより急激に広がることとの影響と考えられる。このため、1.4≦CL/S1≦7.2の関係式を満たすようチップ有効長CLを長くしても、即ち、電極チップ90を長寸化させても、電極チップ90からの熱引きを良好に起き得るようにできることになる。この結果、電極チップ90の長寸化を図った上での着火性向上と耐久性向上の両立が可能となる。
次に、他の実施例について説明する。図6は他の実施例のスパークプラグ100Aにおける中心電極20の先端付近を拡大して示す拡大図である。この実施例は、接地電極30Aがその先端部(他端部)31Aを電極チップ90の側面に対向させて火花ギャップGAを形成している構成において、先の実施例と相違する。
図示するように、スパークプラグ100Aは、電極母材21の先端の電極母材台座22に既述したように溶融部23を介して電極チップ90を接合してなる。このスパークプラグ100Aでは、接地電極30Aは、その基端部(一端部)32Aにおいて主体金具50の先端面57に溶接して接合され、先端部(他端部)31Aの端面が中心電極20の電極チップ90の側面と対向するように屈曲されている。そして、この接地電極30Aには、先端部31Aの端面に電極チップ91が接合されてなり、この電極チップ91の先端面を軸線Oと直交する軸Q上で電極チップ90の側面に対向させ、電極チップ91の先端面と電極チップ90の側面との間に火花ギャップGAを形成する。スパークプラグ100Aにあっても、この火花ギャップGAを0.3〜1.2mmとした。接地電極30A側の電極チップ91は、中心電極20側の電極チップ90と同様に貴金属を主成分として形成された貴金属チップであり、Pt−20Rh合金(20質量%のロジウムを含有した白金合金)や、Pt−20Ir−5Rh合金(20質量%のイリジウムと5質量%のロジウムを含有した白金合金)などが多用される。
図6に示すスパークプラグ100Aにあっては、電極チップ90から電極母材台座22に掛けての上記した断面積の関係を持って電極チップ90を配置したほか、電極チップ91の先端面と電極チップ90の側面との間に火花ギャップGAを形成するに当たり、次のようにした。つまり、図6に示すように、電極チップ90の側面と電極チップ91の先端面とで形成される火花ギャップGAを、電極チップ91の先端面からチップ側境界K1までの最短距離GBに対して、GB/GA≧1.05の関係式を満たすようにした。なお、この火花ギャップGAと最短距離GBとは、電極チップ91の先端面が軸線Oと直交する軸Q上で電極チップ90の側面に対向する場合の他、電極チップ91の先端面が軸線Oと所定の角度を持って交差する軸上で電極チップ90の側面に対向する場合にあっても、上記関係式を満たすように規定されればよい。
図7は火花ギャップGAを種々変えつつ溶融部23から電極チップ91への飛火の発生率を溶融部飛火率として評価した評価試験の結果を表すグラフである。この評価試験は、大気雰囲気下で圧力を0.4MPaにした圧力チャンバ内にサンプルのスパークプラグを取り付けた上で、サンプルのスパークプラグに高電圧を印加した際の溶融部23への飛火率を調べる試験である。本実施例のように、電極チップ90を電極母材台座22に接合する溶融部23は、レーザ溶接による溶融を経ていることから、その表面に微小な凹凸や酸化膜を有するので、電極チップ91への飛火はこの溶融部23の表面、詳しくは、電極チップ91の先端周縁との距離が最も短いチップ側境界K1から起きることがある。
こうした溶融部飛火率の測定は、以下の理由から行うこととした。近年その普及が著しい高圧縮比エンジンでは、燃焼室圧力が高い。このため、中心電極の側に向けて湾曲して延びる接地電極には、高圧縮比並びに高燃焼圧環境下での湾曲部の強度向上が既存エンジンの場合より必要となり、接地電極を短寸化することが望ましい。こうした短寸の接地電極と中心電極間での放電の確実性の観点から、火花ギャップを中心電極周囲に形成するスパークプラグでは、接地電極は、中心電極の側面、詳しくは中心電極先端の貴金属チップ(電極チップ90)の側面に対向する。この場合、接地電極をただ単に中心電極先端の貴金属チップの側面に対向させただけでは、着火性の低下が危惧される。つまり、貴金属チップと中心電極先端との接合箇所である溶融部は、溶融を経た電極構成材(例えばニッケル)と貴金属との合金であることから、溶融部表面には、溶融の影響による微小な凹凸が存在したり、酸化被膜が存在するので、この溶融部と接地電極との間において放電を起こす溶融部飛火が起きる可能性がある。溶融部は、貴金属チップの基部側、即ち燃焼室から遠ざかった位置であることから、溶融部と接地電極との間で飛火しても、燃焼室での燃料着火に至らない事態が予想される。このため、溶融部23側面から起きる飛火の発生状況を調べるようにし、その結果が図7のグラフである。
図7に示したグラフは、X軸を最短距離GBと火花ギャップGAの比の値とし、Y軸を溶融部飛火率(%)を示している。この図7の試験結果から、火花ギャップGAに拘わらず、最短距離GBと火花ギャップGAの比の値を1.05以上とすれば、溶融部飛火率を20%以下に抑制できることが確認できた。しかも、最短距離GBと火花ギャップGAの比の値が1.2を超えると溶融部飛火率をほぼ完全に抑制できることが判った。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。例えば、以下のような変形が可能である。
図1〜図3に示すスパークプラグ100では、電極チップ90の先端面を接地電極30の一側面に対向させたが、接地電極30における電極チップ90の対向面にも、図6で説明したような電極チップ91を設けるようにすることもできる。
また、母材側境界K2から基部K3にかけての(S3−S2)/Dと電極チップ90の面積当たりチップ長(CL/S1)とが、既述した5≦(S3−S2)/D≦50の関係および1.4≦CL/S1≦7.2の関係を満たす限りにおいては、電極チップ90や電極母材台座22を種々の形態とできる。図8は従来品のスパークプラグから実施例品Aへの形態の推移とこの実施例品Aからのさらなる形態の推移を示す説明図である。なお、この図8に示すいずれの形態であっても、上記の(S3−S2)/Dと面積当たりチップ長(CL/S1)が上記の関係式を満たす限りにおいては、電極チップ90からの良好な熱引きをもたらすことにより、既述した効果を奏することができるのは勿論である。
図8に図示するように、実施例品Aは、既述したスパークプラグ100、100Aに相当し、電極チップ90のチップ有効長CLのみを長くすることで面積当たりチップ長(CL/S1)を増大させた。このようにチップ有効長CLが長くなると、図6に示すように溶融部23と電極チップ91とを確実に離して最短距離GBを確保できることから、溶融部飛火の抑制の実効性が高まる。
実施例品Bは、面積当たりチップ長(CL/S1)が上記関係を満たす範囲において、実施例品Aより更にチップ有効長CLを延ばした形態である。実施例品Cは、母材側境界K2から基部K3までの最短距離Dを短くすることで、(S3−S2)/Dを増大させたので、電極チップ90からの熱引きが高まる。実施例品Dは、上記の最短距離Dを短くした上でチップ側境界K1での断面積S1(チップ断面積)を大きくした形態であり、この形態では、(S3−S2)/Dと断面積S1の増大により、電極チップ90からの熱引きの向上が可能である。実施例品Eは、面積当たりチップ長(CL/S1)が上記関係を満たす範囲において、実施例品Aより電極チップ90の断面積、即ちチップ側境界K1の断面積S1を小さくした形態である。
本発明の実施例としてのスパークプラグ100の部分断面図である。 スパークプラグ100における中心電極20の先端付近を拡大して示す拡大図である。 図2に示した中心電極20の先端部のみを示す説明図である。 中心電極20の先端における断面積S1〜S3と最短距離Dとを種々変えつつ電極チップ90の消耗度合いを評価項目にした評価試験の結果を表すグラフである。 断面積S1〜S3を一定とした上で(S3−S2)/Dを推移させた場合の形状推移の様子を示す説明図である。 他の実施例のスパークプラグ100Aにおける中心電極20の先端付近を拡大して示す拡大図である。 火花ギャップGAを種々変えつつ溶融部23から電極チップ91への飛火の発生率を溶融部飛火率として評価した評価試験の結果を表すグラフである。 従来品のスパークプラグから実施例品Aへの形態の推移とこの実施例品Aからのさらなる形態の推移を示す説明図である。
符号の説明
3…セラミック抵抗
4…シール体
5…ガスケット
6…リング部材
8…板パッキン
9…タルク
10…絶縁碍子
11…先端部
12…軸孔
13…脚長部
15…段部
17…先端側胴部
18…後端側胴部
19…鍔部
20…中心電極
21…電極母材
22…電極母材台座
23…溶融部
25…芯材
30…接地電極
30A…接地電極
31…先端部
31A…先端部
32…基部
32A…基部
40…端子金具
50…主体金具
51…工具係合部
52…取付ネジ部
53…加締部
54…シール部
55…座面
56…段部
57…先端面
58…座屈部
59…ネジ首
90…電極チップ
91…電極チップ
100…スパークプラグ
100A…スパークプラグ
200…エンジンヘッド
201…取付ネジ孔
205…開口周縁部
O…軸線
K1…チップ側境界
K2…母材側境界
K3…テーパ形状基部
G、GA…火花ギャップ
GB…最短距離
CL…チップ有効長

Claims (3)

  1. 中心電極と、軸線方向に沿って延びる軸孔を有し、その軸孔内で前記中心電極を保持する絶縁体と、当該絶縁体を周方向に取り囲んで保持する主体金具と、一端部が前記主体金具に接合され、他端部が前記中心電極の先端部に対向するように屈曲され、前記中心電極との間で火花ギャップを形成する接地電極とを備えたスパークプラグであって、
    前記中心電極は、自身の先端にて先端側に向かって小径となるようテーパ状に形成された電極母材台座を有する電極母材と、前記電極母材台座の先端面に接合された貴金属チップとから構成され、
    前記貴金属チップと前記電極母材とは、前記貴金属チップの成分と前記電極母材台座の成分とが溶融した溶融部を介して接合されてなり、前記溶融部と前記貴金属チップとの境界であるチップ側境界から前記貴金属チップの先端までの軸線方向の最短距離をCLとしたとき、CL≧0.5mmであり、更に、
    前記チップ側境界の断面積をS1とし、前記溶融部と前記電極母材台座との境界である母材側境界の断面積をS2とし、前記電極母材台座における基部の断面積をS3とし、前記母材側境界から前記基部までの軸線方向の最短距離をDとしたとき、
    S1<S2、
    5≦(S3−S2)/D≦50、を満たす
    スパークプラグ。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグであって、
    前記中心電極は、少なくとも前記貴金属チップ、前記溶融部及び前記電極母材台座を露出させた状態で前記絶縁体に保持されてなり、
    前記接地電極は、前記他端部が前記貴金属チップの側面と対向するように屈曲されて、前記接地電極の前記他端部と前記貴金属チップの側面との間に火花ギャップGAを形成してなり、
    前記接地電極の他端部から前記チップ側境界までの最短距離をGBとしたとき、
    GB/GA≧1.05、を満たす
    スパークプラグ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスパークプラグであって、
    更に、1.4≦CL/S1≦7.2、を満たす
    スパークプラグ。
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