JP2023071088A - スパークプラグ - Google Patents

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JP2023071088A JP2021183687A JP2021183687A JP2023071088A JP 2023071088 A JP2023071088 A JP 2023071088A JP 2021183687 A JP2021183687 A JP 2021183687A JP 2021183687 A JP2021183687 A JP 2021183687A JP 2023071088 A JP2023071088 A JP 2023071088A
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盾紀 岩渕
Junki Iwabuchi
紀彰 堀尾
Noriaki Horio
奨 今井
Susumu Imai
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Abstract

【課題】接地電極の過熱を低減できるスパークプラグを提供する。【解決手段】スパークプラグは、直線に沿って先端側へ向かって延びる筒状の先端部を有し、直線と交差する方向に貫通する貫通孔が先端部に設けられた主体金具と、貫通孔に配置される固定部を有する接地電極と、を備え、貫通孔は、座繰り部と、座繰り部から先端部の内周面まで延びる、座繰り部よりも細い貫通部と、を備え、固定部は、座繰り部に配置される第1部と、貫通部に配置される、第1部よりも細い第2部と、を備え、先端部の内周面につながる貫通部の縁と第2部との間に隙間がある。【選択図】図2

Description

本発明は主体金具に接地電極が接続されたスパークプラグに関する。
燃料ガスに点火するスパークプラグにおいて、主体金具を貫通する貫通孔に接地電極を配置する技術は知られている。特許文献1(図5)に開示された技術では、接地電極のうち貫通孔に配置された部分が、全周に亘って貫通孔に接している。
特開2019-46660号公報
この種のスパークプラグでは、接地電極が過熱すると過早着火(プレイグニッション)を起こす火種となる。
本発明はこの問題点を解決するためになされたものであり、接地電極の過熱を低減できるスパークプラグを提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明のスパークプラグは、直線に沿って先端側へ向かって延びる筒状の先端部を有し、直線と交差する方向に貫通する貫通孔が先端部に設けられた主体金具と、貫通孔に配置される固定部を有する接地電極と、を備え、貫通孔は、座繰り部と、座繰り部から先端部の内周面まで延びる、座繰り部よりも細い貫通部と、を備え、固定部は、座繰り部に配置される第1部と、貫通部に配置される、第1部よりも細い第2部と、を備え、先端部の内周面につながる貫通部の縁と第2部との間に隙間がある。
第1の態様によれば、主体金具の先端部を貫通する貫通孔は、座繰り部と、座繰り部から先端部の内周面まで延びる、座繰り部よりも細い貫通部と、を備える。接地電極の固定部は、座繰り部に第1部が配置され、第1部よりも細い第2部が、貫通部に配置される。先端部の内周面につながる貫通部の縁と第2部との間に隙間があるので、隙間に進入した燃料ガスによって接地電極の第2部は冷やされる。よって接地電極の過熱を低減できる。
第2の態様によれば、貫通部の軸に沿って内周面側から貫通部を見て、隙間を貫通部の中央よりも先端側の第1隙間と貫通部の中央よりも後端側の第2隙間の2つに分けたときに、第1隙間の面積は第2隙間の面積よりも大きい。第1隙間に燃料ガスが進入し易くなるので、第1の態様の効果に加え、接地電極の過熱をさらに低減できる。
第3の態様によれば、第2部の一部は貫通部の縁に接しており、貫通部の縁を貫通部の中央よりも先端側の第1縁と貫通部の中央よりも後端側の第2縁の2つに分けたときに、第1縁と第2部とは接していない、又は、第2縁と第2部とが接する長さは、第1縁と第2部とが接する長さよりも長い。第1縁と第2部との間に燃料ガスが進入し易くなるので、第1又は第2の態様の効果に加え、接地電極の過熱をさらに低減できる。
第4の態様によれば、貫通部の中央よりも後端側の第2隙間の面積は、貫通部の中央よりも先端側の第1隙間の面積よりも大きいので、その分だけ接地電極の第2部を先端側に配置できる。先端側に配置された第2部は燃料ガスによって冷やされ易くなるので、第1の態様の効果に加え、接地電極の過熱をさらに低減できる。
第5の態様によれば、第2部の一部は貫通部の縁に接しており、貫通部の中央よりも後端側の第2縁と接地電極の第2部とは接していない、又は、貫通部の中央よりも先端側の第1縁と第2部とが接する長さは、第2縁と前記第2部とが接する長さよりも長いので、その分だけ接地電極の第2部を先端側に配置できる。先端側に配置された第2部は燃料ガスによって冷やされ易くなるので、第1又は第4の態様の効果に加え、接地電極の過熱をさらに低減できる。
第1実施の形態におけるスパークプラグの部分断面図である。 (a)は図1のIIaで示す部分を拡大したスパークプラグの断面図であり、(b)は図2(a)のIIb-IIb線で切断したスパークプラグの切断面を先端部の内周面側から見た図である。 (a)は第2実施の形態におけるスパークプラグの断面図であり、(b)は図3(a)のIIIb-IIIb線で切断したスパークプラグの切断面を先端部の内周面側から見た図である。 (a)は第3実施の形態におけるスパークプラグの断面図であり、(b)は図4(a)のIVb-IVb線で切断したスパークプラグの切断面を先端部の内周面側から見た図である。 (a)は第4実施の形態におけるスパークプラグの断面図であり、(b)は図5(a)のVb-Vb線で切断したスパークプラグの切断面を先端部の内周面側から見た図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は第1実施の形態におけるスパークプラグ10の部分断面図である。図1では、紙面下側をスパークプラグ10の先端側、紙面上側をスパークプラグ10の後端側という(図2(a)から図5(b)においても同じ)。図1には、スパークプラグ10の先端側の部位の直線Oを含む断面が図示されている。スパークプラグ10は、絶縁体11の外周に配置された主体金具20、及び、主体金具20に接続された接地電極40を備えている。
絶縁体11は、直線Oに沿う軸孔12が設けられた略円筒状の部材であり、機械的特性や高温下の絶縁性に優れるアルミナ等のセラミックスにより形成されている。絶縁体11の軸孔12には中心電極13が配置されている。中心電極13は導電性を有する棒状の部材である。中心電極13の一部は、絶縁体11から先端側に突出している。中心電極13は、軸孔12内で端子金具14と電気的に接続されている。端子金具14は、高圧ケーブル(図示せず)が接続される棒状の部材であり、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成されている。端子金具14は絶縁体11の後端に固定されている。
主体金具20は、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成された略円筒状の部材である。主体金具20は、おねじ22が設けられた筒状の先端部21と、先端部21の後端側に隣接する座部23と、を備えている。先端部21のおねじ22はエンジン(図示せず)のねじ穴に螺合する。座部23の外径は、おねじ22の外径よりも大きい。座部23は、エンジンのねじ穴におねじ22を締め付けたときの軸力を受ける。
主体金具20の先端部21のうちおねじ22よりも先端側にキャップ24が接続されている。キャップ24は、有底円筒状または半球状の部材であり、例えばFe,Ni,Cu等の1種以上を主成分とする金属材料で形成されている。主体金具20は先端部21がキャップ24で塞がれる。本実施形態では、キャップ24は半球状の部材であり、溶接部(図示せず)により先端部21に接合されている。先端部21とキャップ24とに囲まれて副室25ができる。キャップ24には、キャップ24の厚さ方向に貫通する噴孔26が設けられている。噴孔26はエンジン(図示せず)の燃焼室と副室25とを連通する。
主体金具20の先端部21には接地電極40が接続されている。接地電極40は、例えばPt,Ni,Ir等のうちの1種以上を主成分とする金属製の棒状の部材である。接地電極40の材料は主体金具20の材料と異なる。中心電極13と接地電極40との間に火花ギャップが設けられる。本実施形態では、中心電極13の軸線方向の先端側に火花ギャップが設けられている。中心電極13や接地電極40のうち火花ギャップに接する部分にチップを配置することは当然可能である。
エンジン(図示せず)にスパークプラグ10が取り付けられると、エンジンのバルブやピストンの操作により、エンジンの燃焼室から噴孔26を通って副室25に燃料ガスが流入する。スパークプラグ10は、中心電極13と接地電極40との間の放電により火花ギャップに火炎核を生成する。火炎核が成長すると副室25内の燃料ガスに点火し燃料ガスが燃焼する。その燃焼によって生じる膨張圧力により、スパークプラグ10は火炎を含むガス流を噴孔26から燃焼室に噴射する。その火炎の噴流によって燃焼室内の燃料ガスが燃焼する。
図2(a)は図1のIIaで示す部分を拡大したスパークプラグ10の断面図である。図2(a)に示すように主体金具20の先端部21には、先端部21の外周面27から内周面28まで突き抜けた貫通孔30が設けられている。本実施形態では先端部21のうちおねじ22の位置に貫通孔30が設けられている。貫通孔30は、先端部21の外周面27から内周面28へ順に、座繰り部31及び貫通部32を含む。
座繰り部31は先端部21の外周面27に開口している。座繰り部31の深さは、おねじ22の谷29よりも深い。貫通部32は、座繰り部31よりも細い穴であり、座繰り部31から先端部21の内周面28まで延びている。本実施形態では、座繰り部31及び貫通部32は断面の形状が円形の円筒面であり、座繰り部31と貫通部32との間に円環状の段33が設けられている。
接地電極40は、貫通孔30に配置される固定部41を備えている。固定部41は、座繰り部31に配置される第1部42と、貫通部32の軸Cに沿って貫通部32に配置される第2部43と、を備えている。第2部43は第1部42よりも細い。本実施形態では、第1部42及び第2部43は円柱状である。座繰り部31と第1部42との間のはめあいは、すきまばめの関係にある。第1部42は段33に接しており、溶融部44によって第1部42と先端部21とが接合されている。第1部42は、おねじ22の谷29の径方向の内側に配置されている。
先端部21の内周面28につながる貫通部32の縁34と第2部43との間に隙間35がある。燃焼前の燃料ガスが隙間35に進入できるので、隙間35に進入した燃料ガスによって第2部43が冷やされる。燃料ガスによって第2部43が冷やされるので、隙間35が無い場合に比べ、接地電極40の過熱を低減できる。よって過熱した接地電極40が火種となるプレイグニッションの発生を低減できる。
第2部43が冷やされると第2部43の熱膨張が抑えられるので、貫通部32の縁34と第2部43との間の隙間35と相俟って、第2部43の熱膨張によって貫通部32に作用する引張応力を低減できる。よって貫通部32の亀裂の発生を低減できる。
接地電極40の第1部42は貫通孔30の段33に接しているので、接地電極40の熱が、第1部42から先端部21及びおねじ22を経てエンジン(図示せず)に伝わる。第1部42と先端部21との間の熱伝導によっても接地電極40は冷やされる。
図2(b)は図2(a)のIIb-IIb線におけるスパークプラグ10の断面図である。図2(b)には、IIb-IIb線における第2部43の切断面、及び、先端部21(図2(a)参照)の内周面28側から貫通部32の軸Cに沿って貫通部32を見たときの貫通部32の縁34が図示されている(図3(b)、図4(b)及び図5(b)においても同じ)。第2部43は貫通部32の縁34に接しているところが無く、第2部43の外周の全体が、貫通部32の縁34と離れている。
貫通部32の縁34は、貫通部32の軸C(中央)よりも先端側の第1縁36と貫通部32の中央よりも後端側の第2縁37の2つに分けられる。第1縁36は、軸Cを含み直線O(図1参照)に垂直な平面Pで縁34を切断したときの、平面Pよりも先端側の部分である。第2縁37は、縁34のうち平面Pよりも後端側の部分である。貫通部32の縁34と第2部43との間の隙間35は、平面Pよりも先端側の第1隙間38と平面Pよりも後端側の第2隙間39の2つに分けられる。第2隙間39の一部は、先端側から見て第2部43の影になる。
第1隙間38の面積は第2隙間39の面積よりも大きいので、第2部43よりも先端側にある第1隙間38に燃料ガスが進入し易くなり、第2部43が冷やされ易くなる。よって接地電極40の過熱をさらに低減できる。
図3(a)及び図3(b)を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施形態では、貫通部32の縁34に第2部43が接していない接地電極40について説明した。これに対し第2実施形態では、貫通部32の縁34の一部に第2部43が接する接地電極50の場合を説明する。第1実施形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図3(a)は第2実施の形態におけるスパークプラグの断面図である。図3(a)は、図2(a)と同様に、図1のIIaで示す部分を拡大した断面図である(図4(a)及び図5(a)においても同じ)。図3(b)は図3(a)のIIIb-IIIb線におけるスパークプラグの断面図である。第2実施形態において説明する接地電極50は、第1実施形態におけるスパークプラグ10の接地電極40と同様に配置される。
貫通孔30に配置される接地電極50の固定部41は、第1部42及び第2部43を備えている。第1隙間38の面積は第2隙間39の面積よりも大きい。第2部43は、貫通部32の第2縁37に接しており、第1縁36と接していない。従って第2縁37と第2部43とが接する長さは、第1縁36と第2部43とが接する長さ(本実施形態ではゼロ)よりも長い。これにより第1隙間38の幅が第2隙間39の幅よりも大きくなるので、第1隙間38に燃料ガスがさらに進入し易くなり、第2部43が冷やされ易くなる。よって接地電極40の過熱をさらに低減できる。
図4(a)及び図4(b)を参照して第3実施の形態について説明する。第1実施形態および第2実施形態では、第2部43が円柱状の接地電極40,50の場合を説明した。これに対し第3実施形態では、第2部63が四角柱状の接地電極60の場合を説明する。第1実施形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図4(a)は第3実施の形態におけるスパークプラグの断面図である。図4(b)は図4(a)のIVb-IVb線におけるスパークプラグの断面図である。第3実施形態において説明する接地電極60は、第1実施形態におけるスパークプラグ10の接地電極40と同様に配置される。
貫通孔30に配置される接地電極60の固定部61は、座繰り部31に配置される第1部62と、貫通部32の軸Cに沿って貫通部32に配置される第2部63と、を備えている。第2部63は第1部62よりも細い。第1部62は円柱状であり、第2部43は角が丸みを帯びた四角柱状である。第1部62は段33に接しており、溶融部64によって第1部62と先端部21とが接合されている。第1部62は、おねじ22の谷29の径方向の内側に配置されている。
貫通部32の縁34と第2部63との間に隙間35がある。第2部63は貫通部32の縁34に接しているところが無く、第2部63の外周の全体が、貫通部32の縁34と離れている。第2隙間39の面積は第1隙間38の面積よりも大きいので、その分だけ第2部63を先端側(エンジンの燃焼室の中央に近い位置)に配置できる。先端側に配置された第2部63は燃料ガスによって冷やされ易くなるので、接地電極60の過熱をさらに低減できる。
図5(a)及び図5(b)を参照して第4実施の形態について説明する。第3実施形態では、貫通部32の縁34に第2部63が接していない接地電極60について説明した。これに対し第4実施形態では、貫通部32の縁34の一部に第2部63が接する接地電極70の場合を説明する。第1実施形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図5(a)は第4実施の形態におけるスパークプラグの断面図である。図5(b)は図5(a)のVb-Vb線におけるスパークプラグの断面図である。第4実施形態において説明する接地電極70は、第1実施形態におけるスパークプラグ10の接地電極40と同様に配置される。
貫通孔30に配置される接地電極70の固定部61は、第1部62及び第2部63を備えている。第2隙間39の面積は第1隙間38の面積よりも大きい。第2部63は、貫通部32の第1縁36に接しており、第2縁37と接していない。従って第1縁36と第2部63とが接する長さは、第2縁37と第2部63とが接する長さ(本実施形態ではゼロ)よりも長い。これにより第2部63をさらに先端側(エンジンの燃焼室の中央に近い位置)に配置できる。先端側に配置された第2部63は燃料ガスによって冷やされ易くなるので、接地電極60の過熱をさらに低減できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば貫通孔30の形状や接地電極40,50,60,70の形状などは適宜設定できる。
実施形態では、主体金具20の先端がキャップ24で塞がれている場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。キャップ24を省略して副室25を設けないスパークプラグ10にすることは当然可能である。この場合にも中心電極13と接地電極40,50,60,70との間の放電により火炎核を生成し、燃料ガスに点火する。火炎核が成長すると燃焼室内の燃料ガスが燃焼する。キャップ24が省略されている場合もエンジンのバルブやピストンの操作により、接地電極40,50,60,70の周囲に燃料ガスの流動が生じ、隙間35に燃料ガスが進入し、接地電極40,50,60,70が冷やされる。
実施形態では、中心電極13の軸線方向の先端側に火花ギャップを設けるように接地電極40,50,60,70を主体金具20に配置する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。中心電極13の径方向の外端側に火花ギャップを設けるように接地電極40,50,60,70を主体金具20に配置することは当然可能である。
実施形態では、貫通部32の軸Cに垂直な貫通孔30の断面形状が円の場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。貫通孔30の断面形状は楕円、多角形が例示される。多角形の隅に丸みや面取りを付すことは当然可能である。
実施形態では、座繰り部31が円筒面の場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。座繰り部31のうち少なくとも貫通部32につながる部分を円錐面にすることは当然可能である。この場合、段33を省略して座繰り部31に貫通部32をつなげても良いし、座繰り部31と貫通部32との間に段33を設けても良い。段33を円錐面にすることは当然可能である。
実施形態では、第1部42,62が円柱状の場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第1部42,62の形状を、座繰り部31の形状に応じて、例えば多角柱、多角錐、円錐にすることは当然可能である。
実施形態では、座繰り部31と第1部42,62との間のはめあいが、すきまばめの関係にある場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。座繰り部31と第1部42,62との間のはめあいを、しまりばめの関係にすることは当然可能である。第1部42,62が座繰り部31に圧入される場合(しまりばめの場合)、溶融部44,64を省略することは当然可能である。第1部42,62が座繰り部31に圧入されると、溶接しなくても接地電極40,50,60,70は貫通孔30に固定されるからである。
実施形態では、接地電極40,50,60,70が固定される貫通孔30が、先端部21のおねじ22の位置に設けられる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば先端部21のうちおねじ22よりも先端側の部分に、接地電極40,50,60,70を固定する貫通孔を設けることは当然可能である。
第1実施形態および第2実施形態では、円柱状の第2部43と貫通部32の縁34との間に隙間35が設けられる場合について説明し、第3実施形態および第4実施形態では、四角柱状の第2部63と貫通部32の縁34との間に隙間35が設けられる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第1実施形態および第2実施形態における第2部43と第3実施形態および第4実施形態における第2部63とを交換することは当然可能である。第2部43,63を交換した場合も、第2部43,63を交換する前と同様の作用効果を実現できる。
第2実施形態では、貫通部32の第2縁37に第2部43が接しており、第1縁36と第2部43が接していない場合について説明したが、これに限られるものではない。貫通部32や第2部43の形状によるが、第2縁37に第2部43が接し、第1縁36に第2部43が接する場合も、第2縁37に第2部43が接する長さが、第1縁36に第2部43が接する長さよりも長ければ、第2実施形態と同様の作用効果が実現できる。
第4実施形態では、貫通部32の第1縁36に第2部63が接しており、第2縁37と第2部63が接していない場合について説明したが、これに限られるものではない。貫通部32や第2部63の形状によるが、第1縁36に第2部63が接し、第2縁37に第2部63が接する場合も、第1縁36に第2部63が接する長さが、第2縁37に第2部63が接する長さよりも長ければ、第4実施形態と同様の作用効果が実現できる。
10 スパークプラグ
20 主体金具
21 先端部
28 先端部の内周面
30 貫通孔
31 座繰り部
32 貫通部
34 貫通部の縁
35 隙間
36 第1縁
37 第2縁
38 第1隙間
39 第2隙間
40,50,60,70 接地電極
41,61 固定部
42,62 第1部
43,63 第2部
C 貫通部の軸
O 直線

Claims (5)

  1. 直線に沿って先端側へ向かって延びる筒状の先端部を有し、前記直線と交差する方向に貫通する貫通孔が前記先端部に設けられた主体金具と、
    前記貫通孔に配置される固定部を有する接地電極と、を備えるスパークプラグであって、
    前記貫通孔は、座繰り部と、前記座繰り部から前記先端部の内周面まで延びる、前記座繰り部よりも細い貫通部と、を備え、
    前記固定部は、前記座繰り部に配置される第1部と、前記貫通部に配置される、前記第1部よりも細い第2部と、を備え、
    前記先端部の前記内周面につながる前記貫通部の縁と前記第2部との間に隙間があるスパークプラグ。
  2. 前記貫通部の軸に沿って前記内周面側から前記貫通部を見て、前記隙間を前記貫通部の中央よりも先端側の第1隙間と前記中央よりも後端側の第2隙間の2つに分けたときに、前記第1隙間の面積は、前記第2隙間の面積よりも大きい請求項1記載のスパークプラグ。
  3. 前記第2部の一部は前記縁に接しており、
    前記縁を前記貫通部の中央よりも先端側の第1縁と前記中央よりも後端側の第2縁の2つに分けたときに、前記第1縁と前記第2部とは接していない、又は、前記第2縁と前記第2部とが接する長さは、前記第1縁と前記第2部とが接する長さよりも長い請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
  4. 前記貫通部の軸に沿って前記内周面側から前記貫通部を見て、前記隙間を前記貫通部の中央よりも先端側の第1隙間と前記中央よりも後端側の第2隙間の2つに分けたときに、前記第2隙間の面積は、前記第1隙間の面積よりも大きい請求項1記載のスパークプラグ。
  5. 前記第2部の一部は前記縁に接しており、
    前記縁を前記貫通部の中央よりも先端側の第1縁と前記中央よりも後端側の第2縁の2つに分けたときに、前記第2縁と前記第2部とは接していない、又は、前記第1縁と前記第2部とが接する長さは、前記第2縁と前記前記第2部とが接する長さよりも長い請求項1又は4に記載のスパークプラグ。
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