JP7383806B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は中心電極と接地電極との間に火花ギャップが設けられたスパークプラグに関する。
中心電極と、中心電極を絶縁保持する主体金具と、主体金具に接続された接地電極と、を備えるスパークプラグにおいて、特許文献1(図5)には、主体金具に設けられた貫通孔に円柱状の接地電極の一端部が保持され、接地電極の他端部の側面と中心電極の先端面とが対向し、その間を火花ギャップとする技術が開示されている。
特開2019-46660号公報
しかし上記技術では、火花ギャップを介して中心電極の先端面と対向する接地電極の側面は円筒面なので、放電によって接地電極の側面が消耗し易く、そして、火花ギャップが早期に拡大するおそれがある。これを解決するためには、例えば主体金具に形成された貫通孔の開口を四角形とし、そこに四角柱の接地電極を圧入することが考えられる。このような構造をとることで、中心電極の先端面と対向する接地電極の側面を平面とすることができるからである。しかしながら、現実問題として、とりわけ貫通孔の角を接地電極の形状と一致させる加工は困難を極める事情がある。
本発明はこの問題点を解決するためになされたものであり、貫通孔の加工を簡易にしつつ接地電極の消耗を低減できるスパークプラグを提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明のスパークプラグは、軸線方向に延びる中心電極と、中心電極を絶縁保持し、厚さ方向に貫通する貫通孔が設けられた筒状の主体金具と、軸線方向に交わる方向に延び、一端部が貫通孔に保持され、他端部が中心電極より軸線方向の先端側に位置し、中心電極の先端面との間に火花ギャップを設ける接地電極と、を備える。貫通孔は、外周側に形成された円形の座繰り部と、座繰り部から主体金具の内周面まで延びる貫通部と、を備え、接地電極は、座繰り部に固定される円板形状の固定部と、固定部の一方の面から、中心電極の先端面と軸線方向に対向する位置まで延びる延伸部と、を備え、延伸部の側面には、中心電極の先端面と軸線方向に対向する平面が設けられる。貫通部は、延伸部の平面が軸線方向の後端側を向くように制限する。
第1の態様によれば、主体金具を厚さ方向に貫通する貫通孔は、主体金具の外周側に設けられた円形の座繰り部と、座繰り部から主体金具の内周面まで延びる貫通部と、を備えている。接地電極の円板形状の固定部は座繰り部に固定され、固定部から延びる延伸部は、中心電極の先端面と軸線方向に対向する。接地電極の固定部が固定される座繰り部は円形なので貫通孔の加工を簡易にできる。貫通部は、延伸部の側面に設けられた平面が、軸線方向の後端側を向くように制限し、延伸部の平面と中心電極の先端面との間に火花ギャップが設けられる。よって接地電極の側面が円筒面である場合に比べ、放電による接地電極の消耗を低減できる。この結果、火花ギャップが早期に拡大しないようにできる。
第2の態様によれば、貫通部は、延伸部の平面の垂直面と軸線とのなす角が90°未満になるように延伸部の向きを制限する。これにより第1の態様と同様の効果がある。
第3の態様によれば、貫通部は、延伸部の平面の垂直面と軸線とのなす角が45°以下になるように延伸部の向きを制限する。延伸部の平面に放電点(放電の発生位置)が生じ易くなるので、第1の態様の効果に加え、確実に接地電極の耐火花消耗性を向上できる。
第4の態様によれば、貫通部は、延伸部の平面の垂直面と軸線とのなす角が5°以下になるように延伸部の向きを制限する。延伸部の平面に放電点がさらに生じ易くなるので、第1の態様の効果に加え、より確実に接地電極の耐火花消耗性を向上できる。
第5の態様によれば、貫通部は後端側に設けられた平面を含む。貫通部の平面に延伸部の平面が向かい合うように接地電極を配置できるので、第1から第4の態様のいずれかの効果に加え、延伸部を単純な形状にできる。
第6の態様によれば、貫通孔は、座繰り部よりも主体金具の外周側に、座繰り部より直径が大きい凹みを有している。接地電極の固定部の長さが座繰り部の深さよりも長くても、凹みがあるので、第1から第5の態様のいずれかの効果に加え、主体金具の外周に固定部が突き出し難くできる。
第7の態様によれば、主体金具は、軸線方向の先端側が閉塞する有底筒状体である。主体金具には、貫通孔とは異なる孔であって、厚さ方向に貫通する噴孔が設けられている。有底筒状の主体金具の内側にある接地電極の延伸部は、加熱され易く消耗し易い環境に置かれているが、本発明を適用することで、第1から第6の態様のいずれかの効果に加え、接地電極の延伸部の消耗を低減できる。
第1実施の形態におけるスパークプラグの部分断面図である。 図1のIIで示す部分を拡大したスパークプラグの断面図である。 (a)は図2のIIIa-IIIa線におけるスパークプラグの断面図であり、(b)は図2のIIIb-IIIb線におけるスパークプラグの断面図であり、(c)は図2のIIIc-IIIc線におけるスパークプラグの断面図である。 第2実施の形態におけるスパークプラグの断面図である。 (a)は図4のVa-Va線におけるスパークプラグの断面図であり、(b)は図4のVb-Vb線におけるスパークプラグの断面図であり、(c)は図4のVc-Vc線におけるスパークプラグの断面図である。 第3実施の形態におけるスパークプラグの断面図である。 (a)は図6のVIIa-VIIa線におけるスパークプラグの断面図であり、(b)は図6のVIIb-VIIb線におけるスパークプラグの断面図であり、(c)は図6のVIIc-VIIc線におけるスパークプラグの断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は第1実施の形態におけるスパークプラグ10の部分断面図である。図1では、紙面下側をスパークプラグ10の先端側、紙面上側をスパークプラグ10の後端側という(図2及び図4においても同じ)。図1には、スパークプラグ10の先端側の部位の軸線Oを含む断面が図示されている。図1に示すようにスパークプラグ10は、絶縁体11、中心電極13、主体金具20及び接地電極40を備えている。
絶縁体11は、軸線Oに沿う軸孔12が形成された略円筒状の部材であり、機械的特性や高温下の絶縁性に優れるアルミナ等のセラミックスにより形成されている。絶縁体11の軸孔12には中心電極13が配置されている。
図2は図1のIIで示す部分を拡大したスパークプラグ10の軸線Oを含む断面図である。中心電極13は導電性を有する棒状の部材である。中心電極13は、熱伝導性に優れる芯材が埋設された母材14と、母材14に接合された円盤状の放電部材15と、を備えている。母材14は、Ni又はNiを主成分とする合金で形成されている。芯材はCu又はCuを主成分とする合金で形成されている。芯材は省略できる。放電部材15は、例えば母材14よりも耐火花消耗性の高いPt,Ir,Ru,Rh等の貴金属やW、又は、貴金属やWを主体とする合金によって形成されている。
図1に戻って説明する。中心電極13は、軸孔12内で端子金具17と電気的に接続されている。端子金具17は、高圧ケーブル(図示せず)が接続される棒状の部材であり、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成されている。端子金具17は絶縁体11の後端に固定されている。
主体金具20は、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成された有底筒状の部材である。主体金具20は、外周面におねじ22が形成された円筒部21と、円筒部21の後端側に隣接する座部23と、を備えている。
円筒部21のおねじ22はエンジン(図示せず)のねじ穴に螺合する。座部23の外径は、おねじ22の外径よりも大きい。座部23は、エンジンのねじ穴におねじ22を締め付けたときの軸力を受ける。主体金具20は絶縁体11を外周側から保持する。
主体金具20の円筒部21のうちおねじ22よりも先端側の部位に、底部24が接続されている。底部24は、有底円筒状または半球状の部材であり、例えばFe,Ni,Cu等の1種以上を主成分とする金属材料で形成されている。底部24は、実質的に主体金具20の一部である。主体金具20は円筒部21が底部24で塞がれるので有底筒状体となる。本実施形態では、底部24は半球状の部材であり、溶接部(図示せず)により円筒部21に接合されている。
円筒部21と底部24とに囲まれて副室25ができる。底部24には、底部24の厚さ方向に貫通する噴孔26が形成されている。噴孔26はエンジン(図示せず)の燃焼室と副室25とを連通する。本実施形態では、噴孔26は主体金具20に複数形成されている。主体金具20には接地電極40が接続されている。接地電極40は、例えばPt,Ni,Ir等のうちの1種以上を主成分とする金属製の棒状の部材である。
図2に示すように主体金具20には、主体金具20の内周面27から外周面28まで突き抜けた貫通孔29が形成されている。本実施形態では主体金具20の円筒部21のうちおねじ22の位置に貫通孔29が設けられている。貫通孔29は、主体金具20の外周面28から内周面27へ順に、凹み30、座繰り部31及び貫通部33を含む。
凹み30の断面の形状は円形である。凹み30の深さは、おねじ22の谷22aよりも深い。凹み30の底30aは円環状の平面である。座繰り部31は凹み30の底30aにつながる有底の円筒面である。座繰り部31の直径は凹み30の底30aの直径よりも小さい。貫通部33は、座繰り部31の底32から主体金具20の内周面27まで延びている。貫通部33の断面積は座繰り部31の断面積よりも小さい。
接地電極40は直線状に形成されており、軸線方向に交わる方向(本実施形態では軸線Oにほぼ垂直)に延びている。接地電極40は棒状であり、貫通孔29に保持される一端部41と、主体金具20の内側に位置する他端部42と、を備えている。接地電極40の一端部41は、主体金具20の貫通孔29に保持されている。一端部41は溶接部(図示せず)により主体金具20に接合されている。接地電極40の一端部41の端面41aと凹み30の底30aとは同一面上に位置する。
接地電極40の他端部42は、中心電極13の先端面16よりも先端側に位置する。中心電極13の先端面16は、放電部材15の先端面に等しい。先端面16の形状は略円形である。
接地電極40は、座繰り部31に固定される固定部43と、固定部43から主体金具20の内周面27を超えて延びる延伸部44と、を備えている。延伸部44の端部は接地電極40の他端部42に等しい。延伸部44の側面は平面45を含む。平面45は軸線方向の後端側を向く。平面45と中心電極13の先端面16とが対向し、軸線方向に沿う火花ギャップ46が形成される。
図3(a)は図2のIIIa-IIIa線におけるスパークプラグ10の断面図である。貫通孔29の座繰り部31は断面が円形である。接地電極40の固定部43は断面が円形の円板形状(円柱状)であり、座繰り部31に固定部43がはまり合う。固定部43は、固定部43の断面の中心を通る軸Cであって軸線Oに垂直な軸Cに対して回転対称性をもつ。円板形状の固定部43が固定される座繰り部31は円形なので、貫通孔29の加工を簡易にできる。
図3(b)は図2のIIIb-IIIb線におけるスパークプラグ10の断面図である。貫通孔29の貫通部33に、延伸部44の一部がはまり合う。本実施形態では、貫通部33は断面が横に長い矩形であり、後端に平面34が設けられている。平面34は先端側を向く面であり、本実施形態では、平面34は軸線Oに垂直な面である。貫通部33の断面は、軸Cの周りを180°回転させると自らに重なる2回対称性をもつ。
本実施形態では、接地電極40の延伸部44は断面が横に長い矩形である。延伸部44の平面45は、貫通部33の平面34と向かい合っている。延伸部44は、延伸部44の断面の4つの角44aが、固定部43の断面の外形線43aに接する大きさである。なお、貫通部33の断面は延伸部44の断面と大きさ及び形の少なくとも一方が異なる。本実施形態では、貫通部33の断面は延伸部44の断面と形はほぼ等しいが、貫通部33の断面は延伸部44の断面より若干大きい。
固定部43の断面の外形線43aは、固定部43のうち溶接部(図示せず)が形成されていない部分の断面の外形線を指す。溶接部には固定部43が溶け込んでいるので、固定部43のうち溶接部が形成された部分では、固定部43の元の断面の外形線43aを特定できないからである。
図3(c)は図2のIIIc-IIIc線における軸線Oを含むスパークプラグ10の断面図である。接地電極40の他端部42における延伸部44(図3(c)参照)の断面の大きさ及び形状は、接地電極40の一端部41における延伸部44(図3(b)参照)の断面の大きさ及び形状と同じである。接地電極40の延伸部44は四角柱の形状なので、平面45の反対側の面に、平面45と同じ大きさの平面47が設けられている。延伸部44の断面は、固定部43(図3(a)参照)の断面の中心を通る軸Cであって軸線Oに垂直な軸Cの周りを180°回転させると自らに重なる2回対称性をもつ。
スパークプラグ10の製造工程において、接地電極40は、他端部42から主体金具20の貫通孔29に挿入され、貫通部33に延伸部44の一端部41がはめられ、座繰り部31に固定部43がはめられる。従って他端部42の断面積の上限は、貫通部33の断面積に等しい。接地電極40の延伸部44と貫通孔29の貫通部33とのはめ合いをしまりばめ(圧入構造)に設定すると、他端部42の断面積が貫通部33の面積にほぼ等しくなる。なお、接地電極40の延伸部44と貫通部33とのはめ合いは、ゆるみばめや中間ばめでも良い。延伸部44と貫通部33とのはめ合いが、ゆるみばめや中間ばめであると、延伸部44や貫通部33の加工を簡易にできる。
また、延伸部44の断面の4つの角44aが、固定部43の断面の外形線43a(図3(a)参照)に接する大きさに設定されているので、固定部43の外形線43aの直径が大きいほど、延伸部44の断面積を大きくできる。接地電極40の固定部43と座繰り部31とのはめ合いをしまりばめ(圧入構造)に設定すると、固定部43の断面積が座繰り部31の面積にほぼ等しくなる。固定部43は円板形状なので、断面が円形の座繰り部31とのはめ合いをしまりばめに設定し易くできる。なお、接地電極40の固定部43と座繰り部31とのはめ合いは、ゆるみばめや中間ばめでも良い。
接地電極40の一端部41を貫通孔29にはめた後、固定部43は主体金具20に溶接される。座繰り部31及び固定部43はどちらも外形が円形なので、はめ合いを確保し易い。固定部43と主体金具20とが溶け合う溶接部(図示せず)は、気密を確保するため、固定部43の全周に亘って設けられる。溶接部は、凹み30の底30aから主体金具20の厚さ方向に延びる。凹み30があるので、溶接のときにおねじ22のねじ山が溶けたり、溶接の熱でおねじ22のねじ山が変形したりしないようにできる。
接地電極40を他端部42から主体金具20の貫通孔29に挿入すると、貫通部33に延伸部44が入り、座繰り部31に固定部43が入る。延伸部44は、貫通部33の平面34に延伸部44の平面45又は平面47が面するような向きでないと、貫通部33に入れない。即ち貫通部33に延伸部44が配置されるときに、延伸部44の平面45(又は平面47)が軸線方向の後端側(図3(c)上側)を向くように、貫通部33は延伸部44の向きを制限する。貫通部33は、平面45の垂直面(平面45に垂直な直線を含む面)Pと軸線Oとのなす角が90°未満、好ましくは45°以下、より好ましくは5°以下になるように延伸部44の向きを制限する。
これにより接地電極40の延伸部44の平面45は、火花ギャップ46を介して中心電極13の先端面16の軸線方向の先端側に位置する。延伸部44の平面45に放電が生じるので、放電が生じる接地電極40の側面が円筒面の場合に比べ、放電による接地電極40の消耗を低減できる。よって火花ギャップ46が早期に拡大しないようにできる。
貫通部33が、延伸部44の平面45の垂直面Pと軸線Oとのなす角が45°以下になるように延伸部44の向きを制限すると、延伸部44の平面45に放電点(放電の発生位置)が生じ易くなる。これにより確実に接地電極40の耐火花消耗性を向上できる。
貫通部33が、延伸部44の平面45の垂直面Pと軸線Oとのなす角が5°以下になるように延伸部44の向きを制限すると、延伸部44の平面45に放電点がさらに生じ易くなる。従って、より確実に接地電極40の耐火花消耗性を向上できる。
貫通部33は後端側に設けられた平面34を含むので、貫通部33の平面34に延伸部44の平面45が向かい合うように接地電極40を配置できる。よって延伸部44を単純な形状にできる。また、接地電極40の一端部41から他端部42まで延伸部44の平面45がつながっているので、延伸部44を単純な形状にできる。よって延伸部44の加工を簡易にできる。
接地電極40の他端部42における延伸部44は、接地電極40の軸Cの周りに2回対称性をもつので、軸Cの周りに360°回転すると自身に重なる(回転対称ではない)延伸部に比べ、主体金具20の貫通孔29に接地電極40を配置するときの位置合わせが容易である。
凹み30があるので、固定部43の長さが座繰り部31の深さよりも長くても、主体金具20の外周面28に固定部43が突き出し難くできる。固定部43と座繰り部31とのはめ合いがしまりばめに設定されていると、接地電極40が溶接されるまでの間、貫通孔29に接地電極40の一端部41がしっかり固定される。
エンジン(図示せず)にスパークプラグ10が取り付けられると、エンジンのバルブやピストンの操作により、燃焼室から噴孔26を通って主体金具20の内側の副室25に燃料ガスが流入する。スパークプラグ10は、中心電極13と接地電極40との間の放電により、火花ギャップ46に火炎核を生成する。火炎核が成長すると副室25内の燃料ガスに点火し燃料ガスが燃焼する。その燃焼によって生じる膨張圧力により、スパークプラグ10は火炎を含むガス流を噴孔26から燃焼室に噴射する。その火炎の噴流によって燃焼室内の燃料ガスが燃焼する。
接地電極40の延伸部44は副室25の中にあるので、過熱され易く消耗し易い環境に置かれている。しかし延伸部44の側面の平面45と中心電極13の先端面16との間に火花ギャップ46が形成されるので、接地電極40の側面が円筒面である場合に比べ、放電による接地電極40の側面の消耗を低減できる。
接地電極40の一端部41は、主体金具20のおねじ22が設けられた円筒部21の貫通孔29に保持されているので、接地電極40の熱が、円筒部21からおねじ22を経てエンジン(図示せず)に伝わり、接地電極40が冷やされる。よって過熱した接地電極40による異常燃焼(プレイグニッション)の発生や接地電極40の消耗を低減できる。
図4及び図5を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施形態では、接地電極40の延伸部44の断面が矩形の場合について説明した。これに対し第2実施形態では、接地電極60の延伸部64の断面が半円形の場合について説明する。なお、第1実施形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図4は第2実施の形態におけるスパークプラグ50の軸線Oを含む断面図である。図4では、図2と同様に、図1のIIで示す部分が図示されている(図6においても同じ)。
図4に示すように主体金具20には、主体金具20の内周面27から外周面28まで突き抜けた貫通孔51が、円筒部21のうちおねじ22の位置に形成されている。貫通孔51は、主体金具20の外周面28から内周面27へ順に、凹み52、座繰り部53及び貫通部55を含む。
凹み52の断面の形状は円形である。凹み52の底52aは円環状の平面である。座繰り部53は凹み52の底52aにつながる。座繰り部53の直径は凹み52の底52aの直径よりも小さい。貫通部55は、座繰り部53の底54から主体金具20の内周面27まで延びている。貫通部55の断面積は座繰り部53の断面積よりも小さい。
接地電極60は直線状に形成されており、軸線方向に交わる方向(本実施形態では軸線Oにほぼ垂直)に延びている。接地電極60は棒状であり、貫通孔51に保持される一端部61と、主体金具20の内側に位置する他端部62と、を備えている。接地電極60の一端部61は、主体金具20の貫通孔51に保持されている。接地電極60の他端部62は、中心電極13の先端面16よりも先端側に位置する。一端部61は溶接部(図示せず)により主体金具20に接合されている。接地電極60の一端部61の端面61aと凹み52の底52aとは同一面上に位置する。
接地電極60は、座繰り部53に固定される固定部63と、固定部63から主体金具20の内周面27を超えて延びる延伸部64と、を備えている。延伸部64の端部は接地電極60の他端部62に等しい。延伸部64の側面は平面65を含む。平面65は軸線方向の後端側を向く。平面65と中心電極13の先端面16とが対向し、軸線方向に沿う火花ギャップ66が形成される。
図5(a)は図4のVa-Va線におけるスパークプラグ50の断面図である。貫通孔51の座繰り部53は断面が円形である。接地電極60の固定部63は断面が円形の円板形状(円柱状)であり、固定部63は座繰り部53にはまり合う。固定部63は、固定部63の断面の中心を通る軸Cであって軸線Oに垂直な軸Cに対して回転対称性をもつ。
図5(b)は図4のVb-Vb線におけるスパークプラグ50の断面図である。貫通孔51の貫通部55に、延伸部44の一部がはまり合う。本実施形態では、貫通部55は断面が半円形であり、後端に平面56が設けられている。平面56は先端側を向く面であり、本実施形態では、平面56は軸線Oに垂直な面である。貫通部55の断面は、軸C及び軸線Oを含む平面に対して線対称である。
本実施形態では、接地電極60の延伸部64は断面が半円形である。延伸部64の平面65は、貫通部55の平面56と向かい合っている。延伸部64は、延伸部64の断面の外形線の円弧64aが、固定部63の断面の外形線63aに一致する。平面65は円弧64aの後端側に位置する。固定部63の断面の外形線63aは、固定部63のうち溶接部(図示せず)が形成されていない部分(固定部63の元の断面の外形線63aを特定できる部分)の断面の外形線を指す。
スパークプラグ50の製造工程において、他端部42から主体金具20の貫通孔51に接地電極60が入るときに、貫通部55の平面56に延伸部64の平面65が面するような向きでないと、延伸部64は貫通部55に入れない。即ち貫通部55に延伸部64が配置されるときに、延伸部64の平面56が後端側を向くように、貫通部55は延伸部64の向きを制限する。
図5(c)は図4のVc-Vc線における軸線Oを含むスパークプラグ50の断面図である。接地電極60の他端部62における延伸部64(図5(c)参照)の断面の大きさ及び形状は、接地電極60の一端部61における延伸部64(図5(b)参照)の断面の大きさ及び形状と同じである。貫通部55は、平面65の垂直面Pと軸線Oとのなす角が90°未満、好ましくは45°以下、より好ましくは5°以下になるように延伸部64の向きを制限する。
これにより接地電極60の平面65は延伸部64の後端に位置し、平面65と中心電極13の先端面16との間に火花ギャップ66が形成される。接地電極60の延伸部64の円筒面が中心電極13の先端面16に対向する場合に比べ、放電による延伸部64の消耗を低減できる。よって火花ギャップ66が早期に拡大しないようにできる。
接地電極60の延伸部64は、延伸部64の断面の外形線の円弧64aが、固定部63の断面の外形線63aに一致する大きさである。よって延伸部64に平面65を設定しつつ、他端部62における延伸部64の体積を確保できる。従って放電による延伸部44の単位体積あたりの消耗を低減できる。延伸部64の平面65は、軸Cを含むように設定されているので、平面65の幅(図5(c)左右方向の寸法)を最大にできる。
図6及び図7を参照して第3実施の形態について説明する。第1実施形態および第2実施形態では、延伸部44,64の平面45,65が、接地電極40,60の一端部41,61から他端部42,62までつながっている場合について説明した。これに対し第3実施形態では、接地電極80の他端部82に設けられた平面86が、延伸部84で途切れており、一端部81まで平面86がつながっていない場合について説明する。なお、第1実施形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図6は第3実施の形態におけるスパークプラグ70の軸線Oを含む断面図である。
図6に示すように主体金具20には、主体金具20の内周面27から外周面28まで突き抜けた貫通孔71が、円筒部21のうちおねじ22の位置に形成されている。貫通孔71は、主体金具20の外周面28から内周面27へ順に、凹み72、座繰り部73及び貫通部74を含む。
凹み72の断面の形状は円形である。凹み72の底72aは円環状の平面である。座繰り部73は凹み72の底72aにつながる円錐面である。座繰り部73の直径は凹み72の底72aの直径よりも小さい。貫通部74は、座繰り部73から主体金具20の内周面27まで延びている。貫通部74の断面積は座繰り部73の断面積よりも小さい。
接地電極80は直線状に形成されており、軸線方向に交わる方向(本実施形態では軸線Oにほぼ垂直)に延びている。接地電極80は棒状であり、貫通孔71に保持される一端部81と、主体金具20の内側に位置する他端部82と、を備えている。接地電極80の一端部81は、主体金具20の貫通孔71に保持されている。接地電極80の他端部82は、中心電極13の先端面16よりも先端側に位置する。一端部81は溶接部(図示せず)により主体金具20に接合されている。
接地電極80は、座繰り部73に固定される固定部83と、固定部83から主体金具20の内周面27を超えて延びる延伸部84と、を備えている。延伸部84の端部は接地電極80の他端部82に等しい。延伸部84の側面は平面86を含む。平面86は軸線方向の後端側を向く。平面86と中心電極13の先端面16とが対向し、軸線方向に沿う火花ギャップ87が形成される。
図7(a)は図6のVIIa-VIIa線におけるスパークプラグ70の断面図である。貫通孔71の座繰り部73は断面が円形である。接地電極80の固定部83は断面が円形の円板形状(円錐状)であり、固定部83は座繰り部73にはまり合う。固定部83は、固定部83の断面の中心を通る軸Cであって軸線Oに垂直な軸Cに対して回転対称性をもつ。
図7(b)は図6のVIIb-VIIb線におけるスパークプラグ70の断面図である。貫通孔71の貫通部74に、延伸部84の一部がはまり合う。本実施形態では、貫通部74は、断面が優弧からなる半円筒面75、及び、半円筒面75をつなぐ平面76からなる。貫通部74は、先端に平面76が設けられている。平面76は後端側を向く面であり、本実施形態では、平面76は軸線Oに垂直な面である。貫通部74の断面は、軸C及び軸線Oを含む平面に対して線対称である。
接地電極80の延伸部84の一端部は、円柱84aを半割にした形状であり、貫通部74にはまり合う。延伸部84には、先端側を向く平面85が設けられている。延伸部84の平面85は、貫通部74の平面76と向かい合っている。
図7(c)は図6のVIIc-VIIc線における軸線Oを含み軸Cに垂直なスパークプラグ70の断面図である。延伸部84には、接地電極80の他端部82に、軸線Oと交わる平面86が設けられている。平面86は後端側を向く面であり、平面85の反対側に設けられている。軸Cに沿う平面86の長さは、軸Cに沿う平面85の長さよりも短い。軸Cに垂直な断面における平面86の長さ(円柱84aの一部を円弧とする弦の長さ)は、軸Cに垂直な断面における平面85の長さ(円柱84aの一部を円弧とする弦の長さ)よりも短い。
スパークプラグ70の製造工程において、他端部82から主体金具20の貫通孔71に接地電極80が入るときに、貫通部74の平面76に延伸部84の平面85が面するような向きでないと、延伸部84は貫通部74に入れない。即ち貫通部74に延伸部84が配置されるときに、延伸部84の平面86が後端側を向くように、貫通部74は延伸部84の向きを制限する。貫通部74は、平面86の垂直面Pと軸線Oとのなす角が90°未満、好ましくは45°以下、より好ましくは5°以下になるように延伸部84の向きを制限する。
これにより接地電極80の平面86と中心電極13の先端面16との間に火花ギャップ87が形成される。よって接地電極80の延伸部84の円筒面が中心電極13の先端面16に対向する場合に比べ、放電による延伸部84の消耗を低減できる。よって火花ギャップ87が早期に拡大しないようにできる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば主体金具20の底部24や接地電極40,60,80の形状などは適宜設定できる。
実施形態では、主体金具20の先端が底部24で塞がれている場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。底部24を省略して副室25を設けない構造にすることは当然可能である。この場合にも中心電極13と接地電極40,60,80との間の放電により火花ギャップ46,66,87に火炎核が生成される。火炎核が成長すると燃焼室内の燃料ガスが燃焼する。接地電極40,60,80の平面45,65,86と中心電極13の先端面16との間に火花ギャップ46,66,87が形成されるので、接地電極40,60,80の円筒面に火花ギャップを設ける場合に比べ、放電による延伸部44,64,84の消耗を低減できる。
実施形態では、母材14に放電部材15が接続されている中心電極13について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。放電部材15を省略することは当然可能である。放電部材15が省略された場合には、中心電極13の先端面は、母材14の先端面のことをいう。
実施形態では、接地電極40,60,80の一端部41,61,81を保持する貫通孔29,51,71が、主体金具20のおねじ22の位置に設けられる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、円筒部21のうちおねじ22よりも先端側の部位に、接地電極の一端部を保持する貫通孔を設けることは当然可能である。また、主体金具20の先端が底部24で塞がれている場合には、接地電極の一端部を保持する貫通孔を底部24に設けることは当然可能である。
実施形態では、貫通部33,55,74に設けられた平面34,56,76と、延伸部44,64,84に設けられた平面45,65,85と、が関係して、接地電極40,60,80の延伸部44,64,84の向き(軸Cの周りの延伸部の角度)を、平面45,65,86が後端側を向くように貫通部33,55,74が制限する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。貫通部および延伸部に、互いに関係する凹凸を設け、接地電極40,60,80の延伸部44,64,84の向きを貫通部が制限することは当然可能である。
第1実施形態では断面が矩形の延伸部44について説明し、第2実施形態では断面が半円形の延伸部64について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。延伸部44,64の側面に、中心電極13の先端面16との間が火花ギャップとなる平面45,65を設定できれば、他の断面形状の延伸部を採用することは当然可能である。延伸部の他の断面形状としては、三角形、五角形などの多角形が挙げられる。延伸部44,64,84の平面45,65,86の縁に丸みを付したり面取りを施したりすることは当然可能である。
第2実施形態では、接地電極60の延伸部64の断面が半円形であって、延伸部64の平面65が、固定部63の断面の外形線63aの中心を含むように設定される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。延伸部64の断面の外形線の円弧64aが劣弧や優弧になるように延伸部64の形状を設定することは当然可能である。
第1実施形態および第2実施形態では、接地電極40,60の固定部43,63の形状が円柱状の場合について説明し、第3実施形態では、接地電極80の固定部83の形状が円錐状の場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。接地電極40,60の固定部43,63を円錐状にしたり、接地電極80の固定部83を円柱状にしたりすることは当然可能である。
実施形態では、主体金具20の底部24が円筒部21に溶接されている場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。円筒部21に底部24を溶接する代わりに、先端が閉じた筒状部材を準備し、これを円筒部21に接続して副室25を形成することは当然可能である。筒状部材には、例えばおねじ22に結合するめねじが内周面に形成されている。筒状部材の外周面には、エンジン(図示せず)のねじ穴に結合するおねじが形成されている。筒状部材のめねじをおねじ22に結合することにより、主体金具20の先端が塞がれる。筒状部材に噴孔26が形成される。
なお、筒状部材を円筒部21に接続して主体金具20を有底筒状体にする手段は、筒状部材の内周面のめねじを、おねじ22に結合するものに限らない。他の手段によって筒状部材を円筒部21に接続することは当然可能である。他の手段としては、例えば筒状部材と座部23とを溶接等によって接合するものが挙げられる。筒状部材は、例えばニッケル基合金やステンレス鋼等の金属材料や窒化ケイ素等のセラミックスにより形成できる。
10,50,70 スパークプラグ
13 中心電極
16 中心電極の先端面
20 主体金具
26 噴孔
27 主体金具の内周面
29,51,71 貫通孔
30,52,72 凹み
31,53,73 座繰り部
33,55,74 貫通部
34,56 平面
40,60,80 接地電極
41,61,81 一端部
42,62,82 他端部
43,63,83 固定部
44,64,84 延伸部
45,65,86 平面
46,66,87 火花ギャップ
O 軸線
P 垂直面

Claims (7)

  1. 軸線方向に延びる中心電極と、
    前記中心電極を絶縁保持し、厚さ方向に貫通する貫通孔が設けられた筒状の主体金具と、
    前記軸線方向に交わる方向に延び、一端部が前記貫通孔に保持され、他端部が前記中心電極より前記軸線方向の先端側に位置し、前記中心電極の先端面との間に火花ギャップを設ける接地電極と、を備えるスパークプラグであって、
    前記貫通孔は、外周側に設けられた円形の座繰り部と、前記座繰り部から前記主体金具の内周面まで延びる貫通部と、を備え、
    前記接地電極は、前記座繰り部に固定される円板形状の固定部と、前記固定部の一方の面から、前記中心電極の先端面と前記軸線方向に対向する位置まで延びる延伸部と、を備え、
    前記延伸部の側面には、前記中心電極の先端面と前記軸線方向に対向する平面が設けられ、
    前記貫通部は、前記延伸部の前記平面が前記軸線方向の後端側を向くように制限するスパークプラグ。
  2. 前記貫通部は、前記平面の垂直面と前記軸線とのなす角が90°未満になるように前記延伸部の向きを制限する請求項1記載のスパークプラグ。
  3. 前記貫通部は、前記平面の垂直面と前記軸線とのなす角が45°以下になるように前記延伸部の向きを制限する請求項1記載のスパークプラグ。
  4. 前記貫通部は、前記平面の垂直面と前記軸線とのなす角が5°以下になるように前記延伸部の向きを制限する請求項1記載のスパークプラグ。
  5. 前記貫通部は、後端側に設けられた平面を含む請求項1から4のいずれかに記載のスパークプラグ。
  6. 前記貫通孔は、前記座繰り部より直径が大きい凹みを有
    前記凹みは前記主体金具の外周面につながり、前記座繰り部は前記凹みの底につながっている請求項1から5のいずれかに記載のスパークプラグ。
  7. 前記主体金具は、前記軸線方向の先端側が閉塞する有底筒状体であり、
    前記貫通孔とは異なる孔であって、厚さ方向に貫通する噴孔を有する請求項1から6のいずれかに記載のスパークプラグ。
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