JP7267231B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明はエンジンの燃焼室に副室を設けるスパークプラグに関する。
エンジンの燃焼室に副室を設けるスパークプラグが知られている。この種のスパークプラグは、副室の中にある電極間の放電によって、燃焼室から副室に流入した可燃混合気に点火し、可燃混合気の燃焼によって生じる膨張圧力により、火炎を含むガス流を副室から燃焼室に噴射する。その火炎の噴流によって燃焼室内の可燃混合気が燃焼する。特許文献1に開示の技術では、主体金具に溶接されたカップが副室を形成する。特許文献2に開示の技術では、主体金具を包囲するさや状部材が副室を形成する。さや状部材は主体金具に溶接されている。
特開2017-103179号公報 特開2018-73836号公報
しかし上記技術では、さや状部材やカップが主体金具に溶接されているので、副室の中にある電極の状態をメンテナンスのときに確認できないという問題点がある。特許文献2の技術では、主体金具とエンジンとの間の熱流経路にさや状部材が加わるので、さや状部材の分だけ主体金具の熱伝導性が低下し、異常燃焼(プレイグニッション)や電極の溶融等が生じ易くなるという問題点がある。
本発明はこの問題点を解決するためになされたものであり、主体金具の熱伝導性を確保しつつメンテナンス性を向上できるスパークプラグを提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明のスパークプラグは、軸線方向に延びる筒状の主体金具と、主体金具に絶縁保持され、自身の先端が主体金具の先端部の先端面より先端側に配置される中心電極と、主体金具の先端向き面に自身の一端部が接続され、自身の他端部と中心電極の先端との間に火花ギャップを形成する接地電極と、を備える。主体金具の先端側に配置されると共に貫通孔が形成されたキャップを備え、キャップは、中心電極および接地電極の他端部を先端側から覆い、キャップの後端向き面は主体金具の先端向き面に対面し、後端向き面には、接地電極の一端部が配置される切込みが設けられ、主体金具とキャップは分離可能に構成されている。
請求項1記載のスパークプラグによれば、接地電極の一端部は主体金具の先端向き面に接続され、接地電極の他端部と中心電極の先端との間に火花ギャップが形成される。貫通孔が形成されたキャップは中心電極および接地電極の他端部を先端側から覆う。キャップの後端向き面は主体金具の先端向き面に対面し、キャップの後端向き面に設けられた切込みに接地電極の一端部が配置される。従ってキャップは主体金具とエンジンとの間の熱流経路に加わらないので、主体金具の熱伝導性を確保できる。さらにキャップを分離して、主体金具の先端面より先端側に位置する中心電極の先端や接地電極の他端部を確認できるので、メンテナンス性を向上できる。
請求項2記載のスパークプラグによれば、主体金具の先端部の外周面に設けられた第1のおねじを、エンジンのプラグホールのめねじに締め付けて主体金具が固定される。主体金具の先端向き面およびキャップの後端向き面に設けられた凹凸は、主体金具にキャップを装着した際に互いにはまり合う。よって主体金具のおねじをねじ込むときに、切込みの中に入っている接地電極に加わる回転方向の力を低減できる。ねじを締めるときの接地電極の変形を低減できるので、請求項1の効果に加え、ねじを締める前後における火花ギャップの大きさの変化を低減できる。
請求項3記載のスパークプラグによれば、凹凸の凸部は突出部が軸線方向に延び、突出部から軸線の周りの周方向に爪部が延びる。凹凸の凹部は、突出部と爪部に対応した形状を有する。主体金具のおねじを回したときに凹凸が係り合うので、請求項2の効果に加え、キャップが一体化した主体金具からキャップが外れ難くなる。
請求項4記載のスパークプラグによれば、キャップの外周面に第2のおねじが設けられている。よって請求項1から3のいずれかの効果に加え、エンジンのプラグホールのめねじに第2のおねじを締め付けてキャップをエンジンに固定できる。
請求項5記載のスパークプラグによれば、キャップに当接面が設けられている。よって請求項1から4のいずれかの効果に加え、エンジンのプラグホールの座面にキャップの当接面を押し当ててキャップをエンジンに固定できる。
第1実施の形態におけるスパークプラグの部分断面図である。 スパークプラグの断面図である。 主体金具およびキャップの側面図である。 第2実施の形態におけるスパークプラグの主体金具およびキャップの側面図である。 第3実施の形態におけるスパークプラグの主体金具およびキャップの側面図である。 第4実施の形態におけるスパークプラグの断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は第1実施の形態におけるスパークプラグ10の部分断面図である。図2はスパークプラグ10の断面図である。図2では、スパークプラグ10の後端側の図示が省略されている。図1及び図2では、紙面下側をスパークプラグ10の先端側、紙面上側をスパークプラグ10の後端側という(図3から図6においても同じ)。図1及び図2には、スパークプラグ10の先端側の部位の軸線Oを含む断面が図示されている。スパークプラグ10が取り付けられるエンジン50は、図1及び図2に二点鎖線で図示されている。
図1に示すようにスパークプラグ10は、絶縁体11、中心電極13、主体金具20、接地電極30及びキャップ40を備えている。絶縁体11は、軸線Oに沿う軸孔12が形成された略円筒状の部材であり、機械的特性や高温下の絶縁性に優れるアルミナ等のセラミックスにより形成されている。絶縁体11の軸孔12には中心電極13が配置されている。
中心電極13は導電性を有する棒状の部材である。中心電極13は、熱伝導性に優れる芯材が埋設された母材14(図2参照)と、母材14に接合された放電部材15と、を備えている。母材14は、Ni又はNiを主成分とする合金で形成されている。芯材はCu又はCuを主成分とする合金で形成されている。芯材は省略できる。放電部材15は、例えば母材14よりも耐火花消耗性の高いPt,Ir,Ru,Rh等の貴金属やW、又は、貴金属やWを主体とする合金によって形成されている。中心電極13は、軸孔12内で端子金具17と電気的に接続されている。
端子金具17は、高圧ケーブル(図示せず)が接続される棒状の部材であり、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成されている。端子金具17は絶縁体11の後端に固定されている。
主体金具20は、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成された筒状の部材である。主体金具20は、円筒状の先端部21の外周面に第1のおねじ22が形成されている。エンジン50のプラグホール51には、第1の座面52とエンジン50の燃焼室54との間に、めねじ53が設けられている。めねじ53に主体金具20のおねじ22が螺合することにより、スパークプラグ10はエンジン50に取り付けられる。
主体金具20は先端部21の後端側に座部23及び工具係合部24が設けられている。座部23は第1の座面52に当接して、めねじ53に締め付けられたおねじ22の軸力を受ける。工具係合部24は、プラグホール51のめねじ53におねじ22を締め付けたり緩めたりするときにレンチ等の工具を係合させる部位である。
図2に示すように主体金具20の先端部21に接地電極30が接続されている。接地電極30はPt,Ni,Ir等を主成分とする金属製の棒状の部材である。接地電極30の一端部31は先端部21の先端向き面25に接続されている。接地電極30の接続部32は、接地電極30の一端部31と他端部33とを接続する。接続部32は屈曲している。接地電極30の一端部31から接続部32までは、軸線Oとほぼ平行な直線形状である。接地電極30の他端部33と中心電極13の先端16との間に火花ギャップ34が形成されている。
図3は主体金具20及びキャップ40の側面図である。図3には、主体金具20の先端部21の一部およびキャップ40の、互いに分離した状態が図示されている(図4及び図5においても同じ)。
中心電極13の先端16は主体金具20の先端面26よりも先端側に位置する。先端面26は、先端向き面25と同様に軸線方向の先端側を向く面であり、先端向き面25の一部である。先端面26は、先端向き面25から先端側に突出する部分の先端向き面ともいえる。本実施形態では、接地電極30の一端部31が接続された先端向き面25は、先端面26よりも後端側に位置する。接地電極30の他端部33は、接地電極30の一端部31よりも先端側に位置する。接地電極30の他端部33は中心電極13の先端16よりも先端側に位置し、火花ギャップ34は中心電極13の軸線方向に設けられている。
図2に戻って説明する。キャップ40は、主体金具20と分離可能に構成された有底筒状または半球形の部材である。キャップ40は、例えばFe,Ni,Cuを主成分とする金属材料で形成されている。キャップ40は、主体金具20の先端部21と相俟ってエンジン50の燃焼室54に副室41を形成する。
キャップ40の外周面には第2のおねじ42が形成されている。キャップ40のおねじ42は、主体金具20のおねじ22と外径、谷径およびピッチが同じである。おねじ42はプラグホール51のめねじ53に螺合する。キャップ40には、おねじ42よりも先端側において、厚さ方向に貫通する貫通孔43が形成されている。本実施形態では貫通孔43はキャップ40に複数形成されている。
キャップ40の後端向き面44は、主体金具20の先端向き面25に対面する。キャップ40の後端向き面44には切込み45が設けられている。切込み45はキャップ40の内面46につながっている。切込み45は軸線Oとほぼ平行に延びている。キャップ40の周方向における切込み45の幅は、接地電極30の一端部31の幅よりも僅かに大きい。接地電極30において一端部31につながる軸線Oと平行な部分は、切込み45の中に配置される。
キャップ40の切込み45に挿入された接地電極30と切込み45の先端との間には隙間がある。従って切込み45に接地電極30を挿入したときに接地電極30は弾性変形しない。これに限られるものではなく、接地電極30が切込み45の先端に触れるように、接地電極30及び切込み45の大きさや形状を設定しても良い。本実施形態では、切込み45はキャップ40の外面47にもつながっている。切込み45では、おねじ42のねじ山は途切れている。
図3に示すように、スパークプラグ10は主体金具20の先端面26より先端側に中心電極13の先端16が位置し、中心電極13の先端16と接地電極30の他端部33との間に火花ギャップ34が形成されている。よってスパークプラグ10の製造工程において、キャップ40が分離した状態でスパークプラグ10を側面から見て、火花ギャップ34の大きさを容易に確認できる。
主体金具20の先端部21の先端向き面25及びキャップ40の後端向き面44に、互いにはまり合う凹凸48が形成されている。凹凸48の一部が主体金具20の先端面26(主体金具20の一番さきの面)に相当する。おねじ22,42は凹凸48には形成されていない。
本実施形態では、スパークプラグ10を側面から見て、凹凸48は矩形板状に形成されている。接地電極30の一部が切込み45に配置され、凹凸48がはまり合うとキャップ40は主体金具20と一体化する。凹凸48は、互いにはまり合ったときに回転方向に隙間ができない。なお、凹凸48がはまり合って一体化したキャップ40及び主体金具20に軸線方向の引張力を加えると、凹凸48が外れて主体金具20からキャップ40が分離する。
凹凸48がはまり合ってキャップ40と主体金具20とが一体化すると、主体金具20に対するキャップ40の軸線方向および回転方向の位置が固定される。これにより、おねじ22,42の位相は一致する。さらに、主体金具20の座部23からキャップ40の先端49(図1参照)までの軸線方向の長さが、予め設定された長さに決まる。
スパークプラグ10をエンジン50に取り付けるときは、まず、接地電極30の一端部31の位置をキャップ40の切込み45の位置に合わせ、切込み45に接地電極30を挿入しながら凹凸48をはめ合わせて、主体金具20にキャップ40を取り付ける。
次に、エンジン50のプラグホール51にキャップ40及び主体金具20を挿入し、軸線Oを中心に主体金具20を回転させる。凹凸48がはまり合っているので、主体金具20の回転につれてキャップ40が回転し、キャップ40のおねじ42がプラグホール51のめねじ53にねじ込まれる。主体金具20に対するキャップ40の回転方向の位置が固定されているので、おねじ42をねじ込むときに、切込み45の中の接地電極30がキャップ40に押されないようにできるので、接地電極30に加わる回転方向の力を低減できる。これにより接地電極30の変形を低減できるので、ねじの締め付けによる火花ギャップ34の大きさの変化を低減できる。
おねじ22がめねじ53に到達すると、主体金具20及びキャップ40のおねじ22,42の位相は一致しているので、次におねじ22がめねじ53にねじ込まれる。主体金具20の座部23はプラグホール51の座面52を押し付け、おねじ22,42の締め付けによる軸力を受ける。これによりスパークプラグ10はエンジン50に固定される。このときにキャップ40の貫通孔43は副室41と燃焼室54とを連通する。
エンジン50のバルブやピストン(いずれも図示せず)の動作によって、燃焼室54内の可燃混合気はキャップ40の貫通孔43から副室41に流入する。中心電極13と接地電極30との間の火花放電により、スパークプラグ10は副室41内の可燃混合気に点火する。副室41内の可燃混合気の燃焼によって生じる膨張圧力により、火炎を含むガス流が貫通孔43から燃焼室54に噴射される。その火炎の噴流によって燃焼室54内の可燃混合気が燃焼する。
キャップ40は、プラグホール51のめねじ53におねじ42が結合しており、さらに凹凸48によって主体金具20に対する回転が規制されているので、使用中にねじが緩んでキャップ40が外れないようにできる。キャップ40の熱は、キャップ40のおねじ42からめねじ53に伝わるのでキャップ40は冷やされる。また、キャップ40の切込み45と接地電極30との間に隙間があっても、キャップ40はプラグホール51に囲まれているので、副室41内の可燃混合気の燃焼によって生じる膨張圧力が低下しないようにできる。
キャップ40の後端向き面44は主体金具20の先端向き面25に対面し、キャップ40の後端向き面44に設けられた切込み45に接地電極30の一端部31が配置されているので、主体金具20の先端部21とエンジン50との間の熱流経路にキャップ40が加わらないようにできる。よって主体金具20の熱伝導性を確保できる。その結果、異常燃焼(プレイグニッション)や電極の溶融等の発生を低減できる。
メンテナンスのためにスパークプラグ10をプラグホール51から取り外すときは、軸線Oを中心に主体金具20を回転させる。凹凸48がはまり合ったキャップ40は主体金具20と一体化されているので、主体金具20の回転につれてキャップ40も回転し、ねじが緩む。主体金具20とキャップ40は分離可能なので、プラグホール51からスパークプラグ10を取り出した後、キャップ40を分離した状態で、中心電極13の先端16及び接地電極30の他端部33を確認し、必要に応じて新しいスパークプラグ10に交換できる。よってメンテナンス性を向上できる。キャップ40は再利用しても良い。
図4を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施形態では、凹凸48が互いにはまり合ったときに回転方向に隙間ができない場合について説明した。これに対し第2実施形態では、互いにはまり合ったときに回転方向に隙間ができる凹凸63を設ける場合について説明する。なお、第1実施形態において説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図4は第2実施の形態におけるスパークプラグ60の主体金具61及びキャップ62の側面図である。
スパークプラグ60の主体金具61の先端部21の先端向き面25及びキャップ62の後端向き面44に、互いにはまり合う凹凸63が形成されている。おねじ22,42は凹凸63には形成されていない。凹凸63の凸部64は、軸線方向に延びる突出部65と、突出部65から軸線Oの周りの周方向に延びる矩形板状の爪部66と、を備えている。主体金具61に設けられた爪部66は、めねじ53(図1参照)に締め付けられた主体金具61のおねじ22を緩めるときの回転方向に向かって突出部65から延びている。主体金具61に設けられた凸部64の先端面67は、主体金具61の先端面(主体金具61の一番さきの面)に相当する。
凹凸63の凹部68は、凸部64に対応した形状をしている。主体金具61とキャップ62とを軸線方向に近づけて凸部64を凹部68に挿入した後、主体金具61の爪部66とキャップ62の爪部66とが軸線方向に重なるように主体金具61とキャップ62とを相対回転させ凹凸63を結合した後は、主体金具61及びキャップ62に軸線方向の引張力が加えられても凹凸63は外れない。なお、接地電極30と切込み45との間には、主体金具61とキャップ62とが相対回転できる程度の隙間が設けられている。
スパークプラグ60をプラグホール51(図1参照)に取り付けるときは、凹凸63がはまり合って主体金具61にキャップ62が一体化したスパークプラグ60をプラグホール51に挿入し、主体金具61を回転させる。主体金具61の爪部66はキャップ62の爪部66から外れるが、主体金具61の突出部65がキャップ62の凹部68の壁に当たるので、主体金具61の回転につれてキャップ62が回転し、キャップ62のおねじ42がプラグホール51のめねじ53にねじ込まれる。これによりスパークプラグ60はプラグホール51に取り付けられる。
スパークプラグ60をプラグホール51(図1参照)から取り外すときは、主体金具61を反対方向に回転させる。主体金具61の爪部66はキャップ62の爪部66に係り合い、主体金具61の凸部64がキャップ62の凹部68の壁に当たり、主体金具61の回転につれてキャップ62が回転する。キャップ62のおねじ42がプラグホール51のめねじ53から外れると、主体金具61の爪部66とキャップ62の爪部66との係り合いにより、キャップ62は主体金具61と共にプラグホール51から取り外される。爪部66同士の係り合いによって主体金具61からキャップ62が外れ難くなる。
図5を参照して第3実施の形態について説明する。第2実施形態では、主体金具61のおねじ22を緩めるときの回転方向に向かって爪部66が延びている場合について説明した。これに対し第3実施形態では、主体金具71のおねじ22を締めるときの回転方向に向かって爪部76が延びている場合について説明する。なお、第1実施形態において説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図5は第3実施の形態におけるスパークプラグ70の主体金具71及びキャップ72の側面図である。
スパークプラグ70の主体金具71の先端部21の先端向き面25及びキャップ72の後端向き面44に、互いにはまり合う凹凸73が形成されている。おねじ22,42は凹凸73には形成されていない。凹凸73の凸部74は、軸線方向に延びる突出部75と、突出部75から軸線Oの周りの周方向に延びる三角板状の爪部76と、を備えている。主体金具71に設けられた爪部76は、めねじ53(図1参照)に主体金具61のおねじ22を締め付けるときの回転方向に向かって突出部75から延びている。主体金具71に設けられた凸部74の先端面77は、主体金具71の先端面に相当する。
凹凸73の凹部78は、凸部74に対応した形状をしている。主体金具71とキャップ72とを軸線方向に近づけて凸部74を凹部78に挿入した後、主体金具71の爪部76とキャップ72の爪部76とが軸線方向に重なるように主体金具71とキャップ72とを相対回転させ凹凸73を結合した後は、主体金具71及びキャップ72に軸線方向の引張力が加えられても凹凸73は外れない。なお、接地電極30と切込み45との間には、主体金具71とキャップ72とが相対回転できる程度の隙間が設けられている。
スパークプラグ70をプラグホール51に取り付けるときは、凹凸73がはまり合って主体金具71にキャップ72が一体化したスパークプラグ70をプラグホール51に挿入し、主体金具71を回転させる。主体金具71の爪部76はキャップ72の爪部76の先端側に入り込み、キャップ72の爪部76は主体金具71の爪部76に押されるので、主体金具71の回転につれてキャップ72が回転し、キャップ72のおねじ42がプラグホール51のめねじ53にねじ込まれる。これによりスパークプラグ70はプラグホール51に取り付けられる。キャップ72のおねじ42のフランクとめねじ53のフランクとの摩擦に加え、爪部76同士の摩擦が作用するので、キャップ72を緩み難くできる。
スパークプラグ70をプラグホール51から取り外すときは、主体金具71を反対方向に回転させる。主体金具71の凸部74がキャップ72の凹部78の壁に当たり、主体金具71の回転につれてキャップ72が回転する。これによりキャップ72及び主体金具71をプラグホール51から取り外すことができる。
図6を参照して第4実施の形態について説明する。第1実施形態から第3実施形態では、主体金具20,61,71及びキャップ40,62,72に凹凸48,63,73が設けられ、キャップ40,62,72におねじ42が設けられる場合について説明した。これに対し第4実施形態では、主体金具81及びキャップ83に凹凸が無く、キャップ83におねじが設けられていないスパークプラグ80について説明する。なお、第1実施形態において説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図6は第4実施の形態におけるスパークプラグ80の断面図である。図6では、スパークプラグ80の先端側の部位の軸線Oを含む断面が図示されている。
スパークプラグ80は主体金具81及びキャップ83を備えている。主体金具81の先端部21の先端向き面82に、接地電極30の一端部31が接続されている。一端部31が接続された先端向き面82は、主体金具81の先端面(主体金具81の一番さきの面)に相当する。キャップ83は、主体金具81と分離可能に構成された有底筒状または半球形の部材である。キャップ83の外周面には、貫通孔43よりも後端側に当接面84が設けられている。当接面84は円錐面または球帯からなる。
キャップ83の後端向き面85は、主体金具81の先端向き面82に対面する。キャップ83には、後端向き面85の径方向の外側に位置する延出部86が設けられている。延出部86は、後端向き面85よりも後端側に延びており、後端向き面85の全周に亘って設けられている。
キャップ83の後端向き面85には切込み87が設けられている。切込み87はキャップ83の内面88につながっている。延出部86の分だけキャップ83が厚いので、切込み87はキャップ83の外面89にはつながっていない。切込み87は、軸線Oとほぼ平行に延びている。キャップ83の周方向における切込み87の幅は、接地電極30の一端部31の幅よりも僅かに大きい。キャップ83の切込み87に挿入された接地電極30と切込み87の先端87aとの間には隙間がある。
エンジン50のプラグホール90には、めねじ53よりも燃焼室54の近くに、第2の座面91が設けられている。座面91は円錐面または球帯からなる。接地電極30がキャップ83の切込み87に挿入されると、主体金具81の先端部21のうちおねじ22よりも先端側の部位が、キャップ83の延出部86の内側にはまる。これによりキャップ83と主体金具81とが一体化する。このときにキャップ83の後端向き面85は、主体金具81の先端向き面82に当たる。これにより主体金具81の座部23からキャップ83の当接面84までの軸線方向の長さが、プラグホール90の第1の座面52から第2の座面91までの軸線方向の長さにほぼ一致する。
スパークプラグ80をエンジン50に取り付けるときは、まず、接地電極30の一端部31の位置をキャップ83の切込み87の位置に合わせて、主体金具81をキャップ83にはめる。次に、プラグホール90にキャップ83及び主体金具81を挿入し、主体金具81を回転させ、主体金具81のおねじ22をプラグホール90のめねじ53にねじ込む。主体金具81の座部23(図1参照)がプラグホール90の座面52を押し付け、おねじ22の締め付けによる軸力を受けると、スパークプラグ80はエンジン50に固定される。このときにキャップ83の当接面84は、プラグホール90の座面91に押し当てられる。キャップ83の貫通孔43は、座面91によって塞がれることなく、燃焼室54に現れる。
スパークプラグ80は、キャップ83に当接面84が設けられているので、エンジン50のプラグホール90の座面91にキャップ83の当接面84を押し当ててキャップ83をエンジン50に固定できる。キャップ83の熱は、キャップ83の当接面84から座面91に伝わるのでキャップ83は冷やされる。
主体金具81の先端部21のうちおねじ22よりも先端側の部位が、キャップ83の延出部86の内側にはまるので、キャップ83と主体金具81とを一体化させることができる。これによりキャップ83と主体金具81とを別々にプラグホール90に配置することなく、スパークプラグ80をエンジン50に取り付けられる。
主体金具81の先端部21のうちおねじ22よりも先端側の部位が、キャップ83に結合するので、主体金具81のおねじ22をプラグホール90のねめじ53に直接接触させることができる。その結果、おねじ22からめねじ53への熱伝導性を確保できるので、異常燃焼(プレイグニッション)や電極の溶融等の発生を低減できる。
キャップ83に設けられた切込み87はキャップ83の外面89につながっていないので、切込み87からキャップ83の外に可燃混合気や燃焼ガスが漏れないようにできる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えばキャップ40,62,72,83の形状や貫通孔43の数や形状、大きさ、凹凸48,63,73の数や形状、大きさ等は適宜設定できる。
実施形態では、中心電極13の母材14に放電部材15が接続されている場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。放電部材15を省略することは当然可能である。放電部材15が省略された場合には、中心電極13の先端16は、母材14の先端のことをいう。
実施形態では、中心電極13の先端16よりも先端側に接地電極30の他端部33が位置し、中心電極13の軸線方向の先端側に火花ギャップ34が設けられている場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。中心電極13の先端16の径方向の外側に接地電極30の他端部33を配置し、中心電極13の外周面と接地電極30の他端部33との間に火花ギャップ34を設けることは当然可能である。
実施形態では、接地電極30の接続部32が屈曲している場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。接続部32を屈曲させることなく、直線状の接地電極30を採用することは当然可能である。
各実施形態は、他の実施形態が有する構成の一部または複数部分を、その実施形態に追加し或いはその実施形態の構成の一部または複数部分と交換し、又は、その実施形態の構成の一部を削除等することにより、その実施形態を変形しても良い。
例えば第1実施形態から第3実施形態において、第4実施形態における延出部86と同様に、キャップ40,62,72を厚くすることにより、キャップ40の外面47に切込み45がつながらないようにすることができる。
第2実施形態における爪部66が設けられた突出部65に、さらに第3実施形態における爪部76を設けることができる。これにより突出部65の、ねじの回転方向の両側に爪部66,76が設けられる。第2実施形態および第3実施形態における爪部66,76の形状は一例であり、適宜設定できる。
第1実施形態から第3実施形態において、キャップ40のおねじ42を省略できる。この場合にはキャップ40に当接面84(図6参照)を設け、座面91(図6参照)のあるプラグホール90をエンジン50に設ける。これによりキャップ40の当接面84を座面91に押し付けてキャップ40を固定できる。
第1実施形態から第3実施形態において凹凸48,63,73を省略できる。プラグホール51にスパークプラグ10,60,70を取り付けるときは、まずプラグホール51のめねじ53の入口にキャップ40のおねじ42を置く。キャップ40の切込み45の位置に接地電極30の一端部31の位置を合わせ、切込み45の中に接地電極30を挿入した後、主体金具20を回転させる。これにより主体金具20と共に接地電極30の一端部31が回転し、接地電極30に押されてキャップ40が回転し、おねじ42がめねじ53にねじ込まれる。さらに主体金具20のおねじ22をめねじ53にねじ込み、主体金具20のおねじ22を締め付ける。キャップ40は、プラグホール51のめねじ53におねじ42が結合しており、さらに切込み45の中に配置された接地電極30によって主体金具20に対する回転が規制されているので、ねじの緩みを防ぎキャップ40が外れないようにできる。
凹凸48,63,73が省略されたスパークプラグ10,60,70をプラグホール51から取り外すときは、主体金具20を反対方向に回転させる。キャップ40の切込み45の中に接地電極30が配置されているので、キャップ40は主体金具20と一体に回転し、ねじが緩む。
第1実施形態から第3実施形態において、座面91(図6参照)のあるプラグホール90をエンジン50に設けることができる。この場合にはキャップ40に当接面84(図6参照)を設ける。座面91にキャップ40の当接面84が当たると、機械的におねじ42の緩みを防止できる。
第4実施形態において、キャップ83の延出部86を省略できる。延出部86が省略されると主体金具81はキャップ83にはまらなくなる。しかし、接地電極30の一端部31とキャップ83の切込み87との間に摩擦が生じるように切込み87の寸法を設定すれば、その摩擦力によってキャップ83は主体金具81に固定される。これによりスパークプラグ80の取り付け作業を行うことができる。
接地電極30の一端部31とキャップ83の切込み87との間に生じる摩擦力によって主体金具81にキャップ83を固定できないときは、微量のエンジンオイルや接着剤等をキャップ83の後端向き面85に付け、キャップ83の後端向き面85を主体金具81の先端向き面82に突き当て、主体金具81にキャップ83を仮固定した後に取り付け作業を行うことができる。スパークプラグ80をプラグホール90から取り外すときは、おねじ22を緩めて主体金具81を取り外した後、座面91に取り残されたキャップ83をプラグホール90から取り出す。
10,60,70,80 スパークプラグ
13 中心電極
16 先端
20,61,71,81 主体金具
21 先端部
22 第1のおねじ
25,82 先端向き面
26,67 先端面
30 接地電極
31 一端部
33 他端部
34 火花ギャップ
40,62,72,83 キャップ
42 第2のおねじ
43 貫通孔
44,85 後端向き面
45,87 切込み
48,63,73 凹凸
50 エンジン
64,74 凸部
65,75 突出部
66,76 爪部
68,78 凹部
84 当接面
90 プラグホール
91 座面
O 軸線

Claims (5)

  1. 軸線方向に延びる筒状の主体金具と、
    前記主体金具に絶縁保持され、自身の先端が前記主体金具の先端部の先端面より先端側に配置される中心電極と、
    前記主体金具の先端向き面に自身の一端部が接続され、自身の他端部と前記中心電極の先端との間に火花ギャップを形成する接地電極と、を備えるスパークプラグであって、
    前記主体金具の先端側に配置されると共に貫通孔が形成されたキャップを備え、
    前記キャップは、前記中心電極および前記接地電極の前記他端部を先端側から覆い、
    前記キャップの後端向き面は前記主体金具の前記先端向き面に対面し、
    前記後端向き面には、前記接地電極の前記一端部が配置される切込みが設けられ、
    前記主体金具と前記キャップは分離可能に構成されているスパークプラグ。
  2. 前記主体金具の前記先端部の外周面には、第1のおねじが設けられており、
    前記先端向き面および前記後端向き面には、前記主体金具に前記キャップを装着した際に互いにはまり合う凹凸が設けられている請求項1記載のスパークプラグ。
  3. 前記凹凸の凸部は、前記軸線方向に延びる突出部と、前記突出部から前記軸線の周りの周方向に延びる爪部と、を有し、
    前記凹凸の凹部は、前記突出部と前記爪部に対応した形状を有する請求項2記載のスパークプラグ。
  4. 前記キャップの外周面には、第2のおねじが設けられている請求項1から3のいずれかに記載のスパークプラグ。
  5. 前記キャップには、エンジンのプラグホールの座面に押し当てられる当接面が設けられている請求項1から4のいずれかに記載のスパークプラグ。
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