JP2006012464A - スパークプラグおよびそれを備えた内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジンヘッドにスパークプラグが係合した際のエンジンヘッドと主体金具との間隙における燃焼室側からみた奥行きを設定することで、熱引きを良好に行うことができるスパークプラグおよびそれを備えた内燃機関を提供する。
【解決手段】
スパークプラグ100の先端側付近にて、主体金具5の外径が細くなるようにテーパー状の段部54が形成されており、エンジンヘッド200の取付孔201内に形成された段部210に当接している。軸線O方向において、この段部54の燃焼室側の端部である基端58と、主体金具5の先端面57との距離L0は、1mm以上7mmとなっている。このように大きさを規定することで、内燃機関の稼働時に、主体金具5の外周面55と取付孔201の内周面202との間に入り込む高温の燃焼ガスや煤等の異物の量を制限でき、スパークプラグの耐熱性が向上する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自身の先端側に内燃機関のエンジンヘッドに取り付けるためのねじ部が非形成のスパークプラグおよびそれを備えた内燃機関に関するものである。
従来、内燃機関には点火のためのスパークプラグが用いられている。一般的なスパークプラグは、中心電極が挿設された絶縁碍子を保持する主体金具と、この主体金具の先端部に溶接された接地電極を有しており、この接地電極の他端部と、中心電極の先端部とが対向して火花放電ギャップを形成している。そして、中心電極と接地電極との間で火花放電が行われる。
このようなスパークプラグを内燃機関に組み付けるには、通常、主体金具の外周面上に設けた雄ねじを、エンジンヘッドに設けた雌ねじと係合させている。近年、内燃機関の小型化への要望から、スパークプラグの小型化が図られているが、主体金具に雄ねじを形成すると、ネジ山を除く部分の主体金具の径方向の肉厚が薄くなり、強度的な問題が発生する。そこで、こうした内燃機関に対し、ねじを形成していない(非形成である)主体金具を用いることが提案されている(例えば特許文献1参照。)。
また、ねじが非形成であると主体金具とエンジンヘッドとの間に隙間が生ずるが、内燃機関の稼働時に、その隙間内に高温の燃焼ガスや煤等の異物が入り込むと熱伝導効率が低下してスパークプラグが蓄熱する。そこで、上記間隙の距離(クリアランス)を規定して燃焼ガスや煤等の異物が入りにくくなるようにすることで、主体金具に貯まった熱をエンジンヘッドに逃がしている(特許文献2参照。)。
特開昭62−111152号公報 特開2003−22884号公報
しかしながら、クリアランスの大きさは、主体金具やエンジンヘッドの製造の際のばらつきによって左右されやすい。内燃機関の稼働時に燃焼ガスや煤等の異物がクリアランス内に侵入する量を低減するためには、主体金具やエンジンヘッドの取付孔を精度よく形成する必要があり、生産コストがかかるという問題があった。さらに、クリアランスの規定をしたとしても製造過程におけるばらつきから、異物等が主体金具とエンジンヘッドとの隙間に入り込んでしまい、スパークプラグ自体が蓄熱してしまう虞があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、エンジンヘッドにスパークプラグが係合した際のエンジンヘッドと主体金具との間隙における燃焼室側からみた奥行きを設定することで、熱引きを良好に行うことができるスパークプラグおよびそれを備えた内燃機関を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のスパークプラグは、中心電極と、前記中心電極の軸線方向に延びる軸孔を有し、その軸孔の内部で前記中心電極を保持する絶縁碍子と、前記絶縁碍子の径方向周囲を取り囲み、前記絶縁碍子を保持する主体金具とを備えたスパークプラグであって、前記主体金具に設けられ、前記スパークプラグが内燃機関のエンジンヘッドの取付孔に挿入された際に、前記取付孔内に形成された段部によって係止されて、前記主体金具の位置決めをする金具係止部を備え、前記金具係止部より前記主体金具の先端側には前記取付孔へ取り付けるためのネジ部が非形成であり、前記軸線方向において、前記主体金具の前記エンジンヘッドの燃焼室側の端部と前記金具係止部の前記エンジンヘッドの燃焼室側の端部との間の距離は、1mm以上7mm以下であることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明のスパークプラグは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記金具係止部は、前記主体金具の前記エンジンヘッドの燃焼室側が細径となるようにテーパー状に形成されている。
また、請求項3に係る発明のスパークプラグは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記金具係止部は、前記主体金具の前記エンジンヘッドの燃焼室側が細径となるように、前記スパークプラグの軸線方向と直交する平面として形成されている。
また、請求項4に係る発明のスパークプラグは、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記エンジンヘッドの前記取付孔に前記主体金具を取り付ける際に、前記段部と前記前記金具係止部との間に介在するガスケットを備えている。
また、請求項5に係る発明のスパークプラグは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記主体金具は、内包する前記絶縁碍子を軸線方向にて係止するための碍子係止部を備え、前記金具係止部は、前記軸線方向において、前記碍子係止部と同じ位置、または前記碍子係止部よりも前記エンジンヘッドの燃焼室側の位置に形成されている。
また、請求項6に係る発明のスパークプラグは、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記エンジンヘッドの取付孔に前記主体金具を取り付ける際に、前記主体金具の前記エンジンヘッドの燃焼室側の端部と前記金具係止部の前記エンジンヘッドの燃焼室側の端部との間の部位における前記主体金具の外周面と、前記取付孔の内周面との距離が、0.05mm以上0.5mm以下であることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明の内燃機関は、請求項1乃至6のいずれかに記載のスパークプラグを備えている。
請求項1に係る発明のスパークプラグでは、金具係止部より主体金具の先端側に、取付孔へ取り付けるためのねじ部が形成されておらず、こうした構成のスパークプラグの軸線方向において、主体金具のエンジンヘッドの燃焼室側の端部と金具係止部のエンジンヘッドの燃焼室側の端部との間の距離を1mm以上7mm以下としたことで、燃焼時に主体金具とエンジンヘッドとの間に入り込む高温の燃焼ガスや煤等の異物の量を制限することができるので、スパークプラグからエンジンヘッドへの熱の移動を円滑に行うことができ、スパークプラグの耐熱性を高めることができる。
また、請求項2に係る発明のスパークプラグでは、請求項1に係る発明の効果に加え、金具係止部がテーパー状に形成されているので、スパークプラグをエンジンヘッドに取り付けた際に、エンジンヘッドの取付孔の段部に対して金具係止部が広い面積で接触することとなり、燃焼時にスパークプラグの熱をより効果的にエンジンヘッドに逃がすことができ、プレイグニッションを防止することができる。
また、請求項3に係る発明のスパークプラグでは、請求項1に係る発明の効果に加え、金具係止部をスパークプラグの軸線方向と直交する平面として形成すれば、スパークプラグの取付孔に形成する段部も、取付孔の軸方向に対し直交する平面状に形成すればよく、その加工が容易であり、生産コストを削減することができる。
また、請求項4に係る発明のスパークプラグでは、請求項3に係る発明の効果に加え、段部と金具係止部との間にガスケットが介在することで、取付孔へのスパークプラグの取り付けの際の反力を得ることができ、スパークプラグの取り付け状態が緩みにくい。また、スパークプラグの取り付け軸力に応じてガスケットが変形し、段部や金具係止部との接触がさらに効率よく行われる。このため、ガスケットを介した金具係止部と段部や接触面積が広くなり、金具係止部と段部との間での熱伝導を円滑に行うことができ、スパークプラグの耐熱性を高めることができる。
また、請求項5に係る発明のスパークプラグでは、請求項1乃至4のいずれかに係る発明の効果に加え、主体金具の軸線方向において、燃焼時に、高温の燃焼ガスからの熱が伝わった主体金具では、金具係止部よりエンジンヘッドへその熱を逃がすこととなるが、絶縁碍子を係止する主体金具の碍子係止部と同じ位置、またはその碍子係止部よりもエンジンヘッドの燃焼室側の位置に金具係止部が形成されているので、熱を逃がす経路の途中に碍子係止部がなく、碍子係止部の近傍の温度の上昇を抑制する。一方、絶縁碍子では、燃焼ガスからの熱が中心電極を介して伝導され、この熱を、碍子係止部より主体金具へ逃がすこととなる。上記のように、碍子係止部の近傍の温度の上昇を抑制するため、碍子係止部における絶縁碍子から主体金具への熱伝導が円滑に行われるので、スパークプラグの耐熱性を向上し、プレイグニッションを防止することができる。
また、請求項6に係る発明のスパークプラグでは、請求項1乃至5のいずれかに係る発明の効果に加え、主体金具のエンジンヘッドの燃焼室側の端部と金具係止部のエンジンヘッドの燃焼室側の端部との間の部位における主体金具の外周面と、取付孔の内周面との距離が0.05mm以上0.5mm以下であるので、取付孔にスパークプラグの取り付けを行う際のクリアランスが十分に得られ、また、燃焼時に両者間に入り込む高温の燃焼ガスや煤等の異物の量を制限することができる。このため、スパークプラグからエンジンヘッドへの熱の移動を円滑に行うことができ、スパークプラグの耐熱性を高めることができる。さらに、公差を大きくしても本発明による効果が得られるように上記距離に幅を持たせたので、精密性に対する要求を低くして、生産コストを低減することができる。
また、請求項7に係る発明の内燃機関では、請求項1乃至6のいずれかに記載のスパークプラグを備えているので、高温の燃焼ガスに曝されるスパークプラグの熱伝導を円滑に行うことができ、プレイグニッションを防止と耐熱性の向上を図ることができる。
以下、本発明を具体化したスパークプラグおよびそれを備えた内燃機関の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、本実施の形態におけるスパークプラグの一例として、スパークプラグ100の構造について説明する。図1は、エンジンヘッド200の取付孔201内に取り付けられた状態のスパークプラグ100の部分断面図である。図2は、スパークプラグ100の先端付近を拡大した部分断面図である。なお、図1に示す軸線O方向(図中一点鎖線Oで示す)において、中心電極2が設けられた側をスパークプラグ100の先端側とし、端子金具4が設けられた側を後端側として説明する。なお、内燃機関そのものについては周知であるので説明を省略し、本実施の形態では、その内燃機関のエンジンヘッド200に形成されたスパークプラグ100の取付孔201の簡単な構造と、スパークプラグ100について説明する。
図1に示すように、スパークプラグ100は、概略、絶縁体を構成する絶縁碍子1と、この絶縁碍子1を保持する主体金具5と、絶縁碍子1内に軸線O方向に延びるようにして保持された中心電極2と、主体金具5の先端面57に一端部62を溶接され、他端部61が中心電極2の先端部22に対向する接地電極60と、絶縁碍子1の後端部に設けられた端子金具4とから構成されている。
まず、このスパークプラグ100の絶縁体を構成する絶縁碍子1について説明する。絶縁碍子1は筒形状を有し、周知のようにアルミナ等を焼成して形成される。この絶縁碍子1の先端部(軸線O方向における先端側の端部)には、内燃機関の燃焼室に曝される脚長部13が設けられている。また、絶縁碍子1の軸中心には軸線O方向に延びる軸孔12が形成される。
中心電極2は、インコネル(商標名)600または601等のニッケル系合金等で形成され、内部に熱伝導性に優れる銅等からなる金属芯23を有している。中心電極2の先端部22は絶縁碍子1の先端面から突出している。また、中心電極2は、軸孔12の内部に設けられたシール体14および抵抗体3を経由して、上方の端子金具4に電気的に接続されている。そして端子金具4には高圧ケーブル(図示外)がプラグキャップ(図示外)を介して接続され、外部回路より高電圧が印加されるようになっている。
次に、接地電極60について説明する。接地電極60は耐腐食性の高い金属から構成され、一例として、インコネル(商標名)600または601等のニッケル合金が用いられる。この接地電極60は、自身の長手方向の横断面が略長方形を有しており、一端部62が主体金具5の先端面57に溶接により接合されている。また、接地電極60は他端部61が中心電極2の先端部22に対向するように屈曲されている。
次に、主体金具5について説明する。主体金具5は絶縁碍子1を保持し、内燃機関のエンジンヘッド200にスパークプラグ100を固定するための円筒状の金具である。主体金具5は絶縁碍子1を取り囲むようにして保持している。主体金具5は低炭素鋼材で形成され、図示外のスパークプラグレンチが嵌合する工具係合部51と、エンジンヘッド200の雌ねじ部43に螺合する雄ねじ部52とを備えている。
さらに、主体金具5は工具係合部51の後端側にかしめ部53を有している。そのかしめ部53をかしめることにより、板パッキン8を介して絶縁碍子1が主体金具5の段部56に支持されて、主体金具5と絶縁碍子1とが一体にされる。かしめによる密閉を完全なものとするため、主体金具5と絶縁碍子1との間に環状のリング部材6,7が介在され、リング部材6,7の間にはタルク(滑石)9の粉末が充填されている。
また、図2に示すように、スパークプラグ100の先端側付近にて、主体金具5の外径が細くなるように段部54が形成されており、エンジンヘッド200の取付孔201内に形成された段部210に当接している。この段部54は、主体金具5の先端面57から軸線O方向に沿ってスパークプラグ100の後端側に向かって距離L0離れた位置を基端58とし、軸線Oに対して63度の角度で主体金具5の外径を広げる方向に向かって、主体金具5の外周一周にわたってテーパー状に設けられている。すなわち、基端58は、段部54としてのテーパー面の燃焼室側の端部となる。なお、段部54が、本発明における「金具係止部」に相当する。
この距離L0は、1mm以上7mm以下とすることが望ましい。エンジンヘッド200にスパークプラグ100を取り付けるとスパークプラグ100の先端は燃焼室に露出されることとなる。燃焼時、スパークプラグ100には燃焼による圧力が加わることとなる。このため、スパークプラグ100の取り付け時には、燃焼による圧力に耐えうる取り付け軸力をかける必要がある。このとき、主体金具5の段部54よりも先端側に位置する部分の大きさが十分でないと、取り付け軸力に耐えられずに、割れや欠けが生じてしまう。このような破損等を防止するため、本実施の形態では、軸線O方向における主体金具5の段部54の基端58と先端面57との間の距離L0を1mm以上としている。なお、7mm以下とする理由については後述する。
また、この段部54に対向するエンジンヘッド200側の段部210は、主体金具5の段部54とほぼ同じ角度(例えば60度)に形成され、段部54よりは少し細めの幅をもって取付孔201内を周方向に一周してテーパー状に形成されている。このため、スパークプラグ100がエンジンヘッド200に係合したときに、段部54より先端側の主体金具5の外周面55は、エンジンヘッド200の取付孔201の段部210より燃焼室側の内周面202に対して距離Δdの間隙を有している。
この距離Δdは、本実施の形態では、0.05mm以上0.5mm以下とすることが望ましい。Δdが0.05mm未満であると、エンジンヘッド200へのスパークプラグ100の取り付けにおいて十分なクリアランスが得られず、取り付け困難となる。また、Δdが0.5mmより大きい場合、内燃機関の稼働時に燃焼室内の高温の燃焼ガスや煤等の異物が主体金具5の外周面55と取付孔201の内周面202との隙間に入り込む量が増え、主体金具5の熱をエンジンヘッド200に逃がすことが難しくなって耐熱性が低下する。このように、距離Δdのに幅を設け、公差を大きくすることで、製造時における精密性への要求を低くすることができ、生産コストを低減することができる。
そして、主体金具5の外周面55と取付孔201の内周面202との間隙の距離Δdを上記の範囲としても、その隙間の容量が大きければ入り込む燃焼ガスや煤等の異物が増え、熱が籠もり、主体金具5の熱をエンジンヘッド200に逃がすことが難しくなって耐熱性が低下する。そこで、本実施の形態では、軸線O方向における主体金具5の段部54の基端58と先端面57との間の距離L0が7mm以下となるようにしている。
また、上記のように、エンジンヘッド200の取付孔201の段部210とスパークプラグ100の主体金具5の段部54とをテーパー状に設けたことで、スパークプラグ100の取付時に両者の当接部分が広くなり、主体金具5からエンジンヘッド200への熱引き(熱伝導)の効率をよくすることができる。
さらに、絶縁碍子1を支持する主体金具5の段部56も、主体金具5の内周一周にわたってテーパー状に設けられている。この段部56において、上記同様に、スパークプラグ100の先端側の端部を基端59とし、軸線O方向における基端58との距離をL1とした場合に、本実施の形態では、L1が0以上となるようにしている。すなわち軸線O方向において、基端59の位置に対する基端58の位置が、同じ位置、またはスパークプラグ100の先端側の位置となるようにしている。
上記した外周面55と内周面202との間隙に入り込んだ燃焼ガスにより、外周面55などから主体金具5に流入した熱は、段部54と段部210との当接部を介してエンジンヘッド200に放散される。このとき、上記距離L1が0未満(マイナス値)であれば、主体金具5に流入した熱が段部54と段部210との当接部に達する前に、絶縁碍子1を支持する段部56の位置を通過することとなる。すると、段部56付近の温度が上昇するため、絶縁碍子1から段部56を介して主体金具5に放散することができる熱量が少なくなってしまう。このため、絶縁碍子1の冷却が十分に行われず、プレイグニッション等が生じやすくなってしまう。そこで、上記距離L1を0以上に設定することで、主体金具5の熱が段部54を介してエンジンヘッド200に放散される際に、段部56付近の温度の上昇を低減することができ、絶縁碍子1の熱放散を容易とすることができる。
[実施例1]
以上説明した本発明により限定された数値の効果を確認するために、本実施形態のスパークプラグ100の評価試験を以下のようにして行った。その評価試験の結果を表1に示す。
まず、耐熱性評価試験のテスト条件について、以下に示す。
※ 耐熱性試験のテスト条件
・エンジン:排気量1.6L,4サイクル,DOHCエンジン
・燃料:無鉛ハイオクガソリン
・室温/湿度:20℃/60%
・テストパターン:エンジン回転数5500rpm、WOT(2分間)
・WOTは、スロットル全開(wide open throttle)を意味する。
評価試験に使用したスパークプラグは金具先端径がΦ10のもので、軸線方向における主体金具の段部の基端と先端面との間の距離L0が10mm,7mm,1mm,0.5mmのものと、主体金具の段部より先端側の外周面とエンジンヘッドの取付孔の段部より燃焼室側の内周面との間隙の距離Δdが0.04mm,0.05mm,0.30mm,0.50mm,0.55mmのものとをそれぞれ組み合わせたサンプルを、各組み合わせごとに3本ずつ用意した。
そして、上記取付孔に各スパークプラグを取り付けた際の取付容易性は、引っかかり等が生じて取り付けが容易でなかったものを「×」として評価し、引っかかり等が起きず容易に取り付けられたものを「○」として評価した。
次に、正規の点火時期より2度ずつ順に過進角させて上記エンジンを駆動し、2分間保持する運転を行った。このとき、プレイグニッションが発生しなかった進角、1分あたり1〜3回発生した進角、1分あたり4回以上発生した進角をそれぞれ確認した。過進角が40〜42度の範囲でプレイグニッションの発生が認められた場合に、そして、耐熱性が良好であるとして判断し、「○」と評価した。また、それより小さな進角でプレイグニッションが発生した場合には、耐熱性がよくないと判断して「×」と評価した。
また、上記耐熱性試験後に、主体金具の段部よりも先端側の部分の状態を確認し、上記箇所に割れ、欠けが生じていた場合、耐破損性に問題があるとして「×」と評価した。外観上特に問題ない場合、耐破損性は問題ないとして「○」と評価した。そして最後に総合評価を行い、実用性に問題がない場合を「○」と評価し、問題がある場合を「×」と評価した。
上記したいずれのサンプルにおいても、距離Δdが0.04mmのものについては取付孔への取り付けの際に引っかかりが生じたため、取付容易性に問題があるとして「×」と評価し、総合評価としても「×」と評価した。距離Δdが0.05mm,0.30mm,0.50mm,0.55mmのものについては容易に取付を行うことができ、「○」と評価した。
距離L0が10mmである場合、距離Δdが0.05mmのときは、耐熱性、耐破損性の双方とも良好であり、総合評価として「○」とした。一方、距離Δdが0.30mm,0.50mm,0.55mmのときは耐熱性がよくなく、耐破損性については良好であったが総合評価としていずれも「×」とした。
次に、距離L0が7mmである場合、距離Δdが0.05mm,0.30mm,0.50mmのときは、耐熱性、耐破損性はともに良好であり、総合評価としていずれも「○」とした。しかし、距離Δdが0.55mmのときは、耐熱性がよくなく、総合評価はいずれも「×」とした。
また、距離L0が1mmである場合、距離Δdが0.05mm,0.30mm,0.50mm,0.55mmのいずれの場合も耐熱性、耐破損性について良好であり、総合評価はいずれも「○」とした。
距離L0が0.5mmである場合、0.05mm,0.30mm,0.50mm,0.55mmのいずれの場合も耐熱性については良好であったが、耐破損性がよくなく、総合評価としていずれも「×」とした。
Figure 2006012464
上記評価試験の結果より、スパークプラグの軸線方向における主体金具の段部の基端と先端面との間の距離L0を、1mm以上7mm以下とし、主体金具の段部より先端側の外周面とエンジンヘッドの取付孔の段部より燃焼室側の内周面との間隙の距離Δdを、0.05mm以上0.50mm以下とすれば、スパークプラグは、エンジンヘッドへの取り付けをスムーズに行うことができ、前記間隙に熱が籠もりにくくいため耐熱性に優れ、主体金具の段部より先端側の部位に割れ欠け等の破損が生じにくくなることを確認できた。
なお、本発明は各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、本実施の形態では主体金具5の段部54をテーパー状に形成したが、図3に示すように、軸線Oと直交する平面を有する段部71として形成してもよい。この段部71は、本実施の形態のスパークプラグ100の段部54と同様に主体金具5の周囲に環状に形成したものである。主体金具5の先端側の外径が、後端側より小さくなるようにし、エンジンヘッド200の取付孔201に、この段部71に当接する段部72を設ける。スパークプラグ100が取付孔201に挿入した際に段部71が段部72に係止されることで、スパークプラグ100が位置決めされる。この構成においても、軸線O方向における主体金具5の段部71と先端面57との間の距離L0を、1mm以上7mm以下とし、主体金具5の段部71より先端側の外周面55とエンジンヘッド200の取付孔201の段部72より燃焼室側の内周面202との間隙の距離Δdを、0.05mm以上0.5mm以下となるようにすれば、本実施の形態と同様に、耐熱性、耐破損性、取付容易性の効果を得ることができる。また、主体金具5の段部71や取付孔201の段部72をテーパー状としない場合、その加工が容易となる。
さらに、図4に示すように、図3で説明したスパークプラグ100の構成に加え、主体金具5の段部71とエンジンヘッド200の取付孔201の段部72との間に、ガスケット70を介在させてもよい。このようにすれば、スパークプラグ100の取り付け軸力に応じてガスケット70が変形し、段部71と段部72とのそれぞれに、より密着するので、燃焼室の気密性を高めることができる。そして、ガスケット70を介して密着し、接触面積が広くなった段部71と段部72との間で熱伝導が円滑に行われるため、主体金具5からエンジンヘッド200への熱の移動を円滑に行うことができ、耐熱性を高めることができる。図4では段部54および71を平面とした形状でガスケット70を採用しているが、テーパー状としていてもよい。その場合は、ガスケット70はスパークプラグを取り付ける際の応力により組成変形する材質(例えばCu等)により形成すると、より一層効果的である。なお、ガスケット70の材質は、主体金具5およびエンジンヘッド5を構成する材質に比較して硬度の低いものを採用するとよい。
また、図5に示すように、主体金具5の雄ねじ部52と工具係合部51とを主体金具5とは別体に形成した袋ナット350を備えたスパークプラグ300であってもよい。このようなスパークプラグ300をエンジンヘッド200に取り付けるには、本実施の形態と同様に、エンジンヘッド200の取付孔201にはスパークプラグ300の本体を係合し、袋ナット350をスパークプラグ300の後端側より絶縁碍子1の胴部に嵌める。そして、エンジンヘッド200の雌ねじ部43に、袋ナット350の雄ねじ部52を螺合する。このような構成とすることで、スパークプラグ300の本体にねじがない構成とすることができ、エンジンヘッド200の燃焼室内において中心電極2に対する接地電極60の配置向きを任意に設定することができる。また、エンジンヘッド200に固定された場合の袋ナット350の位置をスパークプラグ300の後端よりとすることができるので、工具係合部51も後端よりとなり、工具挿入のために必要な取付孔201の口径を拡張する部分を燃焼室から遠ざけることができる。
また、図6に示すように、図5で説明したスパークプラグ300の袋ナット350の代わりに、エンジンヘッド200の取付孔201の燃焼室側とは反対側の縁端部203において固定可能なケーシング450を備えたスパークプラグ400であってもよい。ケーシング450は、縁端部203においてボルト451により固定され、その円筒状の胴部452が絶縁碍子の胴部に嵌合される。そして、ボルト451に固定された側とは反対側の縁端部分が主体金具5を押圧する構成となる。このような構成とすることで、スパークプラグ400の取付孔201には工具を挿入する必要がなく、取付孔201の口径を小さくすることができる。また、スパークプラグ400の取り付け向きを任意とすることができるので、エンジンヘッド200の燃焼室内において中心電極2に対する接地電極60の配置向きを任意に設定することができる。
また、図6で説明したスパークプラグ400のケーシング450では、端子金具4に対し図示外のプラグキャップを介して外部回路との電気的な接続を図り、高電圧の印加が行われる。このためにはプラグキャップの取り付けのためのクリアランスを設ける必要がある。そこで、図7に示すイグニッションコイル550のように、端子金具4との電気的な接続を行う電極553と、その電極553から外部回路への電気的な接続を行うための電気配線(図示外)とを内蔵してもよい。なお、図示しないが、電極553とイグニッションコイル550の本体とは絶縁されている。
さらには、図8に示すように、主体金具をブラケットと一体にした主体金具650を用い、図7で説明したイグニッションコイル550のように、内部に端子金具4に外部回路との電気的な接続を行うための電極(図示外)を備えた構造としてもよい。
上記各変形例において、軸線O方向における主体金具の段部の基端と先端面との間の距離L0と、主体金具の段部より先端側の外周面とエンジンヘッドの取付孔の段部より燃焼室側の内周面との間隙の距離Δdとが、本実施の形態で説明した値を満たせば、エンジンヘッドに対するスパークプラグの取り付けの方法にはよらず、熱引きの効果を十分に得ることができる。
なお、本発明は接地電極の形体によるものではなく、例えば、接地電極を複数備えるスパークプラグでもよく、接地電極がアーチ状に形成されているものであってもよい。
本発明は、自身の先端側に内燃機関のエンジンヘッドに取り付けるためのねじ部が非形成のスパークプラグおよびそれを備えた内燃機関に適用することができる。
エンジンヘッド200の取付孔201内に取り付けられた状態のスパークプラグ100の部分断面図である。 スパークプラグ100の先端付近を拡大した部分断面図である。 スパークプラグ100の変形例の先端付近を拡大した部分断面図である。 スパークプラグ100の変形例の先端付近を拡大した部分断面図である。 エンジンヘッド200の取付孔201内に取り付けられた状態のスパークプラグ100の変形例の部分断面図である。 エンジンヘッド200の取付孔201内に取り付けられた状態のスパークプラグ100の変形例の部分断面図である。 エンジンヘッド200の取付孔201内に取り付けられた状態のスパークプラグ100の変形例の部分断面図である。 エンジンヘッド200の取付孔201内に取り付けられた状態のスパークプラグ100の変形例の部分断面図である。
符号の説明
1 絶縁碍子
2 中心電極
5 主体金具
12 軸孔
54 段部
55 外周面
56 段部
70 ガスケット
100 スパークプラグ
200 エンジンヘッド
201 取付孔
202 内周面
210 段部

Claims (7)

  1. 中心電極と、前記中心電極の軸線方向に延びる軸孔を有し、その軸孔の内部で前記中心電極を保持する絶縁碍子と、前記絶縁碍子の径方向周囲を取り囲み、前記絶縁碍子を保持する主体金具とを備えたスパークプラグであって、
    前記主体金具に設けられ、前記スパークプラグが内燃機関のエンジンヘッドの取付孔に挿入された際に、前記取付孔内に形成された段部によって係止されて、前記主体金具の位置決めをする金具係止部を備え、
    前記金具係止部より前記主体金具の先端側には前記取付孔へ取り付けるためのネジ部が非形成であり、前記軸線方向において、前記主体金具の前記エンジンヘッドの燃焼室側の端部と前記金具係止部の前記エンジンヘッドの燃焼室側の端部との間の距離は、1mm以上7mm以下であることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 前記金具係止部は、前記主体金具の前記エンジンヘッドの燃焼室側が細径となるようにテーパー状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 前記金具係止部は、前記主体金具の前記エンジンヘッドの燃焼室側が細径となるように、前記スパークプラグの軸線方向と直交する平面として形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  4. 前記エンジンヘッドの前記取付孔に前記主体金具を取り付ける際に、前記段部と前記前記金具係止部との間に介在するガスケットを備えたことを特徴とする請求項3に記載のスパークプラグ。
  5. 前記主体金具は、内包する前記絶縁碍子を軸線方向にて係止するための碍子係止部を備え、
    前記金具係止部は、前記軸線方向において、前記碍子係止部と同じ位置、または前記碍子係止部よりも前記エンジンヘッドの燃焼室側の位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスパークプラグ。
  6. 前記エンジンヘッドの取付孔に前記主体金具を取り付ける際に、前記主体金具の前記エンジンヘッドの燃焼室側の端部と前記金具係止部の前記エンジンヘッドの燃焼室側の端部との間の部位における前記主体金具の外周面と、前記取付孔の内周面との距離が、0.05mm以上0.5mm以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のスパークプラグ。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のスパークプラグを備えたことを特徴とする内燃機関。
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