JP2016138514A - アダプター、金具セットおよびスパークプラグ - Google Patents

アダプター、金具セットおよびスパークプラグ Download PDF

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雄也 田中
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Abstract

【課題】内燃機関に用いられ、自身が高温となる装置、例えば、スパークプラグ、グロープラグおよびA/Fセンサ等の放熱性を向上させる。
【解決手段】ねじの表面に配置されるアダプターは、内燃機関の雌ねじ部と、雌ねじ部に挿入されて取り付けられる雄ねじ部を有する金具と、の間に配置されて用いられ、金具の硬度よりも低い硬度を有することを特徴とする。かかるアダプターは、アダプターと金具とを有する金具セットとしての形態で用いられてもよく、スパークプラグに適用されてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関に取り付けられるスパークプラグ等の装置の放熱に関する。
一般に、ガソリンエンジン等の内燃機関の点火に使用されるスパークプラグは、絶縁体と発火部とを備えている。発火部は、内燃機関の燃焼室に露出しているため、燃焼により生じた熱に曝される。発火部を介して絶縁体が加熱されると、プレイグニッション等の異常燃焼が発生するおそれがある。このような異常燃焼を回避するために、スパークプラグは、エンジンヘッドの内部を循環する冷却水により放熱されている。特許文献1には、エンジンヘッドに形成された雌ねじ部に螺合する主体金具の雄ねじ部の長さを長くすることにより、スパークプラグの放熱性を向上させる技術が開示されている。
特開平11−273827号公報
近年、内燃機関の出力の向上に伴い、燃焼室内の温度が上昇することで、発火部がより高温となる傾向にある。このため、スパークプラグの放熱性をより一層向上させる技術が求められていた。このような課題は、スパークプラグに限らず、グロープラグおよびA/Fセンサ等、内燃機関に用いられ、自身が高温となる任意の装置において共通する課題であった。例えば、A/Fセンサが非常に高温となることにより、A/Fセンサの故障および測定精度の低下等のおそれがあるため、A/Fセンサの放熱性をより一層向上させる技術が求められていた。
上記課題を解決するために、本発明は以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、ねじの表面に配置されるアダプターが提供される。このアダプターは、内燃機関の雌ねじ部と、前記雌ねじ部に挿入されて取り付けられる雄ねじ部を有する金具と、の間に配置されて用いられ、前記金具の硬度よりも低い硬度を有することを特徴とする。この形態のアダプターによれば、内燃機関の雌ねじ部と、金具との間に配置されて用いられた場合、金具の雄ねじ部と内燃機関の雌ねじ部との間の密着性を向上できるので、金具を有するスパークプラグ等の装置の放熱性を向上できる。
(2)上記アダプターは、前記雌ねじ部の硬度よりも低い硬度を有していてもよい。この形態のアダプターによれば、金具の雄ねじ部と内燃機関の雌ねじ部との間において潰されて変形するので、内燃機関の雌ねじ部と、金具との間に配置されて用いられた場合、金具の雄ねじ部と内燃機関の雌ねじ部との間の密着性を向上でき、金具を有するスパークプラグ等の装置の放熱性を向上できる。
(3)上記アダプターは、金属により形成されていてもよい。この形態のアダプターによれば、高い耐熱性を有するので、内燃機関における高温での使用に適合する。
(4)上記アダプターは、前記金具の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有していてもよい。この形態のアダプターによれば、良好な熱伝導が得られるため、内燃機関の雌ねじ部と、金具との間に配置されて用いられた場合、金具を有するスパークプラグ等の装置の放熱性をより向上できる。
(5)上記アダプターは、前記雄ねじ部の挿入方向の後端側に位置するリング状のガスケット部と;前記挿入方向の先端側に位置する螺旋状のコイル部と;を備えていてもよい。この形態のアダプターによれば、内燃機関の雌ねじ部と、金具との間に配置されて用いられた場合、金具の雄ねじ部と内燃機関の雌ねじ部との間の密着性を向上できるので、金具を有するスパークプラグ等の装置の放熱性を向上できる。また、ガスケット部を備えるので、かかる装置と、内燃機関の雌ねじ部との間の気密性を向上できる。
(6)上記アダプターは、前記雄ねじ部の挿入方向の後端側に位置するリング状のガスケット部と;前記挿入方向の先端側に位置し、外周面に前記雌ねじ部と螺合する雄ねじが形成され、内周面に前記雄ねじ部と螺合する雌ねじが形成されている円筒部と;を備えていてもよい。この形態のアダプターによれば、内燃機関の雌ねじ部と、金具との間に配置されて用いられた場合、金具の雄ねじ部と内燃機関の雌ねじ部との間の密着性を向上できるので、金具を有するスパークプラグ等の装置の放熱性を向上できる。また、ガスケット部を備えるので、かかる装置と、内燃機関の雌ねじ部との間の気密性を向上できる。
(7)上記アダプターにおいて、前記金具は、第1の軸孔を有し;前記雄ねじのねじ山の位置と、前記雌ねじのねじ山の位置とは、前記第1の軸孔の軸線に沿った方向において互いに一致しなくてもよい。この形態のアダプターによれば、円筒部の最大肉厚を薄くすることができるので、アダプターの設計上の自由度を向上できる。
(8)上記アダプターにおいて、前記雌ねじのピッチは、前記雄ねじのピッチ以下であってもよい。この形態のアダプターによれば、アダプターの雌ねじと金具の雄ねじ部との間の接触面積を大きくすることができ、内燃機関の雌ねじ部と、金具との間に配置されて用いられた場合、金具を有するスパークプラグ等の装置の放熱性をより向上できる。
(9)本発明の他の形態によれば、金具セットが提供される。この金具セットは、前記雄ねじ部の外周面に配置される前記アダプターと、前記金具とを有することを特徴とする。この形態の金具セットによれば、アダプターと金具とを有するので、金具にアダプターを取り付けた状態を短時間で実現できる。
(10)本発明の他の形態によれば、スパークプラグが提供される。このスパークプラグは、前記金具セットと;前記金具が有する第1の軸孔の軸線に沿って延びている第2の軸孔を有し、前記軸線に沿った方向の一部が前記第1の軸孔に挿入されている絶縁体と;前記第2の軸孔に挿入され、端部が前記第2の軸孔から露呈している中心電極と;前記金具の端部に配置され、前記中心電極との間で放電ギャップを形成する接地電極と;を備えることを特徴とする。この形態のスパークプラグによれば、金具の雄ねじ部と内燃機関の雌ねじ部との間にアダプターを備えるので、かかる雄ねじ部と雌ねじ部との密着性を向上でき、スパークプラグの放熱性を向上できる。
(11)上記スパークプラグにおいて、前記金具は、前記第1の軸孔の内周面において径方向に突出し、前記絶縁体を支持する突出部を有し;前記アダプターは、前記雄ねじ部の挿入方向に沿って少なくとも前記雄ねじ部の後端から前記突出部と径方向に対応する位置までに亘って、前記雌ねじ部と前記金具との間に配置されていてもよい。この形態のスパークプラグによれば、熱の伝達量が多い部位にアダプターを備えるので、スパークプラグの放熱性を向上できる。
(12)上記スパークプラグにおいて、前記アダプターは、前記挿入方向に沿って前記雄ねじ部の後端から先端までに亘って、前記雌ねじ部と前記金具との間に配置されていてもよい。この形態のスパークプラグによれば、アダプターと雌ねじ部との間の接触面積およびアダプターと金具との間の接触面積をそれぞれ大きくできるので、スパークプラグの放熱性をより向上できる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、アダプターの製造方法、金具セットの製造方法、スパークプラグの製造方法、点火プラグ、センサ等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施形態としてのアダプターを適用したスパークプラグの部分断面図である。 アダプター100の詳細構成を示す説明図である。 第2実施形態としてのアダプター100aの詳細構成を示す説明図である。 アダプターの有無に応じた放熱性評価の結果を示す説明図である。 変形例3としてのアダプター100bの詳細構成を示す説明図である。
A.第1実施形態:
A−1. スパークプラグの全体構成:
図1は、本発明の第1実施形態としてのアダプターを適用したスパークプラグの部分断面図である。図1では、スパークプラグ300の軸心である軸線OLを境界として、右側にスパークプラグ300の外観形状を示し、左側にスパークプラグ300の断面形状を示している。ただし、後述するアダプター100については、左右のいずれにおいても断面形状を示している。以下の説明では、軸線OLに沿った図1の下方側(後述する接地電極60が配置されている側)を先端側と呼び、図1の上方側(後述する端子金具70が配置されている側)を後端側と呼ぶ。
スパークプラグ300は、図1において破線で示す内燃機関500に取り付け可能に構成されている。スパークプラグ300は、内燃機関500の燃焼室510の内壁520から先端側の一部を突出させた状態で取り付けられる。図1では、スパークプラグ300の挿入方向を白抜きの矢印で示している。なお、本実施形態において「内燃機関500」とは、内燃機関500の排熱のための配管も含む。
スパークプラグ300は、中心電極20と、絶縁碍子30と、主体金具50と、接地電極60と、端子金具70と、アダプター100とを備える。なお、スパークプラグ300の軸線OLは、中心電極20と絶縁碍子30と主体金具50と端子金具70とアダプター100との各部材の軸線OLと一致する。
中心電極20は、軸線OLに沿った方向に延びる棒状の電極により形成されている。中心電極20は、絶縁碍子30の軸孔31に収容され、先端側の一部が軸孔31から露呈している。中心電極20は、例えば、インコネル(登録商標)などのニッケルを主成分とするニッケル合金により形成される。中心電極20の後端は、セラミック抵抗12およびシール体14を介して端子金具70に電気的に接続される。
絶縁碍子30は、軸線OLと平行な軸孔31を備えた筒状の外観形状を有する。絶縁碍子30は、先端側の約半分が主体金具50の軸孔51に収容され、後端側の約半分が軸孔51から露呈している。絶縁碍子30は、アルミナ等のセラミックス材料を焼成して形成され、絶縁体として機能する。絶縁碍子30は、軸線OLに沿って先端側から後端側に向かって順番に、脚長部32と、碍子段部33と、先端側胴部34と、中央胴部36と、後端側胴部38とを備える。脚長部32は、後端側から先端側に向かって外径が次第に減少する筒状の外観形状を有する。先端側胴部34は、脚長部32よりも大きな外径の筒状の外観形状を有する。碍子段部33は、脚長部32の後端と先端側胴部34の先端とを接続する。中央胴部36は、先端側胴部34と後端側胴部38との間に配置されている。中央胴部36の外径は、先端側胴部34の外径および後端側胴部38の外径よりも大きい。後端側胴部38は、中央胴部36と端子金具70との間に配置されている。後端側胴部38は、主体金具50と端子金具70との間の絶縁距離を十分に確保する。
主体金具50は、軸線OLと平行な軸孔51を備えた筒状の外観形状を有する。本実施形態において、主体金具50は、炭素鋼により形成されている。主体金具50は、雄ねじ部52と、座部55と、屈曲部56と、工具係合部57と、加締め部58とを備える。
雄ねじ部52は、外周面にねじ山が形成されており、主体金具50の先端部に配置されている。雄ねじ部52のねじ山は、アダプター100の雌ねじ124と螺合する。雄ねじ部52の内周面には、径方向に突出した突出部53が形成されている。突出部53は、軸孔51に挿入される絶縁碍子30を支持する。突出部53の後端側の面54は、碍子段部33の表面と略平行に形成されている。突出部53の後端側の面54と碍子段部33との間には、環状の板パッキン16が配置されている。本実施形態において、ねじリーチ(
座部55の先端側の面から主体金具50の先端側の端面59までの長さ)は、19mmであるが、19mmに代えて26.5mm等、他の任意の長さであってもよい。また、本実施形態において、スパークプラグ300(雄ねじ部52)の呼び径はM12である。なお、「呼び径」とは、径をmm単位で表したものを意味する。
座部55は、径方向に膨出した部位であり、雄ねじ部52に対して後端側に接して配置されている。座部55とアダプター100のガスケット部110との間には、板体を折り曲げて形成した環状のガスケット18が配置されている。環状のガスケット18は、4枚重ねの構造を有し、自身の反力によってスパークプラグ300と内燃機関500のエンジンヘッド550との間の緩みを抑制する。
屈曲部56は、主体金具50における他の部位に比べて薄肉に形成され、座部55に対して後端側に接して配置されている。屈曲部56は、主体金具50が加締め部58において加締められると圧縮変形する。
工具係合部57は、屈曲部56に対して後端側に接して配置されている。工具係合部57は、スパークプラグ300をエンジンヘッド550に取り付ける際に工具と係合する。本実施形態において、工具係合部57は、六角形の断面形状を有しているが、六角形に代えて、工具と係合可能な他の任意の形状であってもよい。
加締め部58は、工具係合部57に対して後端側に接して配置されている。加締め部58は、屈曲部56と同様に、主体金具50における他の部位に比べて薄肉に形成され、自身の後端部が内側(主体金具50の軸心に向かう方向)に向かって折り曲げられた構造を有する。主体金具50は、加締め部58において加締められることにより、絶縁碍子30に組み付けられる。
接地電極60は、屈曲した棒状の金属製部材により形成されている。接地電極60は、中心電極20と同様に、ニッケルを主成分とするニッケル合金により形成される。接地電極60は、一方の端部が主体金具50の端面59に溶接されており、他方の端部が中心電極20の先端部と対向するように屈曲している。接地電極60において、中心電極20の先端と対向する部分には、電極チップ62が設けられている。本実施形態において、電極チップ62はプラチナにより形成されるが、他の任意の金属により形成されてもよい。電極チップ62と中心電極20の先端との間には、火花放電のための間隙SGが形成されている。なお、間隙SGは、放電ギャップまたは火花ギャップとも呼ばれる。
端子金具70は、先端側が絶縁碍子30の軸孔31に収容され、後端側が軸孔31から露呈している。端子金具70には、図示しない高圧ケーブルが接続され、高電圧(例えば、1万〜3万ボルト)が印加される。この印加により、間隙SGに火花放電が発生する。間隙SGに発生した火花放電は、燃焼室510における混合気を着火させる。
アダプター100は、略円筒状の外観形状を有し、主体金具50の雄ねじ部52とエンジンヘッド550の雌ねじ部554との間に配置されている。より具体的には、スパークプラグ300の挿入方向に沿って、雄ねじ部52の後端から先端までに亘って配置されており、ガスケット部110がスパークプラグ300の挿入方向の後端側に位置するように配置されている。アダプター100は、主体金具50の雄ねじ部52とエンジンヘッド550の雌ねじ部554との間の密着性を向上させ、スパークプラグ300の放熱性を向上させる機能を有する。このため、本実施形態では、アダプター100は高い伝熱性を有する金属である銅により形成されている。
A−2. アダプターの詳細構成:
図2は、アダプター100の詳細構成を示す説明図である。図2(a)は、アダプター100の外観構成を斜視図で示しており、図2(b)は、軸線OLに沿ったアダプター100の断面における円筒部120の一部の構成を拡大して示している。なお、アダプター100の軸線OLは、スパークプラグ300の軸線OLと等しい。
図2(a)に示すように、アダプター100は、ガスケット部110と、円筒部120とを備える。ガスケット部110は、平面視リング状の形状を有し、円筒部120の後端側の端部に配置されている。ガスケット部110の外径は、円筒部120の外径よりも大きい。円筒部120は、円筒状の外観形状を有し、アダプター100のうちの大部分を占める。円筒部120の外周面には雄ねじ122が形成され、ガスケット部110の内周面および円筒部120の内周面には雌ねじ124が形成されている。図1に示すように、雄ねじ122は、エンジンヘッド550の雌ねじ部554と螺合し、雌ねじ124は、主体金具50の雄ねじ部52と螺合する。
図2(b)に示すように、本実施形態において、雄ねじ122のねじ山の位置と雌ねじ124のねじ谷の位置とは、軸線OLに沿った方向において互いに一致している。このような構成により、アダプター100の円筒部120における径方向の厚み(以下、「肉厚」とも呼ぶ)のうち、最大の厚みを薄くでき、アダプター100の設計上の自由度を向上できる。加えて、軸線OLに沿ったいずれの部位においても円筒部120の肉厚が一定となるので、アダプター100の強度を向上できる。また、本実施形態において、雄ねじ122のピッチと雌ねじ124のピッチとは、いずれも1.25mmである。また、本実施形態において、円筒部120の肉厚は、1.0mmである。なお、本実施形態において、ガスケット部110と円筒部120とは一体成形されているが、別体に成形された後に溶接されてもよい。
本実施形態において、アダプター100は、スパークプラグ300がエンジンヘッド550に取り付けられる前に、予め主体金具50の雄ねじ部52の外周面に取り付けられている。アダプター100の取り付けは、例えば、ユーザーがスパークプラグ300をガスケット部110側からアダプター100に挿入し、雄ねじ部52を雌ねじ124に螺合させることにより実現でき、この際に工具を用いなくてもよい。アダプター100が取り付けられたスパークプラグ300は、エンジンヘッド550の雌ねじ部554に挿入され、規定のトルクで締め付けられる。また、本実施形態において、エンジンヘッド550は、アルミニウム合金AC4Dにより形成されている。上述したように、主体金具50は炭素鋼により形成され、アダプター100は銅により形成されている。このため、アダプター100の硬度(約80HV)は、主体金具50の硬度(約200HV)およびエンジンヘッド550の硬度(約85HV)よりも低い。したがって、アダプター100の雄ねじ122とエンジンヘッド550の雌ねじ部554とが螺合する際に、アダプター100は、潰されて変形する。これにより、主体金具50の雄ねじ部52とエンジンヘッド550の雌ねじ部554との間の密着性を向上できる。
本実施形態において、主体金具50は、請求項における金具の下位概念に相当し、主体金具50とアダプター100とは、請求項における金具セットの下位概念に相当する。また、雄ねじ部52は請求項における雄ねじ部の下位概念に、雌ねじ部554は請求項における雌ねじ部の下位概念に、雄ねじ122は請求項における雄ねじの下位概念に、雌ねじ124は請求項における雌ねじの下位概念に、それぞれ相当する。また、主体金具50の軸孔51は請求項における第1の軸孔の下位概念に相当し、絶縁碍子30の軸孔31は請求項における第2の軸孔の下位概念に相当し、絶縁碍子30は請求項における絶縁体の下位概念に相当する。
A−3.スパークプラグの放熱:
スパークプラグ300は、図1に示すように、内燃機関500の燃焼室510の内壁520から先端側の一部を突出させた状態で取り付けられると、燃焼により生じた熱に曝される。スパークプラグ300の熱は、エンジンヘッド550を介して冷却水560に伝わり、冷却水560は、図示しないラジエーターによって冷却される。
ここで、アダプター100は、主体金具50とエンジンヘッド550との間に取り付けられた状態において、潰されて変形しているので、主体金具50の雄ねじ部52とエンジンヘッド550の雌ねじ部554との間の密着性を向上できる。換言すると、アダプター100の雌ねじ124と主体金具50の雄ねじ部52との間の接触面積およびアダプター100の雄ねじ122とエンジンヘッド550の雌ねじ部554との間の接触面積をいずれも増大できる。このため、伝熱に寄与する接触面積を増大でき、スパークプラグ300の放熱性を向上できる。それゆえ、中心電極20、絶縁碍子30および接地電極60の過度な昇温を抑制できる。したがって、中心電極20、絶縁碍子30および接地電極60のいずれかの高温化によるプレイグニッション等の異常燃焼を抑制できる。加えて、中心電極20の酸化および接地電極60の酸化を抑制でき、スパークプラグ300の寿命が短くなることを抑制できる。
また、アダプター100の熱伝導率(約370W/(m・K))は、主体金具50の熱伝導率(約60W/(m・K))およびエンジンヘッド550の熱伝導率(約159W/(m・K))よりも高い。このため、良好な熱伝導が得られるので、スパークプラグ300放熱性をより向上できる。また、アダプター100は銅により形成されているので、燃焼室510が1000℃以上の高温となる場合にも耐え得る耐熱性を有し、内燃機関500における高温での使用に適合する。
加えて、アダプター100は、スパークプラグ300の挿入方向に沿って、雄ねじ部52の後端から先端までに亘って配置されている。このため、アダプター100と主体金具50との接触面積およびアダプター100とエンジンヘッド550との接触面積をそれぞれ大きくでき、スパークプラグ300の放熱性をより向上できる。
また、アダプター100において、雄ねじ122のねじ山の位置と雌ねじ124のねじ谷の位置とは、軸線OLに沿った方向において互いに一致している。このため、雄ねじ122のねじ山の位置と雌ねじ124のねじ山の位置とが軸線OLに沿った方向において互いに一致している構成と比較して、円筒部120の最大肉厚を薄くすることができ、アダプター100の設計上の自由度を向上できる。加えて、軸線OLに沿ったいずれの部位においても円筒部120の肉厚が一定となるので、アダプター100の強度を向上できる。また、アダプター100は、円筒部120の外径よりも大きい外径を有するガスケット部110を備える。このため、ガスケット部110とガスケット18との間の密着性を向上でき、スパークプラグ300とエンジンヘッド550との間の気密性を向上できる。加えて、エンジンヘッド550に対するスパークプラグ300の緩みを抑制できる。また、ガスケット部110と円筒部120とは一体成形されるため、製造工程を簡素化でき、製造速度の低下および製造コストの上昇を抑制できる。
また、本実施形態において、スパークプラグ300は、主体金具50の外周面にアダプター100が取り付けられた状態で、エンジンヘッド550に挿入される。このため、エンジンヘッド550の雌ねじ部554にアダプター100を配置するための工具等を用いなくてもよく、取り付けの際の利便性を向上できる。また、アダプター100を用いることにより、エンジンヘッド550に取り付けるスパークプラグの小径化を実現できる。換言すると、スパークプラグの径の調整を行うことができ、同一の呼び径のスパークプラグを、互いに異なる呼び径の雌ねじ部を有するエンジンヘッドに用いることができ、互換性を向上できる。
なお、主体金具50の雄ねじ部52またはエンジンヘッド550の雌ねじ部554の補強を目的として、主体金具50若しくはエンジンヘッド550の硬度と同じ又はそれ以上の硬度を有する部材を雄ねじ部52と雌ねじ部554との間に介装する構成に比べて、主体金具50とエンジンヘッド550との間の密着性を向上できる。このため、より高い放熱性を得ることができる。なお、主体金具50は、炭素鋼により形成されているため、そもそも補強の必要性が小さい。また、主体金具50とエンジンヘッド550との間の緩みの抑制を目的として、主体金具50の雄ねじ部52に樹脂を塗布する構成に比べて、高い耐熱性を有し内燃機関500における高温での使用に適合すると共に、アダプター100の取り付けが容易でありユーザーの利便性を向上できる。なお、スパークプラグ300は交換を前提とする装置であり、板体を折り曲げて形成した環状のガスケット18を配置し締め付けトルクを管理してガスケット18の反力を調整することで、スパークプラグ300の緩みが抑制されている。このため、スパークプラグ300においては、緩みを更に抑制する要請が少ない。
B.第2実施形態:
図3は、第2実施形態としてのアダプター100aの詳細構成を示す説明図である。図3(a)は、アダプター100aの使用状態における外観構成を斜視図で示しており、図3(b)は、アダプター100aの構成を説明するために、コイル部120aを軸線OLに沿った方向に引き伸ばした状態における一部の外観構成を示している。第2実施形態のアダプター100aは、円筒部120に代えてコイル部120aを備える点において、第1実施形態のアダプター100と異なる。その他の構成は第1実施形態のアダプター100と同じであるので、同一の構成には同一の符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。また、第2実施形態のアダプター100aが適用されるスパークプラグは、図1に示すスパークプラグ300と同じであるので、同一の構成には同一の符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
第2実施形態のアダプター100aは、ガスケット部110と、コイル部120aとを備える。コイル部120aは、図3(b)に示すように、銅の線材126を螺旋状に巻いた構造を有する。線材126は、菱形の断面形状を有する。図3(a)に示すアダプター100aの使用状態においては、螺旋状に巻かれた線材126同士の隙間がなく、コイル部120aの外周部122aは雄ねじとして機能し、内周部124aは雌ねじとして機能する。外周部122aは、エンジンヘッド550の雌ねじ部554と螺合し、内周部124aは、主体金具50の雄ねじ部52と螺合する。本実施形態において、ガスケット部110とコイル部120aとは、銀ロウの溶接により接合されているが、銀ロウに代えて他の任意の金属材料により溶接されてもよく、ロウ接に代えて融接されてもよい。
以上の構成を有する第2実施形態のアダプター100aにおいても、主体金具50の雄ねじ部52とエンジンヘッド550の雌ねじ部554との間に配置されて用いられることにより、雄ねじ部52と雌ねじ部554との間の密着性を向上でき、スパークプラグ300の放熱性を向上できる。このため、第2実施形態のアダプター100aは、第1実施形態のアダプター100と同様な効果を奏する。
C.アダプターの有無に応じた放熱性評価:
図4は、アダプターの有無に応じた放熱性評価の結果を示す説明図である。縦軸は、スパークプラグの温度(℃)を示し、横軸は、スパークプラグの締め付けトルク(Nm)を示している。
実施例1,2,3および比較例1について、スパークプラグのサンプルをそれぞれ作製した。実施例1は、上述した第1実施形態のアダプター100を備えるサンプルである。実施例2は、第1実施形態のアダプター100に対して、雄ねじ122のねじ山の位置と雌ねじ124のねじ山の位置とが、軸線OLに沿った方向において互いに一致しているアダプターを備えるサンプルである。実施例3は、第2実施形態のアダプター100aを備えるサンプルである。比較例1は、主体金具の外周にアダプターを備えないサンプルである。
実施例1,2,3において、アダプターの円筒部120またはコイル部120aの肉厚は、いずれも1mmとした。アダプターの軸線OLに沿った長さは、いずれも主体金具50の雄ねじ部52の軸線OLに沿った長さと同じにした。実施例1,2,3は、呼び径M12のスパークプラグを用い、比較例1は、呼び径M14のスパークプラグを用いた。
各サンプルを、呼び径M14のエンジンヘッド550に取り付けた。各サンプルについて、10Nm、20Nm、30Nmの3種類の締め付けトルクにより、放熱性評価を行なった。放熱性評価は、一定の条件下で内燃機関500を燃焼させたときの、各サンプル温度を測定することにより行なった。
図4に示すように、いずれの締め付けトルクにおいても、実施例1,2,3は、比較例1よりもサンプル温度が低く、放熱性に優れていた。なお、実施例1,2,3は、各サンプル間に優位な差が認められず、いずれも良好な結果だった。以上の結果から、スパークプラグ300においてアダプターを配置して用いることにより、スパークプラグ300の放熱性を向上できることがわかる。また、円筒部120を備えるかコイル部120aを備えるかに関わらず、スパークプラグ300の放熱性を向上できることがわかる。さらに、雄ねじ122のねじ山の位置と雌ねじ124のねじ山の位置とが、軸線OLに沿った方向において互いに一致しているか否かに関わらず、スパークプラグ300の放熱性を向上できることがわかる。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D−1.変形例1:
各実施形態において、アダプター100,100aの硬度は、主体金具50の硬度およびエンジンヘッド550の硬度のいずれよりも低かったが、これに代えて、主体金具50の硬度よりも低く、且つ、エンジンヘッド550の硬度以上であってもよい。この場合、アダプター100,100aの材料として、例えば、アルミニウム合金等を用いてもよい。また、アダプター100,100aは、銅に代えて銅合金や純アルミニウムにより形成されてもよい。このような構成によっても、各実施形態のアダプター100,100aと同様な効果を奏する。
D−2.変形例2:
各実施形態において、アダプター100,100aは、スパークプラグ300の挿入方向に沿って、雄ねじ部52の後端から先端までに亘って配置されていたが、スパークプラグ300の挿入方向に沿った少なくとも一部に配置されていてもよい。ただし、スパークプラグ300の挿入方向に沿って雄ねじ部52の後端から板パッキン16と径方向に対応する位置までに亘って少なくとも配置されることが望ましい。例えば、スパークプラグ300の挿入方向に沿って雄ねじ部52の後端から突出部53と径方向に対応する位置までに亘って配置されていてもよい。かかる構成によっても、熱の伝達量が多い部位にアダプター100,100aを備えるので、スパークプラグ300の放熱性を向上できる。また、例えば、アダプター100,100aの先端側の端部が、雄ねじ部52の先端側の端部と径方向に対応する位置に配置されていてもよい。
D−3.変形例3:
図5は、変形例3としてのアダプター100bの詳細構成を示す説明図である。各実施形態のアダプター100,100aは、ガスケット部110を備えていたが、ガスケット部110が省略されていてもよい。図5に示すように、アダプター100bは、円筒部120またはコイル部120aのみを備えていてもよい。換言すると、ガスケット部110の外径は、円筒部120またはコイル部120aの外径と等しくてもよい。かかる構成によっても、各実施形態のアダプター100,100aと同様な効果を奏する。
D−4.変形例4:
各実施形態では、呼び径M14のエンジンヘッド550に、呼び径M12のスパークプラグ300および肉厚1mmのアダプター100,100aを用いていたが、本発明はこれに限定されるものではない。エンジンヘッド550およびスパークプラグ300の径は、他の任意の値であってもよく、アダプター100,100aの肉厚は、1.0mmに限らず、他の任意の寸法であってもよい。なお、アダプター100,100aの肉厚は、アダプター100,100aの加工の容易性の観点から0.5mm以上が好ましく、比較的径の大きなスパークプラグ300を使用できる観点から1.05mm以下であることが好ましい。このような構成によっても、エンジンヘッド550およびスパークプラグ300の径ならびにアダプター100,100aの肉厚を調節することにより、雄ねじ部52と雌ねじ部554との間の密着性を向上できるので、スパークプラグ300の放熱性を向上できる。
D−5.変形例5:
第1実施形態のアダプター100において、雄ねじ122のピッチと雌ねじ124のピッチとは、いずれも1.25mmであったが、本発明はこれに限定されるものではない。雌ねじ124のピッチは、雄ねじ122のピッチ以下であってもよい。例えば、雌ねじ124のピッチが1.0mmであり、雄ねじ122のピッチが1.25mmであってもよい。かかる構成によれば、アダプター100の雌ねじ124と、主体金具50の雄ねじ部52との間の接触面積を大きくできるので、スパークプラグ300の放熱性をより向上できる。
D−6.変形例6:
第1実施形態のアダプター100において、雄ねじ122のねじ山の位置と雌ねじ124のねじ谷の位置とは、軸線OLに沿った方向において互いに一致していたが、互いに一致していなくてもよい。例えば、雄ねじ122のねじ山の位置と雌ねじ124のねじ谷の位置とが、軸線OLに沿った方向において僅かにずれていてもよい。また、上述の実施例2のように、雄ねじ122のねじ山の位置と雌ねじ124のねじ山の位置とは、軸線OLに沿った方向において互いに一致していてもよい。これらの構成によっても、第1実施形態のアダプター100と同様な効果を奏する。また、変形例5のように、雄ねじ122のピッチと雌ねじ124のピッチとが異なる構成では、部分的に雄ねじ122のねじ山と雌ねじ124のねじ山とが一致し、また、部分的に雄ねじ122のねじ山と雌ねじ124のねじ谷とが一致することが起こり得る。
D−7.変形例7:
各実施形態におけるアダプター100,100aの構成は、あくまでも一例であり、種々変更可能である。例えば、アダプター100,100aは、主体金具50の雄ねじ部52の外周面に予め取り付けられていたが、エンジンヘッド550の雌ねじ部554側に予め取り付けられていてもよい。かかる構成によっても、各実施形態のアダプター100,100aと同様な効果を奏する。ただし、エンジンヘッド550の雌ねじ部554が、内燃機関500の表面から燃焼室510側に奥まった位置に形成されている構成においては、アダプター100,100aを雌ねじ部554に配置するために、専用の工具を用いればよい。また、例えば、アダプター100,100aは、ガスケット18と一体化していてもよい。かかる構成によっても、各実施形態のアダプター100,100aと同様な効果を奏する。
D−8.変形例8:
各実施形態におけるスパークプラグ300の構成は、あくまでも一例であり、種々変更可能である。例えば、スパークプラグ300において、環状のガスケット18が省略されていてもよい。かかる構成によっても、各実施形態のアダプター100,100aはガスケット部110を備えるので、エンジンヘッド550に対するスパークプラグ300の緩みを抑制できる。
D−9.変形例9:
各実施形態では、スパークプラグ300に本発明のアダプター100,100aを適用したが、スパークプラグ300に代えて、グロープラグ、A/Fセンサおよびガスセンサ等、内燃機関500に用いられて自身が高温となる他の任意の装置に適用してもよい。すなわち一般には、アダプター100,100aは、内燃機関500の雌ねじ部554と、雌ねじ部554に挿入されて取り付けられる雄ねじ部52を有する金具と、の間に配置されて用いられてもよい。また、アダプター100,100aと主体金具50とが、金具セットとしての形態で用いられてもよい。かかる金具セットによれば、主体金具50にアダプター100,100aを取り付けた状態を短時間で実現でき、ユーザーの利便性を向上できる。
本発明は、上述の実施形態、実施例、および変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する本実施形態、実施例、および変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
12…セラミック抵抗
14…シール体
16…板パッキン
18…ガスケット
20…中心電極
30…絶縁碍子
31…軸孔
32…脚長部
33…碍子段部
34…先端側胴部
36…中央胴部
38…後端側胴部
40…端子金具
50…主体金具
51…軸孔
52…雄ねじ部
53…突出部
54…面
55…座部
56…屈曲部
57…工具係合部
58…加締め部
59…端面
60…接地電極
62…電極チップ
70…端子金具
100…アダプター
100a…アダプター
100b…アダプター
110…ガスケット部
120…円筒部
120a…コイル部
122…雄ねじ
122a…外周部
124…雌ねじ
124a…内周部
126…線材
300…スパークプラグ
500…内燃機関
510…燃焼室
520…内壁
550…エンジンヘッド
554…雌ねじ部
560…冷却水
OL…軸線
SG…間隙

Claims (12)

  1. ねじの表面に配置されるアダプターであって、
    内燃機関の雌ねじ部と、前記雌ねじ部に挿入されて取り付けられる雄ねじ部を有する金具と、の間に配置されて用いられ、
    前記金具の硬度よりも低い硬度を有することを特徴とするアダプター。
  2. 請求項1に記載のアダプターであって、
    前記雌ねじ部の硬度よりも低い硬度を有することを特徴とするアダプター。
  3. 請求項1または請求項2に記載のアダプターであって、
    金属により形成されることを特徴とするアダプター。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のアダプターであって、
    前記金具の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有することを特徴とするアダプター。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のアダプターであって、
    前記雄ねじ部の挿入方向の後端側に位置するリング状のガスケット部と、
    前記挿入方向の先端側に位置する螺旋状のコイル部と、
    を備えることを特徴とするアダプター。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のアダプターであって、
    前記雄ねじ部の挿入方向の後端側に位置するリング状のガスケット部と、
    前記挿入方向の先端側に位置し、外周面に前記雌ねじ部と螺合する雄ねじが形成され、内周面に前記雄ねじ部と螺合する雌ねじが形成されている円筒部と、
    を備えることを特徴とするアダプター。
  7. 請求項6に記載のアダプターであって、
    前記金具は、第1の軸孔を有し、
    前記雄ねじのねじ山の位置と、前記雌ねじのねじ山の位置とは、前記第1の軸孔の軸線に沿った方向において互いに一致しないことを特徴とするアダプター。
  8. 請求項6または請求項7に記載のアダプターであって、
    前記雌ねじのピッチは、前記雄ねじのピッチ以下であることを特徴とするアダプター。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載のアダプターであって、前記雄ねじ部の外周面に配置されるアダプターと、
    前記金具と、
    を有する金具セット。
  10. 請求項9に記載の金具セットと、
    前記金具が有する第1の軸孔の軸線に沿って延びている第2の軸孔を有し、前記軸線に沿った方向の一部が前記第1の軸孔に挿入されている絶縁体と、
    前記第2の軸孔に挿入され、端部が前記第2の軸孔から露呈している中心電極と、
    前記金具の端部に配置され、前記中心電極との間で放電ギャップを形成する接地電極と、
    を備えるスパークプラグ。
  11. 請求項10に記載のスパークプラグであって、
    前記金具は、前記第1の軸孔の内周面において径方向に突出し、前記絶縁体を支持する突出部を有し、
    前記アダプターは、前記雄ねじ部の挿入方向に沿って少なくとも前記雄ねじ部の後端から前記突出部と径方向に対応する位置までに亘って、前記雌ねじ部と前記金具との間に配置されることを特徴とするスパークプラグ。
  12. 請求項11に記載のスパークプラグであって、
    前記アダプターは、前記挿入方向に沿って前記雄ねじ部の後端から先端までに亘って、前記雌ねじ部と前記金具との間に配置されることを特徴とするスパークプラグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111608778A (zh) * 2019-02-26 2020-09-01 埃贝斯佩歇排气技术有限公司 探针支承布置系统

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