JP2022029128A - スパークプラグ - Google Patents

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Abstract

Figure 2022029128000001
【課題】接地電極の過度な温度上昇を抑制してプレイグニッションの発生を抑制する。
【解決手段】軸線方向に延びる軸孔が形成された絶縁体と、軸孔の軸線方向の先端に配置され自身の先端部が軸孔の先端側に突出する中心電極と、絶縁体を保持する筒状の主体金具と、一端部が主体金具に設けられた貫通孔に固定され他端部が中心電極の先端部との間で放電ギャップを形成する接地電極と、を備えるスパークプラグであって、貫通孔は、主体金具の外周面から内周面に向かうにつれて軸線方向の先端側に向かって延びており、軸線方向において一端部は他端部よりも後端側に位置する。
【選択図】図2

Description

本開示は、スパークプラグに関する。
内燃機関に用いる点火用のスパークプラグとして、エンジンヘッドに取り付けられて、中心電極の先端と接地電極との間で火花放電を発生させるスパークプラグが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載のスパークプラグでは、主体金具に厚み方向に貫通する貫通孔が形成されており、径方向に沿って延びる棒状の接地電極が、かかる貫通孔に圧入されている。
特開2019-046660号公報
特許文献1に記載のスパークプラグにおいて、接地電極は、混合気の燃焼によって高温状態となるため、プレイグニッションの起点となるおそれがある。このため、主体金具に形成された貫通孔に接地電極が挿入されるスパークプラグにおいて、接地電極の過度な温度上昇を抑制してプレイグニッションの発生を抑制可能な技術が求められていた。
本開示は、以下の形態として実現することができる。
(1)本開示の一形態によれば、スパークプラグが提供される。このスパークプラグは、軸線方向に延びる軸孔が形成された絶縁体と、前記軸孔の前記軸線方向の先端に配置され、自身の先端部が前記軸孔の先端側に突出する中心電極と、前記絶縁体を保持する筒状の主体金具と、一端部が前記主体金具に設けられた貫通孔に固定され、他端部が前記中心電極の前記先端部との間で放電ギャップを形成する接地電極と、を備えるスパークプラグであって、前記貫通孔は、前記主体金具の外周面から内周面に向かうにつれて、前記軸線方向の先端側に向かって延びており、前記軸線方向において、前記一端部は、前記他端部よりも後端側に位置することを特徴とする。この形態のスパークプラグによれば、主体金具に設けられた貫通孔が、主体金具の外周面から内周面に向かうにつれて軸線方向の先端側に向かって延びており、軸線方向において接地電極の一端部は他端部よりも後端側に位置するので、接地電極の一端部の位置をエンジンヘッドに近づけることができる。一般に、エンジンヘッドの温度は接地電極の温度よりも低いため、接地電極の一端部の位置をエンジンヘッドに近づけることにより、接地電極の熱引き性を向上できる。このため、混合気の燃焼に曝されて高温状態となる接地電極において、過度な温度上昇を抑制できるので、接地電極がプレイグニッションの起点となることを抑制できる。すなわち、接地電極の過度な温度上昇を抑制してプレイグニッションの発生を抑制できる。
(2)上記形態のスパークプラグにおいて、前記軸線方向において、前記貫通孔のうち前記主体金具の外周面における開口の後端は、前記絶縁体の先端よりも後端側に位置していてもよい。この形態のスパークプラグによれば、軸線方向において、貫通孔のうち主体金具の外周面における開口の後端が絶縁体の先端よりも後端側に位置するので、接地電極の一端部を、軸線方向においてより後端側に位置させることができる。この結果、接地電極の一端部の位置をエンジンヘッドにより近づけることができる。このため、接地電極の過度な温度上昇をより抑制できるので、プレイグニッションの発生をより抑制できる。
(3)上記形態のスパークプラグにおいて、前記接地電極は、前記一端部から前記他端部へと向かうほど軸線に近づいて延設され、前記中心電極の前記先端部は、前記接地電極の延設方向と略平行な平行面を有し、前記平行面において前記他端部との間で前記放電ギャップを形成してもよい。この形態のスパークプラグによれば、中心電極の先端部が、接地電極の延設方向と略平行な平行面を有し、平行面において他端部との間で放電ギャップを形成するので、互いに平行な2つの面の間で火花放電を発生させることができる。このため、火花放電の起点の位置が一点に集中することを抑制できるので、火花放電に伴って接地電極の他端部が削られることを抑制できる。この結果、スパークプラグの使用に伴い放電ギャップの寸法が変わることを抑制できるので、スパークプラグの長寿命化を図ることができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、スパークプラグの製造方法、スパークプラグが取り付けられたエンジンヘッド等の態様で実現することができる。
スパークプラグの概略構成を示す部分断面図。 スパークプラグの要部の構成を模式的に示す断面図。 比較例のスパークプラグの要部の構成を模式的に示す断面図。 第2実施形態のスパークプラグの要部の構成を模式的に示す断面図。
A.第1実施形態:
図1は、本開示の一実施形態としてのスパークプラグ100の概略構成を示す部分断面図である。図1では、スパークプラグ100の軸心である軸線CAを境界として、紙面右側にスパークプラグ100の外観形状を示し、紙面左側にスパークプラグ100の断面形状を示している。以下の説明では、軸線CAに沿った図1の下方側(後述する接地電極40が配置されている側)を先端側と呼び、図1の上方側(後述する端子金具50が配置されている側)を後端側と呼び、軸線CAに沿った方向を軸線方向ADと呼ぶ。図1では、説明の便宜上、スパークプラグ100が取り付けられるエンジンヘッド90を破線で示している。エンジンヘッド90には、一般に、冷却媒体を循環させる図示しない冷媒流路が設けられている。スパークプラグ100は、その先端部が燃焼室95内に露出するようにエンジンヘッド90に取り付けられている。本実施形態のスパークプラグ100は、後述する副燃焼室96が形成されたプレチャンバープラグとして構成されている。
スパークプラグ100は、絶縁体10と、中心電極20と、主体金具30と、接地電極40と、端子金具50と、カバー70とを備える。なお、スパークプラグ100の軸線CAは、絶縁体10と中心電極20と主体金具30と端子金具50とカバー70との各部材の軸線と一致する。
絶縁体10は、軸線方向ADに延びる軸孔11が形成された略筒状の外観形状を有する。軸孔11には、先端側において中心電極20の一部が配置され、後端側において端子金具50の一部が配置される。絶縁体10は、軸孔11内において中心電極20を保持する。絶縁体10は、先端側の部分が後述する主体金具30の軸孔31に収容され、後端側の部分が軸孔31から露呈している。絶縁体10は、アルミナ等のセラミック材料を焼成して形成された絶縁碍子により構成されている。
中心電極20は、軸線方向ADに沿って延びる棒状の電極である。中心電極20の先端部21は、軸孔11の先端側に突出している。先端部21には、例えばイリジウム合金等によって形成された貴金属チップが接合されていてもよい。
絶縁体10の軸孔11内において、中心電極20と端子金具50との間には、先端側から後端側へと向かって順番に、先端側シール材61と、抵抗体62と、後端側シール材63とが配置されている。このため、中心電極20は、後端側において、先端側シール材61と、抵抗体62と、後端側シール材63とを介して、端子金具50と電気的に接続されている。
抵抗体62は、セラミック粉末と導電材とガラスとを材料として形成されている。抵抗体62は、端子金具50と中心電極20との間における電気抵抗として機能することにより、火花放電を発生させる際のノイズの発生を抑制する。先端側シール材61と後端側シール材63とは、それぞれ導電性のガラス粉末を材料として形成されている。本実施形態において、先端側シール材61および後端側シール材63は、銅粉末とホウケイ酸カルシウムガラス粉末とを混合した粉末を材料として形成されている。
主体金具30は、軸線方向ADに沿って軸孔31が形成された略筒状の外観形状を有し、軸孔31内において絶縁体10を保持する。主体金具30は、例えば低炭素鋼により形成され、ニッケルめっきや亜鉛めっき等のめっき処理が全体に施されている。主体金具30の外周には、工具係合部32と、雄ネジ部33とが形成されている。工具係合部32は、スパークプラグ100をエンジンヘッド90に取り付ける際に、図示しない工具と係合する。雄ネジ部33は、主体金具30の先端部において外周面にねじ山が形成されており、エンジンヘッド90の雌ネジ部93にねじ込まれる。
図2は、スパークプラグ100の要部の構成を模式的に示す断面図である。図2では、スパークプラグ100の軸線方向ADの先端付近の断面を拡大して示している。主体金具30の軸線方向ADの先端には、後述するカバー70が固定されている。主体金具30において軸線方向ADの先端側の端部には、主体金具30の板厚を貫通する貫通孔35が形成されている。すなわち、貫通孔35は、主体金具30の外周面36と内周面37とを連通させている。貫通孔35は、主体金具30の外周面36から内周面37に向かうにつれて、軸線方向ADの先端側に向かって延びている。換言すると、貫通孔35は、主体金具30の径方向の外側から内側へと向かうにつれて、軸線方向ADの後端側から先端側へと向かって形成されている。本実施形態では、軸線方向ADにおいて、貫通孔35のうち主体金具30の外周面36における開口の後端38は、絶縁体10の先端12よりも後端側に位置している。貫通孔35には、接地電極40が挿入されて固定されている。
接地電極40は、棒状の金属部材により構成されており、中心電極20の先端部21と対向して配置されている。本実施形態の接地電極40は、中心電極20と同様に、ニッケルを主成分とするニッケル合金により形成されている。接地電極40は、スパークプラグ100の径方向の外側から内側へと向かうにつれて、軸線方向ADの後端側から先端側へと向かって延設されている。以下の説明では、接地電極40が延設されている方向を、延設方向EDとも呼ぶ。
接地電極40の一端部41は、主体金具30に設けられた貫通孔35に固定されており、接地電極40の他端部42は、中心電極20の先端部21との間で、火花放電のための放電ギャップGを形成する。軸線方向ADにおいて、一端部41は、他端部42よりも後端側に位置している。延設方向EDにおいて、一端部41は、他端部42よりも後端側に位置している。
本実施形態において、接地電極40は、スパークプラグ100の径方向外側から貫通孔35に圧入されて固定されている。なお、接地電極40は、圧入に代えて、または圧入に加えて、溶接等の任意の方法により貫通孔35に固定されていてもよい。また、接地電極40は、スパークプラグ100の径方向内側から貫通孔35に挿入されて固定されていてもよい。
図1に示すように、端子金具50は、スパークプラグ100の後端側の端部に設けられている。端子金具50の先端側は、絶縁体10の軸孔11に収容され、端子金具50の後端側は、軸孔11から露呈している。端子金具50には、図示しない高圧ケーブルが接続され、高電圧が印加される。この印加により、放電ギャップGに火花放電が発生する。放電ギャップGに発生した火花は、混合気を着火させる。
カバー70は、有底筒状の外観形状を有し、主体金具30の軸線方向ADの先端に固定されている。カバー70は、中心電極20の先端部21と接地電極40の他端部42とによって形成される放電ギャップGを軸線方向ADの先端側から覆うことにより、副燃焼室96を形成している。すなわち、カバー70は、自身の内部に副燃焼室96を形成している。本実施形態における副燃焼室96は、絶縁体10と中心電極20の先端部21と主体金具30とカバー70とによって囲まれた空間である。本実施形態において、カバー70は、主体金具30の先端に溶接されて固定されているが、これに限らず、例えば、圧入や螺合等の任意の方法により主体金具30と固定されていてもよい。
図2に示すように、カバー70には、板厚を貫通する複数の噴孔71が形成されている。このため、噴孔71は、燃焼室95と副燃焼室96とを連通させる。燃焼室95内の混合気は、噴孔71を介して副燃焼室96内に流入し、副燃焼室96内の放電ギャップGで発生した火花により着火する。着火の際に発生する火炎は、噴孔71を介して燃焼室95へと噴出される。
以上説明した本実施形態のスパークプラグ100によれば、主体金具30に形成された貫通孔35が、主体金具30の外周面36から内周面37に向かうにつれて軸線方向ADの先端側に向かって延びており、軸線方向ADにおいて接地電極40の一端部41が他端部42よりも後端側に位置している。このため、貫通孔35に固定された接地電極40の一端部41の位置をエンジンヘッド90に近づけることができる。ここで、一般に、エンジンヘッド90には冷媒流路が設けられており、エンジンヘッド90の温度は接地電極の温度よりも低い傾向にある。このため、接地電極40の一端部41の位置をエンジンヘッド90に近づけることにより、接地電極40の熱引き性を向上できる。このように、混合気の燃焼に曝されて高温状態となる接地電極40において、過度な温度上昇を抑制できるので、接地電極40がプレイグニッションの起点となることを抑制できる。すなわち、接地電極40の過度な温度上昇を抑制してプレイグニッションの発生を抑制できる。
また、軸線方向ADにおいて、貫通孔35のうち主体金具30の外周面36における開口の後端38が、絶縁体10の先端12よりも後端側に位置している。このため、接地電極40の一端部41を、軸線方向ADにおいてより後端側に位置させることができるので、接地電極40の一端部41の位置をエンジンヘッド90により近づけることができる。この結果、接地電極40の過度な温度上昇をより抑制できるので、プレイグニッションの発生をより抑制できる。
また、接地電極40が主体金具30に設けられた貫通孔35に圧入固定されているので、屈曲した外観形状を有する接地電極が主体金具の先端面に溶接される構成と比較して、溶接部分において熱伝導率が局所的に低い箇所が生じることを抑制できる。この結果、接地電極40の熱引き性を向上できるので、接地電極40の温度上昇に起因するプレイグニッションの発生をより抑制できる。
また、本実施形態のスパークプラグ100は、副燃焼室96が形成されたプレチャンバープラグとして構成されている。一般に、プレチャンバープラグでは、副燃焼室96の容積や形状が、燃焼室95への火炎の噴出に大きく影響を及ぼす。しかしながら、本実施形態のスパークプラグ100によれば、軸線方向ADにおいて一端部41が他端部42よりも後端側に位置するように接地電極40が延設されることによって、接地電極40の過度な温度上昇が抑制されている。このため、副燃焼室96の容積や形状等を大きく変更せずに、接地電極40の温度上昇を抑制できる。
B.比較例:
図3は、比較例のスパークプラグ200の要部の構成を模式的に示す断面図である。比較例のスパークプラグ200において、貫通孔235は、主体金具230の径方向に沿って延びており、接地電極240は、軸線方向ADに垂直な方向に延設されている。すなわち、接地電極240の一端部241と他端部242とは、軸線方向ADにおける位置が互いに同じである。
比較例のスパークプラグ200において、接地電極240の一端部241の位置は、エンジンヘッドの位置から遠い。このため、比較例のスパークプラグ200では、接地電極240の放熱が不十分となる結果、接地電極240が温度上昇してプレイグニッションの起点となるおそれがある。
これに対し、図2に示す上記第1実施形態のスパークプラグ100によれば、軸線方向ADにおいて接地電極40の一端部41が他端部42よりも後端側に位置しているので、一端部41の位置を、冷媒流路が設けられたエンジンヘッド90に近づけることができる。このため、接地電極40の過度な温度上昇を抑制できるので、接地電極40がプレイグニッションの起点となることを抑制できる結果、プレイグニッションの発生を抑制できる。
C.第2実施形態:
図4は、第2実施形態のスパークプラグ100aの要部の構成を模式的に示す断面図である。第2実施形態のスパークプラグ100aは、中心電極20の先端部21aの形状において、第1実施形態のスパークプラグ100と異なる。その他の構成は第1実施形態のスパークプラグ100と同じであるので、同一の構成には同一の符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
中心電極20の先端部21aは、接地電極40の延設方向EDと略平行な平行面22aを有する。このため、中心電極20の先端部21aは、軸線方向ADの先端の角が面取りされた構成を有する。本実施形態において、「延設方向EDと略平行」とは、延設方向EDと平行または延設方向EDに対して15°以下の角度で交わることを意味している。先端部21aは、平行面22aにおいて接地電極40の他端部42との間で放電ギャップGを形成している。本実施形態の平行面22aは、中心電極20の先端部21aにおいて全周に亘って形成されているが、全周に限らず、他端部42と対向する部分を含む周方向の一部に形成されていてもよい。なお、先端部21aは、中心電極20の先端に設けられた貴金属チップを含んで構成される態様であってもよく、かかる態様における平行面22aは、貴金属チップに形成された面であってもよい。
以上説明した第2実施形態のスパークプラグ100aによれば、第1実施形態と同様な効果を奏する。加えて、中心電極20の先端部21aが接地電極40の延設方向EDと略平行な平行面22aを有し、平行面22aにおいて接地電極40の他端部42との間で放電ギャップGを形成しているので、互いに平行な2つの面の間で火花放電を発生させることができる。このため、火花放電の起点の位置が一点に集中することを抑制できるので、火花放電に伴って中心電極20の先端部21aの外縁および接地電極40の他端部42が削られることを抑制できる。この結果、スパークプラグ100aの使用に伴い放電ギャップGの寸法が変わってしまうことを抑制できる。したがって、放電ギャップGの初期値が保たれる期間が短くなることを抑制できるので、着火の際の不具合を抑制できる結果、スパークプラグ100aの長寿命化を図ることができる。
D.他の実施形態:
上記各実施形態におけるスパークプラグ100、100aの構成は、あくまで一例であり、種々変更可能である。例えば、上記各実施形態では、軸線方向ADにおいて貫通孔35の開口の後端38が絶縁体10の先端12よりも後端側に位置していた。しかしながら、貫通孔35の開口の後端38は、軸線方向ADにおいて絶縁体10の先端12よりも先端側に位置していてもよく、軸線方向ADの位置が絶縁体10の先端12と同じであってもよい。また、例えば、上記各実施形態のスパークプラグ100、100aは、プレチャンバープラグとして構成されていたが、カバー70が省略されて副燃焼室96を有さない点火プラグとして構成されていてもよい。このような構成によっても、上記各実施形態と同様な効果を奏する。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…絶縁体、11…軸孔、12…先端、20…中心電極、21、21a…先端部、22a…平行面、30…主体金具、31…軸孔、32…工具係合部、33…雄ネジ部、35…貫通孔、36…外周面、37…内周面、38…後端、40…接地電極、41…一端部、42…他端部、50…端子金具、61…先端側シール材、62…抵抗体、63…後端側シール材、70…カバー、71…噴孔、90…エンジンヘッド、93…雌ネジ部、95…燃焼室、96…副燃焼室、100、100a…スパークプラグ、200…スパークプラグ、240…接地電極、241…一端部、242…他端部、AD…軸線方向、CA…軸線、ED…延設方向、G…放電ギャップ

Claims (3)

  1. 軸線方向に延びる軸孔が形成された絶縁体と、
    前記軸孔の前記軸線方向の先端に配置され、自身の先端部が前記軸孔の先端側に突出する中心電極と、
    前記絶縁体を保持する筒状の主体金具と、
    一端部が前記主体金具に設けられた貫通孔に固定され、他端部が前記中心電極の前記先端部との間で放電ギャップを形成する接地電極と、
    を備えるスパークプラグであって、
    前記貫通孔は、前記主体金具の外周面から内周面に向かうにつれて、前記軸線方向の先端側に向かって延びており、
    前記軸線方向において、前記一端部は、前記他端部よりも後端側に位置することを特徴とする、スパークプラグ。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグにおいて、
    前記軸線方向において、前記貫通孔のうち前記主体金具の外周面における開口の後端は、前記絶縁体の先端よりも後端側に位置することを特徴とする、スパークプラグ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスパークプラグにおいて、
    前記接地電極は、前記一端部から前記他端部へと向かうほど軸線に近づいて延設され、
    前記中心電極の前記先端部は、前記接地電極の延設方向と略平行な平行面を有し、前記平行面において前記他端部との間で前記放電ギャップを形成することを特徴とする、スパークプラグ。
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