JP5953894B2 - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のエンジン等に用いる内燃機関用のスパークプラグに関する。
例えば自動車の内燃機関の燃焼室に導入される混合気に着火するための着火手段として、互いの間に火花放電ギャップを設けた中心電極と接地電極とを備えたスパークプラグがある(特許文献1)。
かかるスパークプラグにおいて、その寿命の要因は、火花放電ギャップが拡大することによる要求電圧の上昇にある。すなわち、繰返し火花放電が行われることにより、火花放電ギャップが少しずつ拡大する。これに伴い、中心電極と接地電極との間に印加する電圧として要求される要求電圧が大きくなり、その値が所定の値を超えることにより、スパークプラグが寿命を迎えることとなる。
そこで、初期の火花放電ギャップを縮小してその要求電圧を低減するなど、中心電極及び接地電極の構成を工夫することによって長寿命のスパークプラグを得るための方策としては、種々の方策が考えられる。
特開平11−219771号公報
しかしながら、一般に考えられる下記の方法では、それぞれ以下の問題が生じるおそれがある。
まず、初期の火花放電ギャップを縮小することによって要求電圧を低減することが考えられる。しかし、火花放電ギャップを小さくすると、初期火炎の消炎作用が大きくなり、着火不良を起こしやすくなるという問題がある。すなわち、この方策は、着火性の面で不利となりやすい。
また、火花放電ギャップの拡大を防ぐために、耐消耗性に優れた材料を中心電極の先端部及びこれに対する接地電極の対向部に用いることが考えられる。しかし、この場合には、材料コストが高くなり、スパークプラグの高コスト化につながる。また、中心電極の先端部のチップや、接地電極の対向部におけるチップの直径を大きくして、火花放電ギャップの拡大を抑制することも考えられるが、この場合にも、コストが高くなりやすく、また、着火性の観点からも不利である。また、チップ周囲における電界強度が低下しやすくなり、却って要求電圧が高くなるおそれもある。
また、逆にチップの直径を小さくして、火花放電ギャップにおける電界強度を高くすると共に、着火性を向上させることが考えられる。しかし、この場合には、チップの消耗によって火花放電ギャップの拡大が速くなり、結局スパークプラグの寿命を延ばすことは困難である。
このように、中心電極及び接地電極の構成を工夫することによるスパークプラグの長寿命化には、限界がある。
なお、上記特許文献1に記載のスパークプラグは、ハウジングの先端部に、内側へ突出した突条内縁を設け、中心電極と突条内縁との間の補助ギャップに火花放電を生じさせて絶縁碍子の表面に付着したカーボンを除去することができるよう構成されている。しかし、上記突条内縁は、絶縁碍子の側面に向かって突出しており、火花放電ギャップ(主ギャップ)から基端側へ離れた位置に形成されている。それゆえ、火花放電ギャップ(主ギャップ)における電界強度を高めにくく、要求電圧を低減し難いため、スパークプラグの長寿命化を図る構成とはなっていない。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、中心電極及び接地電極の構成に頼ることなく、長寿命化を図ることができる内燃機関のスパークプラグを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、筒状のハウジングと、該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子と、先端部が突出するように上記絶縁碍子の内側に保持された中心電極と、上記ハウジングに接続されると共に上記中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを有する内燃機関用のスパークプラグであって、
上記ハウジングは、先端部において内側に突出する先端内方突出部を備え、
該先端内方突出部は、上記ハウジングの先端部における周方向の一部であって、上記接地電極が上記ハウジングに接続された側に形成されており、
上記ハウジングは、上記先端内方突出部を設けた部分を、他の部位よりもプラグ軸方向の先端側に突出させており、
上記先端内方突出部は、上記中心電極の側面に対向した内側端部を備え、
上記先端内方突出部における上記内側端部の全体が、上記絶縁碍子の先端よりもプラグ軸方向の先端側に配されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグにある(請求項1)。
上記スパークプラグにおいて、上記ハウジングは上記先端内方突出部を備え、該先端内方突出部の少なくとも一部は上記絶縁碍子の先端よりもプラグ軸方向の先端側に配されている。それゆえ、上記先端内方突出部の少なくとも一部は、上記中心電極に向かって突出していることとなる。これにより、中心電極の周辺における電界強度を高くすることができる。そのため、中心電極から電子が放出されやすくなり、初期のスパークプラグの要求電圧を低減することができる。これにより、火花放電ギャップが経時的に拡大した場合、要求電圧が所定の限界値を超えてスパークプラグが寿命に至るまでの時間を長くすることができる。すなわち、スパークプラグの長寿命化を図ることができる。
また、上記のようにハウジングの形状を工夫することによって、スパークプラグの長寿命化を図っているため、中心電極及び接地電極の構成を特に工夫するなど、その構成に頼る必要がない。それゆえ、中心電極及び接地電極の構成を設計変更することによって生じる着火性の低下や高コスト化などの問題を招くことなく、容易にスパークプラグの長寿命化を図ることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、中心電極及び接地電極の構成に頼ることなく、長寿命化を図ることができる内燃機関のスパークプラグを提供することができる。
参考例1における、スパークプラグの先端部付近の部分断面説明図。 参考例1における、スパークプラグを先端側から見たときの平面説明図。 図1のA−A線矢視断面図。 参考例1における、スパークプラグの側面図。 参考例1における、中心軸を含む平面によるスパークプラグの先端部付近の断面説明図。 実施例1における、スパークプラグの先端部付近の部分断面説明図。 実施例1における、スパークプラグを先端側から見たときの平面説明図。 図6のB−B線矢視断面図。 実施例1における、先端内方突出部の形成範囲を説明する平面説明図。 参考例2における、スパークプラグの先端部付近の部分断面説明図。 参考例2における、スパークプラグを先端側から見たときの平面説明図。 図3のC−C線矢視断面図。 参考例3における、先端内方突出部をプラグ周方向の半分に形成したスパークプラグを先端側から見たときの説明図。 参考例3における、先端内方突出部をプラグ周方向に分割して形成したスパークプラグを先端側から見たときの説明図。 参考例3における、先端内方突出部の内側端部に凹凸を設けたスパークプラグを先端側から見たときの説明図。 実験例1における、要求電圧の測定結果を示す線図。 比較例における、中心軸を含む平面によるスパークプラグの先端部付近の断面説明図。 実験例2における、要求電圧の測定結果を示す線図。 実験例3における、要求電圧の測定結果を示す線図。 実験例4における、要求電圧の測定結果を示す線図。 実験例4における、(A)θ=180°の試料として用いたスパークプラグの説明図、(B)θ=240°の試料として用いたスパークプラグの説明図。
上記内燃機関用のスパークプラグにおいて、燃焼室へ挿入される側を先端側、その反対側を基端側とする。
また、上記先端内方突出部は、その全体が、上記絶縁碍子の先端よりもプラグ軸方向の先端側に配されていてもよいし、その一部が上記絶縁碍子の先端よりもプラグ軸方向の先端側に配されていてもよい。そして、上記先端内方突出部は、中心電極の側面に対向していることが好ましい。
上記内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記先端内方突出部と上記中心電極との間の距離L、上記火花放電ギャップの大きさGとは、G<Lの関係を有することが好ましい(請求項2)。この場合には、上記先端内方突出部と上記中心電極との間において火花放電が生じることを防ぎ、上記中心電極と上記接地電極との間の上記火花放電ギャップにおける正常な火花放電を確保することができる。その結果、良好な着火性を確保することができる。
また、上記距離Lと上記大きさGとは、G+0.5mm<Lの関係を有することが、さらに好ましい(請求項3)。この場合には、火花放電ギャップが経時的に拡大しても、先端内方突出部への放電を防ぎ、かつ、より良好な着火性を確保することができる。
また、上記中心電極は、上記ハウジングよりも先端へ突出していることが好ましい(請求項4)。この場合には、中心電極の側面に対して先端内方突出部を充分に対向配置させることができ、中心電極の周辺の電界強度を高くしやすい。その結果、スパークプラグの要求電圧をより低減することができる。また、ハウジングによる消炎作用を抑制し、スパークプラグの着火性を向上させることができる。
また、上記中心電極の先端と上記ハウジングの先端との間のプラグ軸方向距離Hと、上記先端内方突出部と上記中心電極との間の距離Lとは、L≧H/√3の関係を有することが好ましい(請求項5)。この場合には、より一層スパークプラグの要求電圧を低減することができる。
また、上記先端内方突出部の内側端部のプラグ軸方向の厚みtと、上記中心電極の先端部の直径Dとは、t≦Dの関係を有することが好ましい(請求項6)。この場合には、より一層スパークプラグの要求電圧を低減することができる。
また、上記先端内方突出部は、プラグ周方向の90°以上の角度領域に形成されていることが好ましい(請求項7)。この場合には、中心電極の周辺における電界強度を充分に高めて、スパークプラグの要求電圧を充分に低減することができる。
参考例1
実施例にかかる内燃機関用のスパークプラグにつき、図1〜図5を用いて説明する。
本例の内燃機関用のスパークプラグ1は、筒状のハウジング2と、ハウジング2の内側に保持された筒状の絶縁碍子3と、先端部が突出するように絶縁碍子3の内側に保持された中心電極4と、ハウジング2に接続されると共に中心電極4との間に火花放電ギャップ11を形成する接地電極5とを有する。
ハウジング2は、図1に示すごとく、先端部において内側に突出する先端内方突出部21を備えている。
先端内方突出部21の少なくとも一部は、絶縁碍子3の先端よりもプラグ軸方向の先端側に配されている。本例においては、先端内方突出部21は、その全体が絶縁碍子3の先端よりもプラグ軸方向の先端側に配されており、また、絶縁碍子3よりも先端側において、中心電極4の側面に対向している。
また、図3に示すごとく、先端内方突出部21は、ハウジング2の先端部における全周に形成されている。そして、先端内方突出部21の突出量は、全周にわたって一定である。
本例のスパークプラグ1は、例えば、自動車、コージェネレーション、ガス圧送用ポンプ等における内燃機関の着火手段として用いることができる。
スパークプラグ1は、図4に示すようにハウジング2の外周に形成された取付用ネジ部20によって、内燃機関の燃焼室(図示略)の壁部に螺合できるよう構成されている。ハウジング2は、例えば炭素鋼等の金属からなると共に略円筒形状を有する。
図1に示すごとく、この略円筒状のハウジング2の内側に、例えばアルミナ等のセラミックスからなる略円筒状の絶縁碍子3が挿通保持されており、絶縁碍子3の内側に略円柱状の中心電極4が挿通保持されている。中心電極4は、Ni合金等からなる中心電極母材40の先端に、略円柱状のIr、Rh、Ru等からなる貴金属チップ41を接合してなる。少なくともこの貴金属チップ41は、絶縁碍子3の先端部から突出している。そして、貴金属チップ41の一部がハウジング2の先端からプラグ軸方向の先端側に突出している。また、貴金属チップ41における先端面には、溝が形成されている。
また、ハウジング2の先端面に、Ni合金等からなる接地電極5の一端が接合されている。そして、図1、図2に示すごとく、接地電極5の他端付近の対向部51が、中心電極4の貴金属チップ41と対向する位置に配されるよう、接地電極5は屈曲形成されている。接地電極5の対向部51にも、中心電極4に対向するように、Ir、Rh、Ru等からなる貴金属チップ511が配設されている。すなわち、接地電極5に設けた貴金属チップ511と中心電極4に設けた貴金属チップ41との間に、火花放電ギャップ11が形成されている。
また、図5に示すごとく、先端内方突出部21と中心電極4との間の距離Lと、火花放電ギャップ11の大きさGとは、G<Lの関係を有する。特に、本例においては、G+0.5mm<Lとなる。
また、中心電極4の先端とハウジング2の先端との間のプラグ軸方向距離Hと、先端内方突出部21と中心電極4との間の距離Lとは、L≧H/√3の関係を有する。
また、先端内方突出部21の内側端部211は、プラグ軸方向に平行な面を構成している。そしてこの内側端部211のプラグ軸方向の厚みtと、中心電極4の先端部(貴金属チップ41)の直径Dとは、t≦Dの関係を有する。
また、先端内方突出部21は、その先端側の面がプラグ軸方向に対して直交し、ハウジング2の先端面を構成している。また、先端内方突出部21の基端側の面は、中心電極4に近付くに従って徐々にプラグ軸方向の先端側に向かうようなテーパ状に形成されている。
接地電極5の基端部は、ハウジング2の内側面から先端内方突出部21が突出している部分よりも外側において、ハウジング2の先端面に接合されている。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記スパークプラグ1において、ハウジング2は先端内方突出部21を備え、先端内方突出部21の少なくとも一部は絶縁碍子3の先端よりもプラグ軸方向の先端側に配されている。それゆえ、先端内方突出部21の少なくとも一部は、中心電極4に向かって突出していることとなる。これにより、中心電極4の周辺における電界強度を高くすることができる。そのため、中心電極4から電子が放出されやすくなり、初期のスパークプラグ1の要求電圧を低減することができる。これにより、火花放電ギャップ11が経時的に拡大した場合、要求電圧が所定の限界値を超えてスパークプラグ1が寿命に至るまでの時間を長くすることができる。すなわち、スパークプラグ1の長寿命化を図ることができる。
また、上記のようにハウジング2の形状を工夫することによって、スパークプラグ1の長寿命化を図っているため、中心電極4及び接地電極5の構成を特に工夫するなど、その構成に頼る必要がない。それゆえ、中心電極4及び接地電極5の構成を設計変更することによって生じる着火性の低下や高コスト化などの問題を招くことなく、容易にスパークプラグ1の長寿命化を図ることができる。
また、先端内方突出部21と中心電極4との間の距離Lと、火花放電ギャップ11の大きさGとは、G<Lの関係を有する。これにより、先端内方突出部21と中心電極4との間において火花放電が生じることを防ぎ、中心電極4と接地電極5との間の火花放電ギャップ11における正常な火花放電を確保することができる。その結果、良好な着火性を確保することができる。
さらに、G+0.5mm<Lとすることにより、火花放電ギャップ11が経時的に拡大しても、先端内方突出部21への放電を防ぎ、かつ、一層良好な着火性を確保することができる。
また、中心電極4は、ハウジング2よりも先端へ突出している。そのため、中心電極4に対する先端内方突出部21の対向面積を大きくすることができ、中心電極4の周辺の電界強度を高くしやすい。その結果、スパークプラグ1の要求電圧をより低減することができる。また、ハウジング2による消炎作用を抑制し、スパークプラグ1の着火性を向上させることができる。
また、中心電極4の先端とハウジング2の先端との間のプラグ軸方向距離Hと、先端内方突出部21と中心電極4との間の距離Lとは、L≧H/√3の関係を有する。これにより、より一層スパークプラグ1の要求電圧を低減することができる。
また、先端内方突出部21の内側端部211のプラグ軸方向の厚みtと、中心電極4の先端部の直径Dとは、t≦Dの関係を有する。これによっても、より一層スパークプラグ1の要求電圧を低減することができる。
以上のごとく、本例によれば、中心電極及び接地電極の構成に頼ることなく、長寿命化を図ることができる内燃機関のスパークプラグを提供することができる。
実施例1
本例は、図6〜図9に示すごとく、先端内方突出部21がハウジング2の先端部における周方向の一部に形成されたスパークプラグ1の例である。
すなわち、参考例1においては、先端内方突出部21を、ハウジング2の先端部の全周にわたって形成した例を示したが、本例のスパークプラグ1は、ハウジング2の先端部の一部にのみ先端内方突出部21を形成してなる。
先端内方突出部21は、図6、図7に示すごとく、接地電極5がハウジング2に接合された側において、ハウジング2の先端部に形成されている。そして、図8に示すごとく、先端内方突出部21の内側端部211は、プラグ軸方向の先端側から見たとき、接地電極5の対向部51の長手方向に対して直交する直線部211aと、中心電極4の側面に沿って弧状に形成された弧状部211bとを有する。直線部211aは弧状部211bの両側に形成されている。
先端内方突出部21は、プラグ周方向の90°以上の角度領域に形成されている。具体的に本例においては、スパークプラグ1の中心軸を中心とした先端内方突出部21の形成範囲の中心角θは120°である。
また、ハウジング2は、先端内方突出部21を設けた部分を、他の部位よりもプラグ軸方向の先端側に突出させている。逆に言えば、ハウジング2における先端内方突出部21を設けていない非突出先端面22は、先端内方突出部21を設けた部分よりもプラグ軸方向の基端側に後退している。
その他は、参考例1と同様である。
本例の場合には、ハウジング2による消炎作用を抑制することができ、スパークプラグ1の着火性を向上させることができる。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
参考例2
本例は、図10〜図12に示すごとく、プラグ軸方向の先端側から見たとき、先端内方突出部21が複数の凸状部212を備えた形状となっているスパークプラグ1の例である。
複数の凸状部212は、プラグ周方向の全周にわたって繰返し形成されている。隣り合う凸状部212の間には、くさび状のスリットが形成されている。
また、図10に示すごとく、スパークプラグ1の中心軸を含む平面による断面の形状において、先端内方突出部21は、内側端部211を鋭角に尖らせた形状を有する。
その他は、参考例1と同様である。
本例の場合にも、参考例1と同様の作用効果が得られる。
参考例3
本例は、図13〜図15に示すごとく、先端内方突出部21の形成領域を種々変更したバリエーションの例である。
図13に示すスパークプラグ1においては、先端内方突出部21をプラグ周方向の半分に形成してある。また、先端内方突出部21は、ハウジング2に対する接地電極5の接合部と反対側に配されている。
図14に示すスパークプラグ1においては、先端内方突出部21をプラグ周方向の4か所に分割して形成してある。
また、図15に示すスパークプラグ1においては、同じく、先端内方突出部21をプラグ周方向の4か所に分割して形成してあるが、先端内方突出部21の内側端部211に凹凸を設けてある。
その他、本例のスパークプラグ1は、参考例1と同様の構成を備え、同様の作用効果を奏する。
なお、先端内方突出部21の形状としては、上記実施例において示した以外にも、種々の形状を採用することができる。
(実験例1)
本例においては、図16に示すごとく、参考例1に示したスパークプラグ1の要求電圧を、図17に示すような先端内方突出部21を有しないスパークプラグ9(比較例)の要求電圧と比較した。なお、図17において付した符号は、参考例1に用いた符号に準ずる。
ここで、参考例1のスパークプラグ1の各部の寸法は、以下の通りとした。なお、各符号は、図5を用いて参考例1において示した各部の寸法を示す。
すなわち、L=2mm、t=1mm、D=2mm、H=0.5mmとした。
一方、比較例のスパークプラグ9においては、図17に示すごとく、ハウジング2の先端部と中心電極4との間の距離Lcを、Lc=4mmとした。その他の部分の寸法は、参考例1のスパークプラグ1と同様とした。
そして、参考例1のスパークプラグ1及び比較例のスパークプラグ9において、火花放電ギャップ11の大きさGを0.2mm〜1.4mmまで、0.2mm刻みで変化させたサンプルをそれぞれ用意した。
これらのサンプルにつき、要求電圧を測定した。
具体的には、SF6(6フッ化硫黄)ガスを、0.4MPaの雰囲気とした測定容器にスパークプラグを装着し、要求電圧を測定した。この測定においては、30Hzにて120回放電させ、各放電時における放電電圧を測定し、これら120回分の測定値を平均した値を、当該スパークプラグの要求電圧とした。
測定結果を、図16に示す。同図において、折れ線M1が参考例1のスパークプラグ1についての測定結果であり、M2が比較例のスパークプラグ9についての測定結果である。
同図から分かるように、比較例のスパークプラグ9に比べて、参考例1のスパークプラグ1の方が、要求電圧が低い。すなわち、先端内方突出部21を設けることにより、要求電圧を低下させることができることが確認できた。また、特に、火花放電ギャップ11の大きさGが0.8mm以上のとき、この傾向は顕著である。これは、Gが0.6mm以下の場合は、元々要求電圧が充分低いためである。ただし、Gを小さくしすぎると、着火性において不利となりやすい。それゆえ、ある程度Gを大きく保ちつつ要求電圧を低くすることが望まれ、参考例1のスパークプラグ1によってこれを実現することができることが、本実験例によって確認されたと言える。
(実験例2)
本例においては、図18に示すごとく、先端内方突出部21の内側端部211の先端側角部214(図5参照)と、中心電極4の先端面角部411との間の最短距離と、先端内方突出部と中心電極との間の距離Lとの関係が、要求電圧に及ぼす影響を調べた。
内側端部211の先端側角部214と、中心電極4の先端面角部411との間の最短距離は、上述した各種寸法におけるHとLとを用いて、(H2+L21/2と表すことができる。
そこで、参考例1のスパークプラグ1において、HとLとを種々変化させることにより、(H2+L21/2を種々変化させたものをそれぞれ作製した。ここで、G=0.3mm、t=1mm、D=2mmとした。そして、それらについて、実験例1と同様の方法で、要求電圧を測定した。その結果を、図18に示す。同図においては、横軸に(H2+L21/2をとった。また、各折れ線は、Lの値が同じものを繋げて作成したものである。そして、各折れ線に付した「L=0.4」〜「L=1.6」は、その折れ線が、L=0.4mm、・・・、L=1.6mmとしたサンプルについての測定結果であることを示す。
同図から分かるように、(H2+L21/2≦2Lを満たす場合、要求電圧を特に低減することができる。(H2+L21/2≦2Lの関係式を変形すると、L≧H/√3となる。すなわち、L≧H/√3の関係を満たすように設計することにより、要求電圧をより低減することができることが分かる。これは、先端内方突出部21から2L以内の領域において特に電界強度が高められるためと考えられ、その領域内に火花放電ギャップ11の一端を構成する中心電極4の先端が存在することで、期待する火花放電ギャップ11における放電電圧を低減することができると考えられる。
実験例3
本例においては、図19に示すごとく、先端内方突出部21の内側端部211のプラグ軸方向の厚みtと、中心電極4の先端部の直径Dとの関係が、要求電圧に及ぼす影響を調べた。
本例においては、参考例1のスパークプラグ1を用い、その各部の寸法を、G=0.4mm、L=2mm、H=1mmとした。
そして、D=0.5mm、1.0mm、2.0mm、3.0mmとしたものについて、それぞれ厚みtを変化させて、実験例1と同様の方法で要求電圧を測定した。測定結果を図19に示す。同図において、各折れ線に付した「D=0.5」〜「D=3.0」は、その折れ線が、D=0.5mm、・・・、D=3.0mmとしたサンプルについての測定結果であることを示す。なお、t=0mmのサンプルは、先端内方突出部21の内側端部211が尖った形状を有するものである。
同図から分かるように、t≦Dとすることにより、要求電圧が特に小さくなる。
すなわち、先端内方突出部21の内側端部211のプラグ軸方向の厚みtを、中心電極4の先端部の直径Dよりも小さくすることにより、要求電圧をより小さくすることができることが分かる。これは、先端内方突出部21の内側端部211の厚みtを小さくすることで、先端内方突出部21と中心電極4との間の電界が強化され、その影響により、火花放電ギャップ11における電界強化が生じたためであると考えられる。
(実験例4)
本例においては、図20に示すごとく、先端内方突出部21をハウジング2の先端部における周方向の一部に形成する場合において、先端内方突出部21の形成範囲の中心角θと、要求電圧との関係を調べた。
すなわち、実施例1のスパークプラグ1において、先端内方突出部21の形成範囲の中心角θ(図9参照)を、30°〜300°の間で、種々変化させたサンプルを作製した。そして、各スパークプラグ1について実験例1と同様の方法で要求電圧を測定した。その結果を、図20に示す。なお、上記種々のサンプルのうち、図9のようにθが鋭角である場合以外の物の代表例として、θ=180°、θ=240°としたスパークプラグ1の説明図を、それぞれ図21(A)、(B)に示す。
図20から分かるように、中心角θが90°以上となると、要求電圧を低減することができる。
それゆえ、先端内方突出部21は、プラグ周方向の90°以上の角度領域に形成されていることが好ましいことが分かる。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
なお、上記実施例においては、中心電極4の先端部および接地電極5の対向部51に、貴金属チップ41、511を設けた例を示したが、貴金属チップ41、511を設けない構成とすることもできる。この場合、例えば、中心電極4の先端部と接地電極51の対向部511とにおける、火花放電ギャップ11に面する放電面が、ニッケル合金等、比較的耐久性の低いものとなることもある。そうすると、特にスパークプラグの寿命が課題となりやすいが、上記のように先端内方突出部21を設けて、中心電極4付近の電界強度を高めることで、スパークプラグ1の長寿命化を図ることができる。
1 スパークプラグ
11 火花放電ギャップ
2 ハウジング
21 先端内方突出部
3 絶縁碍子
4 中心電極
5 接地電極

Claims (7)

  1. 筒状のハウジングと、該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子と、先端部が突出するように上記絶縁碍子の内側に保持された中心電極と、上記ハウジングに接続されると共に上記中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを有する内燃機関用のスパークプラグであって、
    上記ハウジングは、先端部において内側に突出する先端内方突出部を備え、
    該先端内方突出部は、上記ハウジングの先端部における周方向の一部であって、上記接地電極が上記ハウジングに接続された側に形成されており、
    上記ハウジングは、上記先端内方突出部を設けた部分を、他の部位よりもプラグ軸方向の先端側に突出させており、
    上記先端内方突出部は、上記中心電極の側面に対向した内側端部を備え、
    上記先端内方突出部における上記内側端部の全体が、上記絶縁碍子の先端よりもプラグ軸方向の先端側に配されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  2. 請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記先端内方突出部と上記中心電極との間の距離Lと、上記火花放電ギャップの大きさGとは、G<Lの関係を有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  3. 請求項2に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記距離Lと上記大きさGとは、G+0.5mm<Lの関係を有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記中心電極は、上記ハウジングよりも先端へ突出していることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  5. 請求項4に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記中心電極の先端と上記ハウジングの先端との間のプラグ軸方向距離Hと、上記先端内方突出部と上記中心電極との間の距離Lとは、L≧H/√3の関係を有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記先端内方突出部の内側端部のプラグ軸方向の厚みtと、上記中心電極の先端部の直径Dとは、t≦Dの関係を有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記先端内方突出部は、プラグ周方向の90°以上の角度領域に形成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
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