JP6034199B2 - プラズマジェット点火プラグ - Google Patents
プラズマジェット点火プラグ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6034199B2 JP6034199B2 JP2013000485A JP2013000485A JP6034199B2 JP 6034199 B2 JP6034199 B2 JP 6034199B2 JP 2013000485 A JP2013000485 A JP 2013000485A JP 2013000485 A JP2013000485 A JP 2013000485A JP 6034199 B2 JP6034199 B2 JP 6034199B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plasma jet
- ignition plug
- distance
- tip
- jet ignition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Spark Plugs (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
中心電極と、前記中心電極の軸線方向に延びる軸孔を有し、該軸孔内に前記中心電極を保持する略筒状の絶縁体と、前記絶縁体を保持する主体金具と、前記中心電極よりも先端側に配置される接地電極と、を備えるプラズマジェット点火プラグが提供される。このプラズマジェット点火プラグの前記主体金具は、前記主体金具の先端部に、前記中心電極と前記絶縁体のそれぞれの先端部のうち、少なくとも前記絶縁体の先端部の一部を前記軸線方向と交差する方向で覆って前記それぞれの先端部との間に空間部を形成する空間形成部と、前記空間形成部に設けられ、前記空間部を介して前記中心電極の先端部と対向する開口部と、を備え、前記接地電極は、略筒形状に形成され、前記主体金具の前記開口部の内側に配置され、前記開口部から前記空間部に向けて突出しており、前記主体金具の前記空間形成部は、前記空間部を形成する面が凹状に窪んだ凹陥部を備えていることを特徴としている。
この構成によれば、プラズマジェット点火プラグは、絶縁体と中心電極のそれぞれの先端部と、主体金具の空間形成部との間にキャビティ空間となる空間部を備えている。このプラズマジェット点火プラグは、接地電極がキャビティ空間の開口部からキャビティ空間に向けて突出しており、また、キャビティ空間を形成する主体金具の空間形成部の面が凹状に窪んでいる。そのため、中心電極と主体金具の空間形成部との間の気中放電の発生が抑制され、中心電極と接地電極との間の気中放電を発生させることができる。この中心電極と接地電極との間の気中放電後にプラズマを発生させることによって、プラズマジェット点火プラグの着火性能の向上を図ることができる。また、この構成によれば、中心電極と接地電極との間において気中放電が発生するため、絶縁体の表面における沿面放電の発生が抑制される。そのため、プラズマジェット点火プラグの耐久性の向上を図ることができる。また、接地電極が空間部に突出しているため、中心電極と接地電極との間で安定して気中放電を発生させることができる。これにより、プラズマジェット点火プラグの着火性能の向上を図ることができる。
前記空間形成部の前記空間部を形成する面は、前記軸線方向と直交する方向において、前記中心電極の軸線までの距離が、前記プラズマジェット点火プラグの先端側に向かうにつれて小さくなるように形成されていることを特徴としていてもよい。
この構成によれば、主体金具の空間形成部に放電を誘発するような特異な形状がなく、突出した接地電極に確実に放電することができるため、中心電極と主体金具の空間形成部との間の気中放電の発生がより一層抑制され、中心電極と接地電極との間の気中放電をより確実に発生させることができる。これにより、プラズマジェット点火プラグの着火性能の向上を図ることができる。また、この構成によれば、中心電極と接地電極との間において気中放電が発生するため、絶縁体の表面における沿面放電の発生がより一層抑制される。そのため、プラズマジェット点火プラグの耐久性の向上を図ることができる。
前記中心電極の先端部と前記絶縁体の先端部との前記軸線方向の距離gは、g≦1.5mmであることを特徴としていてもよい。この構成によれば、中心電極と接地電極とが近接することによる着火性能の低下や、接地電極と絶縁体とが離れてキャビティ空間の増大による着火性能の低下を抑制することができる。
前記主体金具の前記空間形成部は、前記凹陥部の外周に前記凹陥部から離れるにつれて前記絶縁体の先端部に近づくように形成されたテーパー部を備えており、前記絶縁体の先端部には、平坦な端面が形成されていることを特徴としていてもよい。この構成によれば、絶縁体の表面に沿った方向において、軸線に近づくにつれて中心電極から主体金具までの距離が大きくなるため、絶縁体の表面における沿面放電の発生が抑制される。そのため、プラズマジェット点火プラグの耐久性の向上を図ることができる。
前記絶縁体の先端部の端面と、前記テーパー部とがなす角度αは、5°≦α≦25°であることを特徴としていてもよい。この構成によれば、絶縁体の表面における沿面放電の発生を抑制することができ、プラズマジェット点火プラグの耐久性の向上を図ることができる。また、キャビティの内側の容積の増大による着火性能の低下を抑制することができる。
前記絶縁体の先端部の端面と、前記テーパー部とがなす角度αは、10°≦α≦20°であることを特徴としていてもよい。この構成によれば、絶縁体の表面における沿面放電の発生をさらに抑制することができ、ラズマジェット点火プラグの耐久性の向上を図ることができる。また、キャビティの内側の容積の増大による着火性能の低下をさらに抑制することができる。
前記空間部の容積Vは、4.47m3≦V≦6.67m3であることを特徴としていてもよい。この構成によれば、中心電極と主体金具との間における気中放電の発生を抑制することによって、着火性能の低下を抑制することができる。また、キャビティの内側の容積の増大による着火性能の低下を抑制することができる。
前記絶縁体の先端部のうち、前記中心電極の先端部に最も近い点Xから前記主体金具に最も近い点Yまでの最短距離を距離Aとし、前記中心電極の先端部から前記接地電極までの最短距離と前記絶縁体の先端部から前記接地電極までの最短距離のうちの小さい方を距離aとすると、前記距離Aと前記距離aとの比率は、1.8≦A/a≦2.5であることを特徴としていてもよい。この構成によれば、絶縁体の表面における沿面放電の発生を抑制することができ、プラズマジェット点火プラグの耐久性の向上を図ることができる。また、キャビティの内側の容積の増大による着火性能の低下を抑制することができる。
前記距離Aと前記距離aとの比率は、2≦A/aであることを特徴としていてもよい。この構成によれば、絶縁体の表面における沿面放電の発生をさらに抑制することができ、ラズマジェット点火プラグの耐久性の向上を図ることができる。また、キャビティの内側の容積の増大による着火性能の低下をさらに抑制することができる。
前記接地電極の前記開口部から前記空間部に向けての突出長さを長さbとし、前記中心電極の先端部から前記接地電極までの最短距離と前記絶縁体の先端部から前記接地電極までの最短距離のうちの小さい方を距離aとすると、前記長さbと前記距離aとの比率は、0.1≦b/a≦0.4であることを特徴としていてもよい。この構成によれば、中心電極と主体金具との間における気中放電の発生を抑制することによって、着火性能の低下を抑制することができる。また、キャビティの内側の容積の増大による着火性能の低下を抑制することができる。
前記長さbと前記距離aとの比率は、0.2≦b/a≦0.3であることを特徴としていてもよい。この構成によれば、中心電極と主体金具との間における気中放電の発生をさらに抑制することによって、着火性能の低下を抑制することができる。また、キャビティの内側の容積の増大による着火性能の低下をさらに抑制することができる。
前記中心電極の先端部から前記空間形成部までの最短距離と前記絶縁体の先端部から前記空間形成部までの最短距離のうちの小さい方を距離rとし、前記中心電極の先端部から前記接地電極までの最短距離と前記絶縁体の先端部から前記接地電極までの最短距離のうちの小さい方を距離aとすると、前記距離rと前記距離aとの比率は、1.05≦r/a≦1.4であることを特徴としていてもよい。この構成によれば、中心電極と主体金具との間における気中放電の発生を抑制することによって、着火性能の低下を抑制することができる。また、キャビティの内側の容積の増大による着火性能の低下を抑制することができる。
前記距離rと前記距離aとの比率は、1.2≦r/a≦1.3であることを特徴としていてもよい。この構成によれば、中心電極と主体金具との間における気中放電の発生をさらに抑制することによって、着火性能の低下を抑制することができる。また、キャビティの内側の容積の増大による着火性能の低下をさらに抑制することができる。
前記中心電極の先端部から前記接地電極までの最短距離と前記絶縁体の先端部から前記接地電極までの最短距離のうちの小さい方である距離aは、1mm≦aであることを特徴としていてもよい。この構成によれば、中心電極と接地電極との間において気中放電を発生させやすくすることができ、着火性能の向上を図ることができる。
前記接地電極は、貴金属チップであることを特徴としていてもよい。この構成によれば、接地電極の耐久性の向上を図ることができる。
図1は、第1実施形態におけるプラズマジェット点火プラグ100の概略構成を説明するための説明図である。図1において、プラズマジェット点火プラグ100の中心軸である軸線Oの右側には、プラズマジェット点火プラグ100の側面構成を例示し、軸線Oの左側には、プラズマジェット点火プラグ100の断面構成を例示している。以下の説明では、接地電極40が配置されている側(図1の上方側)をプラズマジェット点火プラグ100の「先端側」と呼び、端子金具19が配置されている側(図1の下方側)をプラズマジェット点火プラグ100の「後端側」と呼ぶ。
上述した実施形態に基づき製造されたプラズマジェット点火プラグ100に対して、本発明の効果を確認するための種々の試験を行った。以下、これらの試験の結果を示す。
図5は、第1の評価試験に用いたプラズマジェット点火プラグ100のサンプルの構成と、各サンプルの評価結果を示した説明図である。まず、図3(a)に示す角度αを変更させた複数のプラズマジェット点火プラグ100を用意し、これらのプラズマジェット点火プラグ100の放電経路と着火性能を評価する試験を行った。用意したサンプル(サンプルS01〜S06)は、角度αを「0°」、「5°」、「10°」、「15°」、「20°」、「25°」とした6種類のプラズマジェット点火プラグ100である。各サンプルの比率A/aは「2」とし、比率r/aは「1.2」とし、比率b/aは、「0.2」とした。
図7は、第2の評価試験に用いたプラズマジェット点火プラグ100のサンプルの構成と、各サンプルの評価結果を示した説明図である。まず、距離Aと距離a(図3(a))との比率A/aを変更させた複数のプラズマジェット点火プラグ100を用意し、これらのプラズマジェット点火プラグ100の放電経路と着火性能を評価する試験を行った。用意したサンプル(サンプルS07〜S13)は、比率A/aを「0.8」、「1」、「1.4」、「1.8」「2」、「2.5」、「3」とした7種類のプラズマジェット点火プラグ100である。各サンプルの角度αは「15°」とし、比率r/aは「1.2」とし、比率b/aは、「0.2」とした。
図9は、第3の評価試験に用いたプラズマジェット点火プラグ100のサンプルの構成と、各サンプルの評価結果を示した説明図である。まず、図3(a)に示す距離rと距離aとの比率r/aを変更させた複数のプラズマジェット点火プラグ100を用意し、これらのプラズマジェット点火プラグ100の放電経路と着火性能を評価する試験を行った。用意したサンプル(サンプルS14〜S18)は、比率r/aを「0.9」、「1.05」、「1.2」、「1.3」、「1.4」とした5種類のプラズマジェット点火プラグ100である。各サンプルの角度αは「15°」とし、比率A/aは「2」とし、比率b/aは、「0.2」とした。
図11は、第4の評価試験に用いたプラズマジェット点火プラグ100のサンプルの構成と、各サンプルの評価結果を示した説明図である。まず、接地電極40の突き出し長さb(図4)と距離a(図3(a))との比率b/aを変更させた複数のプラズマジェット点火プラグ100を用意し、これらのプラズマジェット点火プラグ100の放電経路と着火性能を評価する試験を行った。用意したサンプル(サンプルS19〜S24)は、比率b/aを「0」、「0.1」、「0.2」、「0.3」、「0.4」、「0.5」とした6種類のプラズマジェット点火プラグ100である。各サンプルの角度αは「15°」とし、比率A/aは「2」とし、比率r/aは「1.2」とした。
なお、この発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
図13は、変形例1におけるプラズマジェット点火プラグ100a,100bの概略構成を説明するための説明図である。接地電極40の形状は、本実施形態に限定されず種々の形状とすることができる。例えば、図13(a)に示すプラズマジェット点火プラグ100aように、接地電極40は、貫通孔(オリフィス)41がプラズマジェット点火プラグの先端側(図13の上方側)に向かって縮径する形状であってもよい。また、図13(b)に示すプラズマジェット点火プラグ100bように、接地電極40は、貫通孔41がプラズマジェット点火プラグの先端側に向かって拡径する形状であってもよい。
図14は、変形例2におけるプラズマジェット点火プラグ100cの概略構成を説明するための説明図である。主体金具30の凹陥部38pbの形状は、本実施形態に限定されず種々の形状とすることができる。例えば、本実施形態の凹陥部38pbは、中心電極10の先端面11feの外周から凹陥部38pbまでの距離rが一定となるように形成されているが、凹陥部38pbは、中心電極10の先端面11feの外周から凹陥部38pbの距離rが一定ではない形状であってもよい。具体的には、図14に示すプラズマジェット点火プラグ100cのように、凹陥部38pbの接地電極40付近から中心電極10までの距離r1と、凹陥部38pbのテーパー部38pt付近から中心電極10までの距離r2とが異なる(ここでは、r1<r2)ように構成されていてもよい。
図15は、変形例3におけるプラズマジェット点火プラグ100dの概略構成を説明するための説明図である。本実施形態の凹陥部38pbは、ドーム状に凹んだ曲面を有しているが、凹陥部38pbの形状はこれに限定されない。例えば、図15に示すプラズマジェット点火プラグ100dのように、凹陥部38pbは、複数の平坦な面を組み合わせた面や、傾きの異なる複数の円錐面を組み合わせた曲面によって構成されていてもよい。
図16は、変形例4におけるプラズマジェット点火プラグ100eの概略構成を説明するための説明図である。本実施形態の空間形成部38は、キャビティ50と対向する面に、凹陥部38pbと、テーパー部38ptとが形成されているものとして説明した。しかし、図16に示すプラズマジェット点火プラグ100eのように、空間形成部38は、キャビティ50と対向する面に、凹陥部38pbのみを備え、テーパー部38ptを備えていなくてもよい。
図17は、変形例5におけるプラズマジェット点火プラグ100fの概略構成を説明するための説明図である。本実施形態のプラズマジェット点火プラグ100は、絶縁碍子20の先端面29feの全体がキャビティ50に露出しているものとして説明した。しかし、図17に示すプラズマジェット点火プラグ100fのように、空間形成部38は、キャビティ50と対向する面に、テーパー部38ptを備えておらず、絶縁碍子20の先端面29feは、その一部のみがキャビティ50に露出していてもよい。
本実施形態では、主体金具30と接地電極40とは別体であるものとして説明したが、接地電極40は、主体金具の一部として形成されていてもよい。
6…リング部材
9…タルク
10…中心電極
11…先端部
12…後端部
13…金属芯
14…本体部
15…縮径部
17…拡径部
18…シール体
19…端子金具
20…絶縁碍子
21…軸孔
22…内側段状部
23…胴部
24…脚長部
25…外側段状部
26…鍔部
29…先端部
30…主体金具
31…工具係合部
32…ねじ部
33…加締部
34…鍔部
35…座面
36…係止部
37…先端部
38…空間形成部
38pb…凹陥部
38pt…テーパー部
39…開口部
40…接地電極
41…オリフィス(貫通孔)
50…キャビティ(放電空間)
100,100a〜100f…プラズマジェット点火プラグ
Claims (15)
- 中心電極と、
前記中心電極の軸線方向に延びる軸孔を有し、該軸孔内に前記中心電極を保持する略筒状の絶縁体と、
前記絶縁体を保持する主体金具と、
前記中心電極よりも先端側に配置される接地電極と、を備えるプラズマジェット点火プラグであって、
前記主体金具は、前記主体金具の先端部に、
前記中心電極と前記絶縁体のそれぞれの先端部のうち、少なくとも前記絶縁体の先端部の一部を前記軸線方向と交差する方向で覆って前記それぞれの先端部との間に空間部を形成する空間形成部と、
前記空間形成部に設けられ、前記空間部を介して前記中心電極の先端部と対向する開口部と、を備え、
前記接地電極は、略筒形状に形成され、前記主体金具の前記開口部の内側に配置され、前記開口部から前記空間部に向けて突出しており、
前記主体金具の前記空間形成部は、前記空間部を形成する面が凹状に窪んだ凹陥部を備えていることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 請求項1に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記空間形成部の前記空間部を形成する面は、前記軸線方向と直交する方向において、前記中心電極の軸線までの距離が、前記プラズマジェット点火プラグの先端側に向かうにつれて小さくなるように形成されていることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 請求項1または請求項2に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記中心電極の先端部と前記絶縁体の先端部との前記軸線方向の距離gは、
g≦1.5mmであることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記主体金具の前記空間形成部は、前記凹陥部の外周に前記凹陥部から離れるにつれて前記絶縁体の先端部に近づくように形成されたテーパー部を備えており、
前記絶縁体の先端部には、平坦な端面が形成されていることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 請求項4に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記絶縁体の先端部の端面と、前記テーパー部とがなす角度αは、
5°≦α≦25°であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 請求項5に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記絶縁体の先端部の端面と、前記テーパー部とがなす角度αは、
10°≦α≦20°であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記空間部の容積Vは、
4.47m3≦V≦6.67m3であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記絶縁体の先端部のうち、前記中心電極の先端部に最も近い点Xから前記主体金具に最も近い点Yまでの最短距離を距離Aとし、前記中心電極の先端部から前記接地電極までの最短距離と前記点Xから前記接地電極までの最短距離のうちの小さい方を距離aとすると、前記距離Aと前記距離aとの比率は、
1.8≦A/a≦2.5であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 請求項8に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記距離Aと前記距離aとの比率は、
2≦A/aであることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記接地電極の前記開口部から前記空間部に向けての突出長さを長さbとし、前記中心電極の先端部から前記接地電極までの最短距離と前記絶縁体の先端部から前記接地電極までの最短距離のうちの小さい方を距離aとすると、前記長さbと前記距離aとの比率は、
0.1≦b/a≦0.4であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 請求項10に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記長さbと前記距離aとの比率は、
0.2≦b/a≦0.3であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記中心電極の先端部から前記空間形成部までの最短距離と、前記絶縁体の先端部のうち前記中心電極の先端部に最も近い点Xから前記空間形成部までの最短距離のうちの小さい方を距離rとし、前記中心電極の先端部から前記接地電極までの最短距離と前記点Xから前記接地電極までの最短距離のうちの小さい方を距離aとすると、前記距離rと前記距離aとの比率は、
1.05≦r/a≦1.4であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 請求項12に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記距離rと前記距離aとの比率は、
1.2≦r/a≦1.3であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 請求項1から請求項13までのいずれか一項に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記中心電極の先端部から前記接地電極までの最短距離と前記絶縁体の先端部から前記接地電極までの最短距離のうちの小さい方である距離aは、
1mm≦aであることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。 - 請求項1から請求項14までのいずれか一項に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記接地電極は、貴金属チップであることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013000485A JP6034199B2 (ja) | 2013-01-07 | 2013-01-07 | プラズマジェット点火プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013000485A JP6034199B2 (ja) | 2013-01-07 | 2013-01-07 | プラズマジェット点火プラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014132535A JP2014132535A (ja) | 2014-07-17 |
JP6034199B2 true JP6034199B2 (ja) | 2016-11-30 |
Family
ID=51411520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013000485A Expired - Fee Related JP6034199B2 (ja) | 2013-01-07 | 2013-01-07 | プラズマジェット点火プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6034199B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6261481B2 (ja) * | 2014-09-19 | 2018-01-17 | 日本特殊陶業株式会社 | 点火プラグ |
JP7340423B2 (ja) * | 2019-11-13 | 2023-09-07 | 株式会社Soken | 点火プラグ |
JP7365932B2 (ja) | 2020-02-21 | 2023-10-20 | 株式会社Soken | 内燃機関用のスパークプラグの製造方法 |
JP7415710B2 (ja) | 2020-03-20 | 2024-01-17 | 株式会社デンソー | 内燃機関用のスパークプラグ及び内燃機関 |
JP7468169B2 (ja) | 2020-06-10 | 2024-04-16 | 株式会社デンソー | 内燃機関用のスパークプラグ及び内燃機関 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008186743A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Denso Corp | プラズマ式点火装置 |
-
2013
- 2013-01-07 JP JP2013000485A patent/JP6034199B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014132535A (ja) | 2014-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4669486B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグおよびその点火システム | |
US8082897B2 (en) | Plasma jet ignition plug and ignition device for the same | |
US8536770B2 (en) | Plasma jet spark plug | |
US20160079739A1 (en) | Spark plug and method for manufacturing spark plug | |
JP6034199B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグ | |
US20170033538A1 (en) | Spark plug | |
JP2009212084A (ja) | プラズマジェット点火プラグ | |
JP4648485B1 (ja) | スパークプラグ | |
US8243415B2 (en) | Ignition plug and ignition system | |
KR101348019B1 (ko) | 플라즈마 젯 점화 플러그 | |
JP6548610B2 (ja) | プラズマジェットプラグ | |
JP5227466B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグ | |
JP2014120309A (ja) | 点火プラグ | |
US8558442B2 (en) | Plasma jet ignition plug | |
JP5276707B2 (ja) | 点火プラグ | |
US8912715B2 (en) | Spark plug | |
JP6781141B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP5816126B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP6030460B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグ | |
JP6153965B2 (ja) | プラズマジェットプラグ | |
JP6055399B2 (ja) | プラズマジェットプラグ | |
JP2014056653A (ja) | スパークプラグ | |
JP6006658B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグ及び点火システム | |
JP5721680B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP6018990B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150430 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150511 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160405 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160516 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161027 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6034199 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |