JPH0311575A

JPH0311575A - スパークプラグの再生方法並びに製造方法

Info

Publication number: JPH0311575A
Application number: JP14588289A
Authority: JP
Inventors: Ryohei Kashiwabara; 柏原　良平; Hideaki Kashiwabara; 秀明柏原; Hidehiko Noguchi; 英彦野口; Takeaki Kashiwabara; 柏原　武明
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-06-08
Filing date: 1989-06-08
Publication date: 1991-01-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明は自動車などの内燃機関に使用するスパークプラ
グの再生方法並びに製造方法に関する。

「従来の技術」従来、丸棒形の中心電極を陶器及び絶縁材を介して固定
体に固設させると共に、その固定体にＬ形接地電極を固
定させ、中心電極先端にプラグギャップを介して接地電
極を対設させ、内燃機関のシリンダ頭に前記固定体を螺
着させて使用するスパークプラグがあった。

「発明が解決しようとする問題点」前記の従来のスパークプラグは、廃車により自動車が解
体されスクラップとして処理されるとき、廃品として処
分されるだけである等の資源活用上の問題があった。

「問題点を解決するための手段」然るに、本発明は、使用されたプラグのＬ形接地電極を
固定体から切断除去腰焼損した中心電極面を研磨すると
共に、ピストン側に向けて開放する燃料集中部をプラグ
ギャップに可及的に短距離で連通させる速燃焼型接地電
極を固定体に固設させることを特徴とするものである。

「作　用」従って、廃品になったプラグの接地電極の除去並びに中
心電極の研磨を行い、速燃焼型接地電極を新たに固設さ
せることにより、廃棄処分されるだけのプラグを再生利
用し得ると共に、点火機能を有するだけの従来品に比べ
て着火初期の速燃焼機能の向」二などを容易に図り得る
ものである。

また、プラグギャップを形成するゲージを接地電極ホル
ダに設け、該ホルダに接地電極を支持させて接地電極の
支柱端面を固定体端面に接合固定させると共に、前記ゲ
ージにより設定される中心電極の対向位置に接地電極を
配置させるもので、ゲージを有するホルダにより接地電
極の取付は位置決めとプラグギャップ設定とを行うから
、接地電極の固定作業並びにプラグギャップ形成作業を
簡便に行い得、加工作業性の向上並びに不良品の発生防
止などを容易に図り得るものである。

また、使用されたプラグのＬ形接地電極の水平部又は全
体を除去し、中心電極軸芯線と略平行に延設させる接地
電極を固定体に一体連設させると共に、ピストン側に向
けて開放する燃料集中部をプラグギャップに可及的に短
距離で連通させる速燃焼型引火鈑を中心電極の先端に熔
接固定させ、燃料集中部を開口する引火鈑端面に接地電
極の偏平面を対向させてプラグギャップを形成するもの
で、廃品になったプラグの接地電極の加工又は新設、並
びに速燃焼型引火鈑の新設により、廃棄処分されるだけ
のプラグを再生利用し得ると共に、点火機能を有するだ
けの従来品に比べて着火初期の速燃焼機能の向上などを
容易に図り得るものである。

また、柱状中心電極と、固定体に一体連設させる板状り
形接地電極鈑とを備える構造で、ピストン側に向けて開
放する燃料集中部を形成する接地電極形引火鈑の一側端
を固定体に一体連設させると共に、前記接地電極形引火
鈑の他側端面を中心電極側面に対向させてプラグギャッ
プを形成し、このプラグギャップに向けて開設する前記
燃料集中部に接地電極販売端側を対向させたもので、中
心電極と接地電極形引火鈑端面との間のプラグギャップ
に火炎核が形成されたとき、その火炎核により燃料集中
部のガスを他の部位より早期に燃焼させると共に、プラ
グギャップ及びこの近傍の燃料集中部で発生する燃焼ガ
スが接地電極板に反撥しはね返って燃料集中部の早期燃
焼を助長し、着火初期の速燃焼機能を容易に向上させ得
るものである。

「実施例」以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。第１図
は作業順序を示す説明図であり、自動車のエンジンブロ
ックに螺着固定して接地させる導電金属製固定体（１）
と、その固定体（１）に中間部を埋込み支持する陶器製
電気絶縁体（２）と、端にターミナル（３）を連結し前
記絶縁体（２）略中夫に固定支持する中心電極（４）と
、前記固定体（１）のエンジン挿入端に固定するＬ形接
地電極（５）とを、スパークプラグ（６）に備えるもの
で、金切のこ刃などの切削刃（７）を用いて接地電極（
５）全体を切断除去すると共に、研削砥石（８）（９）
を用いて中心電極（４）の外周面及び先端面の焼損部を
研磨し、中心電極（４）に新たなスパーク発生鋭角部を
形成する。

また、第２図及び第３図に示す如（、中空の円錐台形状
に形成する速燃焼型接地電極（１ｏ）を備え、ピストン
側に向けて開放するラッパ形の燃料集中部（１１）を接
地電極（１０）中空部で形成すると共に、接地電極（１
０）の大径側開口縁に２本の支柱（１２）（１２）を一
体連設している。

さらに、固定体（１）のシリンダ挿入端面（１ａ）に接
地電極（ｌＯ）の支柱（１２）端面なフラッシュ溶接加
工などにより一体的に接合固定させると共に、前記各支
柱（１２）　（１２）の外側に加圧体（１３１（１３）
を圧接させ、各支柱は２）　（１２）を内側方に折曲げ
、ゲージ（１４）により設定するプラグギャップ（１５
）を中心電極（４）と接地電極（１０）の間に形成する
。

そして、プラグギャップ（１５）を介して接地電極（１
０）の小径側開口（１６）を中心電極（４）先端面に対
向させ、ピストン側に向けて拡散開放する接地電極（ｌ
Ｏ）の燃料集中部（１１）をプラグギャップ（１５）に
可及的に短距離で連通させ、プラグギャップ（１５）に
発生する火炎核を第１の種火とし、この第１の種火によ
って燃焼させる燃料集中部（１１）の延焼ガスを第２の
種火とし、シリンダ内混合ガスを燃焼させるもので、シ
リンダ内混合ガスの燃焼初期における延焼加速度を第２
の種火形成により極めて大とし、混合ガス燃焼時間を短
縮して機関効率を向上させるものである。

さらに、第４図は第２図の変形例を示すもので、第２図
のものに比べて中心電極（４）を長尺にして、接地電極
（ｌＯ）の小径側開口（１６）内部に中心電極（４）先
端を突入させ、その開口（１６）内面と中心電極（４）
周面との間にプラグギャップ（１５）を形成するように
、接地電極（１０）を爪側け、各電極（４）　（１０）
の焼損を低減させる構造に構成したものである。

さらに、第５図に示す如く、前記切削刃（７）及び砥石
（８１（９）をロボットの可変アーム［１７）　（１８
）（Ｉ９）に取付けると共に、機台（２０）上の回転送
り装置（２１）にチャック（２２）を設け、該チャック
（２２）にプラグ（６）を固定支持させるもので、前記
切削刃（７）及び砥石（８）　ｆ９＋を夫々作動させ、
焼損したＬ形接地電極（５）の切断除去並びに中心電極
（４）の研磨を行わせるものである。

さらに、第６図乃至第９図に示す如く、フラッシュ溶接
機の固定台（２３）にプラグ（６）を固定支持させ、該
プラグ（６）の固定体（１１に固定側電極＋２４）　（
２４）を取付けると共に、移動台（２５）に接地電極ホ
ルダ（２６）を介して速燃焼型接地電極（１０）を支持
させ、この接地電極（１０）の支柱（１２）に移動側電
極（２７）を取付け、各電極（２４）　（２７）間に高
電圧を印加し乍ら加圧接触させ、固定体（１）端面に支
柱（１２）端面を溶接により一体連結させる。

また、接地電極（１０）の大径側開口を嵌着させる係止
体（２８）と、この係止体（２８）を摺動自在に支持さ
せる調整ボルト（２９）と、ナツト（３０）により位置
調節自在なバネ座（３１）と係止体（２８）の間に張設
する弾圧バネ（３２）と、係止体（２８）を当接支持す
る位置決めナツト（３３）と、ロックナツト（３４）に
よりボルト（２９）に固定するゲージ（１４）とを、前
記ホルダ（２６）に備える。

そして、接地電極（１０）の小径側開口（１６）にゲー
ジ（１４）を着脱自在に嵌挿させ、また中心電極（４）
先端をゲージ（１４）に着脱自在に嵌入させ、係止体（
２８）に支持する接地電極（１０）を中心電極（４）に
相対配置させ、第８図のように固定体（１１の端面（ｌ
ａ）に支柱（１２）端面を電気熔接固定させると共に、
支柱（１２）を外側から加圧して内方に折曲げ、ゲージ
（１４）に挿通させるボルト（２９）先端面を中心電極
（４）先端面に接触させ、第１０図に示す如（、前記ゲ
ージ（１４）により設定される中心電極（４）の対向位
置に接地電極（１０）を配置させるものである。

さらに、第１１図は第１０図の変形例を示すもので、接
地電極（１０）と支柱（１２）を各別に形成し、固定体
（１）に支柱（１２）を熔接固定した後、ホルダ（２６
）に支持する接地電極（１０）を支柱（１２）に熔接固
定させ、中心電極（４）　と接地電極（１０）を相対配
置させる。

さらに、第１２図乃至第１４図は第１図乃至第３図の変
形例を示すものであり、速燃焼型接地電極（１０）を鞍
形に形成し、焼損したＬ形接地電極（５）の除去並びに
中心電極（４）の研磨を行うと共に、速燃焼型接地電極
（１０）の支柱（１２）を固定体（１）に熔接固定し、
また支柱（１２）を内方に折曲げ調節する。そして、接
地電極（ｌＯ）の鞍形中央の開口（１６）端縁と中心電
極（４）との間にプラグギャップ（１５）を形成し、こ
のプラグギャップ（１５）に火炎核を発生させて第１の
種火とすると共に、接地電極（１０）の鞍形内側の燃料
集中部（１１）に第２の種火となる延焼ガスを発生させ
るものである。

さらに、第１５図は第１３図の変形例を示すもので、接
地電極（ｌＯ）の鞍形中央の開口（１６）内に中心電極
（４）先端を突入させ、スパーク発生による各電極（４
１（１０）の焼損を低減させるものである。

さらに、第１６図乃至第１８図は第１図乃至第３図の変
形例を示すものであり、速燃焼型接地電極（１０）を円
筒形に形成し、焼損したＬ形接地電極（５）の除去並び
に中心電極（４）の研磨を行うと共に、速燃焼型接地電
極（１０）の支柱（１２）を固定体（１）に熔接固定し
、また支柱（１２）を内方に折曲げ調節する。そして、
接地電極（１０）の円筒形一端側の開口（１６）に中心
電極（４）先端を突入させてプラグギャップ（１５）を
形成し、プラグギャップ（１５）で第１の種火となる火
炎核を形成し、接地電極（１０）の円筒形中空の燃料集
中部（１１）で第２の種火となる延焼ガスを発生させる
ものである。

さらに、第１９図及び第２０図は他の実施例を示すもの
であり、焼損したＬ形接地電極（５）を除去し、研磨切
削により中心電極（４）を四角柱形にして偏平面（４ａ
）を形成すると共に、ピストン側面にｖ字溝形燃料集中
部（１１）を有するＬ形の速燃焼型接地電極（ｌＯ）を
固定体（１）に熔接固定させ、接地電極（１０）の■字
形端面を中心電極（４）の偏平面（４ａ）に対向させて
プラグギャップ（１５）を形成している。そして、プラ
グギャップ（１５）に形成される第１の種火である火炎
核を偏平面（４ａ）の反撥により燃料集中部（１１）一
端側に向けて突出させ、接地電極（１０）長手方向に形
成する前記のｖ字溝形燃料集中部（１１）で第２の種火
となる延焼ガスを発生させるものである。

さらに、第２１図乃至第２３図は第１９図及び第２０図
の変形例を示すものであり、焼損したＬ形接地電極（５
）の除去並びに中心電極（４）の切除を切削刃ｆ７１　
（７ａｌ　により行い、四角柱形の速燃焼１型接地電極（１０ａ）の一端を固定体（１）に熔接固定
させると共に、７字溝形の燃料集中部（１１）を有する
引火板（１０ｂ）を中心電極（４）先端に熔接固定させ
、引火板（１０ｂｌの■字形端面を接地電極（１０ａｌ
の偏平面に対向させてプラグギャップ（１５）を形成す
る。そして、プラグギャップ（１５）に形成される第１
の種火である火炎核を接地電極（１０ａ）の偏平面で反
撥させ、燃料集中部（１１）の混合ガスを他よりも早く
燃焼させ、燃料集中部（１１）で第２の種火となる延焼
ガスを発生させるものである。

また、第２１図において、焼損した接地電極（５）の全
体を除去したが、この電極（５）の水平部だけを除去し
、この電極（５）の垂直部を残して研磨などにより前記
の新設の接地電極（１０ａｌ　　と略同じ形状に更生す
ることも容易に行えるものであり、使用されたプラグ（
６）のし形接地電極（５）の水平部又は全体を除去し、
中心電極（４）軸芯線と略平行に延設させる接地電極（
５）又は（１０ａ）を固定体（１）に一体連設させると
共に、ピストン側に向けて開放する燃料集中部（１１）
をプラグギャップ（１５）　２に可及的に短距離で連通させる速燃焼型引火鈑（１０ｂ
）を中心電極（４）の先端に熔接固定させ、燃料集中部
（１１）を開口する引火板（１０ｂｌ端面に接地電極（
５）又は（１０ａｌの偏平面を対向させてプラグギャッ
プ（１５）を形成し、新らたに引火板（１０ｂｌ　を設
けてプラグ（６）機能を向上させるように、使用された
プラグ（６）の再生を行えるものである。

さらに、第２４図及び第２５図に示す如く、円柱状中心
電極（４）と、固定体（１）に一体連設させる板状り形
接地電極鈑（５）とを備える構造で、ピストン側に向け
て開放する端面逆台形の長溝状燃料集中部（１１）を形
成する接地電極形引火鈑［１０ｃ）の−側端を固定体（
１）に一体連設させると共に、前記接地電極形引火鈑（
１０ｃ）の他側端面を中心電極（４）側面に対向させて
プラグギャップ（１５）を形成し、このプラグギャップ
（１５）に向けて開設する前記燃料集中部（１１）に板
状り形接地電極鈑（５）先端側を対向させたものであり
、前記プラグギャップ（１５）に火炎核が形成されたと
き、小体積の燃料集中部（１１）のガスを他よりも早期
燃焼させ、該集中部（１１）の燃焼ガスを火力の強い第
２の種火としてシリング内ガスを燃焼させると共に、プ
ラグギャップ並びにこの近傍の燃料集中部（１１）の燃
焼ガスが、膨出時、接地電極鈑（５）先端面に反撥して
燃料集中部（１１）方向に突出するから、燃料集中部（
１１）でのガス燃焼速度が加速されるものである。

さらに、第２６図及び第２７図は、第２４図の変形例を
示すもので、２本の接地電極形引火鈑ｆｌＯｃｌ　ｆｌ
Ｏｃｌを備え、各引火鈑ｆｌｏｃｌ　ｆｌＯｃｌ及び接
地電極鈑（５）を、中心電極を中心に略１２０度間隔に
配設させたもので、各引火鈑（１０ｃ）　（１０ｃ）の
いずれか一方とこれに相対する中心電極（４）側面との
プラグギャップ（１５）に火炎核が形成され、火炎核に
最も近い燃料集中部（１１１のガスが上記と同様に早期
に燃焼すると共に、接地電極鈑（５）に反撥する燃焼ガ
スによって他方の残りの引火鈑（１０ｃｌの燃料集中部
（１１）のガスも比較的早期に燃焼し、若干の時間差を
生じるも２個所の各燃料集中部（１１）（１１）で各別
に第２の種火が夫々形成される。また、接地電極鈑（５
）先端部を偏平にして面積を大きくした反撥部（５ａ）
を形成し、２個所のプラグギャップ（１５）　（１５１
と近傍の燃料集中部（１１１（１１１を前記反撥部（５
ａ）によりピストン側に対し遮塞し、核部（５ａ）での
反撥圧力を高めて各燃料集中部（１１１（１１）の燃焼
時間差を縮めるものである。

さらに、第２８図及び第２９図は、第２４図の変形例を
示すもので、３本の接地電極形引火鈑（１０Ｃ）（１０
Ｃ）（１０Ｃ）を備え、各引火鈑（１０ｃｌ　（１０ｃ
ｌ（１０ｃ）及び接地電極鈑（５）を、中心電極を中心
に略９０度間隔に配設させたもので、各引火鈑（１０ｃ
）（１０ｃ）　（１０ｃ）のいずれか一方とこれに相対
する中心電極（４）側面とのプラグギャップ（１５）に
火炎核が形成され、火炎核に最も近い燃料集中部（１１
）のガスが上記と同様に早期に燃焼すると共に、接地電
極鈑（５）に反撥する燃焼ガスによって他方の残りの２
本の引火鈑（１０ｃ）　（１０ｃ）の燃料集中部ｆｉｌ
）　（１１）のガスも比較的早期に燃焼し、若干の時間
差を生じるも３個所の各燃料集中部（１１）　（１１）
　（１１１で各別に第２の種火が夫々形成される。また
、短冊形接地電極板（５）先端部を偏平にして面積を大
きくし５た反撥部（５ａ）を形成し、３個所のプラグギャップ（
１５１（１５）　（１５１と近傍の燃料集中部（１１）
　＋１１１　（１１１を前記反撥部（５ａ）によりピス
トン側に対し遮塞し、核部（５ａ）での反撥圧力を高め
て各燃料集中部（１１）（１１１（１１１の燃焼時間差
を縮め、第２６図よりもさらに多量の燃焼ガスを早期に
拡散させるものである。なお、引火鈑（１０ｃ）の取付
は数を２〜３極として例示説明したが、その取付は数は
更に増すことも可能であってこれに限定されるものでは
ない。

「発明の効果」以上実施例から明らかなように本発明は、使用されたプ
ラグ（６）のＬ形接地電極（５）を固定体（１）から切
断除去し、焼損した中心電極（４）面を研磨すると共に
、ピストン側に向けて開放する燃料集中部（１１）をプ
ラグギャップ（１５）に可及的に短距離で連通させる速
燃焼型接地電極（ｌＯ）を固定体（１）に固設させるも
ので、廃品になったプラグ（６）の接地電極（５）の除
去並びに中心電極（４）の研磨を行い、速燃焼型接地電
極（１０）を新たに固設させることにより、廃棄処分さ
れるだけのプラグ　６（６）を再生利用できると共に、点火機能を有するだけ
の従来品に比べて着火初期の速燃焼機能の向上などを容
易に図ることができるものである。

また、プラグギャップ（１５）を形成するゲージ（１４
）を接地電極ホルダ（２６）に設け、該ホルダ（２６）
に接地電極（ｌＯ）を支持させて接地電極（１０）の支
柱（１２）端面を固定体（１）端面に接合固定させると
共に、前記ゲージ（１４）により設定される中心電極（
４）の対向位置に接地電極（ｌＯ）を配置させるもので
、ゲージ（１４）を有するホルダ（２６）により接地電
極（１０）の取付は位置決めとプラグギャップ（１５）
設定とを行うから、接地電極（１０）の固定作業並びに
プラグギャップ（１５）形成作業を簡便に行うことがで
き、加工作業性の向上並びに不良品の発生防止などを容
易に図ることができるものである。

また、使用されたプラグ（６）のＬ形接地電極（５）の
水平部又は全体を除去し、中心電極（４）軸芯線と略平
行に延設させる接地電極（５］　（１０ａ）を固定体（
１）に一体連設させると共に、ピストン側に向けて開放
する燃料集中部（１１）をプラグギャップ（１５）に可
及的に短距離で連通させる速燃焼型引火鈑（１０ｂ）を
中心電極（４）の先端に熔接固定させ、燃料集中部（１
１）を開口する引火板（ｉｏｂｌ端面に接地電極（５１
（１０ａ）の偏平面を対向させてプラグギャップ（１５
）を形成するもので、廃品になったプラグ（６）の接地
電極（５）の加工又は新設、並びに速燃焼型引火鈑（１
０ｂｌの新設により、廃棄処分されるだけのプラグ（６
）を再生利用できると共に、点火機能を有するだけの従
来品に比べて着火初期の速燃焼機能の向上などを容易に
図ることができるものである。

また、柱状中心電極（４）と、固定体（１）に一体連設
させる板状“Ｌ形接地電極鈑（５）とを備える構造で、
ピストン側に向けて開放する燃料集中部（１１）を形成
する接地電極形引火鈑（１０ｃ）の−側端を固定体（１
）に一体連設させると共に、前記接地電極形引火鈑（１
，Ｏｃ　ｌの他側端面を中心電極（４）側面に対向させ
てプラグギャップ（１５）を形成し、このプラグギャッ
プ（］５）に向りて開設する前記燃料集中部（１１）に
接地電極鈑（５）先端側を対向させたもので、中心電極
（４）と接地電極形引火鈑（１０ｃ）端面との間のプラ
グギャップ（１５）に火炎核が形成されたとき、その火
炎核により燃料集中部（１１）のガスを他の部位より早
期に燃焼させると共に、プラグギャップ（１５）及びこ
の近傍の燃料集中部（１１）で発生ずる燃焼ガスが接地
電極鈑（５）に反撥しはね返って燃料集中部（１１）の
早期燃焼を助長し、着火初期の速燃焼機能を容易に向上
させることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す作業順序の説明図、第
２図乃至第４図はプラグの説明図、第５図乃至第９図は
加工装置の説明図、第１０図及び第１１図はプラグの説
明図、第１２図乃至第２９図は他の実施例を示す作業順
序及びプラグの説明図である。（１）・・・　　　　固　　　　定　　　体（４）・・
・　　　　中　　心　　電　　極（５）・・・　　Ｌ形
接地電極（６）・・・　　　スパークプラグ　９０（１０（１０ａ（１０ｂ（１０ｃ１２４５６速燃焼型接地電極接　　地　　電　　極引　　　　火　　　　鈑接地電極形引火鈑燃料集中部支　　　　　　　　　柱ゲ　　　　　　　　　　ジプラグギャップ接地電極ホルダ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）使用されたプラグのＬ形接地電極を固定体から切
断除去し、焼損した中心電極面を研磨すると共に、ピス
トン側に向けて開放する燃料集中部をプラグギャップに
可及的に短距離で連通させる速燃焼型接地電極を固定体
に固設させることを特徴とするスパークプラグの再生方
法。
（２）プラグギャップを形成するゲージを接地電極ホル
ダに設け、該ホルダに接地電極を支持させて接地電極の
支柱端面を固定体端面に接合固定させると共に、前記ゲ
ージにより設定される中心電極の対向位置に接地電極を
配置させることを特徴とするスパークプラグの製造方法
。
（３）使用されたプラグのＬ形接地電極の水平部又は全
体を除去し、中心電極軸芯線と略平行に延設させる接地
電極を固定体に一体連設させると共に、ピストン側に向
けて開放する燃料集中部をプラグギャップに可及的に短
距離で連通させる速燃焼型引火鈑を中心電極の先端に熔
接固定させ、燃料集中部を開口する引火鈑端面に接地電
極の偏平面を対向させてプラグギャップを形成すること
を特徴とするスパークプラグの再生方法。
（４）柱状中心電極と、固定体に一体連設させる板状Ｌ
形接地電極鈑とを備える構造で、ピストン側に向けて開
放する燃料集中部を形成する接地電極形引火鈑の一側端
を固定体に一体連設させると共に、前記接地電極形引火
鈑の他側端面を中心電極側面に対向させてプラグギャッ
プを形成し、このプラグギャップに向けて開設する前記
燃料集中部に接地電極鈑先端側を対向させたことを特徴
とするスパークプラグの製造方法。