JP2002289318A - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ

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JP2002289318A
JP2002289318A JP2001084233A JP2001084233A JP2002289318A JP 2002289318 A JP2002289318 A JP 2002289318A JP 2001084233 A JP2001084233 A JP 2001084233A JP 2001084233 A JP2001084233 A JP 2001084233A JP 2002289318 A JP2002289318 A JP 2002289318A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セミ沿面接地電極を有するスパークプラグに
おいて、直噴エンジン等に適用された場合においても着
火性を良好に確保することができるスパークプラグを提
供する。 【解決手段】 平行電極11の平行部11pの軸線OP
方向において、平行電極11に、中心電極2の先端面2
Dの前端縁よりも突出する遮蔽突出部11jを形成す
る。そして、絶縁碍子1の先端面1Dの平行部軸線方向
における前方側の縁から該平行部軸線方向において後方
側0.7mmに位置する限界位置CPよりも、遮蔽突出
部11jを前方側に突出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の着火装
置として用いられるスパークプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスパークプラグは、絶縁碍子の先
端面から下方に突出するようにされた中心電極と、この
中心電極に対向して配設され一端が主体金具に接合され
た平行電極とを備え、中心電極と平行電極との間の気中
ギャップに火花放電させて燃料混合ガスに着火するもの
が一般的である。一方、寒冷地仕様の自動車等において
は、絶縁碍子の燻り汚損を抑制するために、接地電極の
先端面を絶縁碍子及び/又は中心電極の側面に対向さ
せ、放電火花を絶縁碍子の表面を経由する形で飛火させ
るセミ沿面型スパークプラグが使用されることも多い
(以下、このような飛火に使用する接地電極をセミ沿面
接地電極という)。火花の一部が絶縁碍子の表面を這う
ことで、碍子表面に堆積した導電性汚損堆積物を焼き切
ることができ、失火等の不具合を生じにくくすることが
できる。また、特開2000−68032号の明細書及
び図面には、平行電極とセミ沿面接地電極との双方を有
し、通常時には平行電極が形成する主ギャップにて飛火
させることにより着火性を向上させる一方、汚損時には
セミ沿面接地電極が形成するセミ沿面放電ギャップにて
飛火させることにより、絶縁体汚損に対する自己清浄機
能を付加した複合型のスパークプラグも提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近のエン
ジンには、燃費向上のため、単一燃焼室内に燃料を直接
高圧噴射して、燃料噴霧束と空気渦流により混合を行な
う直接噴射式エンジン(以下、「直噴エンジン」とい
う)を採用するものが増えてきている。図4(a)は、
そのような直噴エンジンの一例を示すものである。燃焼
室(CR)内部においては、吸気は、インテークバルブ
(201)からエキゾーストバルブ(203)に向かう
方向に吸気が流れるが、高圧の燃料噴射により形成され
た層状混合気GFは、ピストンPの先端面に当たって跳
ね返り、軸線(O)方向先端側から直撃する形でスパー
クプラグ(100)に向かう形となる。この場合、図4
(b)に示すように、セミ沿面接地電極(12)で飛火
が生ずるときに、このような層状混合気GFの直撃を受
けると、放電火花SPは絶縁碍子(1)の表面に沿って
大きく垂れ下がり、着火性が大幅に損なわれることにつ
ながる。特に、図4(a)に示すように、キャビティが
ピストン(P)の中央部を含むインテークバルブ側に偏
芯して存在することによる縦方向の流れ(タンブル)
と、ピストン(P)が上昇することによって燃焼室(C
R)壁面周囲からキャビティ方向に生じる横方向の流れ
(スキッシュ)とを考慮する必要のある直噴式内燃機関
にスパークプラグを適用する場合に上記の傾向は著し
い。
【0004】本発明の課題は、セミ沿面接地電極を有す
るスパークプラグにおいて、直噴エンジン等に適用され
た場合においても着火性を良好に確保することができる
スパークプラグを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記の課
題を解決するために、本発明のスパークプラグの第一の
構成は、中心貫通孔を有する絶縁碍子と、中心貫通孔に
保持され絶縁碍子の先端部に配設された中心電極と、絶
縁碍子の先端部を自身の先端面から突出するように保持
する主体金具と、第一端が主体金具の先端面に接合さ
れ、かつ、中心電極の先端面と略平行に配置される直線
状の平行部を有し、該平行部の側面において中心電極の
先端面との間に平行ギャップを形成する平行電極と、そ
れぞれ主体金具の先端面に一端が接合され、自身のセミ
沿面接地電極先端面が中心電極の側周面及び/又は絶縁
碍子の側周面に対向するように配設されるとともに、セ
ミ沿面接地電極先端面において中心電極の側周面との間
にセミ沿面放電ギャップを形成する複数のセミ沿面接地
電極とを有し、平行電極の平行部の軸線方向において、
該平行電極の第二端の位置する側を前方側として、平行
部の前端側に、平行部軸線方向において中心電極の先端
面の前端縁よりも突出する遮蔽突出部が形成されてな
り、かつ、絶縁碍子先端面の平行部軸線方向における前
方側の縁から該平行部軸線方向において後方側0.7m
mに位置する限界位置よりも、遮蔽突出部が前方側に突
出していることを特徴とする。なお、遮蔽突出部の先端
が上記限界位置に一致している場合も、前方側に突出し
ている概念(つまり、発明の技術的範囲)に含める。
【0006】また、本発明のスパークプラグの第二の構
成は、中心貫通孔を有する絶縁碍子と、中心貫通孔に保
持され絶縁碍子の先端部に配設された中心電極と、絶縁
碍子の先端部を自身の先端面から突出するように保持す
る主体金具と、第一端が主体金具の先端面に接合され、
かつ、中心電極の先端面と略平行に配置される直線状の
平行部を有し、該平行部の側面において中心電極の先端
面との間に平行ギャップを形成する平行電極と、それぞ
れ主体金具の先端面に一端が接合され、自身のセミ沿面
接地電極先端面が中心電極の側周面及び/又は絶縁碍子
の側周面に対向するように配設されるとともに、セミ沿
面接地電極先端面において中心電極の側周面との間にセ
ミ沿面放電ギャップを形成する複数のセミ沿面接地電極
とを有し、中心電極の中心軸線に関して平行電極の主体
金具への接合側端部とは反対側に配置され、一端が主体
金具の先端面に接合されるとともに、他端側が該先端突
出する遮蔽電極と、を有することを特徴とする。
【0007】いずれのスパークプラグの構成において
も、複数のセミ沿面接地電極に加え、中心電極の先端面
との間に平行ギャップを形成する平行電極を設けてい
る。平行電極の配設により、直接噴射式エンジンに取り
付けて使用した際に、セミ沿面放電ギャップに直接向か
おうとする混合気の流れに対するブロック効果が生ず
る。そして、第一の構成においては、その平行電極に上
記遮蔽突出部を設けることにより、また、第二の構成で
は、主体金具を挟んで平行電極と反対側に遮蔽電極を設
けることにより、それぞれ、セミ沿面放電ギャップ近傍
での混合気の流動制御効果がさらに高められる。その結
果、セミ沿面放電ギャップに生じた火花が層状混合気の
直撃を受けにくくなり、図4(b)に示すような火花の
垂れ下がりが抑制されるので、混合気への着火性を向上
させることができる。なお、第一の構成と第二の構成と
はもちろん組み合わせることも可能であり、これによっ
て混合気の流動制御効果を一層高めることが可能であ
る。
【0008】なお、第一の構成において、遮蔽突出部
が、平行部軸線方向における上記限界位置よりも後方側
に引っ込んで位置していると、混合気の流動制御効果が
十分に得られない。
【0009】ここで、平行ギャップは火花放電ギャップ
とすることもできるし、火花放電の発生を特に前提とし
ないギャップとすることもできる。後者の場合、平行電
極は、火花放電発生の主体として機能するのではなく、
セミ沿面放電ギャップへ向かう混合気の流れをブロック
する役割のみを担うことになる。つまり、混合気への着
火は、セミ沿面放電ギャップでの飛火により専らなされ
る形となる。従って、機能的としては、従来のセミ沿面
スパークプラグと同一になるが、平行電極による混合気
のブロック効果が加わることで、その着火性が改善され
る効果が達成される。このように構成するには、平行ギ
ャップの大きさαを、セミ沿面放電ギャップにおける気
中ギャップ部分(以下、セミ沿面碍子ギャップという)
の大きさγよりも少なくとも大きくする必要があり、よ
り望ましくはセミ沿面放電ギャップの大きさβよりも大
きく設定するようにする。
【0010】一方、平行ギャップは火花放電ギャップと
して機能させる場合においても、セミ沿面放電ギャップ
での着火性が改善される効果は全く同様に達成される。
平行ギャップでの火花放電をスムーズに行なうには、平
行ギャップの距離α(単位:mm)とセミ沿面放電ギャ
ップgβの距離βとが、α<βの関係を満足し、かつ、
セミ沿面接地電極の先端面と、この先端面と対向する絶
縁碍子の側周面との間に形成されるセミ沿面碍子ギャッ
プの距離をγ(単位mm)として、α>γの関係を満足
していることが望ましい。そして、本発明の構成の採用
により、平行ギャップの間隔を拡大して、そこでの飛火
確率が多少減少しても、代わりに生ずるセミ沿面放電ギ
ャップでの着火の確実性が増す結果、スパークプラグ全
体としての着火性を良好に維持することができる。そし
て、平行ギャップの間隔を大きくできることで、燃料が
中心電極と接地電極との間で保持されてしまう、いわゆ
るブリッジを生じにくくすることができる。この観点に
おいて、平行ギャップの距離αは、具体的には0.9m
m以上1.3mm以下とすることが望ましい。αが0.
9mm未満では上記の効果が不十分となり、1.3mm
を超えると平行ギャップでの放電電圧が上昇しすぎ、正
常な火花放電が困難となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の第1の実施の形態に
係るスパークプラグ100の縦半断面図である。周知の
ように、アルミナ等からなる絶縁碍子1は、その後端部
に沿面距離を稼ぐためのコルゲーション1Aを、先端部
に内燃機関の燃焼室に曝される脚長部1Bを備え、その
軸中心には中心貫通孔1Cを備えている。中心貫通孔1
Cには、中心電極2が保持され、中心電極2は絶縁碍子
1の先端面から突出するようにされている。該中心電極
2の材質としては、平行ギャップgαに面する位置に消
耗抑制のための貴金属チップを有する場合(図10〜図
13)にはインコネル(商標名)等の超合金が、貴金属
チップを持たない場合には、耐火花消耗性の確保のた
め、ニッケル含有率が85質量%以上のニッケル系金属
(残部:例えばクロム、マンガン、シリコン、アルミ及
び鉄等から選ばれる1種又は2種以上)、例えば95質
量%ニッケルが使用される。
【0012】中心電極2は中心貫通孔1Cの内部に設け
られたセラミック抵抗3を経由して上方の端子金具4に
電気的に接続されている。端子金具4には図示しない高
圧ケーブルが接続され高電圧が印加される。上記絶縁碍
子1は主体金具5に囲まれ保持部51及びかしめ部5C
によって支持されている。主体金具5は低炭素鋼材で形
成され、スパークプラグレンチと嵌合する6角形部5A
と、ねじの呼びが例えばM14Sのねじ部5Bとを備え
ている。主体金具5はそのかしめ部5Cにより絶縁碍子
1にかしめられ、主体金具5と絶縁碍子1が一体にされ
る。かしめによる密閉を完全なものとするため、主体金
具5と絶縁碍子1との間に板状のパッキング部材6とワ
イヤ状のシール部材7,8が介在され、シール部材7,
8の間にはタルク(滑石)9の粉末が充填されている。
また、ねじ部5Bの後端、即ち、主体金具5の座面52
にはガスケット10が嵌挿されている。なお、6角径部
5Aの対辺寸法は16mmであり、主体金具5の座面5
2から先端面5Dまでの長さは例えば19mmに設定さ
れている。この寸法設定は、JIS:B 8031に規
定されている14mm小形六角形の、A寸法が19mm
のスパークプラグの基準寸法である。
【0013】図2は図1のスパークプラグの先端側要部
を示す正面図、図3(a)は同じく側面図、(b)は平
面図である。図2に示すように、主体金具5の先端面5
Dには、少なくとも表層部をなす母材がニッケル合金か
らなる平行電極11が溶接により接合されている。図3
(a)に示すように、該平行電極11は、第一端E1が
主体金具5の先端面5Dに接合され、かつ、軸線OPが
直線状であって該軸線OPが中心電極5の先端面5Dと
略平行に配置される平行部11pを有している。そし
て、該平行部11pの側面11sにおいて中心電極5の
先端面5Dとの間に平行ギャップgαを形成している。
【0014】また、スパークプラグ100は、平行電極
11とは別に複数のセミ沿面接地電極12を備えてい
る。セミ沿面接地電極12は少なくとも表層部をなす母
材12b(図2参照)がニッケル合金からなり、それぞ
れ主体金具5の先端面5Dに一端が接合されている。そ
して、該先端面12Cにおいて中心電極2の側周面2A
との間にセミ沿面放電ギャップgβを形成している。な
お、本明細書において、部材Aと部材Bとが「対向す
る」とは、部材Aと部材Bとが直接向き合って配置され
る態様のほか、部材Aと部材Bとの間に別部材Cが挟ま
ることで、間接的に向き合っている場合も概念に含め
る。従って、この実施形態では、先端面12Cは中心電
極2の側周面2Aと絶縁碍子1の側周面1Eとの双方に
対向している。なお、図2においては、中心電極2の軸
線OC方向における先端面12Cの一部が絶縁碍子1の
側周面1Eと直接対向し、他の一部が中心電極2の側周
面2Aと直接対向する態様となっているが、図14に示
すように、先端面12Cの全体を絶縁碍子1の側周面1
Eと直接対向させる態様、さらには、図15に示すよう
に、先端面12Cの全体を中心電極2の側周面2Aと直
接対向させる態様も可能である。図15の場合、軸線O
C方向において平行ギャップgαの位置する側を前方側
として、先端面12Cの後端縁12Bと絶縁碍子1の先
端面1Dとの距離Eが、ギャップgβよりも小さくさ
れ、絶縁碍子1の先端面1Dが汚損したときに、該先端
面1Dを這って火花放電する間欠沿面放電型の構成とな
っている。
【0015】図3(b)に示すように、2個のセミ沿面
接地電極12はそれぞれ平行電極11から90゜ずれた
位置に配設され、セミ沿面接地電極12同士は略180
゜ずれた位置に配設されている。なお、各セミ沿面接地
電極12の先端面12Cと絶縁体1の側周面1Eとの間
でセミ沿面碍子ギャップgγが形成されている。
【0016】図3(a)に示すように、平行電極11の
平行部11pの軸線OP方向(平行部軸線方向)におい
て、該平行電極11の第二端E2の位置する側を前方側
としたとき、平行部11pの前端側には、平行部軸線方
向において中心電極2の先端面2Dの前端縁よりも突出
する遮蔽突出部11jが形成されている。この遮蔽突出
部11jは、絶縁碍子1先端面の平行部軸線OP方向に
おける前方側の縁1Jから、該平行部軸線OP方向に後
方側0.7mmに位置する限界位置CPよりも前方側に
突出している。なお、絶縁碍子1の先端面1Dの外周縁
にアールが形成される場合には、先端面1Dの外周縁位
置を、周側面1Eと先端面1Dとの各延長が交わる交線
位置と定める。
【0017】なお、本実施形態では、平行ギャップgα
の距離α(単位:mm)とセミ沿面放電ギャップgβの
距離βとがα<βの関係を満足し、かつ、セミ沿面碍子
ギャップgγの距離をγ(単位mm)として、α>γの
関係を満足している。そして、平行ギャップgαとセミ
沿面碍子ギャップgγとは、いずれも火花放電ギャップ
として機能する。
【0018】なお、図10に示すように、中心電極2の
先端の平行ギャップgαに面する位置に、耐消耗性を向
上させるための貴金属チップ31を設けることもでき
る。貴金属チップ31は、スパークプラグ用の金属チッ
プとして公知の種々の素材を特に限定なく使用でき、例
えばIr、Ptもしくはそれらのいずれかを主体とする
合金にて構成することができる。本実施形態では、中心
電極2の電極母材先端を絶縁碍子1の先端面1Dよりも
先端側で縮径し、そこに全周レーザ溶接Wにより貴金属
チップ31を接合している。本実施形態では、例えば中
心電極母材の径はφ2.2mmであり、その先端にφ
0.8mmのIr−5質量%Ptチップが接合されてい
る。また、平行電極11の平行ギャップgαに面する位
置にも貴金属チップ32(例えばPt合金からなるも
の:抵抗溶接により接合できる)を設けることができる
が、これは省略することも可能である。
【0019】上記スパークプラグ100の効果を確認す
るために、以下の実験を行なった。図1〜3のスパーク
プラグ100において、以下のように寸法調整したもの
を種々作製した。まず、図3において、平行ギャップg
αの距離αを0.9mmとし、また、セミ沿面接地電極
12を図3(b)のように2個設け、セミ沿面碍子ギャ
ップgγの距離γを0.5mm、セミ沿面放電ギャップ
gβの距離βを1.5mmに設定した。さらに、絶縁碍
子1の主体金具5の先端面5Dからの突出長H1を2.
5mm、中心電極2の絶縁碍子1の先端面1Dからの突
出長H2を1.5mmとした。そして、平行電極11の
遮蔽突出部11jは、限界位置CPからの前方側への突
出長aを−0.3〜0.7mmの範囲で種々の値に調整
した(負号は、遮蔽突出部11jの先端が限界位置CP
よりも後方側に引っ込んでいることを意味する)。
【0020】これらスパークプラグを用いて、以下の試
験を行なった。すなわち、各スパークプラグを1800
cc/直列4気筒の直噴式内燃機関を用いた自動車に取
り付けて、シフトレバーをDレンジに入れ、回転数30
00rpm(平地100km/hr走行条件に相当)に
て連続運転した(なお、スパークプラグへの高圧印加
は、中心電極2側を負とする極性にて行なった)。そし
て、スパークプラグの点火時期は上死点前(以下「BT
DC」という)15°に固定するとともに、1分間あた
りの失火発生頻度が略ゼロとなる噴射終了時期の幅(燃
焼安定領域)を測定した。直噴式内燃機関ではこの幅が
着火性の良否を定める尺度になる。以上の結果を図16
に示す。この結果からも明らかな通り、遮蔽突出部11
jの先端が限界位置CPと一致しているか(つまりa=
0)、又はこれよりも突出する(a>0)ことで、燃焼
安定領域の幅が広がり、明らかに着火性が向上している
ことがわかる。
【0021】次にセミ沿面碍子ギャップgγの距離γを
0.5mmに固定し、平行ギャップgαの距離αを0.
7〜1.5mmの種々の値に設定したスパークプラグの
試験品を作製すると共に、これらの試験品を用いて以下
の机上チャンバ試験を行なった。すなわち、プラグを試
験用チャンバに取り付けるとともにフルトランジスタ型
イグナイタに接続し、チャンバ内空気圧0.6MPa
(約6気圧)、最大電圧30kVにて周波数100Hz
の交流電圧を100時間印加すると共に、放電の様子を
高速度ビデオカメラを用いて撮影した。そして、その画
像上にて、平行ギャップgαとセミ沿面碍子ギャップg
γのそれぞれの飛火回数を目視により確認すると共に、
平行ギャップgαでの飛火回数をNα、セミ沿面碍子ギ
ャップgγでの飛火回数をNγとして、セミ沿面碍子ギ
ャップgγでの飛火率を、Nγ/(Nα+Nγ)×10
0(%)として求めた。図20は、このようにして測定
した飛火率をαの値に対してプロットした結果を示す。
【0022】この結果から明らかな通り、α<0.9の
範囲では平行ギャップgαの飛火が多く、セミ沿面碍子
ギャップgγでの飛火が不十分となることがわかる。こ
れは、gγでの飛火による絶縁碍子表面の清浄化効果が
不十分となることを意味する。またα≧1.3の範囲で
はセミ沿面碍子ギャップgγのみの飛火となる。これ
は、平行ギャップgαでの飛火が不足し、着火性が低下
することを意味する。したがって、平行ギャップgαの
距離αは0.9≦α<1.3とするのがよいことがわか
る。
【0023】なお、高圧印加は、中心電極を正とする極
性により行なうこともできる。このようにすると、絶縁
碍子1の先端部の貫通破壊をより生じにくくすることが
できる。
【0024】なお、図3に一点鎖線11’で示すよう
に、遮蔽突出部11jを、平行部軸線OP方向におい
て、絶縁体1の先端面1Dの前端縁よりも突出する形で
設けることもできる。このようにすることで、着火性を
さらに向上させることができる。
【0025】(実施の形態2)また、図5のスパークプ
ラグ150では、遮蔽突出部51jをさらに延長するこ
とにより、遮蔽突出部51jの先端をなす平行電極51
の第二端E2が、中心電極2を挟んで第一端E1と反対
側において、主体金具5の先端面5Dに接合された例を
示す(これ以外の構成は、図3のスパークプラグ100
と同様である:共通する要素には同一の符号を付与して
いる)。このように構成することにより、セミ沿面放電
ギャップgβにおける着火性を同様に向上させることが
できる。また、図11は、図10と同様の貴金属チップ
31及び32を設けた例である。
【0026】図5のスパークプラグ150の効果を確認
するために以下の実験を行なった。すなわち、図5にお
いて、遮蔽突出部51jの形態を図5に示す形態にした
以外は、図3と同様の寸法関係を採用したスパークプラ
グの試験品(A)を作製した。また、実施の形態1と同
様の材質及び寸法にて図11の形態で貴金属チップ31
及び32を設けたの試験品(B)も作製した。なお、比
較品(ベース)として、図3と同様の構成を有し、か
つ、a=−0.3mmとした試験品も用意した。これら
のスパークプラグを用いて実施の形態1と同じ条件で着
火性評価試験を行なった。以上の結果を図17に示す。
この結果からも明らかな通り、図5の構成を採用した試
験品(A)では、ベースと比較して燃焼安定領域の幅が
広がり、明らかに着火性が向上していることがわかる。
また、中心電極2の先端を縮径してここに貴金属チップ
31を設けた図11のタイプの試験品(B)は、燃焼安
定領域の幅がさらに広がり、着火性が一層向上している
ことがわかる。
【0027】なお、上記の試験品(A)では、平行ギャ
ップgαは火花放電ギャップとして機能しているが、ギ
ャップの距離αをさらに拡大して、火花放電しないギャ
ップとして形成することも可能である。
【0028】(実施の形態3)図6のスパークプラグ2
00は、図3のスパークプラグ100よりも平行電極1
1の突出長を幾分短くする代わり、中心電極2の中心軸
線OCに関して平行電極11の主体金具5への接合側端
部E1とは反対側に、一端が主体金具5の先端面5Dに
接合されるとともに、他端側が該先端面5Dから突出す
る遮蔽電極61を設けたものである(これ以外の構成
は、図3のスパークプラグ100と同様である:共通す
る要素には同一の符号を付与している)。このように構
成することにより、セミ沿面放電ギャップgβにおける
着火性を同様に向上させることができる。また、図12
は、図10と同様の貴金属チップ31及び32を設けた
例である。特に、遮蔽電極61の他端側が、中心電極2
の中心軸線OC方向において、絶縁体1の先端面1Dよ
りも突出する形で配置されている場合、上記効果はさら
に顕著となる。
【0029】図6のスパークプラグ200の効果を確認
するために以下の実験を行なった。すなわち、図6にお
いて、遮蔽電極61を設けた点、及びa=−0.3mm
とした点以外は、図3と同様の寸法関係を採用したスパ
ークプラグの試験品を作製した。なお、遮蔽電極61の
絶縁碍子1の先端面1Dからの突出長Hを0〜4mmの
種々の値に調整した。これらのスパークプラグを用いて
実施の形態1と同じ条件で着火性評価試験を行なった。
以上の結果を図18に示す。この結果からも明らかな通
り、遮蔽電極61を設けたスパークプラグは、図16や
図17のベースと比較して燃焼安定領域の幅が広がり、
明らかに着火性が向上していることがわかる。特に、遮
蔽電極61の絶縁碍子1の先端面1Dからの突出長が大
きくなるほど、着火性の向上が顕著である。
【0030】(実施の形態4)図7のスパークプラグ2
50は、セミ沿面接地電極12の1つが遮蔽電極に兼用
されている例を示すものである。すなわち、図6では、
火花放電発生の機能を担わない遮蔽電極61を設けてい
たが、図7では、その遮蔽電極61に代えて、火花放電
発生機能を有するとともに、遮蔽電極としての役割も果
たすセミ沿面接地電極12が配置されている。これによ
り、遮蔽電極も火花放電に寄与でき、ひいては着火性の
さらなる向上を図ることができる。
【0031】図7に示す例では、セミ沿面接地電極12
は、遮蔽電極12に兼用されるものを含めて合計3個設
けられている。このように構成すると、沿面放電の発生
位置ひいては火花放電経路が絶縁碍子1の先端面1D上
にて分散するので、汚損物質を焼失させる効果が高めら
れるとともに、沿面放電が局所的に集中しにくくなるの
で、火花により絶縁碍子1の表面が溝状に削られるチャ
ンネリングや、あるいは絶縁碍子1の貫通破壊が抑制さ
れる効果も新たに生ずる。なお、図13は、図10と同
様の貴金属チップ31及び32を設けた例である。特
に、遮蔽電極12の他端側が、中心電極2の中心軸線O
C方向において、絶縁体1の先端面1Dよりも突出する
形で配置されている場合、上記効果はさらに顕著とな
る。
【0032】この場合、図9に示すように、3個のセミ
沿面接地電極12の、中心電極2の中心軸線OC周りに
おける配置角度間隔を90゜より大きくすること(図で
は約120゜間隔)も可能であるが、図7に示すよう
に、平行電極11と3つのセミ沿面接地電極12とを、
略等間隔(つまり90゜間隔)にて配置することが、前
記した火花の垂れ下がりを抑制し、ひいては着火性を高
める観点においてより有利である。すなわち、図8
(b)に示すように、90゜間隔とした場合隣接するセ
ミ沿面接地電極12,12間の距離が、(a)に示す1
20゜間隔の場合よりも小さくなり、高圧印加時の極性
が同一となるセミ沿面接地電極12,12同士の電界反
発により、火花の垂れ下がりが電気的にブロックされや
すくなるためであると考えられる。
【0033】上記の効果を確認するために、以下の実験
を行なった。すなわち、図7において、セミ沿面接地電
極12の配設数を90゜間隔で3つとした点、及びa=
−0.3mmとした点以外は、図3と同様の寸法関係を
採用したスパークプラグの試験品を作製した。なお、比
較品(ベース)として、図3と同様の構成(セミ沿面接
地電極12の配設数が2)を有し、かつ、a=−0.3
mmとした試験品も用意した。これらのスパークプラグ
を用いて実施の形態1と同じ条件で着火性評価試験を行
なった。以上の結果を図19に示す。この結果からも明
らかな通り、セミ沿面接地電極12の配設数を3とした
スパークプラグはベースと比較して燃焼安定領域の幅が
広がり、明らかに着火性が向上していることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のスパークプラグの縦半
断面図。
【図2】図1のスパークプラグの先端側要部を示す正面
半断面図。
【図3】同じく側面図及び平面図。
【図4】直噴エンジンにおける混合気の流れと、そのセ
ミ沿面放電ギャップ放電に及ぼす影響を模式的に示す
図。
【図5】本発明の実施の形態2のスパークプラグの先端
側要部を示す側面図及び平面図。
【図6】本発明の実施の形態3のスパークプラグの先端
側要部を示す側面図及び平面図。
【図7】本発明の実施の形態4のスパークプラグの先端
側要部を示す側面図及び平面図。
【図8】図7のスパークプラグの作用を図9のスパーク
プラグと比較して示す説明図。
【図9】図7のスパークプラグの、セミ沿面接地電極の
配置角度間隔を変更した変形例を示す平面図。
【図10】図3のスパークプラグに貴金属チップを付加
した変形例を示す要部側面図。
【図11】図5のスパークプラグに貴金属チップを付加
した変形例を示す要部側面図。
【図12】図6のスパークプラグに貴金属チップを付加
した変形例を示す要部側面図。
【図13】図7のスパークプラグに貴金属チップを付加
した変形例を示す要部側面図。
【図14】図2のスパークプラグのセミ沿面接地電極先
端面の位置を変更した変形例の第一を示す要部正面半断
面図。
【図15】同じくの変形例の第二を示す要部正面半断面
図。
【図16】実施の形態1のスパークプラグの効果確認実
験の結果を示す図。
【図17】実施の形態2のスパークプラグの効果確認実
験の結果を示す図。
【図18】実施の形態3のスパークプラグの効果確認実
験の結果を示す図。
【図19】実施の形態4のスパークプラグの効果確認実
験の結果を示す図。
【図20】実施の形態1のスパークプラグの平行ギャッ
プの間隔を変えた場合の効果確認実験の結果を示す図。
【符号の説明】
1 絶縁碍子 1C 中心貫通孔 1D 先端面 1E 側周面 2 中心電極 2A 側周面 2D 先端面 OC 中心軸線 5 主体金具 5D 先端面 11,51 平行電極 11p,51p 平行部 11s,51s 側面 11j,51j 遮蔽突出部 12C セミ沿面接地電極先端面 61 遮蔽電極 102 先端部 100,150 スパークプラグ E1 第一端 E2 第二端 CP 限界位置 gα 平行ギャップ gβ セミ沿面放電ギャップ gγ セミ沿面碍子ギャップ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心貫通孔(1C)を有する絶縁碍子
    (1)と、 前記中心貫通孔(1C)に保持され前記絶縁碍子(1)
    の先端部(102)に配設された中心電極(2)と、 前記絶縁碍子(1)の先端部(102)を自身の先端面
    (5D)から突出するように保持する主体金具(5)
    と、 第一端(E1)が前記主体金具(5)の先端面(5D)
    に接合され、かつ、前記中心電極(2)の先端面(2
    D)と略平行に配置される直線状の平行部(11p,5
    1p)を有し、該平行部(11p,51p)の側面(1
    1s,51s)において前記中心電極(2)の先端面
    (2D)との間に平行ギャップ(gα)を形成する平行
    電極(11,51)と、 それぞれ前記主体金具(5)の先端面(5D)に一端が
    接合され、自身のセミ沿面接地電極先端面(12C)が
    前記中心電極(2)の側周面(2A)及び/又は前記絶
    縁碍子(1)の側周面(1E)に対向するように配設さ
    れるとともに、前記セミ沿面接地電極先端面(12C)
    において前記中心電極(2)の側周面(2A)との間に
    セミ沿面放電ギャップ(gβ)を形成する複数のセミ沿
    面接地電極(12)とを有し、 前記平行電極(11,51)の前記平行部(11p,5
    1p)の軸線(OP)方向(以下、平行部軸線方向とい
    う)において、該平行電極(11,51)の第二端(E
    2)の位置する側を前方側として、前記平行部(11
    p,51p)の前端側に、前記平行部軸線方向において
    前記中心電極(2)の先端面(2D)の前端縁よりも突
    出する遮蔽突出部(11j,51j)が形成されてな
    り、かつ、前記絶縁碍子(1)先端面の前記平行部軸線
    方向における前方側の縁から該平行部軸線方向において
    後方側0.7mmに位置する限界位置(CP)よりも、
    前記遮蔽突出部(11j,51j)が前方側に突出して
    いることを特徴とするスパークプラグ(100,15
    0)。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽突出部(51j)は、前記平行
    部軸線方向において、前記絶縁体(1)の先端面(1
    D)の前端縁よりも突出する形で設けられている請求項
    1記載のスパークプラグ(150)。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽突出部(51j)の先端をなす
    前記平行電極(51)の前記第二端(E2)が、前記中
    心電極(2)を挟んで前記第一端(E1)と反対側にお
    いて、前記主体金具(5)の先端面(5D)に接合され
    ている請求項2記載のスパークプラグ(150)。
  4. 【請求項4】 中心貫通孔(1C)を有する絶縁碍子
    (1)と、 前記中心貫通孔(1C)に保持され前記絶縁碍子(1)
    の先端部(102)に配設された中心電極(2)と、 前記絶縁碍子(1)の先端部(102)を自身の先端面
    (5D)から突出するように保持する主体金具(5)
    と、 第一端(E1)が前記主体金具(5)の先端面(5D)
    に接合され、かつ、前記中心電極(2)の先端面(2
    D)と略平行に配置される直線状の平行部(11p,5
    1p)を有し、該平行部(11p,51p)の側面(1
    1s,51s)において前記中心電極(2)の先端面
    (2D)との間に平行ギャップ(gα)を形成する平行
    電極(11,51)と、 それぞれ前記主体金具(5)の先端面(5D)に一端が
    接合され、自身のセミ沿面接地電極先端面(12C)が
    前記中心電極(2)の側周面(2A)及び/又は前記絶
    縁碍子(1)の側周面(1E)に対向するように配設さ
    れるとともに、前記セミ沿面接地電極先端面(12C)
    において前記中心電極(2)の側周面(2A)との間に
    セミ沿面放電ギャップ(gβ)を形成する複数のセミ沿
    面接地電極(12)とを有し、 前記中心電極(2)の中心軸線(OC)に関して前記平
    行電極(11)の前記主体金具(5)への接合側端部
    (E1)とは反対側に配置され、一端が前記主体金具
    (5)の前記先端面(5D)に接合されるとともに、他
    端側が該先端突出する遮蔽電極(61,12)と、 を有することを特徴とするスパークプラグ(200,2
    50)。
  5. 【請求項5】 前記遮蔽電極(61)の前記他端側が、
    前記中心電極(2)の中心軸線(OC)方向において、
    前記絶縁体(1)の先端面(1D)よりも突出する形で
    配置されている請求項4に記載のスパークプラグ(20
    0)。
  6. 【請求項6】 前記セミ沿面接地電極(12)の1つが
    前記遮蔽電極(61)に兼用されている請求項4又は5
    に記載のスパークプラグ(250)。
  7. 【請求項7】 前記セミ沿面接地電極(12)は、前記
    遮蔽電極(61)に兼用されるものを含めて合計3個設
    けられている請求項6記載のスパークプラグ(25
    0)。
  8. 【請求項8】 前記主体金具(5)の先端面(5D)に
    対し前記平行電極(11)と3つの前記セミ沿面接地電
    極(12)とが、前記中心電極(2)の中心軸線(O
    C)周りに略等間隔にて配置されている請求項7記載の
    スパークプラグ(250)。
  9. 【請求項9】 前記平行ギャップ(gα)は火花放電ギ
    ャップである請求項1ないし8のいずれか1項に記載の
    スパークプラグ(100,150,200,250)。
  10. 【請求項10】 前記セミ沿面接地電極(12)の先端
    面(12C)と、この先端面(12C)と対向する前記
    絶縁碍子(1)の側周面(1E)との間にセミ沿面碍子
    ギャップ(gγ)が形成されており、前記平行ギャップ
    (gα)の距離α(単位:mm)と前記セミ沿面放電ギ
    ャップ(gβ)の距離β(単位:mm)とが、α<βの
    関係を満足し、かつ、該平行ギャップ(gα)の距離α
    と前記セミ沿面碍子ギャップ(gγ)の距離γ(単位:
    mm)とが、α>γの関係を満足するとともに、前記平
    行ギャップ(gα)の大きさαが0.9mm以上1.3
    mm以下である請求項9記載のスパークプラグ(10
    0,150,200,250)。
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