JP6557632B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、スパークプラグに関する。
スパークプラグは、ガソリンエンジンの点火のために用いられる。具体的には、スパークプラグは、燃焼室内の混合気を点火するために、中心電極と接地電極との間に火花放電(以下、正規放電ともいう)を発生させる。
正規放電を発生させようとして、スパークプラグに電圧を印加すると、正規放電以外の放電が発生する場合がある。このような放電の具体例として、横飛火や奥飛火(以下、これら2つを総称して沿面放電ともいう)が挙げられる。沿面放電が発生すると、中心電極と主体金具とを隔てる絶縁体の表面を伝って電流が流れる。沿面放電は、正常な点火の妨げとなるので、発生しないことが好ましい。
一方で、近年、スパークプラグの小径化が要求されている。スパークプラグを小径化すると、主体金具先端内周面における絶縁体と主体金具とのギャップが狭くなるため、沿面放電が発生しやすくなる。
そこで、スパークプラグの小径化と、沿面放電の抑制とを両立するため、スパークプラグの寸法を数値限定した技術が知られている(特許文献1)。
特許第5167257号公報
本願発明は、上記先行技術を踏まえ、小径化されたスパークプラグにおける更なる沿面放電の抑制を解決課題とする。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、以下の形態として実現できる。
本発明の一形態は、先端側から後端側に延びる軸線に沿った軸孔を有する絶縁体と;自身の先端部が前記絶縁体の先端から突き出るように前記軸孔内に配置された中心電極と;前記絶縁体の外周に配置された主体金具と;一端部が前記主体金具の先端部に接続され、他端部が前記中心電極の前記先端部と間隙を介して対向する接地電極と;を備えるスパークプラグであって;前記絶縁体の先端向き面には、環状の凸部が設けられていることを特徴とするスパークプラグである。
この形態によれば、小径化されたスパークプラグにおいて、沿面放電を抑制できる。絶縁体の先端向き面に環状の凸部を設けることは、スパークプラグの径に影響しない。一方、沿面放電は、電流が絶縁体の表面に沿って流れる距離(以下、放電距離)が長い方が、発生し難くなる。絶縁体の先端向き面は、沿面放電において電流が流れる部位なので、環状の凸部によって放電距離が長くなれば、沿面放電が発生し難くなる。さらに、絶縁体の先端向き面は、中心電極と主体金具との間に発生する電気力線に対して、平行または平行に近い面である(以下、平行または平行に近いことを、単に「平行」という)。このように電気力線に平行な面は、電気力線に対して直交または直交に近い面よりも、沿面放電に対する耐性の影響度が強い。これは、電気力線と絶縁体の表面との角度が直交に近いほど、絶縁体の表面に電荷が帯電しやすいため、低い電圧で電子なだれが発生するからである。このため、絶縁体の先端向き面に環状の凸部を設けることは、沿面放電の抑制に効果的である。
上記形態において、前記中心電極は;外径が一定のストレート部と;前記ストレート部の先端側に接続され、先端に向かって外径が縮小するテーパ部と;を備え;前記ストレート部と前記テーパ部との境界である肩部は、前記絶縁体の先端向き面よりも後端側に位置してもよい。
この形態によれば、更に沿面放電を抑制できる。肩部は、ストレート部とテーパ部との境界であるため角張(かどば)っており、電気力線が密集しやすい。この形態の場合、肩部が先端向き面よりも後端側に位置するので、先端向き面の凹凸によって、肩部における電気力線の集中が緩和しやすくなる。このため、上記効果を得ることができる。なお、先端向き面の凹凸によって肩部における電気力線の集中が緩和しやすくなるのは、先端向き面の凹凸の角部(先端側外周縁および先端側内周縁)には電気力線が密集しやすくなり、その影響で、肩部から離れた位置から電気力線が出やすくなるからである。
上記形態において、前記スパークプラグは;前記中心電極の先端に接合された電極チップをさらに備え;前記電極チップは、自身と前記中心電極とが溶け合ってなる溶接部を介して前記中心電極に接合されており;前記溶接部の先端は、前記絶縁体の先端向き面よりも後端側に位置してもよい。この形態によれば、更に沿面放電を抑制できる。溶接部は、溶接によって形成されるため、表面に微小なでこぼこがあり、滑らかでない。このため、電気力線が密集しやすい。この形態の場合、溶接部が先端向き面よりも後端側に位置するので、先端向き面の凹凸によって、溶接部における電気力線の集中が緩和しやすくなる。このため、上記効果を得ることができる。
上記形態において、前記環状の凹部または環状の凸部の先端側外周縁および先端側内周縁は、曲面形状であってもよい。この形態によれば、更に沿面放電を抑制できる。先述したように、凹凸の先端側外周縁および先端側内周縁には、電気力線が密集しやすい。そして、凹凸の先端側外周縁および先端側内周縁に電気力線が密集し過ぎると、沿面放電が発生しやすくなる。この形態の場合、凹凸の先端側外周縁および先端側内周縁が曲面形状であるため、電気力線が密集し過ぎることが回避される。このため、上記効果を得ることができる。
上記形態において、前記環状の凹部または環状の凸部は、複数形成されてもよい。この形態によれば、更に沿面放電を抑制できる。この形態によれば、環状の凹部または環状の凸部が1つだけの場合に比べて、放電距離が長くなるからである。
上記形態において、前記絶縁体は、先端部内周面に径方向内側に突出する小径部を備えてもよい。この形態によれば、更に沿面放電を抑制できる。この形態によれば、放電距離が長くなるからである。
上記形態において、前記小径部の先端面に、前記環状の凹部および環状の凸部の少なくとも一方が設けられてもよい。この形態によれば、更に沿面放電を抑制できる。この形態によれば、更に放電距離が長くなるからである。
本発明は、上記以外の種々の形態で実現できる。例えば、スパークプラグの製造方法等の形態で実現できる。
スパークプラグの部分断面図。 スパークプラグの先端付近を示す部分断面図。 先端向き面付近の拡大図。 先端向き面付近を拡大した断面図。 沿面ギャップ付近に発生する電気力線を示す図。 先端向き面付近を拡大した断面図。 沿面ギャップ付近に発生する電気力線を示す図(実施形態2)。 沿面ギャップ付近に発生する電気力線を示す図(実施形態3)。 先端向き面付近の拡大図。 先端向き面付近を拡大した断面図。 先端向き面付近を拡大した断面図(変形例)。 先端向き面付近を拡大した断面図(変形例)。 先端向き面付近を拡大した断面図(変形例)。 先端向き面付近を拡大した断面図(変形例)。 先端向き面付近を拡大した断面図(変形例)。
実施形態1を説明する。図1は、スパークプラグ100の部分断面図である。図1においては、スパークプラグ100の長手方向の中心軸を一点鎖線の軸線OLで示す。軸線OLの右側は、外観正面図を示し、軸線OLの左側は、スパークプラグ100の中心軸を通る断面でスパークプラグ100を切断した断面図を示している。
以下、図1におけるスパークプラグ100の軸線OL方向の下側、すなわち、燃焼室内部に露出される側をスパークプラグ100の先端側と呼ぶ。また、図1におけるスパークプラグ100の軸線OL方向の上側、すなわち、プラグコードが装着される側を後端側と呼ぶ。このように、軸線OLは、先端側から後端側に延びる。
スパークプラグ100は、絶縁体10と、中心電極20と、接地電極30と、端子電極40と、主体金具50とを備える。
絶縁体10は、セラミック材料(例えば酸化アルミニウム)を焼成して、筒状に形成される。絶縁体10の中心には、中心電極20および端子電極40を収容する軸孔12が形成されている。軸孔12は、軸線OL方向に沿って延びる。
絶縁体10の軸線OL方向の中央付近には、絶縁体10のうちで外径が最も大きい中央胴部19が形成されている。絶縁体10の中央胴部19よりも後端側には、端子電極40と主体金具50との間を絶縁する後端側胴部18が形成されている。絶縁体10の中央胴部19よりも先端側には、後端側胴部18よりも外径が小さい先端側胴部17が形成されている。
先端側胴部17の更に先端側には、先端側胴部17よりも小さい外径を有し、先端側へ向かうほど外径が小さくなる脚長部13が形成されている。先端側胴部17と脚長部13との間には、先端側に向けて外径が縮径し、先端側胴部17と脚長部13とを連結する縮径部15が形成されている。
軸孔12には、中心電極20が挿入される。中心電極20は、棒状の部材である。中心電極20は、先端側が軸孔12から突出した状態で軸孔12内において絶縁体10によって保持されている。軸孔12内には、セラミック抵抗3及びシール体4が配置されている。中心電極20は、セラミック抵抗3及びシール体4を介して端子電極40に電気的に接続される。
接地電極30は、ニッケル合金からなり、接地電極30の固定端31は、主体金具50の先端部に溶接されている。接地電極30は、中心電極20に向かって屈曲している。接地電極30の自由端32と、中心電極20の先端向き面との間には、火花ギャップG1が形成されている。本実施形態における火花ギャップG1は、1.1mmである。
端子電極40は、軸孔12の後端側に設けられる。端子電極40の後端側の一部は、絶縁体10の後端側から露出している。端子電極40には高圧ケーブル(図示省略)がプラグキャップ(図示省略)を介して接続され、高電圧が印加される。
主体金具50は、絶縁体10の後端側胴部18の一部から脚長部13に亘る部位の外周に配置される円筒状の部材である。主体金具50の材料は、めっき処理が施された低炭素鋼材である。めっき処理は、具体的にはニッケルめっきや亜鉛めっき等であり、主体金具50の全体に施される。
主体金具50は、工具係合部51と、取付ねじ部52と、加締部53と、シール部54とを備える。後端から先端に向かって、加締部53、工具係合部51、シール部54、取付ねじ部52の順に形成されている。工具係合部51は、スパークプラグ100を、内燃機関のシリンダヘッド150に取り付ける工具に係合させるための部位である。取付ねじ部52は、シリンダヘッド150の取付ねじ孔151に螺合するねじ山を有する。
主体金具50の内周面には、径方向内側に突出する突出部60が形成される。突出部60は軸線OL方向において、パッキン8を介して縮径部15と対向する。
突出部60と縮径部15との間に配置されたパッキン8は、突出部60と縮径部15とに接触して、絶縁体10と主体金具50との間をシールする。パッキン8の材料は、冷間圧延鋼板である。
加締部53は、主体金具50の後端側の端部に設けられた薄肉の部位であり、主体金具50が絶縁体10を保持するために設けられる。具体的には、スパークプラグ100の製造時に、加締部53を内側に折り曲げて、加締部53を先端側に押圧することによって、絶縁体10の先端が主体金具50の先端側から突出した状態で、絶縁体10が主体金具50に一体的に保持される。
シール部54は、取付ねじ部52の後端側に形成されたフランジである。シール部54とシリンダヘッド150との間には、ガスケット5が配置される。ガスケット5は、板状の部材を折り曲げて形成される。
図2は、スパークプラグ100の先端付近を示す部分断面図である。中心電極20は、中心電極母材21と、電極チップ22と、溶接部23と、芯材25と、を備える。
中心電極母材21は、有底筒状に形成された部材である。芯材25は、中心電極母材21の内部に埋設された中実の部材である。中心電極母材21の材料は、ニッケル合金である。芯材25の材料は、銅を主成分とする合金である。このため、芯材25は、中心電極母材21よりも熱伝導性に優れる。
中心電極母材21の先端には、電極チップ22が接合されている。電極チップ22の材料は、貴金属合金である。本実施形態においては、貴金属合金としてのイリジウム合金が採用されている。本実施形態における電極チップ22の外径は、0.6mmである。
中心電極母材21は、ストレート部26と、テーパ部27とを備える。ストレート部26は、外径が一定の部位である。テーパ部27は、ストレート部26の先端側に接続され、先端に向かって外径が縮小する部位である。ストレート部26とテーパ部27との境界を肩部29と呼ぶ。
溶接部23は、電極チップ22と中心電極20とが溶け合ってなる。溶接部23の形成は、本実施形態ではレーザ溶接によって実行される。
スパークプラグ100は、火花ギャップG1間における放電(正規放電)を発生させることによって、内燃機関の燃焼室内における混合気の点火を実現する。上記の放電は、端子電極40に高電圧を印加することで発生する電位差によって引き起こされる。この電位差は、中心電極20と接地電極30との間の電位差である。なお、接地電極30の電位は、主体金具50の電位と略同じである。
一方で、上記の高電圧を印加は、正規放電以外の放電として、沿面放電を引き起こす場合がある。沿面放電とは、電流が、中心電極20と絶縁体10との沿面ギャップG2を飛び越え、絶縁体10の表面を伝って、主体金具50又は接地電極30に到達する放電である。
沿面放電の経路となる絶縁体10の表面には、絶縁体10の先端向き面300が含まれる。先端向き面300は、絶縁体10において最も先端側に位置する面であり、軸線OLに対してほぼ直交する面である。
図3は、先端向き面300付近の拡大図である。先端向き面300には、凹部および凸部の少なくとも一方が設けられている。具体的には、先端向き面300には、複数の凹部が設けられている。さらに具体的には、先端向き面300には、それぞれ環状に形成された第1の凹部311と、第2の凹部312と、第3の凹部313と(以下、これらを総称して「凹部群」ともいう。)が設けられている。凹部群は、先端向き面300から後端側に窪んだ溝状の部位である。第1の凹部311は、凹部群のなかで最も径方向外側に位置する。第3の凹部313は、凹部群のなかで最も径方向内側に位置する。第2の凹部312は、径方向について、第1の凹部311と第3の凹部313との間に位置する。
凹部群の形成には、切削を用いる。この切削は、絶縁体10の焼成後に実施する。なお、他の形態として、型成形などで凹部群を形成してもよい。
先端向き面300は、第1の面301と、第2の面302と、第3の面303と、第4の面304と、を含む。第1の面301は、先端向き面300のうち、第1の凹部311よりも径方向外側の部位である。第2の面302は、先端向き面300のうち、第1の凹部311よりも径方向内側かつ第2の凹部312よりも径方向内側の部位である。第3の面303は、先端向き面300のうち、第2の凹部312よりも径方向内側かつ第3の凹部313よりも径方向内側の部位である。第4の面304は、先端向き面300のうち、第3の凹部313よりも径方向内側の部位である。このように、先端向き面300は、不連続な面の集合によって構成される。なお、先端向き面300の軸線OL方向の位置は、肩部29よりも後端側である。
なお、第1の面301、第2の面302、第3の面303及び第4の面304は、凸部の頂面であるとも解釈できる。つまり、凹部群の後端を基準にすれば、第1の面301等が出っ張っていることになる。このように、本明細書における「凹部および凸部の少なくとも一方が設けられている」とは、基準となる面に対して、凹部と凸部との少なくとも何れかが設けられていることを意味する。
沿面放電が発生する場合、沿面ギャップG2を飛び越える電流は、主に、中心電極20の所定部位から、第4の面304の径方向内側の角部(先端側内周縁)に向けて流れる。以下、上記の所定部位のことを、放電部位ともいう。本実施形態における放電部位は、2箇所ある。1箇所目は、第4の面304の径方向内側の端部に最も近い部位であり、具体的にはストレート部26の外表面の一部である。2箇所目は、肩部29である。肩部29が放電部位になるのは、電気力線が密集するからである。電気力線については、本実施形態では詳しく説明しないが、実施形態2以降で図5等と共に説明する。
第4の面304に伝わった電流は、次の2つの経路のうち少なくとも一方によって、第3の面303に到達する。1つ目の経路は、第3の凹部313に沿う経路である。2つ目の経路は、第3の凹部313によって形成されたギャップを飛び越える経路である。つまり、2つ目の経路は、第4の面304の径方向外側の端部から、第3の面303の径方向外側の端部の間に位置する気体(混合気)の絶縁破壊によって形成される経路である。
第4の面304と第3の面303との間の電気抵抗は、従来の場合よりも大きくなるように、第3の凹部313の形状が決定されている。ここでいう従来の場合とは、第3の凹部313が設けられておらず、第4の面304から第3の面303にかけて連続で平らな面が形成されている場合のことである。
第4の面304と第3の面303との間の電気抵抗は、上記2つの経路の電気抵抗が並列接続された場合の合成抵抗に相当する。上記2つの経路それぞれの電気抵抗は、必然的に、従来の場合の電気抵抗よりも大きくなる。
上記1つ目の経路の場合に従来よりも電気抵抗が大きくなるのは、第4の面304の径方向外側の端部から、第3の面303の径方向外側の端部までの沿面距離が、従来の場合よりも長いからである。沿面距離とは、絶縁体10の表面に沿うことを条件にした2点間の最短距離のことである。
上記2つ目の経路の場合に電気抵抗が大きくなるのは、気体中を流れる場合の方が、絶縁体10の表面に沿って流れる場合よりも、電気抵抗が大きいからである。
但し、上記2つの経路それぞれの電気抵抗が従来の場合よりも大きいとしても、並列接続による合成抵抗が従来の場合よりも大きいとは限らない。そこで、以下、合成抵抗が従来の場合よりも大きくなるための条件を検討する。
上記の合成抵抗をRc、1つ目の経路の抵抗をR1、2つ目の経路の抵抗をR2と表記すると、下記の式(1)が成り立つ。
Rc=R1R2/(R1+R2)・・・(1)
一方、従来の場合における第4の面304と第3の面303との間の電気抵抗をRj、係数をT(>1)と表記すると、下記の式(2)が成り立つ。
R1=TRj・・・(2)
本実施形態では、式(1),式(2)を考慮し、Rj<Rcとなるように、第3の凹部313の寸法が決定されている。さらに詳しく説明すると、Rj<Rcは、式(2)によって、下記の式(3)のように変形できる。
R1/T < Rc・・・(3)
式(3)に式(1)を代入すると、下記の式(4)になる。
R1/T < R1R2/(R1+R2)・・・(4)
式(4)を変形すると、下記の式(5)になる。
R1/R2 < T−1・・・(5)
式(5)が満たされれば、Rj<Rcが満たされる。よって、できるだけR2をR1よりも大きくすること、及びTをできるだけ大きくすることによって、Rj<Rcが満たされやすくなることが分かる。
R2をR1よりも大きくするためには、第3の凹部313の径方向の幅(ギャップ)を大きくすることが有効である。Tを大きくするためには、第3の凹部313の深さを深くすることが有効である。深さとは、先端向き面300から第3の凹部313の後端までの軸線OL方向の距離である。但し、第3の凹部313の深さを深くすると、R1が大きくなるので、R2をR1よりも大きくすることについては不利になる。
本実施形態では、Rj<Rcを満たすことを必要条件とし、且つ、Rcができるだけ大きくなるように、実験またはシミュレーションによって第3の凹部313の形状を決定した。
第3の面303から第2の面302への経路、及び第2の面302から第1の面301への経路についても、上記と同様であるので、従来に比べて電流が流れにくい。この結果、沿面放電が従来に比べて抑制される。
上記の効果は、これまでの説明から明らかなように、凹部群によってもたらされる。一方で、凹部群を設けることは、スパークプラグ100の径に影響しない。よって、本実施形態によれば、小径化されたスパークプラグ100においても、沿面放電を抑制することができる。
実施形態2を説明する。実施形態2の説明は、実施形態1と異なる点を主な対象にする。特に説明されていない内容は、実施形態1と同じである。
図4は、先端向き面300付近を拡大した断面図である。実施形態2では、実施形態1の絶縁体10の代わりに、絶縁体10aが用いられる。絶縁体10aは、絶縁体10とは異なり、先端向き面300の軸線OL方向の位置が、肩部29よりも先端側である。このため、実施形態2における放電部位は、肩部29の1箇所である。
図5は、沿面ギャップG2付近に発生する電気力線を示す。図5は、実施形態2における様子と、比較例における様子とを合わせて示す。この比較例における絶縁体は、凹部群を備えない。但し、比較例における絶縁体は、図示されていない。
電気力線は、その性質上、他の電力線と交点を有しない。図5では、複数の電気力線が肩部29において交点を有しているように示されているが、実際には交点は存在しない。
図5の電気力線によって示される電気力は、主体金具50及び接地電極30、並びに、中心電極20の間に発生した電位差によって生じる。実施形態2における様子を示す電気力線は、電気力線E10,E20,E30,E40,E50,E60,E70である。電気力線E20A,E30Aは、比較例において発生する電気力線の様子を示しており、実施形態2における電気力線E20,E30の代わりに発生する電気力線である。一方、比較例において電気力線E10,E40,E50,E60,E70の代わりに発生する電気力線は実施形態2と殆ど同じである。以下では、電気力線E10,E40,E50,E60,E70は、実施形態2と比較例とで共通であるものとする。
電気力線E10がストレート部26から出ており、電気力線E70がテーパ部27から出ていることは、実施形態2及び比較例で共通している。さらに、電気力線E40,E50,E60が肩部29から出ていることも、実施形態2及び比較例で共通している。さらに、実施形態2における電気力線E30と、比較例における電気力線E30Aとが肩部29から出ていることも、共通している。
一方、実施形態2における電気力線E20がストレート部26から出ているのに対して、比較例における電気力線E20Aが肩部29から出ていることは、相違している。この相違は、主に、第3の凹部313の有無によってもたらされる。
もともと肩部29のように、導体において角張った部位には、電気力線が密集しやすい。一方で、電気力線は、絶縁体にも影響を受ける。具体的には、第3の凹部313の4つの角部313A,313B,313C,313Dのように、絶縁体において角張った部位に電気力線が通りやすくなる。角部313A,313Dは、先端側内周縁であり、言い換えると、先端側かつ径方向内側に位置する角部である。角部313B,313Cは、先端側外周縁であり、言い換えると、先端側かつ径方向外側に位置する角部である。角部313A,313Bは、後端側に位置する角部である。角部313C,313Dは、先端側に位置する角部である。
電気力線E30Aは、比較例においては角部313A,313B,313C,313Dが存在しないので、絶縁体の形状による影響をあまり受けていない。この結果、電気力線E30Aは、実施形態2の場合に存在する角部313Aと角部313Dとの間を通る。一方、実施形態2における電気力線E30は、角部313Dの影響を受けて、角部313Dを通る。
同様に、電気力線E20Aは、比較例においては角部313A,313B,313C,313Dが存在しないので、絶縁体の形状による影響をあまり受けていない。この結果、電気力線E20Aは、肩部29から出て、実施形態2の場合に存在する角部313Aと角部313Dとの間を通る。
一方、電気力線E20は、角部313Aの影響を受けて、角部313Aを通る。この影響によって、電気力線E20は肩部29よりも後端側(つまりストレート部26)から出ている。この結果、肩部29における電気力線の密集度合いは、実施形態2の場合、比較例に比べて緩和される。
図4と共に説明したように、肩部29は放電部位になる。これは、肩部29が先端向き面300(第4の面304)に最も近いというだけでなく、上記で説明したように電気力線が密集していることも大きな要因である。このため、肩部29における電気力線の密集を緩和することは、沿面放電の発生の抑制に寄与する。
なお、実施形態2においても、実施形態1と同じく、凹部群によって電気抵抗が大きくなるという効果を得ることができる。つまり、凹部群によって、電気力線の緩和と、電気抵抗の増大との両方の効果がもたらされる。
実施形態3を説明する。実施形態3の説明は、実施形態2と異なる点を主な対象にする。特に説明されていない内容は、実施形態2と同じである。
図6は、先端向き面300付近を拡大した断面図である。実施形態3では、実施形態2の絶縁体10aの代わりに、絶縁体10bが用いられる。絶縁体10bは、第1の凹部311の代わりに第1のR付凹部331を有し、第2の凹部312の代わりに第2のR付凹部332を有し、第3の凹部313の代わりに第3のR付凹部333を有する。
第3のR付凹部333は、角部333A,333B,333C,333Dを有する。角部333C,333Dは、それぞれ、断面形状が曲面形状(R形状)になっている。第1のR付凹部331及び第2のR付凹部332も同様に、先端側の2つの角部の断面形状が曲面形状になっている。なお、角部333A〜Dは、上記の通り、曲面形状であるため角張っていないが、本明細書では、このような形状も角部と呼称する。
図7は、実施形態2における電気力線を示す。ここで実施形態2の説明をするのは、実施形態3との比較のためである。図7に示された電気力線E20,E30は、図5に示された電気力線E20,E30と同じ電気力線を示している。図7では、電気力線E20よりも後端側と、電気力線E30よりも先端側との電気力線の図示は省略する。
電気力線は、仮想線であり、一定の範囲に電気力線を何本描くかは任意である。図7では、図5の場合よりも密に電気力線が示されている。具体的には、図7では、図5には示されていない電気力線E21,E22,23,24が、電気力線E20と電気力線E30との間に示されている。
図7に示すように、電気力線E21,E22は、電気力線E20と同様、角部313A付近を通る。この結果、角部313Aにおいて、電気力線が密集する。電気力線E23,E24は、電気力線E30と同様、角部313D付近を通る。この結果、角部313Dにおいて、電気力線が密集する。
図8は、実施形態3の場合における電気力線を示す。電気力線E20,E21,E22,E30は、実施形態2の場合と殆ど同じである。これに対し、電気力線E23,E24は、実施形態2の場合と異なる。具体的には、電気力線E23,E24は、角部333D付近を通らず、角部333Aと角部333Dとの間を通る。この結果、角部333D付近における電気力線の密集が緩和される。電気力線E23,E24が角部333D付近を通らないのは、角部333Dが曲面形状だからである。
沿面放電の経路となる部位において電気力線の密集が生じると、沿面放電が発生しやすくなる。このため、上記のように角部333D付近における電気力線の密集が緩和されれば、沿面放電が発生しにくくなる。特に、角部333Dは、実施形態1で説明した第1及び第2の経路の両方に関わる部位であるので、角部333Dにおける電気力線の密集を緩和することは、沿面放電の抑制に効果的である。
実施形態4を説明する。実施形態4の説明は、実施形態3と異なる点を主な対象にする。特に説明されていない内容は、実施形態3と同じである。
図9は、先端向き面300付近の拡大図である。実施形態4では、絶縁体10bの代わりに、絶縁体10cが用いられる。絶縁体10cは、小径部340を備える。
小径部340は、先端向き面300付近において、径方向内側に突き出す部位である。小径部340の先端を構成する面は、先端向き面300の一部である。このため、小径部340が設けられていることによって、先端向き面300が径方向内側に拡張される。
小径部340は、第4のR付凹部334と、第5の面305と、を備える。第4のR付凹部334は、第4の面304の径方向内側に設けられる。第5の面305は、第4のR付凹部334の径方向内側に設けられる。第5の面305は、先端向き面300の一部である。
実施形態4における放電部位は、電気力線が密集する肩部29と、中心電極20のうち小径部340に最も近い部位とである。小径部340に到達した電流は、小径部340の軸線OL方向に平行な面を伝って、第5の面305に到達する。その後、第4のR付凹部334を通過して、第4の面304に到達する。このように、小径部340が設けられていることによって放電距離が長くなり、沿面放電が抑制される。
実施形態5を説明する。実施形態5の説明は、実施形態4と異なる点を主な対象にする。特に説明されていない内容は、実施形態4と同じである。
図10は、先端向き面300付近を拡大した断面図である。実施形態5では、絶縁体10cの代わりに絶縁体10dが用いられ、中心電極20の代わりに中心電極200が用いられる。
絶縁体10dの小径部350は、第5のR付凹部335と、第6の面306と、第6のR付凹部336と、第7の面307と、を備える。第5のR付凹部335は、第5の面305の径方向内側に設けられる。第6の面306は、第5のR付凹部335の径方向内側に設けられる。第6のR付凹部336は、第6の面306の径方向内側に設けられる。第7の面307は、第6のR付凹部336の径方向内側に設けられる。
中心電極200は、中心電極母材210と、電極チップ220と、溶接部230と、芯材250と、を備える。中心電極母材210は、ストレート部260と、テーパ部270と、肩部290とを備える。
溶接部230の先端は、先端向き面300よりも後端側に配置される。この配置を実現するため、中心電極母材210、電極チップ220及び芯材250の寸法が、実施形態4の中心電極20(つまり実施形態1の中心電極20)から変更されている。具体的には、電極チップ220は、電極チップ22に比べて長い。そして、中心電極母材210は中心電極母材21に比べて短く、芯材250は芯材25に比べて短い。
溶接部230は、レーザ溶接によって形成されるので、表面に微小なでこぼこが形成される。このようなでこぼこには、電気力線が密集しやく、放電部位になり得る。本実施形態では、溶接部230が、先端向き面300よりも後端側に位置するため、主に第6のR付凹部336の影響によって、溶接部230のでこぼこへの電気力線の密集が緩和される。この結果、沿面放電が抑制される。
本発明は、本明細書の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、先述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、先述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせができる。その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除できる。例えば、以下のものが例示される。
図11は、絶縁体10eの先端向き面300付近を拡大した断面図である。絶縁体10eは、第1のR付凹部361と、第2のR付凹部362と、第3のR付凹部363と、を備える。第3のR付凹部363は、角部363A,363B,363C,363Dを有する。角部363A,363B,363C,363Dは、それぞれ、断面形状が曲面形状になっている。第1のR付凹部361及び第2のR付凹部362も同様に、4つの角部の断面形状が曲面形状になっている。
図12は、絶縁体10fの先端向き面300付近を拡大した断面図である。絶縁体10fは、第1のR付凹部371と、第2のR付凹部372と、第3のR付凹部373と、を備える。これら凹部群の断面形状は、先端側のギャップに比べて、後端の幅が狭くなっている。これら凹部群の断面形状において、径方向内側と径方向外側との側面が略対称の形状である。凹部群のそれぞれの角部にはRが設けられている。
図13は、絶縁体10gの先端向き面300付近を拡大した断面図である。絶縁体10gは、第1のR付凹部381と、第2のR付凹部382と、第3のR付凹部383と、を備える。これら凹部群の断面形状は、先端側のギャップに比べて、後端の幅が狭くなっている。そして、これら凹部群の断面形状において、径方向内側と径方向外側との側面が非対称の形状である。具体的には、径方向外側の側面は、軸線OLに略平行である。一方、径方向内側の側面は、軸線OLに対して傾斜している。凹部群のそれぞれの角部にはRが設けられている。
図14は、絶縁体10hの先端向き面300付近を拡大した断面図である。絶縁体10hは、第1のR付凹部391と、第2のR付凹部392と、第3のR付凹部393と、を備える。第1のR付凹部391の径方向外側に位置する平面が、先端向き面300である。第2のR付凹部392の後端は、第1のR付凹部391の後端よりも後端側に位置する。第3のR付凹部393の後端は、第2のR付凹部392の後端よりも後端側に位置する。
図15は、絶縁体10iの先端向き面400付近を拡大した断面図である。先端向き面400には、凹凸が設けられている。具体的には、絶縁体10iは、先端向き面400から突き出る凸部500を備える。凸部500の先端側の角部は、曲面形状である。凸部500によって、放電距離が長くなる。そして、凸部500の先端側の角部によって、肩部29における電気力線の密集が緩和される。
他の形態を説明する。
凹部または凸部の数は、1つ以上であれば、いくつでもよい。
小径部には、凹部および凸部の何れも設けられていなくてもよい。
中心電極にはテーパ部が設けられていなくてもよい。つまり、溶接部がストレート部に接合されていてもよい。
3…セラミック抵抗
4…シール体
5…ガスケット
8…パッキン
10、10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i…絶縁体
100…スパークプラグ
12…軸孔
13…脚長部
15…縮径部
17…先端側胴部
18…後端側胴部
19…中央胴部
20、200…中心電極
21、210…中心電極母材
22、220…電極チップ
23、230…溶接部
25、250…芯材
26、260…ストレート部
27、270…テーパ部
29、290…肩部
30…接地電極
31…固定端
32…自由端
40…端子電極
50…主体金具
51…工具係合部
52…取付ねじ部
53…加締部
54…シール部
60…突出部
150…シリンダヘッド
151…取付ねじ孔
300、400…先端向き面
301…第1の面
302…第2の面
303…第3の面
304…第4の面
305…第5の面
306…第6の面
307…第7の面
311…第1の凹部
312…第2の凹部
313…第3の凹部
313A、313B、313C、313D、333A、333B、333C、333D、363A、363B、363C、363D…角部
331、361、371、381、391…第1のR付凹部
332、362、372、382、392…第2のR付凹部
333、363、373、383、393…第3のR付凹部
334…第4のR付凹部
335…第5のR付凹部
336…第6のR付凹部
340、350…小径部
500…凸部
G1…火花ギャップ
G2…沿面ギャップ
OL…軸線

Claims (7)

  1. 先端側から後端側に延びる軸線に沿った軸孔を有する絶縁体と、
    自身の先端部が前記絶縁体の先端から突き出るように前記軸孔内に配置された中心電極と、
    前記絶縁体の外周に配置された主体金具と、
    一端部が前記主体金具の先端部に接続され、他端部が前記中心電極の前記先端部と間隙を介して対向する接地電極と、
    を備えるスパークプラグであって、
    前記絶縁体の先端向き面には、環状の凸部が設けられている
    ことを特徴とするスパークプラグ。
  2. 前記中心電極は、
    外径が一定のストレート部と、
    前記ストレート部の先端側に接続され、先端に向かって外径が縮小するテーパ部と、
    を備え、
    前記ストレート部と前記テーパ部との境界である肩部は、前記絶縁体の先端向き面よりも後端側に位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 前記スパークプラグは、
    前記中心電極の先端に接合された電極チップをさらに備え、
    前記電極チップは、自身と前記中心電極とが溶け合ってなる溶接部を介して前記中心電極に接合されており、
    前記溶接部の先端は、前記絶縁体の先端向き面よりも後端側に位置する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスパークプラグ。
  4. 記環状の凸部の先端側外周縁および先端側内周縁は、曲面形状である
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか一項に記載のスパークプラグ。
  5. 記環状の凸部は、複数形成される
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までの何れか一項に記載のスパークプラグ。
  6. 前記絶縁体は、先端部内周面に径方向内側に突出する小径部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までの何れか一項に記載のスパークプラグ。
  7. 前記小径部の先端向き面に、前記環状の凸部および環状の凹部の少なくとも一方が設けられている
    ことを特徴とする請求項6に記載のスパークプラグ。
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