JP2012023899A - 電力用半導体素子のゲート駆動回路 - Google Patents

電力用半導体素子のゲート駆動回路 Download PDF

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Abstract

【目的】過電流や短絡電流が流れたとき素子を素早く確実にソフト遮断し素子破壊を防止しノイズの発生を抑制できる電力用半導体素子のゲート駆動回路を提供すること。
【解決手段】ゲート駆動回路100にIGBT1のゲート1dに蓄積された電荷を速やかに引く抜くnチャネルMOSFETでありオン抵抗が小さいMSINK8と緩やかに引き抜くnチャネルMOSFETでありオン抵抗が大きいMSOFT7を設ける。そして、これらのMOSFETがオンするタイミングをずらすことで、過電流や短絡電流が流れたときIGBT1を素早く確実にソフト遮断することができる。その結果、素子破壊の防止とノイズ発生の抑制を図ることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電力用半導体素子を駆動するゲート駆動回路に関する。特に、過電流保護回路および短絡保護回路が搭載されたゲート駆動回路に関する。
インバータやチョッパなど電力変換装置に使用される半導体装置に、インテリジェントパワーモジュール(以下、IPMという。)がある。このIPMは複数個のIGBTチップなどの半導体チップと、その駆動回路および保護回路などが、同一パッケージに収納されている。
図9は、従来のIGBTのゲート駆動回路700を示す回路図である。このゲート駆動回路700は点線で囲まれた箇所である。IGBT1のコレクタ1aは図示しない主電源に接続され、同エミッタ1bはGND、同センスエミッタ1cはセンス抵抗12を介してGNDに接続されている。Iはエミッタ1bに流れる主電流である。VOSはセンス抵抗12に主電流Iに比例してIより小さいセンス電流Iがセンス抵抗12を介してGNDへ流れた時に発生する電圧である。IGBT1のコレクタ電流IはIとIに分かれる。VGはIGBT1のゲート電圧である。
過電流検出回路4は、過電流保護しきい値VOCと前記VOSとを比較する比較器であり、前記VOSが過電流保護しきい値VOCより大きくなった場合に出力する。
ディレイ回路5は、ノイズなどで一時的に過電流検出回路4が動作することを回避する目的で設けてある。過電流検出回路4の出力でディレイ回路5が動作し、所定の時間遅れてディレイ回路5から出力信号が出る。ディレイ回路5からの出力信号は、IGBT1が完全にオフするまでの期間出力されるように設定されている。このディレイ回路5の出力信号はプリドライブ回路11に入力される。
pチャネルMOSFETであるMSOURCE9のゲート9cはプリドライブ回路11に、ソース9bはゲート駆動回路の制御電源14(Vcc)に、ドレイン9aはIGBT1のゲート1dに接続されている。MSOURCE9はプリドライブ回路11からIGBT1のオン信号が出た場合にオンし、IGBT1をオンさせる。
nチャネルMOSFETであるMHOLD10のゲート10cはプリドライブ回路11に、ソース10bはGNDに、ドレイン10aはIGBT1のゲート1dに接続されている。MHOLD10は、プリドライブ回路11からIGBT1をオフさせるためのオフ信号が出た場合にオンし、IGBT1をオフさせる。このときMSOURCE9はオフとなる。
IGBT1のオフ信号は、過電流などの異常状態を示す信号がない場合の通常のオフ動作の際に出力される。あるいは、次に説明するように、過電流検出回路4に過電流などの異常状態が検知され、ディレイ回路5から出力信号が出た場合にも、プリドライブ回路11から、IGBT1のオフ信号が出力される。
図10は、図9のゲート駆動回路700の動作波形図である。過電流検出回路4の出力信号がディレイ回路5を経由してプリドライブ回路11に入力され、過電流を検出したときはMSOURCE9をオフし、MHOLD10をオンする。IGBT1のゲート1dに蓄積した電荷はオン抵抗の小さなMHOLD10を通して急激に引き抜かれる。このためゲート電圧VGが急激に減少し、コレクタ電流Iも急激に減少してIGBT1はハード遮断する。IGBT1がハード遮断するとノイズが発生し好ましくない。つぎに、IGBT1をソフト遮断する方策について説明する。
図11は、従来のソフト遮断のためのゲート駆動回路800を示す回路図である。図9のとの違いは、nチャネルMOSFETであるMSOFT7をIGBT1のゲート1dとGNDの間に接続している点である。このとき、MSOFT7のオン抵抗は、MHOLD10のnチャネルMOSFETのオン抵抗より大きいものを選択しておく。そして、ディレイ回路5の出力信号を追加して設けたMSOFT7に入力する。
図12は、図11のゲート駆動回路800の動作波形図である。図12を用いてゲート駆動回路800の動作について説明する。プリドライバ回路11からGND電位の信号が出力されると、MSOURCE9がオンして、IGBT1のゲート1dに正電圧が印加される。このゲート電圧VGがゲートしきい値電圧VGthoを超えた時点でIGBT1はオンする。IGBT1がオンするとコレクタ電流Iが流れ始め、ゲート電圧VGはゲートしきい値電圧VGthoに達した時点で一定電圧となり、一定電圧の期間が経過した後、再度上昇し制御電源電圧Vccに到達し一定電圧となる。IGBT1のエミッタ1bにはエミッタ電流Iが流れ、センスエミッタ1cにはセンス電流Iが流れる。このセンス電流Iはセンス抵抗12を通ってGNDへ流れる。このセンス電流Iによってセンス抵抗12には電圧VOSが発生する。このセンス電流Iはコレクタ電流Iに比例し、コレクタ電流Iの数百分の1から数万分の一の電流である。
エミッタ電流Iが過電流と判断されるレベルに達した時点にVOSがVOCに達する。このVOSがVOCに達した時点で、過電流が流れたと判断して、過電流検出回路4の出力信号がディレイ回路5に入力されディレイ回路5が動作する。
このディレイ回路5が動作を開始してから一定期間後(OCdelay後)に出力信号が出力される。この出力信号が出力されるまでの期間、コレクタ電流Iは増加し続ける。ディレイ回路5から出力信号が出力されると、MSOFT7がオンする。MSOFT7には、制御電源の高電位側14からMSOURCE9を通って流れる電流およびIGBT1のゲート1dに蓄積した電荷の引き抜き電流の合計の電流が流れる。MSOFT7のオン抵抗が大きいため、ゲート電圧VGは緩やかに減少してVGthoに達する。ゲート電圧VGがVGthoに達した時点でコレクタ電流Iは減少に転ずる。ゲート電圧VGが緩やかに減少しているため、コレクタ電流Iも緩やかに減少する(ソフト遮断)。その結果、コレクタ・エミッタ間電圧波形に重畳される振動が軽減され、ノイズ発生が抑制される。
その後、プリドライバ回路11からの信号でMHOLD10がオンし、IGBT1は完全にオフする。
また、特許文献1では、異常検出に伴って、パワーデバイスを遮断する際に、高いサージ電圧が印加されることを確実に回避するためのゲート駆動回路が開示されている。その内容を説明する。過電流を検出する過電流検出回路及び過熱或いは不足電圧等の異常を検出する異常検出回路の出力をOR回路に入力する。そして、過電流検出回路及び異常検出回路の何れかで異常を検出したときに第1、第2MOSFETの2つのMOSFETを制御し、IGBTのゲート電圧Vgを低減させた状態で、IGBTをオン制御するための第3MOSFETを遮断状態に切り換えてIGBTを遮断させる。その後、IGBTをオフ制御するための第4MOSFETを導通状態に切り換える。このようにして、過電流発生時だけでなく、異常検出時にはIGBTをソフト遮断することができ、高サージ電圧が印加されることを確実に回避することができる。
また、特許文献2では、電力用半導体素子の部品特性がばらついても、ターンオフ損失を増加させないようにする方策が開示されている。その内容を説明する。電力用半導体素子のゲート・エミッタ間電圧Vgeが或るしきい値になったことを検出するコンパレータ回路の出力と、ディレイ回路の出力との論理積回路からの出力をDFFに入力する。一方、ディレイ回路の立ち上がりをトリガとするワンショット回路の出力をDFFのクロック側に入力し、論理積回路からの信号出力時間が、特性のばらつき等でワンショット回路の通常の信号出力時間よりも長くなれば、DFFの出力をハイとし、第4のSWをオンとする。このようにすることで、ゲート抵抗値を下げてターンオフ動作を早める。
また、特許文献3では、IGBTのゲート・エミッタ間に併設される2個の抵抗を組み合わせて抵抗値を変えて、高温状態でも、ターンオフ損失を増加させない方策が開示されている。
また、特許文献4では、個々の構成素子の値のばらつきがある場合においても、IGBTの電流制限を精度よく安定的に行える方策が開示されている。その内容を説明する。IGBTのエミッタ電流を分流してコンパレータに入力し、コンパレータにてセンス電圧を検出するとともに、そのセンス電圧を基準電圧Vrefと比較し、センス電圧が基準電圧Vrefより大きい場合、MOS−FETをコンパレータにてオンさせ、定電流源でシンク側電流I1を定電流化しながら、IGBTのゲートの電荷を引き抜くことで、IGBTの主電流を制限する。
特開2003−134797号公報 特開2001−314075号公報 特開2002−119044号公報 特開2008−228767号公報
しかし、図11に示すゲート駆動回路800では、コレクタ電流Iは過電流と判断された時点から減少に転ずるまでの時間が長い。図10と図12を比べると、図11に示すゲート駆動回路800では、コレクタ電流Iは過電流と判断された時点から減少に転ずるまでの時間が長くなっていることがわかる。この例では、IGBT1が遮断する時点では大きな過電流が流れ、素子が過電流破壊を起こすことが多い。つまり、この方式では負荷短絡時の場合、またIGBT1のゲート容量が大きい場合、ミラー容量の影響からゲートの電荷を引き抜くまでに時間がかかり、その間過電流や短絡電流がIGBT1に流れ続けてしまい素子破壊を生ずる。
また、特許文献1ではMSOFT(MOSFET14)とMSINK(MOSFET15)を設けて高いサージ(ノイズ)が印加されるのを防止する方策が記載されているが、IGBTのゲート電圧をモニタして、MSINKを切り離し、IGBTをソフト遮断することについては記載されていない。
また、特許文献2〜4では、IGBTのゲート電圧をモニタするゲート電位モニタ回路を設け、IGBTがオン状態を続けている間に、ゲート電圧を急激に低下させるMOSFET(MSINK)を切り離す。そして、ゲート電圧を緩やかに減少させるMOSFET(MSOFT)を動作させて、IGBTをソフト遮断し過電流や短絡電流による素子破壊を防止する。それと同時にノイズの発生を抑制するゲート駆動回路については記載されていない。
この発明の目的は、前記の課題を解決して、過電流や短絡電流が流れたとき素子を素早く確実にソフト遮断し素子破壊を防止しノイズの発生を抑制できる電力用半導体素子のゲート駆動回路を提供することにある。
前記の目的を達成するために、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明によれば、スイッチング素子の主電流に比例したセンス電流が流れるセンス抵抗と、該センス抵抗で発生したセンス電圧を入力する過電流検出回路および短絡検出回路と、前記スイッチング素子のゲート電圧を入力するゲート電位モニタ回路と、前記過電流検出回路の出力信号が入力される遅延回路と、前記過電流検出回路、前記短絡検出回路および前記ゲート電位モニタ回路のそれぞれの出力信号が入力される論理回路と、前記遅延回路の出力信号が入力される第1半導体素子と、前記論理回路の出力信号が入力される第2半導体素子と、前記遅延回路の出力信号が入力され前記スイッチング素子を駆動するプリドライブ回路と、該プリドライブ回路の出力信号で前記スイッチング素子へゲート信号を送る出力段回路と、を具備する構成とする。
また、特許請求の範囲の請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記第1半導体素子がnチャネルの第1MOSFETであり、前記第2半導体素子が前記第1半導体素子よりオン抵抗が小さなnチャネルの第2MOSFETであるとよい。
また、特許請求の範囲の請求項3記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記過電流検出回路は、前記センス電圧が過電流レベルを示す第1基準電圧を超えたときに第1出力信号を出力し、前記短絡検出回路は、前記センス電圧が短絡電流レベルを示す第2基準電圧を超えたとき第2出力信号を出力し、前記ゲート電位モニタ回路は、前記スイッチング素子のゲート電圧がゲートしきい値電圧より高い擬似しきい値電圧を超えたときに出力信号を出力する構成とする。
また、特許請求の範囲の請求項4に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記第2半導体素子がオンすることで前記スイッチング素子のゲート電圧の減少を早めることで、前記スイッチング素子の主電流が減少に転じる時間を早め、前記第1半導体がオンすることで、前記スイッチング素子のゲート電圧の減少を緩めて前記スイッチング素子をソフト遮断させるとよい。
また、特許請求の範囲の請求項5に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記論理回路の出力とS端子が接続し、前記ゲート電位モニタ回路の出力とR端子が接続し、前記第2半導体素子のゲートにQ端子が接続するワンショット回路を有する構成とする。
また、特許請求の範囲の請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明において、前記ワンショット回路が、セット機能およびリセット機能を有するフリップフロップ回路で構成されるとよい。
また、特許請求の範囲の請求項7に記載の発明によれば、請求項1または5に記載の発明において、前記第2半導体素子のドレインと前記スイッチング素子のゲートの間に定電流源を挿入するとよい。
また、特許請求の範囲の請求項8に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記第2半導体素子の代わりに該第2半導体素子を構成要素とする電流ミラー回路を前記スイッチング素子のゲートとGNDの間に挿入するとよい。
この発明によれば、ゲート駆動回路に電力用半導体素子のゲートに蓄積された電荷を速やかに引く抜くスイッチング素子と緩やかに引き抜くスイッチング素子を設ける。そして、これらのスイッチング素子がオンするタイミングをずらすことで、過電流や短絡電流が流れたとき素子を素早く確実にソフト遮断することができて、その結果、素子破壊の防止とノイズ発生の抑制を図ることができる。
また、ワンショット回路を設けることで、過電流や短絡電流が振動した場合も、前記の動作を確実に行なうことができる。
この発明の第1実施例の電力用半導体素子のゲート駆動回路の要部回路図である。 図1のゲート駆動回路100の動作波形図である。 この発明の第2実施例の電力用半導体素子のゲート駆動回路の要部回路図である。 この発明の第3実施例の電力用半導体素子のゲート駆動回路の要部回路図である。 図4のゲート駆動回路300の動作波形図である。 この発明の第4実施例の電力用半導体素子のゲート駆動回路の要部回路図である。 この発明の第5実施例の電力用半導体素子のゲート駆動回路の要部回路図である。 この発明の第6実施例の電力用半導体素子のゲート駆動回路の要部回路図である。 従来のIGBTのゲート駆動回路700を示す回路図である。 図9のゲート駆動回路700の動作波形図である。 従来のソフト遮断のためのゲート駆動回路800を示す回路図である。 図12は、図11のゲート駆動回路800の動作波形図である。
実施の形態を以下の実施例で説明する。尚、図9および図11の従来のゲート駆動回路700,800と同一の部位には同一の符号を付した。
図1は、この発明の第1実施例の電力用半導体素子のゲート駆動回路の要部回路図である。ここでは電力用半導体素子はIGBT1を例に挙げた。このIGBT1は主電流(コレクタ電流I)を検出するセンスエミッタ1cを有している。図1において、点線で囲まれた箇所がゲート駆動回路100である。
IGBT1のコレクタ1aは主電源の高電位側13に接続し、エミッタ1bは主電源の低電位側であるGNDに接続する。センスエミッタ1cはセンス抵抗12を介してGNDに接続されている。エミッタ電流Iはエミッタ1bに流れる主電流である。VOSはセンス電流Iがセンス抵抗12を介してGNDへ流れた時に発生する電圧である。IGBT1のコレクタ電流Iはエミッタ電流Iとセンス電流Iに分かれる。センス電流Iの大きさはエミッタ電流Iに比例し、エミッタ電流Iの大きさの数百分の一から数万分の一である。VGはIGBT1のゲート電圧である。
ゲート電位モニター回路2は、設定したしきい値電圧VGthとIGBT1のゲート電圧VGとを比較する比較器(コンパレータ)であり、ゲート電圧VGがしきい値電圧VGthより大きくなった場合に論理値ハイの信号を出力する。このしきい値電圧VGthはIGBT1が実際にオンするIGBT素子自体のゲートしきい値電圧VGtho(例えば、7V)に対して高く設定される。そのため、ゲート電圧VGがVGthとVGthoの間の電圧にある場合はIGBT1はオン状態を維持し続けることになる。つまり、ゲート電位モニタ回路2はIGBT1が確実にオン状態を維持している間に後述するMSINK8をオフさせてIGBT1のゲートからMSINK8を切り離すために必要な回路である。このゲート電位モニタ回路2を設けないとMSINK8がIGBT1のゲートから切り離されないのでIGBT1はハード遮断することになる。
短絡検出回路3は、短絡保護しきい値VSCと前記VOSとを比較する比較器であり、前記VOSが短絡保護しきい値VSCより大きくなった場合に論理値ハイの信号を出力する。
過電流検出回路4は、過電流保護しきい値VOCと前記VOSとを比較する比較器であり、前記VOSが過電流保護しきい値VOCより大きくなった場合に論理値ハイの信号を出力する。
ディレイ回路5は、ノイズなどで一時的に過電流検出回路4が動作することを回避する目的で設けてある。このディレイ回路5の出力信号は、過電流検出回路4からの信号が入力した時点から一定時間(例えば、4μs程度)遅れて出力される。
前記した短絡保護しきい値VSCと過電流保護しきい値VOCとの関係は、VSC>VOCに設定してある。
論理回路6は、AND回路で構成され、ゲート電位モニター回路2と短絡検出回路3および過電流検出回路4のすべてから出力信号が出たときに、出力信号(論理値ハイの信号)を出す。
nチャネルMOSFETであるMSOFT7はIGBT1をソフト遮断させるためのものである。このMSOFT7のゲート7cはディレイ回路5の出力に、ソース7bはGNDに、ドレイン7aはIGBT1のゲート1dにそれぞれ接続する。ディレイ回路5からの出力信号は、IGBT1が完全にオフするまでの期間出力されるように設定されている。
nチャネルMOSFETであるMSINK8はIGBT1のゲート電圧VGの低下を早めて、コレクタ電流Iが減少に転じる時点を早める働きをする。MSINK8のゲート8cは論理回路6の出力に、ソース8bはGNDに、ドレイン8aはIGBT1のゲート1dにそれぞれ接続する。論理回路6からの出力信号によりMSINK8はオン状態を維持する。
pチャネルMOSFETであるMSOURCE9のゲート9cはプリドライブ回路11に、ソース9bは制御電源の高電位側14に、ドレイン9aはIGBT1のゲート1dにそれぞれ接続する。プリドライバ回路11からIGBT1のオン信号が出た場合にMSOURCE9はオンして、IGBT1をオンさせる。また、IGBT1を通常にオフさせる場合や、負荷短絡や過電流などの異常状態を示す信号が入力された場合はMSOURCE9をオフさせる。
nチャネルMOSFETであるMHOLD10のゲート10cはプリドライブ回路11に、ソース10bはGNDに、ドレイン10aはIGBT1のゲート1dにそれぞれ接続する。プリドライブ回路11からIGBT1の過電流などの異常状態を示す信号がない通常のオフ信号が出た場合にMHOLD10はオンし、IGBT1をオフさせる。また、異常状態を示す信号が入力された場合にはMHOLD10はオフしたままであって、後述するように、異常状態からIGBT1を保護する回路の動作が優先される。
ここで、MSOFT7、MSINK8、MHOLD10の各MOSFETのオン抵抗は、MSOFT7のオン抵抗がもっとも大きく、次いでMSINK8,MHOLD10の順となるように設定される。
このように設定することで次に説明するように、ハード遮断をさけた保護動作が可能となる。
図2は、図1のゲート駆動回路100の動作波形図である。図2を用いてゲート駆動回路100の動作について説明する。プリドライブ回路11からGND電位の信号が出力されると、MSOURCE9がオンして、IGBT1のゲート1dに正電圧が印加される。このゲート電圧VGが素子自体のゲートしきい値電圧VGthoを超えた時点でIGBT1はオンする。IGBT1がオンするとコレクタ電流Iが流れ始め、ゲート電圧VGはVGthoに達した時点で一定電圧となり、一定電圧の期間が経過した後、再度上昇し制御電源電圧Vccに到達し一定電圧となる。IGBT1のエミッタ1bにはエミッタ電流Iが流れ、センスエミッタ1cにはセンス電流Iが流れる。このセンス電流Iはセンス抵抗12を通ってGNDへ流れる。このセンス電流Iによってセンス抵抗12には電圧VOSが発生する。このセンス電流Isはコレクタ電流Iに比例し、前記したようにコレクタ電流Iの数百分の1から数万分の一の電流である。
エミッタ電流Iが過電流と判断されるレベルに達した時点にVOSがVOCに達する。このVOSがVOCに達した時点で、過電流が流れたと判断して、過電流検出回路4の出力信号がディレイ回路5に入力されディレイ回路5が動作する。
このディレイ回路5が動作を開始してから一定期間(例えば、4μs)後に出力信号(論理値ハイの信号)が出力される。この出力信号が出力されるまでの間、コレクタ電流Iは増加し続ける。このコレクタ電流Iが短絡電流レベルに達する前にディレイ回路5から出力信号が出力されると、MSOFT7がオンする。同時にディレイ回路5と接続しているプリドライブ回路11からの信号でMSOURCE9はオフする。MSOURCE9がオフするので、制御電源の高電位側14からMSOFT7に流れる電流は停止するので、MSOFT7にはIGBT1のゲートに蓄積した電荷の引き抜き電流のみが流れることになる。MSOFT7のオン抵抗は大きいため、ゲート電圧VGは緩やかに減少しゲート電圧VGがVGthoに達した時点でコレクタ電流Iは減少に転じる。ゲート電圧VGが緩やかに減少するのでコレクタ電流Iの減少も緩やかかになり、コレクタ・エミッタ間電圧波形に重畳される振動が軽減され、ノイズ発生は抑制される。
その後、プリドライブ回路11からの信号でMHOLD10がオンすると、IGBT1は完全にオフ状態になる。
また、ディレイ回路5が動作を開始してから出力信号が出力されるまでの期間に、コレクタ電流Iが短絡電流レベルに達すると、VOSがVSCに達して、論理回路6からMSINK8に信号が出力され、MSINK8がオンする。
MSINK8のオン抵抗は小さいので、ゲート電圧VGは急激に低下するがIGBT1に流れる短絡電流(コレクタ電流I)は増加を続ける。ディレイ回路5の遅延期間が終了してディレイ回路5から出力信号がMSOFT7のゲート7cに出力されると、MSOFT7がオンしてゲート1dに蓄積した電荷をMSINK8とMSOFT7の両方で引き抜くことになる。ゲート電圧VGがVGthに達した時点でMSINK8がオフ状態になり、ゲート1dに蓄積された電荷はMSOFT7を通してのみ引き抜かれることになる、ゲート電圧VGの低下は緩やかになる。このゲート電圧VGがVGthoに達した時点でコレクタ電流Iは減少に転ずる。ゲート電圧VGが緩やかに減少するため、コレクタ電流Iも緩やかに減少してIGBT1はソフト遮断する。その結果、コレクタ・エミッタ間電圧波形に重畳される振動が軽減され、ノイズ発生が抑制される。
その後、プリドライブ回路11からの信号でMHOLD10がオンすると、IGBT1は完全にオフ状態になる。このMSOURCE9とMHOLD10からなる回路はIGBT1を駆動するための出力段回路である。
つぎに、ゲート電位モニタ回路2の働きをさらに説明する。ゲート電位モニタ回路2からの出力信号はゲート電圧VG>VGthときに論理回路6へ出力される。IGBT1はゲート電圧VGがVGthより高い状態で通常動作している。短絡電流が流れたとき、論理回路6からMSINK8のゲートに信号が出力され、MSINK8がオンしてゲート電圧VGが急激に低下する。
しかし、ゲート電圧VGがVGthまで低下した時点でMSINK8はオフし、IGBT1に短絡電流が流れている間にIGBT1のゲートから切り離される。その後のゲート電圧VGの低下はMSOFT7が担当し、ゲート電圧VGは緩やかに低下しVGthoに達して、短絡電流は減少に転じる。ゲート電圧VGの低下が緩やかなためIGBT1はソフト遮断になる。
本発明のゲート駆動回路を用いることで、IGBT1に流れる過電流や短絡電流をソフト遮断することができて、素子破壊の防止とノイズ発生の抑制を確実に行なうことができる。
つぎに、過電流や短絡電流が振動した場合にでも、ゲート電圧VGの立下りを第1実施例と同じように早めることができるゲート駆動回路についてを説明する。
図3は、この発明の第2実施例の電力用半導体素子のゲート駆動回路の要部回路図である。
このゲート駆動回路200と図1のゲート駆動回路100との違いは、ワンショット回路15を追加し、ワンショット回路15のS端子と論理回路6の出力を接続し、R端子をゲート電位モニタ回路2の出力に接続し、Q端子をMSINK8のゲート8cに接続した点である。このワンショット回路15はセット機能とリセット機能を有するフリップ・フロップ回路で構成される。
ワンショット回路15を設けることで、短絡電流が振動した場合も第1実施例と同様にゲート電圧VGの立下りを早めることができる。
また、ゲート駆動回路200の動作波形は図2と同じである。短絡電流が振動した場合でも最初の振動でVOSがVSCに達した時点でワンショット回路15が動作を開始し、MSINK8がオン状態になり、その後の動作は図1の場合と同じになる。その結果、短絡電流が振動した場合でもゲート電圧VGの立下り時点は遅れることない。
ワンショット回路15を設けることで、IGBT1に流れる短絡電流が振動した場合にも、第1実施例と同様にIGBT1をソフト遮断することができて、素子破壊の防止とノイズ発生の抑制を確実に行なうことができる。
図4は、この発明の第3実施例の電力用半導体素子のゲート駆動回路の要部回路図である。
このゲート駆動回路300と図1のゲート駆動回路100との違いは、図3のワンショット回路15の他に第2のMSINK16も追加した点である。第2のMSINK16からもIGBT1のゲート1dの電荷を引き抜くため、VGは図1のゲート駆動回路100より早く立ち下がり、コレクタ電流Iが減少に転じる時点をさらに早めることができる。その結果、過電流破壊や短絡電流破壊の防止が一層確実なものになる。
また、短絡電流が振動した場合も図3のゲート駆動回路200と同様に、VGの立下り時点は遅れることがない。
図5は、図4のゲート駆動回路300の動作波形図である。図2の波形を点線で示した。このように、コレクタ電流Iが減少に転じる時点を図2より早めることができる。
図6は、この発明の第4実施例の電力用半導体素子のゲート駆動回路の要部回路図である。
このゲート駆動回路400と図1のゲート駆動回路100との違いは、MSINK8のドレイン8aとIGBT1のゲート1dの間に定電流源15を接続した点である。定電流源16を接続することで、ゲート1dに蓄積された電荷を素早く引き抜くことができて、コレクタ電流Iが減少に転じる時点を早めることができる。その結果、過電流破壊や短絡電流破壊の防止が一層確実なものになる。
図7は、この発明の第5実施例の電力用半導体素子のゲート駆動回路の要部回路図である。
このゲート駆動回路500と図6のゲート駆動回路400との違いは、定電流源17を電流ミラー回路18に代えた点である。MSINK8は電流ミラー回路18を構成している。この場合も図4と同様の効果がある。
図8は、この発明の第6実施例の電力用半導体素子のゲート駆動回路の要部回路図である。
このゲート駆動回路600と図3のゲート駆動回路200との違いは、MSINK8のドレイン8aとIGBT1のゲート1dの間に定電流源15を接続した点である。
定電流源17を接続することで、ゲート1dに蓄積された電荷を素早く引き抜くことができて、コレクタ電流Iが減少に転じる時点を早めることができる。その結果、過電流破壊や短絡電流破壊の防止が一層確実なものになる。
尚、前記した各ゲート駆動回路100、200、300、400,500および600は、IGBT1が格納されたパッケージとは別体に設けれられる場合もあるが、ゲート駆動回路をIGBTを格納するパッケージ内に収納してインテリジェントパワーモジュール(IPM)として構成してもよい。
1 IGBT
1a コレクタ
1b エミッタ
1c センスエミッタ
1d ゲート
2 ゲート電位モニタ回路
3 短絡検出回路
4 過電流検出回路
5 ディレイ回路(遅延回路)
6 論理回路(AND回路)
7 MSOFT(nチャネルMOSFET)
7a、8a ドレイン
7b,8b ソース
7c,8c,16c ゲート
8 MSINK(nチャネルMOSFET)
9 MSOURCE(pチャネルMOSFET)
10 MHOLD(nチャネルMOSFET)
11 プリドライブ回路
12 センス抵抗
13 主電源の高電位側
14 制御電源の高電位側
15 ワンショト回路
16 第2のMSINK(nチャネルMOSFET)
17 定電流源
18 電流ミラー回路
Vcc 制御電源電圧
VGtho 素子自体のゲートしきい値電圧
VGth 設定されたしきい値電圧(>VGthoで)を検出する基準電圧
VG ゲート電圧
VOS センス電圧(センス抵抗12で発生する電圧)
VOC 過電流レベルを検出する基準電圧
VSC 短絡を検出する基準電圧
コレクタ電流
エミッタ電流
センス電流
特開2003−134797号公報 特開2001−314075号公報 特開2002−119044号公報 特開2008−118767号公報

Claims (8)

  1. スイッチング素子の主電流に比例したセンス電流が流れるセンス抵抗と、該センス抵抗で発生したセンス電圧を入力する過電流検出回路および短絡検出回路と、前記スイッチング素子のゲート電圧を入力するゲート電位モニタ回路と、前記過電流検出回路の出力信号が入力される遅延回路と、前記過電流検出回路、前記短絡検出回路および前記ゲート電位モニタ回路のそれぞれの出力信号が入力される論理回路と、前記遅延回路の出力信号が入力される第1半導体素子と、前記論理回路の出力信号が入力される第2半導体素子と、前記遅延回路の出力信号が入力され前記スイッチング素子を駆動するプリドライブ回路と、該プリドライブ回路の出力信号で前記スイッチング素子へゲート信号を送る出力段回路と、を具備することを特徴とする電力用半導体素子のゲート駆動回路。
  2. 前記第1半導体素子がnチャネルの第1MOSFETであり、前記第2半導体素子が前記第1半導体素子よりオン抵抗が小さなnチャネルの第2MOSFETであることを特徴とする請求項1に記載の電力用半導体素子のゲート駆動回路。
  3. 前記過電流検出回路は、前記センス電圧が過電流レベルを示す第1基準電圧を超えたときに第1出力信号を出力し、前記短絡検出回路は、前記センス電圧が短絡電流レベルを示す第2基準電圧を超えたとき第2出力信号を出力し、前記ゲート電位モニタ回路は、前記スイッチング素子のゲート電圧がゲートしきい値電圧より高い擬似しきい値電圧を超えたときに出力信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の電力用半導体素子のゲート駆動回路。
  4. 前記第2半導体素子がオンすることで前記スイッチング素子のゲート電圧の減少を早めることで、前記スイッチング素子の主電流が減少に転じる時間を早め、前記第1半導体がオンすることで、前記スイッチング素子のゲート電圧の減少を緩めて前記スイッチング素子をソフト遮断させることを特徴とする請求項1に記載の電力用半導体素子のゲート駆動回路。
  5. 前記論理回路の出力とS端子が接続し、前記ゲート電位モニタ回路の出力とR端子が接続し、前記第2半導体素子のゲートにQ端子が接続するワンショット回路を有することを特徴とする請求項1に記載の電力用半導体素子のゲート駆動回路。
  6. 前記ワンショット回路が、セット機能およびリセット機能を有するフリップフロップ回路で構成されることを特徴とする請求項5に記載の電力用半導体素子のゲート駆動回路。
  7. 前記第2半導体素子のドレインと前記スイッチング素子のゲートの間に定電流源を挿入することを特徴とする請求項1または5に記載の電力用半導体素子のゲート駆動回路。
  8. 前記第2半導体素子の代わりに該第2半導体素子を構成要素とする電流ミラー回路を前記スイッチング素子のゲートとGNDの間に挿入することを特徴とする請求項1に記載の電力用半導体素子のゲート駆動回路。
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