JP6190280B2 - 半導体駆動装置ならびにこれを用いた電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、保護機能を搭載した半導体駆動装置、およびその半導体駆動装置を用いた電力変換装置に関する。
インバータをはじめとする電力変換装置は、半導体スイッチング素子のスイッチング動作によって電力変換を実現している。その半導体スイッチング素子の代表例としては、MOS−FETやIGBTをはじめとする電圧駆動型半導体素子が広く用いられている。特に、高速のスイッチングが可能で大電力を制御できるIGBTは、家電用の小容量インバータから鉄道用等の大容量インバータまで幅広い分野で使われている。
このような半導体スイッチング素子を制御するためには、半導体駆動装置が必要となる。一般に、電圧駆動型半導体の駆動装置は、半導体スイッチング素子のゲートに電圧を印加することで、素子の導通状態を制御する機能を有する。
図1は、IGBT用駆動装置の代表的なゲート駆動部構成の一例である。駆動指令入力信号SINに基づいて、出力段回路T1によってIGBT Q0のゲートGに適切な電圧を印加し、IGBT Q0のコレクタC−エミッタE間を導通するコレクタ電流Icを制御する。
ここで、ゲート抵抗Rgは、ゲートGに流れる電流Irgを制限することで、ゲートGとエミッタE間の電圧Vgeの変化率を調整するものである。これにより、IGBT Q0のスイッチング速度、すなわちコレクタ電流Icの変化率およびコレクタCとエミッタE間の電圧Vceの変化率を適切に規定できる。なお、図1には、還流電流を流す目的で、IGBT Q0と逆並列にダイオードD0を備えたIGBTモジュールの構成を例として示している。
半導体スイッチング素子をインバータなどに使う場合には、アーム短絡や負荷短絡による素子破損を防止するために、短絡保護機能を有することが多い。アーム短絡とは、プラスとマイナスの電源ライン間に複数個直列接続された半導体スイッチング素子が同時にオンしてしまい、電源のプラスとマイナスを短絡してしまう現象である。また、負荷短絡とは、インバータに接続された負荷が短絡し、オンしている半導体スイッチング素子を介して電源のプラスとマイナスが短絡される現象である。これらの短絡が起こると、半導体スイッチング素子には過大な電流が流れ破壊に至る。
このような短絡は、短絡が発生した際の半導体モジュールの導通状態によって、一般に3つの短絡モードに分類される(非特許文献1)。
以下、図2に示すIGBTモジュールの電流および電圧波形を参照して、この3つの短絡モードの特徴を説明する。図2は、IGBTにおける、正常時のターンオン時(a)、TypeI短絡時(b)、TypeII短絡時(c)およびTypeIII短絡時(d)、それぞれの電流および電圧波形を示す図である。
TypeI短絡は、自アーム素子がターンオンする際に短絡回路が生じるものである。一例としては、インバータの上下アームを考えると、対のアーム素子がターンオフ中に破壊して導通状態のままとなり、その状態で自アームがターンオンする状況で発生する。この時の自アーム素子の電流および電圧波形を図2(b)に示す。
図2(a)の正常なターンオン時には、ゲート−エミッタ電圧VgeがVmからVpに向かって増加してオン状態に移行すると、コレクタ電流Icが増加し、一方で、コレクタ−エミッタ電圧Vceは電源電圧Vdcからオン電圧(数V)へ低下する。
これに対し、TypeI短絡時には、短絡によってコレクタ電流IcはIGBTの飽和電流まで増加し、一方で、コレクタ−エミッタ電圧Vceはオン電圧(数V)まで低下しない。この時、帰還容量Cgcを介して、コレクタからゲートに(式1)の変位電流Isが流れる。
Is=Cgc×dVce/dt … (式1)
このため、ゲート電圧Vgeは電源電圧程度まで上昇する。その結果、正常なターンオン時に見られるVgeのミラー期間(図2(a))はなくなる。
次に、図2(c)を参照して、TypeII短絡を説明する。
TypeII短絡は、自アームIGBTがゲートオン状態にあり、コレクタ電流Icが流れている時に短絡が発生するものである。一例としては、自アームのIGBTが導通している期間に、オフ中の対のアーム素子が突然破壊して短絡する場合がある。
このTypeII短絡では、ゲートオン状態で短絡するため、その電流変化率dIc/dtは、素子特性で制限されるTypeI短絡よりも大きく、主回路の寄生インダクタンスLeによって(式2)で与えられる。
dIc/dt≒Vdc/Le … (式2)
その結果、コレクタ電流Icは急激に増大し、TypeI短絡よりも激しい短絡となる。さらに、(式1)によってゲートに電流が流入することでゲート電圧が上昇し、飽和電流はさらに増加する。そのため、ゲートの過電圧破壊および飽和電流の低減のために、一般に、図1に示すゲート−エミッタ間の電圧クランプ素子(Dz1とDz2の直列回路)が設けられる。これにより、図2(c)に示すように、ゲート−エミッタ電圧Vgeはある規定値Vclにクランプされる。
最後に、図2(d)を参照して、TypeIII短絡を説明する。
TypeIII短絡は、TypeII短絡と同様に、自アームのIGBTがゲートオン状態で短絡するモードであるが、IGBTではなく逆並列接続されたダイオードが導通している状態で短絡する点がTypeII短絡と異なる。
一例としては、自アームのダイオードが還流電流を流しており、かつ自アームのIGBTのゲートがオンしている状態で、オフ中の対のアーム素子が突然破壊して短絡する場合がある。したがって、自アームのダイオードのアノード電流をIaとすると、IGBTモジュールの端子電流Ic−Iaが負の状態で短絡が発生する。この場合も、ゲートオン状態で短絡するため、その電流変化率dIc/dtはTypeII短絡と同様に大きくなり、したがって激しい短絡となる。また、ダイオード電圧が急上昇することでハードリカバリを起し、サージ電圧(図のリカバリサージ)を発生する場合があるため、より高速な保護が必要となる。
対のアーム素子の破壊や誤点弧によって短絡が発生した場合に、自アーム素子を2次被害から保護するために、半導体駆動装置には短絡保護回路を設けることが望ましい。一般に短絡保護回路は、半導体スイッチング素子の電流や電圧を観測して、それらが予め決められた値を超えた場合に、半導体スイッチング素子の電流を制限もしくは遮断する措置を講ずることによって素子を保護するものである。
たとえば、IGBTの場合、その短絡状態を検知する手段としては、コレクタの電圧を監視する方法、カレントトランスやセンス抵抗またはセンス用IGBTを用いてコレクタ電流値またはエミッタ電流値を監視する方法、IGBTモジュールの寄生インダクタンスに発生する起電圧またはそれから算出したコレクタ電流値やエミッタ電流値を監視する方法、ゲート電圧またはゲート電流を監視する方法などが考えられる。
IGBTを例とし、<表1>を参照して、前記の3つの短絡モードに対する代表的な検知方式の適応可能性を説明する。
Figure 0006190280
コレクタ電流またはエミッタ電流検知方式は、短絡時に発生する過電流状態を直接的にかつ高速に検知できるため、3つのモードに対応することができる。
これに対し、コレクタ電圧検知方式は、オン状態であるにも拘らず、コレクタ−エミッタ電圧が高い状態にあることを判定し、短絡を検知するものである。一般に、この検知方法は、コレクタ電流またはエミッタ電流検知方式に比べて、検出遅延が大きくなるという特徴がある。
例えば、図2(b)および(c)のコレクタ電流Icとコレクタ−エミッタ電圧Vceを比較すると、短絡時のVceの上昇はIcが上昇するタイミングより遅れる。これは、短絡時のコレクタ−エミッタ電圧の上昇ΔVceが、(式3)に従って、dIc/dt<0の期間に急上昇するためである。
ΔVce=−Le・dIc/dt … (式3)
その結果、飽和電流が大きいために、高速な保護が必要となるTypeII短絡およびTypeIII短絡を保護できない可能性がある。
一方で、ゲート電圧検知方式は、TypeI短絡の保護に対応するミラー判定型と、TypeII短絡およびTypeIII短絡に対応する過電圧判定型に分類できる。
ミラー判定型のゲート電圧検知方式は、正常なターンオン時にはミラー期間にゲート電圧が一定になる(図2(a))のに対し、TypeI短絡時にはミラー期間のゲート電圧が上昇することを検知するものである。従って、TypeI短絡の保護を想定したものであるため、TypeII短絡およびTypeIII短絡を保護できない。
これに対し、過電圧判定型のゲート電圧検知方式は、ゲート−エミッタ電圧Vgeが正側電源電圧Vpよりも上昇したことを検知するものである。このゲート電圧の上昇は、(式1)に従って、コレクタからゲートに変位電流Isが流入することで、短絡と同時に発生することから、高速に検知できる。したがって、TypeII短絡の保護およびTypeIII短絡の保護に対応できるものである。しかしながら、TypeI短絡ではゲート電圧の上昇期間が短いため(図2(b))、検知できない可能性がある。
一方、ゲート電流検知方式は、前記のゲート電圧の上昇に伴い、(式1)に従って素子から駆動回路側に流入する電流を検知して負電流判定を行うものである。従って、ゲート電圧検知方式の過電圧判定型と同様に、TypeII短絡の保護およびTypeIII短絡の保護には対応できるが、TypeI短絡ではゲート電流の発生期間が短いため検知できない可能性がある。
一般に、短絡検出手段を鉄道等で用いる高電圧のインバータに使う場合には、ノイズによる誤検知、すなわち短絡していないのに短絡したものと誤って検知することが発生し、インバータを停止させてしまう懸念がある。これに対し、コレクタ電圧とゲート電圧を監視し、インバータの異常の誤検知を防止する技術が、特許文献1に開示されている。
この方法は、コレクタ電圧による短絡検知信号とゲート電圧による短絡検知信号とをAND回路で積演算し、その出力結果に基づいて短絡状態を判定するものである。
一般に、このような2つの検知信号の積演算の出力結果に基づいて短絡を判定する方法は、両方の検知回路が短絡を検知した場合に限り出力結果に反映されるため、誤検知を抑制することができる。すなわち、一方の誤検知発生確率をα、他方の誤検知発生確率βとすると、仮にこれらが独立であるとすれば、積演算方式の誤検知発生確率γは、γ=αβ(γ<αかつγ<β)となり、誤検知確率を低減することができる。また、それらが異なる検知用配線を用いることにより、一方に大きなノイズが混入しても、他方に混入するノイズは小さく、全体として検知の健全性を高められる状況が考えられる。
特開2007−259533号公報
Jorg Schumann,et al., ‘‘Influence of the Gate Drive on the Short−Circuit Type II and Type III Behavior of HV−IGBT’’, PCIM2010, pp.709−714
しかしながら、前記の積演算方式は、誤検知確率を低減できる長所がある一方で、以下の課題がある。
まず、この方式で用いる2つの検知手段のうち、どちらか一方が検知に失敗した場合は保護することができないという課題である。
例えば、<表1>において、エミッタ電流検知方式とゲート電圧検知(過電圧判定型)方式の検出結果を積演算した場合、TypeI短絡に対して検知できない可能性がある。
もう一つの課題は、一方の検知方式が高速であっても他方の検知方式の検知遅延が大きければ、積演算方式の検知遅延が大きくなる、という課題である。
例えば、<表1>において、エミッタ電流検知方式とコレクタ電圧検知方式を併用した場合、コレクタ電圧検知はエミッタ電流検知に比べて検知遅延が大きく、積演算方式ではエミッタ電流検知の高速性を生かせない。その結果、高速性が要求されるTypeII短絡およびTypeIII短絡を保護できない可能性がある。
本発明は、前記した課題に鑑みて創案されたものであり、前記3つの短絡モード全てに対応し、かつ誤検知の発生を抑制できる短絡保護機能を有する半導体駆動装置、およびその半導体駆動装置を用いた電力変換装置を提供する。
前記した課題を解決するために、本発明に係る半導体駆動装置は、半導体の主端子の電流または電圧を検知する主検知手段と、制御端子の電流または電圧、もしくは主検知手段が検知しない方の主端子の電流または電圧、いずれか一つを検知する補助検知手段と、主検知手段の出力を受けて時定数の異なる2つの時間積分を行う積分手段と、積分手段からの時定数の短い方の出力を補助検知手段の出力に応じて選択的に有効にする出力制御手段とを備え、積分手段からの時定数の長い方の出力または出力制御手段の出力により制御端子の電圧または電流を制御する半導体駆動装置を提供する。
また、本発明に係る電力変換装置は、2個の半導体スイッチング素子を直列に接続して構成した上下アームを複数備えた装置構成であって、前記した本発明に係る半導体駆動装置によりこれら複数の上下アームを構成する半導体スイッチング素子毎のオン・オフを制御するものである。
本発明によれば、前記TypeI短絡、TypeII短絡およびTypeIII短絡の全短絡モードに対応した、誤検知確率の小さい短絡保護機能を有する半導体駆動装置および電力変換装置を実現することができる。
一般的な半導体駆動回路の基本構成を示すブロック図である。 短絡が発生する状況で分類した3つの短絡モードの模式波形図である。 本発明の実施例1に係る半導体駆動回路の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る半導体駆動回路の第1の具体例を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る半導体駆動回路の第2の具体例を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係る半導体駆動回路の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係る半導体駆動回路の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施例4に係る半導体駆動回路の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施例5に係る半導体駆動回路の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施例6に係る半導体駆動回路の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施例7に係る半導体駆動回路の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施例8に係る半導体駆動回路の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施例8に係る半導体駆動回路の具体例を示すブロック図である。 本発明の実施例9に係る半導体駆動回路の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施例9に係る半導体駆動回路の具体例を示すブロック図である。 本発明の実施例10に係る半導体駆動回路の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施例11に係る半導体駆動回路の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施例12に係る半導体駆動回路の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施例13に係る半導体駆動回路の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施例14に係る電力変換装置の基本構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施する形態として、実施例1から14について、図面を参照して順に説明する。
[半導体駆動装置の構成]
図3は、本発明の実施例1に係る半導体駆動装置の基本構成を示す図である。なお、実施例1では、半導体としてIGBTを例にとって説明するが、それに限定されるものではなく、その他一般の半導体の駆動装置にも適用できるものである。
図3に示すように、実施例1に係る半導体駆動装置は、指令部1、ゲート駆動部2、ゲート電圧検知部3、コレクタ電流検知部5、第1の積分回路100、第2の積分回路110および出力制御回路300で構成される。
コレクタ電流検知部5の構成例としては、センス用の抵抗やセンス用の素子、その他の電流検出器一般が該当する。
積分回路100および積分回路110は、コレクタ電流検知部5の出力を積分する回路であり、構成例として、コンデンサCと抵抗R等の受動素子を用いたフィルタ回路やオペアンプを用いたフィルタ回路などが挙げられる。ここで、積分回路100の時定数は、積分回路110の時定数よりも短いものとする。
なお、本発明に係る半導体駆動装置は、基本構成要素である半導体が多数個ある場合にも適用できることは明白である。
[半導体駆動装置の動作]
上位の論理部から駆動指令入力信号SINが指令部1に入力されると、指令部1はその信号に応じて、IGBT Q1とダイオードD1を逆並列に接続して構成される半導体モジュールを好適に駆動するための信号を処理する。その結果に基づき、ゲート駆動部2は、IGBT Q1のゲートに電圧を印加し、半導体モジュールの動作を制御する。
ここで、仮に対のアーム素子が破壊し、短絡状態が発生したと仮定する。
この時、図2に示した通り、IGBT Q1のゲート電圧Vgeは上昇し、コレクタ電流Icは過電流状態となる。主検知手段であるコレクタ電流検知部5は、このコレクタ電流Icの過電流を検知する。一方、補助検知手段であるゲート電圧検知部3は、ゲート電圧Vgeの上昇を検知する。
コレクタ電流検知部5が過電流を検知すると、その検知信号は積分回路100および積分回路110に入力される。ここで、積分回路100および積分回路110は、それぞれの時定数に長短を設け、積分回路100の時定数を積分回路110の時定数より短く設定している。積分回路100および積分回路110は、それぞれ検知信号を積分するが、それぞれがあらかじめ定めた規定値より小さいまたは短い検知信号についてはそれをマスクする。
ここで、ゲート電圧検知部3がゲート電圧Vgeの上昇を検知しなかった場合、出力制御回路300は機能しないから、ゲート駆動部2に入力される検知信号は積分回路110の出力SCLのみである。従って、時定数の長い検知信号SCLがゲート駆動部2に入力される。
逆に、ゲート電圧検知部3がゲート電圧Vgeの上昇を検知した場合、出力制御回路300が積分回路100の出力を有効にすることから、ゲート駆動部2には積分回路110の出力SCLと積分回路100の出力SCSの両方が入力される。
従って、時定数の長い検知信号SCLおよび時定数の短い検知信号SCSに応じて、ゲート駆動部2は半導体モジュールの短絡状態を抑制するようにゲートを制御する。
すなわち、この半導体モジュールの短絡により大電流が半導体モジュールに流れることから、Le・dIc/dtによるサージ電圧が大きく上昇するので、保護回路を設けてそれを抑制する必要がある。そこで、例えば、Rg(off)を大きくすることにより、IGBT Q1のゲートをゆっくりとオフさせる制御や、ゲート電圧を低下(サプレス)させる制御(コレクタ電流Icはゲート−エミッタ電圧Vgeと比例関係にあることから、このVgeを下げることで短絡電流を減らすことが可能)が考えられる。
また、検知信号SCLおよびSCSの2つの情報を基に、検知信号SCSが入力されない場合は、IGBT Q1のゲート電圧を低下(サプレス)させ、一方で、検知信号SCSが入力された場合は、IGBT Q1のゲートをゆっくりとオフさせる制御など、検知信号に応じて制御態様を変えることも可能である。
[実施例1による効果]
本発明の実施例1では、ゲート電圧検知部3とコレクタ電流検知部5を用いた2つの検知方式を併用していることから、時定数の短い検知信号SCSがゲート駆動部2に入力される場合は、両方の検知部がともに機能した場合に限られることになる。
従って、検知信号SCSと同じ時定数で、コレクタ電流検知部5のみで検知した場合に比べて誤検知率を抑制することができる。これは、従来の積演算方式と同じ効果である。
一方で、ゲート電圧検知部3が検知しなかった場合、コレクタ電流検知部5での単独の検知となるため、前記の2方式併用による誤検知率抑制の効果は期待できないが、積分回路110の時定数を長くしたことによって、短時間のノイズを取り除くことができるので、誤検知率を抑制することができる。
また、ゲート電圧検知部3を、積分回路の出力を制御する補助検知手段として用いるため、主検知手段であるコレクタ電流検知部5が過電流を検知しない限り、ゲート電圧検知部3が誤検知してもゲート駆動部2は正常に動作することができる。
次に、<表1>を参照して、本発明によって前記3つの短絡モードに対する好適な保護を実現できることを説明する。例として、ゲート電圧検知部3が過電圧判定型のゲート電圧検知を行い、コレクタ電流検知部5がコレクタ電流検知を行うとする。
まず、TypeI短絡が発生した場合、ゲート電圧の上昇が不十分または短時間のため、ゲート電圧検知部3が異常を検知できない可能性がある。従って、従来の積演算方式では検知に失敗する可能性があるが、本発明では、ゲート電圧検知部3が異常を検知しない場合でも、コレクタ電流検知部5が過電流を検知することで、時定数の長い検知信号SCLがゲート駆動部2に入力される。
このことは、時定数を長くすることによって誤検知率を抑制しながら、ゆっくりと確実に素子を保護できることを意味する。前記のとおり、TypeI短絡に対しては、素子は10μs程度の短絡耐量が期待できることを利用したものである。
一方、TypeII短絡およびTypeIII短絡の場合は、ゲート電圧検知部3とコレクタ電流検知部5の両方が高速に検知することが期待できるため、時定数の短い検知信号SCSがゲート駆動部2に入力される。
このことは、2方式を併用することで誤検知率の低減を図りながらも高速に素子を保護できることを意味する。すなわち、前記のとおり、TypeII短絡およびTypeIII短絡は高速な保護が求められることを鑑みたものである。
以上の通り、本発明の実施例1は、前記3つの短絡モードの特徴を加味し、誤検知率の抑制を実現できる好適な過電流保護を提供するものである。
<実施例1の具体例1>
図4は、図3に示した実施例1の具体例1の装置構成を示す図である。
ゲート電圧検知部3は、コンパレータ等で電源電圧より高いゲート電圧を検知するもので、異常を検知すると一定期間パルスを発生する。
一方、コレクタ電流検知部5は、モジュールの寄生インダクタンスLeに発生する起電圧Le・dIc/dtを積分することでコレクタ電流を取得し、コンパレータ回路であらかじめ定めた規定値より高い過電流状態を判定する。
積分回路100および積分回路110は、CRフィルタ回路で構成される。出力制御回路300は、AND回路で構成され、ゲート電圧検知部3が異常を検知すると積分回路100の出力である時定数の短い検知信号SCSを有効にする。
ゲート駆動部2は、検知信号SCLと検知信号SCSのOR演算結果SCOと指令部1を介した駆動指令入力信号SINを入力とする。検知信号SCLのみが発生した場合は、OR演算結果SCOは検知信号SCLとなる。一方で、検知信号SCSが先立って発生した場合は、OR演算結果SCOは検知信号SCSと等価である。
<実施例1の具体例2>
図5は、図3に示した実施例1の具体例2の装置構成を示す図である。
図4に示した具体例1と異なる点は、積分回路100および積分回路110としてオペアンプを用い、短絡時に素子に流れた電荷量∫dt・Icを取得している点である。
これにより、具体例1のようなCRフィルタ回路による時間積分方式に比べて、どれ位の電荷量が流れたかを取得して累積するストレスに応じた判定レベルを設定できることから、素子に加わる負荷に基づいたロバストな設計が可能となる。
図6は、本発明の実施例2に係る半導体駆動装置の基本構成を示す図である。
図3に示した実施例1と異なる点は、補助検知手段としてゲート電流検知部7を用いて短絡時にゲートに流入する電流を判定することである。その他の構成は実施例1と同様である。
実施例2により素子破壊時のゲート電流を検知できるもので、ゲート電流検知部7は、実際にはゲート抵抗Rgの両端電圧を検出していることから、ノイズに強い点が特徴である。
図7は、本発明の実施例3に係る半導体駆動装置の基本構成を示す図である。
図3に示した実施例1と異なる点は、主検知手段として、コレクタ電圧検知部6で短絡時のコレクタ電圧が高い状態を判定することである。その他の構成は実施例1と同様である。
実施例3のコレクタ電圧検知型では、実際の回路構成は簡単になるが、応答性が遅くなる難がある。
図8は、本発明の実施例4に係る半導体駆動装置の基本構成を示す図である。
図7に示した実施例3と異なる点は、補助検知手段として、ゲート電流検知部7で短絡時にゲートに流入する電流を判定することである。その他の構成は実施例3と同様である。
実施例4では、実施例3に比べて実施例2で示した特徴を有する。
図9は、本発明の実施例5に係る半導体駆動装置の基本構成を示す図である。
図7に示した実施例3と異なる点は、補助検知手段として、コレクタ電流検知部5で短絡時のコレクタ電流の過電流を判定することである。その他の構成は実施例3と同様である。
実施例5では、素子の主電圧(コレクタ−エミッタ電圧:Vce)および主電流(コレクタ電流:Ic)を直接検出するので、通常時は、このVceとIcの大小関係は相反するところ(Vceが大→Icは小、または、Vceが小→Icは大)、短絡時にはVceもIcも大となる異常を呈し、短絡をダイレクトに検知することになる。
図10は、本発明の実施例6に係る半導体駆動装置の基本構成を示す図である。
図9に示した実施例5と異なる点は、補助検知手段と主検知手段を入れ替えた点である。その他の構成は実施例3と同様である。
実施例6では、実施例5と比べて応答性が速くなる。
図11は、本発明の実施例7に係る半導体駆動装置の基本構成を示す図である。
図3に示した実施例1と異なる点は、主検知手段を2つ設け(5aおよび5b)、それぞれが異なる感知レベルで検知することである。例えば、実施例1の具体例1(図4)で示したコレクタ電流検知部5におけるオペアンプのVrefとして2通りのレベルを設ける場合や、使用するオペアンプとして高周波向けと低周波向けを設ける場合などが想定される。そして、出力制御回路300は、前記2つの主検知手段の内検知レベルの低い方(5a)の出力を直接制御することにより、ゲート電圧の上昇に即応できるようにしている。その他の構成は実施例1と同様である。
図12は、本発明の実施例8に係る半導体駆動装置の基本構成を示す図である。
図3に示した実施例1と異なる点は、出力制御回路300が積分回路の出力を制御する代わりに、時定数切り替え回路120を介して時定数調整型積分回路100’の時定数を制御する点である。この時定数切り替え回路120としては、例えば、実施例1の具体例1(図4)で示した積分回路(100、110)のコンデンサを並列に設け、片方のコンデンサに直列にスイッチ手段を接続するなどにより構成する。その他の構成は実施例1と同様である。このように、実施例8は、実施例1と積分回路およびその出力部分の構成が異なるところ、主検知手段の構成に影響を受けるものではないことは明らかであるので、実施例2〜6、後述する実施例10においても適用可能であることは云うに及ばない。
<実施例8の具体例>
図13は、本発明の実施例8に係る半導体駆動装置の具体例を示す図である。
図12に示した実施例8において、時定数調整型積分回路100’はある定められたCRフィルタと判定レベル調整型のコンパレータ回路で構成され、時定数切り替え回路120の出力によりこのコンパレータ回路の判定レベルを調整する。ゲート電圧が所定レベル以上に上昇するとこの判定レベルを下げることにより、即座に対応できるようにする。
図14は、本発明の実施例9に係る半導体駆動装置の基本構成を示す図である。
図11に示した実施例7と異なる点は、2つの主検知手段を備える代わりに、補助検知手段(ゲート電圧検知部3)の出力によって一つの主検知手段(コレクタ電流検知部5’)の検知レベルを切り替える点である。その他の構成は実施例1と同様である。
<実施例9の具体例>
図15は、本発明の実施例9に係る半導体駆動装置の具体例を示す図である。
図14に示した実施例9のコレクタ電流検知部5’において、モジュール寄生インダクタンスLeに発生する起電圧Le・dIc/dtを積分することでコレクタ電流を取得し、コンパレータ回路で過電流状態を判定する際に、このコンパレータ回路の判定レベルを、補助検知手段(ゲート電圧検知部3)の出力を受けた検知レベル切り替え回路130によって切り替える。図14の回路構成では、ゲート電圧が所定レベル以上に上昇すると、コレクタ電流検知部5’のコンパレータのVrefを上げることにより即応性を図るものである。これにより、ぎりぎりまでの検知レベルを設定するような場合に適合する。
図16は、本発明の実施例10に係る半導体駆動装置の基本構成を示す図である。
図3に示した実施例1と異なる点は、主検知手段として、電流センサではなく、モジュール寄生インダクタンスLeの端子間に発生する起電圧Le・dIc/dt(すなわち、コレクタ電流の微分値)を利用する点である。その他の構成は実施例1と同様である。
図17は、本発明の実施例11に係る半導体駆動装置の基本構成を示す図である。
図12に示した実施例8において、絶縁インターフェイス回路IF1を介して、時定数調整型積分回路100’の出力信号SCOを上位論理部に伝送する点(フィードバック信号SOUT)である。その他の構成は実施例8と同様である。これにより、上位論理部に直接的に短絡事象を伝達することができる。
図18は、本発明の実施例12に係る半導体駆動装置の基本構成を示す図である。
図3に示した実施例1と異なる点は、駆動する半導体を2つの制御端子を持つダブルゲート型半導体スイッチング素子とする点(例えば、ダブルゲート型IGBT)である。その結果、ゲート駆動部2は、検出信号SCLと検出信号SCSの2つの情報に基づいて、それぞれの制御端子を独立に制御する。その他の構成は実施例1と同様である。また、時定数調整型積分回路100’を用いる実施例8を適用してもよいことは云うに及ばない。これにより、一方をオフにしてゲートをサプレスできる機能を追加することが可能になる。
図19は、本発明の実施例13に係る半導体駆動装置の基本構成を示す図である。
図3に示した実施例1と異なる点は、駆動する半導体が複数個並列接続されている点である。その結果、ゲート駆動部2は、検出信号SCLと検出信号SCSの2つの情報に基づいて、それぞれの半導体の制御端子を独立に制御する。その他の構成は実施例1と同様である。また、時定数調整型積分回路100’を用いる実施例8を適用してもよいことは云うに及ばない。これにより、通電電流の大電流化に向けた構成にも対処可能となる。
図20は、本発明の半導体駆動装置を適用した電力変換装置を実施例14として示した図である。
実施例14係る電力変換装置は、前記した実施例1から13の実施形態のいずれかに係る半導体駆動装置を、電力変換装置における半導体スイッチング素子の駆動装置として適用したものである。
図20に示すように、実施例14に係る電力変換装置600は、半導体スイッチング素子Q11〜Q16、ダイオードD11〜D16、半導体駆動装置GD11〜GD16、および、半導体スイッチング素子Q11〜Q16に対してスイッチング動作の制御信号である駆動指令信号を発生する上位論理部L1を備えて構成されている。なお、実施例14に係る電力変換装置600は、電圧Vdcの直流電源601の直流電力を交流電力に変換するインバータ装置である。
また、実施例14では、半導体スイッチング素子Q11〜Q16としてIGBTを用いているが、これに限定されるものではなく、MOSFETなど他のスイッチング素子を用いて構成することもできる。
電力変換装置201は、直流電源202の正負の端子間に、2個の半導体スイッチング素子(Q11およびQ12、Q13およびQ14、Q15およびQ16)を極性を揃えて直列に接続した上下アームが3組接続されている。また、各半導体スイッチング素子Q11〜Q16のエミッタ−コレクタ間には、負荷電流を還流させるためのダイオードD11〜D16が逆極性かつ並列にそれぞれ接続されている。また、各半導体スイッチング素子Q11〜Q16のゲート端子には、スイッチングの駆動指令信号を出力する半導体駆動装置GD11〜GD16がそれぞれ接続されている。また、直列接続された2個の半導体スイッチング素子(Q11およびQ12、Q13およびQ14、Q15およびQ16)の接続点は、それぞれ交流の出力端子となり、負荷である三相交流モータM1に接続されている。
そして、電力変換装置600は、上位論理部L1によって、半導体駆動装置GD11〜GD16を介して、それぞれ半導体スイッチング素子Q11〜Q16のスイッチング動作を制御して、交流端子に接続された三相交流モータM1に交流電力を供給する。
ここで、電力変換装置600は、上位論理部L1によって、各半導体スイッチング素子Q11〜Q16に対する駆動指令信号を発生し、この半導体駆動装置GD11〜GD16を介して、この駆動指令信号を半導体スイッチング素子Q11〜Q16のゲート端子(制御端子)に送信することで電力変換動作を行う。このとき、電力変換装置201は、半導体駆動装置GD11〜GD16から駆動指令信号を絶縁通信によって送信するため、半導体スイッチング素子Q11〜Q16のスイッチング時に発生するノイズの影響が低減される。このため、電力変換装置201は、高い信頼性で電力変換を行うことができる。
なお、実施例14では、本発明の半導体駆動装置を電力変換装置に適用した例として、インバータ装置の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、直流−直流コンバータや交流−直流コンバータなど、他の電力変換装置に適用することもできる。
T1 ゲート出力段回路
Rg ゲート抵抗
Irg ゲート抵抗導通電流
Dz1、Dz2 電圧クランプ素子
Vge ゲート−エミッタ電圧
Ic コレクタ電流
Ia アノード電流(ダイオードD0)
Vce コレクタ−エミッタ電圧
SIN 駆動指令入力信号
SOUT フィードバック信号
Vdc 主回路電源電圧
Vp 半導体駆動回路正電源電圧
Vm 半導体駆動回路負電源電圧
Le モジュール寄生インダクタンス
Vref1、Vref2 参照電圧
SCL 低速短絡検知出力信号
SCS 高速短絡検知出力信号
SCO 短絡検知出力信号
1 指令部
2 ゲート駆動部
3 ゲート電圧検知部
5、5a、5b コレクタ電流検知部
5’ 検知レベル調整型コレクタ電流検知部
6 コレクタ電圧検知部
7 ゲート電流検知部
100,110 積分回路
120 時定数切り替え回路
130 検知レベル切り替え回路
100’ 時定数調整型積分回路
300 出力制御回路
500 センシング部
600 電力変換装置
Q0〜Q2、Q11〜Q16 半導体スイッチング素子
Q’1 ダブルゲート型半導体スイッチング素子
D0〜D2、D11〜D16 整流素子
GD1、GD11〜GD16 半導体駆動装置
M1 モータ
L0、L1 上位論理部

Claims (10)

  1. 一対の主端子と該主端子対に流れる電流を制御する制御端子とを有する半導体素子と、
    前記主端子の電流または電圧を検知する主検知手段と、
    前記制御端子の電流または電圧、もしくは前記主検知手段が検知しない方の前記主端子の電流または電圧、のいずれか一つを検知する補助検知手段と、
    前記主検知手段の出力を受けて時定数の異なる2つの時間積分を行う積分手段と、
    前記積分手段からの前記時定数の短い方の出力を前記補助検知手段の出力に応じて選択的に有効にする出力制御手段と、
    を備え、
    前記積分手段からの前記時定数の長い方の出力または前記出力制御手段の出力により前記制御端子の電圧または電流を制御する
    ことを特徴とする半導体駆動装置。
  2. 一対の主端子と該主端子対に流れる電流を制御する制御端子とを有する半導体素子と、
    前記主端子の電流または電圧を検知する主検知手段と、
    前記制御端子の電流または電圧、もしくは前記主検知手段が検知しない方の前記主端子の電流または電圧、のいずれか一つを検知する補助検知手段と、
    前記主検知手段の出力を時間積分する積分手段と、
    前記補助検知手段の出力に応じて前記主検知手段の検知レベルまたは前記積分手段の時定数を切り替える切替え手段と、
    を備え、
    前記切替え手段を介した前記積分手段の出力により前記制御端子の電圧または電流を制御する
    ことを特徴とする半導体駆動装置。
  3. 請求項に記載の半導体駆動装置であって、
    前記切替え手段を介した前記積分手段の出力を、前記制御端子への駆動指令を出力する論理部へも伝送する
    ことを特徴とする半導体駆動装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体駆動装置であって、
    前記積分手段は、受動素子またはオペアンプを用いたフィルタ回路により構成する
    ことを特徴とする半導体駆動装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の半導体駆動装置であって、
    前記主検知手段として前記主端子の電流を検知する場合に、該電流を前記半導体素子の寄生インダクタンスに発生する起電圧を積分することにより得る
    ことを特徴とする半導体駆動装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の半導体駆動装置であって、
    前記主検知手段が検知する前記主端子の電流に替えて、該主端子の電流の微分値として前記半導体素子の寄生インダクタンスに発生する起電圧を採用する
    ことを特徴とする半導体駆動装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の半導体駆動装置であって、
    前記半導体素子の短絡状態に係るオン状態では前記制御端子の電圧または電流を減少させる
    ことを特徴とする半導体駆動装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の半導体駆動装置であって、
    前記半導体素子の制御端子が複数で構成される場合に、当該複数の制御端子のそれぞれの電圧または電流を独立に制御する
    ことを特徴とする半導体駆動装置。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の半導体駆動装置であって、
    同じ駆動指令により制御される前記半導体素子が複数個並列に接続して構成される場合に、当該複数個の半導体素子の各制御端子を独立に制御する
    ことを特徴とする半導体駆動装置。
  10. 複数の半導体スイッチング素子を直列に接続して構成した複数の上下アームと、前記複数の半導体スイッチング素子毎のオン・オフを制御する複数の半導体駆動装置とを備えた電力変換装置であって、
    前記複数の半導体駆動装置は、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の半導体駆動装置により構成される
    ことを特徴とする電力変換装置。
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