JP2011218357A - 吸水剤およびその製法 - Google Patents
吸水剤およびその製法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011218357A JP2011218357A JP2011158357A JP2011158357A JP2011218357A JP 2011218357 A JP2011218357 A JP 2011218357A JP 2011158357 A JP2011158357 A JP 2011158357A JP 2011158357 A JP2011158357 A JP 2011158357A JP 2011218357 A JP2011218357 A JP 2011218357A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- weight
- absorbing agent
- absorbing
- absorbent resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J3/00—Processes of treating or compounding macromolecular substances
- C08J3/24—Crosslinking, e.g. vulcanising, of macromolecules
- C08J3/245—Differential crosslinking of one polymer with one crosslinking type, e.g. surface crosslinking
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L15/00—Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
- A61L15/16—Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
- A61L15/42—Use of materials characterised by their function or physical properties
- A61L15/60—Liquid-swellable gel-forming materials, e.g. super-absorbents
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J20/00—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
- B01J20/22—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising organic material
- B01J20/26—Synthetic macromolecular compounds
- B01J20/261—Synthetic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon to carbon unsaturated bonds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F20/00—Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride, ester, amide, imide or nitrile thereof
- C08F20/02—Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms, Derivatives thereof
- C08F20/04—Acids, Metal salts or ammonium salts thereof
- C08F20/06—Acrylic acid; Methacrylic acid; Metal salts or ammonium salts thereof
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2220/00—Aspects relating to sorbent materials
- B01J2220/50—Aspects relating to the use of sorbent or filter aid materials
- B01J2220/68—Superabsorbents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2333/00—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof; Derivatives of such polymers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Hematology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の吸水剤は、特定の粒度分布、特定のCRCs、特定のAAPs、そして特定の加圧下化学架橋指数を有する。また、その製法は、特定の重合方法により得られた高度に架橋されてかつ、保持容量が高く、ゲル層膨潤圧が3.5kPa以上である吸水性樹脂を、さらに特定の粒度分布(850μm未満で106μm以上の粒子が全体の95重量%以上、粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45)に制御した後、表面架橋を行い、液透過性向上剤を混合する。
【選択図】なし
Description
該吸水剤が、下記(a)〜(c)および(f)、(g)の要件を満たす吸水剤である。
(b)粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45
(c)0.9重量%食塩水の加圧下吸収倍率(AAPs)が20g/g以上
(f)0.9重量%食塩水の吸収倍率(CRCs)が15g/g以上、29g/g未満
(g)以下の式2で表される加圧下化学架橋指数が100以上
加圧下化学架橋指数=(CRCs)+(AAPdw) (式2)
CRCs(g/g):0.9重量%食塩水の吸収倍率
AAPdw(g/g):純水の加圧下吸収倍率
上記構成によれば、吸水剤は優れたゲル特性を示し、紙おむつや生理用ナプキンなどの吸水体として使用された場合、従来になかった優れた性能を示す。
該吸水剤が、下記(a)および(b)の要件を満たす吸水剤の製法である。
(b)粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45
上記方法によれば、優れたゲル特性を示し、紙おむつや生理用ナプキンなどの吸水体として使用された場合、従来になかった優れた性能を示す吸水剤を製造することができる。
(1)アクリル酸および/またはその塩を主成分とする単量体を架橋重合して得られた吸水性樹脂をさらに表面架橋した吸水性樹脂粒子を主成分とする吸水剤の製造方法であって、前記吸水性樹脂のゲル層膨潤圧(SPGL(B))が3.50(kPa)以上であり、かつJIS標準篩で測定される粒度分布が、850μm未満で106μm以上の粒子が全体の95〜100重量%、粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45、であることを特徴とする吸水剤の製造方法。
(2)アクリル酸および/またはその塩を主成分とする単量体を架橋重合して得られた吸水性樹脂をさらに表面架橋した吸水性樹脂粒子を主成分とする吸水剤の製造方法であって、該吸水性樹脂のゲル層膨潤圧(SPGL(B))が3.50(kPa)以上であり、かつ該吸水性樹脂を0.69重量%食塩水流れ誘導性(SFC)が40(10-7・cm3・s・g-1)以上まで表面架橋した後に、さらに液透過性向上剤を混合する吸水剤の製造方法。
(3)アクリル酸および/またはその塩を主成分とする単量体を架橋重合して得られた吸水性樹脂をさらに表面架橋した吸水性樹脂粒子を主成分とする吸水剤の製造方法であって、前記架橋重合は、単量体に対して水溶性連鎖移動剤0.001〜10モル%の存在下にて沸騰重合する吸水剤の製造方法。
まず、本発明で使用する略語について定義する。
CRCs(Centrifuge Retention Capacity saline/CRCs)は、0.9重量%食塩水の吸収倍率のことを示す。
CRCdw(Centrifuge Retention Capacity deionized water/CRCdw)は、純水の吸収倍率のことを示す。
AAPs(Absorbency Against Pressure saline/AAPs)は、0.9重量%食塩水の加圧下吸収倍率のことを示す。
AAPdw(Absorbency Against Pressure deionized water/AAPdw)は、純水の加圧下吸収倍率のことを示す。
SFC(Saline Flow Conductivity/SFC)は、0.69重量%食塩水流れ誘導性のことを示す。
CSF(Capillary Suction Force/CSF)は、毛管吸収倍率のことを示す。
D50は、重量平均粒子径のことを示す。
σζは、粒度分布の対数標準偏差のことを示す。
これらの測定方法については、後段の実施例にて詳述する。
食塩水は、塩化ナトリウム水溶液を示す。
本発明では重量と質量は同様の意味として使用し、文中での使用は重量に統一する。
(1−1)単量体(A)
本発明で用いる単量体(A)は、アクリル酸および/またはその塩を主成分として含有してなっている。上記単量体(A)中におけるアクリル酸および/またはその塩の含有率は、吸水剤の吸収特性およびゲル特性をさらに向上させるために、70〜100モル%であるのが好ましく、80〜100モル%であるのがより好ましく、90〜100モル%であるのが最も好ましい。
本発明で用いる吸水性樹脂は、架橋剤を使用しない自己架橋型のものであってもよいが、1分子中に2個以上の重合性不飽和基および/または反応性基を有する架橋剤(吸水性樹脂の内部架橋剤)、または、環状化合物であって開環反応により1分子中に2個以上の反応性基が出現する内部架橋剤(B)を、共重合又は反応させたものが好ましい。さらに好ましい形態は、内部架橋剤(B)存在下に重合した吸水性樹脂である。
これら内部架橋剤(B)は、単独で用いてもよく、適宜2種類以上を混合して用いてもよい。また、これら内部架橋剤(B)は、反応系に一括添加してもよく、分割添加してもよい。少なくとも1種または2種類以上の内部架橋剤(B)を使用する場合には、最終的に得られる吸水性樹脂や吸水剤の吸収特性等を考慮して、2個以上の重合性不飽和基を有する化合物を重合時に必須に用いることが好ましい。
本発明において、単量体(A)の重合時に用いられる連鎖移動剤は水溶性連鎖移動剤であることが好ましい。水溶性連鎖移動剤で無い場合、得られる吸水剤の化学架橋指数(または加圧下化学架橋指数)が十分でない恐れがある。本発明で使用される水溶性連鎖移動剤(C)としては、水、またはアクリル酸および/またはその塩に溶解するものであれば特に制限されず、チオール類、チオール酸類、2級アルコール類、アミン類、リン化合物類、遷移金属錯体類などを挙げることができる。より具体的に例示すると、メルカプトエタノール、メルカプトプロパノール、ドデシルメルカプタン、チオグリコール酸および/またはその塩、チオリンゴ酸および/またはその塩、3−メルカプトプロピオン酸および/またはその塩、イソプロパノール、蟻酸および/またはその塩、次亜燐酸および/またはその塩、亜燐酸および/またはその塩、から選ばれる1種または2種以上が用いられるが、この効果からチオリンゴ酸および/またはその塩、次亜燐酸および/またはその塩、亜燐酸および/またはその塩、から選ばれる1種または2種以上がより好ましく、次亜燐酸および/またはその塩、亜燐酸および/またはその塩、のようなリン化合物がさらに好ましく用いられる。
本発明に用いられる吸水性樹脂(D)を得るために上述の単量体(A)を重合するに際しては、バルク重合や沈殿重合を行うことが可能であるが、性能面や重合の制御の容易さ、さらに膨潤ゲルの吸収特性の観点から、上記単量体(A)を水溶液とすることによる水溶液重合や逆相懸濁重合を行うことが好ましく、水溶液重合が最も好ましい。かかる重合方法は、従来公知であって例えば、US4625001、US4769427、US4873299、US4093776、US4367323、US4446261、US4683274、US4690996、US4721647、US4738867、US4748076、EP1178059などに記載されている。尚、上記単量体(A)を水溶液とする場合の該水溶液(以下、単量体水溶液と称する)中の単量体(A)の濃度は、水溶液の温度や単量体(A)によって決まり、特に限定されるものではないが、30重量%〜70重量%の範囲内が好ましく、35重量%〜70重量%の範囲内がさらに好ましい。30重量%未満の濃度では単位反応容積当りの生産性が下がり、また、乾燥工程にも時間とエネルギーを要し、生産性が低下して工業的観点から好ましくない。また、上記水溶液重合を行う際には、水以外の溶媒を必要に応じて併用してもよく、併用して用いられる溶媒の種類は、特に限定されるものではない。
(b)粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45
(1−5)吸水性樹脂粒子(E)
本発明に用いられる吸水性樹脂粒子(E)は、好ましくは、前記方法により得られた吸水性樹脂(D)の表面を特定の表面架橋剤を用いて架橋処理することによって得られる。
(b)粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45
本発明で使用される吸水性樹脂粒子は特に限定されないが、好ましくは前記の製法によって得られた吸水性樹脂粒子(E)である。吸水性樹脂粒子(E)を本発明の吸水剤とすることができ、その場合、吸水剤は好ましくは、下記の(3)吸水剤に記載のCRCs、AAPs、SFC、CSF、粒度分布、嵩比重、水可溶分、形状、含水率などを有するものであるが、その他の方法で本発明の吸水剤を得てもよい。
本発明の吸水剤は、吸水性樹脂粒子と液透過性向上剤を含む吸水性樹脂組成物であっても良い。以下に、本発明で使用される液透過性向上剤(F)について詳述する。
本発明の吸水剤とは、吸水性樹脂粒子または吸水性樹脂粒子を含む吸水性樹脂組成物(好ましくは吸水性樹脂粒子および液透過性向上剤を含む吸水性樹脂組成物)であり、粒子状で尿、経血、汗、その他の体液吸収のための衛生材料用吸収材料として好適に使用されるものである。吸水性樹脂粒子は好ましくは前記(1−5)吸水性樹脂粒子(E)に記載の製法で得られたものである。また、液透過性向上剤は好ましくは前記(2)液透過性向上剤に記載されたものである。本発明の吸水剤に含まれる吸水性樹脂粒子の割合は90〜100重量%であり、好ましくは95〜100重量%であり、特に好ましくは98〜100重量%である。また、本発明の吸水剤は好ましくはリン原子を含有する。このリン原子は水溶性連鎖移動剤であるリン化合物に由来するのものである。
CRCs(g/g):0.9重量%食塩水の吸収倍率
CRCdw(g/g):純水の吸収倍率
本発明の吸水剤は、CRCsが15g/g以上、29g/g未満の場合、以下の式2で表される加圧下化学架橋指数が100以上であり、好ましくは110以上であり、さらに好ましくは115以上であり、最も好ましくは120以上である。加圧下化学架橋指数は通常1000を上限とする。
CRCs(g/g):0.9重量%食塩水の吸収倍率
AAPdw(g/g):純水の加圧下吸収倍率
本発明の吸水剤の特徴である化学架橋指数は純水での吸収倍率と0.9重量%食塩水の吸収倍率との比で表される。化学架橋指数は純水での吸収倍率が低く、0.9重量%食塩水の吸収倍率が高い方が高くなる。吸水剤を純水で膨潤させた場合、主鎖高分子の“からみあい”による物理的な架橋は、多量の溶媒によって、主鎖の“からみあい”がほぐれることによって解消される。しかし、化学架橋による膨潤規制は変化しない。つまり、吸水剤に含まれる化学架橋の量が多いほど、純水での吸収倍率は低くなり、同じ0.9重量%食塩水の吸収倍率を有するもので比較すると化学架橋指数の値は高くなる。同様の理由で、純水の加圧下吸収倍率は化学架橋が多いほうが高くなる。すなわち、純水中では主鎖高分子の“からみあい”による物理的な架橋はほぐれてしまい、加圧下でのゲルの強度を保持する能力は低い。一方、化学架橋は加圧下でのゲルの強度を保持する能力に優れる。すなわち、同じ0.9重量%食塩水の吸収倍率を有するもので比較すると、化学架橋が多い吸水剤ほど加圧下化学架橋指数が高くなる。これら2つの指標(化学架橋指数および加圧下化学架橋指数)は好ましく適用される吸水剤のCRCsの範囲がある。すなわち、より高いCRCs(CRCsが29g/g以上、39g/g未満)の範囲では化学架橋指数が好ましく、より低いCRCs(CRCsが15g/g以上、29g/g未満)の範囲では加圧下化学架橋指数が好ましい。これはそれぞれの範囲でそれぞれの特性の差が顕著に観察されるためである。
(b)粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45
本発明の吸水剤は、0.9重量%食塩水の吸収倍率(CRCs)は15g/g以上、39g/g未満の範囲であり、20〜35g/gであることがより好ましく、20〜32g/gであることがさらに好ましく、24〜32g/gであることが最も好ましい。吸収倍率が低いとおむつ等の衛生材料に使用する場合の効率が悪くなり、高すぎた場合にはゲル強度の低下などによる性能低下が起こる恐れがある。
上記方法により得られた吸水剤は、適当な素材と組み合わせることにより、たとえば、衛生材料の吸収層として好適な吸水体とすることができる。以下、本発明の吸水体について説明する。
該吸水剤が、下記(a)〜(e)の要件を満たす吸水剤である衛生材料である。
(b)粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45
(c)0.9重量%食塩水の加圧下吸収倍率(AAPs)が20g/g以上
(d)0.9重量%食塩水の吸収倍率(CRCs)が29g/g以上、39g/g未満の範囲
(e)以下の式1で表される化学架橋指数が160以上
化学架橋指数=(CRCs)/(CRCdw)×1000 (式1)
CRCs(g/g):0.9重量%食塩水の吸収倍率
CRCdw(g/g):純水の吸収倍率
また、本発明の衛生材料は、(a)着用者の体に隣接して配置される液体透過性のトップシート、(b)着用者の身体から遠くに、着用者の衣類に隣接して配置される、液体に対して不透過性のバックシート、および(c)トップシートとバックシートの間に配置された吸水体を含んでなる衛生材料であり、該吸水体中の吸水剤の割合が、20重量%以上、好ましくは30重量%以上、さらに好ましくは40重量%以上、最も好ましくは50重量%以上の範囲であり、該吸水剤がアクリル酸およびその塩を含む単量体を重合して得られる架橋構造を有する吸水性樹脂が表面架橋された吸水性樹脂粒子を主成分とする吸水剤であって、
該吸水剤が、下記(a)〜(c)および(f)、(g)の要件を満たす吸水剤である衛生材料である。
(b)粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45
(c)0.9重量%食塩水の加圧下吸収倍率(AAPs)が20g/g以上
(f)0.9重量%食塩水の吸収倍率(CRCs)が15g/g以上、29g/g未満
(g)以下の式2で表される加圧下化学架橋指数が100以上
加圧下化学架橋指数=(CRCs)+(AAPdw) (式2)
CRCs(g/g):0.9重量%食塩水の吸収倍率
AAPdw(g/g):純水の加圧下吸収倍率
(実施の形態2)
以下に本発明の実施の形態について詳しく説明する。
本実施形態で用いられる重合して吸水性樹脂となる単量体成分の例としては、上記実施の形態1に記載された単量体成分を適用しうる。
以下、本発明の吸水性樹脂の物性および形状を説明する。
本発明で用いられる吸水剤は、好ましくは、前記方法により得られた吸水性樹脂の表面を前記実施の形態1の記載と同様の架橋処理をすることによって得られる。なお、使用される表面架橋剤の使用量についても、実施の形態1と同様である。
本実施形態で使用される液透過性向上剤は、上記実施の形態1に記載された液透過性向上剤を適用しうる。
以下、本発明の吸水剤の物性および形状をさらに説明する。
0.9重量%食塩水の吸収倍率(CRCs)が20〜32g/g
加圧下吸水倍率(AAPs)が22g/g以上
0.69重量%食塩水流れ誘導性(SFC)が80〜300(10−7・cm3・s・g−1)
850μm未満で106μm以上の粒子が全体の95重量%以上、粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45の吸水剤を与える。かかる新規な吸水剤は好ましくは連鎖移動剤、さらには燐化合物を重合体内部に含む。
本発明の吸水剤は好ましくは、紙おむつ、生理用ナプキン、失禁パッド、医療用パッド等の衛生材料に使用される。吸水剤は繊維材料と複合化されシート化されるなどして吸収体とされる。吸収体中で本発明の吸水剤は10重量%以上、さらには20重量%以上の高濃度で使用される。かかる吸収体は、液体透過性のトップシート、および、液体に対して不透過性のバックシート、の間に配置された構成で使用されることが好ましい。吸収体は二層以上であっても良いし、パルプ層などとともに用いても良い。
該吸水剤が、下記(a)〜(e)の要件を満たす吸水剤である。
(b)粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45
(c)0.9重量%食塩水の加圧下吸収倍率(AAPs)が20g/g以上
(d)0.9重量%食塩水の吸収倍率(CRCs)が29g/g以上、39g/g未満の範囲
(e)以下の式1で表される化学架橋指数が160以上
化学架橋指数=(CRCs)/(CRCdw)×1000 (式1)
CRCs(g/g):0.9重量%食塩水の吸収倍率
CRCdw(g/g):純水の吸収倍率
以下、実施例および比較例により、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。さらに、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、それぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
0.9重量%食塩水の吸収倍率(CRCs)は0.9重量%食塩水に対する無加圧下で30分の吸収倍率を示す。本発明において、0.9重量%食塩水の吸収倍率(CRCs)と無加圧下吸収倍率とは同義である。
=(W1(g)−W0(g))/(吸水剤の重量(g))−1
(2)純水の吸収倍率(CRCdw)
純水の吸収倍率(CRCdw)は純水に対する無加圧下で30分の吸収倍率を示す。なお、純水の電気伝導率は25℃において、1.0〜2.0μS/cmとする。
=(W2(g)−W0(g))/(吸水剤の重量(g))−1
(3)0.9重量%食塩水の加圧下吸収倍率(AAPs)
0.9重量%食塩水の加圧下吸収倍率(AAPs)は0.9重量%食塩水に対する4.83kPaで60分の加圧下吸収倍率を示す。図3を参照して、0.9重量%食塩水の加圧下吸収倍率(AAPs)を測定するための装置および方法を記載する。
=(Wb(g)−Wa(g))/(吸水剤の重量(0.90g))
(4)純水の加圧下吸収倍率(AAPdw)
加圧下吸収倍率(AAPdw)は純水に対する4.83kPaで60分の加圧下吸収倍率を示す。
吸水剤を目開き850μm、710μm、600μm、500μm、425μm、300μm、212μm、150μm、45μmなどのJIS標準ふるいで篩い分けし、残留百分率Rを対数確率紙にプロットした。これにより、R=50重量%に相当する粒径を重量平均粒子径(D50)として読み取った。また、対数標準偏差(σζ)は下記の式で表され、σζの値が小さいほど粒度分布が狭いことを意味する。
(X1はR=84.1%、X2はR=15.9%の時のそれぞれの粒径)
重量平均粒子径(D50)および対数標準偏差(σζ)を測定する際の分級方法は、吸水剤10.0gを、室温(20〜25℃)、湿度50RH%の条件下で、目開き850μm、710μm、600μm、500μm、425μm、300μm、212μm、150μm、45μmのJIS標準ふるい(THE IIDA TESTING SIEVE:径8cm)に仕込み、振動分級器(IIDA SIEVE SHAKER、TYPE:ES−65型、SER.No.0501)により、5分間、分級を行った。ここでいう、対数標準偏差は粒子径の対数標準偏差または粒度分布の対数標準偏差と同じ意味である。
0.69重量%食塩水流れ誘導性(SFC)は吸水剤の膨潤時の液透過性を示す値である。SFCの値が大きいほど高い液透過性を有することを示している。
=(Fs(T=0)×L0)/(ρ×A×ΔP)
=(Fs(T=0)×L0)/139506
ここで、
Fs(T=0):g/sで表した流速
L0:cmで表したゲル層の高さ
ρ:NaCl溶液の密度(1.003g/cm3)
A:セル41中のゲル層上側の面積(28.27cm2)
ΔP:ゲル層にかかる静水圧(4920dyne/cm2)
およびSFC値の単位は(10−7・cm3・s・g−1)である。
CSFは吸水剤の毛管吸引力をあらわす指標である。
毛管吸収倍率は以下の式で求められる。
=吸収量(W20)(g)/0.44(g)
(8)可溶分(水可溶成分)量
250ml容量の蓋付きプラスチック容器に0.9重量%食塩水184.3gをはかり取り、その水溶液中に吸水性樹脂または吸水剤1.00gを加え16時間、スターラーを回転させ攪拌することにより樹脂中の可溶分を抽出した。この抽出液を濾紙1枚(ADVANTEC東洋株式会社、品名:(JIS P 3801、No.2)、厚さ0.26mm、保留粒子径5μm)を用いて濾過することにより得られた濾液の50.0gを測り取り測定溶液とした。
中和率(mol%)=(1−([NaOH]−[bNaOH])/([HCl]−[bHCl]))×100
(9)吸水体の評価方法
本発明の吸水剤を用いた吸水体の評価を以下の方法で行った。
5:非常に良い
4:良い
3:普通
2:悪い
1:非常に悪い
上記評価項目4項目の五段階評価点の合計点を総合評価点とし、吸水体の性能評価とした。評価点が高い吸水体の方が優れた吸水体である。
図4に示したような構造の測定装置(Accuforce Cadnet Force Gage X5931C(デジタルフォースゲージ)、AMETEK社製)を用い、次の方法により測定した。300〜500μmに分級した吸水性樹脂(a)0.358gをFISHER ELECTRO-PHOTOMETER用セル(b)に入れ、25℃に調温された前記人工尿(1)(c)10gを上記セル(b)に投入した(測定する吸水性樹脂の粒度に関して、該当する粒度範囲が存在しないサンプルの場合には、分級せずにそのままの粒度で測定に用いる)。すぐさま、ポリエチレン製落とし蓋(d)を浮かべ、その落とし蓋(d)に直径20mmの円形プレートを有する荷重測定支持棒(e)が重なるよう昇降レバーおよび調節つまみにより調整した。次に人工尿(c)10gをさらに加え、膨潤した吸水性樹脂のゲル層が落とし蓋(d)に到達した後、30分間測定を行った。SPGLの算出に用いる測定値としては30分間の測定における最大値を採用した。次式に従ってSPGL(A)の算出を行った。
ここで、SPGL(A)の値は上記算出式により、測定された値(荷重[g])を単位面積当たりの力として変換したものである。SPGL(A)の値は図5に示されるように測定に用いたサンプルの0.9重量%食塩水の吸収倍率(CRCs)の値に大きく依存する。従って、測定する吸水性樹脂のCRCsが異なればこの値を用いて優劣を簡単に判断することはできない。そこで図5より実験的に求められたCRCsとSPGL(A)との関係式(近似式)を用いて同一CRCsでのSPGLの比較を行った(図5のデータは後述する比較例14と同様の重合方法を用い、モノマー濃度39重量%、中和率71.3モル%で架橋剤量のみ0.02〜0.20まで変化させて重合を行った結果得られた吸水性樹脂に対する測定値である(表16))。次式の換算式を用い、CRCs=40[g/g]での換算値、SPGL(B)を算出した。
ここでln(SPGL(A)/201.35)は(SPGL(A)/201.35)の自然対数を表す。
液透過性向上剤を添加する前の表面が架橋された吸水性樹脂粒子のSFC(A)と、液透過性向上剤を加えた後の吸水剤のSFC(B)を測定し、以下の計算式より算出した。
なお、ここで言う(使用した液透過性向上剤の重量%)に関して、液透過性向上剤が水溶液の形で添加される場合にはその水溶液中に溶解している化合物(例えば多価金属化合物)の重量を基準として算出する。
重合器から取りだされた含水重合体の一部を少量切り取って素早く冷やし、はさみで素早く細分化した含水重合体5gを内径50mmのシャーレに取り、180℃静置乾燥機中で12時間乾燥して算出した。
(13)濃縮比の算出
重合により生成する含水重合体の固形分濃度と単量体水溶液中の固形分濃度との比(濃縮比)である。ここで、単量体水溶液中の固形分とは、単量体およびその他の添加剤であり、水や溶剤は含まない。例えば、単量体水溶液中の固形分濃度が40重量%で、生成する含水重合体の固形分濃度が48重量%の場合、濃縮比=48/40=1.20となる。
(実施例1)
シグマ型羽根を2本有する内容積10リットルのジャケット付きステンレス型双腕型ニーダーに蓋を付けて形成した反応器中で、71モル%の中和率を有するアクリル酸ナトリウムの水溶液5432g(単量体濃度39重量%)にポリエチレングリコールジアクリレート11.9g(0.1モル%)、および亜燐酸水素2ナトリウム5水和物3.65gを溶解させて反応液とした。次にこの反応液を窒素ガス雰囲気下で、30分間脱気した。続いて、反応液に10重量%過硫酸ナトリウム水溶液29.36gおよび0.1重量%L−アスコルビン酸水溶液24.47gを攪拌しながら添加したところ、およそ1分後に重合が開始した。そして、生成したゲルを粉砕しながら、20〜95℃で重合を行い、重合が開始して30分後に含水ゲル状架橋重合体を取り出した。
実施例1における反応液を、71モル%の中和率を有するアクリル酸ナトリウムの水溶液5416g(単量体濃度39重量%)にポリエチレングリコールジアクリレート11.9g(0.1モル%)、および亜燐酸水素2ナトリウム5水和物18.23gを溶解させたものにかえて同様の重合、乾燥操作を行った。得られた吸水性樹脂をロールミルを用いて粉砕し、さらに目開き710μmおよび150μmのJIS標準篩で分級し、粒度分布を調整することにより、吸水性樹脂(D2)を得た。得られた吸水性樹脂(D2)のCRCsは39.4g/gであった。この吸水性樹脂(D2)100gに2−オキサゾリドン0.5g、プロピレングリコール0.5g、純水3.0gからなる水溶液を混合した。上記の混合物を200℃で30分間加熱処理し、60℃まで冷却した後に、目開き710μmのJIS標準篩を通過させて吸水性樹脂粒子(E2)を得た。得られた吸水性樹脂粒子(E2)を吸水剤(2)とした。
実施例1における反応液を、71モル%の中和率を有するアクリル酸ナトリウムの水溶液5426g(単量体濃度39重量%)にポリエチレングリコールジアクリレート11.9g(0.1モル%)、および亜燐酸水素2ナトリウム5水和物2.19gを溶解させたものにかえて同様の重合、乾燥操作を行った。得られた吸水性樹脂をロールミルを用いて粉砕し、さらに目開き850μmおよび150μmのJIS標準篩で分級し、粒度分布を調整することにより、吸水性樹脂(D3)を得た。得られた吸水性樹脂(D3)のCRCsは32.8g/gであった。この吸水性樹脂(D3)100gに1,4−ブタンジオール1.0g、純水2.5gからなる水溶液を混合した。上記の混合物を200℃で20分間加熱処理し、60℃まで冷却した後に、目開き850μmのJIS標準篩を通過させて吸水性樹脂粒子(E3)を得た。得られた吸水性樹脂粒子(E3)を吸水剤(3)とした。
実施例1で得られた吸水性樹脂粒子(E1)100gに、硫酸アルミニウム14〜18水和物(浅田化学工業株式会社製)1.5gおよび純水1.6gからなる水溶液を均一に混合した。この混合物を60℃で30分間乾燥し、目開き600μmのJIS標準篩を通過させた。得られた組成物を吸水剤(4)とした。
実施例2で得られた吸水性樹脂粒子(E2)100gに、ポリビニルアミン20重量%水溶液2.0gおよびReolosil QS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA製)0.3gを均一に混合した。この混合物を60℃で30分間乾燥し、目開き710μmのJIS標準篩を通過させた。得られた組成物を吸水剤(5)とした。
実施例3で得られた吸水性樹脂粒子(E3)100gに、硫酸アルミニウム14〜18水和物(重量平均粒子径約150μm)1.0gを均一に混合した。得られた組成物を吸水剤(6)とした。
実施例3で得られた吸水性樹脂(D3)を比較吸水剤(1)とした。
実施例1と同様の重合操作を、反応液を75モル%の中和率を有するアクリル酸ナトリウムの水溶液5444g(単量体濃度38重量%)にポリエチレングリコールジアクリレート4.02g(0.035モル%)を溶解させたものに変えて行った。得られた吸水性樹脂をロールミルを用いて粉砕し、さらに目開き710μmおよび150μmのJIS標準篩で分級し、粒度分布を調整することにより、比較吸水性樹脂(2)を得た。得られた比較吸水性樹脂(2)のCRCsは44.0g/gであった。この比較吸水性樹脂(2)100gに2−オキサゾリドン0.5g、プロピレングリコール0.5g、純水3.0gからなる水溶液を混合した。上記の混合物を200℃で30分間加熱処理し、60℃まで冷却した後に、目開き710μmのJIS標準篩を通過させて比較吸水性樹脂粒子(2)を得た。得られた比較吸水性樹脂粒子(2)を比較吸水剤(2)とした。
シグマ型羽根を2本有する内容積10リットルのジャケット付きステンレス型双腕型ニーダーに蓋を付けて形成した反応器中で、75モル%の中和率を有するアクリル酸ナトリウムの水溶液5367g(単量体濃度33重量%)にポリエチレングリコールジアクリレート5.74g(0.06モル%)、および亜燐酸水素ナトリウム2.5水和物10.6gを溶解させて反応液とした。次にこの反応液を窒素ガス雰囲気下で、30分間脱気した。続いて、反応液に20重量%過硫酸ナトリウム水溶液12gおよび1重量%L−アスコルビン酸水溶液10gを攪拌しながら添加したところ、重合が開始した。そして、生成したゲルを粉砕しながら、20〜95℃で重合を行い、重合が開始して60分後に含水ゲル状架橋重合体を取り出した。
実施例3と同様の反応液を用いて、重合・乾燥操作を行い、得られた吸水性樹脂をハンマーミルを用いて粉砕し、さらに目開き850μmおよび150μmのJIS標準篩で分級し、粒度分布を特に調整することなく、比較吸水性樹脂(4)を得た。得られた比較吸水性樹脂(4)のCRCsは32.7g/gであった。この比較吸水性樹脂(4)100gに1,4−ブタンジオール1.0g、純水2.5gからなる水溶液を混合した。上記の混合物を200℃で20分間加熱処理し、60℃まで冷却した後に、目開き850μmのJIS標準篩を通過させて比較吸水性樹脂粒子(4)を得た。得られた比較吸水性樹脂粒子(4)を比較吸水剤(4)とした。
比較例1で得られた比較吸水剤(1)100gに、Reolosil QS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA製)0.3gを均一に混合した。得られた組成物を比較吸水剤(5)とした。
比較例2で得られた比較吸水剤(2)100gに、硫酸アルミニウム14〜18水和物(重量平均粒子径約150μm)1.0gを均一に混合した。得られた組成物を比較吸水剤(6)とした。
比較例3で得られた比較吸水剤(3)100gに、塩化アルミニウム6水和物(重量平均粒子径約150μm)1.0gを均一に混合した。得られた組成物を比較吸水剤(7)とした。
実施例1における反応液を、71モル%の中和率を有するアクリル酸ナトリウムの水溶液5426g(単量体濃度39重量%)にポリエチレングリコールジアクリレート17.87g(0.15モル%)、および亜燐酸水素2ナトリウム5水和物2.19gを溶解させたものにかえて同様の重合、乾燥操作を行った。得られた吸水性樹脂をロールミルを用いて粉砕し、さらに目開き600μmおよび150μmのJIS標準篩で分級し、粒度分布を調整することにより、吸水性樹脂(D7)を得た。得られた吸水性樹脂(D7)のCRCsは31.2g/gであった。この吸水性樹脂(D7)100gに1,4−ブタンジオール0.4g、プロピレングリコール0.6g、純水3.0gからなる水溶液を混合した。上記の混合物を200℃で30分間加熱処理し、60℃まで冷却した後に、目開き600μmのJIS標準篩を通過させて吸水性樹脂粒子(E7)を得た。得られた吸水性樹脂粒子(E7)を吸水剤(7)とした。
実施例1における反応液を、71モル%の中和率を有するアクリル酸ナトリウムの水溶液5425g(単量体濃度39重量%)にポリエチレングリコールジアクリレート17.87g(0.15モル%)、および亜燐酸水素2ナトリウム5水和物3.65gを溶解させたものにかえて同様の重合、乾燥操作を行った。得られた吸水性樹脂をロールミルを用いて粉砕し、さらに目開き850μmおよび150μmのJIS標準篩で分級し、粒度分布を調整することにより、吸水性樹脂(D8)を得た。得られた吸水性樹脂(D8)のCRCsは31.9g/gであった。この吸水性樹脂(D8)100gに1,3−プロパンジオール1.0g、純水3.0gからなる水溶液を混合した。上記の混合物を190℃で30分間加熱処理し、60℃まで冷却した後に、目開き850μmのJIS標準篩を通過させて吸水性樹脂粒子(E8)を得た。得られた吸水性樹脂粒子(E8)を吸水剤(8)とした。
実施例1における反応液を、71モル%の中和率を有するアクリル酸ナトリウムの水溶液5426g(単量体濃度39重量%)にポリエチレングリコールジアクリレート23.83g(0.20モル%)、および亜燐酸水素2ナトリウム5水和物2.19gを溶解させたものにかえて同様の重合、乾燥操作を行った。得られた吸水性樹脂をロールミルを用いて粉砕し、さらに目開き710μmおよび150μmのJIS標準篩で分級し、粒度分布を調整することにより、吸水性樹脂(D9)を得た。得られた吸水性樹脂(D9)のCRCsは27.4g/gであった。この吸水性樹脂(D9)100gに炭酸エチレン1.0、純水3.0gからなる水溶液を混合した。上記の混合物を195℃で30分間加熱処理し、60℃まで冷却した後に、目開き710μmのJIS標準篩を通過させて吸水性樹脂粒子(E9)を得た。得られた吸水性樹脂粒子(E9)を吸水剤(9)とした。
実施例7で得られた吸水性樹脂粒子(E7)100gを160℃に加温し、カリウムミョウバン(硫酸カリウムアルミニウム12水、重量平均粒子径150μm)1.6gを攪拌下に混合し、10分間攪拌した。このようにして吸水剤(10)を得た。
実施例8で得られた吸水性樹脂(D8)100gにプロピレングリコール0.6g、硫酸アルミニウム14〜18水和物1.0g、純水1.5gからなる水溶液を混合した。上記の混合物を190℃で30分間加熱処理し、60℃まで冷却した後に、目開き850μmのJIS標準篩を通過させて、吸水剤(11)を得た。
実施例9で得られた吸水性樹脂粒子(E9)100gに、硫酸アルミニウム14〜18水和物1.0g(重量平均粒子径約150μm)1.0gを均一に混合した。この混合物に5gの純水を均一に添加した。このものを60℃で30分間乾燥し、目開き710μmのJIS標準篩を通過させた。得られた組成物を吸水剤(12)とした。
実施例9で得られた吸水性樹脂(D9)を比較吸水剤(8)とした。
実施例1における反応液を、71モル%の中和率を有するアクリル酸ナトリウムの水溶液5434g(単量体濃度39重量%)にポリエチレングリコールジアクリレート11.91g(0.10モル%)を溶解させたものにかえて同様の重合、乾燥操作を行った。得られた吸水性樹脂を、ロールミルを用いて粉砕し、さらに目開き600μmおよび150μmのJIS標準篩で分級し、粒度分布を調整することにより、比較吸水性樹脂(9)を得た。この比較吸水性樹脂(9)100gに1,4−ブタンジオール0.4g、プロピレングリコール0.6g、純水3.0gからなる水溶液を混合した。上記の混合物を200℃で30分間加熱処理し、60℃まで冷却した後に、目開き600μmのJIS標準篩を通過させて比較吸水性樹脂粒子(9)を得た。得られた比較吸水性樹脂粒子(9)を比較吸水剤(9)とした。
実施例1における反応液を、71モル%の中和率を有するアクリル酸ナトリウムの水溶液5434g(単量体濃度39重量%)にポリエチレングリコールジアクリレート7.74g(0.065モル%)を溶解させたものにかえて同様の重合、乾燥操作を行った。得られた吸水性樹脂をロールミルを用いて粉砕し、さらに目開き850μmおよび150μmのJIS標準篩で分級し、粒度分布を調整することにより、比較吸水性樹脂(10)を得た。得られた比較吸水性樹脂(10)のCRCsは35.2g/gであった。この比較吸水性樹脂(10)100gに1,3−プロパンジオール1.0g、純水3.0gからなる水溶液を混合した。上記の混合物を190℃で30分間加熱処理し、60℃まで冷却した後に、目開き850μmのJIS標準篩を通過させて比較吸水性樹脂粒子(10)を得た。得られた比較吸水性樹脂粒子(10)を比較吸水剤(10)とした。
比較例8で得られた比較吸水剤(8)100gを160℃に加温し、カリウムミョウバン(硫酸カリウムアルミニウム12水、重量平均粒子径150μm)1.6gを攪拌下に混合し、10分間攪拌した。このようにして比較吸水剤(11)を得た。
比較例9で得られた比較吸水性樹脂(9)100gにプロピレングリコール0.6g、硫酸アルミニウム14〜18水和物1.0g、純水1.5gからなる水溶液を混合した。上記の混合物を190℃で30分間加熱処理し、60℃まで冷却した後に、目開き600μmのJIS標準篩を通過させて、比較吸水剤(12)を得た。
比較例10で得られた比較吸水性樹脂(10)100gに、硫酸アルミニウム14〜18水和物1.0g(重量平均粒子径約150μm)1.0gを均一に混合した。この混合物に5gの純水を均一に添加した。このものを60℃で30分間乾燥し、目開き850μmのJIS標準篩を通過させた。得られた組成物を比較吸水剤(13)とした。
断熱材である発泡スチロールで覆われた、内径80mm、容量1リットルのポリプロピレン製容器に、アクリル酸173.0g、ポリエチレングリコールジアクリレート(分子量523)2.5g、およびジエチレントリアミン5酢酸・5ナトリウム0.01gを混合した溶液(A)と、48.5重量%NaOH水溶液138.6gと50℃に調温したイオン交換水276.2gを混合した溶液(B)を、マグネチックスターラーで攪拌しながら(A)に(B)を開放系で一気に加え混合した。中和熱と溶解熱で液温が約100℃まで上昇した単量体水溶液(単量体濃度35重量%、中和率70モル%が得られた。さらに、この単量体水溶液に3重量%の過硫酸ナトリウム水溶液9.6gを加え、数秒攪拌した後すぐに、ホットプレート(NEO HOTPLATE H1−1000(株)井内盛栄堂製)により表面温度を100℃まで加熱された、内面にテフロン(登録商標)を貼り付けた底面250×250mmのステンレス製バット型容器中に開放系で注いだ。ステンレス製バット型容器は、そのサイズが底面250×250mm、上面640×640mm、高さ50mmであり、中心断面が台形で、上面が開放されている。
実施例13に記載の方法においてポリエチレングリコールジアクリレートを0.25モル%に変更した以外は同様の操作を行い、重量平均粒子径328μm、対数標準偏差(σζ)0.36の不定形破砕状の吸水性樹脂を得た。得られた吸水性樹脂のCRCsは30.2g/g、ゲル層膨潤圧は4.14kPaであった。その他の諸物性を表12、13に示した。
実施例13と同様の条件で表面架橋を行い、表面が架橋された吸水性樹脂を得た。得られた吸水剤(14−1)の諸物性を表12に示した。
実施例14で得られた吸水性樹脂100重量部に1,4−ブタンジオール0.3重量部、プロピレングリコール0.6重量部、純水3重量部の混合液からなる表面架橋剤を混合した後、混合物を195℃で35分間加熱処理した。さらに、その粒子を目開き600μmのJIS標準篩を通過するまで解砕し、表面が架橋された吸水性樹脂を得た。得られた吸水剤(14−2)の諸物性を表12に示した。
断熱材である発泡スチロールで覆われた内径80mm、容量1リットルのポリプロピレン製容器に、アクリル酸192.2g、ポリエチレングリコールジアクリレート(分子量523)2.79g、およびジエチレントリアミン5酢酸・5ナトリウム0.01gを混合した溶液(A)と、48.5重量%NaOH水溶液156.8gと40℃に調温したイオン交換水239.3gを混合した溶液(B)を、マグネチックスターラーで攪拌しながら(A)に(B)を開放系で一気に加え混合した。中和熱と溶解熱で液温が約100℃まで上昇した単量体水溶液(単量体濃度39重量%、中和率71.3モル%が得られた。さらに、この単量体水溶液に3重量%の過硫酸ナトリウム水溶液8.89gを加え、数秒攪拌した後すぐに、ホットプレート(NEO HOTPLATE H1−1000(株)井内盛栄堂製)により表面温度を100℃まで加熱された、内面にテフロン(登録商標)を貼り付けた底面250×250mmのステンレス製バット型容器中に開放系で注いだ。
断熱材である発泡スチロールで覆われた内径80mm、容量1リットルのポリプロピレン製容器に、アクリル酸259.6g、ポリエチレングリコールジアクリレート(分子量523)2.26g、およびジエチレントリアミン5酢酸・5ナトリウム0.01gを混合した溶液(A)と、48.5重量%NaOH水溶液208.0gと25℃に調温したイオン交換水223.0gを混合した溶液(B)を、マグネチックスターラーで攪拌しながら(A)に(B)を開放系で一気に加え混合した。中和熱と溶解熱で液温が約100℃まで上昇した単量体水溶液(単量体濃度45重量%、中和率70モル%が得られた。さらに、この単量体水溶液に5重量%の過硫酸ナトリウム水溶液7.2gを加え、数秒攪拌した後すぐに、ホットプレート(NEO HOTPLATE H1−1000(株)井内盛栄堂製)により表面温度を100℃まで加熱された、内面にテフロン(登録商標)を貼り付けた底面250×250mmのステンレス製バット型容器中に開放系で注いだ。ステンレス製バット型容器は、そのサイズが底面250×250mm、上面640×640mm、高さ50mmであり、中心断面が台形で、上面が開放されている。
断熱材である発泡スチロールで覆われた、内径80mm、容量1リットルのポリプロピレン製容器に、アクリル酸214.7g、ポリエチレングリコールジアクリレート(分子量523)3.12g、および2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン0.03gさらにジエチレントリアミン5酢酸・5ナトリウム0.01g、さらにポリプロピレングリコール(分子量6000)2.63gを混合した溶液(A)と、48.5重量%NaOH水溶液179.4gと40℃に調温したイオン交換水338.3gを混合した溶液(B)を、マグネチックスターラーで攪拌しながら(A)に(B)を開放系で一気に加え混合した。中和熱と溶解熱で液温が約100℃まで上昇した単量体水溶液(単量体濃度35重量%、中和率73.0モル%が得られた。さらに、この単量体水溶液に3重量%の過硫酸ナトリウム水溶液11.9gを加え、数秒攪拌した後すぐに、ホットプレート(NEO HOTPLATE H1−1000(株)井内盛栄堂製)により表面温度を100℃まで加熱された、内面にテフロン(登録商標)を貼り付けた底面250×250mmのステンレス製バット型容器中に開放系で注いだ。
断熱材である発泡スチロールで覆われた、内径80mm、容量1リットルのポリプロピレン製容器に、アクリル酸172.5g、ポリエチレングリコールジアクリレート(分子量523)3.5g、およびジエチレントリアミン5酢酸・5ナトリウム0.01g、さらに亜りん酸水素二ナトリウム・五水和物0.31gを混合した溶液(A)と、48.5重量%NaOH水溶液140.8gと50℃に加熱したイオン交換水273.4gを混合した溶液(B)を、マグネチックスターラーで攪拌しながら(A)に(B)を開放系で一気に加え混合した。中和熱と溶解熱で液温が約100℃まで上昇した単量体水溶液(単量体濃度35重量%、中和率71.3モル%が得られた。さらに、この単量体水溶液に3重量%の過硫酸ナトリウム水溶液9.6gを加え、数秒攪拌した後すぐに、ホットプレート(NEO HOTPLATE H1−1000(株)井内盛栄堂製)により表面温度を100℃まで加熱された、内面にテフロン(登録商標)を貼り付けた底面250×250mmのステンレス製バット型容器中に開放系で注いだ。
実施例18で得られた吸水性樹脂100重量部に1,4−ブタンジオール0.3重量部、プロピレングリコール0.6重量部、純水3重量部の混合液からなる表面架橋剤を混合した後、混合物を190℃で30分間加熱処理した。さらに、その粒子を目開き600μmのJIS標準篩を通過するまで解砕し、表面が架橋された吸水性樹脂を得た。得られた吸水剤(18−1)の諸物性を表12に示した。
実施例18で得られた吸水性樹脂100重量部に1,4−ブタンジオール0.3重量部、プロピレングリコール0.6重量部、純水3重量部の混合液からなる表面架橋剤を混合した後、混合物を190℃で35分間加熱処理した。さらに、その粒子を目開き600μmのJIS標準篩を通過するまで解砕し、表面が架橋された吸水性樹脂を得た。得られた吸水剤(18−2)の諸物性を表12に示した。
断熱材である発泡スチロールで覆われた、内径80mm、容量1リットルのポリプロピレン製容器に、アクリル酸192.2g、ポリエチレングリコールジアクリレート(分子量523)3.49g、およびジエチレントリアミン5酢酸・5ナトリウム0.01g、さらに亜りん酸水素二ナトリウム・五水和物0.35gを混合した溶液(A)と、48.5重量%NaOH水溶液156.8gと40℃に加熱したイオン交換水238.3gを混合した溶液(B)を、マグネチックスターラーで攪拌しながら(A)に(B)を開放系で一気に加え混合した。中和熱と溶解熱で液温が約100℃まで上昇した単量体水溶液(単量体濃度39重量%、中和率71.3モル%が得られた。さらに、この単量体水溶液に3重量%の過硫酸ナトリウム水溶液8.9gを加え、数秒攪拌した後すぐに、ホットプレート(NEO HOTPLATE H1−1000(株)井内盛栄堂製)により表面温度を100℃まで加熱された、内面にテフロン(登録商標)を貼り付けた底面250×250mmのステンレス製バット型容器中に開放系で注いだ。
実施例19で得られた吸水性樹脂100重量部に1,4−ブタンジオール0.3重量部、プロピレングリコール0.6重量部、純水3重量部の混合液からなる表面架橋剤を混合した後、混合物を190℃で35分間加熱処理した。さらに、その粒子を目開き600μmのJIS標準篩を通過するまで解砕し、表面が架橋された吸水性樹脂を得た。得られた吸水剤(19−1)の諸物性を表12に示した。
実施例19で得られた吸水性樹脂100重量部に1,4−ブタンジオール0.3重量部、プロピレングリコール1重量部、純水3重量部の混合液からなる表面架橋剤を混合した後、混合物を190℃で40分間加熱処理した。さらに、その粒子を目開き600μmのJIS標準篩を通過するまで解砕し、表面が架橋された吸水性樹脂を得た。得られた吸水剤(19−2)の諸物性を表12に示した。
実施例15に記載の方法においてポリエチレングリコールジアクリレートを0.05モル%に変更した以外は同様の操作を行い、重量平均粒子径323μm、対数標準偏差(σζ)0.37の不定形破砕状の吸水性樹脂を得た。得られた吸水性樹脂のCRCsは43.5g/g、ゲル層膨潤圧は3.51kPaであった。その他の諸物性を表12、13に示した。
(実施例21)
実施例13で得られた吸水剤(13)100重量部に、ReolosilQS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA社製)0.3重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
実施例14−1で得られた吸水剤(14−1)100重量部に、ReolosilQS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA社製)0.3重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
実施例14−2で得られた吸水剤(14−2)100重量部に、ReolosilQS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA社製)0.3重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
実施例14−2で得られた吸水剤(14−2)100重量部に、硫酸アルミニウム14〜18水和物(和光純薬より入手)0.7重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
実施例15で得られた吸水剤(15)100重量部に、ReolosilQS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA社製)0.3重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
実施例16で得られた吸水剤(16)100重量部に、ReolosilQS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA社製)0.3重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
実施例17で得られた吸水剤(17)100重量部に、ReolosilQS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA社製)0.3重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
実施例18−1で得られた吸水剤(18−1)100重量部に、ReolosilQS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA社製)0.3重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
実施例18−2で得られた吸水剤(18−2)100重量部に、ReolosilQS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA社製)0.3重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
実施例19−1で得られた吸水剤(19−1)100重量部に、ReolosilQS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA社製)0.3重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
実施例19−2で得られた吸水剤(19−2)100重量部に、ReolosilQS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA社製)0.3重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
実施例20で得られた吸水剤(20)100重量部に、ReolosilQS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA社製)0.3重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
(比較例14)
シグマ型羽根を2本有する内容積10リットルのジャケット付きステンレス型双腕型ニーダーに蓋を付けて形成した反応器中で、71.3モル%の中和率を有するアクリル酸ナトリウムの水溶液5438g(単量体濃度39重量%)にポリエチレングリコールジアクリレート11.7g(0.10モル%)を溶解させて反応液とした。次にこの反応液を窒素ガス雰囲気下で30分間脱気した。続いて、反応液に10重量%過硫酸ナトリウム水溶液29.34gおよび0.1重量%L−アスコルビン酸水溶液24.45gを攪拌しながら添加したところ、およそ1分後に重合が開始した。そして生成したゲルを粉砕しながら、20〜95℃で重合を行い、重合が開始して30分後に含水重合体を取り出した。
実施例25の重合条件において得られた吸水性樹脂の重量平均粒子径が278μm、対数標準偏差(σζ)0.49である以外は同様の操作を行い、吸水性樹脂粒子を得た(850μm未満で106μm以上の粒子が全体の93.8重量%)。得られた吸水性樹脂のCRCsは34.0g/g、ゲル層膨潤圧は3.76kPaであった。その他の諸物性を表12、13に示した。
断熱材である発泡スチロールで覆われた、内径80mm、容量1リットルのポリプロピレン製容器に、アクリル酸194.35g、及び、ポリエチレングリコールジアクリレート(分子量478)0.58gを混合した溶液(A)と、48.5重量%NaOH水溶液166.7gと40℃に加熱したイオン交換水235.7gを混合した溶液(B)を、マグネチックスターラーで攪拌しながら(A)に(B)を開放系で一気に加え混合した。中和熱と溶解熱で液温が約100℃まで上昇した単量体水溶液(単量体濃度40重量%、中和率75モル%)が得られた。さらに、この単量体水溶液に10重量%の過硫酸ナトリウム水溶液2.70gを加え、数秒攪拌した後すぐに、ホットプレート(NEO HOTPLATE H1−1000(株)井内盛栄堂製)により表面温度を100℃まで加熱された、内面にテフロン(登録商標)を貼り付けた底面250×250mmのステンレス製バット型容器中に開放系で注いだ。
(比較例17)
比較例14で得られた比較吸水剤(14)100重量部に、ReolosilQS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA社製)0.3重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた比較吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
比較例14で得られた比較吸水剤(14)100重量部に対して硫酸アルミニウム14〜18水和物(和光純薬より入手)1重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた比較吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
比較例15で得られた比較吸水剤(15)100重量部に、ReolosilQS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA社製)0.3重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた比較吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
比較例16で得られた比較吸水剤(16)100重量部に、ReolosilQS−20(親水性アモルファスシリカ、TOKUYAMA社製)0.3重量部を均一に混合し、吸水剤を得た。得られた比較吸水剤の諸物性を表14、15に示した。
本発明の実施例13〜20によって得られた吸水性樹脂は、すべて本発明におけるゲル層膨潤圧(B)の値が3.50kPa以上であり、膨潤状態での高いゲル安定性を有している。比較例14では、この範囲を満たさない。
本発明の実施例21〜32によって得られた吸水剤は液透過性向上剤の添加による、液透過性の改善効果が大きく、使用した液透過性向上剤1重量%当たりのSFC増加倍率は全て3.5倍以上であり、所望の透過性を有する吸水剤を製造する場合には、液透過性向上剤量を低減することが可能となる。比較例17〜19によって得られた比較吸水剤においては、液透過性(SFC)および使用した液透過性向上剤1重量%当たりのSFC増加倍率に優れていない。
本発明において高い透過性を得るためには特定の粒度分布(850μm未満で106μm以上の粒子が全体の95重量%以上、粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45)であることが重要である。重量平均粒子径や対数標準偏差が適当でない比較例19の比較吸水剤では、優れた液透過性は得られない。
本発明において高い透過性を得るためには、表面架橋される前の吸水性樹脂における無加圧下吸水倍率(CRCs)が高すぎると使用架橋剤量が十分でなく、本質的なゲルの安定性が低い。また、表面架橋後のSFCも低く、液透過性向上剤を含んでも、所望の透過性を得ることができない。
2 グラスフィルター
3 導管
4 液溜容器
5 支持リング
6 生理食塩水(0.9重量%食塩水)
7 天秤
8 スタンド
9 測定試料(吸水性樹脂粒子または吸水剤)
10 荷重(0.41kPa(0.06psi))
11 外気吸入パイプ
31 タンク
32 ガラス管
33 0.69重量%食塩水
34 コック付きL字管
35 コック
40 容器
41 セル
42 ステンレス製金網
43 ステンレス製金網
44 膨潤ゲル
45 ガラスフィルター
46 ピストン
47 ピストン中の穴
48 補集容器
49 上皿天秤
51 ガラス容器
52 分散機
53 上側クランプ
54 下側クランプ
100 支持円筒
101 金網
102 膨潤ゲル
103 ピストン
104 荷重
105 ペトリ皿
106 ガラスフィルター
107 濾紙
108 0・90重量%食塩水
(a) 吸水性樹脂
(b) FISHER ELECTRO-PHOTOMETER用セル
(c) 人工尿(1)
(d) 落し蓋
(e) 荷重測定支持棒
Claims (17)
- アクリル酸およびその塩を含む単量体を重合して得られる架橋構造を有する吸水性樹脂が表面架橋された吸水性樹脂粒子を主成分とする吸水剤であって、
該吸水剤が、下記(a)〜(c)および(f),(g)の要件を満たす吸水剤。
(a)850μm未満で150μm以上の粒子が全体の90重量%以上
(b)粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45
(c)0.9重量%食塩水の加圧下吸収倍率(AAPs)が20g/g以上
(f)0.9重量%食塩水の吸収倍率(CRCs)が15g/g以上、29g/g未満
(g)以下の式2で表される加圧下化学架橋指数が100以上
加圧下化学架橋指数=(CRCs)+(AAPdw) (式2)
CRCs(g/g):0.9重量%食塩水の吸収倍率
AAPdw(g/g):純水の加圧下吸収倍率 - 前記加圧下化学架橋指数が115以上である請求項1に記載の吸水剤。
- 前記吸水剤がリン原子を含む請求項1または2に記載の吸水剤。
- 前記吸水剤の食塩水流れ誘導性(SFC)が30〜3000(10−7・cm3 ・s・g−1)である請求項1〜3のいずれか一つに記載の吸水剤。
- 前記吸水剤の食塩水流れ誘導性(SFC)が100〜250(10−7・cm3 ・s・g−1)である請求項1〜4のいずれか一つに記載の吸水剤。
- 前記吸水剤が、鉱産物、アルミニウム化合物類、その他多価金属塩類、親水性のアモルファスシリカ類、酸化物複合体類、からなる群より選ばれる液透過性向上剤を含む請求項1〜5のいずれか一つに記載の吸水剤。
- 前記液透過性向上剤が多価金属化合物である請求項6に記載の吸水剤。
- アクリル酸および/またはその塩を主成分とする単量体を架橋重合して得られた吸水性樹脂をさらに表面架橋した吸水性樹脂粒子を主成分とする吸水剤の製造方法であって、
該吸水性樹脂のゲル層膨潤圧(SPGL(B))が3.5kPa以上であり、かつJIS 標準篩で測定される粒度分布が、850μm未満で106μm以上の粒子が全体の95〜100重量%、粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45であることを特徴とする吸水剤の製造方法。 - アクリル酸および/またはその塩を主成分とする単量体を架橋重合して得られた吸水性樹脂をさらに表面架橋した吸水性樹脂粒子を主成分とする吸水剤の製造方法であって、
前記架橋重合は、単量体に対して、チオール類、チオール酸類、2級アルコール類、アミン類、リン化合物類、遷移金属錯体類、蟻酸および/またはその塩、からなる群より選ばれる水溶性連鎖移動剤0.001〜10モル%の存在下にて沸騰重合する吸水剤の製造方法。 - 前記吸水性樹脂の0.9重量%食塩水の吸収倍率(CRCs)が28〜40(g/g)であり、かつ前記吸水性樹脂のゲル層膨潤圧(SPGL(B))が4.0kPa以上である請求項8または9に記載の吸水剤の製造方法。
- 前記吸水性樹脂を食塩水流れ誘導性(SFC)が40(10−7・cm3 ・s・g−1)以上まで表面架橋したのちに、さらに鉱産物、アルミニウム化合物類、その他多価金属塩類、親水性のアモルファスシリカ類、酸化物複合体類、からなる群より選ばれる液透過性向上剤を混合する請求項8〜10の何れか1つに記載の吸水剤の製造方法。
- 前記吸水性樹脂のJIS 標準篩で測定される粒度分布が、850μm未満で106μm以上の粒子が全体の95〜100重量%、粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.25〜0.45である、請求項8〜11の何れか一つに記載の吸水剤の製造方法。
- 重合時の単量体に対してチオール類、チオール酸類、2級アルコール類、アミン類、リン化合物類、遷移金属錯体類、蟻酸および/またはその塩、からなる群より選ばれる水溶性連鎖移動剤0.001〜10モル%を含む、請求項8,10,12の何れか一つに記載の吸水剤の製造方法。
- 吸水性樹脂粒子100重量部あたり鉱産物、アルミニウム化合物類、その他多価金属塩類、親水性のアモルファスシリカ類、酸化物複合体類、からなる群より選ばれる液透過性向上剤0.001〜5重量部をさらに混合する、請求項8〜13の何れか一つに記載の吸水剤の製造方法。
- 前記表面架橋された吸水性樹脂粒子に鉱産物、アルミニウム化合物類、その他多価金属塩類、親水性のアモルファスシリカ類、酸化物複合体類、からなる群より選ばれる液透過性向上剤を添加した際の使用液透過性向上剤1重量%当たりの食塩水流れ誘導性(SFC)増加倍率が3.5倍以上であることを特徴とする、請求項8〜14の何れか一つに記載の吸水剤の製造方法。
- 前記液透過性向上剤が無機粒子または多価金属化合物の少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする請求項11,14,15の何れか一つに記載の吸水剤の製造方法。
- 請求項8〜16の何れか一つに記載の吸水剤の製造方法により製造される吸収剤であって、
前記表面架橋された吸水性樹脂粒子を主成分とするとともに、
以下の式2で表される加圧下化学架橋指数が100以上であることを特徴とする吸収剤。
加圧下化学架橋指数=(CRCs)+(AAPdw) (式2)
CRCs(g/g):0.9重量%食塩水の吸収倍率
AAPdw(g/g):純水の加圧下吸収倍率
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011158357A JP4932954B2 (ja) | 2003-09-19 | 2011-07-19 | 吸水剤 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003329110 | 2003-09-19 | ||
JP2003329109 | 2003-09-19 | ||
JP2003329110 | 2003-09-19 | ||
JP2003329109 | 2003-09-19 | ||
JP2011158357A JP4932954B2 (ja) | 2003-09-19 | 2011-07-19 | 吸水剤 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004272485A Division JP4920183B2 (ja) | 2003-09-19 | 2004-09-17 | 吸水剤 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012004481A Division JP5090571B2 (ja) | 2003-09-19 | 2012-01-12 | 吸水剤の製法 |
JP2012004482A Division JP5090572B2 (ja) | 2003-09-19 | 2012-01-12 | 吸水剤の製法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011218357A true JP2011218357A (ja) | 2011-11-04 |
JP2011218357A5 JP2011218357A5 (ja) | 2012-03-01 |
JP4932954B2 JP4932954B2 (ja) | 2012-05-16 |
Family
ID=34380341
Family Applications (4)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004272485A Expired - Lifetime JP4920183B2 (ja) | 2003-09-19 | 2004-09-17 | 吸水剤 |
JP2011158357A Expired - Lifetime JP4932954B2 (ja) | 2003-09-19 | 2011-07-19 | 吸水剤 |
JP2012004482A Expired - Lifetime JP5090572B2 (ja) | 2003-09-19 | 2012-01-12 | 吸水剤の製法 |
JP2012004481A Expired - Lifetime JP5090571B2 (ja) | 2003-09-19 | 2012-01-12 | 吸水剤の製法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004272485A Expired - Lifetime JP4920183B2 (ja) | 2003-09-19 | 2004-09-17 | 吸水剤 |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012004482A Expired - Lifetime JP5090572B2 (ja) | 2003-09-19 | 2012-01-12 | 吸水剤の製法 |
JP2012004481A Expired - Lifetime JP5090571B2 (ja) | 2003-09-19 | 2012-01-12 | 吸水剤の製法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US7803880B2 (ja) |
EP (2) | EP1677845B2 (ja) |
JP (4) | JP4920183B2 (ja) |
KR (1) | KR100819613B1 (ja) |
CN (1) | CN100391548C (ja) |
BR (1) | BRPI0414531A (ja) |
TW (1) | TWI308570B (ja) |
WO (1) | WO2005027986A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020063401A (ja) * | 2018-10-19 | 2020-04-23 | 帝人株式会社 | 熱可塑性樹脂混合物、熱可塑性樹脂組成物および成形品 |
US10920023B2 (en) | 2016-03-11 | 2021-02-16 | Lg Chem, Ltd. | Manufacturing method of super absorbent polymer and super absorbent polymer |
Families Citing this family (76)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI344469B (en) | 2005-04-07 | 2011-07-01 | Nippon Catalytic Chem Ind | Polyacrylic acid (salt) water-absorbent resin, production process thereof, and acrylic acid used in polymerization for production of water-absorbent resin |
JP5591467B2 (ja) * | 2005-09-30 | 2014-09-17 | 株式会社日本触媒 | 水性液吸収剤およびその製造方法 |
TW200720347A (en) * | 2005-09-30 | 2007-06-01 | Nippon Catalytic Chem Ind | Water-absorbent agent composition and method for manufacturing the same |
TWI394789B (zh) | 2005-12-22 | 2013-05-01 | Nippon Catalytic Chem Ind | 吸水性樹脂組成物及其製造方法、吸收性物品 |
EP1837348B9 (en) | 2006-03-24 | 2020-01-08 | Nippon Shokubai Co.,Ltd. | Water-absorbing resin and method for manufacturing the same |
WO2007116778A1 (en) * | 2006-03-27 | 2007-10-18 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water absorbing resin with improved internal structure and manufacturing method therefor |
US8198209B2 (en) | 2006-03-27 | 2012-06-12 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water absorbing agent, water absorbent core using the agent, and manufacturing method for water absorbing agent |
DE102006019157A1 (de) | 2006-04-21 | 2007-10-25 | Stockhausen Gmbh | Herstellung von hochpermeablen, superabsorbierenden Polymergebilden |
US9187579B2 (en) | 2007-02-05 | 2015-11-17 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Particle-shaped water absorbing agent and method for producing the same |
EP2130581B1 (en) * | 2007-04-05 | 2013-01-09 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Granular water absorbent comprising water absorbing resin as the main component |
SA08290402B1 (ar) * | 2007-07-04 | 2014-05-22 | نيبون شوكوباي كو. ، ليمتد | عامل دقائقي ماص للماء وطريقة لتصنيعه |
US8048942B2 (en) | 2008-10-08 | 2011-11-01 | Evonik Stockhausen Gmbh | Process for the production of a superabsorbent polymer |
US8357766B2 (en) | 2008-10-08 | 2013-01-22 | Evonik Stockhausen Gmbh | Continuous process for the production of a superabsorbent polymer |
US8063121B2 (en) * | 2008-10-08 | 2011-11-22 | Evonik Stockhausen Gmbh | Process for the production of a superabsorbent polymer |
JP5619010B2 (ja) * | 2009-08-27 | 2014-11-05 | 株式会社日本触媒 | ポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂およびその製造方法 |
JP5801203B2 (ja) | 2009-09-29 | 2015-10-28 | 株式会社日本触媒 | 粒子状吸水剤及びその製造方法 |
WO2011042468A2 (de) * | 2009-10-09 | 2011-04-14 | Basf Se | Verfahren zur nachbefeuchtung oberflächennachvernetzter wasserabsorbierender polymerpartikel |
EP3115382B1 (en) * | 2010-04-07 | 2019-07-10 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Method for producing water absorbent polyacrylic acid (salt) resin powder, and water absorbent polyacrylic acid (salt) resin powder |
WO2012002455A1 (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-05 | 株式会社日本触媒 | ポリアクリル酸系吸水性樹脂及びその製造方法 |
KR101495779B1 (ko) * | 2010-11-30 | 2015-02-25 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지의 제조 방법 |
CN102174207A (zh) * | 2010-12-13 | 2011-09-07 | 上海华谊丙烯酸有限公司 | 具有高盐水流导率的吸水性树脂颗粒的连续制备方法 |
TW201247249A (en) * | 2011-04-21 | 2012-12-01 | Sumitomo Seika Chemicals | Water-absorbent resin, absorbent material, and absorbent article |
CN103619919B (zh) | 2011-06-29 | 2016-07-20 | 株式会社日本触媒 | 聚丙烯酸(盐)系吸水性树脂粉末及其制造方法 |
WO2013162255A2 (ko) | 2012-04-25 | 2013-10-31 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지 및 그의 제조 방법 |
US10196500B2 (en) | 2012-08-27 | 2019-02-05 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Particulate water absorbing agent and process for producing same |
JP6092228B2 (ja) * | 2012-08-30 | 2017-03-08 | 株式会社日本触媒 | 粒子状吸水剤及びその製造方法 |
US9375507B2 (en) | 2013-04-10 | 2016-06-28 | Evonik Corporation | Particulate superabsorbent polymer composition having improved stability |
US9302248B2 (en) | 2013-04-10 | 2016-04-05 | Evonik Corporation | Particulate superabsorbent polymer composition having improved stability |
CN104684969B (zh) * | 2013-04-30 | 2016-03-23 | 株式会社Lg化学 | 高吸水树脂 |
JP6351218B2 (ja) * | 2013-07-12 | 2018-07-04 | 株式会社日本触媒 | 吸水剤及びその製造方法 |
KR20150040476A (ko) * | 2013-10-07 | 2015-04-15 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지 및 그 제조 방법 |
KR101680830B1 (ko) | 2013-12-06 | 2016-11-29 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지 및 이의 제조방법 |
WO2015083999A1 (ko) * | 2013-12-06 | 2015-06-11 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지 및 이의 제조방법 |
CN105814089B (zh) * | 2013-12-11 | 2018-05-22 | 株式会社Lg化学 | 超吸收性聚合物树脂及其制备方法 |
EP3085439B1 (en) * | 2013-12-20 | 2023-10-04 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water absorbing agent based on polyacrylic acid and/or a salt thereof |
KR101743274B1 (ko) * | 2014-06-12 | 2017-06-02 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지 |
US10619011B2 (en) | 2014-06-23 | 2020-04-14 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Absorbent resin and method for producing the same |
JP2016027070A (ja) | 2014-06-23 | 2016-02-18 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 吸収性樹脂およびその製造方法 |
WO2016003240A1 (ko) * | 2014-07-04 | 2016-01-07 | 한화케미칼 주식회사 | 고흡수성 수지 및 이의 제조 방법 |
JP6737571B2 (ja) * | 2014-07-11 | 2020-08-12 | 住友精化株式会社 | 吸水性樹脂及び吸収性物品 |
JP2016028116A (ja) | 2014-07-11 | 2016-02-25 | 住友精化株式会社 | 吸水性樹脂及び吸収性物品 |
US9938461B2 (en) * | 2014-11-03 | 2018-04-10 | S.P.C.M. Sa | Process for soil conditioning by aerial application of water soluble or swellable polymers |
KR101596624B1 (ko) * | 2015-01-30 | 2016-02-22 | 에스케이이노베이션 주식회사 | 흡수성 수지 및 그의 제조방법 |
KR101596622B1 (ko) * | 2015-01-30 | 2016-02-22 | 에스케이이노베이션 주식회사 | 흡수성 수지 및 그 제조방법 |
KR102577371B1 (ko) | 2015-03-10 | 2023-09-11 | 에스디피 글로벌 가부시키가이샤 | 수성 액체 흡수성 수지 입자의 제조 방법, 수성 액체 흡수성 수지 입자, 흡수체 및 흡수성 물품 |
US20180044487A1 (en) * | 2015-03-10 | 2018-02-15 | Sdp Global Co., Ltd. | Method for producing aqueous-liquid absorbent resin particles, absorbent body, and absorbent article |
KR101871968B1 (ko) * | 2015-06-01 | 2018-06-27 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지 |
KR101949454B1 (ko) | 2015-06-15 | 2019-02-18 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지 |
CN107847905A (zh) * | 2015-07-01 | 2018-03-27 | 株式会社日本触媒 | 颗粒状吸水剂 |
KR101949995B1 (ko) | 2015-07-06 | 2019-02-19 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지의 제조 방법 및 이로부터 제조된 고흡수성 수지 |
KR101855351B1 (ko) | 2015-08-13 | 2018-05-04 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지의 제조 방법 |
JP2017043793A (ja) * | 2015-08-24 | 2017-03-02 | 木田精工株式会社 | 残留潤滑被膜剤の除去方法及び除去装置 |
JPWO2017057709A1 (ja) | 2015-10-02 | 2018-08-09 | Sdpグローバル株式会社 | 吸水性樹脂組成物及びその製造方法 |
US11325101B2 (en) | 2016-02-25 | 2022-05-10 | Lg Chem, Ltd. | Super absorbent polymer and method for preparing the same |
KR102075737B1 (ko) | 2016-03-11 | 2020-02-10 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지의 제조 방법, 및 고흡수성 수지 |
KR102165459B1 (ko) * | 2016-03-28 | 2020-10-14 | 가부시키가이샤 닛폰 쇼쿠바이 | 흡수제 및 그의 제조 방법, 그리고 흡수제를 사용한 흡수성 물품 |
KR101863350B1 (ko) | 2016-03-31 | 2018-06-01 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지 및 이의 제조 방법 |
KR102086052B1 (ko) * | 2016-12-27 | 2020-03-06 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지 및 이의 제조 방법 |
TR201701975A2 (tr) * | 2017-02-09 | 2018-08-27 | Evyap Sabun Yag Gliserin Sanayi Ve Ticaret A S | Bebek bezleri̇ i̇çi̇n bi̇r emme ve dağitma tabakasi |
KR102157785B1 (ko) * | 2017-02-10 | 2020-09-18 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지 및 이의 제조 방법 |
JP7217268B2 (ja) * | 2018-04-13 | 2023-02-02 | 株式会社日本触媒 | 吸水性シート、吸水性シートの製造方法および吸収性物品 |
KR101940692B1 (ko) * | 2018-07-10 | 2019-01-21 | (주) 대영하이텍 | 화재용 안전 마스크 |
JP6649441B2 (ja) * | 2018-07-13 | 2020-02-19 | 株式会社日本触媒 | 使い捨てカイロ用吸水剤および使い捨てカイロの製造方法 |
JP7339253B2 (ja) | 2018-07-19 | 2023-09-05 | Sdpグローバル株式会社 | 吸水性樹脂粒子、これを含む吸収体及び吸収性物品 |
KR20210041070A (ko) * | 2018-09-28 | 2021-04-14 | 가부시키가이샤 닛폰 쇼쿠바이 | 흡수성 수지 분말의 제조 방법 및 흡수성 수지 분말 |
KR102566284B1 (ko) * | 2018-11-14 | 2023-08-10 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지의 제조 방법 |
KR20210101253A (ko) * | 2018-12-12 | 2021-08-18 | 스미토모 세이카 가부시키가이샤 | 흡수성 수지 입자, 흡수체 및 흡수성 물품 |
CN113166436B (zh) * | 2018-12-12 | 2024-04-30 | 住友精化株式会社 | 吸水性树脂颗粒及吸收性物品 |
WO2020122217A1 (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 住友精化株式会社 | 吸水性樹脂粒子、吸収体及び吸収性物品 |
EP3896122A4 (en) * | 2018-12-12 | 2022-10-12 | Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. | ABSORBENT RESIN PARTICLES, ABSORBENT ARTICLE AND METHOD FOR PRODUCTION THEREOF |
WO2020122211A1 (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 住友精化株式会社 | 吸水性樹脂粒子 |
JP6681492B1 (ja) * | 2018-12-12 | 2020-04-15 | 住友精化株式会社 | 吸水性樹脂粒子 |
CN113166440A (zh) * | 2018-12-12 | 2021-07-23 | 住友精化株式会社 | 吸水性树脂颗粒以及吸收性物品及其制造方法 |
JP6754460B2 (ja) * | 2018-12-12 | 2020-09-09 | 住友精化株式会社 | 吸水性樹脂粒子 |
WO2020145384A1 (ja) * | 2019-01-11 | 2020-07-16 | 株式会社日本触媒 | 吸水性樹脂を主成分とする吸水剤及びその製造方法 |
JP6738939B1 (ja) * | 2019-04-10 | 2020-08-12 | デシカーン シーオー., エルティーディー.Desikhan Co., Ltd. | 長期耐久性が良好な自動車ランプ用吸湿パック |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02196802A (ja) * | 1988-07-04 | 1990-08-03 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | 吸水性樹脂およびその製造方法 |
JPH04227705A (ja) * | 1990-04-27 | 1992-08-17 | Nippon Shokubai Co Ltd | 耐塩性吸水性樹脂の製造方法 |
JPH09124710A (ja) * | 1995-11-02 | 1997-05-13 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水性樹脂およびその製造方法 |
JP2002121291A (ja) * | 2000-02-29 | 2002-04-23 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水性樹脂粉末およびその製造方法 |
WO2002053199A1 (de) * | 2000-12-29 | 2002-07-11 | Basf Aktiengesellschaft | Hydrogele mit sterischen oder elektrostatischen abstandhaltern beschichtet |
JP2002212204A (ja) * | 2000-08-03 | 2002-07-31 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水性樹脂、含水重合体、その製造方法および用途 |
JP2003088553A (ja) * | 2001-09-19 | 2003-03-25 | Sumitomo Seika Chem Co Ltd | 吸収体およびそれを用いた吸収性物品 |
JP2003105092A (ja) * | 2001-06-08 | 2003-04-09 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水剤およびその製造方法、並びに、衛生材料 |
Family Cites Families (93)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5346389A (en) | 1976-10-07 | 1978-04-25 | Kao Corp | Preparation of self-crosslinking polymer of acrylic alkali metal salt |
GB2088392B (en) | 1980-12-03 | 1984-05-02 | Sumitomo Chemical Co | Production of hydrogels |
JPS57158209A (en) | 1981-03-25 | 1982-09-30 | Kao Corp | Production of bead-form highly water-absorbing polymer |
US4625001A (en) | 1984-09-25 | 1986-11-25 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co., Ltd. | Method for continuous production of cross-linked polymer |
JPS6187702A (ja) | 1984-10-05 | 1986-05-06 | Seitetsu Kagaku Co Ltd | 吸水性樹脂の製造方法 |
US4748076A (en) | 1985-02-16 | 1988-05-31 | Hayashikane Shipbuilding & Engineering Co., Ltd. | Water absorbent fibrous product and a method of producing the same |
JPS61275355A (ja) | 1985-05-29 | 1986-12-05 | Kao Corp | 吸収性物品 |
US4690996A (en) | 1985-08-28 | 1987-09-01 | National Starch And Chemical Corporation | Inverse emulsions |
DE3537276A1 (de) | 1985-10-19 | 1987-04-23 | Basf Ag | Verfahren zur kontinuierlichen herstellung von vernetzten feinteiligen gelfoermigen polymerisaten |
CA1280398C (en) | 1986-02-05 | 1991-02-19 | Hideharu Shirai | Water-absorbent resin and process for producing the same |
DE3609545A1 (de) | 1986-03-21 | 1987-09-24 | Basf Ag | Verfahren zur diskontinuierlichen herstellung von vernetzten, feinteiligen polymerisaten |
JPH0647626B2 (ja) | 1986-07-01 | 1994-06-22 | 三菱油化株式会社 | 吸水性複合材料の製造法 |
JPH0615574B2 (ja) | 1987-08-26 | 1994-03-02 | 積水化成品工業株式会社 | 吸水性樹脂の製造方法 |
JPH0620408Y2 (ja) | 1987-10-06 | 1994-06-01 | 月星化成株式会社 | ゴルフ靴底用モールド |
JP2527459B2 (ja) | 1988-04-28 | 1996-08-21 | 花王株式会社 | 吸水性樹脂組成物 |
KR930007272B1 (ko) | 1988-06-28 | 1993-08-04 | 닙본 쇼쿠바이 가브시기 가이샤 | 흡수성 수지 및 그 제법 |
TW201758B (ja) | 1988-06-28 | 1993-03-11 | Catalyst co ltd | |
US5244735A (en) | 1988-06-28 | 1993-09-14 | Nippon Shokubai Kagaku Kabushiki Kaisha | Water-absorbent resin and production process |
US6087002A (en) | 1988-06-28 | 2000-07-11 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co. Ltd. | Water absorbent resin |
JPH0258507A (ja) | 1988-08-25 | 1990-02-27 | Shinkyowa Petrochem Co Ltd | 高吸水性樹脂の製造方法 |
JPH0826085B2 (ja) | 1988-12-08 | 1996-03-13 | 株式会社日本触媒 | 耐久性の優れた吸水性樹脂の製造方法 |
RU2015141C1 (ru) | 1988-12-08 | 1994-06-30 | Ниппон Сокубаи Кагаку Когио Ко., Лтд. | Способ получения абсорбирующей смолы |
US4950692A (en) | 1988-12-19 | 1990-08-21 | Nalco Chemical Company | Method for reconstituting superabsorbent polymer fines |
GB8905364D0 (en) * | 1989-03-09 | 1989-04-19 | Britoil Plc | Offshore oil production system |
JP2922216B2 (ja) | 1989-05-16 | 1999-07-19 | 三菱化学株式会社 | 高吸水性ポリマー製造法 |
US5185413A (en) | 1989-05-16 | 1993-02-09 | Mitsubishi Petrochemical Company Limited | Process for producing highly water-absortive polymers |
JP2877255B2 (ja) | 1989-12-08 | 1999-03-31 | 株式会社日本触媒 | 耐久性の優れた吸水性樹脂の製造方法 |
US5164459A (en) | 1990-04-02 | 1992-11-17 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co., Ltd. | Method for treating the surface of an absorbent resin |
EP0454497B1 (en) | 1990-04-27 | 1997-02-26 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Method for production of salt-resistant absorbent resin |
US5478879A (en) | 1991-01-22 | 1995-12-26 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Method for production of absorbent resin |
DE69428833T2 (de) | 1993-06-18 | 2002-07-11 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | Absorbierende Zusammensetzung und Wegwerfwindel mit dieser Zusammensetzung |
US5610208A (en) * | 1994-02-17 | 1997-03-11 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbent agent, method for production thereof, and water-absorbent composition |
ES2183863T3 (es) | 1994-02-17 | 2003-04-01 | Procter & Gamble | Materiales absorbentes con propiedad absorbente mejorada, y metodos para obtenerlos. |
US5599335A (en) | 1994-03-29 | 1997-02-04 | The Procter & Gamble Company | Absorbent members for body fluids having good wet integrity and relatively high concentrations of hydrogel-forming absorbent polymer |
DE19529348C2 (de) | 1995-08-09 | 1997-11-20 | Stockhausen Chem Fab Gmbh | Absorptionsmittel für Wasser und wäßrige Flüssigkeiten auf Polyacrylatbasis sowie Verfahren zu ihrer Herstellung und Verwendung |
TW522024B (en) | 1995-09-01 | 2003-03-01 | Nippon Catalytic Chem Ind | Absorbing agent composite, absorbent material, and absorbent product containing absorbent material |
JP3558756B2 (ja) | 1995-09-13 | 2004-08-25 | 三洋化成工業株式会社 | 吸水剤 |
DE19600955A1 (de) | 1996-01-12 | 1997-07-17 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung von Acrylsäure und deren Ester |
JP3720118B2 (ja) | 1996-04-24 | 2005-11-24 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 乾燥状態および湿潤状態における改善された構造的安定性を有する吸収性材料およびその製法 |
US6103425A (en) | 1996-06-21 | 2000-08-15 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Liquid-absorbing resin, manufacturing method thereof and gel composition |
DE19627847A1 (de) | 1996-07-10 | 1998-01-15 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung von Acrylsäure |
ID19116A (id) | 1996-10-15 | 1998-06-18 | Nippon Catalytic Chem Ind | Bahan pengabsorpsi air dan proses produksinya |
JP4256484B2 (ja) | 1996-10-15 | 2009-04-22 | 株式会社日本触媒 | 吸水剤、吸水性物品および吸水剤の製造方法 |
US5902892A (en) | 1996-10-17 | 1999-05-11 | Sivento Inc. | Preparation of acyloxysilanes |
JPH10147724A (ja) | 1996-11-19 | 1998-06-02 | Kao Corp | 高吸水性樹脂組成物 |
DE69731597T2 (de) | 1996-11-20 | 2005-12-01 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | Wasserabsorbierendes Mittel und Verfahren zu seiner Herstellung |
JP3205529B2 (ja) | 1997-01-31 | 2001-09-04 | 花王株式会社 | 高吸水性樹脂組成物 |
EP0874002B2 (en) | 1997-04-22 | 2008-08-27 | Mitsubishi Chemical Corporation | Highly water-absorptive polymer and process for producing the same |
JPH10295499A (ja) | 1997-04-28 | 1998-11-10 | Hiyoshi Sengiyou Kk | 吸水性樹脂入りマット |
KR100639053B1 (ko) | 1997-04-29 | 2006-10-27 | 다우 글로벌 테크놀로지스 인크. | 가공성이 향상된 초흡수성 중합체 |
EP0981380A1 (en) | 1997-04-29 | 2000-03-01 | The Dow Chemical Company | Resilient superabsorbent compositions |
US6033974A (en) | 1997-05-12 | 2000-03-07 | Silicon Genesis Corporation | Method for controlled cleaving process |
JP4087500B2 (ja) * | 1997-06-13 | 2008-05-21 | 株式会社日本触媒 | 吸収性物品の製造方法 |
US6228930B1 (en) | 1997-06-18 | 2001-05-08 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbent resin granule-containing composition and production process for water-absorbent resin granule |
US6254990B1 (en) * | 1998-02-18 | 2001-07-03 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Surface-crosslinking process for water-absorbent resin |
SE511857C2 (sv) | 1998-04-28 | 1999-12-06 | Sca Hygiene Prod Ab | Absorberande struktur med förbättrade absorptionsegenskaper innehållande minst 50 vikts% superabsorberande material |
WO1999055767A1 (de) | 1998-04-28 | 1999-11-04 | Basf Aktiengesellschaft | Mechanisch stabile hydrogele |
EP1024176A4 (en) | 1998-08-13 | 2005-03-23 | Nippon Catalytic Chem Ind | WATER SOFTENABLE NETWORKED POLYMERIC COMPOSITION AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF |
DE19909838A1 (de) | 1999-03-05 | 2000-09-07 | Stockhausen Chem Fab Gmbh | Pulverförmige, vernetzte, wässrige Flüssigkeiten sowie Blut absorbierende Polymere, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung |
DE19909653A1 (de) | 1999-03-05 | 2000-09-07 | Stockhausen Chem Fab Gmbh | Pulverförmige, vernetzte, wässrige Flüssigkeiten sowie Blut absorbierende Polymere, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung |
US6433058B1 (en) | 1999-12-07 | 2002-08-13 | Dow Global Technologies Inc. | Superabsorbent polymers having a slow rate of absorption |
US6579958B2 (en) | 1999-12-07 | 2003-06-17 | The Dow Chemical Company | Superabsorbent polymers having a slow rate of absorption |
US20010006267A1 (en) | 1999-12-27 | 2001-07-05 | Nobuyuki Harada | Production processes for basic water-absorbent resin and water-absorbing agent, and use thereof |
US6417425B1 (en) * | 2000-02-01 | 2002-07-09 | Basf Corporation | Absorbent article and process for preparing an absorbent article |
JP2001213839A (ja) | 2000-02-03 | 2001-08-07 | Nippon Shokubai Co Ltd | (メタ)アクリル酸の製造方法 |
EP1130045B2 (en) | 2000-02-29 | 2015-10-28 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Process for producing a water-absorbent resin powder |
WO2001066056A1 (en) | 2000-03-06 | 2001-09-13 | The Procter & Gamble Company | Process of making absorbent structures comprising absorbent polymer compositions with a permeability maintenance agent |
DE50102334D1 (de) | 2000-03-31 | 2004-06-24 | Stockhausen Chem Fab Gmbh | Pulverförmige, an der oberfläche vernetzte polymerisate |
US6617489B2 (en) | 2000-05-09 | 2003-09-09 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Absorbent, absorbing product based thereon, and water-absorbing resin |
US6649137B2 (en) | 2000-05-23 | 2003-11-18 | Rohm And Haas Company | Apparatus with improved safety features for high temperature industrial processes |
US6906159B2 (en) | 2000-08-03 | 2005-06-14 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbent resin, hydropolymer, process for producing them, and uses of them |
JP2002138147A (ja) | 2000-10-31 | 2002-05-14 | Nippon Shokubai Co Ltd | 水膨潤性架橋重合体の製造方法 |
WO2002053198A1 (de) | 2000-12-29 | 2002-07-11 | Basf Aktiengesellschaft | Aborbierende zusammensetzungen |
US7312278B2 (en) | 2001-06-08 | 2007-12-25 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbing agent and production process therefor, and sanitary material |
WO2003051415A1 (en) * | 2001-12-19 | 2003-06-26 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbent resin and production process therefor |
JP2003199650A (ja) | 2002-11-29 | 2003-07-15 | Sanyo Chem Ind Ltd | 吸水性樹脂入りマット |
JP4615853B2 (ja) * | 2002-12-26 | 2011-01-19 | 株式会社日本触媒 | 吸水性樹脂組成物 |
JP2003158919A (ja) | 2003-01-30 | 2003-06-03 | Sanyo Chem Ind Ltd | 再利用可能な吸水性樹脂入りマット及びその再利用方法 |
MX251840B (es) | 2003-02-10 | 2007-11-26 | Nippon Catalytic Chem Ind | Agente particulado que absorbe agua. |
AU2004210275B2 (en) | 2003-02-10 | 2006-03-09 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Particulate water absorbent containing water absorbent resin as a main component |
EP1594557B1 (en) | 2003-02-10 | 2019-05-01 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbent resin composition and its production process |
JP3839411B2 (ja) | 2003-02-13 | 2006-11-01 | 三洋化成工業株式会社 | 再利用可能な動物の排泄物用処理材及びその再利用方法 |
JP2004272485A (ja) * | 2003-03-06 | 2004-09-30 | Ricoh Co Ltd | 画像形成システム |
JP4153349B2 (ja) | 2003-04-09 | 2008-09-24 | 三洋化成工業株式会社 | 動物の排泄物用処理材 |
JP4683405B2 (ja) | 2003-06-24 | 2011-05-18 | 株式会社日本触媒 | 吸水性樹脂組成物とその製造方法 |
EP1512417B1 (en) * | 2003-09-02 | 2013-06-19 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Particulate water-absorbent resin composition |
RU2322463C2 (ru) * | 2003-11-07 | 2008-04-20 | Ниппон Сокубаи Ко., Лтд. | Порошковая гигроскопическая полимерная композиция и способ ее получения |
BRPI0509362A (pt) * | 2004-03-31 | 2007-09-11 | Nippon Catalytic Chem Ind | agente absorvedor de lìquido aquoso e seu processo de produção |
JP2004230188A (ja) | 2004-04-27 | 2004-08-19 | Hiyoshi Sengiyou Kk | 吸水性樹脂入りマット |
JP2006034443A (ja) | 2004-07-23 | 2006-02-09 | Sanyo Chem Ind Ltd | 化学カイロ |
TW200712114A (en) * | 2005-09-30 | 2007-04-01 | Nippon Catalytic Chem Ind | Method for manufacturing particulate water-absorbing agent and particulate water-absorbing agent |
JP5190116B2 (ja) | 2008-10-17 | 2013-04-24 | 株式会社日本触媒 | ポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂を主成分とする植物育成用粒子状吸水剤 |
JP5423439B2 (ja) * | 2010-02-01 | 2014-02-19 | 株式会社島津製作所 | 放電イオン化電流検出器 |
-
2004
- 2004-09-17 TW TW093128275A patent/TWI308570B/zh not_active IP Right Cessation
- 2004-09-17 WO PCT/JP2004/014015 patent/WO2005027986A1/en active Application Filing
- 2004-09-17 US US10/572,565 patent/US7803880B2/en active Active
- 2004-09-17 JP JP2004272485A patent/JP4920183B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 2004-09-17 KR KR1020067005547A patent/KR100819613B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2004-09-17 EP EP04773399.3A patent/EP1677845B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2004-09-17 EP EP10183241.8A patent/EP2260876B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2004-09-17 CN CNB2004800271934A patent/CN100391548C/zh not_active Expired - Lifetime
- 2004-09-17 BR BRPI0414531-3A patent/BRPI0414531A/pt not_active IP Right Cessation
-
2010
- 2010-08-13 US US12/805,685 patent/US8497226B2/en not_active Expired - Lifetime
-
2011
- 2011-07-19 JP JP2011158357A patent/JP4932954B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2012
- 2012-01-12 JP JP2012004482A patent/JP5090572B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 2012-01-12 JP JP2012004481A patent/JP5090571B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02196802A (ja) * | 1988-07-04 | 1990-08-03 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | 吸水性樹脂およびその製造方法 |
JPH04227705A (ja) * | 1990-04-27 | 1992-08-17 | Nippon Shokubai Co Ltd | 耐塩性吸水性樹脂の製造方法 |
JPH09124710A (ja) * | 1995-11-02 | 1997-05-13 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水性樹脂およびその製造方法 |
JP2002121291A (ja) * | 2000-02-29 | 2002-04-23 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水性樹脂粉末およびその製造方法 |
JP2002212204A (ja) * | 2000-08-03 | 2002-07-31 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水性樹脂、含水重合体、その製造方法および用途 |
WO2002053199A1 (de) * | 2000-12-29 | 2002-07-11 | Basf Aktiengesellschaft | Hydrogele mit sterischen oder elektrostatischen abstandhaltern beschichtet |
JP2003105092A (ja) * | 2001-06-08 | 2003-04-09 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水剤およびその製造方法、並びに、衛生材料 |
JP2003088553A (ja) * | 2001-09-19 | 2003-03-25 | Sumitomo Seika Chem Co Ltd | 吸収体およびそれを用いた吸収性物品 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10920023B2 (en) | 2016-03-11 | 2021-02-16 | Lg Chem, Ltd. | Manufacturing method of super absorbent polymer and super absorbent polymer |
US11492451B2 (en) | 2016-03-11 | 2022-11-08 | Lg Chem, Ltd. | Manufacturing method of super absorbent polymer and super absorbent polymer |
JP2020063401A (ja) * | 2018-10-19 | 2020-04-23 | 帝人株式会社 | 熱可塑性樹脂混合物、熱可塑性樹脂組成物および成形品 |
JP7128082B2 (ja) | 2018-10-19 | 2022-08-30 | 帝人株式会社 | 熱可塑性樹脂混合物、熱可塑性樹脂組成物および成形品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1677845B1 (en) | 2011-12-14 |
EP2260876B1 (en) | 2021-08-04 |
CN100391548C (zh) | 2008-06-04 |
EP2260876A2 (en) | 2010-12-15 |
JP5090571B2 (ja) | 2012-12-05 |
US20070123658A1 (en) | 2007-05-31 |
JP2012161788A (ja) | 2012-08-30 |
JP4920183B2 (ja) | 2012-04-18 |
US7803880B2 (en) | 2010-09-28 |
KR100819613B1 (ko) | 2008-04-07 |
US20100308263A1 (en) | 2010-12-09 |
EP2260876A3 (en) | 2011-04-13 |
TW200523281A (en) | 2005-07-16 |
JP4932954B2 (ja) | 2012-05-16 |
JP5090572B2 (ja) | 2012-12-05 |
EP1677845A1 (en) | 2006-07-12 |
KR20060072148A (ko) | 2006-06-27 |
US8497226B2 (en) | 2013-07-30 |
CN1856331A (zh) | 2006-11-01 |
WO2005027986A1 (en) | 2005-03-31 |
BRPI0414531A (pt) | 2006-11-07 |
EP1677845B2 (en) | 2016-06-22 |
JP2005111474A (ja) | 2005-04-28 |
JP2012161789A (ja) | 2012-08-30 |
TWI308570B (en) | 2009-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5090572B2 (ja) | 吸水剤の製法 | |
US7638570B2 (en) | Water-absorbing agent | |
JP5451173B2 (ja) | 吸水剤、並びに、衛生材料 | |
US7285615B2 (en) | Particulate water-absorbent resin composition | |
US7750085B2 (en) | Water-absorbing agent and its production process | |
US8846823B2 (en) | Water absorbing agent and production method thereof | |
JP4776969B2 (ja) | 吸水剤およびその製造方法 | |
JP4739682B2 (ja) | 吸水剤 | |
JP5879023B2 (ja) | 吸水性樹脂を主成分とする粒子状吸水剤 | |
JP2007119757A (ja) | 粒子状吸水剤の製造方法および粒子状吸水剤 | |
JP2010234368A (ja) | 吸水剤およびそれを用いた衛生材料 | |
JP2003105092A (ja) | 吸水剤およびその製造方法、並びに、衛生材料 | |
JP4979879B2 (ja) | 吸水剤およびそれを用いた衛生材料 | |
JP4500134B2 (ja) | 粒子状吸水性樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110801 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120112 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20120112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20120210 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120214 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4932954 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224 Year of fee payment: 3 |