JP2011180235A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着部材のゴム層から発生した微粒子を捕捉することで、機内や周囲の環境への微粒子の拡散を防止できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】円筒状の加熱ローラ132と、加熱ローラ132を所定の目標温度に加熱する加熱源とを備え、搬送されるシートを加熱ローラ132の外周面に圧接してシートに画像を定着させる画像形成装置は、加熱ローラ132の温度を測定する温度センサ311と、加熱ローラ132から発生した微粒子を取り込むための取込口403を持つダクト400と、ダクト400内に設けられ、ダクト400の取込口403から出口409へ向かう空気の流れを発生させる排気ファン430と、排気ファン430の上流側に設けられ、上記微粒子を捕捉可能な第1のフィルタ部材420と、上記微粒子が放出されるイニシャルバースト条件に応じて、上記空気の流れが第1のフィルタ部材420を通過する量を制御する制御部とを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は画像形成装置に関し、より詳しくは、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置などの電子写真方式の画像形成装置に関する。
この種の電子写真方式の画像形成装置では、作像時に数種類の化学物質が放出されることが知られている。放出される化学物質(化学エミッション)のうち代表的なものとしては、感光体の帯電時に発生するオゾンや、現像または定着時に発生するトナー粉塵などが挙げられる。従来は、これらの化学エミッションの発生源に対策を施して発生量自体を下げるか、発生したものを機外に放出させないようにフィルタを設けるなどの対策がなされてきた。例えば、特許文献1(特開2003−140514号公報)では、上記フィルタを定着器の定着ローラ直近に配置することで、上記定着ローラからの熱を上記フィルタに伝達させ、上記フィルタのオゾンを除去する能力を高めている。
特開2003−140514号公報、図2
しかしながら、最近、世界的な環境保護意識の高まりに伴って、電子写真方式の画像形成装置から、オゾンやトナー粉塵とは異なる微粒子、特に超微粒子(Ultra Fine Particles;100nm以下の粒径をもつ。)が発生することが問題視されるようになってきた。これまでは、画像形成装置の機内において、そのような超微粒子がどこから発生しているのか不明であったため、効果的な対策がとられてこなかった。
本願発明者が調査したところ、電子写真方式の画像形成装置では、上記超微粒子が、主に定着装置で発生していることが分かった。また、上記超微粒子を捕捉するのに用いられる静電フィルタ等のフィルタ部材は熱に弱い。
そこで、この発明の課題は、定着部材から発生した微粒子を捕捉しつつ、フィルタ部材への熱の影響を抑えることで、機内や周囲の環境への微粒子の拡散を防止できると共に、フィルタ部材の寿命を長くすることができる画像形成装置を提供することにある。
ここで、図17(A)に例示するように、一般的な定着部材300は、円筒状の芯金または環状の無端ベルトからなる基材301と、この基材301の外周面を覆うように設けられたゴム層302と、このゴム層302の外周面を覆うように設けられた表層303との3層からなっている。この例では、基材301の内部空間に、定着部材300を所定の目標温度(180℃〜200℃の範囲内の定着温度)に加熱するためのヒータ305(図1中のヒータ133に相当)が設けられている。ゴム層302は、シリコーンゴム材料からなり、上記定着温度に対する耐熱性と、ニップ部幅を確保するための弾性をもつ。表層303は、例えばPFA(テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテルコポリマー)からなり、ニップ部を通過したシート(用紙などの記録材)の剥離を助ける。基材301の中心軸Cに沿った方向に関して、上記ゴム層302の端部302eと上記表層303の端部303eは、それぞれ上記基材301の端部301eよりも内側に位置している。
本願発明者による調査では、図17(B)に示すように、基材301やゴム層302等がヒータ305によって加熱されると(熱線を符号Hで示す)、ゴム層302をなすシリコーンゴム材料から、超微粒子としてシロキサン(符号Gで示す)が発生する。通常は、PFAなどからなる表層303は超微粒子を透過しにくい性質(ガスバリア性)をもつので、シロキサンGはゴム層302の端部302eから噴出する。
シロキサンとしては、ヘキサメチルジシロキサン(略語L2、分子式C18Si)、ヘキサメチルシクロトリシロキサン(略語D3、分子式C18Si)、オクタメチルトリシロキサン(略語L3、分子式C24Si)、オクタメチルシクロテトラシロキサン(略語D4、分子式C24Si)、デカメチルテトラシロキサン(略語L4、分子式C1030Si)、デカメチルシクロペンタシロキサン(略語D5、分子式C1030Si)、ドデカメチルペンタシロキサン(略語L5、分子式C1236Si)、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン(略語D6、分子式C1236Si)などが挙げられる。
また、本願発明者による実験では、このシロキサンGの噴出は、定着部材300の温度が180℃近傍になったときから急激に増加し、2分程度経過すると、上記噴出が収まることがわかった。このような、定着部材300(特にゴム層302)から微粒子が放出される条件を「イニシャルバースト条件」と呼ぶ。
上記課題を解決するため、本発明の一態様である画像形成装置は、
円筒状または環状の定着部材と、上記定着部材を定着のための温度に加熱する加熱源とを備え、搬送されるシートを上記定着部材の外周面に圧接して上記シートに画像を定着させる画像形成装置であって、
上記定着部材の周方向に対して垂直な幅方向に関して上記定着部材に面する位置に設けられ、上記定着部材から発生した微粒子を取り込むための取込口をもつダクトと、
上記ダクト内またはダクトの出口に設けられ、上記取込口から上記ダクトの出口へ向かう空気の流れを発生させる排気ファンと、
上記ダクト内で上記排気ファンよりも上流側または下流側に設けられ、上記空気の流れに乗って上記ダクトを通して流れる上記微粒子を捕捉可能な第1のフィルタ部材と、
上記イニシャルバースト条件に応じて、上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を通過する量を制御する制御部と
を備えたことを特徴としている。
本発明の画像形成装置では、上記定着部材が上記加熱源によって所定の目標温度(定着温度)に加熱される。搬送されるシートが上記定着部材の外周面に圧接されて上記シートに画像が定着される。上記定着部材が上記定着温度近くまで加熱されると、上記定着部材の例えばゴム層からシロキサンなどの超微粒子(100nm以下の粒径をもつ)が急激に発生する。一般に上記ゴム層の外周面は表層で覆われているので、上記微粒子は上記ゴム層の端部から噴出しようとする。ここで、この画像形成装置では、上記ゴム層の端部から噴出しようとする上記微粒子は、上記定着部材の周方向に対して垂直な幅方向に関して上記定着部材に面する位置に設けられた取込口から、上記ダクト内に取り込まれる。上記ダクト内に取り込まれた上記微粒子は、上記ダクト内または出口に設けられた上記排気ファンが発生させる空気の流れに乗って、上記取込口から上記ダクトを通して上記ダクトの出口へ向かって流れる。上記ダクトを通して流れる微粒子は、上記ダクト内で上記排気ファンよりも上流側または下流側に設けられた第1のフィルタ部材によって捕捉される。この結果、この画像形成装置によれば、機内や周囲の環境への微粒子の拡散を防止できる。
また、上記超微粒子の噴出は、限られた温度、または時間が満たされたとき、すなわちイニシャルバースト条件が満たされた時のみ起こる。ここで、本発明の画像形成装置では、上記制御部が、上記イニシャルバースト条件に応じて、上記定着部材によって加熱された上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を通過する量を制御する。つまり、限られた温度、または時間が満たされたときのみ、上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を通過する。このため、上記第1のフィルタ部材への熱の影響を抑えることができる。したがって、この画像形成装置によれば、機内や周囲の環境への微粒子の拡散を防止できると共に、上記第1のフィルタ部材の寿命を長くすることができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記ダクト内で、上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を通過する第1の状態と、上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を回避する第2の状態とを切り替え可能な切替機構を備え、上記制御部は、上記イニシャルバースト条件に応じて、上記第1の状態と上記第2の状態とを切り替えるように、上記切替機構を制御することを特徴としている。
この画像形成装置では、上記制御部は、上記イニシャルバースト条件に応じて、上記切替機構を制御して、上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を通過する第1の状態と、上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を回避する第2の状態とを切り替える。したがって、上記第2の状態にあるときは、上記定着部材によって加熱された上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を通らないので、上記空気の流れが常時上記第1のフィルタ部材を通過する場合に比して、上記空気の流れによる上記第1のフィルタ部材への熱の影響を確実に抑えることができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記ダクト内に、超微粒子を捕捉可能な上記第1のフィルタ部材が配置された第1の経路と、上記第1の経路と並行で、上記超微粒子以外の粒子を捕捉可能な第2のフィルタ部材が配置された第2の経路とが設けられ、上記切替機構は、上記制御部による制御に応じて、上記第1の状態を作るための上記第1の経路と、上記第2の状態を作るための上記第2の経路とを切り替えることを特徴としている。
この画像形成装置では、上記切替機構は、上記制御部による制御に応じて、上記第1のフィルタ部材が配置された上記第1の経路と、上記超微粒子以外の粒子を捕捉可能な第2のフィルタ部材が配置された上記第2の経路とを切り替える。このため、上記空気の流れは、必ず上記第1のフィルタ部材または上記第2のフィルタ部材を通過する。したがって、この画像形成装置によれば、機内や周囲の環境への超微粒子の拡散をより確実に防止できる。
一実施形態の画像形成装置では、上記制御部による上記イニシャルバースト条件に応じた制御は、上記画像形成装置本体に対する電源投入または上記画像形成装置本体の待機状態からの復帰に伴って上記定着部材の加熱が開始された時から、予め設定された第1の待機時間が経過したか否かに応じて行われることを特徴としている。
この画像形成装置では、上記定着部材の加熱を開始したときから、予め設定された上記第1の待機時間を経過するまでは、例えば、上記定着部材によって加熱された上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を通過しないようにする制御が可能である。また、時間で制御するので、センサ等を用いる場合に比して、簡単な構成によって制御が可能である。したがって、上記空気の流れによる上記第1のフィルタ部材への熱の影響を簡単な構成によって抑えることができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記制御部は、上記第1の待機時間が経過した後の予め設定された第1の動作時間だけ、上記第2の状態から上記第1の状態へ切り替えるように上記切替機構を制御することを特徴としている。
この画像形成装置では、上記制御部は、上記切替機構を制御して、上記第1の待機時間が経過した後の予め設定された第1の動作時間だけ、上記第2の状態から上記第1の状態へ切り替える。したがって、上記第1の動作時間以外は、上記定着部材によって加熱された上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を通過しないので、上記空気の流れが常時上記第1のフィルタ部材を通過する場合に比して、上記第1のフィルタ部材への熱の影響を確実に抑えることができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記定着部材の温度を測定する温度センサを備え、上記制御部による上記イニシャルバースト条件に応じた制御は、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が、予め設定された第1の閾値の温度に到達したか否かに応じて行われることを特徴としている。
この画像形成装置では、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が、予め設定された第1の閾値の温度に到達するまでは、例えば、上記定着部材によって加熱された上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を通過しないようにする制御が可能である。また、温度で制御するので、時間で制御する場合に比して、熱に対してより正確な制御が可能である。したがって、上記空気の流れが常時上記第1のフィルタ部材を通過する場合に比して、上記空気の流れによる上記第1のフィルタ部材への熱の影響を確実に抑えることができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記制御部は、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が上記第1の閾値の温度に到達した後の予め設定された第2の動作時間だけ、上記第2の状態から上記第1の状態へ切り替えるように上記切替機構を制御することを特徴としている。
この画像形成装置では、上記制御部は、上記切替機構を制御して、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が上記第1の閾値の温度に到達した後の予め設定された第2の動作時間だけ、上記第2の状態から上記第1の状態へ切り替える。したがって、上記第2の動作時間以外は、上記定着部材によって加熱された上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を通過しないので、上記空気の流れが常時上記第1のフィルタ部材を通過する場合に比して、上記第1のフィルタ部材への熱の影響を確実に抑えることができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記ダクトの上記第1のフィルタ部材よりも上記空気の流れの上流側に設けられた外気導入口と、上記画像形成装置のケーシングの外部または上記ケーシング内の上記定着部材から離間した箇所からの空気が上記外気導入口を通して上記ダクト内に導入される開状態と、上記外気導入口が遮断される閉状態とを切り替え可能な開閉機構とを備え、上記制御部は、上記イニシャルバースト条件に応じて、上記開状態と上記閉状態とを切り替えるように、上記開閉機構を制御することを特徴としている。
この画像形成装置では、上記制御部は、上記イニシャルバースト条件に応じて、上記開閉機構を制御して、上記ダクト内に上記画像形成装置のケーシングの外部または上記ケーシング内の上記定着部材から離間した箇所からの空気である外気が導入される開状態と、上記外気導入口が遮断される閉状態とを切り替える。したがって、上記定着部材によって加熱された上記空気の流れに、上記外気が導入されるので、上記加熱された空気が冷やされて、上記空気の流れが通過する上記第1のフィルタ部材への熱の影響を確実に抑えることができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記制御部による上記イニシャルバースト条件に応じた制御は、上記画像形成装置本体に対する電源投入または上記画像形成装置本体の待機状態からの復帰に伴って上記定着部材の加熱が開始された時から、予め設定された第2の待機時間が経過したか否かに応じて行われることを特徴としている。
この画像形成装置では、上記定着部材の加熱が開始された時から、予め設定された上記第2の待機時間が経過するまでは、例えば、上記定着部材によって加熱された上記空気の流れに上記外気を導入する制御が可能である。また、時間で制御するので、センサ等を用いる場合に比して、簡単な構成によって制御が可能である。したがって、上記空気の流れによる上記第1のフィルタ部材への熱の影響を簡単な構成によって抑えることができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記制御部は、上記第2の待機時間が経過した後の予め設定された第3の動作時間だけ、上記開状態から上記閉状態へ切り替えるように上記開閉機構を制御することを特徴としている。
この画像形成装置では、上記制御部は、上記開閉機構を制御して、上記第2の待機時間が経過した後の予め設定された第3の動作時間だけ、上記開の状態から上記閉の状態へ切り替える。したがって、上記第3の動作時間には、上記空気の流れに上記外気が導入されないので、上記空気の流れに上記外気が常時導入される場合に比して、上記第1のフィルタ部材によって上記超微粒子をより効率よく捕捉することができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記定着部材の温度を測定する温度センサを備え、上記制御部による上記イニシャルバースト条件に応じた制御は、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が、予め設定された第2の閾値の温度に到達したか否かに応じて行われることを特徴としている。
この画像形成装置では、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が、予め設定された第2の閾値の温度に到達するまでは、例えば、上記定着部材によって加熱された上記空気の流れに上記外気を導入する制御が可能である。また、温度で制御するので、時間で制御する場合に比して、熱に対してより正確な制御が可能である。したがって、上記空気の流れに上記外気が常時導入される場合に比して、上記第1のフィルタ部材によって上記超微粒子をより効率よく捕捉することができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記制御部は、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が上記第2の閾値の温度に到達した後の予め設定された第4の動作時間だけ、上記開状態から上記閉状態へ切り替えるように上記開閉機構を制御することを特徴としている。
この画像形成装置では、上記制御部は、上記開閉機構を制御して、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が上記第2の閾値の温度に到達した後の予め設定された第4の動作時間だけ、上記開状態から上記閉状態へ切り替える。したがって、上記第4の動作時間には、上記空気の流れに上記外気が導入されないので、上記空気の流れに上記外気が常時導入される場合に比して、上記第1のフィルタ部材によって上記超微粒子をより効率よく捕捉することができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記外気導入口に連通する補助ダクトと、上記補助ダクト内またはその入口に、上記画像形成装置のケーシングの外部または上記ケーシング内の上記定着部材から離間した箇所からの空気を上記ダクト内へ導入するための外気導入ファンとを備え、上記制御部は、上記イニシャルバースト条件に応じて、上記外気導入ファンの回転数を制御することを特徴としている。
この画像形成装置では、上記制御部は、上記イニシャルバースト条件に応じて、上記外気導入ファンの回転数を制御する。したがって、上記定着部材によって加熱された上記空気の流れに上記外気が導入されるので、上記空気が冷やされて、上記空気の流れが通過する上記第1のフィルタ部材への熱の影響を確実に抑えることができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記制御部による上記イニシャルバースト条件に応じた制御は、上記画像形成装置本体に対する電源投入または上記画像形成装置本体の待機状態からの復帰に伴って上記定着部材の加熱が開始された時から、予め設定された第3の待機時間が経過したか否かに応じて行われることを特徴としている。
この画像形成装置では、上記定着部材の加熱が開始された時から、予め設定された上記第3の待機時間が経過するまでは、例えば、上記定着部材によって加熱された上記空気の流れに上記外気を導入する制御が可能である。また、時間で制御するので、センサ等を用いる場合に比して、簡単な構成によって制御が可能である。したがって、上記空気の流れによる上記第1のフィルタ部材への熱の影響を簡単な構成によって抑えることができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記制御部は、上記第3の待機時間が経過した後の予め設定された第5の動作時間だけ、上記第3の待機時間が経過する前に比して、上記外気導入ファンの回転数を減らすことを特徴としている。
この画像形成装置では、上記制御部は、上記外気導入ファンを制御して、上記第3の待機時間が経過した後の予め設定された第5の動作時間だけ、上記第3の待機時間が経過する前よりも上記外気導入ファンの回転数を減らす。したがって、上記第3の待機時間が経過する前に比して、上記第5の動作時間には、上記空気の流れに導入される上記外気の量が少ないので、上記空気の流れに上記外気が常時ある一定量導入される場合に比して、上記第1のフィルタ部材によって上記超微粒子をより効率よく捕捉することができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記定着部材の温度を測定する温度センサを備え、上記制御部による上記イニシャルバースト条件に応じた制御は、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が、予め設定された第3の閾値の温度に到達したか否かに応じて行われることを特徴としている。
この画像形成装置では、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が、予め設定された第3の閾値の温度に到達するまでは、例えば、上記定着部材によって加熱された上記空気の流れに上記外気を導入する制御が可能である。また、温度で制御するので、時間で制御する場合に比して、熱に対してより正確な制御が可能である。したがって、上記空気の流れに上記外気が常時ある一定量導入される場合に比して、上記第1のフィルタ部材によって上記超微粒子をより効率よく捕捉することができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記制御部は、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が上記第3の閾値の温度に到達した後の予め設定された第6の動作時間だけ、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が上記第3の閾値の温度に到達する前に比して、上記外気導入ファンの回転数を減らすことを特徴としている。
この画像形成装置では、上記制御部は、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が上記第3の閾値の温度に到達した後の予め設定された第6の動作時間だけ、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が上記第3の閾値の温度に到達する前よりも、上記外気導入ファンの回転数を減らす。したがって、上記空気の流れに上記外気が常時ある一定量導入される場合に比して、上記第1のフィルタ部材によって上記超微粒子をより効率よく捕捉することができる。
一実施形態の画像形成装置では、上記第1のフィルタ部材が静電フィルタであることを特徴としている。
この画像形成装置では、上記第1のフィルタ部材が静電フィルタである。したがって、クーロン力によって上記超微粒子をより効率よく捕捉することができる。
本発明の画像形成装置によれば、機内や周囲の環境への微粒子の拡散を防止できると共に、フィルタ部材の寿命を長くすることができる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の断面構造を示す図である。 上記画像形成装置の定着装置近傍の構成を示す図である。 上記画像形成装置の要部についての制御ブロック図である。 (A)、(B)は、上記画像形成装置のダクト内の構成と動作を示す詳細図である。 (A)、(B)は、上記画像形成装置のダクト内の構成と動作を示す詳細図である。 (A)、(B)は、上記画像形成装置のダクト内の構成と動作を示す詳細図である。 (A)、(B)は、上記画像形成装置のダクト内の構成と動作を示す詳細図である。 (A)、(B)は、上記画像形成装置のダクト内の構成と動作を示す詳細図である。 (A)、(B)は、上記画像形成装置のダクトおよび補助ダクト内の構成と動作を示す詳細図である。 (A)、(B)は、上記画像形成装置のダクトおよび補助ダクト内の構成と動作を示す詳細図である。 (A)、(B)は、上記画像形成装置のダクトおよび補助ダクト内の構成と動作を示す詳細図である。 (A)、(B)は、上記画像形成装置の制御部による上記ダクトの切替機構の制御のフローチャートである。 (A)、(B)は、上記画像形成装置の制御部による上記ダクトの切替機構の制御のフローチャートである。 (A)、(B)は、上記画像形成装置の制御部による上記補助ダクトの開閉機構の制御のフローチャートである。 (A)、(B)は、上記画像形成装置の制御部による上記補助ダクトの外気導入ファンの制御のフローチャートである。 (A)、(B)は、上記画像形成装置の制御部による上記補助ダクトの開閉機構および外気導入ファンの制御のフローチャートである。 (A)は加熱ローラの一般的な構成を示す断面図、(B)は加熱ローラのゴム層の端部から超微粒子としてのシロキサンが噴出する態様を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態のカラータンデム方式の画像形成装置100の概略構成を示している。この画像形成装置100は、スキャナ、コピー、プリンタなどの機能を備えた複合機であって、MFP(Multi Function Peripheral)と呼ばれるものである。
この画像形成装置100は、本体ケーシング101内の略中央に、2個のローラ102、106に巻回された周方向に移動する環状の中間転写体としての中間転写ベルト108を備えている。2個のローラ102、106のうち、一方のローラ102は図において左側に配置され、他方のローラ106は図において右側に配置されている。中間転写ベルト108はこれらのローラ102、106によって支持されて矢印X方向に回転駆動される。
中間転写ベルト108の下方には、図において左側から順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナーに対応する印字部としての作像ユニット110Y、110M、110C、110Kが並べて配置されている。
各作像ユニット110Y、110M、110C、110Kは、それらが取り扱うトナー色の違いを除いて全く同様に構成されている。具体的には、例えばイエローの作像ユニット110Yは、感光体ドラム190と、帯電装置191と、露光装置192と、トナーを用いて現像を行う現像装置193と、クリーナ装置195とを一体にして構成されている。中間転写ベルト108を挟んで感光体ドラム190と対向する位置に、1次転写ローラ194が設けられている。
画像形成時には、まず帯電装置191によって感光体ドラム190の表面が一様に帯電され、続いて、露光装置192によって、図示されない外部装置から入力された画像信号に応じて感光体ドラム190の表面が露光されて、そこに潜像が形成される。次に、現像装置193によって、感光体ドラム190の表面上の潜像が現像されてトナー画像となる。このトナー画像は、感光体ドラム190と1次転写ローラ194との間の電圧印加によって、中間転写ベルト108に転写される。感光体ドラム190の表面上の転写残トナーは、クリーナ装置195によってクリーニングされる。
中間転写ベルト108が矢印X方向に移動するに伴って、各作像ユニット110Y、110M、110C、110Kによって中間転写ベルト108上に出力画像として4色のトナー画像が重ねて形成される。
中間転写ベルト108の左側には、中間転写ベルト108の表面から残留トナーを取り除くクリーニング装置125と、このクリーニング装置125によって取り除かれたトナーを回収するトナー回収ボックス126とが設けられている。中間転写ベルト108の右側には、用紙のための搬送路124を挟んで2次転写部材としての2次転写ローラ112が設けられている。搬送路124のうち2次転写ローラ112の上流側に相当する位置に搬送ローラ120が設けられている。また、中間転写ベルト108上のトナーパターンを検出するためのトナー濃度センサとしての光学式濃度センサ115が設けられている。
本体ケーシング101内の右上部には、トナーを用紙に定着させる定着部としての定着装置130が設けられている。定着装置130は、図1において紙面に対して垂直に延在する定着部材としての加熱ローラ132と加圧用部材としての加圧ローラ131とを備えている。加熱ローラ132は、加熱源としてのヒータ133によって所定の目標温度(この例では180℃〜200℃の範囲内の定着温度)に加熱される。加圧ローラ131は、図示しないばねによって加熱ローラ132へ向かって付勢されている。これにより、加圧ローラ131と加熱ローラ132とは定着のためのニップ部を形成している。トナー像が転写された用紙90がこのニップ部を通ることにより、その用紙90にトナー画像が定着される。
また、本体ケーシング101の下部には、出力画像が形成されるべき印字媒体としての用紙90を収容した給紙口としての給紙カセット116A,116Bが2段に設けられている。給紙カセット116A,116Bにはそれぞれ、用紙を送り出すための給紙ローラ118と、送り出された用紙を検出する給紙センサ117とが設けられている。なお、簡単のため、給紙カセット116Aにのみ用紙90が収容された状態を示している。
本体ケーシング101内には、この画像形成装置全体の動作を制御する制御部200が設けられている。
図3に示すように、制御部200はCPU(中央演算処理装置)201からなり、この例では、各作像ユニット110Y、110M、110C、110K、中間転写ベルト108、給紙ローラ118、1次転写ローラ194、2次転写ローラ112、搬送ローラ120、加圧ローラ131、加熱ローラ132、排紙ローラ121を制御する。なお、制御部200は、後述する温度センサ311、シャッター404、404’、流路切替弁405、外気導入弁407、第1のフィルタ部材422、423、排気ファン430、外気導入ファン431も制御する。
画像形成時には、制御部200による制御によって、図1中に示す用紙90は給紙ローラ118によって例えば給紙カセット116Aから搬送路124へ1枚ずつ送り出される。搬送路124に送り出された用紙90は、レジストセンサ114によってタイミングをとって、搬送ローラ120によって中間転写ベルト108と2次転写ローラ112との間のトナー転写位置へ送り込まれる。一方、既述のように、各作像ユニット110Y、110M、110C、110Kによって中間転写ベルト108上に4色のトナー画像が重ねて形成されている。上述のトナー転写位置に送り込まれた用紙90に、この中間転写ベルト108上の4色のトナー画像が、2次転写ローラ112によって転写される。トナー像が転写された用紙90は、定着装置130の加圧ローラ131と加熱ローラ132とが作るニップ部を通して搬送され、加熱および加圧を受ける。これにより、その用紙90にトナー画像が定着される。そして、トナー画像が定着された用紙90は、排紙ローラ121によって、排紙路127を通して本体ケーシング101の上面に設けられた排紙トレイ部122へ排出される。なお、この例では、両面印刷の場合に用紙90を再びトナー転写位置へ送り込むためのスイッチバック搬送路128が設けられている。
図2は、上記画像形成装置100に含まれた定着装置130の近傍を斜めから見たところを示している。
この定着装置130の構成例では、定着装置130の加熱ローラ132および加圧ローラ131は、図17(A)に示した定着部材300と全く同様に、基材(芯金)、ゴム層、表層の3層で構成されている。図2において、加熱ローラ132は、本体ケーシング101に対して図示しないフレームを介して支持され、自らの中心軸の周りに、図示しない駆動モータによって反時計回りに回転駆動されるようになっている。それに従って、加圧ローラ131は時計回りに従動回転する。加熱ローラ132の上方であって、加熱ローラ132の軸方向(Y方向)に関して中央の位置に、加熱ローラ132の温度を測定するためのサーミスタからなる温度センサ311が加熱ローラ132に接触するように設けられている。
定着装置130は本体ケーシング101に対して図示しないフレームを介して支持されて固定されたケーシング320を備えている。ケーシング320は、加圧ローラ131を覆う第1のケーシング321と加熱ローラ132を覆う第2のケーシング322とを有している。第1のケーシング321および第2のケーシング322は、それぞれの断面がコの字形状であって、それぞれの開口部が隙間を有して対向し、その隙間を用紙90が通過できるようになっている。
この実施形態では、定着装置130の近傍に、本体ケーシング101に対して図示しないフレームを介して支持されて固定されたダクト400を備えている。ダクト400は、上記定着温度に対する耐熱性をもつ樹脂材料、またはアルミニウムや鉄などの金属材料のうちいずれからなっていても良い。
ダクト400は、第1のケーシング321と第2のケーシング322との隙間であって、加熱ローラ132の軸方向(Y方向)に関して、加熱ローラ132の両端に対応する位置に設けられた一対の取込口403、403を有している。さらにダクト400は、これらの取込口403、403からそれぞれ上方へ向かって鉛直方向(Z方向)に延びる一対の鉛直部402A、402Aと、これらの鉛直部402A、402Aの上部から屈曲して水平方向(X方向)にそれぞれ延びる一対の第1の水平部402B、402Bと、これらの第1の水平部402B、402Bを合流して、Y方向に延びる第2の水平部401Aと、この第2の水平部401Aの下流側に連なり、第2の水平部401Aの断面よりも大きい断面を持つ拡張部401Bとを有している。この拡張部401Bの下流側端部がダクト400の出口409になっている。ダクト400の出口409は、本体ケーシング101の外部または内部に向かって開いている。
拡張部401B内には、排気ファン430が出口409近傍に設けられている。排気ファン430は、ダクト400の一対の取込口403、403から出口409へ向かう空気の流れを発生させる。また、拡張部401B内には、上記空気の流れに対して排気ファン430よりも上流側に第1のフィルタ部材420が設けられている。
第1のフィルタ部材420としては、ゴム層から発生した超微粒子、特にシロキサンを捕捉できるように、例えば東洋紡株式会社製の静電フィルタであるエリトロン(東洋紡株式会社の登録商標)や独フロイデンベルグ社製のmicronAir(フロイデンベルグ社の登録商標)などの市販品を用いる。また、フィルタ部材の耐熱性を確保する観点からカーボンまたはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を主成分とする濾材を用いてもよい。
(第1実施形態)
図4(A)は、画像形成装置100の拡張部401B内の構成、具体的には、第1のフィルタ部材の一態様(符号421で表す)およびその近傍の拡張部401Bの断面構成を示している。第1のフィルタ部材421は、拡張部401B内の空気の流れAの向きに対して垂直な姿勢で、拡張部401Bの断面中央部に固定して設けられている。また、第1のフィルタ部材421の断面積の大きさは、第1のフィルタ部材421が設けられた位置における拡張部401Bの断面積の大きさよりも小さい。
図4(A)に示すように、シャッター404は、第1のフィルタ部材421と拡張部401Bとの間の隙間を塞ぐことができる態様で、この例では、このシャッター404と第1のフィルタ部材421との間の図示しない蝶番の周りに回動可能に設けられている。このため、図4(A)に示す状態では、上記隙間が塞がれて、排気ファン430による空気の流れ(矢印Aで示す。以下、図4〜図8において同様)が全て第1のフィルタ部材421を通過する。この状態を第1の状態とする。一方、図4(B)に示す状態では、第1のフィルタ部材421は、シャッター404によって片面が全て覆われている。このため、空気の流れAがシャッター404によって第1のフィルタ部材421を回避する。この状態を第2の状態とする。シャッター404は、制御部200による上記制御に応じて、図示しないシャッター切替機構を介して、上記第1の状態と上記第2の状態とを切り替え可能に設けられている。
図12(A)は、画像形成装置100の制御部200によるシャッター404の制御のフローチャートを示している。次に、図4(A)、図4(B)および図12(A)を用いて、シャッター404の動作を説明する。
(i)この例では、まず画像形成装置100の電源を投入または待機状態からの復帰を開始した(図12(A)中のステップS1)後、加熱ローラ132がヒータ133によって加熱される(図12(A)中のステップS2)。そして、制御部200は、シャッター404を制御して、第2の状態へ切り替える(図12(A)中のステップS3、図4(B))。次に、制御部200は、超微粒子の噴出が開始されるまでの時間として設定された所定時間が経過したか否か判断する(図12(A)中のステップS4)。具体的には、画像形成装置100に対する電源投入に伴って加熱ローラ132の加熱が開始された時から、予め設定された第1待機時間である30秒が経過したか否か、または画像形成装置100の待機状態からの復帰に伴って加熱ローラ132の加熱が開始された時から、予め設定された第1の待機時間である20秒が経過したか否か判断する。制御部200は、上記所定時間が経過していないと判断すると(図12(A)中のステップS4でNO)、再度上記所定時間が経過したか否かを判断する(図12(A)中のステップS4)。このため、加熱ローラ132の加熱を開始したときから上記所定時間を経過するまでは、加熱ローラ132によって加熱された空気の流れAが第1のフィルタ部材421を通過しない。また、時間で制御するので、センサ等を用いる場合に比して、簡単な構成によって制御が可能である。したがって、空気の流れAによる第1のフィルタ部材421への熱の影響を簡単な構成によって抑えることができる。
(ii)一方、制御部200は、上記所定時間が経過したと判断すると(図12(A)中のステップS4でYES)、次に、シャッター404を制御して第1の状態へ切り替える(図12(A)中のステップS6、図4(A))。
(iii)次に、制御部200は、上記第1の待機時間が経過した後の超微粒子の噴出が急激に増加してから収まるまでの時間として予め設定された第1の動作時間である2分が経過したか否か判断する(図12(A)中のステップS7)。この「2分」という時間は、既述のイニシャルバースト条件の一つである。制御部200は、2分が経過していないと判断すると(図12(A)中のステップS7でNO)、再度2分が経過したか否かを判断する(図12(A)中のステップS7)。一方、制御部200は、2分が経過したと判断すると(図12(A)中のステップS7でYES)、次に、シャッター404を制御して、第2の状態へ切り替える(図12(A)中のステップS8、図4(B))。このため、イニシャルバースト条件の一つである上記2分間以外は、加熱ローラ132によって加熱された空気の流れAが第1のフィルタ部材421を通過しないので、空気の流れAが常時第1のフィルタ部材421を通過する場合に比して、第1のフィルタ部材421への熱の影響を確実に抑えることができる。さらにまた、イニシャルバーストが起こっている上記2分間のみ、上記超微粒子を多く含む空気の流れAが第1のフィルタ部材421を通過するので、空気の流れAが常時第1のフィルタ部材421を通過する場合に比して、上記超微粒子を効率よく捕集できる。さらに、第1のフィルタ部材421は静電フィルタであるので、クーロン力によって上記超微粒子をより効率よく捕捉することができる。
(i)〜(iii)で述べたように、制御部200は、上記所定時間が経過したか否か、つまり、イニシャルバースト条件を満たすか否かを判断して、シャッター404を制御して、上記第1の状態または上記第2の状態へ切り替える。このため、上記超微粒子を効率よく捕集できると共に、第1のフィルタ部材421への熱の影響を抑えることができる。したがって、この画像形成装置100によれば、機内や周囲の環境への超微粒子の拡散を防止できると共に、第1のフィルタ部材421の寿命を長くすることができる。
また、図12(A)に代えて、図12(B)の制御のフローチャートで示される制御によって、制御部200はシャッター404を制御してもよい。なお、図12(B)のフローチャートにおいて、図12(A)のフローチャートと同一のステップには同一のステップ番号を付して、詳細な説明を省略する。
(i’)図12(B)に示すように、図12(A)のステップS4に代えて、定着温度によってイニシャルバースト条件であることを判断する。ここでは、制御部200は、温度センサ311で測定された加熱ローラ132の定着温度が第1の閾値の温度である180℃に到達したか否か判断する(図12(B)中のステップS5)。この「180℃」という温度は、超微粒子の噴出が急激に増加するとみなせる温度であって、既述のイニシャルバースト条件の一つである。そして、制御部200は、上記定着温度が180℃に到達していないと判断すると(図12(B)中のステップS5でNO)、再度、上記定着温度が180℃に到達したか否かを判断する(図12(B)中のステップS5)。このため、温度センサ311で測定された加熱ローラ132の温度が、イニシャルバースト条件の一つである180℃に到達するまでは、加熱ローラ132によって加熱された空気の流れAが第1のフィルタ部材421を通過しない。また、制御部200は、温度で制御するので、時間で制御する場合に比して、熱に対してより正確な制御が可能である。したがって、空気の流れAが常時第1のフィルタ部材421を通過する場合に比して、上記超微粒子を効率よく捕集できると共に、空気の流れAによる第1のフィルタ部材421への熱の影響を確実に抑えることができる。
(ii’)一方、制御部200は、上記定着温度が180℃に到達したと判断すると(図12(B)中のステップS5でYES)、次に、シャッター404を制御して第1の状態へ切り替える(図12(B)中のステップS6、図4(A))。
(iii’)次に、制御部200は、上記第1の閾値の温度に到達した後の超微粒子の噴出が急激に増加してから収まるまでの時間として予め設定された第2の動作時間である2分が経過したか否か判断する(図12(B)中のステップS7)。この後、図12(A)のフローチャートと同様であるため、詳細な説明を省略する。
(i’)〜(iii’)で述べたように、制御部200は、温度センサ311で測定された加熱ローラ132の定着温度が180℃に到達したか否か、つまり、イニシャルバースト条件を満たすか否かを判断して、シャッター404を制御して、上記第1の状態または上記第2の状態へ切り替える。このため、上記超微粒子を効率よく捕集できると共に、第1のフィルタ部材421への熱の影響を抑えることができる。したがって、この画像形成装置100によれば、機内や周囲の環境への超微粒子の拡散を防止できると共に、第1のフィルタ部材421の寿命を長くすることができる。
また、図12(A)、(B)のいずれの場合も、制御部200は、シャッター404を制御して、加熱ローラ132によって加熱された空気の流れAが第1のフィルタ部材421を通過する第1の状態と、シャッター404が第1のフィルタ部材421の全面を覆って、空気の流れAが第1のフィルタ部材421を回避する第2の状態とを切り替える。したがって、上記第2の状態にあるときは、空気の流れAが第1のフィルタ部材421を回避するので、空気の流れAが常時第1のフィルタ部材421を通過する場合に比して、空気の流れAによる第1のフィルタ部材421への熱の影響を確実に抑えることができる。
(第2実施形態)
図5(A)は、画像形成装置100の拡張部401B内の構成、具体的には、第1のフィルタ部材の一態様(符号422で表す)およびその近傍の拡張部401Bの断面構成を示している。なお、この第2実施形態において、第1実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
図5(A)に示すように、第1のフィルタ部材422は、第1のフィルタ部材421と拡張部401Bとの間の隙間を塞ぐことができる態様で、この例では、拡張部401B(および第1のフィルタ部材422)の中心を図5(A)の紙面に対して垂直に通る軸422oの周りに回動可能に設けられている。また、第1のフィルタ部材422の断面積は、第1のフィルタ部材422が設けられている位置における拡張部401Bの断面積と等しい。このため、図5(A)に示す状態、すなわち、第1のフィルタ部材422が空気の流れAの向きに対して垂直となっている状態では、上記隙間が塞がれて、排気ファン430による空気の流れAが全て第1のフィルタ部材422を通過する。この状態を第1の状態とする。一方、図5(B)に示す状態では、第1のフィルタ部材422は、空気の流れAの方向と平行となっている。このため、空気の流れAは第1のフィルタ部材422を回避する。この状態を第2の状態とする。第1のフィルタ部材422は、制御部200による上記制御に応じて、図示しない第1のフィルタ部材切替機構を介して、上記第1の状態と上記第2の状態とを切り替え可能に設けられている。
次に、図5(A)、(B)および図12(A)を用いて、第1のフィルタ部材422の動作を説明する。
この例では、図12(A)中のステップS1、S2の処理の後、制御部200は、第1のフィルタ部材422を制御して、上記第2の状態へ切り替える(図12(A)中のステップS3、図5(B))。次に、図12(A)中のステップS4の処理の後、制御部200は、第1のフィルタ部材422を制御して、上記第1の状態へ切り替える(図12(A)中のステップS6、図5(A))。そして、図12(A)中のステップS7の処理の後、制御部200は、第1のフィルタ部材422を制御して、上記第2の状態へ切り替える(図12(A)中のステップS8、図5(B))。
この第1のフィルタ部材422を備えた画像形成装置100では、第1のフィルタ部材422はシャッター404を有さず、制御部200は、第1のフィルタ部材422自体を制御して上記第1の状態と上記第2の状態とを切り替えるので、第1のフィルタ部材420がシャッター404を有する場合に比して、簡単な構成によって制御が可能である。したがって、空気の流れAによる第1のフィルタ部材422への熱の影響を簡単な構成によって抑えることができる。
なお、図12(B)の制御のフローチャートで示される制御によって、制御部200は、第1のフィルタ部材422を制御してもよい。
(第3実施形態)
図6(A)は、画像形成装置100の拡張部401B内の構成、具体的には、第1のフィルタ部材の一態様(符号423で表す)およびその近傍の拡張部401Bの断面構成を示している。なお、この第3実施形態において、第1実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
図6(A)に示すように、第1のフィルタ部材423は、拡張部401B401B(および第1のフィルタ部材423)の中心を図6(A)の紙面に対して垂直に通る軸423oの周りに回動可能に設けられている。シャッター404、404’は、それぞれ第1のフィルタ部材423の、空気の流れAに関して上流側及び下流側の辺に沿って設けられている。また、シャッター404、404’は、それぞれ拡張部401Bと第1のフィルタ部材423との間の隙間を塞ぐことができる態様で、この例では、このシャッター404、404’と第1のフィルタ部材423との間の図示しない蝶番の周りに回動可能に設けられている。このため、図6(A)に示す状態、すなわち、第1のフィルタ部材423が空気の流れAの向きに対して垂直となっている状態では、上記隙間が塞がれて、排気ファン430による空気の流れAが全て第1のフィルタ部材423を通過する。この状態を第1の状態とする。一方、図6(B)に示す状態では、第1のフィルタ部材423は、空気の流れAの方向と平行となっている。また、第1のフィルタ部材423は、シャッター404、404’によって両面が全て覆われている。このため、空気の流れAが第1のフィルタ部材423を回避する。この状態を第2の状態とする。第1のフィルタ部材423は、制御部200による上記制御に応じて、図示しない第1のフィルタ部材切替機構を介して、上記第1の状態と上記第2の状態とを切り替え可能に設けられている。また、シャッター404、404’は、制御部200による上記制御に応じて、図示しないシャッター切替機構を介して、上記第1の状態と上記第2の状態とを切り替え可能に設けられている。
次に、図6(A)、(B)および図12(A)を用いて、第1のフィルタ部材423およびシャッター404、404’の動作を説明する。
この例では、図12(A)中のステップS1、S2の処理の後、制御部200は、第1のフィルタ部材423およびシャッター404、404’を制御して、上記第2の状態へ切り替える(図12(A)中のステップS3、図6(B))。次に、図12(A)中のステップS4の処理の後、制御部200は、第1のフィルタ部材422およびシャッター404、404’を制御して、上記第1の状態へ切り替える(図12(A)中のステップS6、図6(A))。そして、図12(A)中のステップS7の処理の後、制御部200は、第1のフィルタ部材422およびシャッター404、404’を制御して、上記第2の状態へ切り替える(図12(A)中のステップS8、図6(B))。
この第1のフィルタ部材423を備えた画像形成装置100では、第1のフィルタ部材423は、空気の流れAの流れる方向と略平行となると共に、シャッター404、404’によって、第1のフィルタ部材423の両面が全て覆われている。このため、第1のフィルタ部材421がシャッター404を空気の流れAに対して上流側にのみ有する場合や、第1のフィルタ部材422が空気の流れAの流れる方向と略平行になる場合に比して、空気の流れAが第1のフィルタ部材423を通過するのをより確実に防ぐことができる。したがって、上記空気の流れによる第1のフィルタ部材423への熱の影響をより確実に抑えることができる。
なお、図12(B)の制御のフローチャートで示される制御によって、制御部200は、第1のフィルタ部材423およびシャッター404、404’を制御してもよい。
(第4実施形態)
図7(A)は、画像形成装置100の拡張部401B内の構成、具体的には、拡張部401Bの断面構成を示している。なお、この第4実施形態において、第1実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
図7(A)に示すように、拡張部401Bには、第1の経路411と、第1の経路411と並行な第2の経路412とが、仕切り板413によって形成されている。流路切替弁405は、第1の経路411および第2の経路412の上流側に設けられている。また、流路切替弁405は、この例では、拡張部401Bに設けられた図7(A)の紙面に対して垂直な軸414の周りに回動可能に設けられている。第1のフィルタ部材424は、第1の経路411を塞ぐ態様で第1の経路411に固定して設けられている。また、第1のフィルタ部材424の断面積は、第1のフィルタ部材422が設けられている位置における第1の経路411の断面積と等しい。このため、図7(A)に示す状態、すなわち、流路切替弁405によって第2の経路412が塞がれ、第1の経路411に切り替えられている状態では、排気ファン430による空気の流れA1が全て第1の経路411を通り、第1のフィルタ部材424を通過する。この状態を第1の状態とする。一方、図7(B)に示す状態、すなわち、流路切替弁405によって第1の経路411が塞がれ、第2の経路412に切り替えられている状態では、排気ファン430による空気の流れA2が全て第2の経路412を通り、第1のフィルタ部材424を回避する。この状態を第2の状態とする。流路切替弁405は、制御部200による上記制御に応じて、図示しない流路切替弁の切替機構を介して、上記第1の経路411と上記第2の経路412とを切り替え可能に設けられている。
図13(A)は、画像形成装置100の制御部200による流路切替弁405の制御のフローチャートを示している。次に、図7(A)、図7(B)および図13(A)を用いて、流路切替弁405の動作を説明する。
この例では、図13(A)中のステップS101、S102の処理(図12(A)中のステップS1、S2の処理と同じ)の後、制御部200は流路切替弁405を制御して、第2の経路412へ切り替える(図13(A)中のステップS103、図7(B))。次に、図13(A)中のステップS104の処理(図12(A)中のステップS4の処理と同じ)の後、制御部200は流路切替弁405を制御して第1の経路411へ切り替える(図13(A)中のステップS106、図7(A))。そして、図13(A)中のステップS107の処理(図12(A)中のステップS7の処理と同じ)の後、制御部200は流路切替弁405を制御して、第2の経路412へ切り替える(図13(A)中のステップS108、図7(B))。
また、図13(B)の制御のフローチャートで示される制御によって、制御部200は流路切替弁405を制御してもよい。なお、図13(B)のフローチャートにおいて、図13(A)のフローチャートと同一のステップには同一のステップ番号を付して、詳細な説明を省略する。図13(B)に示すように、図13(A)中のステップS104の処理に代えて、図13(B)中のステップS105の処理、つまり、定着温度によって、イニシャルバースト条件であることを判断する(図12(B)中のステップS5の処理と同じ)。
この流路切替弁405を備えた画像形成装置100では、第1実施形態と同様に、空気の流れA1による第1のフィルタ部材424への熱の影響をより確実に抑えることができる。また、上記第2の状態において、空気の流れA2は全て第2の経路412を通過する。ここで、第2の経路412には、空気の流れA2を妨げるものが無い。したがって、上記第2の状態において、空気の流れA2はスムーズにダクト400を通過することができる。
(第5実施形態)
図8(A)は、画像形成装置100の拡張部401B内の構成、具体的には、拡張部401Bの断面構成を示している。なお、この第5実施形態において、第4実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
この第5実施形態において、上記第4実施形態と異なる構成要素について説明する。この第5実施形態では、第1の経路411に第1のフィルタ部材424が設けられているのに加えて、第2のフィルタ部材425は、第2の経路412を塞ぐ態様で第2の経路412に固定して設けられている。また、第2のフィルタ部材425の断面積は、第2のフィルタ部材425が設けられている位置における第2の経路412の断面積と等しい。第2のフィルタ部材425としては、第1のフィルタ部材424より目付け量が小さくて、圧損特性が低いフィルタ部材が用いられる。
この画像形成装置によれば、上記第1の状態では、空気の流れA1が全て第1の経路411を通り、第1のフィルタ部材424を通過する。一方、上記第2の状態では、空気の流れA2が全て第2の経路412を通り、第2のフィルタ部材425を通過する。したがって、上記超微粒子および上記超微粒子よりも粒径の大きい粒子を捕捉できるので、この画像形成装置によれば、機内や周囲の環境への超微粒子の拡散をより確実に防止できる。また、上記第2の状態において、空気の流れA2は全て第2の経路412を通過する。ここで、第2の経路412には、第1のフィルタ部材424より圧損特性が低い第2のフィルタ部材425が設けられている。したがって、上記第1の状態に比べて、上記第2の状態において、空気の流れA2はスムーズにダクト400を通過することができる。
なお、流路切替弁405の動作は第4実施形態と同じであるので、詳細な説明を省略する。
(第6実施形態)
図9(A)は、画像形成装置100の拡張部401Bおよび補助ダクト408内の構成、具体的には、拡張部401Bおよび補助ダクト408の一態様の断面構成を示している。なお、この第6実施形態において、第1実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
図9(A)に示すように、第1のフィルタ部材426は、拡張部401Bを塞ぐ態様で、排気ファン430の上流側の拡張部401Bに固定して設けられている。また、第1のフィルタ部材426の断面積は、第1のフィルタ部材426が設けられている位置における拡張部401Bの断面積と等しい。外気導入口406は、第1のフィルタ部材426よりも上流側の拡張部401Bに設けられている。補助ダクト408は、一端(図9(A)における下端)が本体ケーシング101の外部または本体ケーシング101内の定着装置130から離間した箇所に開いており、他端(図9(A)における上端)が外気導入口406に連通するように設けられている。また、開閉機構としての外気導入弁407は、この例では、拡張部401Bに設けられた図9(A)の紙面に対して垂直な軸407oの周りに回動可能に設けられている。このため、図9(A)に示す状態、すなわち、外気導入弁407によって外気導入口406が塞がれている状態では、排気ファン430による空気の流れ(矢印A1で示す。以下、図10、図11において同様)A1のみが第1のフィルタ部材426を通過する。この状態を閉状態とする。一方、図9(B)に示す状態では、外気導入弁407が補助ダクト408の側壁に対して平行かつ近接する位置にある。このため、本体ケーシング101の外部または本体ケーシング101内の定着装置130から離間した箇所の空気である外気A2が、排気ファン430によって吸引され、補助ダクト408を通過して空気の流れA1に合流する(矢印A2で示す。以下図10、図11において同様)。この状態を開状態とする。外気導入弁407は、制御部200による上記制御に応じて、図示しない外気導入弁切替機構を介して、上記閉状態と上記開状態とを切り替え可能に設けられている。
図14(A)は、画像形成装置100の制御部200による外気導入弁407の制御のフローチャートを示している。次に、図9(A)、図9(B)および図14(A)を用いて、外気導入弁407の動作を説明する。
(i)図14(A)中のステップS201およびS202の処理(図12(A)中のステップS1およびS2の処理と同じ)の後、制御部200は、外気導入弁407を制御して、上記開状態へ切り替える(図14(A)中のステップS203、図9(B))。次に、制御部200は、超微粒子の噴出が開始されるまでの時間として設定された所定時間が経過したか否か判断する(図14(A)中のステップS204)。具体的には、画像形成装置100に対する電源投入に伴って加熱ローラ132の加熱が開始された時から、予め設定された第2待機時間である30秒が経過したか否か、または画像形成装置100の待機状態からの復帰に伴って加熱ローラ132の加熱が開始された時から、予め設定された第2の待機時間である20秒が経過したか否か判断する。制御部200は、上記所定時間が経過していないと判断すると(図14(A)中のステップS204でNO)、再度上記所定時間が経過したか否かを判断する(図14(A)中のステップS204)。このため、この画像形成装置100では、加熱ローラ132の加熱を開始したときから上記所定時間を経過するまでは、加熱ローラ132によって加熱された空気の流れA1に外気の流れA2を導入する。また、時間で制御するので、センサ等を用いる場合に比して、簡単な構成によって制御が可能である。したがって、空気の流れA1による第1のフィルタ部材426への熱の影響を簡単な構成によって抑えることができる。
(ii)一方、制御部200は、上記所定時間が経過したと判断すると(図14(A)中のステップS204でYES)、次に、外気導入弁407を制御して上記開状態から上記閉状態へ切り替える(図14(A)中のステップS206、図9(A))。
(iii)次に、制御部200は、上記第2の待機時間が経過した後の超微粒子の噴出が急激に増加してから収まるまでの時間として予め設定された第3の動作時間である2分が経過したか否か判断する(図14(A)中のステップS207)。制御部200は、2分が経過していないと判断すると(図14(A)中のステップS207でNO)、再度2分が経過したか否かを判断する(図14(A)中のステップS207)。一方、制御部200は、2分が経過したと判断すると(図14(A)中のステップS207でYES)、次に、外気導入弁407を制御して、上記閉状態から上記開状態へ切り替える(図14(A)中のステップS208、図9(B))。このため、イニシャルバースト条件の一つである上記2分間以外は、加熱ローラ132によって加熱された空気の流れA1および外気の流れA2が第1のフィルタ部材426を通過するので、空気の流れA1のみが常時第1のフィルタ部材426を通過する場合に比して、第1のフィルタ部材426への熱の影響を確実に抑えることができる。さらにまた、イニシャルバーストが起こっている上記2分間のみ、上記超微粒子を多く含む空気の流れA1のみが第1のフィルタ部材426を通過するので、空気の流れA1に外気の流れA2が常時導入される場合に比して、第1のフィルタ部材426によって上記超微粒子を効率よく捕捉することができる。
(i)〜(iii)で述べたように、制御部200は、上記所定時間が経過したか否か、つまり、イニシャルバースト条件を満たすか否かを判断して、外気導入弁407を制御して、上記開状態または上記閉状態へ切り替える。このため、上記超微粒子を効率よく捕集できると共に、第1のフィルタ部材426への熱の影響を抑えることができる。したがって、この画像形成装置100によれば、機内や周囲の環境への超微粒子の拡散を防止できると共に、第1のフィルタ部材426の寿命を長くすることができる。
また、図14(A)に代えて、図14(B)の制御のフローチャートで示される制御によって、制御部200は外気導入弁407を制御してもよい。なお、図14(B)のフローチャートにおいて、図14(A)のフローチャートと同一のステップには同一のステップ番号を付して、詳細な説明を省略する。
(i’)図14(B)に示すように、図14(A)のステップS204に代えて、定着温度によってイニシャルバースト条件であることを判断する。ここでは、制御部200は、温度センサ311で測定された加熱ローラ132の定着温度が、シロキサンの噴出が急激に増加する温度として設定された第2の閾値の温度である180℃に到達したか否か判断する(図14(B)中のステップS205)。そして、制御部200は、上記定着温度が180℃に到達していないと判断すると(図14(B)中のステップS205でNO)、再度、上記定着温度が180℃に到達したか否かを判断する(図14(B)中のステップS205)。このため、温度センサ311で測定された加熱ローラ132の温度が、イニシャルバースト条件の一つである180℃に到達するまでは、加熱ローラ132によって加熱された空気の流れA1に外気の流れA2を導入する。また、制御部200は、温度で制御するので、時間で制御する場合に比して、熱に対してより正確な制御が可能である。したがって、空気の流れA1のみが常時第1のフィルタ部材426を通過する場合に比して、空気の流れAによる第1のフィルタ部材426への熱の影響を確実に抑えることができる。
(ii’)一方、制御部200は、上記定着温度が180℃に到達したと判断すると(図14(B)中のステップS205でYES)、次に、外気導入弁407を制御して上記開状態から上記閉状態へ切り替える(図14(B)中のステップS206、図9(A))。
(iii’)次に、制御部200は、上記第2の閾値の温度に到達した後の超微粒子の噴出が急激に増加してから収まるまでの時間として予め設定された第4の動作時間である2分が経過したか否か判断する(図14(B)中のステップS207)。この後、図14(A)のフローチャートと同様であるため、詳細な説明を省略する。
(i’)〜(iii’)で述べたように、制御部200は、温度センサ311で測定された加熱ローラ132の定着温度が180℃に到達したか否か、つまり、イニシャルバースト条件を満たすか否かを判断して、外気導入弁407を制御して、上記開状態または上記閉状態へ切り替える。このため、上記超微粒子を効率よく捕集できると共に、第1のフィルタ部材426への熱の影響を抑えることができる。したがって、この画像形成装置100によれば、機内や周囲の環境への超微粒子の拡散を防止できると共に、第1のフィルタ部材426の寿命を長くすることができる。
(第7実施形態)
図10(A)は、画像形成装置100の拡張部401Bおよび補助ダクト408内の構成、具体的には、拡張部401Bおよび補助ダクト408の一態様の断面構成を示している。なお、この第7実施形態において、第6実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
図10(A)に示すように、外気導入ファン431は、補助ダクト408の内部に設けられている。なお、この例では、外気導入弁407は設けられていない。図10(A)に示す状態、すなわち、外気導入ファン431が回転しない状態では、空気の流れA1のみが第1のフィルタ部材426を通過する。一方、図10(B)に示す状態、すなわち、外気導入ファン431が回転している状態では、外気の流れA2が補助ダクト408を通過して空気の流れA1に合流する。
図15(A)は、画像形成装置100の制御部200による外気導入ファン431の制御のフローチャートを示している。次に、図10(A)、図10(B)および図15(A)を用いて外気導入ファン431の動作を説明する。
(i)図15(A)のステップS301およびS302の処理(図12(A)中のステップS1およびS2の処理と同じ)の後、制御部200は、外気導入ファン431を制御して、外気導入ファン431の回転を開始する(図15(A)のステップS303、図10(B))。次に、制御部200は、超微粒子の噴出が開始されるまでの時間として設定された所定時間が経過したか否か判断する(図15(A)のステップS304)。具体的には、画像形成装置100に対する電源投入に伴って加熱ローラ132の加熱が開始された時から、予め設定された第3待機時間である30秒が経過したか否か、または画像形成装置100の待機状態からの復帰に伴って加熱ローラ132の加熱が開始された時から、予め設定された第3の待機時間である20秒が経過したか否か判断する。制御部200は、上記所定時間が経過していないと判断すると(図15(A)のステップS304でNO)、再度上記所定時間が経過したか否かを判断する(図15(A)のステップS304)。このため、この画像形成装置100では、加熱ローラ132の加熱を開始したときから上記所定時間を経過するまでは、外気導入ファン431を回転させて、加熱ローラ132によって加熱された空気の流れA1に外気の流れA2を導入する。また、時間で制御するので、センサ等を用いる場合に比して、簡単な構成によって制御が可能である。したがって、空気の流れA1による第1のフィルタ部材426への熱の影響を簡単な構成によって抑えることができる。
(ii)一方、制御部200は、上記所定時間が経過したと判断すると(図15(A)中のステップS304でYES)、次に、外気導入ファン431を制御して外気導入ファン431の回転を減らす(図15(A)中のステップS306、図10(A))。
(iii)次に、制御部200は、上記第3の待機時間が経過した後の超微粒子の噴出が急激に増加してから収まるまでの時間として予め設定された第5の動作時間である2分が経過したか否か判断する(図15(A)中のステップS307)。制御部200は、2分が経過していないと判断すると(図15(A)中のステップS307でNO)、再度2分が経過したか否かを判断する(図15(A)中のステップS307)。一方、制御部200は、2分が経過したと判断すると(図15(A)中のステップS307でYES)、次に、外気導入ファン431を制御して、外気導入ファン431の回転を増やす(図15(A)中のステップS308、図10(B))。このため、イニシャルバースト条件の一つである上記2分間以外は、加熱ローラ132によって加熱された空気の流れA1および外気の流れA2が第1のフィルタ部材426を通過するので、空気の流れA1のみが常時第1のフィルタ部材426を通過する場合に比して、第1のフィルタ部材426への熱の影響を確実に抑えることができる。さらにまた、イニシャルバーストが起こっている上記2分間のみ、外気の流れA2が第1のフィルタ部材426を通過する量が減るので、空気の流れA1に外気の流れA2が常時一定量導入される場合に比して、第1のフィルタ部材426によって上記超微粒子を効率よく捕捉することができる。
(i)〜(iii)で述べたように、制御部200は、上記所定時間が経過したか否か、つまり、イニシャルバースト条件を満たすか否かを判断して、外気導入ファン431を制御して、外気導入ファン431の回転数を制御する。このため、上記超微粒子を効率よく捕集できると共に、第1のフィルタ部材426への熱の影響を抑えることができる。したがって、この画像形成装置100によれば、機内や周囲の環境への超微粒子の拡散を防止できると共に、第1のフィルタ部材426の寿命を長くすることができる。
また、図15(A)に代えて、図15(B)の制御のフローチャートで示される制御によって、制御部200は外気導入ファン431を制御してもよい。なお、図15(B)のフローチャートにおいて、図15(A)のフローチャートと同一のステップには同一のステップ番号を付して、詳細な説明を省略する。
(i’)図15(B)に示すように、図15(A)のステップS304に代えて、定着温度によってイニシャルバースト条件であることを判断する。ここでは、制御部200は、温度センサ311で測定された加熱ローラ132の定着温度がシロキサンの噴出が急激に増加する温度として設定された第3の閾値の温度である180℃に到達したか否か判断する(図15(B)中のステップS305)。そして、制御部200は、上記定着温度が180℃に到達していないと判断すると(図15(B)中のステップS305でNO)、再度、上記定着温度が180℃に到達したか否かを判断する(図15(B)中のステップS305)。このため、温度センサ311で測定された加熱ローラ132の温度が、イニシャルバースト条件の一つである180℃に到達するまでは、加熱ローラ132によって加熱された空気の流れA1に外気の流れA2を導入する。また、制御部200は、温度で制御するので、時間で制御する場合に比して、熱に対してより正確な制御が可能である。したがって、空気の流れA1のみが常時第1のフィルタ部材426を通過する場合に比して、空気の流れAによる第1のフィルタ部材426への熱の影響を確実に抑えることができる。
(ii’)一方、制御部200は、上記定着温度が180℃に到達したと判断すると(図15(B)中のステップS305でYES)、次に、外気導入ファン431を制御して、外気導入ファン431の回転を減らす(図15(B)中のステップS306、図10(A))。
(iii’)次に、制御部200は、上記第3の閾値の温度に到達した後の超微粒子の噴出が急激に増加してから収まるまでの時間として予め設定された第6の動作時間である2分が経過したか否か判断する(図15(B)中のステップS307)。この後、図15(A)のフローチャートと同様であるため、詳細な説明を省略する。
(i’)〜(iii’)で述べたように、制御部200は、温度センサ311で測定された加熱ローラ132の定着温度が180℃に到達したか否か、つまり、イニシャルバースト条件を満たすか否かを判断して、外気導入ファン431を制御して、外気導入ファン431の回転数を制御する。このため、上記超微粒子を効率よく捕集できると共に、第1のフィルタ部材426への熱の影響を抑えることができる。したがって、この画像形成装置100によれば、機内や周囲の環境への超微粒子の拡散を防止できると共に、第1のフィルタ部材426の寿命を長くすることができる。
(第8実施形態)
図11(A)は、画像形成装置100の拡張部401Bおよび補助ダクト408内の構成、具体的には、拡張部401Bおよび補助ダクト408の一態様の断面構成を示している。なお、この第8実施形態において、第6実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
図11(A)に示すように、外気導入ファン431は、補助ダクト408の内部に設けられている。図11(A)に示す状態、すなわち、上記閉状態であって、外気導入ファン431が回転しない状態では、空気の流れA1のみが第1のフィルタ部材426を通過する。一方、図11(B)に示す状態、すなわち、上記開状態であって、外気導入ファン431が回転する状態では、外気の流れA2が補助ダクト408を通過して空気の流れA1に合流する。
図16(A)は、画像形成装置100の制御部200による外気導入弁407および外気導入ファン431の制御のフローチャートを示している。図11(A)、図11(B)および図16(A)を用いて、外気導入弁407および外気導入ファン431の動作を説明する。
(i)図16(A)中のステップS401およびS402の処理(図12(A)中のステップS1およびS2の処理と同じ)の後、制御部200は、外気導入弁407を制御して、上記開状態へ切り替えると共に、外気導入ファン431を制御して、外気導入ファン431の回転を開始する(図16(A)中のステップS403、図11(B))。次に、制御部200は、図16(A)中のステップS404の処理(図12(A)中のステップS4の処理と同じ)を行う。このため、この画像形成装置100では、加熱ローラ132の加熱を開始したときから上記所定時間を経過するまでは、加熱ローラ132によって加熱された空気の流れA1に外気の流れA2を導入する。また、時間で制御するので、センサ等を用いる場合に比して、簡単な構成によって制御が可能である。したがって、空気の流れA1による第1のフィルタ部材426への熱の影響を簡単な構成によって抑えることができる。
(ii)制御部200は、所定時間が経過したと判断すると(図16(A)中のステップS404でYES)、次に、外気導入弁407を制御して、上記閉状態へ切り替えると共に、外気導入ファン431を制御して、外気導入ファン431の回転数を減らす(図16(A)中のステップS406、図11(A))。
(iii)次に、図16(A)中のステップS407の処理(図12(A)中のステップS7の処理と同じ)の後、制御部200は、外気導入弁407を制御して、開状態へ切り替えると共に、外気導入ファン431を制御して、外気導入ファン431の回転数を増やす(図16(A)中のステップS408、図11(B))。このため、イニシャルバースト条件の一つである上記2分間以外は、加熱ローラ132によって加熱された空気の流れA1および外気の流れA2が第1のフィルタ部材426を通過するので、空気の流れA1のみが常時第1のフィルタ部材426を通過する場合に比して、第1のフィルタ部材426への熱の影響を確実に抑えることができる。さらにまた、イニシャルバーストが起こっている上記2分間のみ、上記超微粒子を多く含む空気の流れA1のみが第1のフィルタ部材426を通過するので、空気の流れA1に外気の流れA2が常時導入される場合に比して、第1のフィルタ部材426によって上記超微粒子を効率よく捕捉することができる。
(i)〜(iii)で述べたように、制御部200は、上記所定時間が経過したか否か、つまり、イニシャルバースト条件を満たすか否かを判断する。そして、この判断に基づいて、制御部200は、外気導入弁407を制御して上記開状態または上記閉状態へ切り替え、外気導入ファン431を制御して、外気導入ファン431の回転数を増減させる。このため、上記超微粒子を効率よく捕集できると共に、第1のフィルタ部材426への熱の影響を抑えることができる。したがって、この画像形成装置100によれば、機内や周囲の環境への超微粒子の拡散を防止できると共に、第1のフィルタ部材426の寿命を長くすることができる。
また、図16(A)に代えて、図16(B)の制御のフローチャートで示される制御によって、制御部200は外気導入弁407および外気導入ファン431を制御してもよい。なお、図16(B)のフローチャートにおいて、図16(A)のフローチャートと同一のステップには同一のステップ番号を付して、詳細な説明を省略する。
(i’)図16(B)に示すように、図16(A)のステップS404に代えて、定着温度によってイニシャルバースト条件であることを判断する。ここでは、制御部200は、温度センサ311で測定された加熱ローラ132の定着温度がシロキサンの噴出が急激に増加する温度として設定された第3の閾値の温度である180℃に到達したか否か判断する(図16(B)中のステップS405)。そして、制御部200は、上記定着温度が180℃に到達していないと判断すると(図16(B)中のステップS405でNO)、再度、上記定着温度が180℃に到達したか否かを判断する(図16(B)中のステップS405)。このため、温度センサ311で測定された加熱ローラ132の温度が、イニシャルバースト条件の一つである180℃に到達するまでは、加熱ローラ132によって加熱された空気の流れA1に外気の流れA2を導入する。また、制御部200は、温度で制御するので、時間で制御する場合に比して、熱に対してより正確な制御が可能である。したがって、空気の流れA1のみが常時第1のフィルタ部材426を通過する場合に比して、空気の流れAによる第1のフィルタ部材426への熱の影響を確実に抑えることができる。
(ii’)一方、制御部200は、上記定着温度が180℃に到達したと判断すると(図16(B)中のステップS405でYES)、次に、外気導入弁407を制御して、閉状態へ切り替えると共に、外気導入ファン431を制御して、外気導入ファン431の回転数を減らす(図16(B)中のステップS406、図11(A))。
(iii’)次に、制御部200は、図16(A)中のステップS407の処理(図12(A)中のステップS7の処理と同じ)をする。この後、図16(A)のフローチャートと同様であるため、詳細な説明を省略する。
(i’)〜(iii’)で述べたように、制御部200は、温度センサ311で測定された加熱ローラ132の定着温度が180℃に到達したか否か、つまり、イニシャルバースト条件を満たすか否かを判断する。そして、この判断に基づいて、制御部200は、外気導入弁407を制御して上記開状態または上記閉状態へ切り替え、外気導入ファン431を制御して、外気導入ファン431の回転数を増減させる。このため、上記超微粒子を効率よく捕集できると共に、第1のフィルタ部材426への熱の影響を抑えることができる。したがって、この画像形成装置100によれば、機内や周囲の環境への超微粒子の拡散を防止できると共に、第1のフィルタ部材426の寿命を長くすることができる。
このように、この画像形成装置100では、制御部200は、外気導入弁407および外気導入ファン431を制御して、上記開状態と上記閉状態とを切り替えると共に、外気導入ファン431の回転数を増減させる。このため、外気導入弁407または外気導入ファン431を制御する場合に比して、より確実な制御が可能である。したがって、第1のフィルタ部材420への熱の影響をより確実に抑えることができる。
上記第2、3実施形態では、ダクト400の拡張部401Bおよび第1のフィルタ部材の中心を回転中心としている。当然ながら、これに限られるものではなく、本発明は、第1のフィルタ部材の向きを略90°回転可能であれば、回転中心の位置は問わない。
上述の各実施形態では、温度センサ311が加熱ローラ132に接触するように設けられている。当然ながら、これに限られるものではなく、本発明は、加熱ローラ132に接触しないように設けられていてもよい。
また、上述の各実施形態では、排気ファン430は、拡張部401Bの内部に配置されているものとした。当然ながら、これに限られるものではなく、本発明は、排気ファン430が、ダクト400の端部近傍に設置されていれば、ダクト400の外に設置されている場合にも好ましく適用される。
また、上述の各実施形態では、定着部材は円筒状の定着ローラであるものとした。当然ながら、これに限られるものではなく、本発明は、定着部材が環状の定着ベルトである場合にも好ましく適用される。
また、上述の各実施形態における加圧ローラも、定着部材として考えることもできる。定着ローラだけでなく、加圧ローラにもヒータを内蔵しても良い。
また、上述の各実施形態では、タンデム型のカラー画像形成装置に対して本発明を適用したが、これに限られるものではない。感光体、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、定着手段の構成や配置は、本実施形態に限定されず、他の構成や配置であっても良い。本発明は、ロータリー配置型、直接転写方式など、他の方式の画像形成装置にも、広く適用することができる。
また、上述の各実施形態では、フィルタ部材を排気ファンよりも上流側に設けたが、フィルタ部材を排気ファンよりも下流側に配置してもよい。
また、本発明は、プリンタ、複写機、FAX、およびこれらの複合機や、データを加工・編集して印刷するハードコピーシステムにも適用できる。
101 本体ケーシング
131 加圧ローラ
132 加熱ローラ
200 制御部
311 温度センサ
400 ダクト
403 取込口
404、404’ シャッター
405 流路切替弁
406 外気導入口
407 外気導入弁
408 補助ダクト
411 第1の経路
412 第2の経路
420、421、422、423、424、426 第1のフィルタ部材
425 第2のフィルタ部材
430 排気ファン
431 外気導入ファン

Claims (18)

  1. 円筒状または環状の定着部材と、上記定着部材を定着のための温度に加熱する加熱源とを備え、搬送されるシートを上記定着部材の外周面に圧接して上記シートに画像を定着させる画像形成装置であって、
    上記定着部材の周方向に対して垂直な幅方向に関して上記定着部材に面する位置に設けられ、上記定着部材から発生した微粒子を取り込むための取込口をもつダクトと、
    上記ダクト内またはダクトの出口に設けられ、上記取込口から上記ダクトの出口へ向かう空気の流れを発生させる排気ファンと、
    上記ダクト内で上記排気ファンよりも上流側または下流側に設けられ、上記空気の流れに乗って上記ダクトを通して流れる上記微粒子を捕捉可能な第1のフィルタ部材と、
    上記定着部材から上記微粒子が放出されるイニシャルバースト条件に応じて、上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を通過する量を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    上記ダクト内で、上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を通過する第1の状態と、上記空気の流れが上記第1のフィルタ部材を回避する第2の状態とを切り替え可能な切替機構を備え、
    上記制御部は、上記イニシャルバースト条件に応じて、上記第1の状態と上記第2の状態とを切り替えるように、上記切替機構を制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    上記ダクト内に、超微粒子を捕捉可能な上記第1のフィルタ部材が配置された第1の経路と、上記第1の経路と並行で、上記超微粒子以外の粒子を捕捉可能な第2のフィルタ部材が配置された第2の経路とが設けられ、
    上記切替機構は、上記制御部による制御に応じて、上記第1の状態を作るための上記第1の経路と、上記第2の状態を作るための上記第2の経路とを切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    上記制御部による上記イニシャルバースト条件に応じた制御は、上記画像形成装置本体に対する電源投入または上記画像形成装置本体の待機状態からの復帰に伴って上記定着部材の加熱が開始された時から、予め設定された第1の待機時間が経過したか否かに応じて行われることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    上記制御部は、上記第1の待機時間が経過した後の予め設定された第1の動作時間だけ、上記第2の状態から上記第1の状態へ切り替えるように上記切替機構を制御することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から3のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    上記定着部材の温度を測定する温度センサを備え、
    上記制御部による上記イニシャルバースト条件に応じた制御は、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が、予め設定された第1の閾値の温度に到達したか否かに応じて行われることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置において、
    上記制御部は、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が上記第1の閾値の温度に到達した後の予め設定された第2の動作時間だけ、上記第2の状態から上記第1の状態へ切り替えるように上記切替機構を制御することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    上記ダクトの上記第1のフィルタ部材よりも上記空気の流れの上流側に設けられた外気導入口と、
    上記画像形成装置のケーシングの外部または上記ケーシング内の上記定着部材から離間した箇所からの空気が上記外気導入口を通して上記ダクト内に導入される開状態と、上記外気導入口が遮断される閉状態とを切り替え可能な開閉機構とを備え、
    上記制御部は、上記イニシャルバースト条件に応じて、上記開状態と上記閉状態とを切り替えるように、上記開閉機構を制御することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置において、
    上記制御部による上記イニシャルバースト条件に応じた制御は、上記画像形成装置本体に対する電源投入または上記画像形成装置本体の待機状態からの復帰に伴って上記定着部材の加熱が開始された時から、予め設定された第2の待機時間が経過したか否かに応じて行われることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、
    上記制御部は、上記第2の待機時間が経過した後の予め設定された第3の動作時間だけ、上記開状態から上記閉状態へ切り替えるように上記開閉機構を制御することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項8に記載の画像形成装置において、
    上記定着部材の温度を測定する温度センサを備え、
    上記制御部による上記イニシャルバースト条件に応じた制御は、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が、予め設定された第2の閾値の温度に到達したか否かに応じて行われることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    上記制御部は、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が上記第2の閾値の温度に到達した後の予め設定された第4の動作時間だけ、上記開状態から上記閉状態へ切り替えるように上記開閉機構を制御することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項8に記載の画像形成装置において、
    上記外気導入口に連通する補助ダクトと、
    上記補助ダクト内またはその入口に、上記画像形成装置のケーシングの外部または上記ケーシング内の上記定着部材から離間した箇所からの空気を上記ダクト内へ導入するための外気導入ファンとを備え、
    上記制御部は、上記イニシャルバースト条件に応じて、上記外気導入ファンの回転数を制御することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項13に記載の画像形成装置において、
    上記制御部による上記イニシャルバースト条件に応じた制御は、上記画像形成装置本体に対する電源投入または上記画像形成装置本体の待機状態からの復帰に伴って上記定着部材の加熱が開始された時から、予め設定された第3の待機時間が経過したか否かに応じて行われることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項14に記載の画像形成装置において、
    上記制御部は、上記第3の待機時間が経過した後の予め設定された第5の動作時間だけ、上記第3の待機時間が経過する前に比して、上記外気導入ファンの回転数を減らすことを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項13に記載の画像形成装置において、
    上記定着部材の温度を測定する温度センサを備え、
    上記制御部による上記イニシャルバースト条件に応じた制御は、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が、予め設定された第3の閾値の温度に到達したか否かに応じて行われることを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項16に記載の画像形成装置において、
    上記制御部は、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が上記第3の閾値の温度に到達した後の予め設定された第6の動作時間だけ、上記温度センサで測定された上記定着部材の温度が上記第3の閾値の温度に到達する前に比して、上記外気導入ファンの回転数を減らすことを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項1から17のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    上記第1のフィルタ部材が静電フィルタであることを特徴とする画像形成装置。
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