JP2010256615A - 画像形成装置 - Google Patents

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充 佐藤
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Abstract

【課題】定着部を通過した直後の記録材Sが冷却されるのを確実に防止して、定着部を通過した直後の記録材Sのカール状態が固定されるのを確実に防止できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】定着部37の下流側に設けられた、第1搬送部52と第2搬送部54との間の第2搬送経路53に、吹出しダクト71から冷却空気を吹出す吹出し口72を設けている。この吹出し口72の近傍に、この冷却空気が第2搬送経路53の上流側に行かないように遮る遮蔽部材61を設けている。上記遮蔽部材61は、アルミ板61aと枢着部61bとを有し、上記アルミ板61aは、枢着部61bによって、搬送ガイド53aに揺動可能に枢着されるとともに、第2搬送経路53を閉じる方向に、記録材Sの搬送に影響を与えない程度に付勢されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、電子写真方式の複写機、プリンタやファクシミリなどの画像形成装置に関する。
従来、この種の画像形成装置としては、定着ローラと加圧ローラとからなる定着部と、この定着部から出てきた記録紙にテンションをかける第1搬送ローラと、第1搬送ローラの下流側から記録紙に冷却空気を吹き付ける冷却ファンと、記録紙を機外に搬送する第2搬送ローラとを備えたものがある(特許文献1:特開2008−139396号公報)。
上記画像形成装置では、上記定着ローラと加圧ローラとによって、記録紙に熱と圧力を加えて、記録紙にトナー画像を定着させ、上記定着部のニップ部から出てきた記録紙を第1搬送ローラで引っ張ってテンションをかけると共に、第1搬送ローラの下流側から冷却ファンで記録紙に冷却空気を吹き付けている。こうして、定着部を通過した直後に、記録紙に冷却空気を直接吹き付けないようにして、定着ローラ等のニップ部の形状や、定着ローラと加圧ローラとの温度差に起因する記録紙のカール状態が固定されるのを防止している。
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、第1搬送ローラの下流側から記録紙に冷却空気を吹き付けて、定着部を通過した直後に、記録紙に冷却空気を直接吹き付けないようにしていても、第1搬送ローラの下流側から冷却空気が第1搬送ローラを超えて第1搬送ローラと定着部との間に供給されて、定着部を通過した直後の記録紙が冷却される場合がある。このため、定着部を通過した直後の記録紙のカール状態が固定される場合がある。
特開2008−139396号公報、図3
そこで、この発明の課題は、定着部を通過した直後の記録材が冷却されるのを確実に防止して、定着部を通過した直後の記録材のカール状態が固定されるのを確実に防止できる画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の画像形成装置は、
記録材を加熱してトナー画像を定着する定着部と、
上記定着部の下流側に設けられると共に、上記記録材を搬送する第1搬送部と、
上記第1搬送部からの上記記録材を機外に排出する第2搬送部と、
上記第1搬送部と上記第2搬送部との間の第2搬送経路の上記記録材に冷却空気を送る冷却部と、
上記第2搬送経路に設けられ、上記第2搬送経路から上記第1搬送部と上記定着部との間の第1搬送経路への冷却空気の流れを遮蔽する遮蔽部材と
を備えたことを特徴としている。
この発明の画像形成装置によれば、上記第1搬送部と上記第2搬送部との間の第2搬送経路に冷却部から冷却空気が吹き出されて、第2搬送経路で記録材は冷却される。また、上記冷却空気は、上記遮蔽部材によって遮られるため、第1搬送部を超えて第1搬送部と定着部との間の第1搬送経路に供給されるのが防止される。したがって、定着部を通過した直後の記録材が冷却されるのが防止されて、定着部を通過した直後の記録紙のカール状態が固定されるのを防止できる。
一実施形態では、
上記遮蔽部材は、上記第2搬送経路を開閉するように揺動するシート状部材を有し、上記記録材が上記第2搬送経路を通過するときには、上記シート状部材は、上記第2搬送経路を開く方向に揺動する。
ここで、シート状部材とは、例えば、金属製や導電性樹脂製等の板状部材または織布等である。
この実施形態によれば、上記遮蔽部材は、上記記録材が上記第2搬送経路を通過するときには、上記第2搬送経路を開く方向に揺動するので、記録材は遮蔽部材に妨げられることなく、第2搬送部へ向けて搬送される。
一実施形態では、
上記シート状部材は、上記第2搬送経路を通過する上記記録材と接触して上記第2搬送経路を開く方向に揺動する。
この実施形態によれば、上記記録材が上記第2搬送経路を通過するときに、上記シート状部材に接触するので、シート状部材が記録材に接触しない場合に比べて、上記記録材は、上記冷却空気によって充分に冷却されているシート状部材によって、より効果的に冷却される。
一実施形態では、
上記シート状部材の先端には、回転可能なローラが設けられている。
この実施形態によれば、上記シート状部材の先端には、回転可能なローラが設けられているので、ローラの回転によって、記録材がスムーズに搬送されるとともに、冷却空気がそのローラによって遮蔽される。そのため、冷却空気が、第1搬送経路に流入することがなくて、定着部を通過した直後の記録材が冷却されるのがより確実に防止される。したがって、定着部を通過した直後の記録材のカール状態が固定されるのをより確実に防止できる。
一実施形態では、
上記遮蔽部材は、上記記録材を挟む二つのローラを有する。
この実施形態によれば、上記遮蔽部材のローラによって、上記記録材は挟まれてスムーズに搬送されるとともに、冷却空気が、遮蔽されて、第1搬送経路に流入することがない。したがって、定着部を通過した直後の記録材が冷却されるのをより確実に防止できて、定着部を通過した直後の記録材のカール状態が固定されるのをより確実に防止できる。
また、上記記録材を挟む遮蔽部材の二つのローラは、冷却空気で冷却されており、かつ、ローラの熱容量がシート状部材の熱容量よりも大きいため、記録材をより効果的に冷却することができる。
一実施形態では、
上記遮蔽部材は、熱伝導率が30W/(m・K)以上の材料からなる。
この実施形態によれば、上記遮蔽部材は、熱伝導率が30W/(m・K)以上の材料からなるので、記録材は上記遮蔽部材によって、より効果的に冷却される。
なお、上記遮蔽部材が導電性を有するようにすれば、より好ましく、そうすると、記録材に溜まった電荷を除電できる。
一実施形態では、
上記遮蔽部材は、上記冷却部から上記第2搬送経路への冷却空気の吹出し口近傍に設けられている。
この実施形態によれば、上記遮蔽部材は、冷却空気の吹出し口近傍に設けられているため、上記冷却部からの冷却空気が遮蔽部材によって反射されて、記録材は、上記吹出し口近傍で冷却空気によって集中的に冷却されて、より効果的に冷却される。
この発明の画像形成装置によれば、上記第1搬送部と上記第2搬送部との間の第2搬送経路に、冷却空気を遮る遮蔽部材を設けて、第2搬送経路から第1搬送部を超えて第1搬送部と定着部との間の第1搬送経路へ冷却空気が流入するのを防止しているので、定着部を通過した直後の記録材のカール状態が固定されるのを確実に防止できる。
この発明の第1実施形態の画像形成装置の概略構成図である。 上記第1実施形態の画像形成装置の要部の断面模式図である。 図3(A)、(B)は、上記第1実施形態の遮蔽部材の揺動状態を説明する図である。 この発明の第2実施形態の画像形成装置の要部の断面模式図である。 この発明の第3実施形態の画像形成装置の要部の断面模式図である。
以下、この発明を図示の実施形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、この発明の第1実施形態の画像形成装置であるカラープリンタの概略構成を示す図である。上記カラープリンタは、装置内部の略中央に無端シート状の中間転写ベルト12を備えている。上記中間転写ベルト12は、内側に配置された4つの回転可能なローラの各外周部に支持されて掛け渡されており、ローラ14が図示しないモータによって回転駆動されることにより、矢印A方向に移動するようになっている。
上記中間転写ベルト12の水平方向に延伸する下部の下には、中間転写ベルト12の回転方向上流側から順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色トナーにそれぞれ対応する4つのイメージングユニット22Y、22M、22C、22Bkが水平方向に横並びで配置され、さらにその下方には、露光装置23が配設されている。
例えば、パソコン等の外部装置からプリント信号および画像データを受信すると、画像形成動作が開始される。カラー画像の場合、上記画像データは図示しない制御部において各色用データに分割処理された後に露光装置23に入力される。
上記イメージングユニット22Y、22M、22C、22Bkは、それぞれ、ドラム状の感光体24と、感光体24の表面を均一帯電させる帯電器26と、均一帯電された感光体24の表面に前記露光装置23からのレーザL(Y)、L(M)、L(C)、L(Bk)の照射によって形成された静電潜像をトナーで現像してトナー画像とする現像器28とを有している。イメージングユニット22Y、22M、22C、22Bkの感光体24は、中間転写ベルト12にそれぞれ接触している。また、各イメージングユニット22Y、22M、22C、22Bkに対応して、感光体24との間で中間転写ベルト12を挟むようにして4つの一次転写ローラ30が回転可能にそれぞれ設けられている。
上記各イメージングユニット22Y、22M、22C、22Bkでは、図1において時計回り方向に回転駆動されている感光体24の表面が帯電器26によって均一帯電された後、上記露光装置23から各色画像データに応じたレーザL(Y)、L(M)、L(C)、L(Bk)の露光を受けることによって静電潜像が形成される。その後、前記静電潜像は現像器28によって現像されてトナー画像となる。
上記中間転写ベルト12の上方には、前記4色のトナーにそれぞれ対応する4つのトナー容器32Y、32M、32C、32Bkが横並びで配列されている。各色のトナーは、現像器28内のトナー残量に応じて、各トナー容器32Y、32M、32C、32Bkから対応するイメージングユニット22Y、22M、22C、22Bkの現像器28にそれぞれ図示しない供給路を経て供給されるようになっている。
上記感光体24は、上記中間転写ベルト12にそれぞれ接触している。また、感光体24との間で中間転写ベルト12を挟むようにして4つの一次転写ローラ30が回転可能にそれぞれ設けられている。
上記中間転写ベルト12のローラ14で支持されている部分には、二次転写ローラ34が圧接されており、中間転写ベルト12と二次転写ローラ34との接触部が二次転写ニップ部36になっている。
上記中間転写ベルト12のローラ16で支持されている部分には、クリーニング装置38が接触配置されており、これによりトナー画像の二次転写後に中間転写ベルト12上に残ったトナーを回収するようになっている。
上記画像形成装置10の下部には、給紙部40が設けられている。上記給紙部40からは、搬送経路44が上方に向かって定着部37まで延伸している。
各イメージングユニット22Y、22M、22C、22Bkでそれぞれ形成された上記トナー画像は、一次転写バイアスが印加された一次転写ローラ30の静電吸着作用によって、中間転写ベルト12上に順次に重ね合わされた状態に一次転写される。
上記給紙部40に積載収容された図示しない記録材Sは、最上部のものから1枚ずつ給紙部40から送り出される。ここで記録材Sとは、例えば、用紙、OHPシート等のシートである。
上記記録材Sは、中間転写ベルト12上に転写された4色のトナー画像が中間転写ベルト12の回転にしたがって二次転写部36に到達するのに同期して、タイミングローラ対50によって二次転写部36に導入される。このとき、二次転写ローラ34には二次転写バイアスが印加されているため、その静電吸着作用によって中間転写ベルト12上の4色トナー画像が上記記録材Sに一括して二次転写される。
上記二次転写ローラ34の上方には、記録材Sを加熱してトナー画像を定着する定着部37が配置されている。この定着部37は、定着ローラ37aとこれに圧接される加圧ローラ37bとをケーシング37c内に収容して構成されるローラ対型である。この定着ローラ37aと加圧ローラ37bとの接触部が定着ニップ部39になっている。
上記記録材Sに二次転写された上記トナー画像は、上記定着部37を通過する際に、熱と圧力の作用によって溶融して、記録材Sに定着する。
図2に示すように、上記定着部37の下流側には、上記記録材Sを搬送する二つのローラ52a、52bを有する第1搬送部52が設けられている。この第1搬送部52の記録材Sの搬送速度は、上記定着部37の記録材Sの搬送速度よりも若干速く設定されている。また、第1搬送部52から搬送されてきた記録材Sを一方向にガイドする搬送ガイド53aが、二つのローラ54a、54bを有する第2搬送部54まで設けられており、搬送経路を定義する。
上記第2搬送部54は、機外に配置された排紙トレイ11に記録材Sを排出する。上記定着部37から第1搬送部52までが第1搬送経路51であり、第1搬送部52から第2搬送部54までが第2搬送経路53である。この第2搬送経路53は、その両側に設けられている搬送ガイド53aによって、上記記録材Sが定着部37の定着ニップ部39を通過することにより生じるカール方向とは逆方向に湾曲して設けられている。
上記第2搬送経路53からは、上記第1搬送部52の上方において記録材S反転経路60が分岐している。この記録材反転経路60は、両面プリント時に使用されるものである。記録材反転経路60は、分岐位置から下方に向かって延伸し、上記タイミングローラ対50の下方で上記搬送経路44に合流している。
上記第1搬送部52と上記第2搬送部54との間の上記第2搬送経路53には、冷却部としての吹出しダクト71から冷却空気を吹出す吹出し口72を設けている。この吹出し口72の近傍に、この冷却空気が第2搬送経路53の上流側に行かないように遮る遮蔽部材61を設けている。
図3(A)に示すように、上記遮蔽部材61は、シート状部材の一例としてのアルミ板61aと枢着部61bとを有する。上記アルミ板61aは、枢着部61bによって、上記搬送ガイド53aに揺動可能に枢着されるとともに、第2搬送経路53を閉じる方向に、記録材Sの搬送に影響を与えない程度に付勢されている。また、上記アルミ板61aの先端はヘミング加工されている。このアルミ板61aの材料であるアルミの熱伝導率は、236W/(m・K)である。
上記構成の画像形成装置において、上記定着部37によって、画像が定着された上記記録材Sは、この定着部37から第1搬送経路51を通って、上記第1搬送部52へ搬送される。その後、記録材Sは、この第1搬送部52によって、第1搬送部52から上記第2搬送経路53を通って、上記第2搬送部54へ搬送され、上記第2搬送部54によって、上記排紙トレイ11に排出される。
このとき、図3(B)に示すように、上記アルミ板61aは、上記記録材Sと接触して押されて、枢着部61b回りに回転して、第2搬送経路53を開く方向に揺動する。一方、上記アルミ板61aは、枢着部61bによって第2搬送経路53を閉じる方向に付勢されているため、記録材Sはアルミ板61aと接触しながら搬送される。
上記第2搬送経路53において、上記記録材Sは、吹出しダクト71の吹出し口72から矢印Bのように吹き出された冷却空気が直接吹き付けられて、冷却される。
このとき、上記第2搬送経路53から、第1搬送部52と定着部37との間の第1搬送経路51への冷却空気の流れを遮蔽する遮蔽部材61が存在するので、上記冷却空気が遮られて、第1搬送部52を超えて定着部37のすぐ下流の第1搬送経路51に流入するのが防止される。
したがって、上記定着部37を通過した直後のカールした記録材Sが冷却されるのを防止して、定着部37を通過した直後の記録材Sのカール状態が固定されるのを防止できる。
この第1実施形態の画像形成装置では、上記アルミ板61aは、上記記録材Sが上記第2搬送経路53を通過するときには、第2搬送経路53を開く方向に揺動するので、記録材Sは遮蔽部材61に妨げられることなく、第2搬送部54へ向けてスムーズに搬送される。
また、この第1実施形態の画像形成装置では、上記記録材Sが、上記第2搬送経路53を通過するときに上記アルミ板61aに接触するので、アルミ板61aが記録材Sに接触しない場合に比べて、上記記録材Sは、上記冷却空気によって充分に冷却されているアルミ板61aによって、より効果的に冷却される。
また、この第1実施形態の画像形成装置では、上記遮蔽部材61のアルミ板61aの熱伝導率が236W/(m・K)であるので、記録材Sは、アルミ板61aによってより効果的に冷却される。また、アルミ板61aは導電性を有するので、上記記録材Sに溜まった電荷が除電されて、従来から画像形成装置10に設けられている図示しない除電ブラシを省略することが可能となり、画像形成装置10の部品のコストを削減できる。また、アルミ板61aの先端はヘミング加工がされているので、アルミ板61aは記録材Sの画像面を傷つけない。
また、この第1実施形態の画像形成装置では、上記遮蔽部材61は、冷却部である吹出しダクト71から第2搬送経路53への冷却空気の吹出し口72近傍に設けられているので、上記吹出し口72からの冷却空気が遮蔽部材61によって反射されて、上記記録材Sは、上記吹出し口72近傍で冷却空気によって集中的に冷却されて、より効果的に冷却される。
また、この第1実施形態の画像形成装置では、第2搬送経路53を通過することでカール矯正された後に上記記録材Sが冷却されるので、記録材Sのカール矯正状態を固定した後(すなわち当初の平面状態に復元した後)に排紙トレイ11上に排出することができるとともに、この冷却によって記録材S上のトナー画像が完全に固形化することで、排紙トレイ11上で記録材Sが連続排出されて積載されても記録材S間でのトナー接着が発生することもない。
また、この第1実施形態の画像形成装置では、上記遮蔽部材61は、図2に示すように、第2搬送経路53内に設けられているので、遮蔽部材61を搬送経路外に設ける場合に比べて、構造がコンパクトになって、画像形成装置を小型化できる。
また、この第1実施形態の画像形成装置では、上記第1搬送部52の上記記録材Sの搬送速度は、定着部37の記録材Sの搬送速度よりも若干速く設定されているので、記録材Sは、第1搬送経路51において伸ばされるように引っ張られ、定着ニップ部39を通過して高温状態(例えば80℃)にある記録材Sに引っ張り力を作用させつつ搬送されて、記録材Sのカール状態が矯正される。
また、この第1実施形態の画像形成装置では、上記第2搬送経路53は、その両側に設けられている搬送ガイド53aによって、上記記録材Sが定着部37の定着ニップ部39を通過することにより生じるカール方向とは逆方向に湾曲して設けられているので、この第2搬送経路53を搬送されることにより、記録材Sのカール状態が矯正される。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態の画像形成装置の要部を示し、図4において、図1の第1実施形態の構成要素と同一の構成要素については、図1の参照番号と同一の参照番号を付して説明を省略し、第1実施形態の構成要素と異なる構成要素についてのみ以下に説明する。
この第2実施形態では、遮蔽部材61Aは、シート状部材としてのアルミ板61aと、枢着部61bと、アルミ製のローラ61cとを備え、シート状部材としてのアルミ板61aの先端に、回転可能なアルミ製のローラ61cが設けられている。
上記構成の画像形成装置では、第2搬送経路53を記録材Sが通過する前は、上記ローラ61cと搬送ガイド53aとは接触して、第2搬送経路53から第1搬送経路51への冷却空気の流れを遮蔽している。
一方、上記第2搬送経路53を上記記録材Sが通過するときは、上記ローラ61cと上記搬送ガイド53aとは、記録材Sを挟んで搬送しつつ、冷却空気を遮蔽する。
この第2実施形態の画像形成装置によれば、上記アルミ板61aの先端には、回転可能なローラ61cが設けられているので、ローラ61cの回転によって、記録材Sがスムーズに搬送されるとともに、冷却空気が熱容量が比較的大きいローラ61cによって遮蔽される。そのため、冷却空気が、第1搬送経路51に流入することがなくて、定着部37を通過した直後の記録材Sが冷却されるのをより確実に防止される。
したがって、定着部37を通過した直後の記録材Sのカール状態が固定されるのをより確実に防止できる。
また、ローラ61cは熱容量が比較的大きいため、冷却されたローラ61cによって、記録材Sは充分に冷却される。
(第3実施形態)
図5は第3実施形態の画像形成装置の要部を示し、この図5において、図1の第1実施形態の構成要素と同一の構成要素については、図1の参照番号と同一の参照番号を付して説明を省略し、第1実施形態の構成要素と異なる構成要素についてのみ以下に説明する。
この第3実施形態では、遮蔽部材61Bは、記録材Sを挟む二つのアルミ製ローラ61d、61eを有する。
上記構成の画像形成装置において、第2搬送経路53を上記記録材Sが通過する前は、上記二つローラ61d、61eは、互いに接触して、第2搬送経路53から第1搬送経路51への冷却空気の流れを遮蔽している。
一方、上記搬送経路53を上記記録材Sが通過するときは、上記二つローラ61d、61eは、記録材Sを挟んで搬送しつつ、冷却空気を遮蔽する。
この第3実施形態の画像形成装置によれば、上記遮蔽部材61Bは、上記記録材Sを挟む二つのローラ61d、61eを有するので、上記記録材Sが二つローラ61d、61eに挟まれてスムーズに搬送されるとともに、冷却空気が二つローラ61d、61eによって遮蔽されて、第1搬送経路51に流入することがない。
したがって、定着部37を通過した直後の記録材Sが冷却されるのをより確実に防止できて、定着部37を通過した直後の記録材Sのカール状態が固定されるのをより確実に防止できる。
また、この第3実施形態の画像形成装置では、上記記録材Sを挟む上記遮蔽部材61Bの二つのローラ61d、61eは、冷却空気で冷却されており、かつ、二つのローラ61d、61eの熱容量がシート状部材の熱容量よりも大きいため、記録材Sをより効果的に冷却することができる。
上記第1実施形態では、アルミ板61aは、上記記録材Sと接触して押されることによって枢着部61b回りに回転し、第2搬送経路53を開く方向に揺動するが、これに限らず、記録材Sの到達を検知してアルミ板61aが回転駆動する駆動装置を設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、上記アルミ板61aは、枢着部61bによって第2搬送経路53を閉じる方向に付勢されているが、枢着部61bの内部に設けられたバネによって付勢されてもよい。また、上記アルミ板61aは枢着部61b以外の部材によって適切に付勢されもよい。また、アルミ板61aが枢着部61bを有さず、直接搬送ガイド53aに固定して取り付けられて、アルミ板61a自体が撓むことによって、第2搬送経路53を開閉するように揺動してもよい。
上記第2、第3実施形態では、ローラ61c、61d、61eはアルミ製であるが、これに限らず、伝熱性や除電の効果を考慮して、熱伝導性や導電性のよい金属製、導電性樹脂等の他の材質であってもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、吹出し口72は搬送される上記記録材Sのトナー画像の固着面側に配置され、記録材Sは固着面側のみが冷やされるが、固着面側のみに限らず、固着面の反対側若しくは両面が冷却されるようにしてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、吹出しダクト71を設けているが、この吹出しダクト71に装置外部から冷却空気を引き込むファンを有する送風ダクトを連結して、冷却空気を吹出しダクト71に供給するようにしてもよい。
また、各搬送経路44、51、53を形成する両側のガイドは、搬送される記録材Sをガイドする機能を有するものであればどのような構造であってもよく、例えば、金属製または樹脂製の1枚物の平板であってもよい。
また、上記第3実施形態では、第1搬送部52および第2搬送部54は二つのローラを有するが、別の搬送手段(例えばベルト式)であってもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、定着ローラ37aは、加熱ヒータによって加熱されるが、これに限らず、誘導加熱によって加熱されてもよい。また、定着部37は二つのローラの間にベルトが通過するベルト式の定着部であってもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、画像形成装置の例としてカラープリンタについて説明したが、この発明はこれに限らず、カラー複写機、モノクロ複写機、モノクロプリンタ、ファクシミリ等にも用いることができるのは勿論である。
10 画像形成装置
37 定着部
51 第1搬送経路
52 第1搬送部
53 第2搬送経路
54 第2搬送部
61 遮蔽部材
61A 遮蔽部材
61B 遮蔽部材
61a アルミ板
61c ローラ
61d ローラ
61e ローラ
71 吹出しダクト
72 吹出し口
S 記録材

Claims (7)

  1. 記録材を加熱してトナー画像を定着する定着部と、
    上記定着部の下流側に設けられると共に、上記記録材を搬送する第1搬送部と、
    上記第1搬送部からの上記記録材を機外に排出する第2搬送部と、
    上記第1搬送部と上記第2搬送部との間の第2搬送経路の上記記録材に冷却空気を送る冷却部と、
    上記第2搬送経路に設けられ、上記第2搬送経路から上記第1搬送部と上記定着部との間の第1搬送経路への冷却空気の流れを遮蔽する遮蔽部材と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    上記遮蔽部材は、上記第2搬送経路を開閉するように揺動するシート状部材を有し、上記記録材が上記第2搬送経路を通過するときには、上記シート状部材は、上記第2搬送経路を開く方向に揺動することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    上記シート状部材は、上記第2搬送経路を通過する上記記録材と接触して上記第2搬送経路を開く方向に揺動することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    上記シート状部材の先端には、回転可能なローラが設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    上記遮蔽部材は、上記記録材を挟む二つのローラを有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    上記遮蔽部材は、熱伝導率が30W/(m・K)以上の材料からなることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    上記遮蔽部材は、上記冷却部から上記第2搬送経路への冷却空気の吹出し口近傍に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012168424A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Kyocera Document Solutions Inc シート搬送装置、画像形成装置
JP2016184044A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 富士ゼロックス株式会社 カール矯正装置及び画像形成装置
JP2017156476A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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