JP2004191758A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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JP2004191758A JP2002360995A JP2002360995A JP2004191758A JP 2004191758 A JP2004191758 A JP 2004191758A JP 2002360995 A JP2002360995 A JP 2002360995A JP 2002360995 A JP2002360995 A JP 2002360995A JP 2004191758 A JP2004191758 A JP 2004191758A
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Naoki Iwatani
直毅 岩谷
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Abstract

【課題】本発明は、転写装置が加熱するのを防止して、転写装置が早期に劣化して転写材にトナー像が正常に転写されなくなるのを防止することができる定着装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着装置16が、加熱ローラ30と、加熱ローラ30に摺接する加圧ローラ31と、加熱ローラ30に対して転写装置側に設けられた定着入口ローラ32と、加熱ローラ30および定着入口ローラ32に巻回されたベルト部材33と、搬送ベルト14から搬出される転写紙Pの先端が当接するベルト部材33の部分に対して、すなわち、定着入口ローラ32に対してニップ部35を構成する一方の加熱ローラ30に設けられたヒータ30aとを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光体に形成されたトナー画像を転写紙等の転写材に転写し、転写トナー像を定着する定着装置および画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置にあっては、感光体によって転写紙の表面にトナー像を形成した後、定着装置を構成する一対の定着ローラのニップ部に搬送して、この定着ローラによってトナーに圧力を加える、若しくは、加熱および圧力を加えることにより、トナーを転写紙に定着するようにしている。
【0003】
ところで、感光体(転写装置)と定着装置が分離される画像形成装置にあっては、転写後の転写紙が定着装置に搬送されるまでの間に、転写紙の先端がフリーの状態であるため、未定着のトナー像が振れて乱れてしまうため、定着装置の先端を定着ローラのニップ部まで搬送する補助部材が必要となってしまった。
【0004】
従来のこの種の補助部材を備えたものとしては、例えば、特許文献1に示すようなものがあり、図7のように示される。図7において、感光体ベルト111は担持したトナー像を転写紙Pに転写するものであり、この転写紙Pの先端は定着装置のフレーム112の入口部112aに設けられたガイド板113aおよび113bの一方に当接した後、その一方のガイド板にガイドされて加熱ローラ114および加熱ローラ115のニップ部116に搬送されるようになっている。
【0005】
したがって、転写紙Pの先端がガイド板113aまたは113bにガイドされてニップ部116にスムーズに搬送されるため、転写紙Pに未定着のトナー像が振れて乱れてしまうのを防止することができる。特に、定着装置が転写装置の上方に配設された画像形成装置にあっては、感光体ベルト111から搬出された転写紙Pの先端が左右方向に大きく振れるため、転写紙Pがニップ部116にスムーズに搬送されずにトナー像の乱れがより一層発生してしまい、ガイド板113a、113bを設けることは必須のことと考えられる。
【0006】
ところが、このような従来の画像形成装置にあってはと、ガイド113aまたは113bにガイドされて転写紙Pが加熱ローラ114および加熱ローラ115のニップ部116に搬送されるようになっているため、ガイド板113aまたは113bに転写紙Pが触れた状態で搬送されてしまい、トナー像がガイド板113aまたは113bで擦れてしまった。このため、トナー像が乱れてしまい、高品質な画像を形成することができないという不具合があった。
【0007】
このような不具合を解消するため、本出願人は、特願2002−353898号において、転写材に未定着のトナー像が乱れるのを防止する技術を案出した。この技術を図8に基づいて説明する。
【0008】
図8において、感光体ベルト121に対して転写紙Pの搬送方向下流側に、感光体ベルト121から搬出された転写紙Pを静電吸着するベルト部材122を設け、このベルト部材122によって転写紙Pを一対の定着ローラ123、124のニップ部125に案内するものであり、このベルト部材122は、定着ローラ124と感光体ベルト121側に位置する支持ローラ126とに巻回されている。そして、定着ローラ123、124のニップ部125に転写紙Pを通紙したときに、定着ローラ123、124によってトナーを加圧および加熱して転写紙に転写するようになっている。
【0009】
この技術では、転写紙Pをベルト部材122に吸着させて定着部材123、124のニップ部125まで搬送することにより、転写紙Pがベルト部材122に擦れて未定着のトナー像が乱れてしまうのを防止することができ、高品質な画像を形成することができる。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−47442号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような画像形成装置にあっては、加熱源の位置を特定していないため、例えば、加熱源を感光体ベルト121の支持ローラ126側に設けた場合には、感光体ベルト121を含んだ周辺の転写装置も加熱してしまい、転写装置の劣化が激しくなり、転写紙Pに正常にトナー像を転写することができなくなってしまうおそれがあり、未だ改善の余地がある。
【0012】
本発明は、転写装置が加熱するのを防止して、転写装置が早期に劣化して転写材にトナー像が正常に転写されなくなるのを防止することができる定着装置および画像形成装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の定着装置は、上記課題を解決するために、第1の定着部材および該第1の定着部材に摺接する第2の定着部材を有し、転写装置によって未定着のトナー像が担持された転写材を挟持して前記トナー像を転写材に定着させるようにした定着装置において、前記第2の定着部材に対して前記転写装置側に設けられた支持部材と、前記第2の定着部材に対して前記転写装置側に設けられた支持部材と、前記第2の定着部材および支持部材に巻回され、前記転写装置から搬出される転写材を前記第1の定着部材および第2の定着部材のニップ部に案内する無端状のベルト部材と、前記転写装置から搬出される転写材の先端が当接するベルト部材の部分に対して、前記ニップ部側に設けられた加熱手段とを備えたことを特徴としている。
【0014】
その場合、転写装置と加熱手段を離隔することができるので、転写装置が加熱手段によって加熱されるのを防止することができる。このため、転写装置が早期に劣化して転写材にトナー像が正常に転写されなくなるのを防止することができる。
【0015】
また、本発明の定着装置は、上記課題を解決するために、前記加熱手段が、前記第1定着部材および第2の定着部材の少なくとも一方に設けられたことを特徴としている。
【0016】
その場合、ニップ部を形成する第1定着部材および第2の定着部材の少なくとも一方に加熱手段を直接設けたので、転写装置と加熱手段とをより一層離隔することができ、転写装置が加熱手段によって加熱されるのを防止することができる。
【0017】
また、本発明の定着装置は、上記課題を解決するために、前記加熱手段が、前記ベルト部材の前記ニップ部近傍の部分を加熱する位置に設けられたことを特徴としている。
【0018】
その場合、加熱手段をニップ部近傍に設けたので、転写装置と加熱手段とをより一層離隔することができ、転写装置が加熱手段によって加熱されるのを防止することができる。
【0019】
また、本発明の定着装置は、上記課題を解決するために、前記ベルト部材を冷却する冷却手段を設け、前記冷却手段は、前記加熱手段を介して前記第1の定着部材または第2の定着部材に接触するベルト部材の任意の部分を除いた冷却部分を冷却することを特徴としている。
【0020】
その場合、ベルト部材を積極的に冷却しているので、ベルト部材を介して転写装置が加熱されるのを防止することができる。
【0021】
また、本発明の定着装置は、上記課題を解決するために、前記冷却手段を前記支持部材に設け、前記支持部材を介して前記ベルト部材を冷却することを特徴としている。
【0022】
その場合、転写装置近傍に設置された支持部材に冷却手段を設け、冷却手段によってベルト部材を積極的に冷却しているので、ベルト部材を介して転写装置が加熱されるのを防止することができる。
【0023】
また、本発明の定着装置は、上記課題を解決するために、前記冷却手段を、前記ベルト部材の内部に設けたことを特徴としている。
【0024】
その場合、無端状のベルト部材の内部に冷却手段を設けたので、冷却手段の設置スペースを少なくすることができる上に、ベルト部材の冷却効率を向上させることができる。
【0025】
また、本発明の定着装置は、上記課題を解決するために、前記ベルト部材に静電吸着力を発生させる静電吸着力発生手段を備えたことを特徴としている。
【0026】
その場合、ベルト部材に転写材を吸着してニップ部に案内することができるので、転写材がベルト部材に擦れて未定着のトナー像が乱れてしまうのを防止することができ、高品質な画像を形成することができる。
【0027】
また、ベルト部材を冷却手段によって冷却する場合には、静電吸着力を向上させることができ、転写材をより安定した状態でニップ部まで搬送することができる。
【0028】
また、本発明の定着装置は、上記課題を解決するために、前記冷却手段は、前記ベルト部材が所定温度以下になるように冷却することを特徴としている。
【0029】
その場合、ベルト部材の静電吸着力が高くなる温度(例えば、100℃以下、好ましくは約50℃)までベルト部材を冷却するようにすれば、転写材の搬送性を常に良好に維持することができる
【0030】
また、本発明の定着装置は、上記課題を解決するために、前記ベルト部材の温度を検出する温度センサを設け、前記冷却手段は、前記温度センサの検出結果に基づいてベルト部材が所定温度以下になるように冷却することを特徴としている。
【0031】
その場合、ベルト部材の温度を直接検出し、ベルト部材の温度を静電吸着力が高くなる温度になるように制御することができる。
【0032】
また、本発明の定着装置は、上記課題を解決するために、前記冷却手段を吸引ファンから構成するとともに、前記ベルト部材の全面に亘って微小な開口部を設けたことを特徴としている。
【0033】
その場合、吸引ファンによりベルト部材の開口部を通して転写材をベルト部材に吸引することができ、ベルト部材の冷却と転写材の吸引とを同時に行うことができ、1つの冷却手段によって転写材の搬送性の向上と転写装置の加熱防止の両方を達成することができる。
【0034】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、感光体に形成されたトナー像を転写材に転写する転写装置と、前記転写装置によって未定着のトナー像が担持された転写材に前記トナー像を定着させる定着装置とを備えた画像形成装置において、前記定着装置が、第1の定着部材と、該第1の定着部材に摺接し、転写装置によって未定着のトナー像が担持された転写材を前記第1の定着部材と共に挟持して前記トナー像を転写材に定着させる第2の定着部材と、前記第2の定着部材に対して前記転写装置側に設けられた支持部材と、前記第2の定着部材および支持部材に巻回され、前記転写装置から搬出される転写材を前記第1の定着部材および第2の定着部材のニップ部に案内する無端状のベルト部材と、前記転写装置から搬出される転写材の先端が当接するベルト部材の部分に対して、前記ニップ部側に設けられた加熱手段とを備えたことを特徴としている。
【0035】
その場合、転写装置と加熱手段を離隔することができるので、転写装置が加熱手段によって加熱されるのを防止することができる。このため、転写装置が早期に劣化して転写材にトナー像が正常に転写されなくなるのを防止することができる。
【0036】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記転写装置は、感光体に形成されたトナー像を1回または複数回、第1の転写体に1次転写する転写手段と、前記転写手段により前記トナー像を第1の転写体に転写して得られた1次転写トナー像を、転写材の表面または第2の転写体の表面に2次転写するとき、前記転写材または第1の転写体に圧接するように加圧する加圧転写手段と、第2の転写体の表面に転写された2次転写トナー像を前記転写材の裏面に3次転写する第3の転写体とを有することを特徴としている。
【0037】
その場合、転写材の片面または両面にトナー像を形成することができる転写装置と加熱手段を離隔することができるので、転写装置が加熱手段によって加熱されるのを防止することができる。このため、転写装置が早期に劣化して転写材に片面または両面のトナー像が正常に転写されなくなるのを防止することができる。
【0038】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記転写装置は、異なる4色のトナーにより感光体にカラートナー像を形成するトナー像形成手段を有することを特徴としている。
【0039】
その場合、転写材のカラートナー像を形成することができる転写装置と加熱手段を離隔することができるので、転写装置が加熱手段によって加熱されるのを防止することができる。このため、転写装置が早期に劣化して転写材にカラートナー像が正常に転写されなくなるのを防止することができる。
【0040】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記加熱手段が、前記第1定着部材および第2の定着部材の少なくとも一方に設けられたことを特徴としている。
【0041】
その場合、ニップ部を形成する第1定着部材および第2の定着部材の少なくとも一方に加熱手段を直接設けたので、転写装置と加熱手段とをより一層離隔することができ、転写装置が加熱手段によって加熱されるのを防止することができる。
【0042】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記加熱手段が、前記ベルト部材の前記ニップ部近傍の部分を加熱する位置に設けられたことを特徴としている。
【0043】
その場合、加熱手段をニップ部近傍に設けたので、転写装置と加熱手段とをより一層離隔することができ、転写装置が加熱手段によって加熱されるのを防止することができる。
【0044】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記ベルト部材を冷却する冷却手段を設け、前記冷却手段は、前記加熱手段を介して前記第1の定着部材または第2の定着部材に接触するベルト部材の任意の部分を除いた冷却部分を冷却することを特徴としている。
【0045】
その場合、ベルト部材を積極的に冷却しているので、ベルト部材を介して転写装置が加熱されるのを防止することができる。
【0046】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記冷却手段を前記支持部材に設け、前記支持部材を介して前記ベルト部材を冷却することを特徴としている。
【0047】
その場合、転写装置近傍に設置された支持部材に冷却手段を設け、冷却手段によってベルト部材を積極的に冷却しているので、ベルト部材を介して転写装置が加熱されるのを防止することができる。
【0048】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記冷却手段を、前記ベルト部材の内部に設けたことを特徴としている。
【0049】
その場合、無端状のベルト部材の内部に冷却手段を設けたので、冷却手段の設置スペースを少なくすることができる上に、ベルト部材の冷却効率を向上させることができる。
【0050】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記ベルト部材に静電吸着力を発生させる静電吸着力発生手段を備えたことを特徴としている。
【0051】
その場合、ベルト部材に転写材を吸着してニップ部に案内することができるので、転写材がベルト部材に擦れて未定着のトナー像が乱れてしまうのを防止することができ、高品質な画像を形成することができる。
【0052】
また、ベルト部材を冷却手段によって冷却する場合には、静電吸着力を向上させることができ、転写材をより安定した状態でニップ部まで搬送することができる。
【0053】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記冷却手段は、前記ベルト部材が所定温度以下になるように冷却することを特徴としている。
【0054】
その場合、ベルト部材の静電吸着力が高くなる温度(例えば、100℃以下、好ましくは約50℃)までベルト部材を冷却するようにすれば、転写材の搬送性を常に良好に維持することができる
【0055】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記ベルト部材の温度を検出する温度センサを設け、前記冷却手段は、前記温度センサの検出結果に基づいてベルト部材が所定温度以下になるように冷却することを特徴としている。
【0056】
その場合、ベルト部材の温度を直接検出し、ベルト部材の温度を静電吸着力が高くなる温度になるように制御することができる。
【0057】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、片面転写モードおよび両面転写モードを設定する転写モード設定手段を備え、さらに、前記冷却手段を吸引ファンから構成するとともに、前記ベルト部材の全面に亘って微小な開口部を設け、転写紙の前記ベルト部材側にトナー像が形成されていない片面モード設定時に前記吸引ファンを作動させることを特徴としている。
【0058】
その場合、吸引ファンによりベルト部材の開口部を通して転写材をベルト部材に吸引することができ、ベルト部材の冷却と転写材の吸引とを同時に行うことができ、1つの冷却手段によって転写材の搬送性の向上と転写装置の加熱防止の両方を達成することができる。
【0059】
また、転写紙のベルト部材側にトナー像が形成されていない片面モード設定時に吸引ファンを作動させるので、転写材に未定着なトナー像が乱れてしまうのを防止することができる。
【0060】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図3は本発明の係るカラー画像形成装置(画像形成装置に含まれる)の第1実施形態を示す図である。ここでは、カラー電子写真方式(4連タンデム方式)のカラー画像形成装置を示す。
【0061】
なお、図1はカラー画像形成装置の全体構成を示し、図2はカラー画像形成装置に具備された定着装置を示す。
【0062】
図1において、カラー画像形成装置1において、複数の感光体ドラム(感光体)2Y、2M、2C、2Bkは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック作像用の感光体ドラムであり、静電潜像およびトナー像が形成されるものである。なお、感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bkは直径が30〜100mm程度のアルミニウムの円筒部材の表面に、光導電性物質である有機半導体の層を設けたものから構成されている。
【0063】
露光装置3は、レーザ方式により、フルカラー画像形成に対応した光情報を帯電された複数の感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bkに照射して前記感光体ドラムに静電潜像を形成するものである。なお、露光装置3はLEDアレイと結像手段からなるものを作用しても良い。
【0064】
帯電装置4Y、4M、4C、4Bkは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック帯電用の帯電装置であり、複数の感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bkをそれぞれ帯電するものである。
【0065】
現像装置5Y、5M、5C、5Bkは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック現像用の現像装置であって、感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bkに形成された静電潜像をそれぞれトナー像として可視像化するものである。
【0066】
クリーニング装置6Y、6M、6C、6Bkは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bkから除去するものである。除電装置7Y、7M、7C、7Bkは感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bkを除電するものである。
【0067】
また、帯電装置4Y、4M、4C、4Bkと現像装置5Y、5M、5C、5Bkの間には、露光装置3から感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bkに照射される光情報の入るスペースが確保されるように十分な距離が設けられている。
【0068】
1次転写ローラ8Y、8M、8C、8Bkは、1次転写装置を構成しており、転写電圧が印加されることで、複数の感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bk上に形成されているトナー像を中間転写ベルト9にそれぞれ1次転写し、1次転写トナー像を形成するものである。本実施形態では、1次転写ローラ8Y、8M、8C、8Bkが転写手段を構成し、中間転写ベルト9が第1の転写体を構成している。
【0069】
この1次転写ローラ8Y、8M、8C、8Bkはバネ等の付勢部材によって中間転写ベルト9を介して感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bkに押圧されており、1次転写ローラ8Y、8M、8C、8Bkは弾性体であることから感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bkと有効なニップ部が形成される。
【0070】
中間転写ベルト9は、ゴムを基体にした無端状のベルトであり、中間転写ベルト駆動ローラ10を含むローラ11、12に巻回され、水平方向(図1中、左右方向)における二つの端部の一方の端部(中間転写ベルト駆動ローラ10に接触する部分)に対向して、2次転写ローラ(加圧転写手段)13が搬送ベルト14を介して配置されている。
【0071】
また、中間転写ベルト駆動ローラ10は、中間転写ベルト9に対して2次転写用のバイアス電圧を印加するように構成されている。なお、本実施形態の中間転写ベルト9は樹脂フィルムとゴム層の2層構造であっても良い。また、中間転写ベルト9の表面硬度は65度以下が望ましく、本実施形態では、JIS−Aの50度のベルトを使用している。
【0072】
中間転写ベルト9は、外周面の下側、すなわち転写面が略水平な平坦面となるように配置され、感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bkは、中間転写ベルト9の下側の平坦面に対向し、かつ、この平坦面の移動方向に沿って配列され、給紙カセット15a、15bは中間転写ベルト9よりも下方に、後述する定着装置16は中間転写ベルト9よりも上方にそれぞれ配置されている。
なお、中間転写ベルト9と2次転写ローラ13とのニップ部は、2次転写部17として示されている。この2次転写部17により、中間転写ベルト9に形成された1次転写トナー像が転写材である転写紙Pまたは搬送ベルト14上に2次転写されるようになっている。本実施形態では、中間転写ベルト9が弾性体であるため、中間転写ベルト駆動ローラ10と有効なニップ部を形成することができる。
また、本実施形態では、中間転写ベルト駆動ローラ10、中間転写ベルト9および2次転写ローラ13が第2の転写体を構成している。
【0073】
また、給紙カセット15a、15bに収納された転写紙Pは、給紙ローラ26a、26bによって繰り出され、略垂直に転写紙搬送経路18を通り、レジストローラ対20によってタイミングを取られながら2次転写部17へ搬送され、次いで、2次転写部17の略真上に位置する定着装置16へと搬送される。
【0074】
ここで、搬送ベルト14は、厚みが50μm〜600μm程度のポリイミド等からなる樹脂フィルムから構成されており、その他に、樹脂製の単層のもの、被覆層及び芯体層の2層構成のもの(特開平10−198182号公報等に記載されている)、被覆層、弾性層及び芯体層の3層構成のもの(特開2001-312159号公報等に記載されている)、等を使用しても良い。
【0075】
中間転写ベルトクリーニング装置19は、中間転写ベルト9の上方に設けられており、中間転写ベルト9に1次転写されたトナーを除去するものである。
【0076】
搬送ベルト14は、搬送ベルト駆動ローラ21、搬送ベルト従動ローラ22および搬送ベルト14に張力を与えるテンションローラ23に巻回され、垂直方向(図1中、上下方向)に延在している。また、搬送ベルト14に隣接してクリーニング装置24が設けられており、このクリーニング装置24はブラシローラ24a、回収ローラ24b、ブレード24c等を備え、搬送ベルト14に2次転写されたトナーを除去してトナー収納部24dに回収するものである。
【0077】
本実施形態では、図1では、ブラシローラ24aが搬送ベルト14表面から離れた状態にあるが、クリーニング装置24は揺動支点24eを中心として揺動可能となっており、搬送ベルト14に接離可能な構造になっている。そして、クリーニング装置24は転写紙Pにトナー像が転写される以前で、搬送ベルト14がトナー像を担持しているとき、搬送ベルト14から離隔され、クリーニングが必要のときに、揺動支点24eを介して図1中、反時計方向に揺動してブラシローラ24aを搬送ベルト14に接触させて搬送ベルト14上の残留トナーを除去する。
【0078】
また、搬送ベルト従動ローラ22に対向する位置には転写チャージャ25が設けられており、搬送ベルト従動ローラ22は搬送ベルト14に対して3次転写用のバイアス電圧を印加するように構成されている。したがって、この転写チャージャ25により搬送ベルト14に2次転写されたトナー像が転写紙Pの一面(表面)に3次転写されるようになっている。本実施形態では、搬送ベルト14、搬送ベルト従動ローラ22および転写チャージャ25が第3の転写体を構成している。
【0079】
本実施形態では、1次転写ローラ8Y、8M、8C、8Bk、中間転写ベルト9、中間転写ベルト駆動ローラ10、ローラ11、12、2次転写ローラ13、搬送ベルト14、搬送ベルト駆動ローラ21、搬送ベルト従動ローラ22、テンションローラ23、転写チャージャ25が転写装置を構成している。
【0080】
また、感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bk、露光装置3Y、3M、3C、3Bk、帯電装置4Y、4M、4C、4Bk、現像装置5Y、5M、5C、5Bk、クリーニング装置6Y、6M、6C、6Bk、除電装置7Y、7M、7C、7Bkはトナー像形成手段を構成している。
【0081】
一方、定着装置16は、図2に示すように、搬送ベルト従動ローラ22に対して転写紙Pの搬送方向下流側(図1中、上方)に設けられており、この定着装置16は、加熱ローラ30、加圧ローラ31、定着入口ローラ32、ベルト部材33、アース部材43および除電装置44からなる定着手段から構成され、加熱ローラ30および加圧ローラ31によってトナー像を定着するニップ部35が形成される。
【0082】
加熱ローラ30は第1の定着部材を構成しており、加熱手段としてのヒータ30aを内蔵している。加圧ローラ31は第2の定着部材を構成しており、図示しないバネ等によって加熱ローラ30に加圧、摺接されている。
【0083】
本実施形態のヒータ30aは、搬送ベルト14から搬出される転写紙Pの先端が当接するベルト部材33の部分に対して、すなわち、定着入口ローラ32に対してニップ部35を構成する一方の加熱ローラ30に直接設けられている。
【0084】
定着入口ローラ32は支持部材を構成しており、加熱ローラ30および加圧ローラ31に対して搬送ベルト14の転写材搬出方向の端部近傍、すなわち、搬送ベルト従動ローラ22近傍に設けられている。
【0085】
ベルト部材33は加圧ローラ30および定着入口ローラ32に巻回された無端状ベルトから構成されており、このベルト部材33は絶縁性材料からなる表面層および導電性材料からなる裏面層とからなる2層構造になっている。具体的には、表面層が1.0×1013Ω以上の表面抵抗率を有するシリコンゴムから構成され、裏面層が1.0×104Ω以下の表面抵抗率を有する導電性ポリイミド等から構成されている。
【0086】
帯電ローラ34はバイアスが印加されており、ベルト部材33の表面は帯電ローラ34によってプラス極性に帯電されるようになっている。また、アース部材43は加熱ローラ30に接続されており、加熱ローラ30を介してベルト部材33をアースするようになっている。したがって、ベルト部材33の表面層と裏面層は逆の極性に帯電されるようになっている。
【0087】
また、除電装置44は転写紙Pを除電するようになっている。このように除電装置44によって転写紙Pを除電するのは、後述するように搬送ベルト14にトナー像が転写された転写紙Pがプラスの極性に帯電される一方、ベルト部材33が帯電ローラ34によってプラスの極性に帯電されるため、ベルト部材33と転写紙Pの極性が同じ極性にならないようにするためである。なお、本実施形態では、帯電ローラ34およびアース部材43が静電吸着力発生手段を構成している。
【0088】
ここで、加熱ローラ30および加圧ローラ31は、円筒状芯金に耐熱性樹脂層が被覆されたもの、または円筒状芯金に耐熱性弾性体層が形成され、さらにその表面に耐熱性樹脂層が被覆されたものからなる。この構成により、転写紙Pの搬送品質が向上して定着ジャムや皺の発生が低減し、定着動作を安定させることとなる。
【0089】
また、中間転写ベルト9の上方で、排紙スタック部37の下方には、補給用のトナーが収納できるトナー収納部38が設けられており、トナーの色はマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの四色があり、4本のトナーカートリッジ39Y、39M、39C、39Bkの形態にして収納されている。このトナーカートリッジ39Y、39M、39C、39Bkのトナーはトナー収納部39に設けられた粉体ポンプ等により対応する色の現像装置5Y、5M、5C、5Bkに適宜補給される。
【0090】
また、カラー画像形成装置1の本体の一部のフレーム1aは、開閉支軸40を中心として、回動して開閉自在になっており、開放時に転写紙Pの搬送路を大きく開き、ジャムした転写紙Pの処理を容易にしている。
【0091】
ここで、前述したカラー画像形成装置1のシステム制御部を説明する。このシステム制御部には、CPUと、RAM、ROM等のメモリと、入出力インタフェース(I/Oインタフェース)等を備えている。また、前記システム制御部には、画像形成モード(両面画像形成モード、片面画像形成モード等)を選択および入力するためのモード選択ボタンを有する操作部、駆動モータ等の駆動部、各種センサ等の検知部等が接続されている。
【0092】
また、前記画像形成モードには、表面単色モード、裏面単色モード、表面多色モード、裏面多色モード、両面単色モード、両面多色モード、片面単色他面多色モードが含まれ、前記選択ボタンの操作で前述した複数のモード(単色または多色の両面転写モード、片面転写モード)の何れかを選択し、組み合わせて画像形成モードを設定できるようになっている。
【0093】
この構成により、システム制御部は、前記操作部により入力および設定された画像形成モードで、前記検知部の検知情報により前記駆動部を制御し、転写紙Pの片面および両面に対する画像形成工程(転写工程、定着工程を含む)を実行するものである。なお、本実施形態では、システム制御部が転写モード設定手段を構成している。
次に、本実施形態の転写、定着動作(転写紙Pの片面に画像形成する場合)を説明する。
【0094】
まず、感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bk上にトナー像が形成されるとき、中間転写ベルト9は、各感光体ドラムに接触しながら矢印方向に回転している。このような中間転写ベルト9を挟んで、感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bkのそれぞれに対向する位置に配置された1次転写ローラ8Y、8M、8C、8Bkに対し、転写電圧が印加されて、前記感光体ドラム上のトナー像が中間転写ベルト9の外周面に順次重ね合わせ状態で1次転写される。
【0095】
この1次転写が行われる位置が1次転写位置である。中間転写ベルト9に転写されずに各感光体上に残留付着したトナーは、クリーニング装置6Y、6M、6C、6Bkによってそれぞれ除去される。
【0096】
一方で、給紙カセット15aまたは15bに収容された最上位の転写紙Pが反時計方向に回転する給紙ローラ26aまたは26bによって繰り出される。こうして繰り出された転写紙Pは、搬送経路18に沿って上方に向けて搬送され、レジストローラ対20によって所定のタイミングを取られ、中間転写ベルト9の一方の端部と搬送ベルト14を介した2次転写ローラ13とで形成された、2次転写部17に送り込まれ、ここを通過する。
【0097】
このとき、中間転写ベルト駆動ローラ10および2次転写ローラ13には転写電圧(バイアス電圧)が印加されており、これによって中間転写ベルト9上に1次転写された重ね合わせトナー像、すなわち中間転写ベルト9上に順次形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が転写紙Pに一括して2次転写される。
【0098】
この2次転写が行われる位置が2次転写位置である。ここで、中間転写ベルト9上のトナー像の極性は通常、マイナス極性であるので、転写紙Pの裏面がプラス極性となるよう、2次転写ローラ13の転写電圧の極性としてはプラス極性が印加される。
【0099】
また、2次転写ローラ9の転写電圧は、各種の画像形成モード(前述した単色、多色、片面、両面に対するフルカラーまたはモノカラーの区別、転写紙の紙種等を含む)に対応して最適な転写が得られるように切り換えられる。また、トナー像の転写効率を向上させるために、中間転写ベルト9の裏面をアースせずに、マイナス極性のバイアス電圧を印加してもよい。
【0100】
2次転写部17を通過した時点では、転写紙Pは搬送ベルト14に静電的に密着することになる。なお、給紙カセット15aまたは15bから送り出された転写紙Pは、略垂直な搬送経路18を通って、2次転写部17の2次転写ニップ位置へ搬送される。
【0101】
次いで、2次転写部17を通過した中間転写ベルト9は、さらに中間転写ベルト9の他方の端部に対向して設けられた中間転写ベルトクリーニング装置19によって、中間転写ベルト9の表面に残留する転写残トナーを除去される。ここで、中間転写ベルト9の材料によっては、中間転写ベルト用の除電装置(図示せず)により中間転写ベルト9の除電が行われる。
【0102】
上記のステップで片面に未定着のトナー像が転写された転写紙Pは、除電装置44によって除電された後、垂直な搬送経路に沿って定着装置16に送られる。このとき、ベルト部材33が帯電ローラ34によってプラスの極性に帯電されて転写紙Pとの間で電位差が発生し、ベルト部材33の表面に静電吸着力が発生するため、トナーが担持されていない転写紙P面がベルト部材33に吸着されて加熱ローラ30と加圧ローラ31のニップ部35に案内され、次いで、加熱ローラ30および加圧ローラ31によってトナー像が一旦溶融された後、転写紙Pの片面に定着される。
【0103】
このようにして転写紙Pにトナー像が定着されると、排紙ガイド42を経て排紙ローラ対36により排紙スタック部37に排出される。一方、中間転写ベルト9に残留したトナーは中間転写ベルトクリーニング装置19によって中間転写ベルト9上から除去される。
【0104】
次に、本実施形態の転写、定着動作(転写紙Pの両面に画像形成する場合)を説明する。
【0105】
まず、両面画像の表面にあたる中間転写ベルト9上に、片面時と同様にして、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックのトナー像が順次形成される。この1次転写トナー像は、2次転写部17に送られる。
【0106】
また、中間転写ベルト9が2次転写部17を通過するとき、搬送ベルト14を介して2次転写ローラ13には転写電圧が印加されており、これによって中間転写ベルト9上に1次転写されたトナー像が搬送ベルト14上に一括して2次転写される。
【0107】
次いで、第2面(裏面)にプリントされるトナー像を、前記画像と同様に中間転写ベルト9上に形成する。但し、ここで形成される裏面用のトナー像は、表面用のトナー像の向きとは左右逆転して形成される。このようなトナー像の反転は、公知の画像処理技術よる正、逆像(鏡像)に切り換える露光によって実現できる。
【0108】
同時に、給紙カセット15aまたは15bに収容された最上位の転写紙Pが給紙ローラ26aまたは26bによって繰り出され、繰り出された転写紙Pは、搬送経路18に沿って上方に向けて搬送され、レジストローラ対20によって両面のトナー像の位置が正規の位置になるように所定のタイミングを取られ、2次転写部17に送り込まれる。
【0109】
また、転写紙Pが2次転写部17を通過するときに、搬送ベルト14を介して2次転写ローラ13には転写電圧が印加される。この印加で中間転写ベルト9上に1次転写されたトナー像(画像面の裏面にあたるトナー像)は、転写紙Pに一括して2次転写される。中間転写ベルト9上のトナー像の極性は、通常マイナス極性であるので、転写紙Pの裏面がプラス極性となるよう、2次転写ローラ13の転写電圧の極性はプラス極性とされる。
【0110】
また、2次転写ローラ13の転写電圧は、各種の画像形成モード(前述した単色、多色、片面、両面の区別、転写紙の紙種等)に対応して最適な転写が得られるように切り換えられる。
【0111】
なお、トナー像の転写効率を向上させるために、中間転写ベルト9の裏面をアースとせずに、マイナス極性のバイアス電圧を印可するように構成しても良い。転写紙Pが2次転写部13を通過した時点では、転写紙Pは搬送ベルト14に静電的に密着している。
【0112】
次いで、転写紙Pは搬送ベルト14に密着した状態で3次転写部41に搬送される。この3次転写部41において、搬送ベルト14上の表面用のトナー像は、転写チャージャ25によって付与された電荷により静電的に、転写紙Pに再転写(3次転写)され、転写紙Pの両面にトナー像が形成される。
【0113】
上記のステップで両面に未定着のトナー像が転写された転写紙Pは、除電装置44によって除電された後、垂直な搬送経路に沿って定着装置16に送られる。このとき、ベルト部材33が帯電ローラ34によってプラスの極性に帯電されて転写紙Pとの間で電位差が発生し、表面に静電吸着力が発生するため、転写紙Pがベルト部材33に吸着されて加熱ローラ30と加圧ローラ31のニップ部35に案内され、次いで、加熱ローラ30および加圧ローラ31によってトナー像が一旦溶融された後、転写紙Pの片面に定着される。
【0114】
このようにして転写紙Pにトナー像が定着されると、排紙ガイド42を経て排紙ローラ対36により排紙スタック部37に排出される。一方、中間転写ベルト9に残留したトナーは中間転写ベルトクリーニング装置19によって中間転写ベルト9上から除去される。
【0115】
このようにして転写紙Pにトナー像が定着されると、排紙ガイド42を経て排紙ローラ対36により排紙スタック部37に排出される。
【0116】
一方、中間転写ベルト9に残留したトナーは中間転写ベルトクリーニング装置19によって中間転写ベルト9上から除去される。また、揺動支点24eを中心としてクリーニング装置24が搬送ベルト14側に揺動することにより、ブラシローラ24a等によって搬送ベルト14上に残留したトナーがトナー収納部24dに回収される。
【0117】
また、本実施形態のように排紙スタック部37をカラー画像形成装置1の最上部に配置した場合には、両面画像のうち、後から転写紙Pに転写される面(頁)、すなわち、中間転写ベルト9から転写紙Pに直接転写される面が下面となって排紙スタック部37に載置されるので、頁揃えをするためには2頁目の画像を先に作成し、搬送ベルト14にそのトナー像を保持し、1頁目の画像を中間転写ベルト9から転写紙Pに直接転写するようにすれば良い。このような頁揃えのための作像順は画像データをメモリに格納する公知の技術により実現できる。
【0118】
このように本実施形態では、感光体ドラム2Y、2M、2C、2Bkに形成されたトナー像を中間転写ベルト9に転写する1次転写ローラ8Y、8M、8C、8Bkと、1次転写ローラ8Y、8M、8C、8Bkによりトナー像を中間転写ベルト9に転写して得られた1次転写トナー像を、転写紙Pの表面または搬送ベルト14の表面に2次転写するとき、転写紙Pまたは搬送ベルト14に圧接するように加圧する2次転写ローラ13と、搬送ベルト14の表面に転写された2次転写トナー像を転写紙Pの裏面に3次転写する転写チャージャ25および搬送ベルト駆動ローラ21とからなる転写装置と、転写装置によって未定着のトナー像が担持された転写紙Pにトナー像を定着させる定着装置16とを備えたカラー画像形成装置1を設けた。
【0119】
そして、定着装置16が、加熱ローラ30と、加熱ローラ30に摺接する加圧ローラ31と、加熱ローラ30に対して転写装置側に設けられた定着入口ローラ32と、加熱ローラ30および定着入口ローラ32に巻回された無端状のベルト部材33と、ベルト部材33の表面を帯電してベルト部材33の表面に静電吸着力を発生させる帯電ローラ34と、搬送ベルト14から搬出される転写紙Pの先端が当接するベルト部材33の部分に対して、すなわち、定着入口ローラ32に対してニップ部35を構成する一方の加熱ローラ30に直接設けられたヒータ30aとを備えたため、転写装置とヒータ30aを離隔することができ、転写装置がヒータ30aによって加熱されるのを防止することができる。このため、転写装置が早期に劣化して転写紙Pにトナー像が正常に転写されなくなるのを防止することができる。
【0120】
また、ヒータ30aを加熱ローラ30aに直接設けたので、転写装置とヒータ30aをより一層離隔することができ、転写装置がヒータ30aによって加熱されるのを防止することができる。
【0121】
なお、ヒータ30aは定着ローラ31側に設けても良く、加熱ローラ30および定着ローラ31の両方に設けても良い。
【0122】
また、図3に示すように、補助用のヒータ100をニップ部35の近傍のベルト部材33部分を加熱する位置に設けて良く、また、補助ではなく単独で設けても良い。
【0123】
このように単独でヒータ100を設けた場合であっても、転写装置とヒータ100とを離隔することができるので、転写装置がヒータ100によって加熱されるのを防止することができる。
【0124】
また、本実施形態では、ベルト部材33を帯電して静電吸着力を発生させているので、転写紙Pをベルト部材33に吸着させて加熱ローラ30および加圧ローラ31のニップ部35まで搬送することができ、転写紙Pがベルト部材33に擦れて未定着のトナー像が乱れてしまうのを防止することができる。この結果、高品質な画像を形成することができる。
【0125】
なお、本実施形態では、帯電ローラ34によってベルト部材33の表面を帯電させるようにしているが、これに限らず、帯電ブラシやコロナ放電を利用したチャージワイヤ等を用いてベルト部材33を帯電させるようにしても良く、また、ベルト部材33の裏面から帯電させるようにしても良い。
【0126】
また、本実施形態では、複数色のトナーを使ったカラー画像の作像に関して述べているが、モノクロ画像の作成にも本件の技術思想が適用できることは言うまでもない。
【0127】
また、本実施形態では、搬送ベルト14と定着装置16が垂直に配設されている、すなわち、転写紙Pの縦搬送定着用のカラー画像形成装置1に適用しているが、搬送ベルトと定着装置が水平方向に配設されている、すなわち、転写紙Pの横搬送定着用のカラー画像形成装置に適用しても良い。
【0128】
また、本実施形態では、加圧ローラ31を用いているが、加圧ローラ31に代えて加熱ローラ30を介してベルト部材33とニップ部を形成するベルト部材を用いても良い。
【0129】
図4〜図6は本発明の係るカラー画像形成装置(画像形成装置に含まれる)の第2実施形態を示す図であり、本実施形態では、冷却手段を設けた点が第1実施形態と異なるのみであるため、第1実施形態と同様の構成には同一番号を付して説明する。
【0130】
図4において、定着入口ローラ32内には、冷却手段としてのオイルクーラー101が設けられており、このオイルクーラー101は冷却水または油が流通することにより、定着入口ローラ32を介してベルト部材33を冷却するようになっている。
【0131】
また、定着入口ローラ32近傍のベルト部材33近傍には温度センサ102が設けられており、この温度センサ102はベルト部材33の温度を検出してシステム制御部のCPUに信号を出力するようになっている。CPUはこの信号が入力されると、ベルト部材33の温度が所定温度(例えば、100℃以下、好ましくは50℃)になるようにオイルクーラー101の温度制御を行い、定着入口ローラ32を介してベルト部材33を冷却するようになっている。
【0132】
このような構成を有する本実施形態によれば、転写装置の近傍に設置された定着入口ローラ32にオイルクーラー101を設け、このオイルクーラー101によってベルト部材33を積極的に冷却しているので、ベルト部材33を介して転写装置が加熱されるのを防止することができる。
【0133】
また、ベルト部材33の温度を温度センサ102によって検出し、ベルト部材33が所定温度以下になるように温度調整したので、ベルト部材33の静電吸着力を向上させることができ、転写紙Pをより安定した状態でニップ部まで搬送することができる。
【0134】
具体的には、図5に示すように、ベルト部材33の温度と静電吸着力の関係を実験した結果、ベルト部材33の温度が100℃以下、特に50℃のときにベルト部材33の静電吸着力が向上することが明らかになった。
【0135】
したがって、ベルト部材33の温度を100℃以下、好ましくは、50℃に保つことによって静電吸着力を向上させることができる。また、ベルト部材33の温度が上記温度であれば、転写装置に熱に影響を及ぼさないことは明らかである。
【0136】
また、冷却手段としては、オイルクーラーに限らず、吸引ファンであっても良い。また、冷却手段は定着入口ローラ32内に設けるのに限らず、ベルト部材33の内部に設けても良い。
【0137】
例えば、図6に示すように、無端状のベルト部材33の内部に冷却手段として吸引ファン103を設けた場合には、吸引ファン103の設置スペースを少なくすることができる上に、ベルト部材33の冷却効率を向上させることができる。
【0138】
また、ベルト部材33の内部に吸引ファン103を設けた場合には、ベルト部材33の全面に亘って微小な開口部を設けるようにしても良い。
【0139】
そして、ステム制御部のCPUにより、ベルト部材33側にトナー像が形成されていない片面転写モードが設定された場合に、吸引ファン103を作動させるようにすれば、ベルト部材33の開口部を通して転写紙Pをベルト部材33に吸引することができるので、ベルト部材33の冷却と転写紙Pの吸引とを同時に行うことができ、1つの冷却ファン33によって転写材の搬送性の向上と転写装置の加熱防止の両方を達成することができる。
【0140】
また、この場合には、帯電ローラ34を廃止してベルト部材33に静電吸着力を発生させないようにしても良い。
【0141】
なお、冷却手段は、ヒータを介して加熱ローラ30および加圧ローラ31に接触するベルト部材33の任意の部分を除いた冷却部分を冷却するように設けられれば良い。
【0142】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、転写装置が加熱するのを防止して、転写装置が早期に劣化して転写材にトナー像が正常に転写されなくなるのを防止することができる定着装置および画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るカラー画像形成装置の要部断面図である。
【図2】第1実施形態に係る定着装置の要部断面図である。
【図3】第1実施形態に係る定着装置に設けられたヒータの他の例を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るカラー画像形成装置に設けられた定着装置の要部断面図である。
【図5】第2実施形態のベルト部材の静電吸着力とベルト部材の温度の関係を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態の定着装置に設けられた冷却手段の他の例を示す図である。
【図7】従来の定着装置の要部断面図である。
【図8】先に出願された定着装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 カラー画像形成装置
2Y、2M、2C、2Bk 感光体ドラム(トナー像形成手段、感光体)
3Y、3M、3C、3Bk 露光装置(トナー像形成手段)
4Y、4M、4C、4Bk 帯電装置(トナー像形成手段)
5Y、5M、5C、5Bk 現像装置(トナー像形成手段)
6Y、6M、6C、6Bk クリーニング装置(トナー像形成手段)
7Y、7M、7C、7Bk 除電装置(トナー像形成装置)
8Y、8M、8C、8Bk 1次転写ローラ(転写手段、転写装置)
9 中間転写ベルト(第1の転写体、第2の転写体、転写装置)
10 中間転写ベルト駆動ローラ(第2の転写体、転写装置)
11、12 ローラ(転写装置)
13 2次転写ローラ(加圧転写手段、第2の転写体、転写装置)
14 搬送ベルト(第3の転写体、転写装置)
16 定着装置
21 搬送ベルト駆動ローラ(転写装置)
22 搬送ベルト従動ローラ(第3の転写体、転写装置)
23 テンションローラ(転写装置)
25 転写チャージ(第3の転写体、転写装置)
30 加熱ローラ(第2の定着部材)
30a ヒータ(加熱手段)
31 加圧ローラ(第1の定着部材)
32 定着入口ローラ(支持部材)
33 ベルト部材
34 帯電ローラ(静電吸着力発生手段)
35 ニップ部
43 アース部材(静電吸着力発生手段)
101 オイルクーラー(冷却手段)
102 温度センサ
103 吸引ファン
P 転写紙(転写材)

Claims (22)

  1. 第1の定着部材および該第1の定着部材に摺接する第2の定着部材を有し、転写装置によって未定着のトナー像が担持された転写材を挟持して前記トナー像を転写材に定着させるようにした定着装置において、
    前記第2の定着部材に対して前記転写装置側に設けられた支持部材と、前記第2の定着部材および支持部材に巻回され、前記転写装置から搬出される転写材を前記第1の定着部材および第2の定着部材のニップ部に案内する無端状のベルト部材と、前記転写装置から搬出される転写材の先端が当接するベルト部材の部分に対して、前記ニップ部側に設けられた加熱手段とを備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記加熱手段が、前記第1定着部材および第2の定着部材の少なくとも一方に設けられたことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記加熱手段が、前記ベルト部材の前記ニップ部近傍の部分を加熱する位置に設けられたことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  4. 前記ベルト部材を冷却する冷却手段を設け、前記冷却手段は、前記加熱手段を介して前記第1の定着部材または第2の定着部材に接触するベルト部材の任意の部分を除いた冷却部分を冷却することを特徴とする請求項3記載の定着装置。
  5. 前記冷却手段を前記支持部材に設け、前記支持部材を介して前記ベルト部材を冷却することを特徴とする請求項3または4記載の定着装置。
  6. 前記冷却手段を、前記ベルト部材の内部に設けたことを特徴とする請求項4または5記載の定着装置。
  7. 前記ベルト部材に静電吸着力を発生させる静電吸着力発生手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6何れかに記載の定着装置。
  8. 前記冷却手段は、前記ベルト部材が所定温度以下になるように冷却することを特徴とする請求項4〜7何れかに記載の定着装置。
  9. 前記ベルト部材の温度を検出する温度センサを設け、前記冷却手段は、前記温度センサの検出結果に基づいてベルト部材が所定温度以下になるように冷却することを特徴とする請求項8記載の定着装置。
  10. 前記冷却手段を吸引ファンから構成するとともに、前記ベルト部材の全面に亘って微小な開口部を設けたことを特徴とする請求項6記載の定着装置。
  11. 感光体に形成されたトナー像を転写材に転写する転写装置と、前記転写装置によって未定着のトナー像が担持された転写材に前記トナー像を定着させる定着装置とを備えた画像形成装置において、前記定着装置が、第1の定着部材と、該第1の定着部材に摺接し、転写装置によって未定着のトナー像が担持された転写材を前記第1の定着部材と共に挟持して前記トナー像を転写材に定着させる第2の定着部材と、前記第2の定着部材に対して前記転写装置側に設けられた支持部材と、前記第2の定着部材および支持部材に巻回され、前記転写装置から搬出される転写材を前記第1の定着部材および第2の定着部材のニップ部に案内する無端状のベルト部材と、前記転写装置から搬出される転写材の先端が当接するベルト部材の部分に対して、前記ニップ部側に設けられた加熱手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記転写装置は、
    感光体に形成されたトナー像を1回または複数回、第1の転写体に1次転写する転写手段と、前記転写手段により前記トナー像を第1の転写体に転写して得られた1次転写トナー像を、転写材の表面または第2の転写体の表面に2次転写するとき、前記転写材または第1の転写体に圧接するように加圧する加圧転写手段と、第2の転写体の表面に転写された2次転写トナー像を前記転写材の裏面に3次転写する第3の転写体とを有することを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  13. 前記転写装置は、異なる4色のトナーにより感光体にカラートナー像を形成するトナー像形成手段を有することを特徴とする請求項11または12記載の画像形成装置。
  14. 前記加熱手段が、前記第1定着部材および第2の定着部材の少なくとも一方に設けられたことを特徴とする請求項11〜13何れかに記載の定着装置。
  15. 前記加熱手段が、前記ベルト部材の前記ニップ部近傍の部分を加熱する位置に設けられたことを特徴とする請求項11〜13何れかに記載の定着装置。
  16. 前記ベルト部材を冷却する冷却手段を設け、前記冷却手段は、前記加熱手段を介して前記第1の定着部材または第2の定着部材に接触するベルト部材の任意の部分を除いた冷却部分を冷却することを特徴とする請求項15記載の定着装置。
  17. 前記冷却手段を前記支持部材に設け、前記支持部材を介して前記ベルト部材を冷却することを特徴とする請求項15または16記載の定着装置。
  18. 前記冷却手段を、前記ベルト部材の内部に設けたことを特徴とする請求項16または17記載の定着装置。
  19. 前記ベルト部材に静電吸着力を発生させる静電吸着力発生手段を備えたことを特徴とする請求項11〜18何れかに記載の定着装置。
  20. 前記冷却手段は、前記ベルト部材が所定温度以下になるように冷却することを特徴とする請求項16〜19何れかに記載の定着装置。
  21. 前記ベルト部材の温度を検出する温度センサを設け、前記冷却手段は、前記温度センサの検出結果に基づいてベルト部材が所定温度以下になるように冷却することを特徴とする請求項20記載の定着装置。
  22. 片面転写モードおよび両面転写モードを設定する転写モード設定手段を備え、さらに、前記冷却手段を吸引ファンから構成するとともに、前記ベルト部材の全面に亘って微小な開口部を設け、転写紙の前記ベルト部材側にトナー像が形成されていない片面モード設定時に前記吸引ファンを作動させることを特徴とする請求項18記載の定着装置。
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