JP5838670B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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また、ファン式のエア分離ユニットにおいて軸流ファンを適用した場合、送風ダクト内の圧損が大きくなると、ファンモータの回転数が低下して風量(風速)が著しく低下するため、所望の分離性能が得られなくなる。
そこで、小型、安価、かつ静圧が高い(高速でエアを送風できる)という観点から、シロッコファンを適用したファン式のエア分離ユニットが有効とされている。
前向きの羽根が円周上に多数立設された円筒状の多翼ファンからなるファン送風部と、前記ファン送風部の送風口に接続される送風ダクトと、を有し、前記送風ダクトを介して前記ニップ部の用紙排出側に向けて送風することにより、前記加熱部から前記用紙を分離させるエア分離部と、を備えた画像形成装置であって、
前記ファン送風部の吸気口の周縁部から吹き出す逆流風を、前記吸気口近傍から遠ざかる方向に誘導する誘導部を備えることを特徴とする。
図2は本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図で、図3は実施の形態に係る画像形成装置1の制御系の主要部を示すである。
図2、3に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体上に形成されたC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写体に転写(一次転写)し、中間転写体上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙に転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、CMYKの4色に対応する感光体を中間転写体の走行方向に直列配置し、中間転写体に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成されることとなる。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレードを有する。一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーは、ドラムクリーニングブレードによって掻き取られ、除去される。
ベルトクリーニング装置426は、中間転写ベルト421の表面に摺接されるベルトクリーニングブレードを有する。二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残存する転写残トナーは、ベルトクリーニングブレードによって掻き取られ、除去される。
そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着装置60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー53aを備えた排紙部53により機外に排紙される。
図4に示すように、定着装置60において、定着ユニット61及びエア分離ユニット62は筐体ケースCに収容され、画像形成装置1の他の構成要素と隔離される。定着ベルト611の温度を安定して保持するためである。
定着ベルト611は、例えば耐熱性のポリイミドからなるフィルム基材(例えば厚さ:70μm)の外周面に、シリコーンゴム等からなる弾性層(例えば厚さ:200μm、JIS−A硬度:15°)が積層形成された構成を有する。また、弾性層の外周面に、PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素系樹脂からなる表層が積層形成される場合もある。
定着ローラー613は、例えば鉄等からなる円柱状の芯金(例えば外径:90mm)の外周面に、シリコーンゴム等からなる弾性層(例えば厚さ:17mm、JIS−A硬度:10°)と、PTFE等のフッ素系樹脂からなる表層が順に積層形成された構成を有する。
加圧ローラー615は、例えば鉄等からなる円柱状の芯金(例えば外径:90mm)の外周面に、シリコーンゴム等からなる弾性層(例えば厚さ:2mm、JIS−A硬度:10°)と、PFAチューブからなる表層(例えば厚さ:30μm)が順に積層形成された構成を有する。
なお、エア分離ユニット62は、定着ローラー613の軸方向に複数個(例えば5個)並設された構成であってもよい。
送風ダクト622の基端側は、ファン送風部621の側面に形成された送風口621cに接続される。また、送風ダクト622の先端側のエア吐出口622aは、ニップ部Nの近傍、例えばニップ端から15mmの位置にエアが吹き付けられるように配置される。
用紙の分離性能を確保すべくエアを高速で吹き付けることができるように、送風ダクト622の出口(エア吐出口622a)は、入口(ファン送風部621との接続部)よりも小さく(例えば面積比で1/20程度)設定される。
定着ベルト611から分離された用紙Sは、ガイド631に沿って定着排紙部632に搬送される。定着排紙部632では、カール矯正ローラー(デカーラー)632aによってカールを矯正され、その後、排出ローラー632bによって定着装置60から排出される。
図5に示すように、誘導ダクト623は、内管623aと外管623bからなる二重管構造を有している。内管623aがファン送風部621の中央部に吸引されるエアの流路(第1流路)P1を形成し、内管623aと外管623bとの間が逆流風の流路(第2流路)P2を形成する。
このような構成を有する誘導ダクト623が、ファン送風部621の吸気口621bに適当な方法により接続される。ファン送風部621の吸気口621bの周縁部から吹き出す逆流風は、誘導ダクト623によって捕集され、第2流路P2を通って所定の部位まで、すなわち吸気口621bから遠ざかる方向に誘導されて排気される。
エア分離ユニット62からエアを吹き付けて定着ベルト611から用紙Sを分離させると、エアを受けて用紙Sが下方向にカールする傾向がある。そこで、誘導ダクト623を介してカール矯正ローラー632a付近に逆流風を噴出させて、カール矯正ローラー632aを冷却する。これにより、カール矯正ローラー632aによるカール矯正効果が促進される。
また、誘導ダクト623を介して排出ローラー632b付近に逆流風を噴出させることにより、用紙Sのタッキングを効果的に防止することができる。
これにより、第1流路P1にエアが容易に供給されるので、逆流風を所定部位まで誘導することにより、ファン送風部621の送風性能が損なわれることはない。
また、画像形成装置1は、前向きの羽根621aが円周上に多数立設された円筒状の多翼ファンからなるファン送風部621と、ファン送風部621の送風口621cに接続される送風ダクト622と、を有し、送風ダクト622を介してニップ部Nの用紙排出側に向けて送風することにより、加熱部から用紙Sを分離させるエア分離ユニット62(エア分離部)を備えている。
さらに、画像形成装置1は、ファン送風部621の吸気口621bの周縁部から吹き出す逆流風を所定の部位(例えば、機外又はカール矯正ローラー632a)に誘導する誘導ダクト623(誘導部)を備えている。
例えば、実施の形態では、加熱部が定着ベルト611で構成される場合について示したが、加熱部が定着ローラー613で構成されるようにしてもよい(ローラー加熱方式)。具体的には、定着ローラー613にハロゲンヒーター等の加熱源が内蔵され、実施の形態における定着ベルト611、加熱ローラー612が省略された構成となる。
10 画像読取部
20 操作表示部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 搬送部
60 定着装置
61 定着ユニット
62 エア分離ユニット
621 ファン送風部
621a 羽根
621b 吸気口
621c 送風口
622 送風ダクト
622a エア吐出口
623 誘導ダクト
623a 内管
623b 外管
100 制御部
Claims (5)
- 画像形成部によってトナー像が形成された用紙に接触して、この用紙を所定の温度で加熱する加熱部と、定着ローラーに対して加圧ローラーが直接又は間接的に押圧されることにより、用紙を狭持して搬送するニップ部を形成する加圧部と、を有し、前記ニップ部で前記用紙を加熱、加圧しながら搬送することにより未定着のトナー像を前記用紙上に定着させる定着部と、
前向きの羽根が円周上に多数立設された円筒状の多翼ファンからなるファン送風部と、前記ファン送風部の送風口に接続される送風ダクトと、を有し、前記送風ダクトを介して前記ニップ部の用紙排出側に向けて送風することにより、前記加熱部から前記用紙を分離させるエア分離部と、を備えた画像形成装置であって、
前記ファン送風部の吸気口の周縁部から吹き出す逆流風を、前記吸気口近傍から遠ざかる方向に誘導する誘導部を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記誘導部が、内側の第1流路と外側の第2流路を有する二重管構造を有し、
前記第1流路を介して前記ファン送風部の中央部にエアが吸引され、前記第2流路を介して前記逆流風が排気されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記吸気口側となる基端から先端に向かって、前記第2流路が円環状から部分円環状に変化するように、前記誘導部が切り欠かれていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記誘導部が、当該画像形成装置内の冷却必要部位に向けて延設されていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の画像形成装置。
- 前記誘導部が、前記定着部から用紙を排出する定着排紙部の近傍に向けて延設されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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