JP6252541B2 - 画像形成装置、画像形成システムおよび加熱制御方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システムおよび加熱制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置、画像形成システムおよび加熱制御方法に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体ドラム(像担持体)へ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接又は間接的に用紙に転写させた後、定着装置の定着ニップで加熱、加圧して定着させることにより用紙に画像を形成する。
定着装置の温度制御に関する技術として、定着ローラの長手方向に対する配光分布が、低配光域・立ち上がり域・高配光域・ピーク域となっている二つのヒータを、互いの立ち上がり域が重なるように逆向きに配設し、サーミスタ(検知部)をそれぞれのピーク域近傍に設けて、各検知部の検知温度の差が所定値以内となるように二つのヒータを制御する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平7−114294号公報
ところで、画像形成装置には、定着装置を冷却する定着冷却ファンや、画像形成装置の機内を冷却する機内冷却ファン等、複数種類の気流発生部材(ファン)が設けられている場合がある。この場合、気流発生部材の稼働状況は、画像形成装置の動作状態(例えば、アイドリング中、画像形成中等)に応じて変化する。しかしながら、気流発生部材の稼働状況が変化すると、当該気流発生部材によって形成される画像形成装置内のエアフローは変化し、定着装置の軸方向の温度分布が変化する。その結果、定着ニップにおける用紙に対する加熱量が定着装置の軸方向で不均一になってしまい、定着不良が発生するという問題があった。特にアイドリング中は、定着装置の温度を維持するために必要な熱量が画像形成中と比べて少なくなるため、気流発生部材によって形成されたエアフローの影響を受けて、定着装置の軸方向の温度分布は大きく変化してしまう。
なお、特許文献1に記載の技術は、ファンの稼働状況が変化した場合に定着不良の発生を防止することを目的としたものではなく、したがってそのための構成を有していない。
本発明の目的は、気流発生部材の稼働状況が変化した場合に定着不良の発生を防止することが可能な画像形成装置、画像形成システムおよび加熱制御方法を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、
用紙上のトナー像を加熱して定着させる定着部材と、
前記定着部材に熱を供給する複数の加熱部材を有する加熱部と、
前記定着部材の軸方向の温度に対して、影響の与え方が異なる気流を発生させる複数の気流発生部材と、
前記定着部材の温度を検出する温度検出部と、
前記温度検出部により検出された温度と前記定着部材の目標温度とに基づいて、前記加熱部の加熱量を制御する制御部と、
を備える画像形成装置であって、
前記制御部は、前記画像形成装置のアイドリング中に、前記画像形成装置の動作状態に応じて変化する前記複数の気流発生部材の稼働状況に応じて、前記定着部材の軸方向の温度が均一となるように、前記加熱部の加熱量を決定する。
本発明に係る画像形成システムは、
画像形成装置を含む複数のユニットで構成される画像形成システムであって、
用紙上のトナー像を加熱して定着させる定着部材と、
前記定着部材に熱を供給する複数の加熱部材を有する加熱部と、
前記定着部材の軸方向の温度に対して、影響の与え方が異なる気流を発生させる複数の気流発生部材と、
前記定着部材の温度を検出する温度検出部と、
前記温度検出部により検出された温度と前記定着部材の目標温度とに基づいて、前記加熱部の加熱量を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記画像形成装置のアイドリング中に、前記画像形成装置の動作状態に応じて変化する前記複数の気流発生部材の稼働状況に応じて、前記定着部材の軸方向の温度が均一となるように、前記加熱部の加熱量を決定する。
本発明に係る加熱制御方法は、
用紙上のトナー像を加熱して定着させる定着部材と、
前記定着部材に熱を供給する複数の加熱部材を有する加熱部と、
前記定着部材の軸方向の温度に対して、影響の与え方が異なる気流を発生させる複数の気流発生部材と、
前記定着部材の温度を検出する温度検出部と、
前記温度検出部により検出された温度と前記定着部材の目標温度とに基づいて、前記加熱部の加熱量を制御する制御部と、
を備える画像形成装置における加熱制御方法であって、
前記画像形成装置のアイドリング中に、前記画像形成装置の動作状態に応じて変化する前記複数の気流発生部材の稼働状況に応じて、前記定着部材の軸方向の温度が均一となるように、前記加熱部の加熱量を決定する。
本発明によれば、気流発生部材の稼働状況に応じて、定着部材の軸方向の温度が均一となるように加熱部の加熱量が制御されるため、用紙に対する加熱量が定着部材の軸方向で均一になり、定着不良の発生を防止することができる。
本実施の形態における画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態における画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 ヒーターユニットの構成を示す図である。 加熱ローラーに対向して設けられる複数の温度検出部を示す図である。 ファンの稼働によって形成される画像形成装置内のエアフローを示す図である。 アイドリング中および画像形成中における定着ベルトの軸方向の温度分布を示す図である。 本実施の形態における画像形成装置の加熱制御動作を示すフローチャートである。 ヒーターユニットに設けられる複数のヒーターの点灯タイミングを示すタイミングチャートである。 ヒーターユニットの構成の変形例を示す図である。 ヒーターユニットの構成の変形例を示す図である。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成装置1の制御系の主要部を示す。図1,2に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に転写(一次転写)し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙Sに転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60および制御部100を備える。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103等を備える。CPU101は、ROM102から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部100は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部100は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿またはコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21および操作部22として機能する。表示部21は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定またはユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部100の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示および説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、またはKを添えて示す。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、およびドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム径が60[mm]のアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部100が感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413は一定の周速度で回転する。
帯電装置414は、コロナ放電を発生させることにより、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成されることとなる。
現像装置412は、二成分逆転方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424およびベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は、基体としてPI(ポリイミド)が用いられた無端状ベルトで構成され、ステアリングローラー423Cを含む複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に体積抵抗率が例えば8〜11[logΩ・cm]である高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部100からの制御信号によって回転駆動される。なお、中間転写ベルト421については、導電性および弾性を有するものであれば、材質、厚さおよび硬度を限定しない。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるローラー423B(以下「バックアップローラー423B」と称する)に対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、用紙Sの裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用しても良い。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、および搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。搬送経路部53は、レジストローラー対53a等の複数の搬送ローラー対を有する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
次に、定着部60の具体的な構成について図1を参照しながら説明する。定着部60は、用紙Sの定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される上側定着部60A、用紙Sの裏面(定着面の反対の面)側に配置される下側定着部60Bを備える。
上側定着部60Aは、加熱ローラー61と定着ローラー62とを有する。加熱ローラー61と定着ローラー62との間には、無端状の定着ベルト63が所定のベルト張力(例えば、250[N])で張架されている。
下側定着部60Bは、加圧ローラー64を有する。加圧ローラー64は、定着ベルト63を介して定着ローラー62に所定の定着荷重(例えば、2500[N])で押圧される。このようにして、定着ローラー62と加圧ローラー64との間には、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。なお、定着ローラー62および定着ベルト63は、本発明の「定着部材」として機能する。
定着ベルト63は、トナー像が形成された用紙Sに接触して、この用紙Sを定着温度(例えば160〜200℃)で加熱する。ここで、定着温度とは、用紙S上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度であり、画像形成される用紙Sの紙種等によって異なる。
定着ベルト63は、例えば、基体として厚さ70[μm]のPI(ポリイミド)を用い、基体の外周面を弾性層として厚さ200[μm]の耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A30[°])で被覆し、さらに、表層に厚さ30[μm]の耐熱性樹脂であるPFA(パーフルオロアルコキシ)のコーティングをしている。
加熱ローラー61は、定着ベルト63を加熱する。加熱ローラー61は、定着ベルト63を加熱する加熱部としてのヒーターユニット110を内蔵している(図3Aを参照)。加熱ローラー61は、例えば、金属等から形成された円筒状の芯金そのまま、またはその外周面を、フッ素系樹脂等でコーティングした物である。加熱ローラー61は、図示しない駆動手段(例えば、モーター)から動力が伝達されることにより回転駆動する。定着ベルト63は、加熱ローラー61の回転に応じて回転駆動する。
ヒーターユニット110は、定着ニップを通過する複数種類の用紙Sの用紙幅に対応するために、棒状に形成された第1ヒーター120(本発明の「第1加熱部材」に対応)、第2ヒーター130(本発明の「第2加熱部材」に対応)および第3ヒーター140(本発明の「第3加熱部材」に対応)を備える。
図3Aは、ヒーターユニット110を、ヒーターユニット110の長手方向(加熱ローラー61の軸方向に対応)と直交する方向から見た図である。第1ヒーター120、第2ヒーター130および第3ヒーター140は、管状のバルブと、当該バルブ内に軸方向に沿って伸びるように配設されたフィラメントとを有するランプである。
第3ヒーター140は、メインヒーターランプであり、軸方向の中央部が発熱するように形成されている。すなわち、第3ヒーター140は、加熱ローラー61ひいては定着ベルト63の軸方向の中央部を一端部および他端部より高温に加熱する。第3ヒーター140は、図3Bの実線L1に示すように、左右の端部よりも中央部が高温となり、左右の端部と中央部とが所定の温度勾配でつながった加熱温度分布を有している。第3ヒーター140の軸方向における中央部の長さは、例えばA4縦送りサイズの用紙幅に相当する。
第1ヒーター120は、サブヒータランプであり、軸方向の両端部が発熱するように形成されている。第1ヒーター120は、加熱ローラー61ひいては定着ベルト63の軸方向における一端部を他端部より高温に加熱するように構成されている。すなわち、第1ヒーター120は、図3Bの点線L2に示すように、左側の端部よりも右側の端部が高温となり、左右の端部と中央部とが所定の温度勾配でつながった加熱温度分布を有している。
第2ヒーター130は、サブヒータランプであり、軸方向の両端部が発熱するように形成されている。第2ヒーター130は、加熱ローラー61ひいては定着ベルト63の軸方向における他端部を一端部より高温に加熱するように構成されている。すなわち、第2ヒーター130は、図3Bの一点鎖線L3に示すように、右側の端部よりも左側の端部が高温となり、左右の端部と中央部が所定の温度勾配でつながった加熱温度分布を有している。本実施の形態では、第1ヒーター120と第2ヒーター130とは、加熱ローラー61の軸方向において、左右対称の温度分布(温度勾配)を有している。なお、第1ヒーター120と第2ヒーター130とは、加熱ローラー61の軸方向において、左右非対称の温度分布を有しても良い。
第3ヒーター140の軸方向における中央部に配設されたフィラメントの長さと第1ヒーター120および第2ヒーター130の軸方向における両端部に配設されたフィラメントの長さとの和は、例えばA4サイズ等の大きいサイズの用紙幅に相当する。
第1ヒーター120、第2ヒーター130および第3ヒーター140は、制御部100から出力された命令によって、選択的に点灯(発熱)または消灯(非発熱)する。
図4は、加熱ローラー61ひいてはヒーターユニット110に対向して設けられる複数の温度検出部80,82,84,86,88を示す。図4に示すように、ヒーターユニット110の長手方向において、端部異常検知用の温度検出部80、端部温度制御用の温度検出部82、中央部異常検知用の温度検出部84、中央部温度制御用の温度検出部86および端部異常検出用の温度検出部88がこの順で配置されている。
温度検出部80は、加熱ローラー61の軸方向における他端部の温度を検出して制御部100に出力する。制御部100は、温度検出部80から出力された温度に基づいて、加熱ローラー61の軸方向における他端部の温度が異常値を示していないか監視する。この温度が画像形成処理中に異常値を示した場合には、制御部100は、実行中の画像形成処理を停止する。
温度検出部82は、加熱ローラー61の軸方向における他端部の温度を検出して制御部100に出力する。制御部100は、例えば、温度検出部82から出力された温度と加熱ローラー61ひいては定着ベルト63の軸方向における他端部の目標温度との差に基づいて、当該温度が目標温度に向かうように、第1および第2ヒーター120,130の点灯制御を行う。
温度検出部84は、加熱ローラー61の軸方向における中央部の温度を検出して制御部100に出力する。制御部100は、温度検出部84から出力された温度に基づいて、加熱ローラー61の軸方向における中央部の温度が異常値を示していないか監視する。この温度が画像形成処理中に異常値を示した場合には、制御部100は、実行中の画像形成処理を停止する。
温度検出部86は、加熱ローラー61の軸方向における中央部の温度を検出して制御部100に出力する。制御部100は、例えば、温度検出部86から出力された温度と加熱ローラー61ひいては定着ベルト63の軸方向における中央部の目標温度との差に基づいて、当該温度が目標温度に向かうように、第3ヒーター140の点灯制御を行う。
温度検出部88は、加熱ローラー61の軸方向における一端部の温度を検出して制御部100に出力する。制御部100は、温度検出部88から出力された温度に基づいて、加熱ローラー61の軸方向における一端部の温度が異常値を示していないか監視する。この温度が画像形成処理中に異常値を示した場合には、制御部100は、実行中の画像形成処理を停止する。
制御部100は、定着不良の発生を防止するため、定着ニップにおける用紙Sに対する加熱量が定着ベルト63の軸方向で均一になるように、第1ヒーター120、第2ヒーター130および第3ヒーター140の点灯制御を行う。
加熱ローラー61の軸方向における一端部、中央部および他端部のそれぞれに対応して温度制御用および異常検知用の温度検出部を配置することが理想である。しかし、本実施の形態では、温度検出部の配置場所に制限があるため、加熱ローラー61の軸方向における一端部および他端部の両方に対応して、温度制御用の温度検出部を配置することが困難である。例えば、加熱ローラー61の軸方向における加熱ローラー61の発熱幅を330[mm]とした場合、温度制御用の温度検出部の幅として約50[mm]、異常検知用の温度検出部の幅として50[mm]、当該温度検出部と当該温度検出部に電力を供給する電源とを接続するための配線の幅として30[mm]がそれぞれ必要である。すなわち、温度制御用および異常検出用の温度検出部の1セットで130[mm]の幅が必要となるため、2セットの温度検出部(260[mm]幅)は配置することができるものの、本実施の形態では必要となる3セットの温度検出部(390[mm]幅)までは配置することができない。
そこで、加熱ローラー61の軸方向における一端部および他端部の一方(本実施の形態では、他端部)のみに対応して温度制御用の温度検出部を配置し、制御部100は、当該温度検出部の検出結果から一端部側(温度制御用の温度検出部を配置できない側)の温度を推定して第1および第2ヒーター120,130の点灯制御を行う。定着ニップの軸方向の温度分布を均一にするためである。
次に、図5を参照し、画像形成装置1に設けられる複数のファンの稼働によって形成される画像形成装置1内のエアフローについて説明する。画像形成装置1においては、一般的に、装置本体内の排気および配熱のために、図5中の太線矢印で示すように、装置本体の手前側(前面)から吸気ダクト210によって吸気し、装置本体の奥側(背面)に排気するエアフロー設計が行われている。
例えば、画像形成処理時においては、定着部60から発生する熱量が多くなり画像形成装置1内の温度が上昇するため、装置本体の奥側に配置された機内冷却ファン220や定着排気ファン230を100[%]の出力で動作させる必要がある。一方、アイドリング時においては、定着部60から発生する熱量が少ないため、機内冷却ファン220や定着排気ファン230を30[%]程度の出力で動作させることによって、画像形成装置1内の温度が上昇することを防止することができる。
なお、画像形成処理の終了直後におけるアイドリング時においては、画像形成処理時に発生した熱が画像形成装置1内に残っているため、機内冷却ファン220や定着排気ファン230を一定時間、100[%]の出力で動作させたり、アイドリング時の出力より大きな出力(例えば、50[%])で動作させたりする場合もある。
図6Aは、アイドリング中における定着ベルト63の軸方向の温度分布を示す。アイドリング中においては、小さな電力で定着ニップの温度を維持することができるため、第1ヒーター120、第2ヒーター130および第3ヒーター140による熱供給は小さくなる。しかし、機内冷却ファン220や定着排気ファン230の動作は維持されるため、温度の低い外気が吸気ダクト210から入り込み、定着部60から発生する熱によって温められた空気が装置本体の奥側に流れることにより装置本体の手前側の温度が低下する(図6Aの点線L2を参照)。つまり、手前側の温度が奥側の温度より低くなる方向に温度傾きが大きくなる。したがって、装置本体の手前側の発熱量が大きいヒーター(本実施の形態では、第1ヒーター120)の点灯時間を、発熱量が小さいヒーター(本実施の形態では、第2ヒーター130)よりも長くすることによって、定着ニップの軸方向の温度分布を均一にして定着不良の発生を防止することができる(図6A中の実線L1を参照)。
図6Bは、画像形成中における定着ベルト63の軸方向の温度分布を示す。図6Aで示したように手前側の温度低下が大きなアイドリング中に合わせて、第1ヒーター120の点灯時間を大きく設定すると、定着ニップの温度維持に大きな電力を必要とする画像形成処理中においては、手前側の温度が上昇しすぎる結果となる(図6Bの点線L2を参照)。この場合、手前側の発熱量が小さい第2ヒーター130の点灯時間を、アイドリング時と比べて長くすることによって、定着ニップの軸方向の温度分布を均一にして定着不良の発生を防止することができる(図6B中の実線L1を参照)。
また、本実施の形態では、定着部60において、図5に示すように、用紙Sが定着ニップを通過した後に定着ベルト63から分離させるためにエアを吹き付ける分離ファン240が設置される。また、加圧ローラー64を冷却するためにエアを吹き付ける加圧ローラー冷却ファン250が設置される。これらのファンの動作によって、定着ニップの軸方向の温度分布が均一になるように作用するエアフローが形成される(図5の細線矢印を参照)。
ところで、画像形成装置1の動作状態(例えば、アイドリング中、画像形成中等)の変化に応じて、第1ヒーター120、第2ヒーター130および第3ヒーター140による熱供給量が変化するだけでなく、上記した各種ファンの稼働状況も変化する。ファンの稼働状況が変化すると、当該ファンによって形成される画像形成装置1内のエアフローは変化し、定着ニップの軸方向の温度分布に影響を与える。その結果、定着ニップにおける用紙Sに対する加熱量が定着ニップの軸方向で不均一になってしまい、定着不良が発生する。特にアイドリング中は、定着部60の温度を維持するために必要な熱量が画像形成中と比べて少なくなるため、ファンによって形成されたエアフローの影響を受けて、定着ニップの軸方向の温度分布は大きく変化してしまう。
そこで、本実施の形態では、制御部100は、画像形成装置1内に設けられたファンの稼働状況の変化に応じて、定着ベルト63ひいては定着ニップの軸方向の温度が均一となるように、第1ヒーター120および第2ヒーター130の加熱量を制御する。
次に、図7のフローチャートを参照し、画像形成装置1の加熱制御動作について説明する。図7におけるステップS100は、例えば画像形成装置1の電源がオフからオンに切り替えられることによって開始する。
まず、制御部100は、定着ベルト63の目標温度をアイドリング中の目標温度として予め定められているアイドル目標温度に設定する(ステップS100)。次に、制御部100は、画像形成装置1内に設けられたファンのアイドリング中における稼働状況に応じて第1ヒーター120および第2ヒーター130の点灯比率を算出する(ステップS120)。本実施の形態では、第1ヒーター120および第2ヒーター130の点灯比率は、以下の式(1),(2)によって定義される。
第1ヒーター120の点灯比率[%]=第1ヒーター120の点灯時間/(第1ヒーター120の点灯時間+第2ヒーター130の点灯時間)・・・(1)
第2ヒーター130の点灯比率[%]=100[%]−第1ヒーター120の点灯比率[%]・・・(2)
第1ヒーター120の点灯比率の算出方法は、ファン毎にファンの駆動状態(動作出力:0〜100[%])に対して、定着ニップの軸方向の温度分布への影響の大きさを表す係数を掛けたものを求めて積算する。温度分布への影響が大きなファンについては、係数を大きく設定し、影響が小さなファンについては、係数を小さく設定することで、ファン動作を適切に点灯比率へ盛り込むことができる。なお、各種ファンの温度分布への影響は装置本体内に形成されるエアフローや定着部60の断熱状態により異なるため、上記係数は画像形成装置ごとに異なった値となる。
第1ヒーター120の点灯比率の算出式の例を以下の式(3)に示す。
第1ヒーター120の点灯比率[%]=50[%]+機内冷却ファン220の動作出力×係数1+分離ファン240の動作出力×係数2・・・(3)
ここで、係数1は、機内冷却ファン220すなわち装置本体の手前側の温度を低下させるファンに対する係数であるため、手前側を奥側より高温に加熱する第1ヒーター120の点灯比率を高くする必要があり正の値をとる。その一方、係数2は、分離ファン240すなわち装置本体の手前側から奥側にわたって均一に温度を低下させるファンに対する係数であるため、第1ヒーター120の点灯比率を低くする必要があり負の値をとる。
表1は、各種ファンについて第1ヒーター120の点灯比率を算出する際に用いる係数と、画像形成装置1の動作状態に応じた各種ファンの動作出力との関係、および、式(3)による第1および第2ヒーター120,130の点灯比率の算出結果を示す。表1に示すように、機内冷却ファン220と分離ファン240の稼働状況から点灯比率を決定すると、アイドリング時においては、第1ヒーター120の点灯比率は、68[%]となり、第2ヒーター130の点灯比率(32[%])より高くなる。また、画像形成処理時においては、第1ヒーター120の点灯比率は、47[%]となり、第2ヒーター130の点灯比率(53[%])より若干低くなる。なお、上記式(3)において、各種ファンの動作出力を変更せずに、画像形成装置1の動作状態の変化に応じて係数1,2の値を変化させることによって第1ヒーター120の点灯比率を算出しても良い。すなわち、画像形成装置1の動作状態の変化に応じた各種ファンの稼働状況の変化を係数1,2に反映させても良い。
Figure 0006252541
図7のフローチャートに戻り、ステップS140では、制御部100は、端部温度制御用の温度検出部82から検出された温度(検出温度)を取得する。次に、制御部100は、取得した検出温度がステップS100で設定された目標温度より小さいか否かについて判定する(ステップS160)。判定の結果、検出温度が目標温度より小さい場合(ステップS160、YES)、制御部100は、所定時間の間、ステップS120にて算出した点灯比率に基づいて第1ヒーター120および第2ヒーター130を点灯させる(ステップS180)。その後、処理はステップS220に遷移する。
図8Aは、実線L1で示す検出温度に応じて点灯または消灯される第1ヒーター120および第2ヒーター130のタイミングチャートを示す。図8Aに示すように、制御部100は、第1ヒーター120および第2ヒーター130を点灯させる所定時間において、まず第1ヒーター120の点灯比率に対応する時間の間、第1ヒーター120を点灯し、第2ヒーター130を消灯する。次に、第2ヒーター130の点灯比率に対応する時間の間、第1ヒーター120を消灯し、第2ヒーター130を点灯する。なお、制御部100は、第1ヒーター120および第2ヒーター130に電力を供給するAC電源の電力供給周期(例えば、60[Hz])に相当する時間を、算出した点灯比率に応じて分割することによって、第1ヒーター120および第2ヒーター130をそれぞれ点灯させる時間を決定しても良い。
なお、図8Bは、実線L1で示す温度検出部86(中央部温度制御用)の検出温度に応じて点灯または消灯される第3ヒーター140のタイミングチャートを示す。制御部100は、検出温度が目標温度より小さい場合、所定時間の間、第3ヒーター140を点灯させる。
一方、検出温度が目標温度より小さくない場合(ステップS160、NO)、制御部100は、所定時間の間、第1ヒーター120および第2ヒーター130を消灯させる(ステップS200)。その後、処理はステップS220に遷移する。
ステップS220では、制御部100は、操作部22に対するユーザー操作によって、画像形成指示があったか否かについて判定する。判定の結果、画像形成指示がなかった場合(ステップS220、NO)、処理はステップS140の前に戻る。一方、画像形成指示があった場合(ステップS220、YES)、制御部100は、定着ベルト63の目標温度を画像形成処理中の目標温度として予め定められているプリント目標温度に設定する(ステップS240)。そして、制御部100は、画像形成処理の実行を開始するように画像形成部40を制御する。
次に、制御部100は、画像形成装置1内に設けられたファンの画像形成処理中における稼働状況に応じて第1ヒーター120および第2ヒーター130の点灯比率を算出する(ステップS260)。表1を参照して説明したように、本実施の形態では、制御部100は、第1ヒーター120および第2ヒーター130の点灯比率をそれぞれ47[%]および53[%]として算出する。
次に、制御部100は、端部温度制御用の温度検出部82から検出された温度(検出温度)を取得する(ステップS280)。次に、制御部100は、取得した検出温度がステップS240で設定された目標温度より小さいか否かについて判定する(ステップS300)。判定の結果、検出温度が目標温度より小さい場合(ステップS300、YES)、制御部100は、所定時間の間、ステップS260にて算出した点灯比率に基づいて第1ヒーター120および第2ヒーター130を点灯させる(ステップS320)。その後、処理はステップS360に遷移する。
一方、検出温度が目標温度より小さくない場合(ステップS300、NO)、制御部100は、所定時間の間、第1ヒーター120および第2ヒーター130を消灯させる(ステップS340)。その後、処理はステップS360に遷移する。
ステップS360では、制御部100は、実行中の画像形成処理が終了したか否かについて判定する(ステップS360)。判定の結果、画像形成処理が終了していない場合(ステップS360、NO)、処理はステップS280の前に戻る。一方、画像形成処理が終了した場合(ステップS360、YES)、画像形成装置1の動作状態が画像形成処理中からアイドル中に遷移するため、処理はステップS100の前に戻る。
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、画像形成装置1は、用紙S上のトナー像を加熱して定着させる定着部材(定着ローラー62、定着ベルト63)と、定着部材の軸方向における一端部を他端部より高温に加熱する第1加熱部材(第1ヒーター120)と、他端部を一端部より高温に加熱する第2加熱部材(第2ヒーター130)とを有する加熱部(加熱ローラー61)と、定着部材の軸方向の温度に対して、影響の与え方が異なる気流を発生させる複数の気流発生部材(ファン220〜250)と、定着部材の温度を検出する温度検出部82と、温度検出部82により検出された温度と定着部材の目標温度との差に基づいて、定着部材の温度が目標温度に向かうように、第1および第2加熱部材の加熱量を制御する制御部100とを備える。そして、制御部100は、複数の気流発生部材の稼働状況に応じて、定着部材の軸方向の温度が均一となるように、第1および第2加熱部材の加熱量を制御する。
このように構成した本実施の形態によれば、画像形成装置1内に設けられた各種ファン220〜250の稼働状況の変化に応じて、定着部材の軸方向の温度が均一となるように第1および第2加熱部材の加熱量が変更されるため、用紙Sに対する加熱量が定着部材の軸方向で均一になり、定着不良の発生を防止することができる。
なお、上記実施の形態において、ヒーターユニット110は、図9Aに示すように、第4ヒーター150(本発明の「第1加熱部材」に対応)および第5ヒーター160(本発明の「第2加熱部材」に対応)を備えて構成されても良い。図9Aは、ヒーターユニット110を、ヒーターユニット110の長手方向(加熱ローラー61の軸方向に対応)と直交する方向から見た図である。第4ヒーター150および第5ヒーター160は、管状のバルブと、当該バルブ内に軸方向に沿って伸びるように配設されたフィラメントとを有するランプである。
第4ヒーター150は、軸方向の中央部および両端部が発熱するように形成されている。第4ヒーター150は、加熱ローラー61ひいては定着ベルト63の軸方向における中央部と一端部との間を中央部と他端部との間より高温に加熱するように構成されている。すなわち、第4ヒーター150は、図9Bの点線L4に示すように、中央部と他端部との間よりも中央部と一端部との間が高温となり、左右の端部と中央部とが所定の温度勾配でつながった加熱温度分布を有している。第3ヒーター140の軸方向における長さは、例えばA4サイズ等の大きいサイズの用紙幅に相当する。
第5ヒーター160は、軸方向の中央部および両端部が発熱するように形成されている。第5ヒーター160は、加熱ローラー61ひいては定着ベルト63の軸方向における中央部と他端部との間を中央部と一端部との間より高温に加熱するように構成されている。第5ヒーター150は、図9Bの実線L5に示すように、中央部と一端部との間よりも中央部と他端部との間が高温となり、左右の端部と中央部とが所定の温度勾配でつながった加熱温度分布を有している。第5ヒーター160の軸方向における長さは、例えばA4サイズ等の大きいサイズの用紙幅に相当する。
第4ヒーター150および第5ヒーター160は、制御部100から出力された命令によって、選択的に点灯(発熱)または消灯(非発熱)する。
また、上述実施の形態において、ヒーターユニット110は、図10Aに示すように、第6ヒーター170(本発明の「第1加熱部材」に対応)および第7ヒーター180(本発明の「第2加熱部材」に対応)を備えて構成されても良い。
第6ヒーター170は、通電することにより軸方向の中央部から一端部にかけて配設されたフィラメントが発熱するように形成されている。第6ヒーター170は、加熱ローラー61ひいては定着ベルト63の軸方向における中央部と一端部との間を高温に加熱するように構成されている。すなわち、第6ヒーター170は、図10Bの点線L6に示すように、中央部と一端部との間が高温となり、一端部と中央部とが所定の温度勾配でつながった加熱温度分布を有している。
第7ヒーター180は、通電することにより軸方向の中央部から他端部にかけて配設されたフィラメントが発熱するように形成されている。第7ヒーター180は、加熱ローラー61ひいては定着ベルト63の軸方向における中央部と他端部との間を高温に加熱するように構成されている。すなわち、第7ヒーター180は、図10Bの実線L7に示すように、中央部と他端部との間が高温となり、他端部と中央部とが所定の温度勾配でつながった加熱温度分布を有している。
第6ヒーター170の軸方向における中央部から一端部にかけて配設されたフィラメントの長さと第7ヒーター180の軸方向における中央部から他端部にかけて配設されたフィラメントの長さとの和は、例えばA4サイズ等の大きいサイズの用紙幅に相当する。
第6ヒーター170および第7ヒーター180は、制御部100から出力された命令によって、選択的に点灯(発熱)または消灯(非発熱)する。
また、上述実施の形態において、制御部100は、定着部材の温度を検出する温度検出部82と、温度検出部82により検出された温度(以下、検出温度)と定着部材の目標温度(以下、目標温度)との差に基づいて、第1および第2加熱部材の加熱量を制御したが、検出温度と目標温度との差に基づくことは一例であり、必ずしも検出温度と目標温度の差に基づいて制御する必要はない。例えば、検出温度が目標温度に達したタイミングでヒーターの点灯制御を行ってもよい。この制御を行ったときの定着部材の温度推移を具体的に説明すると、検出温度が目標温度よりも低い場合、制御部100は、ヒーターを点灯させる指示を行う。その後、検出温度が目標温度に達した場合、制御部100は、ヒーターを消灯させる指示を行う。ヒーターの消灯により検出温度は、目標温度を超えた付近で昇温が鈍くなり(オーバーシュート)、温度のピークに到達後、温度推移は下降する。ヒーターの消灯により検出温度が目標温度よりも高い状態から降温して、再び検出温度が目標温度に達した場合、制御部100は、ヒーターを点灯させる指示を行う。ヒーターの点灯により検出温度は、目標温度を下回った付近で温度が上昇して(アンダーシュート)、再び目標温度に向かう。この制御を繰り返すことにより目標温度を維持することができる。
また、上記実施の形態において、制御部100は、以下の式(4)を用いて第1ヒーター120の点灯比率を算出しても良い。すなわち、式(4)に表されるように、装置本体の手前側の温度を低下させるため、第1ヒーター120の点灯比率を高くする必要があるファンを分子式に組み込み、装置本体の手前側から奥側にわたって均一に温度を低下させるため、第1ヒーター120の点灯比率を低くする必要がある式を分母式に組み込んだ分数式とすることによって、第1ヒーター120の点灯比率を求めることもできる。この場合、ファンの動作出力に乗算される係数3〜係数6の全ては、正の値となる。
第1ヒーター120の点灯比率[%]=(機内冷却ファン220の動作出力×係数3+定着排気ファン230の動作出力×係数4)/(分離ファン240の動作出力×係数5+加圧ローラー冷却ファン250の動作出力×係数6)・・・(4)
表2は、各種ファンについて第1ヒーター120の点灯比率を算出する際に用いる係数と、画像形成装置1の動作状態に応じた各種ファンの動作出力との関係、および、式(4)による第1および第2ヒーター120,130の点灯比率の算出結果を示す。表2に示すように、機内冷却ファン220、定着排気ファン230、分離ファン240および加圧ローラー冷却ファン250の稼働状況(動作出力)から点灯比率を決定すると、アイドリング時においては、第1ヒーター120の点灯比率は、68[%]となり、第2ヒーター130の点灯比率(32[%])より高くなる。また、画像形成処理時においては、第1ヒーター120の点灯比率は、47[%]となり、第2ヒーター130の点灯比率(53[%])より若干低くなる。
Figure 0006252541
また、上記実施の形態において、制御部100は、画像形成装置1の機内温度、プリント履歴または連続通紙により定着ニップの軸方向の温度分布に対する影響が変化することを考慮して、第1および第2ヒーター120,130の点灯比率を算出しても良い。これにより、さらに精度よく定着ニップの軸方向の温度分布を均一化することができる。
例えば、制御部100は、以下の式(5)を用い、各種ファンの稼働状況の変化と画像形成装置1内の温度(機内温度)の変化とに応じて第1および第2ヒーター120,130の点灯比率を算出しても良い。
第1ヒーター120の点灯比率=第1ヒーター120の初期の点灯比率−点灯比率最大補正量×(機内温度−基準温度)/(最大機内温度−基準温度)・・・(5)
ここで、点灯比率最大補正量は、機内温度上昇や連続通紙によって変化する点灯比率の最大値である。基準温度は、初期の点灯比率を算出した時の機内温度(例えば、20[℃])である。最大機内温度は、通常使用時に連続通紙等で上昇する機内温度の最大温度である。式(5)に使用しているパラメーターの設定値の一例を表3に示す。
Figure 0006252541
第1ヒーター120の点灯比率は、機内温度が基準温度である20[℃]の時に60[%]であるが、機内温度が30[℃]まで上昇すると55[%]となり若干低下する。
また、上記実施の形態において、制御部100は、以下の式(6)を用い、各種ファンの稼働状況の変化と画像形成装置1における画像形成状況(連続通紙枚数)の変化とに応じて、第1および第2ヒーター120,130の点灯比率を変更しても良い。
第1ヒーター120の点灯比率=第1ヒーター120の初期の点灯比率−点灯比率最大補正量×(連続通紙枚数/所定最大枚数)・・・(6)
ここで、所定最大枚数は、5000枚である。式(6)に使用しているパラメーターの設定値の一例を表4に示す。
Figure 0006252541
第1ヒーター120の点灯比率は、通紙開始時に60[%]であるが、3000[枚]の連続通紙後は54[%]となり若干低下する。
また、上記実施の形態では、画像形成装置1内に設けられたファンの稼働状況の変化に応じて第1および第2ヒーター120,130の点灯比率を変更することによって第1および第2ヒーター120,130の加熱量を変更する例について説明したが、第1および第2ヒーター120,130の加熱量を変更する方法はこれに限らない。
また、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。本発明は、画像形成装置を含む複数のユニットで構成される画像形成システムに適用できる。複数のユニットには、例えば後処理装置、ネットワーク接続された制御装置等の外部装置が含まれる。
1 画像形成装置
10 画像読取部
20 操作表示部
21 表示部
22 操作部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部
61 加熱ローラー
62 定着ローラー
63 定着ベルト
64 加圧ローラー
71 通信部
72 記憶部
80,82,84,86,88 温度検出部
100 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
110 ヒーターユニット
120 第1ヒーター
130 第2ヒーター
140 第3ヒーター
150 第4ヒーター
160 第5ヒーター
170 第6ヒーター
180 第7ヒーター
210 吸気ダクト
220 機内冷却ファン
230 定着排気ファン
240 分離ファン
250 加圧ローラー冷却ファン

Claims (11)

  1. 用紙上のトナー像を加熱して定着させる定着部材と、
    前記定着部材に熱を供給する複数の加熱部材を有する加熱部と、
    前記定着部材の軸方向の温度に対して、影響の与え方が異なる気流を発生させる複数の気流発生部材と、
    前記定着部材の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部により検出された温度と前記定着部材の目標温度とに基づいて、前記加熱部の加熱量を制御する制御部と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記画像形成装置のアイドリング中に、前記画像形成装置の動作状態に応じて変化する前記複数の気流発生部材の稼働状況に応じて、前記定着部材の軸方向の温度が均一となるように、前記加熱部の加熱量を決定する、
    画像形成装置。
  2. 前記温度検出部は、前記定着部材の軸方向における端部の何れか一方の温度を検出する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記加熱部は、前記定着部材の軸方向における一端部を他端部より高温に加熱する第1加熱部材と、前記他端部を前記一端部より高温に加熱する第2加熱部材と、を有する、
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記加熱部は、前記定着部材の軸方向における中央部を前記一端部および他端部より高温に加熱する第3加熱部材を有し、
    前記第1加熱部材は、前記一端部を前記中央部および前記他端部より高温に加熱し、
    前記第2加熱部材は、前記他端部を前記中央部および前記一端部より高温に加熱する、
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1加熱部材は、前記定着部材の軸方向における中央部と前記一端部との間を前記中央部と前記他端部との間より高温に加熱し、
    前記第2加熱部材は、前記定着部材の軸方向における前記中央部と前記他端部との間を前記中央部と前記一端部との間より高温に加熱する、
    請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記気流発生部材は、前記定着部材の軸方向における温度分布を傾けるような気流を発生させる、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記気流発生部材は、前記定着部材の軸方向における温度分布を均一にするような気流を発生させる、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記複数の気流発生部材の稼働状況と前記画像形成装置内の温度とに応じて、前記加熱部の加熱量を制御する、
    請求項1〜7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記複数の気流発生部材の稼働状況と、前記画像形成装置における画像形成状況とに応じて、前記加熱部の加熱量を制御する、
    請求項1〜7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 画像形成装置を含む複数のユニットで構成される画像形成システムであって、
    用紙上のトナー像を加熱して定着させる定着部材と、
    前記定着部材に熱を供給する複数の加熱部材を有する加熱部と、
    前記定着部材の軸方向の温度に対して、影響の与え方が異なる気流を発生させる複数の気流発生部材と、
    前記定着部材の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部により検出された温度と前記定着部材の目標温度とに基づいて、前記加熱部の加熱量を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記画像形成装置のアイドリング中に、前記画像形成装置の動作状態に応じて変化する前記複数の気流発生部材の稼働状況に応じて、前記定着部材の軸方向の温度が均一となるように、前記加熱部の加熱量を決定する、
    画像形成システム。
  11. 用紙上のトナー像を加熱して定着させる定着部材と、
    前記定着部材に熱を供給する複数の加熱部材を有する加熱部と、
    前記定着部材の軸方向の温度に対して、影響の与え方が異なる気流を発生させる複数の気流発生部材と、
    前記定着部材の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部により検出された温度と前記定着部材の目標温度とに基づいて、前記加熱部の加熱量を制御する制御部と、
    を備える画像形成装置における加熱制御方法であって、
    前記画像形成装置のアイドリング中に、前記画像形成装置の動作状態に応じて変化する前記複数の気流発生部材の稼働状況に応じて、前記定着部材の軸方向の温度が均一となるように、前記加熱部の加熱量を決定する、
    加熱制御方法。
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