JP5803885B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、定着部を備える画像形成装置及び画像形成方法に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)においては、画像データに基づくレーザー光が、帯電した感光体に対して照射(露光)されることにより、感光体表面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光体(像担持体)に現像装置からトナーが供給されることにより、静電潜像が可視化されてトナー像が形成される。このトナー像が、直接又は中間転写ベルトを介して間接的に用紙に転写された後、定着部で加熱、加圧されることにより、用紙に画像が形成される。
定着部は、用紙の定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材(例えば定着ローラー)と、用紙の裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材(例えば加圧ローラー)とを備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙を狭持して搬送する定着ニップが形成される。以下において、定着面側部材と裏面側支持部材を総称して定着部材という。
このような画像形成装置において、多数枚の同一サイズの用紙に連続して画像形成が行われる場合に、用紙幅方向(用紙搬送方向に直交する方向、主走査方向)における用紙と定着ニップの相対位置が常に同じであると、用紙の用紙幅方向端部のエッジによって定着部材(特に定着面側部材)にエッジ傷が生じる。このエッジ傷は、画像品質を劣化させる要因となる。
エッジ傷を防止する技術として、例えば特許文献1には、定着部を用紙幅方向に揺動させて、用紙幅方向における用紙と定着ニップの相対位置を周期的に変化させるようにした画像形成装置が開示されている。
また、画像形成には様々なサイズの用紙が用いられるため、定着部材における通紙部分(用紙が通過する部分)と非通紙部分(用紙が通過しない部分、幅方向両端部近傍)は用いられる用紙によって異なる。例えば、小サイズの用紙を用いる場合に非通紙部分となっていても、大サイズの用紙を用いる場合には通紙部分となることがある。一方で、定着部材の非通紙部分は、用紙への熱の伝導がないために通紙部分よりも温度が上昇する。そのため、小サイズの用紙への画像形成が行われた後に、大サイズの用紙への画像形成が行われると、定着部材の用紙幅方向の温度分布が不均一となって定着むらやしわが発生したり、過加熱によりホットオフセットが発生したりする。
定着時に非通紙部分となる定着部材の端部の温度上昇を防止する技術として、例えば特許文献2には、定着部材の温度に基づいて、定着部を幅方向一端側又は他端側に移動させるようにした画像形成装置が開示されている。
以下において、定着部が一方向に移動する動作を定着部の「移動」と称し、特に、定着部が周期的に往復する動作を定着部の「揺動」と称する。
また、特許文献3には、エッジ傷対策のための定着部の揺動と定着部材の温度に基づく定着部の移動を組み合わせて適用できることが開示されている。
特開2006−91224号公報 特開2009−175344号公報 特開2011−118287号公報
しかしながら、従来、定着部材におけるエッジ傷の発生を防止できるとともに、温度の均一化を図ることができる画像形成装置は提案されていない。
すなわち、特許文献1に記載の画像形成装置は、定着部を揺動させるだけであり、定着部材の温度分布は考慮されていないので、定着部の揺動に伴い定着部材の温度(特に端部の温度)が不均一となる虞がある。
特許文献2に記載の画像形成装置は、定着部材の温度に基づいて定着部を一端側又は他端側に移動させるので、通紙領域が変化してエッジ傷の発生をも防止できると考えられる。しかし、その状態で連続して画像形成が行われることとなるため、エッジ傷の発生を十分に防止することはできない。
また、特許文献1、2に記載の技術は、何れも用紙が定着ニップを通過していない非通紙時に行われるものであるため、両者を併用しようとすると、何れか一方の機能が優先されることとなり、他方の機能が十分に発揮されなくなる。
特許文献3に記載の画像形成装置では、定着部材に一定の温度勾配が形成されることを前提とした上で、定着部材の温度に基づく定着部の移動が優先して行われるため、エッジ傷の発生を防止するための定着部の揺動範囲が制限される。また、特許文献3に記載の画像形成装置は、定着部材の温度分布(特に非通紙部分の温度)が経時的に変化することを考慮してなされたものではないので、定着部材の温度の均一化を図るのは困難である。
本発明の目的は、定着部材におけるエッジ傷の発生を防止できるとともに、温度の均一化を図ることができ、画像品質の向上を図ることができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、用紙を狭持して搬送する定着ニップを形成し、この定着ニップを通過する用紙を加熱、加圧することにより、トナー像を用紙に定着させる定着部材と、
前記定着部材を用紙幅方向に移動させる移動部と、
前記定着部材の端部に対応して配置されて前記定着部材とともに移動し、前記端部の温度を検出する温度検出部と、
前記温度検出部による検出結果が所定の温度範囲内である場合に、一定周期で前記定着部材を用紙幅方向に往復移動させる第1の移動制御を行い、前記温度検出部による検出結果が前記所定の温度範囲外である場合に、前記定着部材の温度が前記所定の温度範囲となるように、用紙が前記定着ニップを通過する通紙中に前記定着部材を用紙幅方向に移動させる第2の移動制御を行う制御部と、を備え
前記制御部は、前記定着部材の移動方向とともに、前記定着部材の移動速度を制御し、前記温度検出部の検出結果と前記所定の温度範囲との乖離量に基づいて、前記第2の移動制御における前記定着部材の移動速度を設定することを特徴とする。
本発明に係る画像形成方法は、定着部材により用紙を狭持して搬送する定着ニップを形成し、この定着ニップに用紙を通過させて加熱、加圧することにより、トナー像を用紙に定着させる画像形成方法であって、
前記定着部材の端部の温度を検出し、
検出された前記定着部材の端部の温度が所定の温度範囲内である場合に、一定周期で前記定着部材を用紙幅方向に往復移動させる第1の移動制御を行い、検出された前記定着部材の端部の温度が前記所定の温度範囲外である場合に、前記定着部材の温度が前記所定の温度範囲となるように、用紙が前記定着ニップを通過する通紙中に前記定着部材を用紙幅方向に移動させる第2の移動制御を行い
前記第1の移動制御及び前記第2の移動制御では、前記定着部材の移動方向とともに、前記定着部材の移動速度を制御し、
前記第2の移動制御では、前記温度を検出する工程における検出結果と前記所定の温度範囲との乖離量に基づいて、前記定着部材の移動速度を設定することを特徴とする。
本発明によれば、定着部材の端部の温度に基づいて第1の移動制御と第2の移動制御を適宜に切り替えて実行するので、定着部材におけるエッジ傷の発生を防止できるとともに、温度の均一化を図ることができ、画像品質の向上を図ることができる。
実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 実施の形態に係る画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 第1の実施の形態に係る定着部の詳細を示す図である。 定着部の揺動状態を示す図である。 第1の実施の形態に係る定着移動制御処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る定着部の詳細を示す図である。 第2の実施の形態に係る定着移動制御処理の一例を示すフローチャートである。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す図である。図2は、実施の形態に係る画像形成装置1の制御系の主要部を示す図である。
図1、2に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向(鉛直方向)に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させる縦型タンデム方式が採用されている。
すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に転写(一次転写)し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙Sに転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
図1、2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60、及び制御部100を備える。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103等を備える。CPU101は、ROM102から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
また、制御部100は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピュータ)との間で各種データの送受信を行う。制御部100は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11及び原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部100の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41、中間転写ユニット42、及び二次転写ユニット43等を備える。
画像形成ユニット41は、Y成分、M成分、C成分、K成分用の4つの画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kで構成される。画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有するので、図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。
電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネート樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部100が感光体ドラム413を回転させる駆動用モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413は一定の周速度で回転する。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成されることとなる。
現像装置412は、各色成分の現像剤(例えば、小粒径のトナーと磁性体とからなる二成分現像剤)を収容しており、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、バックアップローラー423Aを含む複数の支持ローラー423、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。駆動ローラーとなる支持ローラー423が回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。一次転写ローラー422によって中間転写ベルト421が感光体ドラム413に圧接されることにより、中間転写ベルト421に各色トナー像が順次重ねて一次転写される。
二次転写ユニット43は、例えば二次転写ローラー431を備える。二次転写ユニット43は、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成であってもよい。
中間転写ベルト421を介して、二次転写ローラー431がバックアップローラー423Aに圧接されることにより、転写ニップ(転写部)が形成される。この転写ニップを用紙Sが通過する際、中間転写ベルト421に担持されているトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、トナーと逆極性の電圧(転写バイアス)を二次転写ローラー431に印加することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、中間転写ベルト421の表面に摺接されるベルトクリーニングブレード等を有し、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残存する転写残トナーを除去する。
定着部60は、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。定着器F内には、エアを吹き付けることにより、定着面側部材61又は裏面側支持部材62から用紙Sを分離させるエア分離ユニットを配置してもよい。
定着部60は、用紙の定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材61、用紙の裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材62、及び加熱源63等を備える。定着面側部材61に裏面側支持部材62が圧接されることにより、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。
図1に示す定着部60には、いわゆるベルト加熱方式が適用されている。すなわち、定着ローラー64及び加熱ローラー65に張架された無端状の定着ベルトが定着面側部材61となる。また、定着部60では、加圧ローラーで裏面側支持部材62が構成される。裏面側支持部材62である加圧ローラーは、圧接離間部66(図2参照)により定着面側部材61である定着ベルトに圧接される。
加熱源63は、例えばハロゲンランプや抵抗発熱体等で構成され、加熱ローラー65に内蔵される。なお、加熱源63には、電磁誘導加熱(IH:Induction Heating)方式のものを採用してもよい。
加熱源63によって加熱ローラー65が加熱され、その結果、定着面側部材61である定着ベルトが幅方向にわたって所定の定着温度(例えば170℃)で均一となるように加熱される。定着温度とは、用紙S上のトナーを溶融するのに必要な熱エネルギーを供給しうる温度であり、画像形成される用紙Sの紙種等によって異なる。
定着ベルト61、加圧ローラー62、圧接離間部66、及び加熱源63等の駆動制御は、制御部100によって行われる。
なお、定着部60の構成は上述したものに限定されず、例えば定着面側部材61を定着ローラーで構成してもよいし、裏面側支持部材62を加圧ベルト又は加圧パッドで構成してもよい。
以下において、定着面側部材61と裏面側支持部材62を総称して定着部材FMと記載することとする。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、第1の搬送部53、及び第2の搬送部57等を備える。
給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類ごとに収容される。
第1の搬送部53は、中間搬送ローラー部54、ループローラー部55、及びレジストローラー部56を含む複数の搬送ローラー部を備え、給紙部51又は第2の搬送部57から給紙された用紙Sを画像形成部40の転写部に搬送する。第1の搬送部53により搬送される過程で、用紙Sの傾き及び幅方向の位置(片寄り)が補正される。
第2の搬送部57は、複数の搬送ローラー部が配置されたスイッチバック経路58及び裏面用搬送路59を備える。第2の搬送部57は、用紙Sをスイッチバック経路58に一旦搬送した後、スイッチバックさせて裏面用搬送路59に搬送することにより用紙Sを反転させ、第1の搬送部53(ループローラー部55の上流)に供給する。
第1の搬送部53により搬送されてきた用紙Sが転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面(画像形成面)に一括して二次転写され、定着部60において定着処理が施される。画像が形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
図3は、定着部60の揺動機構を示す図である。図3に示すように、定着面側部材61と裏面側支持部材62で構成される定着部材FM、及び定着部60を構成するその他の部材は、筐体フレーム65に固定される。定着部60は、ベース部材(図示略)に載置され、用紙幅方向に移動可能に支持される。
また、画像形成装置1は定着部60を用紙幅方向に移動させる移動部81、定着部材FMの端部の温度を検出する温度検出部82を備える。
定着部60(筐体フレーム65)の用紙幅方向の一端側(図3では左側)には、偏心カム811が当接して配置され、他端側(図3では右側)には付勢部材812が当接して配置される。偏心カム811は、駆動モーター(図示略)に接続され、回転軸811aを中心に回転する。偏心カム811(駆動モーター(図示略))の駆動制御は、制御部100によって行われる。付勢部材812は、定着部60を偏心カム811側に向けて付勢する。
すなわち、ここでは偏心カム811、付勢部材812、及び駆動モーター(図示略)で移動部81が構成される。なお、移動部81として、ラック・アンド・ピニオン機構を利用したものを適用することもできる。
偏心カム811が回転軸811aを中心に回転することにより、定着部60が用紙幅方向に移動する(図4参照)。例えば、図3に示す基準状態から、偏心カム811が反時計回りに回転すると、定着部60は基準状態よりも左側に移動する(図4A参照)。また例えば、図3に示す基準状態から、偏心カム811が時計回りに回転すると、定着部60は基準状態よりも右側に移動する(図4B参照)。つまり、偏心カム811が回転軸811aを中心に回転することにより、基準状態を揺動中心として、定着部60は用紙幅方向に所定の範囲で揺動する。
用紙Sは、定着部60が図3に示す基準状態となっているとき、定着部材FMの用紙幅方向中央部を通過するように搬送される。すなわち、基準状態においては、定着部材FMの用紙幅方向中央部が用紙Sの通紙領域に対応する通紙部分PFとなり、両端部が用紙Sの非通紙領域に対応する非通紙部分NPF1、NPF2となる。定着部材FMの通紙部分PFの温度制御は用紙Sに熱エネルギーが伝達されることを考慮して行われ、定着部材FMの非通紙部分PFの温度制御は用紙Sへの熱エネルギーの伝達が少ないことを考慮して行われる。
ここで、定着部60が用紙幅方向に移動すると、定着部材FMの通紙部分PF、非通紙部分PF1、PF2は変化することとなる。つまり、基準状態において通紙部分PFと非通紙部分NPF1、NPF2の境界B1、B2の近傍となっている部分は、定着部60の移動に伴い、通紙部分PFとなったり、非通紙部分NPF1、NPF2となったりする。したがって、通紙部分PFと非通紙部分NPF1、NPF2の境界B1、B2の近傍では、加熱源63による温度制御では間に合わず、定着性能が損なわれるような定着処理に不適切な温度になる虞がある。
また、定部60においては、定着器F又は定着器Fから送出される用紙Sからの熱(水蒸気が含まれる場合もある)を外部に放出するために、通常、ファンモーターとエアダクト等による所定のエアフローが形成される。例えば、画像形成装置1の本体背面(図1において紙面奥側、図3において右側)に排気口が設けられている場合、図3に示す定着部60では左側から右側に向けてエアフローが形成される。この場合、定着部材FMの左端部では温度が降下しやすくなり、定着部材FMの右端部では温度が上昇しやすくなる。
そこで、本実施の形態では、温度検出部82により定着部材FMの端部の温度を検出し、その検出結果に基づいて定着部材FMの温度が所定の温度範囲となるように、定着部60の移動制御が行われるようになっている。
温度検出部82は、例えば筐体フレーム65に固定され、定着部60が移動するときに一緒に移動する。つまり、温度検出部82は、定着部60の移動の有無にかかわらず、定着部材FMの所定の部位の温度を検出する。
温度検出部82は、サーミスタや熱電対等の接触式のものであってもよいし、NCセンサー等の非接触式のものであってもよい。また、温度検出部82の検出結果に基づいて、加熱源63の駆動制御を行うようにしてもよい。
温度検出部82は、ここでは定着部材FMの一方の端部(図3では左端部)に対応して配置される。通常、定着部材FMの他方の端部(図3では右端部)における温度変化は、一方の端部の温度変化とは逆の挙動になると考えてよいので、第1の実施の形態では、定着部材FMの一方の端部にのみ対応して温度検出部82を配置している。
ここで、定着部材FMの端部とは、常時、又は定着部60の移動により一時的に非通紙部分又は通紙部分となる部分である。好ましくは、温度検出部82は、基準状態における通紙部分PFと非通紙部分NPF1、NPF2との境界(ここでは境界B1)の近傍に配置される。これにより、定着部60の移動に伴い熱エネルギーの伝達態様が変化する部分における定着部材FMの温度変化を的確に検出することができる。
好ましくは、温度検出部82は、画像形成に用いられる用紙Sの用紙幅情報に基づいて、用紙幅方向の位置を調整できるように構成する。温度検出部82を固定して配置すると、用紙サイズ(用紙幅)によって温度検出部82と用紙端部との相対位置(距離)が変動することとなり、紙種によっては基準状態における通紙部分PFと非通紙部分NPF1、NPF2との境界B1、B2近傍の温度を的確に検出できなくなる虞があるためである。つまり、上述した構成とすることにより、画像形成に用いられる用紙Sの用紙幅が変化しても、基準状態における通紙部分PFと非通紙部分NPF1、NPF2との境界B1、B2近傍の温度を的確に検出することができる。
本実施の形態では、エッジ傷対策として、定着部60を一定周期で用紙幅方向に往復移動させる第1の移動制御が行われる。また、定着部材FMの温度の均一化を図るために、温度検出部82の検出結果に基づいて定着部60を用紙幅方向に移動させる第2の移動制御が行われる。具体的には、制御部100が図5に示す定着移動制御処理を行うことにより、第1の移動制御又は第2の移動制御が選択的に行われる。
図5は、第1の実施の形態に係る定着移動制御処理の一例を示すフローチャートである。図5に示す定着移動制御処理は、例えば、画像形成処理が開始されることに伴い、CPU101がROM102に格納されている所定のプログラムを実行することにより実現される。以下の説明においては、便宜上、温度検出部82は定着部材FMの左端部の温度を検出するように配置され(図3参照)、また定着部材FMの定着温度は170℃であるものとする。
図5のステップS101において、制御部100は、温度検出部82によって検出された検出温度T(定着部材FMの左端部の温度)を取得する。第1の移動制御又は第2の移動制御が行われると、温度検出部82に対応する定着部材FMの左端部が通紙領域に近づいたり(場合によっては通紙領域となることもある)、通紙領域から遠ざかったりするため、温度検出部82による検出温度Tが変化する。具体的には、定着部材FMの左端部が通紙領域に近づくと用紙Sへ伝達される熱エネルギーが増大するので検出温度Tは低下し、通紙領域から遠ざかると用紙Sへ伝達される熱エネルギーが減少するので検出温度Tは上昇することとなる。
ステップS102において、制御部100は、検出温度Tが所定の温度範囲内にあるか否かを判定する。所定の温度範囲とは、定着部60が移動しても、定着部材FMの通紙部分PFの温度を定着温度付近(例えば定着温度170℃±5℃)に保持できるか否かを判断するために設定される温度範囲である。定着温度が170℃である場合、所定の温度範囲は例えば165℃〜190℃に設定される。つまり、検出温度Tが165℃〜190℃の範囲内であれば、定着部60が何れの方向に移動しても定着部材FMの通紙部分PFの温度は定着温度±5℃に保持され、165℃未満又は190℃超となれば、定着部FMが何れかの方向に移動すると通紙部分PFの温度が定着温度±5℃の範囲外になる虞があるということである。
制御部100は、検出温度Tが所定の温度範囲内(ここでは165℃〜190℃)にあると判定した場合はステップS103の処理に移行して第1の移動制御を行い、検出温度Tが所定の温度範囲外であると判定した場合はステップS104の処理に移行して第2の移動制御を行う。これにより、効率よく、定着部材におけるエッジ傷の発生を防止できるとともに、温度の均一化を図ることができ、画像品質の向上を図ることができる。
検出温度Tが所定の温度範囲内にある場合(ステップS102で”YES”)、ステップS103において、制御部100は、第1の移動制御を行う。つまり、定着部60が移動しても通紙部分PFの温度は定着温度付近に保持されると判断できるので、エッジ傷の発生を防止するための第1の移動制御が行われる。
第1の移動制御では、定着部60は、図4に示す揺動範囲内で一定周期で用紙幅方向に往復移動する。
第1の移動制御における定着部60の移動動作は、用紙Sが定着ニップを通過していない非通紙時(いわゆる紙間)に行うのが好ましい。通紙時に定着部60を移動させると、用紙Sに捻れが生じ、紙しわによる通紙不良や画像すれによる画像ノイズが発生する虞があるためである。また、定着部60の移動動作を非通紙時に行う場合は、定着部60の移動速度を、第2の移動制御における移動速度よりも高速に設定することができる(例えば1.0mm/sec)。これにより、用紙幅方向における用紙と定着ニップの相対位置を大きく変化させることができるので、エッジ傷の発生を効率よく防止することができる。
検出温度Tが所定の温度範囲外である場合(ステップS102で”NO”)、ステップS104において、制御部100は、検出温度Tが下限温度TL(ここでは165℃)よりも低いか否か、すなわち検出温度Tが下限温度TLを下回って所定の温度範囲外となっているのか、上限温度TUを超えて所定の温度範囲外となっているのかを判定する。そして、制御部100は、検出温度Tが下限温度TLよりも低いと判定した場合はステップS105の処理に移行し、検出温度Tが下限温度TLよりも高い、つまり検出温度Tが上限温度TU(ここでは190℃)よりも高いと判定した場合はステップS106の処理に移行する。
例えば、図3に示す基準状態よりも定着部60が右側に移動する場合、用紙Sは定着部材FMに対して相対的に左端部側に通紙される、すなわち定着部材FMの左端部が通紙領域に近づく。この場合、定着部材FMの左端部から用紙Sへ伝達される熱エネルギーが増大していくので、検出温度Tが下限温度TLを下回る現象が生じうる。一方、図3に示す基準状態よりも定着部60が左側に移動している場合、用紙Sは定着部材FMに対して相対的に右端部側に通紙される、すなわち定着部材FMの左端部は通紙領域から遠ざかる。この場合、定着部材FMの左端部から用紙Sへ伝達される熱エネルギーは減少していくので、検出温度Tが上限温度TUを超える現象が生じうる。
検出温度Tが下限温度TLを下回っている場合(ステップS104で“YES”)、ステップS105において、制御部100は、定着部材FMの左端部の温度が上昇する方向に定着部60を移動させる。定着部材FMの左端部の温度が上昇する方向とは、定着部材FMの左端部が通紙領域から遠ざかる方向であり、ここでは左側である。定着部60が右側に移動している場合は移動方向が反転され、定着部60が左側に移動している場合は移動方向はそのままとされる。
定着部材FMの左端部が通紙領域から遠ざかると、用紙Sに奪われる熱エネルギーよりも加熱源63から供給される熱エネルギーが大きくなるため、定着部材FMの左端部の温度降下は抑制される。そして、この第2の移動制御が繰り返されることで、定着部材FMの左端部の温度は所定の温度範囲まですぐに回復する。定着部材FMの左端部の温度が所定の温度範囲内に戻ると、次回の定着移動制御処理によって第1の移動制御が行われることとなる。
定着部60が右側に移動して検出温度Tが下限温度TL未満となっているときに、さらに右側に移動すると、用紙Sに伝達される熱エネルギーが不足して定着不良が発生する虞がある。本実施の形態では、ステップS105の第2の移動制御が行われるので、このような不具合が生じるのを防止できる。
ここで、ステップS105の第2の移動制御における定着部60の移動動作は、用紙Sが定着ニップを通過する通紙時にも行うのが好ましい。これにより、定着部材FMの左端部の温度を、短時間で所定の温度範囲まで上昇させることができる。このとき、第2の移動制御における移動速度は、用紙Sに捻れが生じない程度に低速に設定される(例えば0.2mm/sec)。また、第2の移動制御において、用紙Sの捻れを考慮する必要がない非通紙時には、移動速度を高速に設定してもよい(例えば1.0mm/sec)。これにより、エッジ傷の発生を効果的に防止できるとともに、定着部材FMの左端部の温度をより効率よく上昇させることができる。
さらに、制御部100は、温度検出部82の検出結果と所定の温度範囲との乖離量(検出温度Tと下限温度TLとの温度差)に基づいて、定着部60の移動速度を設定するようにしてもよい。例えば、表1に示すように、温度検出部82による検出温度Tと下限温度TL(ここでは165℃)との乖離量が大きくなるに伴い高速になるように設定する。また、第2の移動制御が行われることにより検出温度Tが上昇した場合は、そのときの検出温度Tに応じた移動速度(直前の移動速度よりも低速)に設定される。これにより、用紙Sの捻れを防止しつつ、定着部材FMの左端部の温度をより効率よく上昇させることができる。第2の移動制御を行っても、定着部材FMの左端部の温度が改善されない場合に有効である。
Figure 0005803885
検出温度Tが上限温度TUを超えている場合(ステップS104で“NO”)、ステップS106において、制御部100は、定着部材FMの左端部の温度が降下する方向に定着部60を移動させる。定着部材FMの左端部の温度が降下する方向とは、定着部材FMの左端部が通紙領域に近づく方向であり、ここでは右側である。定着部60が左側に移動している場合は移動方向が反転され、定着部60が右側に移動している場合は移動方向はそのままとされる。
定着部材FMの左端部が通紙領域に近づくと、加熱源63から供給される熱エネルギーよりも用紙Sに奪われる熱エネルギーが大きくなるため、定着部材FMの左端部の温度上昇は抑制される。そして、この第2の移動制御が繰り返されることで、定着部材FMの左端部の温度は所定の温度範囲まですぐに回復する。定着部材FMの左端部の温度が所定の温度範囲内に戻ると、次回の定着移動制御処理によって第1の移動制御が行われることとなる。
定着部60が左側に移動して検出温度Tが上限温度TU超となっているときに、さらに左側に移動すると、定着部材FMの左端部の温度が上昇しすぎて、その後移動方向が反転したときにホットオフセットが発生する虞がある。また、定着部材FMの温度が高温のまま保持されると、定着部材FM(特にゴム材、接着界面)の耐久性が加速度的に劣化する。本実施の形態では、ステップS106の第2の移動制御が行われるので、このような不具合が生じるのを防止できる。
ステップS105の第2の移動制御と同様に、ステップS106の第2の移動制御における定着部60の移動動作は、用紙Sが定着ニップを通過する通紙時にも行うのが好ましい。これにより、定着部材FMの左端部の温度を、短時間で所定の温度範囲まで降下させることができる。このとき、第2の移動制御における移動速度は、用紙Sに捻れが生じない程度に低速に設定される(例えば0.2mm/sec)。また、第2の移動制御において、用紙Sの捻れを考慮する必要がない非通紙時には、移動速度を高速に設定してもよい(例えば1.0mm/sec)。これにより、定着部材FMにおけるエッジ傷の発生を効果的に防止できるとともに、定着部材FMの左端部の温度をより効率よく降下させることができる。
さらに、制御部100は、温度検出部82の検出結果と所定の温度範囲との乖離量(検出温度Tと上限温度TUとの温度差)に基づいて、定着部60の移動速度を設定するようにしてもよい。例えば、表2に示すように、温度検出部82による検出温度Tと上限温度TU(ここでは190℃)との乖離量が大きくなるに伴い高速になるように設定する。また、第2の移動制御が行われることにより検出温度Tが降下した場合は、そのときの検出温度Tに応じた移動速度(直前の移動速度よりも低速)に設定される。これにより、用紙Sの捻れを防止しつつ、定着部材FMの左端部の温度をより効率よく降下させることができる。第2の移動制御を行っても、定着部材FMの左端部の温度が改善されない場合に有効である。
Figure 0005803885
なお、ステップS105の第2の移動制御により図4Bに示すように定着部60が揺動範囲の限界まで右側に移動した後、又はステップS106の第2の移動制御により図4Aに示すように定着部60が揺動範囲の限界まで左側に移動した後は、その状態で所定時間保持されるものとする。所定時間経過しても検出温度Tが改善されない場合は、異常と判断して画像形成処理を停止させるようにしてもよい。
また、ステップS105、S106の第2の移動制御において、制御部100は、温度検出部82の検出結果から算出される所定時間当たりの温度変化量に基づいて、移動速度を増減するようにしてもよい。これにより、定着部材FMの左端部の温度を効率よく所定の温度範囲内に回復させることができる。
具体的には、検出温度Tが下限温度TLを下回る直前、又は検出温度Tが上限温度TUを超える直前における所定時間当たりの温度変化量ΔTが大きい場合(例えばΔT>0.8℃/sec)は第2の移動制御における移動速度を高速に設定し(例えば0.4mm/sec)、所定時間当たりの温度変化量ΔTが小さい場合(例えばΔT<0.8℃/sec)は第2の移動制御における移動速度を低速に設定する(例えば0.2mm/sec)。
このように、第1の実施形態に係る画像形成装置1は、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップを形成し、この定着ニップを通過する用紙Sを加熱、加圧することにより、トナー像を用紙に定着させる定着部材FMと、定着部材FMを用紙幅方向に移動させる移動部81と、定着部材FMの端部に対応して配置されて定着部材FMとともに移動し、定着部材FMの端部の温度を検出する温度検出部82と、温度検出部82の検出結果に基づいて、一定周期で定着部材FMを用紙幅方向に往復移動(揺動)させる第1の移動制御、又は定着部材FMの温度が所定の温度範囲となるように定着部材FMを用紙幅方向に移動させる第2の移動制御を行う制御部100と、を備える。
第1の実施の形態に係る画像形成装置1によれば、定着部60において第1の移動制御と第2の移動制御を適宜に切り替えて実行するので、第1の移動制御により定着部材FMにおけるエッジ傷の発生を防止できるとともに、第2の移動制御により定着部材FMにおける温度の均一化を図ることができ、画像品質の向上を図ることができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、通常、定着部材FMの他方の端部(図3では右端部)における温度変化は、一方の端部の温度変化とは逆の挙動になると考えてよいので、定着部材FMの一方の端部にのみ対応して温度検出部82が配置されている。しかし、第1の実施の形態においては、定着部材FMの右端部の温度が所定の温度範囲外となっていても、左端部の温度が所定の温度範囲外とならなければ第2の移動制御は行われない。
これに対して、第2の実施の形態では、図6に示すように、定着部材FMの左端部に対応して第1の温度検出部82Aが配置され、右端部に対応して第2の温度検出部82Bが配置されている。これにより、定着部材FMの一方の端部でだけ所定の温度範囲外となる場合にも対応することができる。
好ましくは、温度検出部82A、82Bは、基準状態における通紙部分PFと非通紙部分NPF1、NPF2との境界B1、B2の近傍に配置される。これにより、定着部60の移動に伴い熱エネルギーの伝達態様が変化する部分における定着部材FMの温度変化を的確に検出することができる。なお、その他の構成は第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
図7は、第2の実施の形態に係る定着移動制御処理の一例を示すフローチャートである。図7に示す定着移動制御処理は、例えば、画像形成処理が開始されることに伴い、CPU101がROM102に格納されている所定のプログラムを実行することにより実現される。なお、図7の定着移動制御処理において、第1の実施の形態と同様である事項については、説明を省略する。
図7のステップS201において、制御部100は、第1の温度検出部82Aで検出された第1の検出温度TA、及び第2の温度検出部82Bによって検出された第2の検出温度TBを取得する。
ステップS202において、制御部100は、第1の検出温度TAが所定の温度範囲内(ここでは165℃〜190℃)にあるか否かを判定する。そして、制御部100は、第1の検出温度TAが所定の温度範囲内にあると判定した場合はステップS203の処理に移行し、第1の検出温度TAが所定の温度範囲外であると判定した場合はステップS204の処理に移行する。
ステップS203において、制御部100は、第2の検出温度TBが所定の温度範囲内(ここでは165℃〜190℃)にあるか否かを判定する。そして、制御部100は、第2の検出温度TBが所定の温度範囲内にあると判定した場合はステップS205の処理に移行し、第2の検出温度TBが所定の温度範囲外であると判定した場合はステップS206の処理に移行する。
ステップS203と同様に、ステップS204において、制御部100は、第2の検出温度TBが所定の温度範囲内(ここでは165℃〜190℃)にあるか否かを判定する。そして、制御部100は、第2の検出温度TBが所定の温度範囲内にあると判定した場合はステップS207の処理に移行し、第2の検出温度TBが所定の温度範囲外であると判定した場合はステップS208の処理に移行する。
第1の検出温度TA及び第2の検出温度TBが何れも所定の温度範囲内にある場合(ステップS202で“YES”→ステップS203で“YES”)、ステップS205において、制御部100は、第1の移動制御を行う。つまり、定着部60が移動しても通紙部分PFの温度は定着温度付近に保持されると判断できるので、エッジ傷の発生を防止するための第1の移動制御が行われる。
第1の検出温度TAが所定の温度範囲内であり、第2の検出温度TBが所定の温度範囲外である場合(ステップS202で“YES”→ステップS203で“NO”)、ステップS206において、制御部100は、第2の検出温度TBに従って第2の移動制御を行う。この第2の移動制御は、図5のステップS104〜S106と同様である。
すなわち、第2の検出温度TBが下限温度TLを下回っている場合、制御部100は、定着部材FMの右端部の温度が上昇する方向に定着部60を移動させる。このときの移動速度は、第1の実施の形態と同様に制御される。この第2の移動制御が繰り返されることで、定着部材FMの右端部の温度は所定の温度範囲まで回復する。
また、第2の検出温度TBが上限温度TUを超えている場合、制御部100は、定着部材FMの右端部の温度が降下する方向に定着部60を移動させる。この第2の移動制御が繰り返されることで、定着部材FMの左端部の温度は所定の温度範囲まで回復する。
なお、ステップS206における第2の移動制御により定着部材FMの右端部の温度は所定の温度範囲まで回復するが、定着部材FMの左端部における温度変化は、右端部の温度変化とは逆の挙動になる。そのため、第2の検出温度TBが所定の温度範囲まで回復する前に第1の検出温度TAが所定の温度範囲外となることもあり得る。このような場合は、ステップS208における第2の移動制御が行われることとなる。
第1の検出温度TAが所定の温度範囲外であり、第2の検出温度TBが所定の温度範囲内である場合(ステップS202で“NO”→ステップS204で“YES”)、ステップS207において、制御部100は、第1の検出温度TAに従って第2の移動制御を行う。この第2の移動制御(移動速度の制御も含む)は、図5のステップS104〜S106と同様である。
すなわち、第1の検出温度TAが下限温度TLを下回っている場合、制御部100は、定着部材FMの左端部の温度が上昇する方向に定着部60を移動させる。このときの移動速度は、第1の実施の形態と同様に制御される。この第2の移動制御が繰り返されることで、定着部材FMの左端部の温度は所定の温度範囲まで回復する。
また、第1の検出温度TAが上限温度TUを超えている場合、制御部100は、定着部材FMの左端部の温度が降下する方向に定着部60を移動させる。この第2の移動制御が繰り返されることで、定着部材FMの左端部の温度は所定の温度範囲まで回復する。
なお、ステップS207における第2の移動制御により定着部材FMの左端部の温度は所定の温度範囲まで回復するが、定着部材FMの右端部における温度変化は、左端部の温度変化とは逆の挙動になる。そのため、第1の検出温度TAが所定の温度範囲まで回復する前に第2の検出温度TBが所定の温度範囲外となることもあり得る。このような場合は、ステップS208における第2の移動制御が行われることとなる。
第1の検出温度TA及び第2の検出温度TBが何れも所定の温度範囲外である場合(ステップS202で“NO”→ステップS204で“NO”)、ステップS208において、制御部100は、第1の検出温度TA又は第2の検出温度TBに従って第2の移動制御を行う。第1の検出温度TAに従って第2の移動制御を行う場合はステップS207の処理と同様となり、第2の検出温度TBに従って第2の移動制御を行う場合はステップS206の処理と同様となる。
ここで、第1の検出温度TAと第2の検出温度TBの何れに従って第2の移動制御を行うかは予め設定される。
例えば、第1の検出温度TAと第2の検出温度TBのうち、上限温度TUを超えて所定の範囲外となっている方の検出温度に従って第2の移動制御を行うように設定される。この設定は、定着部材FMの耐久性の劣化防止を優先して行う場合に有用である。
また例えば、第1の検出温度TAと第2の検出温度TBのうち、下限温度TLを超えて所定の範囲外となっている方の検出温度に従って第2の移動制御を行うように設定される。この設定は、定着部60における定着性能の確保を優先して行う場合に有用である。
また例えば、第1の検出温度TAと第2の検出温度TBのうち、所定の温度範囲との乖離量(検出温度Tと下限温度TLとの温度差)が大きい方の検出温度に従って第2の移動制御を行うように設定される。この設定は、定着部材FMの温度の均一化を図る場合に有用である。
なお、ステップS208における第2の移動制御により定着部材FMの左端部又は右端部の一方の温度が所定の温度範囲まで回復した場合は、ステップS206又はステップS207における第2の移動制御が行われることとなる。
また、定着部材FMの左端部、右端部における温度変化は逆の挙動を示すため、第1の検出温度TAと第2の検出温度TBが何れも上限温度TUを超える、又は下限温度TLを下回ることは想定されにくいが、このような場合は所定の温度範囲との乖離量が大きい方の検出温度に従って第2の移動制御を行うようにすればよい。
このように、第2の実施形態に係る画像形成装置1は、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップを形成し、この定着ニップを通過する用紙Sを加熱、加圧することにより、トナー像を用紙に定着させる定着部材FMと、定着部材FMを用紙幅方向に移動させる移動部81と、定着部材FMの端部に対応して配置されて定着部材FMとともに移動し、定着部材FMの端部の温度を検出する温度検出部82A、82Bと、温度検出部82A、82Bの検出結果に基づいて、一定周期で定着部材FMを用紙幅方向に往復移動(揺動)させる第1の移動制御、又は定着部材FMの温度が所定の温度範囲となるように定着部材FMを用紙幅方向に移動させる第2の移動制御を行う制御部100と、を備える。
第2の実施の形態に係る画像形成装置1によれば、定着部60において第1の移動制御と第2の移動制御を適宜に切り替えて実行するので、第1の移動制御により定着部材FMにおけるエッジ傷の発生を防止できるとともに、第2の移動制御により定着部材FMにおける温度の均一化を図ることができ、画像品質の向上を図ることができる。
また、第2の実施の形態に係る画像形成装置1では、温度検出部が、定着部材FMの左端部に対応して配置される第1の温度検出部82Aと、右端部に配置される第2の温度検出部82Bと、で構成され、第1の検出温度TA(第1の温度検出部82Aの検出結果)又は第2の検出温度TB(第2の温度検出部82Bの検出結果)に基づいて第2の移動制御が行われる。
これにより、定着部材FMの一方の端部でだけ所定の温度範囲外となる場合にも対応することができる。すなわち、第2の移動制御が早期に開始されることとなるので、定着部材FMの温度の均一化を図るのに有用である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、実施の形態における温度検出部82(82A、82B)を、画像形成に用いられる最大サイズの用紙の通紙領域外に固定して、配置するようにしてもよい。通紙範囲内に比べて非通紙部温度の許容範囲は広いため、用紙のエッジ傷対策の第1の移動の効果を十分に発揮しつつ、最低限の温度制御(次回プリント時のホットオフセットの防止、光沢ノイズ等の対策、待ち時間の抑制のための温度制御)が可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
10 画像読取部
20 操作表示部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部
61 定着面側部材
62 裏面側支持部材
63 加熱源
81 移動部
82、82A、82B 温度検出部
100 制御部
F 定着器
FM 定着部材
PF 通紙部分
NPF1、NPF2 非通紙部分

Claims (9)

  1. 用紙を狭持して搬送する定着ニップを形成し、この定着ニップを通過する用紙を加熱、加圧することにより、トナー像を用紙に定着させる定着部材と、
    前記定着部材を用紙幅方向に移動させる移動部と、
    前記定着部材の端部に対応して配置されて前記定着部材とともに移動し、前記端部の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部による検出結果が所定の温度範囲内である場合に、一定周期で前記定着部材を用紙幅方向に往復移動させる第1の移動制御を行い、前記温度検出部による検出結果が前記所定の温度範囲外である場合に、前記定着部材の温度が前記所定の温度範囲となるように、用紙が前記定着ニップを通過する通紙中に前記定着部材を用紙幅方向に移動させる第2の移動制御を行う制御部と、を備え
    前記制御部は、前記定着部材の移動方向とともに、前記定着部材の移動速度を制御し、前記温度検出部の検出結果と前記所定の温度範囲との乖離量に基づいて、前記第2の移動制御における前記定着部材の移動速度を設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記温度検出部の検出結果が前記所定の温度範囲の上限温度を超える場合に当該温度検出部が配置されている前記端部の温度が降下する方向に前記定着部材を移動させ、前記温度検出部の検出結果が前記所定の温度範囲の下限温度を下回る場合に当該温度検出部が配置されている前記端部の温度が上昇する方向に前記定着部材を移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記温度検出部の検出結果から算出される所定時間あたりの温度変化量に基づいて、前記移動速度を増減することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記温度検出部は、基準状態において用紙が通過することとなる通紙部分と、用紙が通過しないこととなる非通紙部分との境界の近傍に配置されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記温度検出部が、前記定着部材の一方の端部に配置される第1の温度検出部と、他方の端部に配置される第2の温度検出部と、を有し、
    前記制御部は、前記第1の温度検出部又は前記第2の温度検出部の検出結果に基づいて前記第2の移動制御を行うことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記第1の温度検出部と前記第2の温度検出部のうち、前記所定の温度範囲の上限温度を超えている方の検出結果に基づいて前記第2の移動制御を行うことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記第1の温度検出部と前記第2の温度検出部のうち、前記所定の温度範囲の下限温度を下回る方の検出結果に基づいて前記第2の移動制御を行うことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記第1の温度検出部と前記第2の温度検出部のうち、前記所定の温度範囲からの乖離量が大きい方の検出結果に基づいて前記第2の移動制御を行うことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 定着部材により用紙を狭持して搬送する定着ニップを形成し、この定着ニップに用紙を通過させて加熱、加圧することにより、トナー像を用紙に定着させる画像形成方法であって、
    前記定着部材の端部の温度を検出し、
    検出された前記定着部材の端部の温度が所定の温度範囲内である場合に、一定周期で前記定着部材を用紙幅方向に往復移動させる第1の移動制御を行い、検出された前記定着部材の端部の温度が前記所定の温度範囲外である場合に、前記定着部材の温度が前記所定の温度範囲となるように、用紙が前記定着ニップを通過する通紙中に前記定着部材を用紙幅方向に移動させる第2の移動制御を行い
    前記第1の移動制御及び前記第2の移動制御では、前記定着部材の移動方向とともに、前記定着部材の移動速度を制御し、
    前記第2の移動制御では、前記温度を検出する工程における検出結果と前記所定の温度範囲との乖離量に基づいて、前記定着部材の移動速度を設定することを特徴とする画像形成方法。
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