JP2013242478A - 画像形成装置 - Google Patents

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Kazunori Nishinoue
一紀 西埜植
Tetsuko Kurosu
哲子 黒須
Makoto Fujii
誠 藤井
Takashi Yamada
貴 山田
Taizo Onishi
泰造 大西
Hiroshi Matsumoto
浩 松本
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Abstract

【課題】用紙エッジ傷の発生を防止することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置100は、トナー像が形成された記録用紙を定着ニップ部により加熱および加圧して、記録用紙にトナー像を定着させる定着ユニット161と、定着ユニット161を記録用紙の搬送方向に直交する方向に揺動させる揺動部180と、所定の画像形成条件に応じて定着ユニット161の直交方向における単位時間あたりの移動量を変更するよう揺動部180を制御する制御部200とを備える。具体的には、制御部200は、記録用紙が定着ニップ部を通過中である場合、定着ユニット161の移動量を、記録用紙が定着ニップ部を通過中でない場合よりも大きくするように制御する。よって、記録用紙のエッジ部分と定着ベルトとの接触時間が短くなり、用紙エッジ傷の発生を防止することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
一般に、電子写真プロセスにより画像を形成する画像形成装置では、像担持体(感光体ドラム等)の表面が所定の電位に帯電され、これに画像露光が施されて静電潜像が形成される。そして、この感光体ドラム表面の潜像が現像手段により現像剤(トナー)を用いて現像され、トナー画像として可視化される。得られたトナー画像が感光体ドラムに搬送された記録用紙に転写され、トナー画像を担持した記録用紙が定着ユニットに搬送され、定着ユニットにより記録用紙上の未定着トナー画像が加熱定着されて、記録用紙上に画像が形成される。
ところで、画像形成装置では、定着ユニットにおいて同一サイズの記録用紙を多量に処理する場合、当該記録用紙のエッジ部分が定着ユニットの定着ローラー上の同一位置に常に接することが起きる。そのため、定着ローラーにおいて記録用紙のエッジ部分が当接する位置には、当該定着ローラーの円周に沿って傷(以下、用紙エッジ傷という)が付き、その用紙エッジ傷により画像品質が劣化するという問題が知られている。
この問題を解決するため、定着ユニットを記録用紙の搬送方向に直交する方向に揺動させることにより、記録用紙のエッジ部分が定着ローラーと当接する位置を常に変化させるようにした画像形成装置が開発されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−274558号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、定着ユニットを揺動させる際の画像形成条件によっては、用紙エッジ傷の発生を防止することができない場合があるという問題があった。
本発明は、用紙エッジ傷の発生を防止することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、
トナー像が形成された記録用紙を定着ニップ部により加熱および加圧して、当該記録用紙に前記トナー像を定着させる定着ユニットと、
前記定着ユニットを前記記録用紙の搬送方向に直交する方向に揺動させる揺動部と、
所定の画像形成条件に応じて前記定着ユニットの直交方向における単位時間あたりの移動量を変更するよう前記揺動部を制御する制御部と、
を備える。
本発明によれば、用紙エッジ傷の発生を防止することが可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る実施の形態を示す画像形成装置の縦断面図である。 本発明に係る実施の形態を示す画像形成装置の制御ブロック図である。 本発明に係る実施の形態を示す定着ユニットの構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態を示す定着ユニットの揺動機構を示す図である。 記録用紙の坪量および定着ユニットの移動量に応じた用紙エッジ傷の発生状況を示す図である。 本発明に係る実施の形態を示す定着ユニットの構成を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1、2に示す画像形成装置100は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、感光体上に形成されたC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写体に転写(一次転写)し、中間転写体上で4色のトナー像を重ね合わせた後、記録用紙に転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
画像形成装置100には、CMYKの4色に対応する感光体を中間転写体の走行方向に直列配置し、中間転写体に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
画像形成装置100は、画像読取部110、操作表示部120、画像処理部130、画像形成部140、搬送部150、定着部160、揺動部180、温湿度検出部182、用紙位置検出部184a,184bおよび制御部200を備える。
制御部200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203等を備えている。CPU201は、ROM202から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM203に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置100の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部172に格納されている各種データが参照される。記憶部172は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部200は、通信部171を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピュータ)との間で各種データの送受信を行う。制御部200は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて記録用紙に画像を形成させる。通信部171は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部110は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置111および原稿画像走査装置(スキャナー)112等を備える。
自動原稿給紙装置111は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置112へ送り出す。自動原稿給紙装置111は、原稿トレイに載置された原稿Dの画像(両面を含む)を連続的に読み取ることができる。
原稿画像走査装置112は、自動原稿給紙装置111からコンタクトガラス上に搬送された原稿Dまたはコンタクトガラス上に載置された原稿Dを光学的に走査し、原稿Dからの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー112aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部110は、原稿画像走査装置112による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部130において所定の画像処理が施される。
操作表示部120は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部121および操作部122として機能する。表示部121は、制御部200から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部122は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部200に出力する。
画像処理部130は、入力画像データに対して、初期設定またはユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部130は、制御部200の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部130は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部140が制御される。
画像形成部140は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット141Y、141M、141C、141Kおよび中間転写ユニット142等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット141Y、141M、141C、141Kは、同様の構成を有する。図示および説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、CまたはKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット141Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット141M、141C、141Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット141の構成を画像形成ユニット141Yにより説明する。画像形成ユニット141Yは、露光装置1411、現像装置1412、感光体ドラム1413、帯電装置1414およびドラムクリーニング装置1415等を備えている。
感光体ドラム1413は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。
帯電装置1414は、光導電性を有する感光体ドラム1413の表面を一様に負極性に帯電させる。露光装置1411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム1413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム1413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム1413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム1413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置1412は、各色成分の現像剤(例えば、小粒径のトナーと磁性体とからなる二成分現像剤)を収容しており、感光体ドラム1413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置1415は、感光体ドラム1413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレードを有する。一次転写後に感光体ドラム1413の表面に残存する転写残トナーは、ドラムクリーニングブレードによって掻き取られ、除去される。
中間転写ユニット142は、中間転写体となる中間転写ベルト1421、一次転写ローラー1422、二次転写ローラー1423、駆動ローラー1424、従動ローラー1425およびベルトクリーニング装置1426等を備えている。
中間転写ベルト1421は無端状ベルトで構成され、駆動ローラー1424および従動ローラー1425に掛け渡される。中間転写ベルト1421は、駆動ローラー1424の回転により矢印A方向に一定速度で走行する。一次転写ローラー1422によって、中間転写ベルト1421が感光体ドラム1413に圧接されると、中間転写ベルト1421に各色トナー像が順次重ねて一次転写される。そして、中間転写ベルト1421が二次転写ローラー1423によって記録用紙Sに圧接されると、中間転写ベルト1421に一次転写されたトナー像が記録用紙Sに二次転写される。
ベルトクリーニング装置1426は、中間転写ベルト1421の表面に摺接されるベルトクリーニングブレードを有する。二次転写後に中間転写ベルト1421の表面に残存する転写残トナーは、ベルトクリーニングブレードによって掻き取られ、除去される。
定着部160は、搬送されてきた記録用紙Sを定着ニップ部で加熱、加圧することにより、記録用紙Sにトナー像を定着させる。定着部160は、定着ユニット161とエア分離ユニット162とを備える。定着ユニット161は、一対の定着部材を圧接することにより形成される定着ニップ部に記録用紙Sを通過させて、この記録用紙S上に転写されたトナー画像に熱源からの熱を与えることにより、記録用紙Sにトナー画像を定着させる。エア分離ユニット162は、定着ニップ部における記録用紙Sの排紙側から記録用紙Sに向けて圧縮空気を出力することにより定着部材から記録用紙Sを分離する。
搬送部150は、給紙部151、搬送機構152および排紙部153等を備える。給紙部151を構成する3つの給紙トレイユニット151a〜151cには、記録用紙の坪量やサイズ等に基づいて識別された記録用紙(規格用紙、特殊用紙)Sがあらかじめ設定された種類ごとに収容される。
給紙トレイユニット151a〜151cに収容されている記録用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、レジストローラー152a等の複数の搬送ローラーを備えた搬送機構152により画像形成部140に搬送される。このとき、レジストローラー152aが配設されたレジスト部により、給紙された記録用紙Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部140において、中間転写ベルト1421のトナー像が記録用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部160において定着工程が施される。画像形成された記録用紙Sは、排紙ローラー153aを備えた排紙部153により画像形成装置100の外に排紙される。
次に、図3を参照し、定着ユニット161の構成について図3を参照しながら説明する。定着ユニット161は、ベルト加熱方式により構成される。定着ユニット161は、筐体部材210を有し、筐体210の中に、定着ニップ部を形成する上側加圧部と下側加圧部とを有する。上側加圧部は、加熱部材としての加熱ローラー210bと、定着部材としての定着ローラー210cとを有する。加熱ローラー210bと定着ローラー210cとの間には、無端状の定着ベルト210aが所定のベルト張力(例えば250N)で張架されている。下側加圧部は、加圧ローラー210dを有する。なお、下側加圧部は、一対のローラーによって回転駆動されるベルトを備えたベルト構造でも良い。加圧ローラー210dは、定着ベルト210aを介して定着ローラー210cに所定の定着荷重(例えば2500N)で押圧される。このようにして、定着ローラー210cと加圧ローラー210dとの間には、記録用紙Sを狭持して搬送する定着ニップ部NPが形成される。
定着ベルト210aは、トナー像が形成された記録用紙Sに接触して、この記録用紙Sを定着温度(例えば160〜200℃)で加熱する。ここで、定着温度とは、記録用紙S上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度であり、画像形成される記録用紙の紙種等によって異なる。
定着ベルト210aは、例えば、厚さ70[μm]のPI(ポリイミド)から成る基体の外周面を弾性層として厚さ200[μm]の耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A30[°])で被覆し、更に、表層に厚さ30[μm]の耐熱性樹脂であるPFA(パーフルオロアルコキシ)のコーティングをして成る。
加熱ローラー210bは、定着ベルト210aを加熱する。加熱ローラー210bは、定着ベルト210aを加熱する加熱手段としてのハロゲンヒーター210eを内蔵している。ハロゲンヒーター210eは、例えば、アルミニウム等から形成された円筒状の芯金における外周面をPTFEでコーティングした樹脂層で被覆されている。なお、ハロゲンヒーター210eは、異なった紙幅に対応するために、例えば1200[W]のものを2本、750[W]のものを2本、500[W]のものを1本用いて構成され、記録用紙Sの異なる紙幅に対応させて軸方向に異なる発熱分布になるように配置されている。
ハロゲンヒーター210eの温度は、制御部200によって制御される。ハロゲンヒーター210eによって加熱ローラー210bが加熱され、その結果、定着ベルト210aが加熱される。
定着ローラー210cは、加圧ローラー210dとともに、定着ニップ部NPを形成するための加圧部を構成する。定着ローラー210cの駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、回転数等)は、制御部200によって行われる。
定着ローラー210cは、例えば、鉄等の金属から形成された中実の芯金を、弾性層として厚さ20[mm]の耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A5[°])で被覆し、さらに、厚さ30[μm]の低摩擦で耐熱性樹脂であるPTFEでコーティングした樹脂層で被覆したものである。
加圧ローラー210dは、定着ローラー210cとともに、定着ニップ部NPを形成するための加圧部を構成する。加圧ローラー210dは、押圧手段(図示略)により定着ベルト210aを介して定着ローラー210cに押圧される。加圧ローラー210dの駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、回転数等)は、制御部200によって行われる。
加圧ローラー210dは、アルミニウム等から形成された円筒状の芯金の外周面を、弾性層として厚さ1[mm]の耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A30[°])で被覆し、更に、厚さ30μmのPFAチューブの樹脂層で被覆したものである。
定着ユニット161における定着速度は、例えば、300〜500[mm/s]である。ここで、定着速度とは、定着ローラー210cと加圧ローラー210dとによって形成される定着ニップ部NPを、記録用紙Sが通過する速度である。
温湿度検出部182は、画像形成装置100周囲、具体的には定着ニップ部NPの近傍に配置されている。温湿度検出部182は、画像形成装置100周囲の温度および相対湿度を検出し、その検出信号を制御部200に出力する。制御部200は、温湿度検出部182から出力された検出信号を参照し、画像形成装置100周囲の絶対湿度を算出する。
用紙位置検出部184a,184bは、記録用紙Sの搬送方向における位置を認識するため、定着ユニット161の入口下側部分および出口下側部分にそれぞれ設けられている。用紙位置検出部184a,184bは、搬送される記録用紙Sの通過を検出すると、その旨の信号(以下、用紙検出信号と称する)を制御部200に出力する。用紙位置検出部184a,184bは、例えば反射型フォトセンサにより構成されるが、これに限定されるものではなく、記録用紙Sが通過したことを検出できるセンサーであれば、その検出方式は問わない。
ベース部材212は、筐体部材210を記録用紙Sの搬送方向に直交する方向(以下、直交方向という)に揺動可能に支持する。
次に、定着ユニット161を収容する筐体部材210の揺動機構について図4を参照しながら説明する。図4は、筐体部材210を図3における上面からみた図である。
図4に示すように、画像形成装置100の操作部122側である筐体部材210の手前側には、画像形成装置100本体側に設けられた定着スライドカム218が配置されている。また、画像形成装置100の後側板214には、筐体部材210の奥側に接し、筐体部材210を定着スライドカム218側に付勢するスライドバネ216が配置されている。定着スライドカム218およびスライドバネ210は、揺動部180として機能する。すなわち、この揺動部180により、定着ユニット161を直交方向に揺動させる。
図4(a)に示す状態では、筐体部材210は、スライドバネ216の付勢力を受け、筐体部材210手前側は、定着スライドカム218に押し付けられている。
上述した状態で、図4(b)に示すように定着スライドカム218を矢印c方向に軸220中心で回転させると、筐体部材210はベース部材212上で、搬送方向(矢印a方向)に直交する方向(矢印b方向)に移動することができる。制御部200は、定着スライドカム218の回転に関する制御(例えば、回転のオン/オフ等)を行う。制御部200は、揺動部180を制御し、定着ユニット161を連続的または間欠的に揺動させる。
制御部200は、所定の画像形成条件に応じて、定着スライドカム218の単位時間あたりの回転量を変更することによって、筐体部材210(定着ユニット161)の直交方向における単位時間あたりの移動量(以下、定着ユニット161の移動量という)を変更する。ここで、所定の画像形成条件は、記録用紙Sのエッジ部分が定着ベルト210a上の同一位置に接することによる、用紙エッジ傷の発生のしやすさに影響を与える条件である。例えば、所定の画像形成条件は、記録用紙Sが定着ニップ部NPを通過中であるか否か、記録用紙Sの坪量、記録用紙Sの紙種、画像形成装置100周囲の絶対湿度、定着ユニット161における定着速度、または、定着ユニット161における定着温度等である。
制御部200は、記録用紙Sが定着ニップ部NPを通過中である場合(すなわち、用紙位置検出部184a,184bの少なくとも一方から用紙検出信号が出力されている場合)、定着ユニット161の移動量を、記録用紙Sが定着ニップ部NPを通過中でない場合よりも大きくするように制御する。これにより、記録用紙Sが定着ニップ部NPを通過中である場合、記録用紙Sのエッジ部分と定着ベルト210aとの接触時間が短くなり、用紙エッジ傷の発生を防止することができる。
また、制御部200は、記録用紙Sの坪量が大きいほど定着ユニット161の移動量を大きくするように制御する。このように制御している理由は、記録用紙Sの坪量が大きいほど記録用紙Sは硬化し、記録用紙Sのエッジ部分と接触する定着ベルト210aにおいて用紙エッジ傷が発生しやすくなるからである。
また、制御部200は、記録用紙Sが普通紙である場合、定着ユニット161の移動量を、記録用紙Sがコート紙である場合よりも大きくするように制御する。このように制御している理由は、コート紙ではエッジ処理が悪く、かえりが大きいため、記録用紙Sのエッジ部分と接触する定着ベルト210aにおいて用紙エッジ傷が発生しやすくなるからである。
また、制御部200は、画像形成装置100周囲の絶対湿度が低いほど定着ユニット161の移動量を大きくするように制御する。このように制御している理由は、画像形成装置100周囲の絶対湿度が低いほど記録用紙Sは硬化し、記録用紙Sのエッジ部分と接触する定着ベルト210aにおいて用紙エッジ傷が発生しやすくなるからである。
また、制御部200は、定着ユニット161における定着速度が速いほど定着ユニット161の移動量を大きくするように制御する。このように制御している理由は、定着速度が速いほど、記録用紙Sのエッジ部分と接触する定着ベルト210aにおいて用紙エッジ傷が発生しやすくなるからである。
また、制御部200は、定着ユニット161における定着温度が低いほど定着ユニット161の移動量を大きくするように制御する。このように制御している理由は、定着温度が低いほど、記録用紙Sのエッジ部分と接触する定着ベルト210aにおいて用紙エッジ傷が発生しやすくなるからである。
以上詳しく説明したように、本実施の形態の画像形成装置100は、トナー像が形成された記録用紙Sを定着ニップ部NPにより加熱および加圧して、記録用紙Sにトナー像を定着させる定着ユニット161と、定着ユニット161を記録用紙Sの搬送方向に直交する方向に揺動させる揺動部180と、所定の画像形成条件に応じて定着ユニット161の直交方向における単位時間あたりの移動量を変更するよう揺動部180を制御する制御部200とを備える。
このように構成した本実施の形態によれば、用紙エッジ傷が発生しやすい条件において、記録用紙Sのエッジ部分と定着ベルト210aとの接触時間が短くなり、用紙エッジ傷の発生を防止することができる。よって、定着ベルト210aの耐久性を向上させることができる。
次に、本発明者が行った、本発明の有効性を確認する実験の結果について説明する。実験では、記録用紙(普通紙)の坪量、定着ユニット161の移動量を異ならせた各条件において、用紙エッジ傷の発生状況を確認した。図5は、用紙エッジ傷の発生状況を下記評価基準により評価した結果を示す。
(用紙エッジ傷の発生状況)
○:用紙エッジ傷は発生しなかった
△:用紙エッジ傷は発生したが、その用紙エッジ傷は実用上問題とならないレベルである
×:用紙エッジ傷は発生し、その用紙エッジ傷は実用上問題となるレベルである
図5に示すように、坪量が小さい記録用紙Sでは定着ユニット161の移動量が小さくても用紙エッジ傷は発生しないが、坪量の大きい記録用紙Sでは定着ユニット161の移動量をおおきくすることで用紙エッジ傷の発生を防止することができた。
なお、上記実施の形態では、スライドバネ216により筐体部材210を用紙搬送方向に付勢し、筐体部材210をスライドカム218の回転により移動させる例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、筐体部材210の長手方向(直交方向)にラックギアを設け、さらにラックギアに噛合して回転するピニオンギアを設けて、ピニオンギアを回転することにより筐体部材210を直交方向に移動させる構成としても良い。
また、上記実施の形態において、定着ユニット161は、図6に示すように、定着ニップ部NPにおいて記録用紙Sを加圧する加圧ローラー210d、加圧ローラー210dとともに定着ニップ部NPを形成する定着ローラー210cとを備える構成でも良い。この場合も、制御部200は、所定の画像形成条件に応じて、定着スライドカム218の単位時間あたりの回転量を変更することによって、定着ユニット161の移動量を変更する。よって、用紙エッジ傷が発生しやすい条件において、記録用紙Sのエッジ部分と定着ローラー210cとの接触時間が短くなり、用紙エッジ傷の発生を防止することができる。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 画像形成装置
161 定着ユニット
180 揺動部
182 温湿度検出部
184a,184b 用紙位置検出部
200 制御部

Claims (7)

  1. トナー像が形成された記録用紙を定着ニップ部により加熱および加圧して、当該記録用紙に前記トナー像を定着させる定着ユニットと、
    前記定着ユニットを前記記録用紙の搬送方向に直交する方向に揺動させる揺動部と、
    所定の画像形成条件に応じて前記定着ユニットの直交方向における単位時間あたりの移動量を変更するよう前記揺動部を制御する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記画像形成条件は、前記記録用紙が前記定着ニップ部を通過中であるか否かであり、
    前記制御部は、前記記録用紙が前記定着ニップ部を通過中である場合、前記移動量を、前記記録用紙が前記定着ニップ部を通過中でない場合よりも大きくするよう前記揺動部を制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成条件は、前記記録用紙の坪量であり、
    前記制御部は、前記坪量が大きいほど前記移動量を大きくするよう前記揺動部を制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定の画像形成条件は、前記記録用紙の紙種であり、
    前記制御部は、前記記録用紙が普通紙である場合、前記移動量を、前記記録用紙がコート紙である場合よりも大きくするよう前記揺動部を制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の画像形成条件は、前記画像形成装置周囲の絶対湿度であり、
    前記制御部は、前記絶対湿度が低いほど前記移動量を大きくするよう前記揺動部を制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記所定の画像形成条件は、前記定着ユニットにおける定着速度であり、
    前記制御部は、前記定着速度が速いほど前記移動量を大きくするよう前記揺動部を制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記所定の画像形成条件は、前記定着ユニットにおける定着温度であり、
    前記制御部は、前記定着温度が低いほど前記移動量を大きくするよう前記揺動部を制御する請求項1に記載の画像形成装置。
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