JP6405693B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体(像担持体)へ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー画像を形成する。さらに、このトナー画像を直接又は間接的に用紙に転写させた後、加熱、加圧して定着させることにより用紙に画像を形成する。
このようにトナー像を定着させる定着装置としては、定着ローラーや定着ベルト等の定着面側部材と、定着面側部材に圧接される加圧ローラーや加圧ベルト等の裏面側支持部材とによって形成された定着ニップで、トナー像が転写された用紙を通紙しながら、加熱および加圧する熱定着方式の定着装置がある。
特許文献1には、加熱手段を有する加熱ローラと、加熱ローラを押圧する加圧ローラと、加圧ローラに当接する外加熱ローラと、定着する記録紙の紙質を検知する検知手段と、検知手段の検知結果に応じて、外加熱ローラの表面温度を第1の温度若しくは第2の温度に自動的に設定すべく制御する制御手段とを備えた定着装置が提案されている。
また、特許文献2には、加熱源によって加熱される回転可能な加熱回転体と、加熱回転体との間で記録材が挟持搬送されて通紙されるニップ部を形成する加圧部材と、加熱回転体、加圧部材の少なくとも一方の非通紙部に送風する送風手段とを備え、送風手段の送風稼働開始直前に加熱源に供給されている電力供給量を検出することによって、通紙可能な最小サイズの幅の記録材が通過しない非通紙部(端部)の昇温速度を認識し、その端部昇温速度に応じた送風量に設定して送風手段による送風を行う構成が提案されている。
また、特許文献3には、複数個の加熱手段を有し、用紙上のトナー像を定着させる定着手段と、この定着手段における複数個の加熱手段に対応する複数の部分の温度をそれぞれ検出する複数個の温度検出手段と、この複数個の温度検出手段の温度検出信号に基づいて複数個の加熱手段をそれぞれ独立して制御する制御手段とを有する定着装置が提案されている。
特開2007−25540号公報 特開2013−117551号公報 特開平10−228206号公報
ところで、上記のような熱定着方式の定着装置においては、定着ニップに通紙可能な最大幅の用紙よりも幅が小さい小サイズ用紙を連続的に通紙して定着を実行させた場合に、定着面側部材の非通紙領域(定着面側部材の表面のうち小サイズ用紙と接触しない領域)の表面温度が過度に上昇する、いわゆる非通紙部昇温現象が発生する。
これは、小サイズ用紙を連続的に通紙すると、用紙の通過しない非通紙領域では、当該小サイズ用紙による奪熱がない分だけ、部分的に蓄熱されるためである。非通紙領域の表面温度が過度に上昇すると、ホットオフセットの発生や定着装置の構成部品の熱劣化につながる。ホットオフセットの発生について具体的に説明すると、最大幅の用紙(例えば、A4横紙)の全域を定着するためには、定着面側部材の用紙幅方向の温度を当該用紙の用紙幅以上で均一にする必要がある。しかしながら、小サイズ用紙(例えば、A4)を連続的に通紙すると、定着面側部材の温度は、非通紙領域において過度に上昇し、通紙領域(小サイズ用紙と接触する領域)と非通紙領域とで温度差が生じる。そのため、次に、小サイズ用紙よりも幅が大きな大サイズ用紙(例えば、B4)を通紙すると、定着面側部材の非通紙領域に対応する部分でホットオフセットが生じて、画質を著しく低下させていた。また、ホットオフセットが発生するだけなく、通紙領域と非通紙領域と間の温度差によって用紙の搬送が不安定となり、画像ズレ、アバラシワ等の不具合が発生する場合もあった。非通紙領域における過度の温度上昇は、省エネルギー化を目指すために、例えば薄肉化することによって熱容量を低減した定着面側部材において特に顕著である。
なお、特許文献1,3に記載の技術は、定着面側部材の非通紙領域における過度の温度上昇を防止することを目的としたものではなく、したがってそのための構成を有していない。
また、特許文献2に記載されている技術のように、定着面側部材の非通紙領域に対して送風手段により送風する構成は、定着装置の省エネルギー化、省コスト化および省スペース化を目指すという観点から好ましくないという問題があった。また、異配熱の複数のヒーター(例えば、定着面側部材の通紙領域のみを加熱するヒーターと、定着面側部材の非通紙領域のみを加熱するヒーター)を用いる構成も考えられるが、特許文献2に記載されている技術と同様に、定着装置の省エネルギー化、省コスト化および省スペース化を目指すという観点から好ましくないという問題があった。
本発明は、定着ニップに通紙可能な最大幅の用紙よりも幅が小さい用紙を連続的に通紙する場合、定着面側部材の非通紙領域における過度の温度上昇を防止することが可能な定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の定着装置は、
トナー像が形成された用紙の定着面側に配置される定着面側部材と、
前記定着面側部材に圧接された状態において前記用紙を狭持して搬送する定着ニップを形成する裏面側支持部材と、
前記定着面側部材を加熱する加熱部と、
前記裏面側支持部材との間で熱の授受を行う熱交換部と、
前記熱交換部を介して前記裏面側支持部材を加熱するように、発熱動作を実行する熱源と、
所定の画像形成条件を満たす場合、前記熱源の発熱量を所定の画像形成条件を満たさない場合における前記熱源の発熱量より小さくして、前記加熱部により加熱された前記定着面側部材のうち前記用紙と接触しない領域である非通紙領域の温度が第1温度未満となり、前記加熱部により加熱され前記定着面側部材のうち前記非通紙領域から前記裏面側支持部材を介して伝導された熱が前記熱交換部に授受されるように、前記熱源の発熱動作を制御することによって前記熱交換部による熱の授受を調整する調整部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、上記定着装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、所定の画像形成条件を満たす場合、定着面側部材のうち非通紙領域の温度が第1温度未満となるように、熱交換部による熱の授受が調整される。これにより、定着ニップに通紙可能な最大幅の用紙よりも幅が小さい用紙を連続的に通紙する場合、定着面側部材の非通紙領域における過度の温度上昇を防止することができる。
本実施の形態における画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態における画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 本実施の形態における画像形成装置の定着部の構成を概略的に示す図である。 本実施の形態における画像形成装置の制御動作を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成装置1の制御系の主要部を示す。図1、2に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に転写(一次転写)し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙Sに転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60および制御部100(本発明の「調整部」として機能)を備える。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103等を備える。CPU101は、ROM102から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部100は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部100は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部100の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム径が80[mm]のアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部100が感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413は一定の周速度で回転する。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成されることとなる。
現像装置412は、例えば二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるローラー423B(以下「バックアップローラー423B」と称する)に対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、用紙Sの裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング部426は、中間転写ベルト421の表面に摺接するベルトクリーニングブレード等を有し、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用しても良い。
定着部60は、用紙Sの定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。また、定着器Fには、エアを吹き付けることにより、定着面側部材又は裏面側支持部材から用紙Sを分離させるエア分離ユニットが配置されていても良い。定着部60の詳細については後述する。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。搬送経路部53は、レジストローラー対53a等の複数の搬送ローラー対を有する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
次に、図3を参照し、定着部60の構成について説明する。図3は、定着部60の構成を概略的に示す図である。なお、定着部60および制御部100は、定着装置として機能する。定着部60および制御部100は、ユニットとして構成されて画像形成装置1に取り付けられても良いし、それぞれが別々に画像形成装置1に組み込まれて、定着装置として機能するものであっても良い。
上側定着部60Aは、定着面側部材である定着ローラー61を有する(ローラー定着方式)。定着ローラー61は、中央に内蔵されたハロゲンヒーター62,63(本発明の「加熱部」として機能)と、アルミニウム、鉄もしくは銅、またはこれらの合金から円筒状に形成された芯金と、芯金の外表面に位置してシリコンゴムやフッ素ゴム等から形成された耐熱性弾性体と、耐熱性弾性体を被覆してPFA(パーフルオロアルコキシ)もしくはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂から形成された離型層とから構成される。本実施の形態では、定着部60の省エネルギー化を目指すために、定着ローラー61の厚み(肉厚)を例えば5[mm]にする、すなわち薄肉化することによって定着ローラー61の熱容量を低減している。
ハロゲンヒーター62,63は、例えば1300[W]のものを1本、500[W]のものを1本用いて構成される。ハロゲンヒーター62,63は、図示しない商用電源から電力の供給を受け、輻射熱によって定着ローラー61の全体を内部から加熱して定着ローラー61の外周面を昇温させる。ハロゲンヒーター62,63の軸方向(図3の紙面垂直方向)において、ハロゲンヒーター62,63の両端部側の発熱量(輻射熱量)は、中央部側の発熱量より大きい。ハロゲンヒーター62,63の両端部側にはそれぞれ、発熱量が最も大きくなる位置が存在する。ハロゲンヒーター62,63の発熱量は、供給される電力量が大きくなればなるほど比例的に増大する。
ハロゲンヒーター62,63の駆動制御(例えば、発熱のオン/オフ、発熱量等)は、制御部100によって行われる。制御部100は、ハロゲンヒーター62,63に供給される電力量(つまり、ハロゲンヒーター62,63の発熱量)を制御することによって、定着ローラー61の表面温度を制御する。具体的には、制御部100は、図示しないスイッチング制御素子を用いて、ハロゲンヒーター62,63に対する電力の供給をオンオフ制御する。スイッチング制御素子としては、半導体のスイッチング素子、トランジスタ、サイリスタ、トライアックおよびその他のスイッチング手段(電気回路の一部をオン/オフする手段)を用いることができる。
本実施の形態では、制御部100は、ハロゲンヒーター62,63に対して電力の供給ありの状態であるオン状態と当該電力の供給なしの状態であるオフ状態とからなり、ハロゲンヒーター62,63に供給すべき電力量に応じた所定デューティー比の半波単位のオンオフパターンに基づいて、ハロゲンヒーター62,63に対する電力の供給を制御する(ハーフサイクルデューティー制御)。このハーフサイクルデューティー制御によってハロゲンヒーター62,63への供給電力の調整をきめ細かく行うことができるため、電力の供給を単純にオンオフ制御する場合に、定着ローラー61の設定温度付近にて温度リップルが大きくなるという問題を回避することができる。また、電力の供給開始時において瞬間的に大きな電流が流れる、いわゆる突入電流の発生を抑制し、フリッカー(ハロゲンヒーター62,63に電力を供給する商用電源に接続される照明機器がちらつく等の不具合現象)の発生を抑えることができる。なお、所定デューティー比の半波単位のオンオフパターンにより電力の供給(点灯)を制御することの詳細については、例えば特開2011−187238号公報、特開平9−80961号公報および特開2006−72235号公報等に記載されている。
定着ローラー61は、トナー像が形成された用紙Sに接触して、当該トナー像を用紙Sに定着許容温度範囲(例えば、165〜220[℃])で加熱定着する。定着許容温度範囲は、用紙S上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度であり、画像形成される用紙Sの紙種等によって異なる。
下側定着部60Bは、裏面側支持部材である加圧ローラー64、および外加熱ローラー65(本発明の「熱交換部」として機能)を有する(ローラー加圧方式)。加圧ローラー64は、例えばステンレスからなる芯金と、芯金の外周面に位置してシリコンゴムの発泡体からなるゴムローラーと、ゴムローラーの外周面を被覆してPFAチューブから形成された離型層とから構成されている。
加圧ローラー64は、図示しない付勢部材によって付勢されて、定着ローラー61に所定の定着荷重(例えば、2650[N])で圧接される。このようにして、定着ローラー61と加圧ローラー64との間には、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップNPが形成される。定着ニップNPにおける定着ローラー61と加圧ローラー64との間の接触圧(面圧)は、例えば30.67[N/cm]である。
外加熱ローラー65は、加圧ローラー64に当接して加圧ローラー64の表面を加熱する。これにより、定着ニップNPを通過する用紙Sに対して、外加熱ローラー65からの熱の供給が間接的に行われる。加圧ローラー64の表面温度(設定温度)を所定温度(例えば、160[℃])に制御することによって、定着ニップNPを通過する用紙Sにおける定着不良の発生を防止することができる。外加熱ローラー65は、中央に内蔵されたハロゲンヒーター66と、アルミニウム、鉄もしくは銅、またはこれらの合金から円筒状に形成された円筒状部材とからなり、定着ローラー61および加圧ローラー64と比較して小型に形成されている。
ハロゲンヒーター66は、例えば300[W]のものを1本用いて構成される。ハロゲンヒーター66は、図示しない商用電源から電力の供給を受け、輻射熱によって外加熱ローラー65の全体を内部から加熱して外加熱ローラー65の外周面を昇温させる。ハロゲンヒーター66の発熱量は、供給される電力量が大きくなればなるほど比例的に増大する。
ハロゲンヒーター66の駆動制御(例えば、発熱のオン/オフ、発熱量等)は、制御部100によって行われる。制御部100は、ハロゲンヒーター66に供給される電力量(つまり、ハロゲンヒーター66の発熱量)を制御することによって、外加熱ローラー65ひいては加圧ローラー64の表面温度を制御する。具体的には、制御部100は、図示しないスイッチング制御素子を用いて、ハロゲンヒーター66に対する電力の供給をオンオフ制御する。
制御部100は、図示しない駆動源(駆動モーター)を制御して、加圧ローラー64を矢印R2方向(反時計回り方向)に回転させる。駆動モーターの駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、周速度等)は、制御部100によって行われる。加圧ローラー64の周速度は、例えば460[mm/s]に設定される。
加圧ローラー64が矢印R2方向に駆動回転すると、定着ローラー61が矢印R1方向(時計回り方向)に従動回転する。また、外加熱ローラー65は、矢印R3方向(時計回り方向)に従動回転する。用紙Sの定着時、定着ローラー61の周速度は、加圧ローラー64の周速度と同等(例えば460[mm/s])となる。
以上のように、定着部60において上側定着部60Aおよび下側定着部60Bは、定着ニップNPで用紙Sを加熱、加圧しながら搬送することにより、未定着のトナー像を用紙S上に定着させる。
ところで、定着ニップNPに通紙可能な最大幅の用紙Sよりも幅が小さい用紙Sを連続的に通紙して定着を実行させた場合に、定着ローラー61の非通紙領域(定着ローラー61の表面のうち用紙Sと接触しない領域)の表面温度が過度に上昇する現象(非通紙部昇温現象)が発生する。例えば、定着ローラー61の通紙領域(定着ローラー61の表面のうち用紙Sと接触する領域)の表面温度が180[℃]に抑えられる一方、定着ローラー61の非通紙領域の表面温度は、230[℃]まで上昇してしまう。これは、小サイズの用紙Sを連続的に通紙すると、用紙Sの通過しない非通紙領域では、当該用紙Sによる奪熱がない分だけ、部分的に蓄熱されるためである。そして、非通紙領域の表面温度が過度に(例えば、250[℃]まで)上昇すると、ホットオフセットの発生や定着部60の構成部品の熱劣化につながる。
ホットオフセットの発生について具体的に説明すると、最大幅の用紙S(例えば、A4横紙)の全域を定着するためには、定着ローラー61の用紙幅方向(用紙Sの搬送方向と直交する方向)の温度を当該用紙Sの用紙幅以上で均一にする必要がある。しかしながら、小サイズの用紙(例えば、A4:210×297[mm])を連続的に通紙すると、定着ローラー61の温度は、非通紙領域において過度に上昇し、通紙領域と非通紙領域とで温度差が生じる。そのため、次に、小サイズの用紙Sよりも幅が大きな用紙S(例えば、B4:257×364[mm])を通紙すると、定着ローラー61の非通紙領域に対応する部分でホットオフセットが生じて、画質を著しく低下させるという問題があった。また、ホットオフセットが発生するだけなく、通紙領域と非通紙領域と間の温度差によって用紙Sの搬送が不安定となり、画像ズレ、アバラシワ等の不具合が発生する場合もあった。非通紙領域における過度の温度上昇は、本実施の形態のように、熱容量を低減した定着ローラー61において特に顕著である。
そこで、本実施の形態では、制御部100は、用紙幅が小さい用紙Sを連続的に通紙して定着を実行させる場合に、外加熱ローラー65が有するハロゲンヒーター66の発熱動作を停止する(発熱オフ)。これにより、外加熱ローラー65からの熱の供給がなくなる分だけ加圧ローラー64の温度が下がり、熱伝導によって定着ローラー61のうち非通紙領域に発生した熱が加圧ローラー64を介して外加熱ローラー65に移動しやすくなる。言い換えると、外加熱ローラー65は、ハロゲンヒーター62,63により加熱された定着ローラー61のうち非通紙領域から加圧ローラー64を介して伝導された熱を受熱する。したがって、定着ローラー61の非通紙領域における過度の温度上昇を防止することができる。例えば、ハロゲンヒーター66の発熱動作を停止しない場合(発熱オン)、定着ローラー61の非通紙領域の表面温度が230[℃]まで上昇してしまう一方、ハロゲンヒーター66の発熱動作を停止する場合、定着ローラー61の非通紙領域の表面温度を215[℃]に抑えることができる。なお、本実施の形態では、ハロゲンヒーター62,63の軸方向(図3の紙面垂直方向)において、ハロゲンヒーター62,63の両端部側の発熱量は、中央部側の発熱量より大きいため、定着ローラー61の非通紙領域における温度は、通紙領域における温度より高くなりやすい。それゆえ、外加熱ローラー65からの熱の供給がなくても、定着ローラー61の非通紙領域から通紙領域に熱が伝導される結果、用紙幅が小さい用紙Sを連続的に通紙する場合において、当該用紙Sに供給される熱量が大きく減少するわけではなく当該用紙Sの定着性を確保することができる。
次に、図4のフローチャートを参照し、本実施の形態における画像形成装置1の動作について説明する。なお、図4に示す処理は、例えば印刷ジョブに対応する画像形成処理を1枚実行する毎に実行される。
まず、制御部100は、所定の画像形成条件(すなわち、定着ローラー61の非通紙領域の表面温度が過度に上昇するおそれがある条件)を満たすか否かについて判定する(ステップS100)。所定の画像形成条件は、用紙Sの用紙幅が所定長さ(より具体的には、ハロゲンヒーター62,63の軸方向における両端部側にそれぞれ存在し、発熱量が最も大きくなる位置間の長さ)未満であるという条件である。制御部100は、用紙Sに対する画像形成処理の実行開始時または用紙Sの給紙時に、印刷ジョブに設定されている用紙情報を参照することによって、用紙Sの用紙幅を取得する。判定の結果、所定の画像形成条件を満たさない場合(ステップS100、NO)、制御部100は、加圧ローラー64を加熱するように、外加熱ローラー65が有するハロゲンヒーター66の発熱動作を実行する(ステップS120)。ステップS120の処理が完了することによって、画像形成装置1は図4における処理を終了する。
一方、所定の画像形成条件を満たす場合(ステップS100、YES)、制御部100は、印刷ジョブにおける連続的な画像形成処理の画像形成枚数が所定枚数(例えば、1000[枚])未満であるか否かについて判定する(ステップS140)。ステップS140の判定処理は、用紙幅が小さい用紙Sをある程度、連続的に通紙して定着処理を実行したことを確認して、定着ローラー61の非通紙領域の表面温度が過度に上昇する現象の発生を確実に検知するために行われる。ステップS140の判定の結果、画像形成枚数が所定枚数未満である場合(ステップS140、YES)、処理はステップS120に遷移する。そして、制御部100は、加圧ローラー64を加熱するように、外加熱ローラー65が有するハロゲンヒーター66の発熱動作を実行する。
一方、画像形成枚数が所定枚数以上である場合(ステップS140、NO)、制御部100は、加圧ローラー64を加熱しないように、外加熱ローラー65が有するハロゲンヒーター66の発熱動作を停止する(ステップS160)。これにより、外加熱ローラー65からの熱の供給がなくなる分だけ加圧ローラー64の温度が下がり、熱伝導によって定着ローラー61のうち非通紙領域に発生した熱が加圧ローラー64を介して外加熱ローラー65に移動しやすくなる。そのため、定着ローラー61の非通紙領域における過度の温度上昇を防止することができる。ステップS160の処理が完了することによって、画像形成装置1は図4における処理を終了する。
なお、上記フローチャートにおいて、ステップS140の判定処理を必ずしも設ける必要はない。ステップS140の判定処理を設けない場合には、当該判定処理を設けた場合よりも早めにハロゲンヒーター66の発熱動作を停止することとなる。そのため、定着ローラー61の非通紙領域の表面温度が過度に上昇することを確実に防止するとともに、ハロゲンヒーター66の消費電力を抑えることができる。
また、上記フローチャートでは、所定の画像形成条件は、用紙Sの用紙幅が所定長さ未満であるという条件である例について説明したが、用紙Sの搬送方向と直交する用紙幅方向における定着面側部材の両端部側の温度が所定温度(例えば230[℃]、本発明の「第2温度」に対応)以上であるという条件であっても良い。定着面側部材の両端部側の温度は、当該両端部側付近に設けられた公知の温度検知手段によって検知することができる。もちろん、所定の画像形成条件は、用紙Sの用紙幅が所定長さ未満であるという条件に、用紙幅方向における定着面側部材の両端部側の温度が所定温度以上であるという条件を加えたものであっても良い。つまり、用紙Sの用紙幅が所定長さ未満であり、かつ、用紙幅方向における定着面側部材の両端部側の温度が所定温度以上である場合に、所定の画像形成条件は満たされる。
また、上記フローチャートでは、所定の画像形成条件を満たし、かつ、画像形成枚数が所定枚数以上である場合に、制御部100は、外加熱ローラー65が有するハロゲンヒーター66の発熱動作を停止する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、制御部100は、上記所定の画像形成条件を満たさない場合と比べてハロゲンヒーター66の発熱量が小さくなるように、ハロゲンヒーター66に供給される電力量を制御しても良い。この場合、加圧ローラー64の表面温度は、上記所定の画像形成条件を満たさない場合の温度(例えば、160[℃])より低い温度(例えば、50[℃])に低下する。これにより、定着ローラー61の非通紙領域に発生した熱は、当該非通紙領域に蓄熱されずに、加圧ローラー64を介して外加熱ローラー65に移動する。要は、定着ローラー61のうち非通紙領域の温度が過度に上昇しないように、加圧ローラー64との間で外加熱ローラー65による熱の授受が調整されれば良い。
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、画像形成装置1は、トナー像が形成された用紙Sの定着面側に配置される定着ローラー61と、定着ローラー61に圧接された状態において用紙Sを狭持して搬送する定着ニップNPを形成する加圧ローラー64と、定着ローラー61を加熱するハロゲンヒーター62,63と、加圧ローラー64との間で熱の授受を行う外加熱ローラー65と、所定の画像形成条件を満たす場合、ハロゲンヒーター62,63により加熱された定着ローラー61のうち用紙Sと接触しない領域である非通紙領域の温度が第1温度(例えば、250[℃])未満となるように、外加熱ローラー65による熱の授受を調整する制御部100とを備える。
このように構成した本実施の形態によれば、所定の画像形成条件を満たす場合、定着ローラー61のうち非通紙領域の温度が第1温度未満となるように、外加熱ローラー65による熱の授受が調整される。より具体的には、ハロゲンヒーター66の発熱動作を停止することによって外加熱ローラー65による熱の授受が調整され、定着ローラー61の非通紙領域に発生した熱は、当該非通紙領域に蓄熱されずに、加圧ローラー64を介して外加熱ローラー65に移動することとなる。これにより、定着ニップNPに通紙可能な最大幅の用紙Sよりも幅が小さい用紙Sを連続的に通紙する場合、定着ローラー61の非通紙領域における過度の温度上昇を防止することができる。
なお、上記実施の形態では、ハロゲンヒーター62,63の両端部側の発熱量は、中央部側の発熱量より大きい例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ハロゲンヒーター62,63の両端部側の発熱量は、中央部側の発熱量より小さくても良いし、中央部側の発熱量と同じでも良い。
また、上記実施の形態では、定着ニップNPは、上側定着部60Aが定着ローラー61のみを有するローラー定着方式により構成される例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、定着ニップNPは、上側定着部60Aが定着ローラー61の他に加熱ローラーおよび定着ベルトを有するベルト定着方式により構成されても良い。
また、上記実施の形態では、下側定着部60Bは、加圧ローラー64を有する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、下側定着部60Bは、加圧ローラー64の他に加熱ローラーおよび加圧ベルトを有するベルト加圧方式により構成されても良い。
また、上記実施の形態では、定着ローラー61が2つのハロゲンヒーター62,63を内蔵している例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、定着ローラー61は、1つまたは3つ以上のハロゲンヒーターを内蔵しても良い。
また、上記実施の形態では、外加熱ローラー65が1つのハロゲンヒーター66を内蔵している例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、外加熱ローラー65は、複数のハロゲンヒーターを内蔵しても良い。
1 画像形成装置
10 画像読取部
20 操作表示部
21 表示部
22 操作部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部
60A 上側定着部
60B 下側定着部
61 定着ローラー
62,63,66 ハロゲンヒーター
64 加圧ローラー
65 外加熱ローラー
71 通信部
72 記憶部
100 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
NP 定着ニップ

Claims (7)

  1. トナー像が形成された用紙の定着面側に配置される定着面側部材と、
    前記定着面側部材に圧接された状態において前記用紙を狭持して搬送する定着ニップを形成する裏面側支持部材と、
    前記定着面側部材を加熱する加熱部と、
    前記裏面側支持部材との間で熱の授受を行う熱交換部と、
    前記熱交換部を介して前記裏面側支持部材を加熱するように、発熱動作を実行する熱源と、
    所定の画像形成条件を満たす場合、前記熱源の発熱量を所定の画像形成条件を満たさない場合における前記熱源の発熱量より小さくして、前記加熱部により加熱された前記定着面側部材のうち前記用紙と接触しない領域である非通紙領域の温度が第1温度未満となり、前記加熱部により加熱され前記定着面側部材のうち前記非通紙領域から前記裏面側支持部材を介して伝導された熱が前記熱交換部に授受されるように、前記熱源の発熱動作を制御することによって前記熱交換部による熱の授受を調整する調整部と、
    を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 前記画像形成条件は、前記用紙の用紙幅が所定長さ未満であるという条件を含むことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記加熱部の軸方向において当該加熱部の両端部側の発熱量は、当該加熱部の中央部側の発熱量より大きく、
    前記所定長さは、前記加熱部の両端部側にそれぞれ存在し、発熱量が最も大きくなる位置間の長さであることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記画像形成条件は、前記用紙の搬送方向と直交する用紙幅方向における前記定着面側部材の端部側の温度が第2温度以上であるという条件を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 前記画像形成条件は、前記用紙に対する画像形成処理における画像形成枚数が所定枚数以上であるという条件を含むことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の定着装置。
  6. 前記加熱部は、電力の供給を受けて前記定着面側部材を加熱し、
    前記調整部は、前記電力の供給ありの状態であるオン状態と当該電力の供給なしの状態であるオフ状態とからなるオンオフパターンであって、前記加熱部に供給すべき電力量に応じた所定デューティー比の半波単位のオンオフパターンに基づいて、前記加熱部に対する前記電力の供給を制御することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の定着装置。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の定着装置を備える画像形成装置。
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