JP2004029564A - 定着装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】加熱ローラ171および加圧ローラ172の表面温度を検出、制御する複数の温度検出部を有する定着装置において、加圧ローラ172の外周部に離接可能な熱均一化ローラ21を備え、その熱均一化ローラ21の外周には、該熱均一化ローラ21の外周長より長い無端ベルト22がゆとりを持った状態で被嵌・装着され、かつ、その熱均一化ローラ21の内部には、加熱源が配設されている。
【選択図】図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は各種複写機やプリンタ等の画像形成装置に設けられる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、画像形成装置に設けられている定着装置は、加熱ローラと加圧ローラにより構成され、加熱ローラの内部に加熱源を有し、加圧ローラ側は、熱源を有さない構成となっている。また、このような定着装置における設定温度(定着温度)は、通紙される用紙上の現像剤を溶融し、かつ、用紙に固着させるために充分な程度の温度に設定され、その温度の検出、コントロールは、加熱ローラの所定の位置に配設されたサーミスタ等の温度検出手段によっておこなわれる。
【0003】
このようなサーミスタ等の温度検出手段は、その配置スペース等の関係から通常1箇所に配置され、その検出温度が加熱ローラの温度として制御される。このような構成において、定着装置の全域にわたり用紙が通紙された時には、用紙による吸熱作用のため、定着装置全体の温度が一様に低下し、前記加熱源によって温度が適切にコントロールされ問題は生じない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、定着装置を通過する用紙サイズが小さい場合には、定着装置の一部分に通紙されるのみで、他の多くの部分が通紙されない状態となる。このような状態では、通紙される部分は、加熱ローラの熱が紙およびトナーによって奪われるが、非通紙部分では熱が奪われない状態となる。
【0005】
この状態で複数枚の定着を連続して行うと、通紙部分と非通紙部分の温度ギャップが大きくなり過ぎ、熱応力の発生により、定着ローラの劣化を促進したり、破壊を招来する。また、この様な温度分布が不均衡になった直後に、大サイズの定着を実施すると、1枚の用紙中で部分的に定着状態の異なった(部分的に再現性が異なる)印字物をユーザに提供することとなる。
【0006】
この様な問題点を解決するために、種々の定着方法が提案されている。例えば加熱ローラ内部に配置される加熱源を複数本有し、その加熱状態を通紙の種類に応じて変化させる方法などが用いられている。しかし、この様な方法では、加熱源の熱損失の発生等により省電力化は困難であり、また、複数の熱源を加熱ローラ内部に配置するため、装置の大型化を招く結果となっていた。
【0007】
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、加熱ローラと加圧ローラの温度ギャップが大きくなった時に、加圧ローラを介して速やかにバランスさせることができ、かつ、迅速に設定温度への回復が可能な定着装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。
【0009】
(1)加熱ローラおよび加圧ローラの表面温度を検出、制御する複数の温度検出部を有する定着装置において、前記加圧ローラの外周部に離接可能な熱均一化ローラを備えていることを特徴とする。
【0010】
従来の定着装置では、例えば、多数枚の小サイズ用紙を定着装置に連続的に通過させた時には、加熱ローラと直接接触する加圧ローラの両側部が中央部よりも高温となり、軸方向の温度分布が不均一となるが、このような場合に、大サイズの用紙に変更すると、同一用紙内で部分的に再現性の異なる印字物がユーザに提供されることとなる。
【0011】
この構成においては、上述のような従来技術における難点を解消するために、加圧ローラの外周部には、前記加圧ローラの温度分布を均一化するための熱均一化ローラを離接可能に配設しているので、例えば、多数枚の小サイズ用紙を定着装置に連続的に通過させた時等には、複数の温度検出部によって加圧ローラの温度分布が不均一であることを検出することができ、そのような時には、熱均一化ローラを加圧ローラに接触させることで、加圧ローラの温度分布の均一化を図ることができる。
【0012】
従って、その後、小サイズ用紙から大サイズの用紙に変更しても、用紙内で均一な再現性を得ることができ、良好な画像品位を確保することができる。また、加圧ローラの温度分布が不均一になるような定着条件がなければ、熱均一化ローラを加圧ローラから離間させることで、加圧ローラへの無駄な接触による不必要な放熱を省き、両ローラの消耗を防ぐことができる。なお、複数の温度検出部は、加圧ローラの長手方向に適切な間隔をおいて配設するのが好ましい。
【0013】
(2)前記熱均一化ローラの内部には、加熱源が配設されていることを特徴とする。
【0014】
この構成においては、加圧ローラの温度が設定温度よりも低くなったときには、熱均一化ローラの内部に設けた加熱源から熱量を供給することで、加圧ローラを迅速に昇温させることができる。従って、加圧ローラは、単に、用紙を加熱ローラに対して加圧するだけでなく、用紙を裏面側から加熱することも可能となるため、トナーの定着性を安定に向上させることができる。
【0015】
そして、熱均一化ローラの加熱源への通電を制御することで、加圧ローラの熱量を容易かつ迅速に調整することができ、また、無駄な電力の消費を省くこともできる。従って、加圧ローラおよび加熱ローラ自体の蓄熱量を低く設定することができるため、ローラの薄肉化が可能となる。
【0016】
また、例えば、多数枚の厚手の用紙を連続的に通紙する場合等には、用紙による吸熱作用が大となるため、熱均一化ローラによって加圧ローラの温度を加熱ローラよりも高く設定して、用紙を効果的に加熱することで、トナーの定着性を安定的に向上させることができる。なお、この場合、例えば、通紙の過程で、加圧ローラの温度を検出して、その検出温度が所定以下になると、一時的に通紙動作を停止させて、その間に、熱均一化ローラを加圧ローラに接触させて、加熱源で加熱させるようにすればよい。
【0017】
(3)前記熱均一化ローラの外周には、該熱均一化ローラの外周長より長い無端ベルトがゆとりを持った状態で被嵌・装着されていることを特徴とする。
【0018】
この構成においては、熱均一化ローラが、無端ベルトを介して、加圧ローラに接触するので、熱均一化ローラに大きな付勢力を作用させることなく、ニップ幅を大きくとれるため、加圧ローラと熱均一化ローラの間での伝熱面積が大となり、両ローラ間での熱量の伝達(授受)を効率よく行なうことができる。
【0019】
(4)前記熱均一化ローラは、その外周の一部に前記無端ベルトを押える無端ベルト押え部材を備えていることを特徴とする。
【0020】
この構成においては、熱均一化ローラに被嵌・装着している無端ベルトを無端ベルト押え部材で押さえるので、加圧ローラに接触する無端ベルトに弛みや皺が発生するのを抑制することができ、かつ、大きなニップ幅を安定的に確保することができる。また、無端ベルトの脱落や破損等のトラブルの発生を防止することもできる。
【0021】
(5)前記加圧ローラ、前記熱均一化ローラ、および、前記無端ベルト押え部材は、互いに逆向きに回転駆動されることを特徴とする。
【0022】
この構成においては、各ローラを互いに逆向きに回転駆動させるので、ローラ間に大きな付勢圧を作用させることなく、無端ベルトを介して、加圧ローラと熱均一化ローラとの間に大きなニップ幅を確保することができ、これにより、広い伝熱面積を確保することができる。
【0023】
(6)前記無端ベルトは、前記加圧ローラおよび前記熱均一化ローラに対して、熱伝導率が高い素材により形成されることを特徴とする。
【0024】
この構成においては、例えば、グラファイトシートまたはALシート(柔軟性のある樹脂シートまたは(樹脂成形部材)等にAL粉を付着させたもの)等の熱伝導率が高い柔軟性シート材で形成することで、両ローラ間の伝熱効率が向上し、加圧ローラに対する温度の制御・調整(加熱、放熱)が容易となる。
【0025】
(7)前記複数の温度検出部の少なくとも1つは、前記定着装置を通過する全ての用紙が通過する位置に配置され、他の温度検出部は、通紙される用紙サイズによって、用紙が通過する時と、用紙が通過しない時と、が発生する位置に配設されることを特徴とする。
【0026】
この構成においては、全ての用紙が通過する位置に配設される温度検出部以外の他の温度検出部は、通紙される用紙サイズによって、用紙が通過する時と、用紙が通過しない時と、が発生する位置に配設されるので、加圧ローラの温度分布を段階的に検出することができるため、加圧ローラの温度の均一化に適切に対処することができる。
【0027】
(8)前記熱均一化ローラは、前記加圧ローラに対して、前記複数の温度検出部の検出結果が異なる温度差領域にまたがる時に当接し、検出結果が等しいか、または、略等しい時は離間することを特徴とする。
【0028】
この構成においては、(加圧ローラの長手方向に間隔をおいて配置した)複数の温度検出部の検出結果が異なる温度差領域にある時には、加圧ローラの温度分布が均一でないため、熱均一化ローラを加圧ローラに当接させることで、加圧ローラの温度分布を均一化し、良好な定着性を得ることができる。
【0029】
また、複数の温度検出部の検出結果が等しいか、略等しい時は、加圧ローラの温度分布が均一であると判断できるため、熱均一化ローラを加圧ローラから離間させても良好な定着性を得ることができ、また、これにより、両ローラの無駄な消耗を回避することができる。なお、加圧ローラの温度分布が均一であっても、設定定着温度から所定以上に逸脱している場合には、熱均一化ローラにより、設定定着温度に向けて温度の調整(加熱または放熱)をおこなうようすればよい。
【0030】
(9)前記異なる温度差領域とは、前記定着装置における定着設定温度に対する定着上限温度値(高温オフセット発生領域)と、定着下限温度値(低温オフセット発生領域)と、の間の温度差領域であることを特徴とする。
【0031】
高温オフセット発生領域とは、その時点での定着温度が設定温度よりも高く、溶融したトナーが用紙から引き剥がされて加熱ローラにトナーが付着するような状態となる温度領域を指し、設定温度に対して+20〜30℃の温度差がある。
【0032】
一方、低温オフセット発生領域は、その時点での定着温度が設定温度よりも低く、トナーの溶融が不充分で、トナーが用紙から剥離するか、剥離しすい状態となる温度領域を指し、その温度領域は、通紙する用紙の送り速度によっても変化し、また、トナーの軟化点によっても異なるが、概ね、設定温度に対して−30〜40℃の温度差がある。
【0033】
この構成においては、加圧ローラの検出温度が、定着温度に対して高温オフセットを発生させる領域となる定着上限温度域と、低温オフセットを発生させる領域となる定着下限温度域と、にまたがっている場合には、定着温度が異なる温度差領域にあるとしている。
【0034】
具体的には、例えば、前述したように、定着温度よりも+20〜30℃高い領域、または、定着温度よりも−30〜40℃低い領域を異なる温度差領域とし、加圧ローラが、このような異なる温度差領域にまたがるような温度分布状態が検出される時には、加圧ローラの温度分布が不均一であると判断されるため、前述したように、熱均一化ローラを加圧ローラに接触させて温度分布の均一化を図るようにしている。
【0035】
逆に、複数の温度検出部によって検出した温度が、設定定着温度に対して、例えば、−30〜+20℃の温度領域内にある状態では、一応均一な温度分布状態にあると判断することができ、その時には、熱均一化ローラを加圧ローラから離間させ、無駄な放熱や消耗を回避するようにするのが好ましい。
【0036】
(10)前記熱均一化ローラの離接動作は、カム、弾性部材を用いて行われることを特徴とする。
【0037】
この構成においては、熱均一化ローラを、加圧ローラに対して接離自在となるように、揺動自在な支持部材によって支持させ、かつ、弾性部材により、カムを支持部材に付勢させるようにして、そのカムを回転させることで、熱均一化ローラを加圧ローラに対して接離動作させることができる。このような簡易な構成によって、加圧ローラに対して熱均一化ローラを接離動作させることができるため、装置を安価に提供することができる。
【0038】
(11)前記熱均一化ローラの離接動作は、前記定着装置中に用紙が通紙されていない時に実施されることを特徴とする。
【0039】
加圧ローラに対して熱均一化ローラを離接動作させる際には、加圧ローラに対する負荷変動の発生が懸念されるため、定着装置中に用紙が通紙されている時には、熱均一化ローラの離接動作を行なわないようにするのが好ましい。
【0040】
この構成においては、加圧ローラに対する熱均一化ローラの離接動作は、定着装置中に用紙が通紙されていない時に実施されるので、たとえ、その離接動作時に加圧ローラに対して負荷変動が発生しても、用紙の定着動作に影響を与えることがない。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態に係る定着装置について詳細に説明する。
【0042】
(画像形成装置の構成)
図1は、画像形成装置の主要な構成を示し、この場合、装置本体の上面には、透明なガラス等からなる原稿台1が設けられており、この原稿台1の下方には、スキャナ光学系2が配設されている。このスキャナ光学系2は、原稿台1上に載置される原稿に対して光を照射する露光用光源3と原稿からの反射光を例えば図中の一点鎖線で示すように、このスキャナ光学系2内の結像レンズ4を通した向こう側(右側)に配置されている光電変換素子(CCD)5に導く複数の反射鏡6〜8と光路中に配される前記結像レンズ4と、前記CCD5とを備えている。
【0043】
CCD5によって読み取られた原稿画像データは、画像処理が施されレーザスキャニングユニット(以下 LSUと称する)によりレーザ光を感光体9の表面に照射し静電潜像が形成される。感光体9は、矢印方向に回転駆動されるドラム形状をなしており、この感光体9の周囲にはレーザ照射点から感光体9の回転方向に向かって、レーザによって露光された感光体表面の静電潜像をトナーにより可視像に現像する現像装置(図示省略)、感光体9上のトナー像を用紙に転写する転写チャージャ10、感光体表面の残留トナーを除去するクリーニング装置11、感光体9を所定の電位に帯電させる主帯電器12、および感光体9のレーザ照射点にむかってレーザを照射させるLSU13等が順に設けられている。
【0044】
また、転写紙Pは用紙カセット14に収められる。用紙カセット14の先端部には転写紙Pを給紙するための半月状ローラ15が配設されており、その下流側に向かって(便宜上、転写紙Pの流れ出し〈カセット側〉を上流、排紙側を下流とする)、転写紙Pの通過を検知するためのレジスト前検知スイッチ(図示省略)、前記レジスト前検知スイッチの信号を基に感光体9上のトナー像と転写紙Pの位置あわせを行うレジストローラ16、感光体上のトナー像を転写紙Pに転写する転写チャージャ10、 転写紙P上のトナー像を熱により定着させる上定着ローラ171、下定着ローラ172からなる定着ローラ17、転写紙Pが通過したことを検知する定着紙検知スイッチ(図示省略)、排紙ローラ18前で転写紙Pが通過したことを検知する排紙検知スイッチ(図示省略)、転写紙Pを排出するための前記排紙ローラ18が配置されている。なお、転写紙Pは、前記画像形成部の横、つまり、用紙カセット14の上部で、かつ、前記スキャナ部の下方の位置に排出される。
【0045】
(加圧ローラの温度分布の均一化)
以上のように構成される定着装置にあっては、定着ローラ17は薄肉化されており、その板厚は、例えば、0.8〜1.0mm程度に設定されている。定着ローラ17を、このような低熱容量体に形成した場合には、特に、非通紙部の昇温対策が課題となる。すなわち、小サイズの用紙を多数枚連続的に通紙する場合には、非通紙部の面積が大きくなるが、その部分では用紙による熱吸収がないため、温度が異常に上昇することがあり、そのために、通紙部との温度差が大きくなり、特に、加熱源を有さない加圧ローラの温度分布が不均一になりやすい。
【0046】
このような場合には、非通紙部の近傍の通紙部でも温度が上昇し、オフセットが発生しやすくなる。また、小サイズ紙通紙直後に大サイズ紙を通紙させる場合には、温度分布の不均一により用紙に部分的な水分蒸発量の差が発生して用紙に皺等が発生しやすくなり、そのために、ジャムが生じたり、また、同一用紙内で部分的に定着性にバラツキが生じて、画像むらが発生し画像品位が著しく低下することもある。
【0047】
そこで、本実施形態では、加圧ローラ172の温度分布の均一化を図るために、例えば、図2に示すように、熱均一化ローラ21を、加圧ローラ172に対して離接可能に設けると共に、その熱均一化ローラ21の外周に、熱均一化ローラ172の外周長よりも長い無端ベルト22をゆとりを持った状態で被嵌・装着し、加圧ローラ172との間のニップ幅Nを大きく設定できるようにしている。
【0048】
このような定着装置の構成について、より詳しく説明すると、用紙搬送路の上部に配設される加熱ローラ171は、例えば、外径φ40mmで、芯金は中空のSTKM材からなり、200〜400mmの長さを有し、その外面の離型層には、50μm厚程度のフッ素樹脂がコーティングされ、全体として、低熱容量体に形成されており、その内部には、例えば、ハロゲンランプ等の加熱源(図示省略)が配設されている。
【0049】
用紙搬送路の下部に配設される加圧ローラ172は、例えば、外径φ40mmで、芯金は中実のSTKM材からなり、その外周に弾性層として厚さ5mmのシリコンゴムを被嵌させ、かつ、外面の離型層には、30μm厚程度のPFAチューブを被嵌させている。この加圧ローラ172は、駆動源(図示省略)により、矢印方向に回転駆動される加圧ローラ171に摺接して同方向に従動回転する。
【0050】
加熱ローラ172に離接可能に設けられる熱均一化ローラ21は、例えば、外径φ20mmで、厚さ5mmの中空のシリコンゴムからなる弾性体で形成され、その内部に、例えば、ハロゲンランプ等の加熱源(図示省略)が配設されており、後述するように(図3参照)、加熱ローラ171の駆動系から回転駆動力の伝達を受け、加熱ローラ172とは逆向きに回転駆動される。
【0051】
この熱均一化ローラ21に被嵌・装着される無端ベルト22は、例えば、グラファイトシートまたはALシート(柔軟性のある樹脂シート(樹脂成形部材)等AL粉を付着させたもの)等の熱伝導率が高い柔軟性シート材から形成され、図示のように、加圧ローラ172との間に、充分なニップ幅N(3〜6mm)を確保して、両ローラ172、22間での伝熱効率を向上させ、加圧ローラ172に対する温度の制御・調整(加熱、放熱)が容易となるようにしている。
【0052】
そして、この無端ベルト22の外側には、無端ベルト押え部材23を配設して、これを熱均一化ローラ21とは逆向きに回転駆動させて、無端ベルト22を熱均一化ローラ21に対して押さえ付けるので、無端ベルト22に弛みや皺が発生するのを抑制することができ、かつ、大きなニップ幅Nを安定的に確保することができる。また、無端ベルト22の脱落や破損等のトラブルの発生を防止することもできる。
【0053】
以上のような構成にて、加圧ローラ172、熱均一化ローラ21、および、無端ベルト押え部材23は、加熱ローラ171の駆動系により、互いに逆向きに回転駆動されるので、各ローラ間に大きな付勢圧を作用させることなく、無端ベルト22を介して、加圧ローラ172と熱均一化ローラ21との間に大きなニップ幅Nを確保することができ、これにより、加圧ローラ172と熱均一化ローラ21との間で、広い伝熱面積を確保することができ、迅速かつ確実に加圧ローラ172の温度分布の均一化を図ることができる。また、加圧ローラ172の温度調整(昇温、降温)も容易となる。
【0054】
(熱均一化ローラの離接機構)
図3(a)(b)は、熱均一化ローラ21の離接機構を示し、まず、図3(a)に示すように、加熱ローラ171の一端には、定着モータ(図示省略)から駆動力の伝達を受ける定着ギヤ171aが固定され、その定着ギヤ171aには、駆動伝達軸24の一端に固定された駆動伝達ギヤ24aが噛み合い、その駆動伝達軸24の他端近傍に固定された駆動伝達ギヤ24bが、熱均一化ローラ21の他端に固定された被動ギヤ21bに噛み合っている。そして、駆動伝達軸24の他端に固定された駆動ギヤ24cに対して、スプリングクラッチ25の入力ギヤ25cが噛み合い、その出力ギヤ25dに、カム駆動ギヤ26bが噛み合っており、そのカム駆動ギヤ26bはカムシャフト26eに固定され、そのカムシャフト26eには、偏心カム26(図3(b)参照)が固定されている。
【0055】
そして、図3(b)に示すように、上述のカムシャフト26eに固定された偏心カム26は、熱均一化ローラ21を揺動自在に支持する支持部材27の一端側に当接している。その支持部材27は、中央部がくの字状に折曲され、その折曲部が、支軸27cによって、装置本体(図示省略)に対して回動自在に支持されており、かつ、その支持部材27の一端部には、圧縮スプリング28が掛張され、常時は、支持部材27の他端部に回動自在に支持された熱均一化ローラ21が、加圧ローラ172から離間する方向に付勢されている(点線の状態)。
【0056】
上述のスプリングクラッチ25は、内部構造の図示は省略するが、ソレノイド等のアクチュエータにより制御環を固定したり開放したりすることで、動力の伝達をオン・オフできるように構成され、制御環を開放した状態では、スプリングがハブに巻き付いて駆動力が伝達され(入力ギヤ25cと出力ギヤ25dが連結する)、制御環を固定した状態では、スプリングが開いて空転する(入力ギヤ25cと出力ギヤ25dの連結が解除される)ようになっている。従って、アクチュエータをオン・オフ動作させることにより、スプリングクラッチ25を駆動させ、上述の偏心カム26により、熱均一化ローラ21を加圧ローラ172に対して離接動作させることができる。
【0057】
より詳しく説明すると、図3(a)に示すような駆動系により、定着ギヤ171aから駆動伝達ギヤ24a、24b、被動ギヤ21bを経て熱均一化ローラ21に回転駆動力が伝達されると共に、駆動ギヤ24cから入力ギヤ25cに駆動力が伝達され、上述のように、スプリングクラッチ25のアクチュエータのオン・オフ動作で、出力ギヤ25dへの回転駆動力の伝達が継・切操作され、その出力ギヤ25dからカム駆動ギヤ26dに対して回転駆動力が伝達・停止され、これにより、熱均一化ローラ21が、加圧ローラ172から離接動作する。すなわち、アクチュエータがオフの時(常時)は、熱均一化ローラ21は加圧ローラ172から離間しており、アクチュエータをオンにすると、偏心カム26が回転して、熱均一化ローラ21は加圧ローラ172に付勢接触する。なお、図3(a)(b)では、無端ベルト22の図示を省略している。
【0058】
このようなカム機構を用いた構成では、大きなニップ幅を確保するために、熱均一化ローラ21の加圧ローラ172に対する付勢力を大に設定すると、加熱ローラ171を駆動させる定着モータ(図示省略)のトルクが大になり、離接動作が困難になるが、前述したように、加圧ローラ172に無端ベルト22をゆとりのある状態で被嵌させ、かつ、加圧ローラ172、熱均一化ローラ21、無端ベルト押え部材23を、互いに逆向きに回転させているため、熱均一化ローラ21の加圧ローラ172に対する付勢力を比較的に低く設定しても、充分なニップ幅N(3〜6mm)を確保することができる(図2参照)。
【0059】
(実験結果)
熱均一化ローラ21と加圧ローラ172との間のニップ幅Nと非通紙部温度との関係を実験により確かめた結果を図4に示す。この場合、通紙時の温調温度190℃設定で、プロセス速度240mm/sec、通紙条件は、A4R用紙35PPM、5min通紙後(本条件の場合、非通紙部温度はほぼ定常状態に達していた)、非通紙部測定位置:センター基準130mm(軸方向温度分布よりこの位置がピーク温度となる)にて、温度測定をおこなった。
【0060】
その結果、ニップ幅Nを3〜6mm程度確保できれば、加圧ローラ172から熱均一化ローラ21への熱伝導が良好となり、非通紙部での温度の低下は顕著となり、目標とする温度差に到達することを確認することができた。なお、図4にて、黒の帯線は、定着設定温度を示す。また、このような無端ベルト22によるニップ幅Nの確保により、非通紙部の温度の低下に対処できるだけでなく、例えば、吸熱量の大きい大サイズ用紙の連続通紙時等で、加圧ローラ172の温度低下が著しい場合等では、熱均一化ローラ21に内蔵した加熱源によって加圧ローラ172を効果的に昇温させることもでき、良好な画像品位を確保できるのは言うまでもない。
【0061】
なお、本発明は、定着装置を、実施の形態に示す構成に限定するものではなく、少なくとも、加熱ローラおよび加圧ローラの表面温度を検出、制御する複数の温度検出部を有する定着装置であれば、構成や形式の如何を問わず、本発明を適用することができる。また、画像形成装置についても、図1に示す構成に限定するものではなく、上述のように構成される定着装置を具備することができる画像形成装置であれば、その構成や形式の如何を問わず、本発明を適用することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、以下の効果を奏する。
【0063】
(1)加圧ローラの外周部には、加圧ローラの温度分布を均一化するための熱均一化ローラを離接可能に配設しているので、例えば、多数枚の小サイズ用紙を定着装置に連続的に通過させた時等には、複数の温度検出部によって加圧ローラの温度分布が不均一であることを検出することができ、そのような時には、熱均一化ローラを加圧ローラに接触させることで、加圧ローラおよび加熱ローラの温度分布の均一化を図ることができる。
【0064】
従って、その後、小サイズ用紙から大サイズの用紙に変更しても、用紙内で均一な再現性を得ることができ、良好な画像品位を確保することができる。また、加圧ローラの温度分布が不均一になるような定着条件がなければ、熱均一化ローラを加圧ローラから離間させることで、加圧ローラへの無駄な接触による不必要な放熱を省き、両ローラの消耗を防ぐことができる。なお、複数の温度検出部は、加圧ローラの長手方向に適切な間隔をおいて配設するのが好ましい。
【0065】
(2)加圧ローラの温度が設定温度よりも低くなったときには、熱均一化ローラの内部に設けた加熱源から熱量を供給することで、加圧ローラを迅速に昇温させることができる。従って、加圧ローラは、単に、用紙を加熱ローラに対して加圧するだけでなく、用紙を裏面側から加熱することも可能となるため、トナーの定着性を安定に向上させることができる。
【0066】
そして、熱均一化ローラの加熱源への通電を制御することで、加圧ローラの熱量を容易かつ迅速に調整することができ、また、無駄な電力の消費を省くこともできる。従って、加圧ローラおよび加熱ローラ自体の蓄熱量を低く設定することができるため、ローラの薄肉化が可能となる。
【0067】
また、例えば、多数枚の厚手の用紙を連続的に通紙する場合等には、用紙による吸熱作用が大となるため、熱均一化ローラによって加圧ローラの温度を加熱ローラよりも高く設定して、用紙を効果的に加熱することで、トナーの定着性を安定的に向上させることができる。
【0068】
(3)熱均一化ローラを、無端ベルトを介して、加圧ローラに接触させているので、熱均一化ローラに大きな付勢力を作用させることなく、ニップ幅を大きくとれるため、加圧ローラと熱均一化ローラの間での伝熱面積が大となり、両ローラ間での熱量の伝達(授受)を効率よく行なうことができる。
【0069】
(4)熱均一化ローラに被嵌・装着している無端ベルトを無端ベルト押え部材で押さえるので、加圧ローラに接触する無端ベルトに弛みや皺が発生するのを抑制することができ、かつ、大きなニップ幅を安定的に確保することができる。また、無端ベルトの脱落や破損等のトラブルの発生を防止することもできる。
【0070】
(5)加圧ローラ、熱均一化ローラ、および、無端ベルト押え部材を、互いに逆向きに回転駆動させるので、ローラ間に大きな付勢圧を作用させることなく、無端ベルトを介して、加圧ローラと熱均一化ローラとの間に大きなニップ幅を確保することができ、これにより、広い伝熱面積を確保することができる。
【0071】
(6)無端ベルトは、加圧ローラおよび熱均一化ローラに対して、熱伝導率が高い素材により形成するので、両ローラ間の伝熱効率が向上し、加圧ローラに対する温度の制御・調整(加熱、放熱)が容易となる。
【0072】
(7)複数の温度検出部の少なくとも1つを、定着装置を通過する全ての用紙が通過する位置に配置し、他の温度検出部は、通紙される用紙サイズによって、用紙が通過する時と、用紙が通過しない時と、が発生する位置に配設するので、加圧ローラの温度分布を段階的に検出することができるため、加圧ローラの温度の均一化に適切に対処することができる。
【0073】
(8)(加圧ローラの長手方向に間隔をおいて配置した)複数の温度検出部の検出結果が異なる温度差領域にある時には、加圧ローラの温度分布が均一でないため、熱均一化ローラを加圧ローラに当接させることで、加圧ローラの温度分布を均一化し、良好な定着性を得ることができる。
【0074】
また、複数の温度検出部の検出結果が等しいか、略等しい時は、加圧ローラの温度分布が均一であると判断できるため、熱均一化ローラを加圧ローラから離間させても良好な定着性を得ることができ、また、これにより、両ローラの無駄な消耗を回避することができる。
【0075】
(9)加圧ローラの検出温度が、定着温度に対して高温オフセットを発生させる領域となる定着上限温度域と、低温オフセットを発生させる領域となる定着下限温度域と、にまたがっている場合には、定着温度が異なる温度差領域にあるとし、加圧ローラが、このような異なる温度差領域にまたがるような温度分布状態が検出される時には、加圧ローラの温度分布が不均一であると判断されるため、前述したように、熱均一化ローラを加圧ローラに接触させて温度分布の均一化を図ることができる。
【0076】
(10)熱均一化ローラの離接動作が、カム、弾性部材を用いた簡易な構成でおこなうので、装置を安価に提供することができる。
【0077】
(11)加圧ローラに対する熱均一化ローラの離接動作は、定着装置中に用紙が通紙されていない時に実施されるので、たとえ、その離接動作時に加圧ローラに対して負荷変動が発生しても、用紙の定着動作に影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成説明図である。
【図2】同定着装置の構成説明図である。
【図3】同熱均一化ローラの離接機構の説明図である。
【図4】同ニップ幅対応の非通紙の温度変化を示すグラフである。
【符号の説明】
21−熱均一化ローラ
22−無端ベルト
23−無端ベルト押え部材
26−カム
28−弾性部材
171−加熱ローラ
172−加圧ローラ
Claims (11)
- 加熱ローラおよび加圧ローラの表面温度を検出、制御する複数の温度検出部を有する定着装置において、
前記加圧ローラの外周部に離接可能な熱均一化ローラを備えていることを特徴とする定着装置。 - 前記熱均一化ローラの内部には、加熱源が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記熱均一化ローラの外周には、該熱均一化ローラの外周長より長い無端ベルトがゆとりを持った状態で被嵌・装着されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記熱均一化ローラは、その外周の一部に前記無端ベルトを押える無端ベルト押え部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記加圧ローラ、前記熱均一化ローラ、および、前記無端ベルト押え部材は、互いに逆向きに回転駆動されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記無端ベルトは、前記加圧ローラおよび前記熱均一化ローラに対して、熱伝導率が高い素材により形成されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記複数の温度検出部の少なくとも1つは、前記定着装置を通過する全ての用紙が通過する位置に配置され、他の温度検出部は、通紙される用紙サイズによって、用紙が通過する時と、用紙が通過しない時と、が発生する位置に配設されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記熱均一化ローラは、前記加圧ローラに対して、前記複数の温度検出部の検出結果が異なる温度差領域にまたがる時に当接し、検出結果が等しいか、または、略等しい時は離間することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記異なる温度差領域とは、前記定着装置における定着設定温度に対する定着上限温度値と、定着下限温度値と、の間の温度差領域であることを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
- 前記熱均一化ローラの離接動作は、カム、弾性部材を用いて行われることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記熱均一化ローラの離接動作は、前記定着装置中に用紙が通紙されていない時に実施されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
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