JP3759102B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、定着ローラと加圧ローラとを有する定着装置を備えた画像形成装置に関し、より詳細には非通紙領域に設けられた温度検知手段を用いて定着ローラの温度制御を行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式を用いた画像形成装置において、ヒータを内蔵した定着ローラと加圧ローラとを圧接させ、このローラ間に、未定着トナー画像を担持した用紙を通過させてトナーを用紙に定着させる熱ローラ方式の定着装置がこれまでから広く用いられている。
【0003】
このような定着装置において、定着ローラの表面温度を一定に維持させるために、サーミスタ温度計(以下、「サーミスタ」と略すことがある)などの温度検知手段を定着ローラ表面に取り付け、サーミスタの検知温度に基づき定着ローラに内蔵されたヒータの入切を制御することが一般的に行われている。定着ローラの表面温度を精度よく検知するには用紙が通過する領域にサーミスタを取り付けるのがよい。しかしながら、サーミスタを定着ローラ表面に取り付けると、サーミスタとの摺擦によって定着ローラ表面に傷がつき、定着ローラの離型性が低下したり、あるいはサーミスタに未定着トナーが付着し、コピー画像の汚れが発生したり、温度検知精度が低下することがあった。そこでこのような不具合を防止するため、定着ローラにおいて用紙が通過しない通紙領域(非通紙領域)にサーミスタを設けることが行われつつある(例えば特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−311581号公報(特許請求の範囲、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
定着ローラの非通紙領域にサーミスタを設けた定着装置では、通紙領域とサーミスタの設置位置との間の距離に起因して通紙領域の表面温度を精度よく制御できないという問題がある。例えば、定着ローラ表面温度が定着用温度に維持される定着処理状態(第1状態)と、定着用温度よりも低い待機用温度に維持される待機状態(第2状態)とを設けて、定着処理状態が終了した後は待機状態として省エネルギーを図る画像形成装置において、定着処理状態が終了した後わずかな待機状態を挟んで次の定着処理が開始されることが何度も繰り返されると、サーミスタでの検知温度は設定温度を維持しているにも拘わらず、定着ローラ中央部の表面温度が次第に上昇し、最悪の場合には高温オフセットが発生するという問題がある。
【0006】
図6に、従来の定着ローラの温度制御例を示す。図6は、サーミスタの設定温度の変化を示す図である。定着装置が第1状態(定着処理状態)のときには、サーミスタの検知温度が180℃となるようにヒータへの通電制御が行われる。定着処理が終了すると(コピー終了)、制御状態は第2状態(待機状態)となりサーミスタの検知温度が165℃となるようにヒータへの通電制御が行われる。そして、第2状態となってからT秒後にコピースイッチがオンされて制御状態が第1状態となると、再びサーミスタの検知温度が180℃となるようにヒータへの通電制御が行われる。
【0007】
このような制御が繰り返し複数回行われ、さらに時間Tが30秒以下といった非常に短い時間である場合、定着ローラの表面温度が高くなり過ぎて高温オフセットが発生することがある。図7に、図6の温度制御を用いて定着処理を実際に行った場合の定着ローラ中央部の表面温度およびサーミスタの検知温度の経時変化例を示す。図7によれば、サーミスタの検知温度は180℃前後で安定しているの対し、定着ローラ中央部の表面温度は定着処理状態が繰り返されるに従って徐々に上昇し、ついには220℃を超えて高温オフセットが発生した。
【0008】
本発明は、温度検知手段が定着ローラの非通紙領域に設けられたことに起因するこのような問題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、定着処理終了後、わずかの待機状態を経た後、再び定着処理という一連の流れが複数回繰り返された場合であっても、定着ローラの表面温度を所定温度に維持し、高温オフセットが発生しないようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の画像形成装置では、発熱体を内蔵した定着ローラと、この定着ローラに圧接した加圧ローラと、前記定着ローラ表面の非通紙領域に設けられた、前記定着ローラの表面温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段による検知温度に基づき前記発熱体への通電を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記検知温度が第1設定温度を維持するように前記発熱体への通電を制御し、定着ローラ表面温度を定着温度に維持する第1状態と、前記検知温度が第2設定温度を維持するように前記発熱体への通電を制御し、定着ローラ表面温度を定着温度よりも低い待機用温度に維持する第2状態とを備え、制御状態が、第1状態から第2状態に変更された後短時間の内に、第2状態から第1状態に再び変更されたとき、温度検知手段の設定温度を、第2設定温度よりも低い温度とした後、第2設定温度と第1設定温度との間の温度とし、そして第1設定温度とすることによって、定着ローラ中央部の表面温度を高温オフセットを発生しない温度とする構成とした。
【0010】
ここで、省エネルギーの観点から、前記発熱体として2つの発熱体を用い、一方の発熱体が定着ローラの中央部を主として加熱し、もう一方の発熱体が定着ローラの両端部を主として加熱するようにし、前記第1状態および前記第2状態では前記2つの発熱体への通電制御によって所定の設定温度を維持するようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の画像形成装置の大きな特徴は、制御状態が短時間の待機状態(第2状態)を経て再び定着処理状態(第1状態)に変更された場合、検知手段の設定温度を第2設定温度から、それよりも低い温度とした後、第2設定温度と第1設定温度の間の温度とし、そして第1設定温度とすることにある。かかる温度制御によれば、定着処理状態が短時間の待機状態を挟んで複数回繰り返されても、定着ローラ中央部の表面温度が高くなり過ぎることが効果的に防止される。
【0012】
以下、本発明の画像形成装置を図に基づいて説明する。なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
【0013】
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態である複写機の概略構成図である。本体ハウジング1は、上ハウジング11と、下ハウジング13と、その間に位置する連結ハウジング12とを有する。そして上ハウジング11の上には開閉自在に載置された原稿搬送部2が取り付けられている。
【0014】
原稿搬送部2は、原稿給紙トレイ21と原稿搬送部本体22、原稿排紙トレイ23、原稿カバー24とを備える。原稿排紙トレイ23は、原稿カバー24上面の一部として一体に形成されている。原稿搬送路dの延長上の上流端に原稿給紙トレイ21が配設され、下流端に原稿排出トレイ23が配設されている。原稿搬送部本体22内の原稿搬送路dには、原稿搬送方向上流側から順にピックアップローラ22a、搬送ローラ対22b、レジストローラ対22c、排出ローラ対22dが設けられている。そして、レジストローラ対22cと排出ローラ対22dの間に画像読取り部25が設けられている。原稿給紙トレイ21に画像面を上向きにセットされた画像原稿(不図示)は、コピー開始ボタン(不図示)がオンされると、前記各ローラによって搬送路dを搬送され、途中画像読取り部25で露光部3によって画像が読みとられる。
【0015】
露光部3は上ハウジング11に内蔵されている。露光部3は、露光ランプ31と反射板32、第1ミラー33、第2ミラー34、第3ミラー35、集光レンズ36、イメージセンサ(例えばライン型のCCD)37を備える。露光ランプ31と第1ミラー33は第1キャリッジ(不図示)上に搭載され、第2ミラー34、第3ミラー35は第2キャリッジ(不図示)上に搭載されている。いわゆるシートスルー方式で原稿画像を読み取る場合には、第1キャリッジが画像読取り部25の直下に移動し、露光ランプ31からの光照射光が移動中の原稿を露光する。照射光は第1ミラー33、第2ミラー34、第3ミラー35、集光レンズ36を通じてCCD37に到達して光電変換処理を経て電気信号となるように読み取られる。他方、原稿固定方式で原稿画像を読み取る場合には、原稿載置板26上の載置された原稿画像は露光部3による読取走査を受けることにより、CCD37上に縮小結像され、光電変換処理を経て電気信号となるように読み取られる。
【0016】
下ハウジング13内には、給紙部4と画像形成部5、定着装置6とが内蔵さている。給紙部4についてまず説明すると、下ハウジング13の下部には用紙Pが収容された給紙カセット41が配設され、用紙Pはここからコロ42により1枚ずつ搬送路へ送り出される。また、下ハウジング13の左側下部には開閉可態な給紙トレイ43が備えられており、ここに用紙Pを載置しておくことにより、前記と同様に用紙はコロ44により1枚ずつ搬送路へ送り出される。
【0017】
次に画像形成部について説明する。画像形成部5は、感光体ドラム51と、その周囲に配設された帯電器52、光走査ユニット53、現像器54、転写ローラ55、クリーニング器56とを備える。感光体ドラム51は時計回りに回転し、まず帯電器52により感光体ドラム51の表面は均一に帯電される。次に、光走査ユニット53から感光体ドラム51の表面にレーザ光が照射されて、画像部分又は背景部分に相当する電荷が消去され、感光体ドラム51の表面に静電潜像が形成される。そして現像器54によって感光体ドラム51上の静電潜像にトナーが供給され静電潜像が顕像化する。
【0018】
感光体ドラム51がさらに回転し、トナー画像が転写ローラ55と対向する位置に来たときに、それに合わせて、感光体ドラム51と転写ローラ55との間に用紙Pが搬送され来る。このとき転写ローラ55に、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されることにより、感光体ドラム51上のトナー画像が用紙P上に転写される。感光体ドラム51上の転写されなかった残留トナーはクリーニング器56によって感光体ドラム51上から除去される。一方、トナー画像が転写された用紙Pは後述する定着部6に搬送され、ここでトナー画像は加熱・加圧されて用紙に定着し、排紙経路を通って排紙トレイ7a,7bに排出される。
【0019】
定着装置について次に説明する。定着装置6は、定着ローラ61と加圧ローラ62とが圧接してなる。図2に定着装置6の拡大構成図を示す。定着ローラ61の非通紙領域には定着ローラ61の表面温度の検知するためのサーミスタ(温度検知手段)63が設けられている。また、定着ローラ61にはメインヒータH1(第1の発熱体)とサブヒータH2(第2の発熱体)が内蔵されている。なお、定着ローラ61及び加圧ローラ62の具体的構成については後段で説明する。
【0020】
図3に、これらのヒータH1,H2の配熱パターン例を示す。この図から理解されるように、メインヒータH1は定着ローラ61の中央部を主として加熱し、サブヒータH2は定着ローラ61の両端部を主として加熱するように設定されている。また、メインヒータH1とサブヒータH2の両方を点灯したときには定着ローラの軸方向の表面温度分布が一定となるように発熱パターンが組み合わされている。この定着装置における定着ローラ中央部の長さは約210mmとされ、A4用紙(297mm×210mm)がタテ方向に搬送されてきた場合の通紙領域と一致させてある。またメインヒータH1とサブヒータH2の全長はどちらも310mmとされ、A4用紙がヨコ方向で搬送されてきた場合でもその通紙領域をカバーさせてある。なお、図3において左側が画像形成装置の正面側、右側が画像形成装置の背面側である。
【0021】
図2おいて、サーミスタ63によって検知された定着ローラ61の表面温度は制御部64に送られ、この検知温度に基づいてメインヒータH1とサブヒータH2の入切制御がなされる。具体的には制御部64は、用紙の通紙領域が定着ローラ61の中央部よりも広い場合には、サーミスタ63による検知温度が第1設定温度を維持するようにメインヒータH1とサブヒータH2への通電を制御する(第1状態)。一方、省エネルギーの観点から制御部64は、画像形成処理が終了すると、第1設定温度よりも低い第2設定温度を維持するようにメインヒータH1とサブヒータH2への通電を制御する(第2状態)。
【0022】
なお、用紙の通紙領域が定着ローラ61の中央部と同じ又はそれよりも狭い場合には、サーミスタ63による検知温度が第1設定温度よりも低く第2設定温度よりも高い第3設定温度を維持するように、サブヒータH2への通電を停止させた状態でメインヒータH1への通電を制御する(第3状態)。第1状態と第3状態とで定着ローラ中央部の目標温度は同じであるが、サーミスタ63による検知温度の設定温度は変える。これは、サーミスタ63の設置位置とヒータ加熱部との距離を考慮したものであって、定着ローラ61の中央部のみを加熱する場合には、サーミスタ63の設置位置まで伝導する熱量が少ないため第3設定温度を第1設定温度よりも低い温度としたのである。
【0023】
このような定着装置の制御において、制御状態が第1状態から第2状態に変更された後、直ちに第1状態に変更された場合、すなわち、定着処理が終了した後、すぐにコピースタートボタンが押された場合、本発明では、サーミスタの設定温度を、一旦第2設定温度よりも低い温度とした後、第2設定温度と第1設定温度との間の温度とし、そして第1設定温度とする。図4に、制御状態とサーミスタの設定温度との関係を示す。
【0024】
まず第1状態(定着処理状態)のときサーミスタの設定温度は180℃(第1設定温度a1)となる。このとき定着ローラ中央部はおおよそ190℃となる。次に、コピー処理が終了すると直ちに第2状態(待機状態)となり、サーミスタの設定温度は165℃(第2設定温度a2)となる。このとき定着ローラ中央部はおおよそ180℃となる。そして第2状態となってからT秒後にコピー開始ボタンがオンされると、サーミスタの設定温度はa3=160℃となった後、a4=175℃となり第1設定温度a1(180℃)となる。
【0025】
ここで本発明の効果は時間Tが短い場合に奏され、時間Tが30秒以下の場合に特に奏される。またサーミスタの設定温度をa2(160℃)にしておく時間t1及びサーミスタの設定温度をa3(170℃)としておく時間t2は、ヒータの電力や定着ローラの長さや熱容量などから適宜決定すればよいが、一般的にはt1は1〜5秒の範囲が好ましく、t2は5〜10秒の範囲が好ましい。さらに、「第2設定温度より低い温度」であるa3としては、第2設定温度a2よりも1〜7℃程度低い温度が好ましく、「第2設定温度と第1設定温度との間の温度」a4としては、第1設定温度a1よりも1〜7℃程度低い温度が好ましい。
【0026】
図4に示した定着ローラの温度制御を用いて実際に定着処理を行った結果を図5に示す。図5は、T=15秒、t1=2秒、t2=6秒として、短時間の待機状態を挟んで定着処理を複数回繰り返したときの定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度の経時変化を示した図である。この実験で使用した定着ローラ61(図2参照)は、外径37mm、肉厚1mmのアルミニウム製のローラ本体61aの表面に、厚さ25μmのPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)層61bが形成されたものである。加圧ローラ62は、外径20mmの鉄製の芯金62aの表面に厚さ5mmの弾性層62bが形成され、さらにその表面に厚さ50μmのPFA(テトラフルオロエチレン−パー−フルオロアルキルビニルエーテル共重合体)チューブ層62cが形成されたものである。弾性層62bはアスカC硬度が55度のシリコンゴムの発泡体である。定着ローラ61は感光体ドラム51(図1に図示)と等速の178mm/secの周速度で駆動回転し、加圧ローラ62は定着ローラ61に圧接しているので従動回転する。
【0027】
この図から明らかなように、サーミスタの検知温度は167〜185℃の範囲で安定していた。また、定着ローラ中央部の表面温度は単発の定着処理が繰り返されても172〜205℃の範囲で安定し、高温オフセットは発生しなかった。
【0028】
なお、本発明において、定着ローラ本体61aとしてはアルミニウムの他、鉄や銅、ニッケル、ステンレスなどの金属材料を使用できる。また、定着ローラ本体の肉厚としては特に限定はないが0.5mm〜3mmの範囲が好ましい。定着ローラ本体の表面に離型性層61bを設ける場合には、PTFEの他、PFA層やPVF(ポリフッ化ビニル)、ECTFE(エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体)などのフッ素樹脂などを用いることができる。この離型性層の肉厚としては、10〜100μmの範囲から好ましい。
【0029】
また本発明で使用する加圧ローラとしては、芯金62aの表面に弾性層62bを設けたものが好ましく、弾性層62bの厚さとしては2〜15mmの範囲が好ましい。弾性層62bはアスカC硬度が5〜90度の弾性ゴムが好適である。弾性層62bの表面に離型性層62cを設ける場合には、PTFEの他、PVFやECTFEなどのフッ素樹脂などを用いることができる。また、この離型性層62cの肉厚としては20〜100μmの範囲が好ましい。
【0030】
本発明で使用する発熱体としては従来公知のものを使用できるが、中でも瞬暖性が得られることからハロゲンヒータが好ましい。また本発明で使用する温度検知手段としては従来公知のものを使用できる。
【0031】
【発明の効果】
本発明の画像形成装置では、制御状態が、定着処理状態から待機状態に変更された後短時間の内に、待機状態から定着処理状態に再び変更されたとき、サーミスタの設定温度を、第2設定温度からそれよりも低い温度に変更した後、第2設定温度と第1設定温度との間の温度とし、そして第1設定温度とするので、定着処理終了後、わずかの待機状態を経て再び定着処理という一連の流れが複数回繰り返された場合であっても、定着ローラの表面温度を所定温度に維持でき、高温オフセットが発生することがない。
【0032】
発熱体として2つの発熱体を用い、一方の発熱体が定着ローラの中央部を主として加熱し、もう一方の発熱体が定着ローラの両端部を主として加熱するようにし、定着処理状態および待機状態では前記2つの発熱体への通電制御によって所定の設定温度を維持するようにすると省エネルギー化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】 図1の画像形成装置で使用する定着装置の概略構成図である。
【図3】 定着ローラのヒータの配熱分布と用紙の通紙領域とを示す図である。
【図4】 定着ローラの温度制御を示す図である。
【図5】 図4に示した温度制御を用いて定着処理を行ったときの定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度の経時変化を示す図である。
【図6】 従来の定着ローラの温度制御を示す図である。
【図7】 図6の温度制御を用いて定着処理を行ったときの定着ローラ中央部の表面温度とサーミスタの検知温度の経時変化を示す図である。
【符号の説明】
H1 メインヒータ(第1の発熱体)
H2 サブヒータ(第2の発熱体)
a1 第1設定温度
a2 第2設定温度
61 定着ローラ
62 加圧ローラ
63 サーミスタ(温度検知手段)
64 制御部
Claims (2)
- 発熱体を内蔵した定着ローラと、この定着ローラに圧接した加圧ローラと、前記定着ローラ表面の非通紙領域に設けられた、前記定着ローラの表面温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段による検知温度に基づき前記発熱体への通電を制御する制御部とを有し、
前記制御部は、前記検知温度が第1設定温度を維持するように前記発熱体への通電を制御し、定着ローラ表面温度を定着温度に維持する第1状態と、前記検知温度が第2設定温度を維持するように前記発熱体への通電を制御し、定着ローラ表面温度を定着温度よりも低い待機用温度に維持する第2状態とを備え、
制御状態が、第1状態から第2状態に変更された後短時間の内に、第2状態から第1状態に再び変更されたとき、
温度検知手段の設定温度を、第2設定温度よりも低い温度とした後、第2設定温度と第1設定温度との間の温度とし、そして第1設定温度とすることによって、定着ローラ中央部の表面温度を高温オフセットを発生しない温度とすることを特徴とする画像形成装置。 - 前記発熱体として2つの発熱体を用い、一方の発熱体が定着ローラの中央部を主として加熱し、もう一方の発熱体が定着ローラの両端部を主として加熱し、前記第1状態および前記第2状態では前記2つの発熱体への通電制御によって前記設定温度を維持する請求項1記載の画像形成装置。
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