JPH11143291A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH11143291A
JPH11143291A JP9322095A JP32209597A JPH11143291A JP H11143291 A JPH11143291 A JP H11143291A JP 9322095 A JP9322095 A JP 9322095A JP 32209597 A JP32209597 A JP 32209597A JP H11143291 A JPH11143291 A JP H11143291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
temperature
heat
information
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9322095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3780081B2 (ja
Inventor
Toshio Miyamoto
敏男 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP32209597A priority Critical patent/JP3780081B2/ja
Priority to US09/184,847 priority patent/US6115563A/en
Priority to DE69822074T priority patent/DE69822074T2/de
Priority to EP98121215A priority patent/EP0915394B1/en
Publication of JPH11143291A publication Critical patent/JPH11143291A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3780081B2 publication Critical patent/JP3780081B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
    • G03G15/2046Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature specially for the influence of heat loss, e.g. due to the contact with the copy material or other roller
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6588Apparatus which relate to the handling of copy material characterised by the copy material, e.g. postcards, large copies, multi-layered materials, coloured sheet material
    • G03G15/6594Apparatus which relate to the handling of copy material characterised by the copy material, e.g. postcards, large copies, multi-layered materials, coloured sheet material characterised by the format or the thickness, e.g. endless forms
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00443Copy medium
    • G03G2215/00514Envelopes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2035Heating belt the fixing nip having a stationary belt support member opposing a pressure member

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイズの異なるものに交換して、続けて作業
を行った場合においても安定した画像品質を可能とする
品質性に優れた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 封筒等の小サイズ紙を1枚でも通紙した
後に、所定時間内に普通サイズプリントを行う場合は、
一律に温調を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材上に形成さ
れた未定着画像を定着させるための定着装置、特にフィ
ルム加熱方式の定着装置を備えた、例えば、電子写真式
プリンター、複写機、及び、静電記録装置などの画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式の複写機、プリ
ンター等には、記録材上に形成された未定着画像(トナ
ー画像)を定着させるための定着装置が備えられてい
る。
【0003】そして、この定着装置の多くは、定着手段
として省エネルギータイプのフィルム加熱方式を採用し
ている。
【0004】フィルム加熱方式の定着装置としては、例
えば特開昭63−313182号公報、特開平2−15
7878,4−44075〜44083,4−2049
80〜204984号公報等に開示されている。
【0005】すなわち、フィルム加熱方式の定着装置
は、加熱用回転体である耐熱性フィルム(定着フィル
ム)を、加圧用回転体(弾性ローラ)によって、加熱体
に密着させながら摺動搬送させ、耐熱性フィルムを挟ん
で加熱体と加圧部材とで形成される圧接ニップ部に、未
定着画像を担持した記録材を導入して、耐熱性フィルム
と一緒に搬送させて、耐熱性フィルムを介して付与され
る加熱体からの熱と圧接ニップ部の加圧力によって未定
着画像を記録材上に永久画像として定着させる装置であ
る。
【0006】このようなフィルム加熱方式の定着装置に
は、加熱体として低熱容量線状加熱体を用いることがで
き、また、耐熱性フィルムとして薄膜の低熱容量のもの
を用いることが出来るため、省電力化・ウエイトタイム
短縮化(クイックスタート性の向上)が可能である。
【0007】又、この種の装置における定着方式として
は、定着フィルムの駆動方式にフィルム内周面に駆動ロ
ーラーを設け、フィルムにテンションを加えながら駆動
する方式と、フィルムをフィルムガイドにルーズに嵌合
させ、加圧用回転体を駆動することで、フィルムを加圧
用回転体に対し従動回転させる方式(加圧用回転体駆動
方式)が知られている。
【0008】特に、近年では部品点数が少なくて済むこ
とから、後者の加圧用回転体駆動方式が採用されること
が多い。
【0009】ここで、熱ローラ式の加熱定着装置の場合
には熱容量が大きいので、温調は所定温調に一定に保つ
という簡単なもので良いが、上述のフィルム加熱方式の
定着装置の場合では、オンデマンド性を持たせるため熱
容量を小さくする必要があり、以下に示すように温調制
御する必要性があった。
【0010】すなわち、フィルム加熱方式の定着装置で
は、加圧ローラの温度によって紙に与える熱量がかなり
異なるので、一定温調にすることができず、プリント枚
数や前回定着してからの経過時間などにより、紙に与え
る熱量を一定にするように温調温度を常に変更する。
【0011】例えば、具体的には電源スイッチオン後の
加圧ローラ温度が低いときは、温調温度を高く設定し、
プリントを重ねるうちに加圧ローラ温度が高くなると、
温調温度を徐々に下げていく。
【0012】このような温調制御により、定着不良やホ
ットオフセットを防止することができた。
【0013】例えば、図6に温調制御の一例を示す。図
において、横軸はプリント枚数で、縦軸は温調温度であ
る。
【0014】図に示したのは連続プリントの例である
が、10枚ごとに温調温度を低下させている。
【0015】ただ、いくらでも温調温度を下げるわけで
はなく、本例では50枚程度で加圧ローラ温度が安定し
てくるので、この温調を最終温調として一定にしてい
る。
【0016】また、プリントと休止が交互に行われる間
欠プリントでは、プリント間隔すなわち紙と紙との間隔
が広がり、定着装置でフィルムを介して加圧ローラがヒ
ータに加熱される時間が長いため加圧ローラ温度が連続
プリントの場合よりも上昇する。
【0017】そこで連続プリントの場合よりも温調温度
を早い枚数から低下させる。
【0018】図6中、点線で示したものがそれである。
【0019】ただし、間欠プリントの場合は休止の間隔
によって加圧ローラの温度が変わるので一概に同じ温調
とすることはできない。
【0020】たとえば、30枚間欠プリントをしたあと
最終温調に入るが、ここで長い休止をはさむと加圧ロー
ラ温度が低下してしまうため、再び、高い温調温度とし
ていた。
【0021】この場合、加圧ローラの温度を推測するた
めに、ヒータに付いている温調用サーミスタ等のセンサ
ーで検知して、所定のテーブルに対応した最適の温調に
入れるようにしていた。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術に係るオンデマンド式の定着装置では、サーミ
スタ部分の加圧ローラ温度しか考慮していなかった。
【0023】したがって、封筒のような小サイズ紙のプ
リント後は、長手方向において封筒が通っていた通紙域
は、従来の方法でも加圧ローラ温度検知が可能である
が、ヒータが長手方向最大通紙幅全域で均一な発熱を行
っているため、非通紙域においては、紙に奪われる熱量
がないことから高温になっていた(いわゆる非通紙部昇
温)。
【0024】この場合、通紙域にあるサーミスタによ
り、従来の方法で設定した温調では、非通紙域では過定
着となるためホットオフセットによる画像汚れが発生し
ていた。
【0025】ここで、次のプリントがこれまでと同じ封
筒の場合(すなわち、同じサイズのものを搬送する場
合)については、通紙域では異常昇温は起こっていない
ので、単に温調温度を低下させるようにすると、定着不
良が発生してしまう。
【0026】また、加圧ローラ駆動方式のオンデマンド
定着で、特に加圧ローラにフッ素樹脂のチューブを用い
た場合には、封筒などの小サイズ紙通紙後に、加圧ロー
ラの非通紙部昇温により、記録材である紙から激しく水
分が蒸発して、加圧ローラの搬送力が失って、記録材が
スリップすることもあった。
【0027】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、サイ
ズの異なるものに交換して、続けて作業を行った場合に
おいても安定した画像品質を可能とする品質性に優れた
画像形成装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、搬送される記録材上に形成された
未定着画像を加熱して定着させる加熱手段を備えた画像
形成装置において、既に加熱定着させた記録材の情報
と、次に加熱定着させる記録材の情報とによって、前記
加熱手段による加熱温度の温調を制御することを特徴と
する。
【0029】したがって、これから加熱定着させる記録
材の情報、および、既に加熱定着させた記録材の情報に
応じて、適正な加熱温度の温調が可能となるので、未定
着画像は適正に定着される。
【0030】また、搬送される記録材上に形成された未
定着画像を加熱して定着させる加熱手段を備えた画像形
成装置において、既に加熱定着させた記録材の情報と、
次に加熱定着させる記録材の情報とによって、前記加熱
手段により加熱定着させる記録材間の休止時間を制御す
ることもできる。
【0031】したがって、これから加熱定着させる記録
材の情報、および、既に加熱定着させた記録材の情報に
応じて、休止時間を制御して加熱部の温度分布を所望の
分布にすることが可能となるので、未定着画像は適正に
定着される。
【0032】さらに、搬送される記録材上に形成された
未定着画像を加熱して定着させる加熱手段を備えた画像
形成装置において、既に加熱定着させた記録材の情報
と、次に加熱定着させる記録材の情報とによって、前回
転時間および後回転時間を制御することも好適である。
【0033】したがって、これから加熱定着させる記録
材の情報、および、既に加熱定着させた記録材の情報に
応じて、前回転時間および後回転時間を制御して加熱部
の温度分布を所望の分布にすることが可能となるので、
未定着画像は適正に定着される。
【0034】前記加熱手段は、内部に加熱ヒータを備え
た加熱用回転体と、該加熱用回転体に対して加圧する加
圧回転体と、を有し、該加熱用回転体と加圧用回転体と
の挟持部に、未定着画像が形成された記録材を搬送させ
て未定着画像を定着させるとよい。
【0035】既に加熱定着させた記録材の情報により加
圧用回転体表面の温度分布を予測して、次に加熱定着さ
せる記録材の情報により該記録材の通過領域の予測温度
分布に基づいた制御を行うとよい。
【0036】既に加熱定着させた記録材の情報は、加熱
定着の際の加熱手段による加熱温度の温調温度の情報を
有するとよい。
【0037】既に加熱定着させた記録材の情報は、加熱
定着させた記録材のサイズの情報を有するとよい。
【0038】既に加熱定着させた記録材の情報は、加熱
定着させた記録材の枚数の情報を有するとよい。
【0039】前記次に加熱定着させる記録材の情報は、
記録材のサイズの情報を有するとよい。
【0040】前記次に加熱定着させる記録材のサイズ
が、直前に加熱定着させた記録材のサイズよりも大きい
場合には、温調温度を下げるように制御するとよい。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0042】(第1の実施の形態)図1〜図6を参照し
て、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置につ
いて説明する。
【0043】まず、図1を参照して画像形成装置全体の
構成等について説明する。図1は本発明の実施の形態に
係る画像形成装置の概略構成図である。
【0044】図1において、1は像担持体たる感光ドラ
ムであり、OPC等の感光材料をアルミニウムやニッケ
ル等のシリンダ状の基板上に形成して構成されている。
【0045】画像形成を行う際には、まず初めに、感光
ドラム1の表面は、帯電装置としての帯電ローラ2によ
って一様に帯電される。
【0046】次に露光手段であるレーザービーム3によ
り、画像情報に応じてON/OFF制御されて走査露光
がなされ、感光ドラム1上に静電潜像が形成される。
【0047】この静電潜像は、現像装置4で現像され、
可視化(未定着画像(トナー像)が形成)される。
【0048】なお、現像方法としては、ジャンピング現
像法等が用いられ、イメージ露光と反転現像との組み合
わせで用いられることが多い。
【0049】記録材Pは手差しトレイ21またはカセッ
ト26から給紙ローラ22あるいは27によって取り出
され、記録材Pはレジストローラ24によって、感光ド
ラム1表面に形成されたトナー像と同期されながら感光
ドラム1と転写ローラ5とで形成される転写ニップ部に
供給される。
【0050】転写ニップ部において、感光ドラム1上の
トナー像は不図示の電源による転写バイアスの作用で記
録材Pに転写される。
【0051】トナー像を保持した記録材Pは加熱手段を
構成する定着装置6へ搬送され、定着装置6のニップ部
で加熱・加圧されてトナー像が記録材P上に定着され永
久画像となり機外へ排出される。
【0052】一方、転写後に感光ドラム1上に残留する
転写残留トナーは、クリーニング装置7により感光ドラ
ム1表面より除去される。
【0053】次に、本発明の実施の形態の特徴である加
熱手段を構成する定着装置について、特に図2を参照し
て説明する。図2は本発明の実施の形態に係る定着装置
の概略構成断面図である。
【0054】図2において、13は加熱用回転体を構成
するエンドレスベルト状の耐熱フィルム(定着フィル
ム)であり、半円弧状のフィルムガイド部材(ステイ)
10に対して周長に余裕を持たせた形で外嵌している。
【0055】フィルム13は熱容量を小さくしてクイッ
クスタート性を向上させるために、膜厚を総厚100μ
m以下、好ましくは40μm以下20μm以上とするこ
とが好適である。
【0056】また、その素材としては、耐熱性・離型性
・強度・耐久性等のあるPTFE,PFA,PPS等の
単層フィルム、或いはポリイミド,ポリアミドイミド,
PEEK,PES等のフィルム表面にPTFE,PF
A,FEP等を離型層としてコーティングした複合層フ
ィルムとすることができる。
【0057】12は加熱ヒーターとしてのセラミックヒ
ーターであり、セラミック基板上に発熱ペーストを印刷
した発熱体、発熱体の保護と絶縁性を確保するためのガ
ラスコーティング層を順次形成したものであり、ヒータ
ー12上の発熱体へ電力制御されたAC電流を流すこと
により発熱させることができる。
【0058】セラミック基板の裏にはチップサーミスタ
14が接着してあり、非通紙時の一定時間ヒーターへの
通電をOFF又はONした時間内の温度変化を該チップ
サーミスタ14により検知し、この検知結果を基にヒー
ターの目標温度を決定して、不図示のヒーター駆動手段
を制御してヒーター12への電力制御を行いヒーター温
度を目標温度(プリント温度)に保つ構成となってい
る。
【0059】なお、本実施の形態の定着装置において
は、記録材上の長手端部付近に温度検知素子を配置し
て、記録材のサイズによらず定着フィルム10上の所定
の位置を常に記録材端部が通過する片側基準の構成であ
る。
【0060】11は加圧用回転体としての加圧ローラで
あり、芯金上にシリコーンゴム等の耐熱性ゴムを成形し
た弾性層、或いはシリコーンゴムを発泡して成るスポン
ジ弾性層を構成した回転体で、弾性体上にはPFA,P
TFE,FEP等のフッ素樹脂から成る耐熱離型層を形
成するのも好適である。
【0061】加圧ローラ11は不図示のバネにより加熱
部材に圧接され配され、不図示の駆動系により回転駆動
されており、記録材Pと定着フィルム10は加圧ローラ
11によって従動回転され、搬送される構成となってい
る。
【0062】未定着のトナー像は定着装置の加熱部(フ
ィルム及びセラミックヒーター)と加圧ローラにより形
成された圧接ニップ部内で加熱・加圧されて、記録材P
上に定着され、定着後の記録材Pは機外へ排出される。
【0063】次に、特に図3、図4および図5を参照し
て、上述のように構成された画像形成装置の動作制御等
について説明する。
【0064】図3は本発明の実施の形態に係る画像形成
装置のブロック図であり、図4は本発明の第1の実施の
形態に係る定着装置のフローチャート図であり、図5は
本発明の第1の実施の形態に係る定着装置に具備された
加圧ローラの温度変化グラフ図である。
【0065】本実施の形態においては、小サイズの記録
材として封筒をプリントした後に、普通サイズの記録材
として普通紙をプリントする場合に、ホットオフセット
や定着不良を防止する制御を示す。
【0066】本実施の形態においては、封筒等の小サイ
ズ紙を1枚でも通紙した後に、所定時間内(本実施の形
態では60秒以内)に普通サイズプリントを行う場合
は、一律に温調を低下させている。
【0067】なお、小サイズの検知は紙サイズ情報と図
1に示したセンサー25によって紙長さを検知し、本実
施の形態では250mm以下の場合は小サイズと判定す
る。
【0068】すなわち、図4のフローチャートに示した
ように、プリンタを行う紙長さを検知して、250mm
以下でなければそのままの温調により行われ、250m
m以下であった場合には、その次の紙長さも250mm
以下であればそのままの温調により行われるが、その次
の紙長さが250mm以下でなければ、温調を低下させ
る制御を行う(本実施の形態においては30℃低下させ
る)。
【0069】したがって、1枚でも小サイズの記録材が
プリントされた場合には、次に続けて普通サイズ(ある
いは大サイズ)の記録材をプリントする場合には、温調
が下げられることになる。
【0070】図5は定着装置を電源スイッチオンしてC
OM10封筒(横241mm,縦105mmの定型封
筒)を連続30枚プリントしたときの加圧ローラの温度
変化をグラフにしたものである。
【0071】通紙域においては、プリント中、加圧ロー
ラ温度は紙間で加熱され、通紙中は冷めるという繰り返
しで、振動しながら80℃程度から100℃程度に徐々
に上昇していく(図中(a))。
【0072】一方、非通紙域においては、プリント中、
加圧ローラ温度がどんどん上昇し、1枚目で100℃程
度、10枚目で200℃程度、30枚目で220℃程度
と通紙域に比べ非常に高い温度になっていき、40〜5
0枚程度で230℃付近でほぼ飽和してきた(図中
(b))。
【0073】なお、図には示していないが、封筒プリン
ト終了後は、加圧ローラ温度は低下し始めるが、数十秒
の時点では、非通紙域では加圧ローラが200℃程度と
まだ熱い。
【0074】一方、通紙域では100℃から70℃程度
となり、通紙域と非通紙域との間で大きな温度差が生じ
ている状態となる。
【0075】この状態(COM10封筒を連続30枚プ
リントした状態)で、続けて普通サイズ(この場合はA
4サイズ)をプリントする場合は、従来の制御において
は、図6で示した第3温調190℃でプリントを行う。
【0076】この温調は加圧ローラ温度が100℃程度
の場合にふさわしい定着を得られる温調であるから、封
筒通紙域内であった部分では良好な定着性を得られる
が、封筒非通紙部であった部分は定着過多になりホット
オフセットが発生する可能性がある。
【0077】そこで、本発明の実施の形態による制御に
おいては、封筒プリントが行われた後は、温調温度を3
0℃低下させるモードにはいるため160℃温調とす
る。
【0078】以下の表に、本発明の実施の形態(160
℃温調とする場合)と、比較例(190℃温調とする場
合)の定着性とホットオフセットについて示す。
【0079】
【表1】 表によれば、本実施の形態では定着性は問題なくて、ホ
ットオフセットも発生しなかったが、比較例では定着性
は十分であるが、非通紙域においてホットオフセットが
発生してしまった。
【0080】以上は、封筒30枚プリントした後に普通
紙のプリントを行う場合を示したが、次に、封筒1枚プ
リントした後に普通紙のプリントを行う場合を示す。
【0081】図4に示したように封筒1枚のみの場合
は、加圧ローラの非通紙部の昇温は120℃程度、通紙
部の昇温は80〜90℃程度で、通紙、非通紙域での温
度差は20℃程度であるので、ホットオフセットは比較
例でも30枚の後に比べ軽いレベルではある。
【0082】ここで、温調は第1温調で200℃である
が、本発明の実施の形態においては、封筒後の普通紙温
調を30℃低下させ170℃とすることで、ホットオフ
セットを完全になくすることができる。
【0083】このようにすることによって、定着性にお
いては若干不利な方向ではあるが、定着性の悪いボンド
紙を使用した場合でも、通常温度23℃環境においては
文字が剥れることはなく、実用上問題ないレベルであっ
た。
【0084】また、本実施の形態では、封筒通紙後の普
通サイズプリントにおいては、一律に温調低下させてい
るので、温調シーケンスが複雑になることなく、封筒通
紙後の普通サイズの定着性の安定化を図ることができ
る。
【0085】このように、本来、ホットオフセットや定
着不良を発生させないように、突入温調を決定してはい
るが、封筒のような小サイズ紙の場合は長手方向の温度
分布が不均一になるために従来の制御ではホットオフセ
ットを防げなかったが、上述のような制御を行うこと
で、この問題を解決することができた。
【0086】特に、小サイズプリント時に、通紙部と非
通紙部との温度差が大きくなるようなプロセススピード
の速い画像形成装置において有効である。
【0087】以上のように、封筒など小サイズ紙のプリ
ントが行われ終了した後、次にプリントを行うとき、次
の記録材の通紙領域の、加圧ローラの温度を予測し、そ
の温度に対応して適正な温調を決定して定着を行うこと
で、ホットオフセット、スリップジャムを防止する効果
がある。
【0088】したがって、常に適正な定着が可能とな
り、形成される画像品質を良好に保たせることができ、
品質性が向上する。
【0089】(第2の実施の形態)図7には、本発明の
第2の実施の形態が示されている。上記第1の実施の形
態では、小サイズの記録材から普通サイズの記録材に変
える場合には、一律に温調を一定温度だけ低下させる構
成を示したが、本実施の形態では、小サイズの記録材の
加熱定着枚数(プリント枚数)に応じて、普通サイズの
記録材に変える場合に下げる温調温度を変化させる構成
を示している。
【0090】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0091】図7は本発明の第2の実施の形態に係る定
着装置のフローチャート図である。
【0092】本実施の形態では、小サイズ紙をプリント
したあとに、普通サイズ紙をプリントする場合には、封
筒通紙枚数に応じて、普通サイズのプリント時の温調低
下温度を所定の値に変化させている。
【0093】すなわち、その一例を図7のフローチャー
トに示したように、プリンタを行う紙長さを検知して、
250mm以下でなければそのままの温調により行わ
れ、250mm以下であった場合には、その次の紙長さ
も250mm以下であればそのままの温調により行われ
るが、その次の紙長さが250mm以下でなければ、温
調を低下させる制御を行うことについては、上述の第1
の実施の形態の場合と同様であるが、本実施の形態では
250mm以下ものが何枚通紙されたかをカウントし、
カウント数によって低下させる温調を変化させている。
【0094】本実施の形態では、小サイズ紙を1〜10
枚連続プリントした後は、普通サイズ紙10℃低下、小
サイズ紙を11〜20枚連続プリントした後は、普通サ
イズ紙20℃低下、小サイズ紙を21〜30枚連続プリ
ントした後は、普通サイズ紙30℃低下、小サイズ紙を
31枚以上連続プリントした後は、普通サイズ紙40℃
低下させる。
【0095】なお、ここで連続プリントとは、連続プリ
ントおよび60秒以内の間欠プリントのことである。
【0096】以下の表に、本発明の実施の形態(小サイ
ズの記録材のプリント枚数に応じて温調変化する場合)
と、比較例(190℃温調とする場合)の定着性とホッ
トオフセットについて示す。
【0097】
【表2】 表に示したように、本実施の形態では封筒などの小サイ
ズ紙のプリント枚数に応じて定着温度の低下温度を変え
ているので、封筒枚数が1枚の場合でも定着性は良好で
ある。
【0098】また封筒を40枚程度プリントした直後で
も、ホットオフセットの発生を防ぐことができた。
【0099】以上のように、本実施の形態は上述の第1
の実施の形態の場合よりも温調シーケンスとしては複雑
であるが、封筒などの小サイズ紙のプリント枚数にかか
わらずより、良好な定着を得ることができる。
【0100】(第3の実施の形態)図8には、本発明の
第3の実施の形態が示されている。上述の実施の形態で
は、小サイズの記録材から普通サイズの記録材に変える
場合には、温調を低下させる構成を示したが、本実施の
形態では、小サイズの記録材から普通サイズの記録材に
変える場合には、プリント時の休止時間を変化させる
(休止時間を長くする)構成を示している。
【0101】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0102】図8は本発明の第3の実施の形態に係る定
着装置に具備された加圧ローラの温度変化グラフ図であ
る。
【0103】本実施の形態では、封筒(小サイズ紙)を
プリントしたあとに、普通サイズ紙をプリントする場合
には、封筒通紙枚数に応じて、普通サイズのプリント時
の休止時間を変化させる制御を行っている。
【0104】なお、本実施の形態における画像形成装置
に具備される定着装置に用いられる圧ローラは、芯金上
にシリコーンゴム等の耐熱性ゴムを成形した弾性層、或
いはシリコーンゴムを発泡して成るスポンジ弾性層を構
成した回転体で、PFAのフッ素樹脂から成るチューブ
を被せている。
【0105】そして、本実施の形態においては、封筒な
ど小サイズ紙を1〜10枚連続プリントした後の普通サ
イズ紙の場合は休止時間を10秒、小サイズ紙を11〜
20枚連続プリントした後の普通サイズ紙の場合は休止
時間を30秒、小サイズ紙を21〜30枚連続プリント
した後の普通サイズ紙の場合は休止時間を60秒、小サ
イズ紙を31枚以上連続プリントした後の普通サイズ紙
の場合は休止時間を90秒となるように制御している。
【0106】ここで連続プリントとは、連続プリントお
よび60秒以内の間欠プリントである。
【0107】この休止時間は、小サイズのプリント終了
後に、プリント信号がきた場合に、それが普通サイズの
プリントである場合は、次のプリント動作を一時休止す
る時間のことである。
【0108】なお、前と同じく小サイズのプリントであ
る場合は、休止することなくプリント動作を続ける。
【0109】図8に示したように、COM10封筒20
枚プリントした後の加圧ローラが温度低下していく様子
が分かる。
【0110】なお、図中(a)は通紙域の温度変化であ
り、(b)は非通紙域の温度変化である。
【0111】図中、Tで示した時間が加圧ローラ非通紙
部分の昇温が冷めて通紙域のプリント中の温度とほぼ同
じ温度になるのに要する時間である。
【0112】なお、本実施の形態おける測定結果では、
Tは約30秒であった。
【0113】プリント終了時は230℃程度あった加圧
ローラの温度が、30秒待つことにより通紙域のプリン
ト中の温度である120℃程度に低下するため、非通紙
部分のホットオフセットは発生しなかった。
【0114】このとき通紙域の部分の加圧ローラ温度も
当然冷めて行くわけであるが、温度の冷めかたとして高
温である非通紙域の方が、冷めかたが急激であり、特に
通紙域で定着不良が発生するということはなかった。
【0115】同様に、封筒通紙を1枚、10枚、30
枚、50枚プリントしたあとに普通紙プリントを行って
みたところ、いずれの場合においても、ホットオフセッ
ト、定着不良などの問題は発生しなかった。
【0116】以上のように、本実施の形態では、封筒な
ど小サイズ紙のプリントが行われ終了した後、次のプリ
ントを行うとき、次の記録材の通紙領域の、加圧ローラ
の温度を予測し、その温度に対応して適正な休止時間後
にプリントを行うことで、ホットオフセット、スリップ
ジャムを防止する効果がある。
【0117】(第4の実施の形態)上述の第3の実施の
形態では、小サイズの記録材から普通サイズの記録材に
変える場合には、小サイズの記録材の通紙枚数に応じて
休止時間を変化させる構成を示したが、本実施の形態で
は、小サイズの記録材から普通サイズの記録材に変える
場合には、小サイズの記録材の通紙枚数に応じてプリン
ト時の前回転時間、後回転時間を変化させる構成を示し
ている。
【0118】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0119】本実施の形態では、小サイズ紙をプリント
したあとに、普通サイズ紙をプリントする場合には、封
筒通紙枚数に応じて、普通サイズのプリント時の前回転
時間、後回転時間を、図9に示したように変化させるよ
うに制御している。
【0120】図9は第4の実施の形態に係る画像形成装
置の動作のタイミングチャート図であり、上側のチャー
トが通常の動作、下側のチャートが制御により変化させ
た後の動作をイメージ的に示している。
【0121】ここで、前回転とは、一般的に、プリント
信号を受けてからのプリント準備動作で、紙の給紙搬
送、感光ドラムの帯電と潜像形成、定着装置の温調準備
等の動作のことである。
【0122】また、後回転とは、プリント動作が終わっ
た後のかたずけの動作で、プリントされた紙の排紙トレ
イまでの排紙、転写ローラのクリーニング、感光ドラム
上の残トナーのクリーニング等の動作のことである。
【0123】例えば、図に示したように、2枚のプリン
ト動作を行う場合には、前回転、プリント、紙間、プリ
ント、後回転の動作が連続的に行われ、この間メインモ
ータは駆動し続けることになる。
【0124】そして、本実施の形態では、前回転時間あ
るいは後回転時間を延長するように制御することで、加
圧ローラの非通紙部の昇温を下げるようにコントロール
するものである。
【0125】なお、本実施の形態の画像形成装置に具備
される定着装置に用いられる加圧ローラは、芯金上にシ
リコーンゴム等の耐熱性ゴムを成形した弾性層、或いは
シリコーンゴムを発泡して成るスポンジ弾性層を構成し
た回転体で、PFAのフッ素樹脂から成るチューブを被
せている。
【0126】本実施の形態においては、以下のように制
御する。
【0127】小サイズ紙を1〜10枚連続プリントした
後の後回転を5秒延ばし、次のプリントが普通サイズ紙
の場合は前回転時間を5秒延長する。
【0128】小サイズ紙を11〜20枚連続プリントし
た後の後回転を15秒延ばし、次のプリントが普通サイ
ズ紙の場合は前回転時間を15秒延長する。
【0129】小サイズ紙を21〜30枚連続プリントし
た後の後回転を30秒延ばし、次のプリントが普通サイ
ズ紙の場合は前回転時間を30秒延長する。
【0130】小サイズ紙を31枚以上連続プリントした
後の普通サイズ紙の後回転を45秒延ばし、次のプリン
トが普通サイズ紙の場合は前回転時間を45秒延長す
る。
【0131】ここで連続プリントとは、連続プリントお
よび60秒以内の間欠プリントである。
【0132】この後回転の延長は、小サイズのプリント
終了後に次のプリント時間が、まだこない場合と、普通
サイズのプリント信号がきた場合に行う。
【0133】前回転の延長は、次のプリント信号がきた
場合、それが普通サイズのプリントである場合は前回転
を延長し、それが前と同じく小サイズのプリントである
場合は、延長することなくプリント動作を行うものであ
る。
【0134】ここでは後回転、前回転に分けて時間を延
長したが、それに限るものでなく、前回転にだけ延長を
設けることももちろん可能である。
【0135】本実施の形態においても、COM10封筒
20枚プリントした後の加圧ローラが温度低下していく
様子は、上述の第4の実施の形態の説明で図8に示した
ものと同様である。
【0136】すなわち、図中、Tで示した時間が加圧ロ
ーラ非通紙部分の昇温が冷めて通紙域のプリント中の温
度とほぼ同じ温度になるのに要する時間である。
【0137】なお、本実施の形態おける測定結果では、
Tは約30秒であった。
【0138】プリント終了時は220℃程度あった加圧
ローラの温度が、30秒間を後回転、前回転延長によっ
て待つことにより通紙域のプリント中の温度である12
0℃程度に低下するため、非通紙部分のホットオフセッ
トは発生しなかった。
【0139】同様に、封筒通紙を1枚、10枚、30
枚、50枚プリントしたあとに普通紙プリントを行って
みたところ、いずれの場合においても、ホットオフセッ
ト、定着不良などの問題は発生しなかった。
【0140】以上のように、本実施の形態においては、
封筒など小サイズ紙のプリントが行われ終了した後、次
のプリントを行うとき、次の記録材の通紙領域の、加圧
ローラの温度を予測し、その温度に対応して適正な後回
転、前回転延長後にプリントを行うことで、ホットオフ
セット、スリップジャム防止に効果がある。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、これか
ら加熱定着させる記録材の情報、および、既に加熱定着
させた記録材の情報に応じて、適正な加熱温度の温調を
可能としたので、未定着画像を適正に定着することがで
き、サイズの異なる記録材に交換して、続けて作業を行
った場合においても安定した画像品質を達成でき品質性
が向上する。
【0142】また、これから加熱定着させる記録材の情
報、および、既に加熱定着させた記録材の情報に応じ
て、休止時間を制御して加熱部の温度分布を所望の分布
にすることを可能とすることによっても、未定着画像を
適正に定着することができ、品質性が向上する。
【0143】さらに、これから加熱定着させる記録材の
情報、および、既に加熱定着させた記録材の情報に応じ
て、前回転時間および後回転時間を制御することによっ
ても、加熱部の温度分布を所望の分布にすることが可能
となり、未定着画像を適正に定着することができ、品質
性が向上する。
【0144】既に加熱定着させた記録材の枚数の情報に
応じた制御を行えば、少数の場合に対しても、多数の場
合に対しても、適正に未定着画像を定着することができ
る。
【0145】次に加熱定着させる記録材のサイズが、直
前に加熱定着させた記録材のサイズよりも大きい場合に
は、温調温度を下げるように制御すれば、小サイズの記
録材の場合によって温度分布が不均一になり所定よりも
高い温度になった領域部の温度を下げて、温度分布を均
一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置
の概略構成図である。
【図2】図2は本発明の実施の形態に係る定着装置の概
略構成断面図である。
【図3】図3は本発明の実施の形態に係る画像形成装置
のブロック図である。
【図4】図4は本発明の第1の実施の形態に係る定着装
置のフローチャート図である。
【図5】図5は本発明の第1の実施の形態に係る定着装
置に具備された加圧ローラの温度変化グラフ図である。
【図6】図6は温調制御の一例である。
【図7】図7は本発明の第2の実施の形態に係る定着装
置のフローチャート図である。
【図8】図8は本発明の第3の実施の形態に係る定着装
置に具備された加圧ローラの温度変化グラフ図である。
【図9】図9は第4の実施の形態に係る画像形成装置の
動作のタイミングチャート図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電ローラ 3 レーザービーム 4 現像装置 5 転写ローラ 6 定着装置 7 クリーニング装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送される記録材上に形成された未定着画
    像を加熱して定着させる加熱手段を備えた画像形成装置
    において、 既に加熱定着させた記録材の情報と、次に加熱定着させ
    る記録材の情報とによって、前記加熱手段による加熱温
    度の温調を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】搬送される記録材上に形成された未定着画
    像を加熱して定着させる加熱手段を備えた画像形成装置
    において、 既に加熱定着させた記録材の情報と、次に加熱定着させ
    る記録材の情報とによって、前記加熱手段により加熱定
    着させる記録材間の休止時間を制御することを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】搬送される記録材上に形成された未定着画
    像を加熱して定着させる加熱手段を備えた画像形成装置
    において、 既に加熱定着させた記録材の情報と、次に加熱定着させ
    る記録材の情報とによって、前回転時間および後回転時
    間を制御することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記加熱手段は、内部に加熱ヒータを備え
    た加熱用回転体と、該加熱用回転体に対して加圧する加
    圧回転体と、を有し、 該加熱用回転体と加圧用回転体との挟持部に、未定着画
    像が形成された記録材を搬送させて未定着画像を定着さ
    せることを特徴とする請求項1,2または3に記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】既に加熱定着させた記録材の情報により加
    圧用回転体表面の温度分布を予測して、次に加熱定着さ
    せる記録材の情報により該記録材の通過領域の予測温度
    分布に基づいた制御を行うことを特徴とする請求項4に
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】既に加熱定着させた記録材の情報は、加熱
    定着の際の加熱手段による加熱温度の温調温度の情報を
    有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】既に加熱定着させた記録材の情報は、加熱
    定着させた記録材のサイズの情報を有することを特徴と
    する請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】既に加熱定着させた記録材の情報は、加熱
    定着させた記録材の枚数の情報を有することを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記次に加熱定着させる記録材の情報は、
    記録材のサイズの情報を有することを特徴とする請求項
    1〜8のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記次に加熱定着させる記録材のサイズ
    が、直前に加熱定着させた記録材のサイズよりも大きい
    場合には、温調温度を下げるように制御することを特徴
    とする請求項9に記載の画像形成装置。
JP32209597A 1997-11-07 1997-11-07 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3780081B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32209597A JP3780081B2 (ja) 1997-11-07 1997-11-07 画像形成装置
US09/184,847 US6115563A (en) 1997-11-07 1998-11-03 Image fixing apparatus
DE69822074T DE69822074T2 (de) 1997-11-07 1998-11-06 Bildfixiergerät
EP98121215A EP0915394B1 (en) 1997-11-07 1998-11-06 Image fixing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32209597A JP3780081B2 (ja) 1997-11-07 1997-11-07 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11143291A true JPH11143291A (ja) 1999-05-28
JP3780081B2 JP3780081B2 (ja) 2006-05-31

Family

ID=18139869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32209597A Expired - Fee Related JP3780081B2 (ja) 1997-11-07 1997-11-07 画像形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6115563A (ja)
EP (1) EP0915394B1 (ja)
JP (1) JP3780081B2 (ja)
DE (1) DE69822074T2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6862416B2 (en) 2002-06-11 2005-03-01 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus and image forming apparatus
JP2009098508A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2011209597A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Canon Inc 画像形成装置
US8472826B2 (en) 2009-06-30 2013-06-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4250293B2 (ja) 2000-02-10 2009-04-08 キヤノン株式会社 定着装置
US6304731B1 (en) * 2000-06-08 2001-10-16 Lexmark International, Inc. Printer for narrow media
JP4659204B2 (ja) * 2000-11-24 2011-03-30 キヤノン株式会社 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置
JP5054868B2 (ja) * 2001-07-03 2012-10-24 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP4261859B2 (ja) 2001-10-09 2009-04-30 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2003186352A (ja) * 2001-12-19 2003-07-04 Canon Inc 画像形成装置
US6587654B1 (en) * 2002-01-07 2003-07-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
US20040239615A1 (en) * 2003-05-27 2004-12-02 International Business Machines Corporation System and method for providing a computer user with alerts using a lighted mouse pad
JP2005242333A (ja) * 2004-01-30 2005-09-08 Canon Inc 可撓性スリーブを有する像加熱装置
JP4537215B2 (ja) * 2004-02-03 2010-09-01 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP5157601B2 (ja) * 2008-04-03 2013-03-06 株式会社リコー 画像形成装置
JP6108730B2 (ja) * 2012-09-04 2017-04-05 キヤノン株式会社 定着装置

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2516886B2 (ja) * 1987-06-16 1996-07-24 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2646444B2 (ja) * 1988-12-12 1997-08-27 キヤノン株式会社 画像加熱定着装置
US5253024A (en) * 1988-12-07 1993-10-12 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus with rectifier element
US5293202A (en) * 1989-02-08 1994-03-08 Canon Kabushiki Kaisha Image fixing apparatus
JPH044482A (ja) * 1990-04-23 1992-01-08 Seiko Epson Corp マイクロコンピュータ
JP2926904B2 (ja) * 1990-06-11 1999-07-28 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2884715B2 (ja) * 1990-06-11 1999-04-19 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2884717B2 (ja) * 1990-06-11 1999-04-19 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2861280B2 (ja) * 1990-06-11 1999-02-24 キヤノン株式会社 加熱装置
JP2884716B2 (ja) * 1990-06-11 1999-04-19 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2884714B2 (ja) * 1990-06-11 1999-04-19 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2940077B2 (ja) * 1990-06-11 1999-08-25 キヤノン株式会社 加熱装置
JP2917424B2 (ja) * 1990-06-11 1999-07-12 キヤノン株式会社 像加熱装置
JPH04204981A (ja) * 1990-11-30 1992-07-27 Canon Inc 加熱装置
JP2900604B2 (ja) * 1990-11-30 1999-06-02 キヤノン株式会社 像加熱装置
JPH04204983A (ja) * 1990-11-30 1992-07-27 Canon Inc 加熱装置
JP2940161B2 (ja) * 1990-11-30 1999-08-25 キヤノン株式会社 像加熱装置
JPH04204982A (ja) * 1990-11-30 1992-07-27 Canon Inc 加熱装置
DE69332233T2 (de) * 1992-03-31 2003-04-17 Canon K.K., Tokio/Tokyo Bildheizgerät mit Steuerung der Betätigung mehrerer Heizelemente
JP2974507B2 (ja) * 1992-07-07 1999-11-10 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2727899B2 (ja) * 1992-11-13 1998-03-18 キヤノン株式会社 像加熱装置及び画像形成装置
JP3219518B2 (ja) * 1993-01-29 2001-10-15 キヤノン株式会社 画像形成装置
JPH06314008A (ja) * 1993-04-28 1994-11-08 Canon Inc 定着装置
JP3308692B2 (ja) * 1993-12-27 2002-07-29 キヤノン株式会社 加熱装置及び画像形成装置
JPH08314312A (ja) * 1995-05-22 1996-11-29 Canon Inc 加圧用回転体、加熱装置、及び画像形成装置
US5722026A (en) * 1995-08-31 1998-02-24 Canon Kabushiki Kaisha Pressing rotator and heating-fixing apparatus using the same
JP3102317B2 (ja) * 1995-09-08 2000-10-23 キヤノン株式会社 加圧ローラ、定着装置、及び画像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6862416B2 (en) 2002-06-11 2005-03-01 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus and image forming apparatus
JP2009098508A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP4577347B2 (ja) * 2007-10-18 2010-11-10 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
US8472826B2 (en) 2009-06-30 2013-06-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2011209597A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Canon Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0915394B1 (en) 2004-03-03
JP3780081B2 (ja) 2006-05-31
US6115563A (en) 2000-09-05
EP0915394A2 (en) 1999-05-12
DE69822074T2 (de) 2004-12-30
EP0915394A3 (en) 1999-12-15
DE69822074D1 (de) 2004-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4250293B2 (ja) 定着装置
JP3780081B2 (ja) 画像形成装置
JPH11133803A (ja) 定着装置及び画像形成装置
EP0860752B1 (en) Image forming apparatus having a fixing apparatus
JP4598970B2 (ja) 画像形成装置
JP2004013045A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JPH10186946A (ja) 画像形成装置
JP2011123235A (ja) 画像形成装置
JP2002214961A (ja) 加熱定着装置及びそれを有する画像形成装置
JP2006084835A (ja) 加熱定着装置、画像形成装置およびその制御方法
JP2004021079A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP3984737B2 (ja) 定着装置
JP2007206327A (ja) 加熱装置、加熱装置の制御方法及び画像形成装置
JPH11344892A (ja) 定着装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP2010164860A (ja) 画像形成装置
JP2002189378A (ja) 画像形成装置
JPH1020718A (ja) 画像形成装置
JP2008123709A (ja) 加熱体、定着装置及び画像形成装置
JP4642213B2 (ja) 画像形成装置
JP2007065413A (ja) 画像形成装置
JP2006215143A (ja) 加熱定着装置及び画像形成装置
JP2006317512A (ja) 加熱定着装置
JP4295564B2 (ja) 定着装置及び回転制御方法
JP2006038920A (ja) 画像形成装置
JP2009075411A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120310

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140310

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees