JP2012058646A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】幅狭紙印刷時に熱拡散部材を用いても全ての熱を通紙部に集めることができず、空気を介して余分な熱エネルギーを装置外部へ放出し、エネルギー効率の観点で劣っていた。
【解決手段】記録用紙100に画像を形成する画像形成装置10において、記録用紙100へ熱を供給する定着ベルト43と、定着ベルト43へ熱を供給する定着ヒータ60と、熱を移動可能な蓄熱部材70と、蓄熱部材70の離接を制御することによって、熱の移動経路を制御する離接機構80とを有する。離接機構80は、印刷時に定着ベルト43が過熱したならば、蓄熱部材70と定着ベルト43とを接触させて蓄熱部材70に熱エネルギーを蓄え、待機時に蓄熱部材70を定着ヒータ60に接触させて定着ヒータ60に熱エネルギーを供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、定着器を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、定着器を備えた画像形成装置では、印刷画像に対応したトナー像を紙に転写し、熱と圧力によってトナーを紙に定着させて印刷する。この際、例えば幅の狭い用紙を印刷する際に、定着ベルトの非通紙部(用紙が通過する部位)が過熱することを防止するため、蓄熱部材を所定の条件で接触・離間させて非通紙部の熱を通紙部(用紙が通過する部位)へ移動させ、非通紙部の過熱を防止し、よって安全性を確保する技術が知られている。
特許文献1には、無端ベルトの熱を左右中央に均等配分することによって、無端ベルトの温度むらを解消し、熱エネルギーを空気中に放出して浪費することなく、安定した印刷品質を保つことができるようにする技術が記載されている。
特開2005−77880号公報
しかしながら、従来の画像形成装置では、熱拡散部材を用いても幅狭紙印刷時の全ての熱を通紙部に集めることができず、空気を介して余分な熱エネルギーを装置外部へ放出していたため、エネルギー効率が劣るという課題があった。
本発明の画像形成装置は、被記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記被記録媒体へ熱を供給して画像を定着する定着手段と、前記定着手段へ熱を供給して、画像を定着可能な印刷可能温度に保つ加熱手段と、熱を移動可能な蓄熱手段と、前記蓄熱手段の制御によって、熱の移動経路を制御する熱移動制御手段とを有する。
本発明の画像形成装置によれば、次の(A),(B)のような効果がある。
(A) 待機状態において、定着手段の温度を印刷可能温度に保つ際、従来は廃棄していた画像形成時の余分な熱エネルギーを利用することで、省エネルギー化を達成できる。
(B) 待機状態において、蓄熱手段から定着手段へ熱エネルギーを供給しているため、更に早く印刷可能温度に加熱することができ、よって印刷指示から印刷開始までの時間を短縮できる。
図1は、本発明の実施例1における定着器の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施例1における画像形成装置を示す概略の構成図である。 図3は、図2の画像形成装置の印刷制御部を示す概略の構成図である。 図4は、図1の定着ヒータの構成を示す分解斜視図である。 図5は、図1の蓄熱部材の構成を示す図である。 図6は、図5の蓄熱部材の熱特性を示す図である。 図7は、図1の定着器の離接機構の動作を示す図である。 図8は、本発明の実施例1における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施例1における温度−制御タイムチャートである。 図10は、本発明の実施例2における定着器の構成を示す図である。 図11は、図10の蓄熱部材の構成を示す図である。 図12は、本発明の実施例2における画像形成装置の印刷制御部を示す概略の構成図である。 図13は、本発明の実施例2における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 図14は、本発明の実施例2における蓄熱材低温時の温度−制御タイムチャートである。 図15は、本発明の実施例2における蓄熱材高温時の温度−制御タイムチャートである。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図2は、本発明の実施例1における画像形成装置を示す概略の構成図である。
画像形成装置10は、この下部に装着された給紙カセット110と、給紙カセット110に格納されている被記録媒体(例えば、記録用紙)100と、記録用紙100を1枚ずつ給紙する給紙機構と、記録用紙100を搬送する搬送ローラ14a,14bと、レジストローラ15a,15bと、記録用紙100にトナー像を形成するトナー像形成部20と、記録用紙100にトナー像を定着させる定着器40と、記録用紙100を排紙する排紙機構と、排紙された記録用紙100を収納するスタッカ部52とを備えている。給紙カセット110は、被記録媒体である記録用紙100を格納する格納手段である。定着器40は、記録用紙100に熱を供給する定着手段である。給紙機構は、記録用紙100を定着手段まで搬送する媒体搬送手段である。
給紙カセット110は、複数の記録用紙100を格納するカセットであり、画像形成装置10の下部に装抜可能に取り付けられている。記録用紙100は、モノクロ又はカラーの画像を記録するための所定の大きさの上質紙、再生紙、光沢紙、マット紙、又はOHP(OverHead Projector)フィルム等である。
給紙機構は、ピックアップローラ11と、給紙ローラ12と、リタードローラ13とを備えている。ピックアップローラ11は、記録用紙100に圧接して回転し、搬送路101の下流側には、給紙ローラ12とリタードローラ13が記録用紙100を挟むように対向して配設されている。
搬送ローラ14a,14bは、給紙機構の搬送路101の下流側に、記録用紙100を挟むように対向して配設されている。搬送ローラ14aは、図示しない用紙搬送モータ142によって駆動される。
レジストローラ15a,15bは、搬送ローラ14a,14bの搬送路101の下流側に記録用紙100を挟むように対向して配設されている。レジストローラ15aは、図示しないレジストモータによって駆動される。
トナー像形成部20は、転写ローラ21、画像情報にもとづく静電潜像を担持する感光体ドラム22、感光体ドラム22を帯電させる帯電ローラ24、画像情報に対応した光を感光体ドラム22の表面に照射する発光ダイオード(以下「LED」という。)ヘッド25、感光体ドラム22表面の静電潜像をトナーにより現像する現像ローラ26、トナーを現像ローラ26に供給する供給ローラ27、トナー規制部材28、及び、感光体ドラム22に残留したトナーを書き落とすクリーニング装置29を有している。トナー像形成部20は、現像剤画像(例えばトナー像)を記録用紙100上に現像する現像手段である。
感光体ドラム22は、アルミニウム等から成る導電性基層の上に光導電層と電荷輸送層からなる感光層を備え、形状は円筒であり、回転可能に支持されて配設されている。感光体ドラム22は、帯電ローラ24と、転写ローラ21と、現像ローラ26とが当接し、クリーニング装置29の先端部が接触するよう配設されている。感光体ドラム22は、表面に電荷を蓄えることによって、現像剤像を担持する像担持体として機能し、矢印Aの方向に回転する。以下、トナー像形成部20の構成について感光体ドラム22の回転方向順に説明する。
帯電ローラ24は、導電性の金属シャフトがシリコーン等の半導電性ゴムによって被覆され、形状は円筒であり、感光体ドラム22に圧接して回転可能に支持されて配設されている。帯電ローラ24は、図示しない電源によって帯電し、感光体ドラム22に圧接して回転することにより、感光体ドラム22に所定の電圧を印加し、よって表面に一様に電荷を蓄える。
LEDヘッド25は、複数のLEDと、レンズアレイと、LED駆動素子とで構成され、感光体ドラム22の上方に配設されている。LEDヘッド25は、画像情報に対応した光を感光体ドラム22の表面に照射し、感光体ドラム22の表面に静電潜像を形成する。
供給ローラ27は、導電性を有する金属シャフトがゴムによって被覆されて作られ、形状は円筒であり、現像ローラ26に当接するよう配設されている。供給ローラ27は、図示しない電源によって帯電し、現像ローラ26に圧接することにより、現像ローラ26にトナーを供給する。
現像ローラ26は、導電性を有する金属シャフトが半導電ウレタンゴム材等によって被覆されて作られ、形状は円筒であり、供給ローラ27と感光体ドラム22とに当接し、トナー規制部材28の先端部が接触するよう配設されている。現像ローラ26は、図示しない電源によって耐電し、供給ローラ27と圧接することによりトナーが供給される。
トナー規制部材28は、ステンレス等で作られ、形状は板状であり、先端部が現像ローラ26の表面に接触するよう配設されている。トナー規制部材28は、現像ローラ26の表面の一定量を越えたトナーを掻き取ることで、現像ローラ26の表面に形成されるトナーの厚みを、常に均一となるように規制する。
クリーニング装置29は、ゴム材等で作られ、形状は板状であり、先端部が感光体ドラム22の表面に接触するよう配設されている。クリーニング装置29は、感光体ドラム22上に形成されたトナー画像を記録用紙100に転写した後において、感光体ドラム22に残留したトナーを掻き取ってクリーニングする。
定着器40は、上加圧ローラ41と下加圧ローラ42とを備えている。定着器40は、記録用紙100を加圧加熱することによって、トナー画像を定着させる定着手段である。
排紙機構は、排出ローラ50a,50bと排出ローラ51a,51bとを備えている。排出ローラ50a,50bと排出ローラ51a,51bとは、定着器40の搬送路101の下流側に記録用紙100を挟むように、それぞれ対向して配設されており、それぞれ図示しない用紙搬送モータ142によって駆動される。
図3は、図2の画像形成装置の印刷制御部を示す概略の構成図である。
画像形成装置10は、印刷動作を制御する印刷制御部121と、記録光露光部材としてのLEDヘッド25と、記録光に応じたトナー像を形成するトナー像形成部20と、トナー像形成部20に電圧を印加するトナー像形成部電源131と、用紙を搬送する用紙搬送モータ142と、用紙搬送モータ142に電力を供給する用紙搬送モータ電源132と、記録用紙100を加圧加熱してトナー像を定着させる定着器40と、定着ヒータ60へ電力を供給するヒータ電源133と、定着ベルト43の長手方向中央部温度を検知する中央部サーミスタ46と、定着ベルト43の長手方向端部の温度を検知する端部サーミスタ47と、蓄熱部材70を離接させる離接機構80と、離接機構80へ回転力を与える蓄熱部材離接モータ144と、蓄熱部材離接モータ144に電力を供給する蓄熱部材離接モータ電源134とを有している。
印刷制御部121は、中央部サーミスタ46の検知結果をもとにして定着器40を印刷可能な所定温度Tc(以下、「印刷可能温度」という。)に加熱制御するためにヒータ電源133を制御する温度制御部122と、蓄熱部材離接モータ144を制御する離接制御部123とを有している。
印刷制御部121は、LEDヘッド25と、トナー像形成部電源131と、用紙搬送モータ電源132と、ヒータ電源133と、中央部サーミスタ46と、端部サーミスタ47と、蓄熱部材離接モータ電源134とに接続されている。
トナー像形成部電源131は、トナー像形成部20に接続されて電圧を印加する。用紙搬送モータ電源132は、用紙搬送モータ142に接続されて電力を供給する。ヒータ電源133は、定着器40と定着ヒータ60とに接続されて電力を供給する。蓄熱部材離接モータ電源134は、蓄熱部材離接モータ144に接続されて電力を供給し、この蓄熱部材離接モータ144は、離接機構80を駆動して蓄熱部材70を離接させる。
図1(a),(b)は、本発明の実施例1における定着器の構成を示す図である。図1(a)は、定着器40の断面図で、図1(b)は、定着器40における各サーミスタの位置を示す斜視図である。
定着器40は、用紙に熱を供給し搬送する定着ベルト43と、定着ベルト43を加熱する加熱手段としての定着ヒータ60と、定着ヒータ60を支持するヒータ支持部材67と、第1の加圧部材としての上加圧ローラ41と、第2の加圧部材としての下加圧ローラ42と、定着ベルト43の長手方向中央部の表面温度を検知する温度検知部材としての中央部サーミスタ46と、定着ベルト43の長手方向端部の表面温度を検知する温度検知部材としての端部サーミスタ47と、離接可能に配置されて定着ベルト43の長手方向温度分布を均一化させてさらに余分な熱量を蓄える部材としての蓄熱部材70と、蓄熱部材70を定着ヒータ60や定着ベルト43と離接可能とする離接機構80を備えている。
定着ベルト43は、定着ヒータ60と、上加圧ローラ41と、ヒータ支持部材67とに張架されている。下加圧ローラ42は、定着ベルト43を介して上加圧ローラ41と接触し、ニップ領域を形成する。
離接機構80の偏芯カム82の回転軸は、図示しないギア等の伝達機構を介して図示しない蓄熱部材離接モータ144と接続されている。偏芯カム82は、レバー83の一端と接触し、レバー83の他端は、蓄熱部材70と接触している。偏芯カム82は、カムシャフト81と接続されている。中央部サーミスタ46は、定着ベルト43の長手方向中央部の外側表面に接触している。端部サーミスタ47は、定着ベルト43の長手方向端部の非通紙部の外側表面に接触している。蓄熱部材70は、定着ヒータ60の熱を蓄える蓄熱手段である。
上加圧ローラ41は、外形が40mmで、鉄製の金属中実シャフトによって構成されている基体としての芯金と、この芯金を被覆する耐熱多孔質スポンジ製の厚さ4mmの弾性層を有している。芯金部の両端部は、図示しない回転可能な支持部材により支持されている。上加圧ローラ41は、図示しないギアを有している。用紙搬送部がギアを回転駆動すると、下加圧ローラ42は連れ回りする。
下加圧ローラ42は、中実シャフトの芯金部と、この芯金部の外周面に形成されたシリコンゴム等から成る耐熱弾性層を有している。下加圧ローラ42の芯金部の両端部は、上加圧ローラ41と同様に、図示しない回転可能な支持部材により支持されると共に、スプリング等からなる図示しない付勢部材により上加圧ローラ41を押圧するように付勢されている。ここで、図示しない回転可能な支持部材は、上加圧ローラ41の方向のみに変位可能に支持されている。
下加圧ローラ42は、定着ベルト43を介して上加圧ローラ41に対向する位置において上加圧ローラ41に当接しており、これにより、下加圧ローラ42が定着ベルト43を介して上加圧ローラ41に当接するニップ領域が形成されている。トナー像が転写された記録用紙100は、このニップ領域に送られて加圧加熱されることによってトナー像を定着する。
定着ベルト43は、ステンレス製やニッケル製等の金属又はゴムからなる基体上に、高耐熱性のボリイミド樹脂からなる厚さ100μmの表層が形成され、さらに表層上に200μmのシリコンゴム製の離型層が形成されている。定着ベルト43は、熱容量が小さいため熱応答性が良好である。
中央部サーミスタ46と端部サーミスタ47とは、温度に応じて自身の抵抗値が変化する素子である。印刷制御部121は、中央部サーミスタ46と端部サーミスタ47の抵抗値を検知することによって、それぞれ中央部サーミスタ46と端部サーミスタ47の温度を検知し、定着ベルト43の中央部温度及び端部温度を検知する。本実施例1では、中央部サーミスタ46と端部サーミスタ47に、温度の増加に従って抵抗値が減少する特性の素子を用いている。
図4は、図1の定着ヒータの構成を示す分解斜視図である。
定着ヒータ60は、基板61と、電気絶縁層62と、抵抗発熱体63と、電極64と、保護層65とを備えている。
定着ヒータ60は、例えばフェライト系ステンレス(SUS430)等の基板61上に、薄いガラス膜からなる電気絶縁層62を形成し、その上をベースト状に抵抗発熱体63を塗布すると共に端部に2個の電極64(=64−1,64−2)を形成し、その上をガラス、又はフッ素系樹脂による保護層65で覆うことで作られている。抵抗発熱体63は、ニッケル−クロム合金あるいは銀−パラジウム合金の粉末をスクリーン印刷によって塗布することによって作られている。各電極64(=64−1,64−2)は、銀等の化学的に安定で電気抵抗の小さい金属や、タングステン等の高融点金属によって作られている。保護層65に用いられるフッ素系樹脂の代表例は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)、FEP(パーフルオロエチレンープロペンコポリマー)等である。
定着ヒータ60の電極64−1と電極64−2がヒータ電源133にそれぞれ接続されて電圧を印加され、抵抗発熱体63が発熱することによって定着ヒータが発熱する。ヒータ電源133が定着ヒータ60に印加する電圧は、例えば100Vであり、定着ヒータ60の出力は、例えば1200Wである。
図示しないヒータ支持部材67は、アルミ製等の熱伝導率の高い金属で作られる。ヒータ支持部材67は、定着ヒータ60の反り等が発生した場合であっても定着ベルト43への接触状態を良好に保つ機能と、高い熱伝導率によってヒータ裏面からの熱を定着ベルト43へ伝達する伝熱部材としての機能とを併せ持つ。
図5(a)〜(c)は、図1の蓄熱部材の構成を示す図である。図5(a)は、蓄熱部材の斜視図、図5(b)は、蓄熱部材の中央部の断面図、図5(c)は、蓄熱部材の長手方向の断面図である。
図5(a)に示すように、蓄熱部材70は、相変化に伴う潜熱によって熱を蓄える潜熱蓄熱材72と、定着ベルト43と接触して潜熱蓄熱材72へ熱を伝える伝熱部材71と、回転軸73と、レバー83からの力を受ける軸74を備えている。回転軸73は、定着器40に回転可能に軸止めされ、蓄熱部材70の回転の中心となる。偏芯カム82は、モータの駆動力を回転力に変換する。蓄熱部材70は、ばね等の図示しない弾性体により定着ベルト43に接触するよう、図の上方向に付勢力が加えられている。偏芯カム82は、レバー83の一端と接触し、レバー83の他端は蓄熱部材70と接触している。よって、偏芯カム82の回転力を蓄熱部材70へ伝達すると、蓄熱部材70は回転軸73を中心として回転する。
図5(b)に示すように、離接機構80は、蓄熱部材70を定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)に接触させた状態と、蓄熱部材70を定着ベルト43に接触させた状態と、蓄熱部材70を前記両部材から離間した状態とすることが可能である。蓄熱部材70が定着ベルト43に接触する面は、伝熱部材71で作られ、蓄熱部材70が定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)と接触する面は、潜熱蓄熱材72で作られている。
伝熱部材71は、熱伝導性が良く、且つ強度を有するアルミニウム等の金属で作られている。潜熱蓄熱材72は、物質が相変化する際の潜熱を利用した蓄熱材であり、吸熱・放熱の際に一定の温度を保つ性質がある。潜熱蓄熱材72は、顕熱を利用する蓄熱材よりも、より多くの熱量を保持することができ、且つ相変化時は一定の温度を保って熱を放出することを特徴とする蓄熱材である。
該潜熱性の蓄熱材としては、例えば、特に限定されるものではないが、有機蓄熱材や無機蓄熱材を挙げることができる。潜熱性を有する有機蓄熱材としては、例えば、パラフィンワックス等のパラフィン系材料、ポリエチレンワックス、高級アルコール及びその誘導体、直鎖脂肪酸及びその誘導体、ポリエチレングリコール類、多価アルコール類、糖類等が挙げられる。又、潜熱性を有する無機蓄熱材としては、例えば、硫酸ナトリウム水和物、塩化カルシウム水和物、酢酸ナトリウム水和物等の無機系水和塩が挙げられる(参考文献:特開2009−237281号・段落0032より)。
図5(c)に示すように、蓄熱部材70が定着ベルト43に接触する側は、図5(c)の上側であり、蓄熱部材70がヒータ支持部材67と接触する側は、図5(c)の下側である。
蓄熱部材70の長手方向の断面図の上側は、中央から幅狭紙幅W1(例えばA5用紙幅の150mm)の部分は低く、それ以外の幅広紙幅W2(例えばA4の210mmや、A3の297mm)幅の部分を高くしている。蓄熱部材70の中央から幅狭紙幅W1の部分は、幅狭紙と幅広紙が共通して通過する部分であり、これを通紙部という。通紙部以外で、かつ幅広紙が通過する部分を非通紙部という。
蓄熱部材70をこのような形とすることで、蓄熱部材70が定着ベルト43と接触する際、通紙部よりも非通紙部の方が更に強く定着ベルト43と接触し、定着ベルト43から更に多くの熱を奪うことができる。ただし、蓄熱部材70の長手方向で高さを変えずに一様としても、本実施例1の効果は十分に得られる。
図6(a),(b)は、図5の蓄熱部材の熱特性を示す図である。図6(a)は、温度変化を示し、図6(b)は加熱状態を示している。図6(a),(b)の横軸は、いずれも時間を示している。
図6(a)に示す相変化温度Ts0は、潜熱蓄熱材72が相変化を生じる温度である。蓄熱部材70を低温状態から加熱すると、相変化温度Ts0にて潜熱蓄熱材72の相変化が生じ、加熱しても温度が変わらない状態となる。その後、全ての潜熱蓄熱材72の相変化が完了すると、蓄熱部材70全体の温度が上昇する。その後加熱を止めると、潜熱蓄熱材72から周囲へ放熱されることで温度が低下し、相変化温度Ts0において加熱時と逆の相変化が生じるため、熱を放出しても温度が一定となる。潜熱蓄熱材72の相変化が全て完了すると、蓄熱部材70の温度は再び低下する。
相変化温度Ts0を、印刷可能温度Tcより高くすることで、定着ベルト43の温度が印刷可能温度Tcを超えたときの熱エネルギーを、効率よく蓄えることができる。
(実施例1の動作)
図2を元に、画像形成装置10の印刷動作について説明する。
記録用紙100は、搬送路101に沿って上流側から下流側に搬送される。給紙カセット110が最も上流側で、スタッカ部52が最も下流側である。
給紙機構において、図示しないピックアップモータがピックアップローラ11を回転させると、複数の記録用紙100を一枚ずつ分離して、搬送路101の下流側に送る。
図示しない用紙搬送モータ142が給紙ローラ12を回転させると、給紙ローラ12に接触しているリタードローラ13は連れ回りする。ピックアップローラ11から搬送されてきた記録用紙100は、給紙ローラ12とリタードローラ13に挟持搬送され、搬送路101の下流側の搬送ローラ14a,14bに搬送される。
図示しない用紙搬送モータ142が搬送ローラ14aを回転させると、搬送ローラ14bは接触して連れ回りすると共に、記録用紙100を搬送路101の下流側のレジストローラ15a,15bに搬送する。
図示しないレジストモータがレジストローラ15aを回転させると、レジストローラ15bは接触して連れ回りすると共に、記録用紙100を搬送路101の下流側のトナー像形成部20に搬送する。
トナー像形成部20の感光体ドラム22は、矢印A方向に回転すると共に、最初に帯電ローラ24によって表面が一様に帯電する。一様に帯電した感光体ドラム22は、LEDヘッド25によって上位装置から受信した画像情報に基づく光を照射され、静電潜像を形成する。静電潜像を形成した感光体ドラム22は、供給ローラ27と現像ローラ26によってトナー像を現像する。トナー像を現像した感光体ドラム22は、転写ローラ21と共に記録用紙100を挟持搬送することにより、用紙上面にトナー像を転写する。トナー像が転写された記録用紙100は、定着器40に送られてトナー像を定着する。感光体ドラム22上に残留したトナーは、クリーニング装置29によって掻き取られ、新たなトナー像の形成に備えられる。
トナー像が転写された記録用紙100は、定着器40において上加圧ローラ41と定着ベルト43と下加圧ローラ42によって形成されたニップ領域を挟持搬送される。記録用紙100は、ニップ領域において上加圧ローラ41及び定着ベルト43の熱と、下加圧ローラ42の付勢力による圧力が加えられ、トナーが溶融することによってトナー像が定着する。
トナー像が定着した記録用紙100は、排出ローラ50a,50bと排出ローラ51a,51bの回転によって搬送される。搬送された記録用紙100は、スタッカ部52に収納される。
図7(a)〜(c)は、図1の定着器の離接機構の動作を示す図である。図7(a)は、蓄熱部材70が定着ベルト43と接触した状態を示す図である。図7(b)は、蓄熱部材70が定着ベルト43とも定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)とも接触しない状態(以下これを離間状態とする)を示す図である。図7(c)は、蓄熱部材70が定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)と接触した状態を示す図である。
印刷制御部121は、温度制御部122にて端部サーミスタ47で検知した温度と、予め決定しておいた過熱判定温度Tvとの比較結果に応じて、離接制御部123にて蓄熱部材70の離接状態を制御する。
蓄熱部材70は、図示しない加圧部材によって定着ベルト43に圧力を加えて押し当てられており、レバー83が蓄熱部材70に力を与えない状態では、図7(a)に示すように蓄熱部材70は定着ベルト43に接触した状態となる。
図7(a)に示す状態で、図示しない蓄熱部材離接モータ144を駆動させると、その駆動力はカムシャフト81を介して偏芯カム82に伝達され、偏芯カム82がレバー83の一端を押す。レバー83の他端は、蓄熱部材70と定着ベルト43とが離れる方向に力を加えるので、図7(b)に示すように、蓄熱部材70は、定着ベルト43と離間した状態となる。
図7(b)に示す状態で、更に蓄熱部材離接モータ144を駆動させると、図7(c)に示すように、蓄熱部材70は、定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)と接触した状態となる。
離接機構80と蓄熱部材離接モータ144とを制御することで、蓄熱部材70が定着ベルト43に接触した状態と、蓄熱部材70が定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)に接触した状態と、蓄熱部材70が定着ベルト43及び定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)から離間した状態のいずれかとなるように制御することができる。離接機構80は、蓄熱部材70を定着ベルト43や定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)等の各部材に接触させることによって、各部材の熱の移動経路を制御する熱移動制御手段である。
図8は、本発明の実施例1における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
画像形成装置10の電源が投入され、処理が開始すると、印刷制御部121は、ステップS1において、離接制御部123にて蓄熱部材70を離間状態とする。ステップS2において、印刷制御部121は、定着ベルト43を印刷可能温度Tcに加熱制御する。この加熱制御は、中央部サーミスタ46で検知した中央部温度と印刷可能温度Tcとの差に応じて定着ヒータ60に熱量を与える方法や、中央部温度と印刷可能温度Tcとの差が一定以上の場合のみ定着ヒータをオン(ON)する方法等による。
ステップS3において、定着ベルト43の温度を中央部サーミスタ46で検知して、印刷可能温度Tcに達していないならばステップS2に戻る。ステップS1において蓄熱部材70を離間状態とするので、蓄熱部材70の温度を上げずに、印刷に必要な定着ベルト43のみ温度を上げればよく、よって少ないエネルギーで印刷可能温度Tcに到達させることができる。
ステップS4において、印刷制御部121は、離接制御部123を介して蓄熱部材70を定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)に接触させる。これにより、蓄熱部材70の温度が高い場合においては、蓄熱部材70から定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)へ熱を与えることができ、定着ベルト43の温度を一定に保つ場合に定着ヒータ60から供給する熱エネルギー量を少なくすることができる。蓄熱部材70の温度が低い場合においては、蓄熱部材70の体積が収縮して定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)との接触が粗くなり、定着ヒータ60から蓄熱部材70への熱の移動を少なくできる。
ステップS5において、印刷制御部121は、定着ベルト43を印刷可能温度Tcに加熱制御し、ステップS6において、印刷要求が有るか判断し、印刷要求が無いならばステップS5の処理に戻り、印刷を待機する。待機状態でも印刷可能温度Tcへの加熱制御を継続しておくことで、印刷要求があった場合にすぐに印刷を開始できる。このとき、蓄熱部材70は、定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)に接触している状態である。
印刷制御部121は、ステップS6において印刷要求が発生すると、ステップS7において印刷動作を開始し、ステップS8において、離接制御部123を介して蓄熱部材70を離間状態とする。蓄熱部材70を離間状態とすることで、印刷に不要な部分の温度を上げずに、印刷に必要な定着ベルト43の温度を、より少ないエネルギーで、印刷可能温度Tcに制御することができる。
印刷制御部121は、ステップS9において定着ベルト43を印刷可能温度Tcに加熱制御し、ステップS10において端部サーミスタ47によって定着ベルト43の端部が過熱状態か否かを判定する。過熱状態の判定は、予め実験等で得られた過熱判定温度Tvと端部温度とを比較し、端部温度が過熱判定温度Tvを超えた場合を過熱状態と判断する。この過熱判定温度Tvは、例えば定着部材等の過熱による破損を防止できる温度である。例えば幅狭紙印刷の場合、定着ベルト43の通紙部は用紙によって熱が奪われるが、非通紙部に与えられた熱は用紙によって奪われない。従って、幅狭紙印刷を繰り返すと、定着ベルト43の非通紙部が過熱状態となる虞がある。更に幅狭紙印刷を継続すると、過熱による部材の損傷等を生じる虞がある。なお、定着部材等の過熱による破損を防止するため、蓄熱部材70の相変化温度Ts0は、印刷可能温度Tcより高くすると共に、過熱判定温度Tvよりも低くすることが必要である。
印刷制御部121は、ステップS11において、端部が過熱状態と判断した場合、離接制御部123を介して蓄熱部材70を定着ベルト43に接触させる。過熱判定温度Tvよりも蓄熱部材70の温度が低いため、定着ベルト43の非通紙部の熱エネルギーは蓄熱部材70の伝熱部材71に伝わる。その後、定着ベルト43の非通紙部の熱エネルギーは、更に温度が低い潜熱蓄熱材72へ伝わり、潜熱蓄熱材72の相変化による潜熱として蓄えられる。
これにより、定着ベルト43の非通紙部の熱エネルギーは、蓄熱部材70に伝わるため、定着ベルト43の非通紙部の温度上昇は抑えられ、よって熱による部材損傷等を防止することができる。
印刷制御部121は、ステップS12において印刷が終了していないならば、ステップS9の処理に戻るが、印刷が完了したならば、ステップS4に戻り、待機状態へ移行する。ステップS4において、離接制御部123にて蓄熱部材70を定着ヒータ60へ接触状態とし、ステップS5において定着ベルト43を印刷可能温度Tcに加熱制御し、ステップS6において印刷を待機する。このとき、蓄熱部材70に蓄えた熱は、ヒータ支持部材67を介して定着ヒータ60、定着ベルト43へ熱供給を行うことができる。よって、印刷要求が発生しても、すぐに印刷可能な状態に保つことができる。
図9(a)〜(d)は、本発明の実施例1における温度−制御タイムチャートである。
図9(a)は、定着ベルト43の中央部温度と印刷可能温度Tcの関係、及び端部温度と過熱判定温度Tvの関係を示している。図9(b)は、蓄熱部材70の温度と相変化温度Ts0との関係を示している。図9(c)は、定着ヒータ60の加熱制御の状態を示している。図9(d)は、温度制御部122による離間制御の状態を示している。これらの図は、いずれも横軸が時間を示し、図中の期間P0〜P4は、それぞれの期間を示している。
ウオームアップ状態の期間P0において、図9(d)に示すように、印刷制御部121は、離接制御部123にて蓄熱部材70を離間状態とする。図9(c)に示すように、温度制御部122は、定着ベルト43の中央部温度が印刷可能温度Tcとなるように定着ヒータ60の加熱制御を行う。定着ベルト43の中央部温度が印刷可能温度Tcに到達し、且つ印刷要求が無い場合には、待機状態の期間P1へ移行する。
待機状態の期間P1において、図9(d)に示すように、蓄熱部材70を定着ヒータ60と接触させる。図9(c)に示すように、温度制御部122は、印刷要求が発生した場合にすぐに印刷が行えるようにヒータ制御を継続する。このとき、定着器40の温度上昇速度が十分に速ければ、温度制御部122は、定着ベルト43の中央部温度を印刷可能温度Tcよりも低く制御して省エネルギー化してもよい。印刷制御部121は、印刷要求が発生すると印刷を開始し、印刷状態の期間P2に移行する。
印刷状態の期間P2において、図9(d)に示すように、印刷制御部121は、蓄熱部材70を離間状態とする。図9(c)に示すように、温度制御部122は、ヒータ制御を継続する。印刷制御部121は、端部温度を検出し、過熱判定温度Tvよりも端部温度が高く、よって過熱状態であると判断すると、印刷状態の期間P3に移行する。
印刷状態の期間P3において、図9(d)に示すように、印刷制御部121は、蓄熱部材70を定着ベルト43と接触させる。これにより、定着ベルト43の非通紙部の熱は蓄熱部材70へ伝達され、非通紙部の温度上昇が抑えられ、且つ蓄熱部材70へ熱が蓄熱されて温度が上昇する。但し、図9(b)に示すように、蓄熱部材70の潜熱蓄熱材72が相変化しているときには、蓄熱部材70の温度は上昇しない。図9(c)に示すように、温度制御部122は、ヒータ制御を継続する。印刷が終了すると、待機状態の期間P4に移行する。
待機状態の期間P4において、図9(d)に示すように、印刷制御部121は、蓄熱部材70を定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)へ接触させる。蓄熱部材70は相変化温度Ts0を保ち、多くの相変化による潜熱を有しているので、定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)へは多くの熱エネルギーが伝わり、印刷可能温度Tc以上を保つことになるので、図9(c)に示すように、温度制御部122は、ヒータ制御を停止する。
蓄熱部材70から放出された熱は、ヒータ支持部材67を介して定着ヒータ60と定着ベルト43へ伝達される。図9(b)に示すように、蓄熱部材70は、潜熱蓄熱材72の相変化温度Ts0で熱を放出する。印刷可能温度Tcよりも相変化温度Ts0が高い潜熱蓄熱材72を用いているので、定着ヒータ60と定着ベルト43は、印刷可能温度Tc以上に保たれる。そのため、温度制御部122は定着ヒータ60へ電力を供給しなくても、印刷可能温度Tcを保つことができる。
結果として、印刷状態の期間P3において、印刷に不要な熱エネルギーを蓄熱部材70に蓄え、待機状態の期間P4において、この蓄熱部材70を介して定着ヒータ60へ熱エネルギーを供給するので、印刷待機時の省エネルギー化を達成できる。
(実施例1の効果)
本実施例1の画像形成装置10によれば、次の(A),(B)のような効果がある。
(A) 待機状態において、定着ヒータ60の温度を印刷可能温度Tcに保つ際、従来は廃棄していた印刷時の余分な熱エネルギーを利用することで、省エネルギー化を達成できる。
(B) 待機状態において、蓄熱部材70から定着ヒータ60へ熱エネルギーを供給しているため、更に早く印刷可能温度Tcに加熱することができ、よって印刷指示から印刷開始までの時間を短縮できる。
(実施例2の構成)
図10(a)〜(d)は、本発明の実施例2における定着器の構成を示す図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の定着器40Aは、実施例1を示す図1の定着器40に対し、図10(c)に示すように、実施例1とは異なる定着ヒータ60Aの長手方向中央部にヒータサーミスタ66を備え、図10(d)に示すように、実施例1とは異なる蓄熱部材70Aの伝熱部材71の長手方向中央部に蓄熱部材サーミスタ76を備えている点以外は、実施例1における定着器40の構成と同様である。本実施例2の定着ヒータ60Aは、実施例1の定着ヒータ60の長手方向中央部にヒータサーミスタ66を備えている点以外は、実施例1における定着ヒータ60の構成と同様である
ヒータサーミスタ66及び蓄熱部材サーミスタ76は、温度に応じて自身の抵抗値が変化する素子である。印刷制御部121Aは、ヒータサーミスタ66及び蓄熱部材サーミスタ76の抵抗値を検知することによって、定着ヒータ60A及び蓄熱部材70Aの温度を検知する。本実施例2では、ヒータサーミスタ66及び蓄熱部材サーミスタ76に、温度の増加に従って抵抗値が減少する特性の素子を用いている。
図11は、図10の蓄熱部材の構成を示す図であり、実施例1を示す図5(b)中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
蓄熱部材70Aは、伝熱部材71の長手方向中央部表面に蓄熱部材サーミスタ76を備え、潜熱蓄熱材72の定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)と接触する面の長手方向前面に、熱変換部材75を備えている点以外は、実施例1における蓄熱部材70の構成と同様である。熱変換部材75は、例えばポリイミド等の材料で構成され、他部材が放出した輻射熱等を非接触に受けてそれを熱に変換する部材である。
図12は、本発明の実施例2における画像形成装置の印刷制御部を示す概略の構成図であり、実施例1を示す図3中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の印刷制御部121Aは、実施例1の印刷制御部121に接続されている部材に加えて、更にヒータサーミスタ66と蓄熱部材サーミスタ76とに接続されている。実施例2のヒータ電源は、実施例1の定着器40とは異なる定着器40Aと、実施例1の定着ヒータ60とは異なる定着ヒータ60Aとに接続されている。これら以外は、実施例1における印刷制御部121の構成と同様である。
(実施例2の動作)
図13は、本発明の実施例2における画像形成装置の動作を示すフローチャートであり、実施例1を示す図8中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
処理が開始したのち、ステップS1〜S3の処理は、実施例1と同様である。
ステップS3において、定着ベルト43が印刷可能温度Tcに達したら、ステップS20において、印刷制御部121Aは、定着ヒータ60Aの温度Thと蓄熱部材70Aの温度Tstrとを比較する。Th<Tstrの場合、すなわち、定着ヒータ60Aの温度よりも蓄熱部材70Aの温度のほうが高い場合には、ステップS4の処理を行う。
ステップS4において、印刷制御部121Aは、蓄熱部材70Aと定着ヒータ60Aとを接触状態とし、蓄熱部材70Aの熱エネルギーを定着ヒータ60Aに伝達させることで待機時の省エネルギー効果を得る。
しかし、Th≧Tstrの場合、すなわち、定着ヒータ60Aの温度よりも蓄熱部材70Aの温度が低いか等しい場合には、蓄熱部材70Aを接触させることで定着ヒータ60Aから蓄熱部材70Aへ熱が移動し、定着ヒータ60Aの熱を奪うこととなる。そのため、印刷に必要な定着ベルト43の通紙される範囲の温度が低下し、省エネルギー効果が得られないので、ステップS21の処理を行い、蓄熱部材70Aを離間状態とする。蓄熱部材70Aの離間状態において、定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)から雰囲気へ伝達された熱や輻射された熱は熱変換部材75に伝達されるため、潜熱蓄熱材72の温度は上昇する。よって、熱変換部材75により、従来では捨てていた熱を蓄熱部材70Aが吸収して蓄えることができるため、更なる省エネルギー効果が得られる。
印刷中において、ステップS10で端部温度が高温(過熱判定温度Tv以上)ではないと判断した場合も同様である。ステップS22において、定着ヒータ60Aの温度よりも蓄熱部材70Aの温度が高いと判断したならば(Th<Tstr)、ステップS23において蓄熱部材70Aを定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)に接触させ、定着ヒータ60へ熱を供給する。しかし、定着ヒータ60Aの温度よりも蓄熱部材70Aの温度が低いか等しいと判断したならば(Th≧Tstr)、蓄熱部材70Aを離間状態とする。これにより、ステップS21の処理と同様に、従来では捨てていた熱を蓄熱部材70Aが吸収して蓄えることができるため、更なる省エネルギー効果が得られる。
図14(a)〜(e)は、本発明の実施例2における蓄熱材低温時の温度−制御タイムチャートであり、実施例1を示す図9中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図14(a)は、定着ベルト43の中央部温度と印刷可能温度Tcの関係、及び端部温度と過熱判定温度Tvの関係を示している。図14(b)は、蓄熱部材70Aの温度と定着ヒータ43の温度と相変化温度Ts0との関係を示している。図14(c)は、定着ヒータ60Aの加熱制御の状態を示している。図14(d)は、温度制御部122による離間制御の状態を示している。図14(e)は、熱の流れを示している。これらの図は、いずれも横軸が時間を示し、図中P0〜P4は、それぞれの期間を示している。
ウオームアップ状態の期間P0における動作は、実施例1を示す図9と同様であり、図14(e)が示すように、蓄熱部材70Aと各部材との間の熱の流れは無い。
待機状態の期間P1において、図14(c)に示すように、温度制御部122は、実施例1と同様に、印刷要求が発生した場合にすぐに印刷が行えるようにヒータ制御を継続する。図14(d)に示すように、印刷制御部121Aは、定着ヒータ60Aの温度よりも蓄熱部材70Aの温度の方が高いと判断し(Th>Tstr)、蓄熱部材70Aを離間状態とする。図14(e)に示すように、蓄熱部材70Aと各部材との間の熱の流れは無い。図14(b)に示すように、蓄熱部材70Aの温度Tstrは上昇しない。
印刷状態の期間P2と期間P3における動作は、実施例1を示す図9と同様であり、図14(e)に示すように、期間P2においては蓄熱部材70Aと各部材との間の熱の流れは無いが、期間P3においては定着ベルト43から蓄熱部材70Aへの熱が流れる。図14(b)に示すように、蓄熱部材70Aの温度Tstrは上昇するが、相変化温度Ts0よりも低い温度にとどまる。
待機状態の期間P4において、図14(c)に示すように、温度制御部122は、実施例1と異なり、印刷要求が発生した場合にすぐに印刷が行えるようヒータ制御を継続する。図14(d)に示すように、印刷制御部121Aは、定着ヒータ60Aの温度よりも蓄熱部材70Aの温度の方が高いと判断し(Th>Tstr)、蓄熱部材70Aを離間状態とする。図14(d)に示すように、蓄熱部材70Aと各部材との間の熱の流れは無い。図14(b)に示すように、蓄熱部材70Aの温度Tstrは、緩やかに下降する。
図15(a)〜(e)は、本発明の実施例2における蓄熱材高温時の温度−制御タイムチャートであり、実施例1を示す図9中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図15(a)は、定着ベルト43の中央部温度と印刷可能温度Tcの関係、及び端部温度と過熱判定温度Tvの関係を示している。図15(b)は、蓄熱部材70Aの温度と定着ヒータ43の温度と相変化温度Ts0との関係を示している。図15(c)は、定着ヒータ60Aの加熱制御の状態を示している。図15(d)は、温度制御部122による離間制御の状態を示している。図15(e)は、熱の流れを示している。これらの図は、いずれも横軸が時間を示し、図中P5〜P8は、それぞれの期間を示している。
幅狭紙の印刷状態の期間P5において、図15(c)に示すように、温度制御部122は、ヒータ制御を継続する。図15(d)に示すように、印刷制御部121Aは、蓄熱部材70Aを定着ベルト43と接触させる。図15(e)に示すように、定着ベルト43から蓄熱部材70Aへ熱が流れる。定着ベルト43の非通紙部の熱が蓄熱部材70Aへ伝達されることにより、非通紙部の温度上昇が抑えられ、且つ蓄熱部材70Aへ熱が蓄熱されてその温度が上昇する。図15(b)に示すように、蓄熱部材70Aは、一定以上の熱エネルギーを蓄積すると潜熱蓄熱材72が全て相変化し、相変化温度Ts0以上に温度が上昇する。印刷が終了すると、待機状態の期間P6に移行する。
待機状態の期間P6において、図15(c)に示すように、温度制御部122は、ヒータ制御を停止する。図15(d)に示すように、印刷制御部121Aは、定着ヒータ60Aの温度よりも蓄熱部材70Aの温度のほうが高いので(Th<Tstr)、蓄熱部材70Aと定着ヒータ60Aとを接触状態とする。図15(e)に示すように、蓄熱部材70から定着ヒータ60へ熱が流れる。図15(b)に示すように、蓄熱部材70Aの温度が相変化温度Ts0にまで下がったとき、潜熱蓄熱材72によって潜熱を放出し、相変化温度Ts0に保たれる。蓄熱部材70Aが接している定着ヒータ60と、定着ヒータ60が接している定着ベルト43も同様に相変化温度Ts0の近傍に保たれる。そのため、温度制御部122は定着ヒータ60Aへ電力を供給しなくても、定着ベルト43の温度を、印刷可能温度Tc以上である相変化温度Ts0の近傍に保つことができる。このとき、画像形成装置10が幅広紙の印刷要求を受け付けたならば、幅広紙の印刷状態の期間P7に移行する。
幅広紙の印刷状態の期間P7において、図15(c)に示すように、温度制御部122は、定着ヒータ60Aを断続的にオン/オフ(ON/OFF)して印刷可能温度Tcに制御する。図15(d)に示すように、印刷制御部121Aは、定着ヒータ60の温度よりも蓄熱部材70Aの温度の方が高いので(Th<Tstr)、蓄熱部材70Aと定着ヒータ60Aとを接触状態とする。図15(e)に示すように、蓄熱部材70Aから定着ヒータ60Aへ熱が流れる。図15(b)に示すように、定着ヒータ60Aの温度Thよりも蓄熱部材70Aの温度Tstrの方が低いか等しくなったときに、幅広紙の印刷状態の期間P8に移行する。
幅広紙の印刷状態の期間P8において、図15(c)に示すように、温度制御部122は、定着ヒータ60AをONする。図15(d)に示すように、印刷制御部121Aは、定着ヒータ60Aの温度よりも蓄熱部材70Aの温度が低いか等しいので(Th≧Tstr)、蓄熱部材70Aを離間状態とする。図15(e)に示すように、蓄熱部材70Aと各部材との間の熱の流れは無い。
(実施例2の効果)
本実施例2の画像形成装置10Aによれば、実施例1の効果に加えて、次の(C)のような効果がある。
(C) 定着ヒータ60Aの温度と蓄熱部材70Aの温度とを比較し、蓄熱部材70Aの温度がより高い場合のみ、定着ヒータ60Aに接触させる。これにより、従来は捨てていた熱を蓄熱部材70Aが吸収して蓄えることができるため、更なる省エネルギー効果が得られる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a) 実施例1、2では、画像形成装置10,10Aに係る実施例であったが、これに限らずMFP(MultiFunction Printer/Product/Peripheral)、ファクシミリ、複写機等においても同様の効果が得られる。
(b) 実施例1、2では、物理的な接触状態によって熱エネルギーの移動を制御したが、定着ヒータ60(ヒータ支持部材67)及び定着ベルト43等の各部材と、蓄熱部材70,70Aとの間に流体の熱伝導部材を備え、その流体の流量等を制御することで、各部材間の熱の移動を制御してもよい。
(c) 実施例1、2では、蓄熱部材70,70Aは、定着ベルト43の内部に配置したが、蓄熱部材70,70Aを定着ベルト43の外部に配置してもよい。その場合は、蓄熱部材70,70Aの体積を更に大きく取ることが可能となり、より多くの熱を蓄積することが可能となる。
(d) 実施例1、2では、中央部サーミスタ46は、定着ベルト43の長手方向中央部の外側表面に接触し、端部サーミスタ47は、定着ベルト43の長手方向端部の非通紙部の外側表面に接触している。これらのサーミスタは、定着ベルト43の内側表面に接触してもよく、更に、表面に近接させて非接触に設置してもよい。これらの場所にサーミスタを設置することにより、定着ベルト43の表面を傷つける虞がなくなる。
10 画像形成装置
10A 画像形成装置
20 画像形成部
40 定着器
41 上加圧ローラ
42 下加圧ローラ
43 定着ベルト
46 中央部サーミスタ
47 端部サーミスタ
60,60A 定着ヒータ
70,70A 蓄熱部材
80 離接機構
100 記録用紙
121,121A 印刷制御部
122 温度制御部
123 離接制御部
131 トナー像形成部電源
132 用紙搬送モータ電源
133 ヒータ電源
134 蓄熱部材離接モータ電源
142 用紙搬送モータ
144 蓄熱部材離接モータ

Claims (18)

  1. 被記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    前記被記録媒体へ熱を供給して画像を定着する定着手段と、
    前記定着手段へ熱を供給して、画像を定着可能な印刷可能温度に保つ加熱手段と、
    熱を移動可能な蓄熱手段と、
    前記蓄熱手段の制御によって、熱の移動経路を制御する熱移動制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記熱移動制御手段は、
    前記蓄熱手段と前記加熱手段との間で熱を移動可能にするように前記蓄熱手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記熱移動制御手段は、更に、
    前記蓄熱手段と前記定着手段との間で熱を移動可能にするように前記蓄熱手段を制御することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記蓄熱手段は、相変化に伴う潜熱によって熱を蓄える潜熱蓄熱材を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置は、更に、
    前記定着手段を設定温度に加熱制御する加熱制御手段と、
    前記被記録媒体を格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納された前記被記録媒体に画像形成し、前記定着手段まで搬送する媒体搬送手段とを有し、
    前記潜熱蓄熱材の相変化の温度から前記定着手段が前記印刷可能温度に加熱するまでの時間が、前記媒体搬送手段による前記被記録媒体の搬送時間よりも短いことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記定着手段が前記被記録媒体に接しない部位の温度を検知して第1の温度とする第1の温度検出手段を有し、
    前記熱移動制御手段は、過熱と判定される所定温度よりも前記定着手段の前記第1の温度が高温の場合に、前記定着手段の熱を前記蓄熱手段へ移動させるように前記蓄熱手段を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置が画像形成を待機しているとき、
    前記熱移動制御手段は、前記蓄熱手段の熱を前記定着手段へ移動させるように前記蓄熱手段を制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記熱移動制御手段は、前記蓄熱手段を前記加熱手段に対して接触させるか、又は離間させるかを制御することによって、熱の移動経路を制御することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記熱移動制御手段は、更に、前記蓄熱手段を前記定着手段に対して接触させるか、又は離間させるかを制御することによって、熱の移動経路を制御することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成装置が画像形成を待機しているとき、
    前記熱移動制御手段は、前記蓄熱手段を前記加熱手段に対して接触させるよう制御することを特徴とする請求項8又は9記載の画像形成装置。
  11. 請求項9又は10記載の画像形成装置は、更に、
    前記定着手段の温度を検出して第2の温度とする第2の温度検出手段を有し、
    前記熱移動制御手段は、前記定着手段の前記第2の温度に応じて前記蓄熱手段と前記定着手段に対して接触させるか、又は離間させるかを制御することを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記熱移動制御手段は、過熱と判定される所定温度よりも前記第2の温度が高いときに、前記蓄熱手段と前記定着手段とを接触させるよう制御することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記潜熱蓄熱材の相変化温度は、過熱と判定される所定温度よりも低く、且つ印刷可能温度よりも高いことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置は、更に、
    前記蓄熱手段の温度を検知する第3の温度検知手段と、
    前記加熱手段の温度を検知する第4の温度検知手段と、
    を有し、
    前記熱移動制御手段は、前記蓄熱手段の温度と前記加熱手段の温度に応じて、前記蓄熱手段の熱の移動経路を制御することを特徴とする画像形成装置。
  15. 前記熱移動制御手段は、前記加熱手段の温度が前記蓄熱手段の温度よりも高温の場合に、前記蓄熱手段から熱を移動させないように制御することを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
  16. 前記熱移動制御手段は、前記蓄熱手段の温度が前記加熱手段の温度よりも高温の場合に、前記蓄熱手段の熱を前記定着手段に移動させるように制御することを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
  17. 前記熱移動制御手段は、前記加熱手段の温度が前記蓄熱手段の温度よりも高温の場合に、前記蓄熱手段を前記定着手段に対して離間するよう制御することを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  18. 前記熱移動制御手段は、前記蓄熱手段の温度が前記加熱手段の温度よりも高温の場合に、前記蓄熱手段を前記定着手段に対して接触させるよう制御することを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
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