JP2016139042A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省電力化した画像形成装置を提供する。
【解決手段】実施形態の画像形成装置は、発熱源を含むとともに印刷対象物に熱を付与して前記印刷対象物にトナーを定着させる定着ローラと、前記定着ローラとの間に前記印刷対象物を挟むように前記定着ローラと対向する対向ローラと、液体と固体との間で相変化可能な蓄熱材を収納する熱交換ローラと、前記定着ローラの温度を感知可能な感知部と、前記感知部で感知した前記定着ローラの温度に応じて、前記定着ローラに対して前記熱交換ローラを当接させたり、前記定着ローラから前記熱交換ローラを離間させたりする駆動部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、印刷対象物に画像を形成可能な画像形成装置に関する。
印刷対象物(用紙)にトナー画像を形成する画像形成装置が開示される(特許文献1)。画像形成装置は、転写部でトナー画像を形成するとともにトナー画像を給紙部から転写部に供給された印刷対象物に転写し、定着部で印刷対象物に対してトナー画像を定着する。定着部は、熱源を含む加熱ローラと、加熱ローラと対向し印刷対象物に圧力を付与する加圧ローラと、を有する。定着部は、これらで印刷対象物を挟み込んで熱と圧力を付与し、トナーを融解させて画像を印刷対象物に定着させる。
通常、加熱ローラの幅は、印刷対象物の幅よりも大きい。このため、加熱ローラには、印刷対象物と接触する中央寄りの接触領域と、印刷対象物とは接触しない外側の非接触領域と、が存在する。
別の画像形成装置では、潜熱蓄熱材を充填したローラを定着部出口に配置し、印刷対象物の熱をローラで吸収することで印刷対象物の温度を均熱化する(特許文献2)。
特開2008−139665号公報 特開2012−82037号公報
上記特許文献1の画像形成装置では、定着動作で印刷対象物を素早く加熱する必要があり、大きな電力を要するため、加熱ローラを薄肉化してローラの熱容量を下げることで、加熱ローラ自体を加熱するための電力を削減している。しかしながら、このように薄肉化して熱容量を下げた場合には、加熱ローラの軸方向に関する伝熱性が低下する。一方、上記接触領域では、加熱ローラの熱が印刷対象物に放出されるのに対して、上記非接触領域では、印刷対象物が通過しないため、放熱がなされない。したがって、軸方向の伝熱性が低下した加熱ローラにおいて、その軸方向に関して温度ムラが発生しやすくなる。
上記特許文献2の画像形成装置では、蓄熱材を充填したローラは定着部出口の紙から熱を吸収する構造のため、出口を出た紙が両面印刷で再び定着部に入らない限り定着部を冷却することができない。
実施形態の画像形成装置は、発熱源を含むとともに印刷対象物に熱を付与して前記印刷対象物にトナーを定着させる定着ローラと、前記定着ローラとの間に前記印刷対象物を挟むように前記定着ローラと対向する対向ローラと、液体と固体との間で相変化可能な蓄熱材を収納する熱交換ローラと、前記定着ローラの温度を感知可能な感知部と、前記感知部で感知した前記定着ローラの温度に応じて、前記定着ローラに対して前記熱交換ローラを当接させたり、前記定着ローラから前記熱交換ローラを離間させたりする駆動部と、を備える。
第1実施形態の画像形成装置の全体構成を示した模式図。 図1に示す画像形成装置の定着部を拡大して示した断面図。 図1に示す画像形成装置のF3−F3線に沿った断面図。 第1実施形態の画像形成装置を用いた画像形成方法を示すフローチャート。 第2実施形態の画像形成装置の定着部を拡大して示すとともに、図6のF5−F5線に沿った断面図。 図5に示す画像形成装置の定着部の横方向に沿った断面図。 第2実施形態の画像形成装置を用いた画像形成方法を示すフローチャート。 第3実施形態の画像形成装置の定着部を拡大して示し、熱交換ローラの第2ユニットが定着ローラの非接触領域に当接する直前の状態を示した断面図。 第3実施形態の画像形成装置の定着部を拡大して示し、熱交換ローラの第1ユニットが定着ローラの接触領域に当接する直前の状態を示した断面図。 第3実施形態の画像形成装置を用いた画像形成方法を示すフローチャート。
[第1実施形態]
以下、図1を参照して画像形成装置の第1実施形態について説明する。画像形成装置は、例えば、印刷対象物にトナー画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの機能を複数備えた複合機など、各種の印刷装置を含んだ概念である。
図1に示すように、画像形成装置11は、印刷対象物12を収納した給紙部13(給紙トレイ)と、トナー画像を印刷対象物12に形成する転写部14と、トナー画像を印刷対象物12に熱定着する定着部15と、直列的に並んだ第1搬送ラインL1、第2搬送ラインL2、および第3搬送ラインL3と、第2搬送ラインL2と第3搬送ラインL3との境界から第1搬送ラインL1と第2搬送ラインL2との境界に印刷対象物12を戻すようにループをなした戻り搬送ラインL4と、これらを収納した筐体16と、画像が印刷された印刷対象物12が排出される筐体16外の排紙部18(排紙トレイ)と、筐体16の上面等に配置される操作部17と、を備えている。
ユーザは、操作部17を用いて入力操作をすることができる。これによって、制御部21は、画像形成装置11を制御し、所望の画像の印刷等の処理を行う。給紙部13は、ローラ等で構成される給紙機構を有し、給紙機構は、印刷対象物12を第1搬送ラインL1に向けて送ることができる。
転写部14は、転写ベルト22と、複数のトナーボックス23と、複数のトナーボックス23と1対1で対応するように設けられた複数の画像形成部24と、を備えている。転写ベルト22は、可撓性の材料、例えばポリイミド製のフィルムを用いて、環状に形成されている。転写ベルト22は、図1において例えば反時計回りに回転され、画像形成部24により形成されたトナー画像を転写ローラ25に向けて搬送する。
複数のトナーボックス23は、例えばカラー印刷用に設けられる。複数のトナーボックス23は、イエロートナーボックス23A、黒トナーボックス23B、マゼンダトナーボックス23C等を有する。それぞれのトナーボックス23には、対応する色のトナーが収納される。それぞれのトナーボックス23内に収納されたトナーは、対応する画像形成部24(24A、24B、24C)に供給される。なお、モノクロ印刷をする専用機として画像形成装置11を構成する場合には、黒のトナーを収納するトナーボックスのみを用いることができる。
画像形成部24(24A、24B、24C)は、感光ドラムと、現像器と、を含んでいる。画像形成部24(24A、24B、24C)は、その感光ドラムの周面に形成された静電潜像を、これにトナーを放出する現像器により顕像化して、トナー画像を形成することができる。
転写部14は、転写ローラ25と、転写対向ローラ31と、を有しており、これらは画像形成部24よりも下流側に配置されている。転写ローラ25は、転写ベルト22の内側に位置し、転写ベルト22の内面に接している。転写対向ローラ31は、転写ローラ25と対向しており、転写ローラ25とともにローラ対をなしている。転写対向ローラ31は、この転写ローラ25との間に転写ベルト22を挟んで転写ローラ25に対向するように、転写ベルト22の外面に接して配置されている。転写ローラ25と転写対向ローラ31との間を通過する印刷対象物12に対して、転写ローラ25は、転写ベルト22上に形成されたトナー画像を転写する。
定着部15は、印刷対象物12に熱を付与して、印刷対象物12に転写されたトナー画像を印刷対象物12に熱定着させることができる。図2に示すように、定着部15は、定着ローラ32(加熱ローラ)と、定着対向ローラ33と、熱交換ローラ34(吸熱ローラ)と、駆動部35と、感知部36と、を備えている。
図2、図3に示すように、定着ローラ32は、軸部37を中心に回転可能なローラ本体41と、ローラ本体41内に設けられ電力の投入により発熱する発熱源となる加熱部42と、を含んでいる。加熱部42は、例えばローラ本体41の中央部に内蔵されたハロゲンランプ又は電磁誘導により加熱をするIHヒータ等で構成される。定着ローラ32の表面には、シリコンゴムやフッ素ゴムなどのゴム層43が設けられていても良い。定着ローラ32は、中央に設けられ印刷時に印刷対象物12と接触する接触領域Cと、端部に設けられ印刷時に印刷対象物12とは接触しない非接触領域Sと、を含んでいる。
定着対向ローラ33は、定着ローラ32と対向するとともに定着ローラ32に接して配置されている。定着対向ローラ33は、回転軸部44と、回転軸部44の外側(表層側)に設けられる発泡ゴム層49と、回転軸部44および発泡ゴム層49を定着ローラ32に対して押し付ける加圧機構45と、を有している。加圧機構45は、駆動モータを有する。駆動モータは、回転軸部44を進退移動させることで、定着ローラ32に対する回転軸部44および発泡ゴム層49の押し付け量と、定着ローラ32と定着対向ローラ33との間に形成されるニップ幅46と、を調整することができる。
図2、図3に示すように、熱交換ローラ34は、アルミ合金等で形成された金属製の円筒部47と、円筒部47の内部に収納され固体−液体間の相変化(潜熱)を利用して熱を吸収する蓄熱材48(相変化材料)と、を有している。蓄熱材48は、100℃以上で、かつ150℃以下の温度域に相変化温度を有する。蓄熱材48は、相変化温度より高い温度に加熱すると固体から液体に相変化する。一方、蓄熱材48は、相変化温度より低い温度に冷却すると液体から固体に相変化する。蓄熱材48(相変化材料)は、具体的には、高分子材料であるエリスリトール、マンニトールで構成されるが、他の蓄熱材(相変化材料)でも同様の温度域に相変化温度を有すれば良い。エリスリトールの相変化温度は、115〜120℃であり、マンニトールの相変化温度は、140〜150℃である。一方、トナーの融点は、例えば、70〜90℃である。このため、熱交換ローラ34が定着ローラ32に当接した場合でも、定着ローラ32の温度がトナーの融点よりも下がることが防止される。
駆動部35は、熱交換ローラ34を回転可能に支持しており、定着ローラ32に対して熱交換ローラ34を当接させたり、定着ローラ32から熱交換ローラ34を離間させたりすることができる。駆動部35は、熱交換ローラ34を支持するとともに支点を中心に回動できるアーム部51と、アーム部51を支点周りに回動させる際の駆動源となるモータ52と、モータ52のトルクをアーム部51に伝達する複数の歯車53と、を有している。
図3に示すように、感知部36は、定着ローラ32のうち接触領域Cに対応するように設けられた第1検知部54と、非接触領域Sに対応するように設けられた第2検知部55と、を有している。第1検知部54は、定着ローラ32の接触領域C(中央部)の温度である第1温度Tcを検知することができる。第2検知部55は、定着ローラ32の非接触領域S(端部)の温度である第2温度Tsを検知することができる。第1検知部54および第2検知部55としては、例えば、定着ローラ32と直接接触して温度を計測する熱電対や、非接触型の抵抗変化型サーミスタ、輻射温度センサなどを用いることができるが、それ以外の他の種類の温度センサを用いても良い。
なお、第1検知部54は、定着ローラ32の延びる方向に沿って、複数個並んで設けられていてもよい。この場合、接触領域Cの第1温度Tcは、複数の第1検知部54から得られた温度情報の平均値を採用することができる。同様に、第2検知部55は、定着ローラ32の延びる方向に沿って、複数個並んで設けられていてもよい。この場合、非接触領域Sの第2温度Tsは、複数の第2検知部55から得られた温度情報の平均値を採用することができる。また、画像形成装置11は、第1搬送ラインL1の途中に印刷対象物12のサイズを検出できるセンサを有してもよい。そして、印刷対象物12のサイズが印刷毎に変化する場合には、制御部21は、センサによる印刷対象物12のサイズの検出結果に基づいて、複数の第1検知部54のうちのいくつかを第2検知部55として使用することもできる。一方、制御部21は、印刷対象物12のサイズの検出結果に基づいて、複数の第2検知部55のいくつかを第1検知部54として使用することもできる。
図1に示すように、第1搬送ラインL1から第4搬送ラインL4のそれぞれは、搬送路と、印刷対象物12(印刷が施された印刷物を含む。)を挟んで搬送路に沿って搬送する複数のローラ対やベルト対等と、を含んでいる。
第1搬送ラインL1は、給紙部13から転写部14(二次転写部14A)にわたって設けられている。この第1搬送ラインL1によって、給紙部13内の印刷対象物12が転写部14に搬送される。第2搬送ラインL2は、転写部14から定着部15にわたって設けられている。この第2搬送ラインL2によって、転写部14を通過した印刷対象物12が定着部15に搬送される。第3搬送ラインL3は、定着部15から排紙部18にわたって設けられている。この第3搬送ラインL3によって、定着部15を通過した印刷対象物12が排紙部18に搬送される。戻り搬送ラインL4は、印刷対象物12の両面に画像を形成する場合に、定着部15を通過した印刷対象物12を転写部14に戻す際に利用される。
次に、図4等を参照して、画像形成装置11を用いた画像形成方法を説明する。ユーザが操作部17を操作することにより、画像形成装置11の制御部21がラインS1を通して印刷開始指令(ステップS1)を受ける。これに従い、制御部21はウェークアップ動作(ステップS2)を実行する。この動作により、制御部21は定着部15に温度制御指令を与え、定着ローラ32の加熱部42に電力を投入し、定着ローラ32及びこれに接した定着対向ローラ33を予め定められた温度、言い換えれば、トナーを定着するのに必要な温度まで加熱する。
こうして定着部15を適温まで上昇させた後、制御部21はラインS3を介して転写部14を駆動させて印刷動作(ステップS3)を開始させる。これにより、転写部14の転写ベルト22が図1において反時計回りに回転され、転写ベルト22の表面上にトナー画像が形成される。このトナー画像は転写ベルト22の回転に伴って転写ローラ25付近(二次転写部14A)へ搬送される。一方、制御部21は、ラインS4を介して給紙部13に設けられた給紙機構を動作させ、給紙部13から印刷対象物12を第1搬送ラインL1に送り込むとともに、第1搬送ラインL1によって印刷対象物12を転写部14に搬送する。
制御部21は、トナー画像が二次転写部14Aに到達するタイミングに合わせて印刷対象物12を二次転写部14Aに到達させ、転写ローラ25と転写対向ローラ31によって、転写ベルト22から印刷対象物12の片面(転写ベルト22に接する面)にトナー画像を転写する。
二次転写部14Aを通過した印刷対象物12は、第2搬送ラインL2によって定着部15に搬送される。印刷対象物12とこれに転写されたトナー画像のトナーは定着ローラ32で加熱され、トナー画像が印刷対象物12に定着される。ユーザが指定した印刷枚数に達するまで印刷動作が継続され、その間に、感知部36の第1検知部54は定着ローラ32の接触領域Cの第1温度Tcを検知し、第2検知部55は定着ローラ32の非接触領域Sの第2温度Tsを検知する(ステップS4)。そして、第2温度Tsと第1温度Tcの温度差ΔT=Ts−Tcの値を予め定められた上限温度差値ΔTlimと比較し(ステップS5)、ΔTがΔTlimよりも小さい場合、制御部21は駆動部35を操作して熱交換ローラ34を定着ローラ32から離間させる(ステップS6)。なお、温度差値ΔTlimは、例えば、30〜100℃の範囲で適宜に設定される。これによって、必要以上に定着ローラ32の温度が低下することを防止する。一方、ΔTがΔTlimを超えた場合、制御部21は駆動部35を操作して熱交換ローラ34を定着ローラ32に当接させる(ステップS7)。これによって、熱交換ローラ34に含まれる蓄熱材48(相変化材料)の融解潜熱により定着ローラ32の熱を熱交換ローラ34に吸熱し、定着ローラ32の温度を下げることが可能である。なお、この場合でも、熱交換ローラ34内の蓄熱材48の融点は100℃より高く150℃より低い範囲にあり、熱交換ローラ34を当接させた際にも定着ローラ32の温度がトナー融点(70〜90℃)以下に下がることが防止される。
上記温度差ΔTに応じた離間および当接の動作を設定した印刷枚数に達するまで繰り返す(ステップS8)。印刷枚数が設定した印刷枚数に達したら、印刷動作を終了する(ステップS9)。上記の画像形成方法により、定着ローラ32の均熱化と、省電力化の両立が可能となる。
第1実施形態によれば、画像形成装置11は、発熱源を含むとともに印刷対象物12に熱を付与して印刷対象物12にトナーを定着させる定着ローラ32と、定着ローラ32との間に印刷対象物12を挟むように定着ローラ32と対向する対向ローラと、液体と固体との間で相変化可能な蓄熱材48を収納する熱交換ローラ34と、定着ローラ32の温度を感知可能な感知部36と、感知部36で感知した定着ローラ32の温度に応じて、定着ローラ32に対して熱交換ローラ34を当接させたり、定着ローラ32から熱交換ローラ34を離間させたりする駆動部35と、を備える。
一般に、印刷動作を継続すると、定着ローラ32のうち、印刷対象物12と接触する接触領域Cでは、印刷対象物12を介して定着ローラ32の放熱が順次なされ、印刷対象物12と接触しない非接触領域Sでは放熱がなされず熱が蓄積する。このため、非接触領域Sにおいて定着ローラ温度Tsが上昇し、定着ローラ32の非接触領域Sと接触する周辺部材(対向ローラ等)を熱で損傷する恐れがある。また、非接触領域Sの温度が上昇した状態で、接触領域Cおよび非接触領域Sの両方にまたがる大型の印刷対象物12が供給された場合には、高温によって印刷対象物12上のトナーが定着ローラ32に張り付くことがあり、その結果印刷品質が低下する恐れがある。
上記の構成によれば、例えば、定着ローラ32の温度が上昇した際に、定着ローラ32に対して熱交換ローラ34を当接させて、熱交換ローラ34によって定着ローラ32の温度を吸収することができる。一方、逆に定着ローラ32の温度が予定する温度よりも低下した場合には、熱交換ローラ34を定着ローラ32に当接させ、熱交換ローラ34内に蓄積した熱を定着ローラ32に対して供給することができる(第2実施形態参照)。これによって、定着ローラ32において発生した余分な熱を熱交換ローラ34に蓄積し、定着ローラ32の温度が低下した場合(例えば、所定時間経過後に印刷を再開する場合)など、必要に応じて熱交換ローラ34に蓄積した熱を定着ローラ32に戻すことができる。以上によって、周辺部材の熱による損傷を防止できるとともに、定着ローラ32に対するトナーの張り付きを防止して印刷品質を向上できる。また、印刷の再開時に定着ローラ32を加熱するために必要な電力を少なくして、画像形成装置11の省電力化を促進することができる。
画像形成装置11は、駆動部35を制御する制御部21を備え、感知部36は、定着ローラ32の中央部の温度を検知する第1検知部54と、定着ローラ32の端部の温度を検知する第2検知部55と、を含み、制御部21は、第1検知部54で検知した第1温度Tcと、第2検知部55で検知した第2温度Tsと、の間の温度差が所定の値よりも大きい場合に、熱交換ローラ34を定着ローラ32に当接させるように駆動部35を制御する。
一般に、接触領域Cの第1温度Tcと非接触領域Sの温度Tsの温度差ΔTが小さい場合には、定着ローラ32内の熱の拡散によって温度の不均一が時間経過とともに解消される。しかしながら、定着ローラ32の接触領域Cの第1温度Tcと定着ローラ32の非接触領域Sの第2温度Tsの温度差ΔTが小さい場合に、定着ローラ32に熱交換ローラ34を当接させる制御を行うと、定着ローラ32の温度が低下し、定着ローラ32を再加熱するために消費電力がかえって増加してしまう可能性がある。
上記の構成によれば、第1温度Tcと第2温度Tsとの間の温度差が所定の温度よりも大きい場合に、定着ローラ32に対して熱交換ローラ34を接触させる制御をすることができる。これによって、例えば非接触領域Sにおいて温度が高くなり過ぎた場合に、熱交換ローラ34によって定着ローラ32の熱を吸収することができ、定着ローラ32の温度を必要以上に下げてしまうことを防止できる。これによって、画像形成装置11の省電力化をより一層促進することができる。
この場合、蓄熱材48の相変化温度は、前記トナーの融点よりも高い。
通常、液体と固体との間で相変化可能な蓄熱材48は、相変化する間は、一定の温度を維持する性質を有する。上記の構成によれば、定着ローラ32に対して熱交換ローラ34を当接させた場合でも、定着ローラ32がトナーの融点以下の温度に下がってしまうことを防止できる。これによって、トナーの融解が不十分で印刷対象物12上にトナーが定着しない、という印刷品質が低下する不具合を防止できる。
[第2実施形態]
続いて、図5から図7を参照して、画像形成装置の第2実施形態について説明する。第2実施形態の画像形成装置11は、感知部36が第3検知部56を含む点、印刷停止時に熱交換ローラ34を定着ローラ32に接触させる点で、第1実施形態とは異なっているが、それ以外の部分は第1実施形態と同じである。このため、主として第1実施形態と異なる部分について以下に説明し、第1実施形態と共通する部分については図示または説明を省略する。
図5、図6に示すように、感知部36は、定着ローラ32のうち接触領域Cに対応するように設けられた第1検知部54と、非接触領域Sに対応するように設けられた第2検知部55と、熱交換ローラ34の温度を検知する第3検知部56と、を有している。
第3検知部56は、定着ローラ32の非接触領域Sに対応する位置の熱交換ローラ34の温度、すなわち、熱交換ローラ34の端部の位置の温度(第3温度Ta)を検知することができる。第3検知部56としては、例えば、熱交換ローラ34と直接接触して温度を計測する熱電対や、非接触型の抵抗変化型サーミスタ、輻射温度センサなどを用いることができるが、それら以外の他の種類の温度センサを用いることもできる。
次に、図7を参照して本実施形態の画像形成装置11を用いた画像形成方法について説明する。
印刷動作が終了した状態(ステップS11)で、第2検知部55は定着ローラ32の非接触領域の第2温度Tsを検知し、第3検知部56は非接触領域Sに対応する熱交換ローラ34の端部の第3温度Taを検知する(ステップS12)。そして、制御部21は、第2温度Tsが第3温度Taよりも低いか否かの判定を行い(ステップS13)、第2温度Tsが第3温度Taよりも低い場合、熱交換ローラ34を定着ローラ32に当接させる(ステップS14)。この動作により、熱交換ローラ34に蓄積された熱を定着ローラ32に放出し、定着ローラ32の温度を上昇させることができる。これによって、定着ローラ32の保温性が向上する。一方、第2温度Tsが第3温度Taよりも高い場合、熱交換ローラ34を定着ローラ32から離間させる(ステップS15)。この動作により、定着ローラ32の熱が熱交換ローラ34側に放出されてしまうことを防止する。
本動作を次回の運転開始指令(ステップS16)がなされるまで繰り返す。以上の運転方法により、定着ローラ32の均熱化と、定着部15の省電力化の両立が可能となる。
本実施形態によれば、感知部36は、熱交換ローラ34の温度を検知する第3検知部56を含み、制御部21は、印刷停止時に第3検知部56で検知した第3温度Taが第2温度Tsよりも高い場合に、熱交換ローラ34を定着ローラ32に当接させるように駆動部35を制御する。
一般的に、定着ローラ32の保温性を高めることができれば、次回印刷時に定着ローラ32を加熱するのに必要な消費電力を削減できる。
上記構成によれば、印刷停止時において、熱交換ローラ34に蓄積した熱を定着ローラ32に放出することができ、定着ローラ32の温度を上昇させて定着ローラ32の保温性を向上できる。また、印刷停止時に熱交換ローラ34に蓄積した熱を定着ローラ32に放出できれば、次の印刷を行う際に、熱交換ローラ34の吸熱能力を高く維持することができる。
[第3実施形態]
続いて、図8から図10を参照して、画像形成装置11の第3実施形態について説明する。第3実施形態の画像形成装置11は、熱交換ローラ34の形状が異なる点で、第1実施形態とは異なっているが、それ以外の部分は第1実施形態と同じである。このため、主として第1実施形態と異なる部分について以下に説明し、第1実施形態と共通する部分については図示または説明を省略する。
定着部15は、転写部14によって印刷対象物12に転写されたトナー画像を印刷対象物12に熱定着させることができる。図8に示すように、定着部15は、定着ローラ32(加熱ローラ)と、定着対向ローラ33と、熱交換ローラ34(吸熱ローラ)と、駆動部35と、感知部36と、を備えている。定着ローラ32、定着対向ローラ33、駆動部35、および感知部36の構成は、第1実施形態と同様である。
熱交換ローラ34は、複数の金属製の円筒部47と、複数の円筒部47を貫通するように延びたクランク軸部61(軸部)と、それぞれの円筒部47の内部に収納される蓄熱材48(相変化材料)と、を備えている。
本実施形態では、複数の円筒部47は、中央に位置する1個の第1ユニット62と、第1ユニット62の両側に位置する一対の第2ユニット63と、の計3個のユニットで構成される。複数の円筒部47は、3個以上のユニットで構成されてもよい。第1ユニット62は、定着ローラ32の接触領域Cと当接することが可能である。第2ユニット63は、定着ローラ32の非接触領域Sと当接することが可能である。
それぞれの円筒部47(第1ユニット62、第2ユニット63)は、アルミ合金等で形成されている。それぞれの円筒部47は、クランク軸部61周りに回転することができる。それぞれの円筒部47の内部に収納される蓄熱材は、第1実施形態と同様である。
第1ユニット62は、クランク軸部61のクランク状の構造によって、第2ユニット63に対して偏心して設けられている。このため、図8に示すように、非接触領域Sに対応する熱交換ローラ34の第2ユニット63が定着ローラ32と当接する際には、接触領域Cに対応する熱交換ローラ34の第1ユニット62が定着ローラ32から離間される(なお、図8は、第2ユニット63が定着ローラ32と当接する直前の状態を示す。)。逆に、図9に示すように、非接触領域Sに対応する熱交換ローラ34の第2ユニット63が定着ローラ32と離間する際には、接触領域Cに対応する熱交換ローラ34の第1ユニット62が定着ローラ32と当接する(なお、図9は、第2ユニット63が定着ローラ32と当接する直前の状態を示す。)。
クランク軸部61は、蓄熱材48よりも熱伝導性の高い材料(金属材料)からなり、接触領域Cに接する第1ユニット62と、非接触領域Sに接する第2ユニット63と、を熱的に接続する。したがって、第1ユニット62は、クランク軸部61を介して第2ユニット63と熱を伝達(交換)することができる。なお、クランク軸部61内にヒートパイプを配置してもよいし、或いはクランク軸部61自体をヒートパイプで構成してもよい。クランク軸部61内にヒートパイプを配置すれば、第1ユニット62と第2ユニット63との間の熱伝導性能を向上できる。
続いて、図8〜図10を参照して、本実施形態の画像形成装置を用いた画像形成方法について説明する。
ユーザが操作部17を操作することにより、画像形成装置11の制御部21がラインS1を通して印刷開始指令(ステップS21)を受ける。これに従い、制御部21は、熱交換ローラ34の第1ユニット62および第2ユニット63をともに定着ローラ32から離間させ(ステップS22)、ウェークアップ動作を実行する(ステップS23)。この動作により、制御部21は定着部15に温度制御指令を与え、定着ローラ32の加熱部42に電力を投入し、定着ローラ32及びこれに接した定着対向ローラ33を予め定められた温度、言い換えれば、トナーを定着するのに必要な温度まで加熱する。
こうして適温まで上昇させた後、制御部21はラインS3を介して転写部14を駆動させて印刷動作を開始させる(ステップS24)。給紙部13から転写部14に運ばれ、トナー画像が転写された印刷対象物12は、定着部15に搬送される。印刷対象物12とこれに転写されたトナー画像のトナーは定着ローラ32で加熱され、トナー画像が印刷対象物12に定着される。ユーザが指定した印刷枚数に達するまで印刷動作を繰り返す中で、感知部36の第1検知部54および第2検知部55は、定着ローラ32の接触領域Cの第1温度Tcと、非接触領域Sの第2温度Tsを検知する(ステップS25)。そして、TsとTcの温度差ΔT=Ts−Tcの値を予め定められた上限温度差値ΔTlimと比較し(ステップS26)、ΔTがΔTlimより小さい場合、制御部21は駆動部35を操作して接触領域Cに対応する熱交換ローラ34の第1ユニット62と、非接触領域Sに対応する熱交換ローラ34の第2ユニット63と、をともに定着ローラ32から離間させる(ステップS27)。一方、ΔTがΔTlimを超えた場合、制御部21は、図8に示すように、駆動部35を操作して非接触領域Sに対応する熱交換ローラ34の第2ユニット63を定着ローラ32に当接させる(ステップS28)。これによって、第2ユニット63に含まれる相変化材料の融解潜熱により定着ローラ32の非接触領域Sの温度を優先的に下げることが可能である。
制御部21は、上記温度差ΔTに応じた熱交換ローラ34の離間および当接動作を設定印刷枚数に達するまで繰り返す(ステップS29)。印刷枚数が設定印刷枚数に達したら、制御部21は、印刷動作を終了する(ステップS30)。印刷動作が終了すると、図9に示すように、制御部21は駆動部35を操作して接触領域Cに対応する熱交換ローラ34の第1ユニット62を定着ローラ32に当接させる(ステップS31)。なお、このとき、熱交換ローラ34は、図8に示す状態から、クランク軸部61をその中心軸周りに例えば180°回転させた状態で定着ローラ32に当接される。これによって、熱交換ローラ34の第2ユニット63に蓄えられた熱をクランク軸部61および第1ユニット62を介して定着ローラ32に伝えることができる。
第3実施形態によれば、熱交換ローラ34は、クランク状をなした軸部と、前記軸部に対して回転可能で、定着ローラ32の前記中央部に対応するように設けられるとともに蓄熱材48を収納する第1ユニット62と、前記軸部に対して回転可能で、第1ユニット62に対して偏心し、前記定着ローラの前記端部に対応するように設けられるとともに前記蓄熱材を収納する第2ユニットと、を有し、前記第2ユニットは、印刷動作時に前記定着ローラの前記端部に当接し、前記第1ユニットは、印刷停止時に前記定着ローラの前記中央部に当接する。
通常、印刷動作を継続すると、定着部15の印刷対象物12との接触領域Cでは定着ローラ32から印刷対象物12へと放熱がなされるものの、非接触領域Sでは放熱がなされない。これにより、非接触領域Sの定着ローラ32の温度Tsが上昇し、対向ローラ等の周辺部材を熱で損傷する恐れがある。非接触領域Sだった領域に次回印刷対象物12が供給された場合、高温により印刷対象物12上のトナーが定着ローラ32に張り付いてしまい、画像品質を低下させてしまう可能性がある。
上記構成によれば、定着ローラ32の非接触領域Tsと接触領域Tcの温度差ΔTを検知し、温度差ΔTが上限値より高い場合に定着ローラ32の非接触領域Sに対して熱交換ローラ34の第2ユニット63を当接させることができる。これによって、第2ユニット63に含まれる蓄熱材48の融解潜熱により定着ローラ32の熱を吸熱し、非接触領域Sの定着ローラ32の温度を優先的に下げることができる。また、印刷動作終了後には定着ローラ32の接触領域Cに対して熱交換ローラ34の第1ユニット62に当接させることで、第2ユニット63に蓄えた熱をクランク軸部61および第1ユニット62を介して定着ローラ32に伝えることができる。これによって、定着ローラ32の接触領域Cにおいて保温性を高めることができ、次回印刷時に定着ローラ32を加熱するのに必要な消費電力を削減することができる。さらに、定着ローラ32の内において温度が相対的に低い接触領域Cを介して熱交換ローラ34の熱を効率よく放出できるため、第2ユニット63の温度を十分に低下させて、次回運転動作時に第2ユニット63の吸熱能力を維持することができる。
なお、本実施形態では、第1ユニット62に収納される蓄熱材48(相変化材料)と、第2ユニット63に収納される蓄熱材48(相変化材料)とを同一の材料としているが、第1ユニット62に収納される蓄熱材48と、第2ユニット63に収納される蓄熱材48と、を異なる材料で構成してもよい。具体的には、第2ユニット63に収納される蓄熱材48の相変化温度を、第1ユニット62に収納される蓄熱材48の相変化温度よりも高く設定してもよい。これによって、第2ユニット63に収納される蓄熱材48に回収した潜熱を第1ユニット62に収納される蓄熱材48に輸送し、停止中に潜熱として長時間保存することが可能となる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変形実施することができる。すなわち、画像形成装置は、上記した第1実施形態から第3実施形態に示されるものだけではなく、第1実施形態から第3実施形態に示される各要素を組み合わせて一つの画像形成装置を構成することもできる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願発明の他の特徴を示す構成について付記する。
前記熱交換ローラは、
クランク状をなした軸部と、
前記軸部に対して回転可能で、前記定着ローラの前記中央部に対応するように設けられるとともに前記蓄熱材を収納する第1ユニットと、
前記軸部に対して回転可能で、前記第1ユニットに対して偏心し、前記定着ローラの前記端部に対応するように設けられるとともに前記蓄熱材を収納する第2ユニットと、
を有し、
前記第2ユニットは、印刷動作時に前記定着ローラの前記端部に当接し、前記第1ユニットは、印刷停止時に前記定着ローラの前記中央部に当接する画像形成装置。
11…画像形成装置、12…印刷対象物、21…制御部、32…定着ローラ、33…定着対向ローラ、34…熱交換ローラ、35…駆動部、36…感知部、48…蓄熱材、54…第1検知部、55…第2検知部、56…第3検知部。

Claims (5)

  1. 発熱源を含むとともに印刷対象物に熱を付与して前記印刷対象物にトナーを定着させる定着ローラと、
    前記定着ローラとの間に前記印刷対象物を挟むように前記定着ローラと対向する対向ローラと、
    液体と固体との間で相変化可能な蓄熱材を収納する熱交換ローラと、
    前記定着ローラの温度を感知可能な感知部と、
    前記感知部で感知した前記定着ローラの温度に応じて、前記定着ローラに対して前記熱交換ローラを当接させたり、前記定着ローラから前記熱交換ローラを離間させたりする駆動部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記駆動部を制御する制御部を備え、
    前記感知部は、前記定着ローラの中央部の温度を検知する第1検知部と、前記定着ローラの端部の温度を検知する第2検知部と、を含み、
    前記制御部は、前記第1検知部で検知した第1温度と、前記第2検知部で検知した第2温度と、の間の温度差が所定の値よりも大きい場合に、前記熱交換ローラを前記定着ローラに当接させるように前記駆動部を制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記蓄熱材の相変化温度は、前記トナーの融点よりも高い請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記感知部は、前記熱交換ローラの温度を検知する第3検知部を含み、
    前記制御部は、印刷停止時に前記第3検知部で検知した第3温度が前記第2温度よりも高い場合に、前記熱交換ローラを前記定着ローラに当接させるように前記駆動部を制御する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記蓄熱材は、エリスリトールおよびマンニトールのいずれかである請求項3に記載の画像形成装置。
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