JP2010139883A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】残留トナーに起因して生じるクリーニング部材の不具合を防止し、クリーニング部材の長寿命化を実現する。
【解決手段】定着ローラ41及び加圧ローラ42のクリーニング部材としてクリーニングローラ43a,43bが定着ローラ41及び加圧ローラ42にそれぞれ圧接し、さらにそのクリーニングローラ43a,43bにクリーニングパッド44a,44bがそれぞれ圧接している構成の定着装置において、クリーニングローラ43a,43bとクリーニングパッド44a,44bを加熱し、トナーを溶融させる面状発熱体(ヒータ)46a,46bを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート等の記録材(記録媒体)上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、プリンタなどの画像形成装置に適用される定着装置に関するものである。
従来、複写機やレーザビームプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に搭載される定着装置として、定着ローラと、定着ローラ内に配置され定着ローラを加熱するヒータと、定着ローラと接触してニップ部を形成する加圧ローラと、を有するものがある。特許文献1にはこのタイプの定着装置が記載されている。未定着トナー像を担持する記録材は定着装置のニップ部で挟持搬送されつつ加熱され、これにより記録材上のトナー像は記録材に加熱定着される。
上記定着装置においては、トナー像を記録材に加熱定着する定着プロセスにおいて記録材上のトナー像を全て記録材に固着させるのが理想である。ところが、記録材自体の特性や定着時の温度要因や静電的な要因でごく一部のトナーが記録材に十分に固着されずに定着ローラ(又は加圧ローラ)の外周面(表面)へ転移してしまうことがある。
また、記録材全域に画像形成するいわゆる縁無しプリント等を行う場合には、記録材にトナー像を転写させる際に記録材の端面(裁断面)にトナーが回り込むことがあり、この記録材端面のトナーが定着ローラ又は加圧ローラの表面に転移してしまうこともある。そして、定着ローラ又は加圧ローラの表面に転移したトナーは、オフセットトナーとして再び記録材に付着して、記録材画像面又は記録材裏面を汚してしまうことになる。
このオフセットを防止する手段として、定着ローラ(又は加圧ローラ)表面にクリーニング部材としてクリーニングローラを圧接させているものがある(特許文献1参照)。このクリーニングローラは定着ローラ表面についたトナーを回収、蓄積するものである。
しかし、縁無しプリントのようにオフセットトナーの量が多いプリントの場合、クリーニングローラのトナー蓄積許容量を超えてしまい、オフセットトナーがクリーニングローラから再び定着ローラ又は加圧ローラの表面に逆流してしまう場合がある。
そこで、この逆流を防止する手段として、クリーニングローラにクリーニングパッドを圧接させているものがある。このクリーニングパッドはクリーニングローラが定着ローラ又は加圧ローラから回収したオフセットトナーを回収、蓄積するものである。
特開平8−95412号公報
しかしながら、定着ローラ又は加圧ローラにクリーニング部材としてクリーニングローラが圧接し、さらにそのクリーニングローラにクリーニングパッドが圧接している構成の定着装置では、下記のような問題が生じることが懸念される。
クリーニングローラやクリーニングパッドが冷えた状態の時、クリーニングローラとクリーニングパッドの圧接部に残留したトナーにより、クリーニングローラとクリーニングパッドが固着してしまうことが懸念される。また、クリーニングローラとクリーニングパッドの圧接部に残留したトナーの粘性が高くなってしまうことでクリーニングパッドにトナーを吸収しづらくなり、クリーニングパッドの寿命を短くしてしまうことが懸念される
本発明は上記したような事情に鑑みてなされたものであり、残留トナーに起因して生じるクリーニング部材の不具合を防止し、クリーニング部材の長寿命化を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
第1の定着用回転体と、
前記第1の定着用回転体に接触して記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の定着用回転体と、
前記第1の定着用回転体に付着したトナーを回収する第1のクリーニング部材と、
前記第1のクリーニング部材に付着したトナーを回収する第2のクリーニング部材と、
を備え、
前記ニップ部で記録材上の未定着のトナー像を前記記録材に加熱定着する定着装置において、
前記第1のクリーニング部材及び前記第2のクリーニング部材のうちいずれか一方のクリーニング部材を加熱する第1のヒータを備えることを特徴とする。
また、第1の定着用回転体と、
前記第1の定着用回転体に接触して記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の定着用回転体と、
前記第1の定着用回転体に付着したトナーを回収する第1のクリーニング部材と、
前記第1のクリーニング部材に付着したトナーを回収する第2のクリーニング部材と、
を備え、
前記ニップ部で記録材上の未定着のトナー像を前記記録材に加熱定着する定着装置において、
前記第1のクリーニング部材を加熱する第1のヒータと、
前記第2のクリーニング部材を加熱する第2のヒータと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、残留トナーに起因して生じるクリーニング部材の不具合を防止し、クリーニング部材の長寿命化を実現することが可能となる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
<画像形成装置>
図1は、本発明の実施例1に係る定着装置を搭載した画像形成装置の一例として、電子写真式のフルカラーレーザプリンタ(以下、単に「プリンタ」という)の概略構成を示す断面図である。
本実施例のプリンタは、プリンタの筐体を構成するプリンタ本体(画像形成装置本体)100の下部に記録材供給装置20を備えている。記録材供給装置20において、記録材供給カセット21に収納された記録材Sは、ピックアップローラ22が図中反時計方向へ
回転してカセット21から1枚ずつ分離給送され、給送ローラ23とリタードローラ24を通じてレジストローラ対25に搬送される。そして、レジストローラ対25により所定のタイミングをもって2次転写部30に搬送される。
プリンタ本体100内において、記録材供給装置20の上部には画像形成部10が設けられている。
画像形成部10には、画像形成ユニット11a〜11dと、中間転写ベルト13とが設けられている。ここで、画像形成ユニット11a〜11dは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成するためのもので、それぞれ平行に配置(一方向に並列に配置)されている。また、中間転写ベルト13は、画像形成ユニット11a〜11dの下部に、これらを縦断する態様で配置されている。
画像を形成する際には、不図示のビデオコントローラから送られてきた原稿画像に基づき、画像形成ユニット11a〜11dに設けられた感光体ドラム12a〜12dにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する。次に、このように感光体ドラム12a〜12d上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を中間転写ベルト13に順次転写することにより中間転写ベルト13上にカラー画像が形成される。
一方、このようなトナー像形成動作(画像形成動作)に並行して記録材Sが、カセット21からピックアップローラ22より1枚ずつ送り出され、その後、2次転写ローラ31と中間転写ベルト13で構成される2次転写部30に搬送される。そして、記録材Sがこの2次転写部30を通過する際、中間転写ベルト13上に形成されたカラー画像が記録材上に転写される。
次に、カラー画像が転写された記録材Sは、定着装置としての定着器40に搬送され、定着ローラ41と加圧ローラ42との間で形成されるニップ部で挟持搬送されることで、熱及び圧力を受ける。このことにより、記録材S上にカラー画像が加熱定着される。定着器40でカラー画像が定着された記録材Sは、定着器40の下流に設けられた排出部70によって記録材排出トレイ101に排出される。
<定着器40>
図2は、本実施例の定着器40の概略構成を示す断面図、図3は、本実施例の定着器40の概略構成を示す下面図である。
本実施例の定着器40は、第1の定着用回転体としての定着ローラ41と、第2の定着用回転体としての加圧ローラ42と、定着ローラ41及び加圧ローラ42の内部にそれぞれ設けられた加熱手段としてハロゲンヒータ47a,47bと、を備えている。
定着ローラ41は、内周側から外周側に向かって順に、金属製のパイプ状の芯金48a、耐熱性のシリコンゴムからなる弾性層49aを備え、その表面にPFA等のフッ素系樹脂からなる離型層50aを備えている。芯金48aの長手(軸方向)両端部は長手中央部よりも小径に形成され、定着フレーム52にベアリングなどの軸受け(不図示)を介して回転自在に保持されている。
加圧ローラ42も定着ローラ41と同様に、内周側から外周側に向かって順に、金属製のパイプ状の芯金48b、耐熱性のシリコンゴムからなる弾性層49bを備え、その表面にPFA等のフッ素系樹脂からなる離型層50bを備えている。芯金48bの長手両端部は長手中央部よりも小径に形成され、定着フレーム52の内側に配された加圧アーム53
にベアリングなどの軸受け(不図示)を介して回転自在に支持されている。
加圧アーム53は、加圧ローラ42を定着ローラ41に対して当接及び離間できるように定着フレーム52に軸54を介して回動可能に支持されている。この軸54の反対側において加圧アーム53と定着フレーム52との間に加圧手段としての加圧バネ55が設けられ、この加圧バネ55によって加圧アーム53を定着ローラ41側に付勢している。この付勢力により加圧ローラ42は定着ローラ41に加圧された状態に接触し、定着ローラ41との所定幅のニップ部(圧接ニップ部、定着ニップ部)を形成する。
また、定着ローラ41の表面温度を検出するためのサーミスタ51a、及び加圧ローラ42の表面温度を検出するためのサーミスタ51bが、それぞれローラ表面から一定の距離を置いて配置されおり、所定の温度になるように制御されている。温度に関しては、未定着画像が接する定着ローラ41側の温度の方が加圧ローラ42側よりも高く設定されている。ここで、サーミスタ51aは、第1の温度検知手段に相当し、サーミスタ51bは、第3の温度検知手段に相当する。
そして、第1のクリーニング部材としてのクリーニングローラ43aは、定着ローラ41の外周面(表面)すなわち離型層50aに付着したオフセットトナーなどを清掃する機能を有している。そして、定着ローラ41に並列に配置され、第1リンクアーム56の一端にベアリングなどの軸受け(不図示)を介して回転自在に保持され、定着ローラ41に従動して回転する。第1リンクアーム56は軸58により定着フレーム52に回動自在に支持されている。そして、クリーニングローラ43aは、当接離間機構(不図示)により、縁無し印刷時のみ定着ローラ41に当接し、それ以外の時は離間するように設けられている。
また、第3のクリーニング部材としてのクリーニングローラ43bは、加圧ローラ42の外周面(表面)すなわち離型層50bに付着したオフセットトナーなどを清掃する機能を有している。そして、加圧ローラ42と並列に配置され、第2リンクアーム57にベアリングなどの軸受け(不図示)を介して回転自在に保持され、加圧ローラ42に従動で回転する。そして、クリーニングローラ43bは、当接離間機構(不図示)により縁無し印刷時のみ加圧ローラ42に当接し、それ以外の時は離間するように設けられている。
一般に、トナーは表面離型性の高い方から低い方へと転移するため、本実施例のクリーニングローラ43aとクリーニングローラ43bの材質は、離型層50a,50bより離型性が劣るアルミ無垢を用いている。また、トナーは高い表面温度と接している側が溶けて、表面温度の低い側へ付着する。このため、定着ローラ41に付着したオフセットトナーは、定着ローラ41に対して温度の低いクリーニングローラ43aに付着し、加圧ローラ42に付着したオフセットトナーは、加圧ローラ42に対して温度の低いクリーニングローラ43bに付着する。
このようにして、定着ローラ41、加圧ローラ42に付着したオフセットトナーは、それぞれクリーニングローラ43a、クリーニングローラ43bに回収される。
さらに、クリーニングローラ43aに回収されたオフセットトナーは、クリーニングローラ43aの下部に当接配置された第2のクリーニング部材としてのクリーニングパッド44aに掻き取られ吸収される。クリーニングローラ43bに回収されたオフセットトナーは、クリーニングローラ43bの下部に当接配置された第4のクリーニング部材としてのクリーニングパッド44bに掻き取られ吸収される。
このように定着ローラ又は加圧ローラのクリーニング部材としてクリーニングローラが
圧接し、さらにそのクリーニングローラにクリーニングパッドが圧接している構成の定着装置では、次のようなことが懸念される。すなわち、クリーニングローラやクリーニングパッドが冷えた状態の時、クリーニングローラとクリーニングパッドの圧接部に残留したトナーによりクリーニングローラとクリーニングパッドが固着してしまうことである。また、クリーニングローラやクリーニングパッドが冷えた状態の時、トナーの粘性が高くなってしまうことでクリーニングパッドにトナーを吸収しづらくなり、クリーニングパッドの寿命を短くしてしまうことである。
そこで、本実施例では、クリーニングパッド44aの加熱手段として、第1のヒータとしての面状発熱体46aが設けられ、また、クリーニングパッド44bの加熱手段として、第2のヒータとしての面状発熱体46bが設けられている。
面状発熱体46aは、クリーニングパッド44a下部に設けられており、その間には第2の温度検知手段として温度センサ45aが設けられている。
温度センサ45aには、この温度センサ45aにより検知された温度に応じて、セラミックヒータなどの面状発熱体46aへ供給する電力を制御する制御手段としての通電制御部(不図示)が接続されている。
通電制御部は、縁無し印刷の画像形成動作の実行中に面状発熱体46a及びクリーニングパッド44aが所定の設定温度範囲内になるように、サーミスタ51a及び温度センサ45aにより検知された温度に応じて面状発熱体46aへ供給する電力を制御している。
ここで、所定の設定温度範囲とは、
トナー軟化温度<クリーニングパッド44a温度<定着ローラ41温度
である。
「トナー軟化温度<クリーニングパッド44a温度」に関しては、クリーニングローラ43aとクリーニングパッド44aがトナーによって固着するのを防ぐためである。また、「クリーニングパッド44a温度<定着ローラ41温度」に関しては、この温度の関係が逆転すると、一度回収したオフセットトナーが再び定着ローラ41に逆流して付着してしまうためである。
面状発熱体46bは、クリーニングパッド44b下部に設けられており、その間には第4の温度検知手段として温度センサ45bが設けられている。
温度センサ45bには、この温度センサ45bにより検知された温度に応じて、面状発熱体46bへ供給する電力を制御する制御手段としての通電制御部(不図示)が接続されている。
通電制御部は、縁無し印刷の画像形成動作の実行中に面状発熱体46b及びクリーニングパッド44bが所定の設定温度範囲内になるように、サーミスタ51b及び温度センサ45bにより検知された温度に応じて面状発熱体46bへ供給する電力を制御している。
その設定温度範囲は、
トナー軟化温度<クリーニングパッド44b温度<加圧ローラ42温度
である。
これらの関係の理由は、クリーニングパッド44a側と同様にクリーニングローラ43bとクリーニングパッド44bがトナーによって固着するのを防ぎ、一度回収したオフセ
ットトナーが再び加圧ローラ42に逆流して付着してしまうのを防ぐためである。
図4は、本実施例における、縁無し印刷時の定着器40の動作を説明するフローチャートである。
まず、プリンタの電源がOFFもしくは、縁有り印刷時の時は、クリーニングローラ43a,43bはそれぞれ定着ローラ41,加圧ローラ42から離間している。
プリンタの電源がONされると、ハロゲンヒータ47a,47bに通電し定着ローラ41が所定の温度に昇温するまでウォームアップが行われる。
ここで、縁無し印刷ジョブを受け付けると、クリーニングローラ43a,43bをそれぞれ定着ローラ41,加圧ローラ42に当接させる(S11)。
次に、クリーニングパッド44aがトナーの軟化温度より高く、且つ、定着ローラ41より低い温度か否かを判断するとともに、クリーニングパッド44bも同様にトナーの軟化温度より高く、且つ、加圧ローラ42より低い温度か否かを判断する(S12)。
S12で否定判定の場合は、面状発熱体46a,46bのONOFF制御を実行し(S17)、その後、S12に戻る。S12で肯定判定の場合は、縁無し印刷を開始させる(S13)。
この制御により、クリーニングパッド44aがトナーの軟化温度より高く、且つ、定着ローラ41より低い温度に、クリーニングパッド44bも同様にトナーの軟化温度より高く、且つ、加圧ローラ42より低い温度にして、縁無しプリントを実行できる。
その後、縁無し印刷が終了したか否かを判断し(S14)、縁無し印刷終了の場合には、面状発熱体46a,46bをOFFにして(S15)、クリーニングローラ43a,43bをそれぞれ定着ローラ41,加圧ローラ42から離間させる(S16)。縁無し印刷が続く場合には(S14で否定判定)、S12に戻る。
以上の構成により、本実施例では次のような効果を得る事ができる。
すなわち、縁無し印刷のようにオフセットトナー量が多い場合でも、クリーニングパッドを加熱する事で、トナーの粘性が低くなり、クリーニングパッドにトナーを吸収しやすくなる。その結果、トナー蓄積許容量が多くなり、クリーニングパッドの寿命を長くする事ができ、長期にわたって効果的なクリーニング状態を維持することが可能となる。
また、クリーニングパッドを加熱する事で、トナーによるクリーニングローラとクリーニングパッドの固着を防ぐ事ができる。
また、面状発熱体は安価であり、また局所的に加熱することが可能な為、定着ローラや加圧ローラの温度制御に影響を与えることなく、クリーニングパッドを加熱することができる。
以下、本発明の実施例2について説明する。本実施例の画像形成装置は、実施例1で説明した図1に示す画像形成装置と同様の構成であり、同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図5は、本実施例に係る定着装置としての定着器40Aの概略構成を示す断面図である。
本実施例の定着器40Aは、実施例1で述べた定着器40を一部変更したものである。すなわち、実施例1に対し本実施例においては、面状発熱体46a,46bが無くなり、ヒータ59a,59b(例えばハロゲンヒータ等)と温度センサ60a,60bを追加しており、それ以外の構成は同一である。ここで、サーミスタ51a,51bを適切な配置にすることで、温度センサ60a,60bは省略可能である。温度センサ60a,60bを省略した場合には、サーミスタ51aは第1の温度検知手段及び第2の温度検知手段に相当し、サーミスタ51bは第3の温度検知手段及び第4の温度検知手段に相当する。
第1のヒータとしてのヒータ59aは、クリーニングローラ43aの加熱手段として、クリーニングローラ43aに内包されている。そして、第2の温度検知手段として温度センサ60aがクリーニングローラ43a表面から一定の距離を置いて配置されている。
温度センサ60aには、この温度センサ60aにより検知された温度に応じて、ヒータ59aへ供給する電力を制御する制御手段としての通電制御部(不図示)が接続されている。
通電制御部は、縁無し印刷の画像形成動作の実行中にクリーニングローラ43aが所定の設定温度範囲内になるように、サーミスタ51a及び温度センサ60aにより検知された温度に応じて、ヒータ59aへ供給する電力を制御している。
その設定温度範囲は、
トナー軟化温度<クリーニングローラ43a温度<定着ローラ41温度
である。
「トナー軟化温度<クリーニングローラ43a温度」に関しては、クリーニングローラ43aとクリーニングパッド44aがトナーによる固着を防ぐためである。また、「クリーニングローラ43a温度<定着ローラ41温度」に関しては、「クリーニングローラ43a<定着ローラ41温度」の関係が逆転すると、一度回収したオフセットトナーが再び定着ローラ41に逆流して付着してしまうためである。
第2のヒータとしてのヒータ59bは、クリーニングローラ43bの加熱手段として、クリーニングローラ43bに内包されている。そして、第4の温度検知手段として温度センサ60bがクリーニングローラ43b表面から一定の距離を置いて配置されている。
温度センサ60bは、温度センサ60bにより検知された温度に応じて、ヒータ59bへ供給する電力を制御する通電制御手段である通電制御部(不図示)が接続されている。
通電制御部は、縁無し印刷の画像形成動作の実行中にクリーニングローラ43bが所定の設定温度範囲内になるように、サーミスタ51b及び温度センサ60bにより検知された温度に応じて、ヒータ59bへ供給する電力を制御している。
その設定温度範囲は、
トナー軟化温度<クリーニングローラ43b温度<加圧ローラ42温度
である。
これらの関係の理由は、クリーニングローラ43a側と同様に、クリーニングローラ43bとクリーニングパッド44bがトナーによって固着するのを防いだり、一度回収した
オフセットトナーが再び加圧ローラ42に逆流して付着してしまうのを防ぐためである。
図6は、本実施例における、縁無し印刷時の定着器40Aの動作を説明するフローチャートである。
まず、プリンタの電源がOFFもしくは、縁有り印刷時の時は、クリーニングローラ43a,43bはそれぞれ定着ローラ41,加圧ローラ42から離間している。
プリンタの電源がONされると、ハロゲンヒータ47a,47bに通電し定着ローラ41が所定の温度に昇温するまでウォームアップが行われる。
ここで縁無し印刷ジョブを受け付けると、クリーニングローラ43a,43bをそれぞれ定着ローラ41,加圧ローラ42に当接させる(S21)。
次に、クリーニングローラ43aがトナーの軟化温度より高く、且つ、定着ローラ41より低い温度か否かを判断するとともに、クリーニングローラ43bも同様にトナーの軟化温度より高く、且つ、加圧ローラ42より低い温度か否かを判断する(S22)。
S22で否定判定の場合は、ヒータ59a,59bのONOFF制御を実行し(S27)、その後、S22に戻る。S22で肯定判定の場合は、縁無し印刷を開始させる(S23)。
この制御により、クリーニングローラ43aがトナーの軟化温度より高く、且つ、定着ローラ41より低い温度に、クリーニングローラ43bも同様にトナーの軟化温度より高く、且つ、加圧ローラ42より低い温度にして、縁無しプリントを実行できる。
その後、縁無し印刷が終了したか否かを判断し(S24)、縁無し印刷終了の場合には、ヒータ59a,59bをOFFにして(S25)、クリーニングローラ43a,43bをそれぞれ定着ローラ41,加圧ローラ42から離間させる(S26)。縁無し印刷が続く場合には(S24で否定判定)、S22に戻る。
以上の構成により、本実施例では次のような効果を得る事ができる。
すなわち、縁無し印刷のようにオフセットトナー量が多い場合でも、クリーニングローラを加熱する事で、それと接するクリーニングパッドは熱せられ、トナーの粘性が低くなり、クリーニングパッドにトナーを吸収しやすくなる。その結果、トナー蓄積許容量が多くなり、クリーニングパッドの寿命を長くする事ができ、長期にわたって効果的なクリーニング状態を維持することが可能となる。
また、クリーニングローラを加熱する事で、トナーによるクリーニングローラとクリーニングパッドの固着を防ぐ事ができる。
また、クリーニングローラの加熱にハロゲンヒータを用いることで、クリーニングローラの温度がオーバーシュートすることなく制御することができる。
また、サーミスタ51a,51bを適切な配置にすることで、温度センサ60a,60bを省略することができるので、コストダウンが可能となる。
以下、本発明の実施例3について説明する。本実施例の画像形成装置は、実施例1で説
明した図1に示す画像形成装置と同様の構成であり、実施例1,2で説明した構成部分と同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図7は、本実施例に係る定着装置としての定着器40Bの概略構成を示す断面図である。
本実施例の定着器40Bは、実施例1で述べた定着器40を一部変更したものである。すなわち、本実施例においては、実施例1で説明した構成に対し、実施例2で説明したヒータ59a,59b(例えばハロゲンヒータ等)と温度センサ60a,60bを追加したものである。
ここで、本実施例においては、ヒータ59aは第1のヒータに相当し、ヒータ59bは第3のヒータに相当し、面状発熱体46aは第2のヒータに相当し、面状発熱体46bは第4のヒータに相当する。また、サーミスタ51aは第1の温度検知手段に相当し、サーミスタ51bは第4の温度検知手段に相当し、温度センサ60aは第2の温度検知手段に相当し、温度センサ60bは第5の温度検知手段に相当する。また、温度センサ45aは第3の温度検知手段に相当し、温度センサ45bは第6の温度検知手段に相当する。
第1のヒータとしてのヒータ59aは、クリーニングローラ43aの加熱手段として、クリーニングローラ43aに内包されている。そして、第2の温度検知手段として温度センサ60aがクリーニングローラ43a表面から一定の距離を置いて配置されている。
温度センサ60aには、この温度センサ60aにより検知された温度に応じて、ヒータ59aへ供給する電力を制御する制御手段としての通電制御部(不図示)が接続されている。
通電制御部は、縁無し印刷の画像形成動作の実行中にクリーニングローラ43aが所定の設定温度範囲内になるように、サーミスタ51a及び温度センサ60aにより検知された温度に応じて、ヒータ59aへ供給する電力を制御している。
その設定温度範囲は、
トナー軟化温度<クリーニングローラ43a温度<定着ローラ41温度
である。
「トナー軟化温度<クリーニングローラ43a温度」に関しては、クリーニングローラ43aとクリーニングパッド44aがトナーによって固着するのを防ぐためである。「クリーニングローラ43a温度<定着ローラ41温度」に関しては、この温度関係が逆転すると、一度クリーニングローラ43aに回収したオフセットトナーが再び定着ローラ41に逆流して付着してしまうためである。
第3のヒータとしてのヒータ59bは、クリーニングローラ43bの加熱手段として、クリーニングローラ43bに内包されている。そして、第5の温度検知手段として温度センサ60bがクリーニングローラ43b表面から一定の距離を置いて配置されている。
温度センサ60bは、温度センサ60bにより検知された温度に応じて、ヒータ59bへ供給する電力を制御する制御手段である通電制御部(不図示)が接続されている。
通電制御部は、縁無し印刷の画像形成動作の実行中にクリーニングローラ43bが所定の設定温度範囲内になるように、サーミスタ51b及び温度センサ60bにより検知された温度に応じて、ヒータ59bへ供給する電力を制御している。
その設定温度範囲は、
トナー軟化温度<クリーニングローラ43b温度<加圧ローラ42温度
である。
これらの関係の理由は、クリーニングローラ43bとクリーニングパッド44bがトナーによって固着するのを防ぐためである。また、ヒータ59a側と同様に、一度クリーニングローラ43bに回収したオフセットトナーが再び加圧ローラ42に逆流して付着してしまうのを防いだりするためである。
第2のヒータとしての面状発熱体46aは、クリーニングパッド44aの加熱手段として、クリーニングパッド44a下部に設けられており、その間には第3の温度検知手段として温度センサ45aが設けられている。
温度センサ45aには、この温度センサ45aにより検知された温度に応じて、面状発熱体46aへ供給する電力を制御する制御手段である通電制御部(不図示)が接続されている。
通電制御部は、縁無し印刷の画像形成動作の実行中に面状発熱体46a及びクリーニングパッド44aが所定の設定温度範囲内になるように、温度センサ60a及び温度センサ45aにより検知された温度に応じて面状発熱体46aへ供給する電力を制御している。
その設定温度範囲は、
トナー軟化温度<クリーニングパッド44a温度<クリーニングローラ43a温度
である。
「トナー軟化温度<クリーニングパッド44a温度」に関しては、クリーニングローラ43aとクリーニングパッド44aがトナーによって固着するのを防ぐためである。また、「クリーニングパッド44a温度<クリーニングローラ43a温度」に関しては、この温度関係が逆転すると、一度クリーニングパッド44aに回収したオフセットトナーが再びクリーニングローラ43aに逆流して付着してしまうためである。
第4のヒータとしての面状発熱体46bは、クリーニングパッド44bの加熱手段として、クリーニングパッド44b下部に設けられており、その間には第6の温度検知手段として温度センサ45bが設けられている。
温度センサ45bには、この温度センサ45bにより検知された温度に応じて、面状発熱体46bへ供給する電力を制御する制御手段である通電制御部(不図示)が接続されている。
通電制御部は、縁無し印刷の画像形成動作の実行中に面状発熱体46b及びクリーニングパッド44bが所定の設定温度範囲内になるように、温度センサ60b及び温度センサ45bにより検知された温度に応じて面状発熱体46bへ供給する電力を制御している。
その設定温度範囲は、
トナー軟化温度<クリーニングパッド44b温度<クリーニングローラ43b温度
である。
これらの関係の理由は、クリーニングローラ43bとクリーニングパッド44bがトナーによって固着するのを防ぐためである。また、クリーニングパッド44b側と同様に、
一度回収したオフセットトナーが再びクリーニングローラ43bに逆流して付着してしまうのを防いだりするためである。
図8は、本実施例における、縁無し印刷時の定着器40Bの動作を説明するフローチャートである。
まず、プリンタの電源がOFFもしくは、縁有り印刷時の時は、クリーニングローラ43a,43bはそれぞれ定着ローラ41,加圧ローラ42から離間している。
プリンタの電源がONされると、ハロゲンヒータ47a,47bに通電し定着ローラ41が所定の温度に昇温するまでウォームアップが行われる。
ここで、縁無し印刷ジョブを受け付けると、クリーニングローラ43a,43bをそれぞれ定着ローラ41,加圧ローラ42に当接させる(S31)。
次に、ヒータ59a,59bと面状発熱体46a,46bをONOFF制御することで、次に示す(1)〜(4)全てを満たす温度関係にして、縁無しプリントを実行する(S32,S33,S37)。
(1)クリーニングローラ43aの温度は、トナーの軟化温度より高く、且つ、定着ローラ41より低い温度である。
(2)クリーニングパッド44aの温度は、トナーの軟化温度より高く、且つ、クリーニングローラ43aより低い温度である。
(3)クリーニングローラ43bの温度は、トナーの軟化温度より高く、且つ、加圧ローラ42より低い温度である。
(4)クリーニングパッド44aの温度は、トナーの軟化温度より高く、且つ、クリーニングローラ43a温度より低い温度である。
縁無しプリントが終了したら(S34で肯定判定)、ヒータ59a,59bと面状発熱体46a,46bをOFFにして(S35)、クリーニングローラ43a,43bをそれぞれ定着ローラ41,加圧ローラ42から離間させる(S36)。縁無し印刷が続く場合には(S34で否定判定)、S32に戻る。
以上の構成により、本実施例では次のような効果を得る事ができる。
すなわち、縁無し印刷のようにオフセットトナー量が多い場合でも、クリーニングパッドとクリーニングローラを加熱する事で、トナーの粘性が低くなり、クリーニングパッドにトナーを吸収しやすくなる。その結果、トナー蓄積許容量が多くなり、クリーニングパッドの寿命を長くする事ができ、長期にわたって効果的なクリーニング状態を維持することが可能となる。
また、クリーニングローラを加熱する事で、トナーによるクリーニングローラとクリーニングパッドの固着を防ぐ事ができる。
また、定着ローラ、クリーニングローラ、クリーニングパッドにそれぞれヒータと温度センサを備えることで、それぞれの温度を制御しやすくすることができる。
なお、上述した実施例1〜3においては、定着ローラ41と加圧ローラ42のそれぞれに対してハロゲンヒータを設けているが、定着ローラ41に対してハロゲンヒータ47aを備えるのみの構成であってもよい。
また、実施例1〜3においては、定着ローラ41と加圧ローラ42のそれぞれに対してクリーニング部材(清掃手段)を設けているが、これに限るものではない。すなわち、定着ローラ41又は加圧ローラ42のいずれか一方にのみクリーニング部材を備える構成であってもよい。
また、実施例1〜3に示した定着装置は、フルカラーレーザプリンタに限らず、単色のプリンタや複写機にも搭載することが可能である。
また、実施例1〜3において、加圧ローラ42はオンデマンド方式のフィルムタイプであってもよい。
実施例1に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 実施例1に係る定着装置の概略構成を示す断面図である。 実施例1に係る定着装置の概略構成を示す下面図である。 実施例1における、縁無し印刷時の定着器の動作を説明するフローチャートを示す図である。 実施例2に係る定着装置の概略構成を示す断面図である。 実施例2における、縁無し印刷時の定着器の動作を説明するフローチャートを示す図である。 実施例3に係る定着装置の概略構成を示す断面図である。 実施例3における、縁無し印刷時の定着器の動作を説明するフローチャートを示す図である。
符号の説明
40,40A,40B 定着器
41 定着ローラ
42 加圧ローラ
43a,43b クリーニングローラ
44a,44b クリーニングパッド
46a,46b 面状発熱体
59a,59b ヒータ

Claims (8)

  1. 第1の定着用回転体と、
    前記第1の定着用回転体に接触して記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の定着用回転体と、
    前記第1の定着用回転体に付着したトナーを回収する第1のクリーニング部材と、
    前記第1のクリーニング部材に付着したトナーを回収する第2のクリーニング部材と、
    を備え、
    前記ニップ部で記録材上の未定着のトナー像を前記記録材に加熱定着する定着装置において、
    前記第1のクリーニング部材及び前記第2のクリーニング部材のうちいずれか一方のクリーニング部材を加熱する第1のヒータを備えることを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1の定着用回転体の表面温度を検知する第1の温度検知手段と、
    前記一方のクリーニング部材の温度を検知する第2の温度検知手段と、
    前記第1の温度検知手段及び前記第2の温度検知手段により検知された温度に基づいて、前記一方のクリーニング部材の温度が、トナーの軟化温度より高く、かつ、前記第1の定着用回転体の表面温度より低い温度となるように、前記第1のヒータへの通電を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第2の定着用回転体に付着したトナーを回収する第3のクリーニング部材と、
    前記第3のクリーニング部材に付着したトナーを回収する第4のクリーニング部材と、
    前記第3のクリーニング部材及び前記第4のクリーニング部材のうちいずれか一方のクリーニング部材を加熱する第2のヒータと、
    前記第2の定着用回転体の表面温度を検知する第3の温度検知手段と、
    前記第2のヒータにより加熱される前記一方のクリーニング部材の温度を検知する第4の温度検知手段と、
    を備え、
    前記制御手段はさらに、前記第3の温度検知手段及び前記第4の温度検知手段により検知された温度に基づいて、前記第2のヒータにより加熱される前記一方のクリーニング部材の温度が、トナーの軟化温度より高く、かつ、前記第2の定着用回転体の表面温度より低い温度となるように、前記第2のヒータへの通電を制御することを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 第1の定着用回転体と、
    前記第1の定着用回転体に接触して記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の定着用回転体と、
    前記第1の定着用回転体に付着したトナーを回収する第1のクリーニング部材と、
    前記第1のクリーニング部材に付着したトナーを回収する第2のクリーニング部材と、
    を備え、
    前記ニップ部で記録材上の未定着のトナー像を前記記録材に加熱定着する定着装置において、
    前記第1のクリーニング部材を加熱する第1のヒータと、
    前記第2のクリーニング部材を加熱する第2のヒータと、
    を備えることを特徴とする定着装置。
  5. 前記第1の定着用回転体の表面温度を検知する第1の温度検知手段と、
    前記第1のクリーニング部材の温度を検知する第2の温度検知手段と、
    前記第2のクリーニング部材の温度を検知する第3の温度検知手段と、
    前記第1の温度検知手段及び前記第2の温度検知手段により検知された温度に基づいて、前記第1のクリーニング部材の温度が、トナーの軟化温度より高く、かつ、前記第1の定着用回転体の表面温度より低い温度となるように、前記第1のヒータへの通電を制御するとともに、前記第1の温度検知手段及び前記第3の温度検知手段により検知された温度に基づいて、前記第2のクリーニング部材の温度が、トナーの軟化温度より高く、かつ、前記第1の定着用回転体の表面温度より低い温度となるように、前記第2のヒータへの通電を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記制御手段はさらに、前記第2の温度検知手段及び前記第3の温度検知手段により検知された温度に基づいて、前記第2のクリーニング部材の温度が、トナーの軟化温度より高く、かつ、前記第1のクリーニング部材の温度より低い温度となるように、前記第2のヒータへの通電を制御することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記第2の定着用回転体に付着したトナーを回収する第3のクリーニング部材と、
    前記第3のクリーニング部材に付着したトナーを回収する第4のクリーニング部材と、
    前記第3のクリーニング部材を加熱する第3のヒータと、
    前記第4のクリーニング部材を加熱する第4のヒータと、
    前記第2の定着用回転体の表面温度を検知する第4の温度検知手段と、
    前記第3のクリーニング部材の温度を検知する第5の温度検知手段と、
    前記第4のクリーニング部材の温度を検知する第6の温度検知手段と、
    を備え、
    前記制御手段はさらに、前記第4の温度検知手段及び前記第5の温度検知手段により検知された温度に基づいて、前記第3のクリーニング部材の温度が、トナーの軟化温度より高く、かつ、前記第2の定着用回転体の表面温度より低い温度となるように、前記第3のヒータへの通電を制御するとともに、前記第4の温度検知手段及び前記第6の温度検知手段により検知された温度に基づいて、前記第4のクリーニング部材の温度が、トナーの軟化温度より高く、かつ、前記第2の定着用回転体の表面温度より低い温度となるように、前記第4のヒータへの通電を制御することを特徴とする請求項5又は6に記載の定着装置。
  8. 前記制御手段はさらに、前記第5の温度検知手段及び前記第6の温度検知手段により検知された温度に基づいて、前記第4のクリーニング部材の温度が、トナーの軟化温度より高く、かつ、前記第3のクリーニング部材の温度より低い温度となるように、前記第4のヒータへの通電を制御することを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012063374A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2017032841A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 キヤノン株式会社 画像加熱装置および画像形成装置
US9690240B1 (en) 2016-02-25 2017-06-27 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing device, image forming apparatus, and non-transitory computer readable medium

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