JP5799644B2 - 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5799644B2
JP5799644B2 JP2011169385A JP2011169385A JP5799644B2 JP 5799644 B2 JP5799644 B2 JP 5799644B2 JP 2011169385 A JP2011169385 A JP 2011169385A JP 2011169385 A JP2011169385 A JP 2011169385A JP 5799644 B2 JP5799644 B2 JP 5799644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
pressure
roller
cleaning
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011169385A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013033148A (ja
Inventor
敦司 永田
敦司 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2011169385A priority Critical patent/JP5799644B2/ja
Publication of JP2013033148A publication Critical patent/JP2013033148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5799644B2 publication Critical patent/JP5799644B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、記録材にトナー画像を定着させる定着装置とそれを備えた画像形成装置に関し、詳しくは定着装置のクリーニング性能に関する。
近年、複写機やプリンタ、ファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置は、カラー化、高速化、及び高画質化が進み、オフセット印刷レベルの高精細な画像形成もできるようになってきている。電子写真技術を用いた画像形成装置においては、トナー画像を用紙等の記録材に定着するための定着手段に用いる技術として、ハロゲンランプ等の熱源を内蔵した加熱部材と、加熱部材と圧接しながら回転する加圧ローラとが形成するニップに、トナー画像を担持した記録材を通過させてトナー画像を記録材に定着する、いわゆる熱圧着方式が広く採用されている。特に高速処理がなされるカラー画像形成装置に用いられる定着装置には、加熱定着部材からの分離性に優れ、定着ニップ部が広い(ニップ時間が長い)ことが要求され、この要求を満たすためにはベルト定着方式の定着装置が好適とされている。すなわち、高速化を図っても加熱ローラで低熱容量の定着ベルトを十分に加熱することができ、定着ローラと加圧ローラの大径化によるニップ幅の拡大や定着ローラの硬度や厚さによる曲率分離によって分離性の向上などに対応できるためである。このベルト定着方式の定着装置において、トナー画像は、加圧ローラによってトナー画像を担持した記録材が定着ローラ(定着ベルト)に所定の圧力で押圧されることにより、定着ベルトからの加熱を受けて溶融状態となる。溶融したトナーは、その全てが記録材に定着されることが望ましいが、実際には、トナーと定着ベルトとの付着力により、そのごく一部が定着ベルトに付着する。一般にこの現象はオフセット現象と呼ばれている。
オフセット現象の種類としては、低温オフセットと高温オフセットとがある。低温オフセットとは、トナーに対する加熱が不十分で、トナー画像を形成しているトナー層の内部まで充分に熱が伝達されずにトナーの溶融が不完全となり、記録材への融着がなされなかったトナー層の一部が破砕して定着ベルトに付着するものである。この場合、記録材へのトナー画像の融着も不十分となることから、定着装置を通過して出力された記録材(印刷物)からトナー画像を容易にこすり取ることができる、いわゆる定着不良が発生する。高温オフセットとは、必要以上の高温でトナーが加熱された場合、トナーの粘弾性が変化し、トナーと定着ベルトの付着力がトナー粒子の凝集力よりも高くなりトナーが定着ベルトに付着するものである。
電子写真方式の画像形成装置により出力される印刷物の画像に対しては、ますます高画質化への要求が高くなり、オフセット印刷画像と同等の印刷品質を確保するため、トナーを小径化、あるいは重合トナーのように球形化する方向がトレンドである。このため従来の粉砕トナーと比較して、トナーに対して熱が伝わりにくく、溶解が十分でないため、低温オフセットが発生し易いという課題がある。特に、非コート紙のような紙表面が凸凹の用紙の場合にこの傾向が強くなる。
この課題への対策として、定着ベルトに定着クリーニング部材となる不織布等のクリーニングウェブを押圧ローラにより押し当て、回転する定着ベルトの表面を常に拭うようにした定着クリーニング手段を設けることが、特許文献1に開示されている。
特許文献2には、画像面側にクリーニングウェブを付加すると、ローラあるいはベルト面側が傷つき、縦スジ等の異常画像が発生してしまうことから、定着ベルト側(画像面側)に清掃部材を配置せず、加圧ローラ側にクリーニングウェブを配置する構成が開示されている。
このように画像形成装置がオフセット印刷レベルの高精細な画像形成も可能になったため、オンデマンド出版物の分野において、比較的手軽で、また少部数への対応が可能であるところから、これまで印刷法で作製してきた出版物をカラー複写機、カラープリンタで作製する傾向が顕著になっている。その結果、版を起こす手間をかけずにプリント作成ができるという迅速性がビジネスチャンスを拡大し、最近では一部の商用軽印刷分野でオフセット印刷との競合が始まっている。
オフセット印刷用の用紙(記録材)には、塗工紙と非塗工紙という2つのタイプがあるが、これらの高い白紙光沢を有する塗被紙を通常のPPC用紙、プリンタ用紙に代えて電子写真方式の画像形成装置に適用して画像の鮮明度を高めるケースが増えてきている。しかしながら、電子写真方式の画像形成装置でこれら塗被紙にトナー画像を形成するとブリスタが発生してしまう。
ブリスタにはペーパブリスタとトナーブリスタがある。ペーパブリスタとは、トナー画像の加熱定着時に用紙内部の水分が加熱されて水蒸気を発生し、用紙内部の水蒸気圧が上昇することで、この水蒸気が用紙の外に排出される際に、塗工層に阻害され、排出がスムーズにいかない場合、この水蒸気は紙層内部で急激に膨張して塗工層と紙の間に局所的な膨れが生ずる現象である。
また、トナーブリスタとは、塗工紙上にトナー画像が形成されている場合に起こるもので、トナーとトナーの隙間、トナーと用紙の隙間の空気(および水分)が定着される際に膨張し、塗工された紙側は通気性が悪いためこの熱膨張した気体の逃げ場がなくなり、その結果、トナー層内に気泡が発生し、定着画像が乱れるという現象である。
特に、光沢度の高い塗被紙の場合、光沢を上げるためにカレンダー処理を必要とし、塗被層密度を上昇させるため、ペーパブリスタやトナーブリスタが発生しやすくなる。トナーブリスタは画像の重大な欠陥となるが、普通紙等の非塗工紙では、当該水蒸気は用紙の内部を通して外部に放出することが可能であり、あまりブリスタは発生しない。
そこで、電子写真用途に水蒸気が透過できるように塗工した専用紙が開発されているが、オフセット印刷用のものと質感が異なることや、使用可能な用紙の種類が画像形成装置により限定されるため、装置を使用する印刷業者等のユーザにとって望ましいことではなく、印刷ビジネスを妨げる要因になってしまう。
ブリスタの発生はトナー層下層や用紙の温度に影響され、加圧ローラの温度を低く保つことによってこれらの温度を抑えることができ、ブリスタの発生が軽減されることが知られている。このため、特許文献3には、通紙時のみ加圧ローラを圧接dする接離機構や、加圧ローラの内部に空気を強制的に送風して加圧ローラを冷却する構成が開示されている。
このように加圧ローラの温度を低く保つようにし、また、定着ベルトキズ防止のため定着クリーニング手段を加圧ローラ側に配置した定着装置では、定着クリーニング手段で回収したオフセットトナーが低温であるため、クリーニングウェブからすり抜けやすい。これは、低温で溶融されていないトナーは球形で小径であり、クリーニングウェブと加熱ローラの間に生ずるわずかな間隙を通り抜け易いからである。すり抜けたトナーは加圧ローラや定着ベルトへ吐き出されてしまい、更には記録材へ不着することでトナー汚れによる画質不良を起こしてしまう。
本発明は上述したような状況に鑑みてなされたもので、定着クリーニング部材と加圧ローラの間をオフセットトナーがすり抜け易い場合でも、クリーニング性能を維持しつつも良好な画質の画像を得られる定着装置及び画像形成装置を提供する。
本発明は、熱源を有する加熱回転体と金属芯金の外周に弾性層を有する定着回転体とに掛け回された無端状の加熱部材と、加熱部材と圧接するように配置された加圧回転体と、加圧回転体の表面で定着クリーニング部材を移動させることで清掃する定着クリーニング手段とを備え、定着回転体と加圧回転体との圧接によって形成される加熱部材と加圧回転体とのニップ部に、未定着トナー像を担持した記録材を通紙して加熱定着を行う定着装置において、定着クリーニング部材と加圧回転体との接触部近傍を加熱するクリーニング部加熱手段を有し、定着クリーニング手段は、定着クリーニング部材が巻装されている送出ローラと、送出ローラから送り出された定着クリーニング部材を巻取る巻き取りローラと、定着クリーニング部材を加圧回転体の表面に圧接する押圧ローラとを有し、巻取りローラの回転により送出ローラから繰り出される定着クリーニング部材を、加圧差回転体の表面に押し当てて巻き取るように構成されており、クリーニング部加熱手段は、押圧ローラと、同ローラに内包された熱源で構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、定着クリーニング部材と加圧回転体との接触部近傍を加熱するクリーニング部加熱手段を有するので、接触部近傍が加熱されるため、定着クリーニング部材で回収したトナーを溶融状態にし、定着クリーニング部材へ染み込ませるように絡め取れ、回収トナーのすり抜けの発生を防止できるとともに、接触部近傍を加熱するため、加圧回転体の全体の温度上昇を最小限にすることができ、クリーニング性能を維持しつつも良好な画質の画像を得られる。
本発明の第1の実施形態である定着装置の構成を示す概略図。 定着クリーニング手段の基本構成を示す平面視図。 連続印刷時において、加圧離間する場合としない場合の加圧回転体の温度推移とブリスタランクを示す図。 (a)、(b)は本発明の第2の実施形態に掛かる、フローテスターによるフローカーブを示す図である。 本発明の第3の実施形態である定着装置の構成を示す概略図。 本発明の第4の実施形態である定着装置の構成を示す概略図。 本発明に掛かる定着装置を備えた画像形成装置の概略図。
本発明を実施するための形態について以下に図面を用いて説明する。最初に画像形成装置の概略を説明し、その後に定着装置について説明する。
図7に示す画像形成装置100は、露光部127、画像形成部兼一次転写部120、給紙部130、二次転写部140、定着装置150、排紙部160を備えている。
本形態において、画像形成装置100はタンデム方式のカラー画像形成装置を例示している。画像形成装置100は、複数色、例えばブラック(以下Bと表記する)、マゼンタ(以下Mと表記する)、イエロー(以下Yと表記する)、シアン(以下Cと表記する)の各トナー画像をそれぞれ形成する複数の画像形成ユニット121B、121M、121Y、121C(以下121B〜Cと略記する。他の符号についても同様)が水平方向に配列されている。この画像形成ユニット121B〜C(一部符号省略、以下同様)は、それぞれドラム状の感光体からなる感光体122B〜122C、帯電装置(例えば接触帯電装置)123B〜C、現像装置124B〜C、クリーニング装置125B〜C(図示省略)などから構成される。
感光体122B〜Cは、無端状の中間転写体となる中間転写ベルト126と対向して水平方向に配列され、中間転写ベルト126と同じ周速で回転駆動される。この感光体122B〜Cは、それぞれ、帯電装置123B〜Cにより均一に帯電された後に、光書き込み装置127によりそれぞれ露光されて静電潜像が形成される。
光書き込み装置127は、それぞれB、M、Y、C各色の画像信号により、半導体レーザ駆動回路で半導体レーザを駆動して、半導体レーザからのレーザビームを図示しないポリゴンミラーにより偏向走査し、このポリゴンミラーからの各レーザビームを図示しないfθレンズやミラーを介して感光体122B〜Cに結像することにより、感光体122B〜Cを露光して静電潜像を形成する。 この感光体122B〜C上の静電潜像は、それぞれ現像装置124B〜Cにより現像されてB、M、Y、C各色のトナー像となる。したがって、帯電装置123B〜C、光書き込み装置127及び現像装置124B〜Cは、感光体122B〜C上にB、M、Y、C各色の画像(トナー像)を形成する画像形成手段を構成している。
感光体122B〜C上に形成されたトナー像は中間転写ベルト126の移動に伴って、感光体122C上のシアントナー像が中間転写ベルト126上に一次転写され、その上にイエロートナー像が転写され、更にその上にマゼンタトナー像が転写され、最後にブラックトナー像が転写されて中間転写ベルト126上にフルカラー画像が形成される。
一方、記録材となる紙普通紙、OHPシート、光沢加工された用紙(以下総称して「用紙7」と記す)は、装置の下部に設置された、給紙カセットや給紙ローラを備えた給紙装置130から転写紙搬送路に沿ってレジストローラ131に給紙される。レジストローラ131は、中間転写ベルト126上のフルカラー画像が移動してくるタイミングに合わせて用紙7を、二次転写部140に配置された転写ローラ141と、中間転写ベルト126との転写圧接部へ送出する。
中間転写ベルト126は水平方向及びその下側に配列された複数のローラ132、133、ローラ134に掛け渡され、ローラ132が図示しない駆動部により回転駆動されることで、感光体122B〜Cと同じ周速で回転する。レジストローラ131から送り出された用紙7は、中間転写ベルト126上のフルカラー画像が転写ローラ141により形成される転写電界の作用で、用紙7側に一括転写され、搬送ベルト142に静電的に吸着されて搬送される。感光体122B〜Cは、トナー像転写後に各クリーニング装置によりクリーニングされて次の画像形成動作に備える。
(第1の実施形態)
次に本形態が適用された定着装置150について説明する。この定着装置150は、ベルト定着方式であり、加熱回転体となる加熱ローラ1と、加熱部材となる定着ベルト2と、定着回転体となる定着ローラ3と、加圧回転体となる加圧ローラ4と、加熱ローラ1と定着ベルト2を回転させて用紙7を搬送する図示しない駆動手段と、加圧ローラ4の加圧動作と脱圧動作を行う図示しない接離手段と、定着クリーニング手段50を備えている。中空状の加熱ローラ1と加圧ローラ4の内部には、熱源としてヒータランプ21,22が配設されている。
加熱ローラ1と定着ローラ3と加圧ローラ4は、定着装置150の図示しない筐体の長手方向に回転可能に軸支されていて、ヒータランプ21,22は、図示しない筐体に固定保持されている。
定着ベルト2は、加熱ローラ1と定着ローラ3の外周に掛け回されて、加熱ローラ1と定着ローラ3との間に張架されており、図示しない駆動手段によって回転駆動される。この定着ベルト2は、厚さ90μmのPI層で形成される無端ベルトであって、外周表面にPFA膜等のオフセット防止剤がコーティングされたものである。
定着ローラ3と加圧ローラ4は、互いに対向して配置されたゴムローラであり、加圧ローラ4が定着ベルト2を介して定着ローラ3の中心方向に図示しない接離手段によって加圧されている。この加圧状態によって加圧ローラ4と定着ベルト2との間にニップ部Nが形成される。加熱ローラ1と定着ローラ3の間に配置されたテンションローラ5は、定着ベルト2の内側から外側に向かってテンションを与えるものであり、円筒形をしたアルミ管で形成されている。
図示しない駆動手段は、モータと減速ギア列を備えていて、定着ローラ3にギア接続され、定着ローラ3を図中時計回りに回転駆動するように構成されている。この定着ローラ3の回転により、定着ローラ3に圧接する加圧ローラ4は図中反時計回りに、定着ベルト2は図中時計回りに、それぞれ定着ローラ3と同速で回転する。
加熱ローラ1の内部に配設したヒータランプ21の発熱による熱は、加熱ローラ1を介して定着ベルト2に伝わり、定着ベルト2が加熱される。加圧ローラ4と定着ベルト2とは、互いに逆回転しているので、用紙7に担持(転写)されているトナー像6をニップ部Nで加熱溶融させながら用紙7を搬送する。
このような基本構成の定着装置150において、トナー像を担持(転写)された用紙7は、ニップ部Nよりも定着ベルト2の用紙搬送方向の上流側に配置された定着前ガイド10側から、ニップ部Nに向かって搬送される。用紙7のトナー像6はニップ部Nで加熱溶融されることによって用紙7上に定着される。定着後の用紙7は、ニップ部Nよりも用紙搬送方向の下流側に配置された分離板8により定着ベルト2から剥離され、分離板8により用紙搬送方向の下流側に配置された搬送ローラ9により、図7に示した排出部160に排出される。
図1に示すように、定着クリーニング手段50は、芳香族ポリアミド系不織布に離型剤であるシリコンオイルを含浸させた定着クリーニング部材となるクリーニングウェブ11、新品のクリーニングウェブ11が巻き付けられている供給ローラ12、使用済みのクリーニングウェブ11を回収する巻取りローラ13、押圧ローラ14等から構成されている。この画像形成装置100では、高生産、高画質化のために好適なベルト定着や低融点トナーを使用するため、押圧ローラ14を用いてクリーニングウェブ11を加圧ローラ4の外周面4aに当接させている。つまり、押圧ローラ14は、図示しない支持部材と押圧バネとによりクリーニングウェブ11を加圧ローラ4の外周面4aに押圧している。
クリーニングウェブ11を定着ベルト2に接触させる方式もあるが、定着ベルト2に当接させると低融点トナーを使用する場合、クリーニングウェブ11からのトナーの溶け出しや定着ベルト2へのクリーニングウェブ11の当接による摺擦キズが発生することが懸念されるため、本形態では加圧ローラ4の外周面4aに接触させる方式としている。
供給ローラ12に巻かれたクリーニングウェブ11は、巻取りローラ13の回転量により送り量が決定される。このため、定着クリーニング手段50は、図2に示すように、巻取りローラ13を回転駆動する駆動モータ17と、駆動モータ17の出力歯車16と噛合う入力歯車23を備えている。入力歯車23は巻取りローラ13の軸に固定されている。この定着クリーニング手段50では、駆動モータ17がモータ制御部18によって、ある所定の通紙枚数に一度、所定時間動作する間欠制御されることにより、新しいクリーニングウェブ11が供給ローラ12から送り出されるように構成されている。本形態の定着装置150では、駆動モータ17を動作する時間をモータ制御部18により変えることで送り量を変化させている。本形態では、通常の動作において駆動モータ17の回転によりクリーニングウェブが0.82mm送られるように時間設定されている。
図示しない接離手段は、加圧ローラ4が取り付けられた図示しないアームを、揺動自在に支持するとともに、このアームの下端部に偏心カムを当接させ、当該偏心カムを図示しない駆動モータによって所定のタイミングで、所定量だけ回転駆動することにより、アームを定着ベルト2と接離する方向に揺動させるように構成された周知のものである。この接離手段は、ブリスタの抑制に非常に有効な構成である。ブリスタは用紙表面の水分およびトナー層内のトナーとトナーの空隙(に含まれる水分)がニップ部Nを通過する際に加熱膨張して水蒸気となり、この水蒸気でトナー層中に気泡を発生させたり、あるいは用紙中の水分がコート層を通過して蒸発したりする結果、トナー表面がザラザラとした画像の荒れを生じる現象のことである。
図3は連続印刷時において、加圧ローラ4を加圧離間する場合としない場合の加圧ローラ4の温度推移とブリスタランクを表したものである。加圧ローラ4の加圧離間なしの場合ではランク2以上、加圧離間ありの場合ではランク3以上が達成できるため、ブリスタに対して有効な手段であることが分かる。なお、ランク3はブリスタがほとんど発生しない状態を示し、ランク2はブリスタが一部に発生した状態を示す。
次に定着クリーニング手段50によるクリーニング方法について述べる。前述のとおり、多紙種に高画質な画像を印刷するために、加圧ローラ4を低温に保つようにヒータなどは設置していないため、加圧ローラ4の外周面4aから回収するオフセットトナーには溶融されていないトナーも含まれる。そして、低温で溶融されていないトナーは球形で小径であり、クリーニングウェブ11と加熱ローラ4の外周面4aの間に生ずるわずかな間隙を通り抜けて、クリーニングウェブ11からすり抜けやすい。すり抜けたトナーは、ニップ部N側に位置する加圧ローラ4の外周面4aや定着ベルト2の表面へ吐き出されてしまい、更には用紙7へ付着することでトナー汚れによる画質不良を起こしてしまう。
そこで本形態では、図1に示すように、クリーニングウェブ11が加熱ローラ4の外周面4aに接触することで形成されるクリーニングニップ部CN近傍を加熱することでトナーを溶融状態にし、クリーニングウェブ11へ染み込ませるように絡め取り、トナーのすり抜けを発生させないようにしている。この場合、クリーニングニップ部CNのみ加熱するため、加圧ローラ4の温度上昇を最小限にすることができる。
本形態ではクリーニングニップ部CNを加熱するために、押圧ローラ14の内部にハロゲンヒータ等で構成された熱源23を配置して、押圧ローラ14が熱源23を内包した構成としている。押圧ローラ14は中空の金属芯金の外周面にクリーニングニップCNを形成するためにシリコンゴムが被覆されていて、熱源23を金属芯金の内部に配置している。本形態では、熱源23を備えた押圧ローラ14がクリーニングニップ加熱手段を構成している。
本形態では、クリーニングニップ部CNの近傍には、サーミスタなどの温度検知手段15が配置されていて、この温度検知手段15によってクリーニングニップ部CNが所定の温度になるように熱源23を熱源制御手段60で制御している。すなわち、温度検知手段15と熱源23とは、熱源制御手段60に電気的に結線されて接続されていて、温度検知手段15からの温度情報に基づいて熱源23からの発熱量を熱源制御手段60で制御するように構成されている。
本形態では、定着クリーニング手段50の押圧ローラ14内に熱源23を有することで、押圧ローラ14でクリーニングニップ部CNのみが加熱されるので、トナーを溶融状態にすることができ、クリーニングウェブ11による良好なクリーニングが行える。また、クリーニングニップ加熱手段として、クリーニング部材の押圧ローラ14の内部に熱源23を配置して構成したので、従来から使用されている押圧ローラ14を流用することで部品の削減によるコストダウン、小スペース化も図ることができる。さらにクリーニングニップ部CN近傍を加熱するため、加圧ローラ4の全体の温度上昇を最小限にすることができ、クリーニング性能を維持しつつも良好な画質の画像を得られる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、先に示したクリーニングニップ部CN近傍の温度を、トナーの流出開始温度以上、流出終了温度以下に制御するものである。本形態では、このクリーニングニップ部CN近傍の温度を、トナーの流出開始温度以上、流出終了温度以下に制御する制御手段として熱源制御手段60を用いる。定着装置150の記載的構成は第1の実施形態と同様であるので、適宜図1を参照することとする。
トナーの熱特性は多く知られ、特に軟化温度、流出開始温度が関連することが知られている。トナーの軟化温度、流出開始温度は、周知のフローテスターを用いて測定することができる。フローテスターとは溶融物(トナー)が細管を通過するときの粘性抵抗を測定する細管式レオメーターである。
測定方法はまず、シリンダーに充填された試料(トナー)を、周囲から熱して溶融させ、上部からピストンによって一定の圧力を加える。溶融したトナーは細い穴を持ったダイを通して押し出され、フローレート(cm3/s)から試料の流動性、すなわち溶融粘度が求められる。フローテスターとしては、例えば島津製作所社製の高化式フローテスターCFT500D型が挙げられる。
このフローテスターのフローカーブは、図4(a)、図4(b)に示すデ−タになり、そこから各々の温度を読み取ることができる。図4(a)は、横軸をトナーの溶融温度、縦軸をピストンストロークとしたフローカーブを示すもので、図4(a)中、B点は固体域から遷移域に移る軟化温度Tsであり、C点は試料(トナー)が流れ出す流出開始温度Tfbである。図4(b)は、横軸をトナーの溶融温度、縦軸をピストンストロークとしたフローカーブを示すものである。図4(b)中の横軸に1/2法における溶融温度とあるのは、流出終了点Smaxと最低値Sminの差の1/2を求め(X=(Smax−Smin)/2)、XとSminを加えた点Aの位置における温度のことである。なお、測定条件は、例えば 荷重:5kgf/cm2、昇温速度:3.0℃/min、ダイ口径:1.00mm、ダイ長さ:10.0mmである。
このように熱源制御手段60を用いてクリーニングニップ部CNの温度を、トナーの流出開始温度以上、流出終了温度以下の最適な温度に制御すると、確実なクリーニングを行える。具体的には上記トナーの熱特性として知られる流出開始温度以上にクリーニングニップ部CNの温度をするように熱源23の発熱量を熱源制御手段60で制御することで、トナー溶融不足によるトナーのクリーニングウェブ11のすり抜けを防止し、また、流出終了温度以下にすることで保持している回収したトナーのクリーニングウェブ11からの溶け出しを防止することができる。このような熱源23の発熱量制御は、熱源制御手段60により行うようにすればよい。
(第3の実施形態)
本実施形態に係る定着装置150Aは、先に示したクリーニングニップ部CNを加熱するために、熱源23を有する押圧ローラ14代わりに、図5に示すように、クリーニングニップ部CNのニップ部直前(上流)もしくはニップ部直後(下流)、もしくはその両方にクリーニングウェブ11の表面11aを加熱する加熱手段を有することを特徴としている。ニップ部直前とは、クリーニングウェブ11の巻取り方向上流を指し、ニップ部直後とはクリーニングウェブ11の巻取り方向下流を指す。これ以外の構成は図1に示す定着装置150と同一の構成であるので、同図で用いた符号を付し、重複説明は省略する。
図5では、クリーニングニップ部CNのニップ部直後(下流)に、加熱手段としてセラミックヒータのような面状発熱体31を配置した構成としている。本形態において押圧ローラ14は熱源23を備えていないので押圧ローラ14Aとするが、加熱機能を持たない以外は押圧ローラ14と同等の機能を有する。また、熱源制御手段60には、温度検知手段15と面状発熱体31とが電気的に結線されて接続されている。本形態において、熱源制御手段60は温度検知手段15からの温度情報に基づいて面状発熱体31からの発熱量を制御するように構成されている。
このように、クリーニングニップ部CNのニップ部直前もしくはニップ部直後のクリーニングウェブ11の表面11aを面状発熱体31で加熱すると、クリーニングニップ部CN近傍のみを加熱でき、加圧ローラ4の全体の温度上昇を最小限にしながらもトナーを溶融状態にすることができるため良好なクリーニングが行える。また、熱容量の小さいクリーニングウェブ11のみをニップ部直前またはニップ部直後で表面加熱するため、無駄なエネルギーを消費せず、省エネ化にもつながる。
加熱部材としては、セラミックヒータのような面状発熱体31ではなく、例えばPTC特性を有する発熱体(PTCヒータ)を用いてもよい。PTC特性とは、高温になるほど電気抵抗が大きくなって電流が流れなくなり、一定温度に収束する特性であり、そのような特性を有する発熱体は、温度制御が不要で一定の温度を保持することができる。PTCヒータは所定のキューリー点となると抵抗が急激に上昇する抵抗発熱体であるため、その自己温度制御機能によって用紙7が異常昇温してしまうような状況を防ぐことができ、安全性が高い装置を構成することできる。
(第4の実施形態)
本実施形態に係る定着装置150Bは、図6に示すように、上記の実施形態に加えて加圧ローラ4およびクリーニングニップ部CNを冷却する冷却手段として冷却ファン30を備えたものである。なお、図6に示す形態は、図1に示した構成に冷却ファン30を配設したものであるので、図1で用いた符号を付し、重複説明は省略する。本形態の場合、冷却ファン30は熱源制御手段60と結線し、熱源制御手段60により、その動作を制御する。
熱源制御手段60は、温度検知手段15で検知されるクリーニングニップ部CNの温度が予め設定された所定温度以上となると、冷却ファン30を駆動させる機能を備えている。クリーニングニップ部CNの温度には最適温度があり、所定温度範囲外となるとオフセットトナーのすり抜けおよび溶け出しが発生してしまう。このため、加圧ローラ4の印刷状態や待機状態など状態による温度変動を、冷却ファン30およびクリーニングニップ部CNの熱源23によって、すばやく所定温度範囲内になるように制御することで、このような不具合を解消することができる。
従来は、状態によって加圧ローラ4の表面温度が70〜140℃にもなっていたが、本形態においては比較的加圧ローラ4の温度が上昇しやすい小JOBの繰り返しでも冷却ファン30と熱源23の制御によって90〜120℃に保つことができ、良好なクリーニング性を得られることが確認できた。
本形態は、冷却ファン30を図1の構成に追加するものに限定されるものではなく、図5に示した構成に冷却ファン30を追加してもよい。この場合、冷却ファン30は熱源制御手段60と結線し、熱源制御手段60により冷却ファン30の動作と面状発熱体31による発熱量を制御することで、図6に示す場合と同様の効果を得ることができる。
1 加熱回転体
3 定着回転体
2 無端状の加熱部材
4 加圧回転体
4a 加圧回転体の表面
6 未定着トナー像
7 記録材
11 定着クリーニング部材
12 送出ローラ
13 巻き取りローラ
14 押圧ローラ
14、23クリーニング部加熱手段
21 熱源
23 熱源
31 加熱手段
30 冷却手段
50 定着クリーニング手段
60 制御手段
100 画像形成装置
150、150A、150B 定着装置
N 加熱部材と加圧回転体とのニップ部
CN クリーニングニップ部
特開2002−258657号公報 特開2008−040053号公報 特開2006−330434号公報

Claims (6)

  1. 熱源を有する加熱回転体と金属芯金の外周に弾性層を有する定着回転体とに掛け回された無端状の加熱部材と、前記加熱部材と圧接するように配置された加圧回転体と、前記加圧回転体の表面で定着クリーニング部材を移動させることで清掃する定着クリーニング手段とを備え、前記定着回転体と前記加圧回転体との圧接によって形成される前記加熱部材と前記加圧回転体とのニップ部に、未定着トナー像を担持した記録材を通紙して加熱定着を行う定着装置において、
    前記定着クリーニング部材と前記加圧回転体との接触部近傍を加熱するクリーニング部加熱手段を有し、
    前記定着クリーニング手段は、前記定着クリーニング部材が巻装されている送出ローラと、前記送出ローラから送り出された定着クリーニング部材を巻取る巻き取りローラと、前記定着クリーニング部材を前記加圧回転体の表面に圧接する押圧ローラとを有し、
    前記巻取りローラの回転により前記送出ローラから繰り出される定着クリーニング部材を、前記加圧差回転体の表面に押し当てて巻き取るように構成されており、
    前記クリーニング部加熱手段は、前記押圧ローラと、同ローラに内包された熱源で構成されている特徴とする定着装置。
  2. 熱源を有する加熱回転体と金属芯金の外周に弾性層を有する定着回転体とに掛け回された無端状の加熱部材と、前記加熱部材と圧接するように配置された加圧回転体と、前記加圧回転体の表面で定着クリーニング部材を移動させることで清掃する定着クリーニング手段とを備え、前記定着回転体と前記加圧回転体との圧接によって形成される前記加熱部材と前記加圧回転体とのニップ部に、未定着トナー像を担持した記録材を通紙して加熱定着を行う定着装置において、
    前記定着クリーニング部材と前記加圧回転体との接触部近傍を加熱するクリーニング部加熱手段を有し、
    前記定着クリーニング手段は、前記定着クリーニング部材が巻装されている送出ローラと、前記送出ローラから送り出された定着クリーニング部材を巻取る巻き取りローラと、前記定着クリーニング部材を前記加圧回転体の表面に圧接する押圧ローラとを有し、
    前記巻取りローラの回転により前記送出ローラから繰り出される定着クリーニング部材を、前記加圧差回転体の表面に押し当てて巻き取るように構成されており、
    少なくとも、前記加圧回転体と押圧ローラによって形成されるクリーニングニップ部の直前または同クリーニングニップ部の直後に、前記定着クリーニング部材の表面を加熱する加熱手段を有することを特徴とする定着装置。
  3. 前記定着クリーニング部材の表面を加熱する加熱手段は、PTCヒータであることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  4. 前記定着クリーニング部材と前記加圧回転体との接触部近傍の温度をトナーの流出開始温度以上、流出終了温度以下に制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1、2または3に記載の定着装置。
  5. 前記加圧回転体を冷却する冷却手段を備えていること特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の定着装置。
  6. 求項1ないし5の何れか1項に記載の定着装置を具備する電子写真方式の画像形成装置
JP2011169385A 2011-08-02 2011-08-02 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 Expired - Fee Related JP5799644B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011169385A JP5799644B2 (ja) 2011-08-02 2011-08-02 定着装置及びそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011169385A JP5799644B2 (ja) 2011-08-02 2011-08-02 定着装置及びそれを備えた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013033148A JP2013033148A (ja) 2013-02-14
JP5799644B2 true JP5799644B2 (ja) 2015-10-28

Family

ID=47789088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011169385A Expired - Fee Related JP5799644B2 (ja) 2011-08-02 2011-08-02 定着装置及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5799644B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6399881B2 (ja) 2014-09-30 2018-10-03 キヤノン株式会社 定着装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3905200B2 (ja) * 1997-12-08 2007-04-18 富士ゼロックス株式会社 定着装置
JP2002365958A (ja) * 2001-06-13 2002-12-20 Canon Inc 定着装置
JP2005031459A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP2010085787A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Sharp Corp 定着装置およびこの定着装置を用いた画像形成装置
JP2011081136A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Canon Inc 定着装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013033148A (ja) 2013-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8929762B2 (en) Image heating apparatus with an air feeding device configured to feed air to a belt cooperating with a heating rotatable member to form a nip for heating an image on recording material
JP4261859B2 (ja) 像加熱装置
JP4865244B2 (ja) 定着装置
JP2007121653A (ja) 定着方法、定着装置、画像形成方法、画像形成装置
US8395090B2 (en) Image heating apparatus having a fixing member and first and second external heating members or rollers contacting an external surface of the fixing member at different positions
JP2009294391A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JP6039270B2 (ja) 定着装置
JP2007101861A (ja) 定着装置
JP2013024895A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4750611B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2009223291A (ja) 定着装置およびそれを備える画像形成装置
JP5799644B2 (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2012063374A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5455493B2 (ja) 画像形成装置
JP4701051B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2007047558A (ja) 加熱定着装置
JP2013029575A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US20060067752A1 (en) Belt fuser assembly with heated backup roll in an electrophotographic imaging device
JP2004264437A (ja) 加熱装置
JP5838632B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2008268728A (ja) 加熱定着装置
JP4897395B2 (ja) 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4865159B2 (ja) 画像形成装置
JP2005181557A (ja) 定着装置、および画像形成装置
JP2016090839A (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150810

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5799644

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees